2017年11月08日

奮闘記・第1045回 見聞録/長野県

●2017年● 長野県大町市


同窓会に参加し、故郷にある素晴らしい神社をまわる

〜映画・「犬神家の一族」は長野県が舞台なのだ〜



知ってますよね? そんなの(笑)。

さて、気づけばもう11月。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

佐藤は、現在は新潟県で研修中ですが、こちらの報告は後日の予定ですが、今回は長野県某所で開かれたわが同窓会と、長野県の日本最古の神明造、国宝・仁科神明宮の報告と見聞です。

佐藤は、中学の同窓会のために、先だって、信州・松本に向かった。参加者は、先生を含め20名ほどである。

いや〜、先生に再会したのは何年ぶりであろうか? 先生は、すでに齢(よわい)80歳を超えている。そりゃそうだ佐藤自体が・・・。さて、お元気そうで何よりである。

同級生とは、すでに昨年の同窓会で何人かと再会していた。前回来られなかったメンバーとも、今回再会できてので、嬉しかったwww。

お互いに齢を重ね、年輪を感じる様相となってはいたが、そこはそれ、口を開けば、名前よりも、古式ゆかしい(?)アダ名(ニックネーム)が出てくる(笑)。しばし談笑後、いよいよ会がスタート。

初めに「乾杯」・・・といきたいところであるが、おや? なんと、飲み物が来てない。そこで、飲み物が来るまでの間、ビンゴゲームをすることになったwww!

先生が、名簿を持ち、参加者の名前を呼び順番に籠をまわして、ナンバー(No.)の書かれたボールを取り出す。

先生が「〜さん」というと、呼ばれた生徒が「はい!」と言って手をあげて立ち上がり、前に出て籠をまわす。いや〜、このときの先生の声がなんとも張りがあって、素敵なこと。当時と全く変わっていない気がする。

場が盛り上がってきたところで、ようやくビールが届けられ「乾杯」となった。初めに、同級生の中で「亡くなってしまった方」に黙祷を捧げた。参加者がおのおのその方に思いを寄せるのだ。

乾杯終了後、再びビンゴゲームであるwww。やがて、リーチ(?)だ、ビンゴ(?)だとかで会場は大賑わい。酒宴は賑やかに続き、佐藤もあちこちで情報交換を行ってまわった。もちろん、先生にも、今していることや、本を出版したことなどを報告した。

話を聞くと、先生は目を丸くして、

「本を出したの? すごいね!」

と褒めてくださったが、中学生時代の私を知る恩師にとっては、よもや考えられないことであったのだろう。


「へえ、あの、ちよみがねぇ・・・」


と先生に感心されちゃいましたよ(笑)。

こうして、穏やかに時間は流れ、やがてお開きの時間となった。そして、お約束通り、みんなで《ふるさと》と県歌の《信濃の国》の合唱とあいなった。

《信濃の国》とは、長野県の県歌である。当たり前なのだが、佐藤は最近歌う機会がない(笑)。

もともと、この歌で「県民」の心をまとめようと試みたのは、江戸期に至るまで、信州は交通の要所でもあったことが大きい。

明治政府の考えは、旧来の「藩」などの地域を割って、県を組み替え、仲悪い集団(政府に反乱しにくくなる)にさせることが政策であった。交通の要所は「独占」ではなく「分権」されるため、明治期に成立した長野県は、他県よりも「特に」複数地域が寄り集まる、多地域の連邦県(違う藩)的になったのだろう。

県としてはそれでは困る。「長野」という名称を普及させ、県民の一体感を高めるために歌わせたのだろう(この歌、元々は信州大学教育学部附属長野小学校の校歌である)。今では考えにくいが、長野県民と言われることにそうとう抵抗があったのだ。

それでもこの歌ならみんな歌詞カードがなくてもすらすら口ずさめるから不思議である(笑)。まずは、楽しいひとときであった。みんな、ありがとうね。また逢えるといいなぁ〜!

さて、翌朝、佐藤はJR松本駅にいた。

そう、ここで、佐藤は研究所の「某007所員」が来るのを首を長くして待っていた。新潟県での仕事前に、チラと見聞し、新潟県へ入ろうという算段だ。

某所員は、朝っぱらの暗いうちから家を出、新宿駅始発のスーパーあずさ1号に乗らされ、2時間半しのぎ、無事JR松本駅に着いた。そこから降りてくると、


「7:00ちょぉぉどの〜あずさ1号でぇぇぇ〜」

というノリで降りて来たwww。しかし、松本市では残念なことに小雨が降っている。しかも、昨日より寒い。いかんぞ。佐藤は、出発直前の寒さを問うメールに対して、

「松本は暖かいから薄いので大丈夫!(冬装備不要)」

というメールを送った。ところが一晩開けるとなんとも寒い。すでにあずさに乗り、松本駅に着く直前の奴にメールしてあげた。


「やはり、松本は朝から寒い。厚手でもいいかも!」

とメールを送ったが、後の祭りであったwww。某007所員が、杖をつきながら改札を出てきた。佐藤は長旅の労をねぎらい、感謝した。

そう、某007所員は、約1か月前に左足腓骨を骨折したのだ。足はシーネ固定をしており、先日ようやくそのシーネが外れたというかwww、まぁ、外したばかり。無理はできない。

佐藤に対し、寒いだの朝が早すぎるなどと、ぼやく某所員を励ましつつ、研究所の車・カナメイシ君に、押し込んだ。向かうは、犬神・・・いや、仁科神明宮なのだ。

佐藤は長野出身だが初めてである。まぁ、研修も松本市自体では、たまにしかないし、通過もしない。JR松本駅から北へ約45分ぐらい。国道147号線を進むのだが、この日はあいにくの小雨。天気が良ければ車窓には、青木湖の背景として、北アルプスの山々が見えるはずなのだが・・・。

この神社は、角川映画「犬神家の一族」(1976年/原作・横溝正史)でロケ地になっている。

もちろん、架空の市が舞台であり(映画ではたしか那須神社だったかな?)、足が湖から着き出していたシーンは、少し離れた青木湖である(部分的には近辺の他の湖もある)。

本来の原作は諏訪湖がモデルだ。犬神家も生糸関連の名家がモデルらしいが、リアルはいかんので、ぼやかすためにいろいろ本や映画で変えてあるのだ。

さて、佐藤は、ナビ様に促されるままに、仁科神明宮に着いた。なんと、駐車場には湘南ナンバーの車や、多摩ナンバーの車が置かれていたので、びっくり! こちらの神社の知名度の意外(?)な高さと、人気度を改めて知った。犬神家の一族うんうぬんではなく、有名らしい。

仁科神明宮は、杉木立の中にある。参道には、厳かな空気が漂っており、我々は、手水舎で手を清め、境内に入った。


●仁科神明宮のご神木●.jpg

●仁科神明宮のご神木●


●仁科神明宮の参道●.jpg

●仁科神明宮の参道●



神社のホームページによれば、この神社は、古木が鬱蒼と繁る仁科の森に、平安の昔から鎮座する日本最古の神明造を持つ大町の神社だとある。祭神は、天照皇大神(あまてらす・すめおおかみ)で、本殿などいくつかの社殿が国宝に指定されている

ここは、むかし皇大神宮御領(信濃国内の御厨は全て伊勢神宮領)のひとつ、仁科御厨(神様の台所)を守る(正当性を主張する)ために、この地に勧請されたお社であり、信濃で一番古く、第31代の用明天皇(ようめいてんのう:587年ころ)とされる。

古族・仁科(にしな)氏が守っていた御厨、仁科御厨(神様の領地)は、信濃国以外の仁科氏はおおむね鎌倉時代、幕府に滅ぼされてしまったらしいが、400年の間、当地に生き残った仁科氏は終始その神役に従い、神明宮に奉仕していたが、1582年(天正10年)の織田(信長)氏の甲州征伐に遭い、武田氏ともども仁科氏も滅亡するのだが、なんだかねぇ・・・。

仁科氏が滅びてからは、松本藩主の小笠原貞慶以後、代々の松本藩主が当所を祈願所とし、式年造替も引き受けて奉仕し続けたが、1636年(寛永13年)の造替を最後に、その後はすべて新築ではなく修造(修理)に留め、現在に至っている。

そう、式年造替の資金が続かなかったのだ。皮肉なことに金がないゆえに、伊勢神宮よりも古い神明造の姿を残すこととなった。なにしろ、500年以上の長きにわたり、一度も欠かすことなく式年造替が奉仕されてきたのだから凄い。伊勢神宮はおおむね新築し続けたから新しい建物であるから古くても20年以上は遡れない(当たり前だ)。

現在の社殿は、寛永造替時のものと推定され、約300年前のもの。寛永14年からは黒印23石に改められ、かつ又徐地として村内ならびに一之瀬(八坂村) 堀之内(白馬)、借馬、野口(いずれも大町市)等に田畑山林、又青木湖一面等を有し、松本藩中最も多くの神領を保ったまま、明治維新を迎えたという。



●拝殿の前●.jpg

●拝殿の前●


●いや〜、紅葉がきれい●.jpg

●いや〜、紅葉がきれい●


●帰りで参道を振り返る●.jpg

●帰りで参道を振り返る●



我々は、しばし境内にとどまり、ご神気を頂いた。本殿の屋根は、苔生しその苔が小雨の中でも神々しく輝いている。とにかくこの神社を取り囲む古木の神霊たちのパワーがものすごいのだ。

佐藤も拝殿前にて手を合わせた。

その後、恒例のおみくじタイム。なんと、某007所員は「大吉」であった。ここで今日が出たらまさに骨折り損のくたびれ儲けにあるところだった。危ない、危ない。私? まあまあ(笑)。

参拝を終え、参道の鳥居をくぐり、ごあいさつのために後ろを振り向く。そこには、鳥居の外の世界と、神域の違いが確かにあるように感じられた。

佐藤は、こちらを参拝できたことに感謝を伝えるべく、深々と頭を垂れ、その場を後にした。すると、どうであろうか。駐車場を出たあたりから、上空の雲が開き、太陽が顔を見せてくれたのだ。

この日、お日様に会えたのは、この時間、この場所だけ。やはり天照皇大神様が、お見送りに出てきてくれたのではないかと思えたのだ。

さてさて、この仁科神明宮がある安曇野の地域は、冬は雪深い場所となる。さすれば、春花盛りの頃、再びいけたらいいなぁ〜! 皆さま、くれぐれもご自愛ください。



●境内の紅葉●.jpg

  ●境内の紅葉●


(ドイツ鉄道が新・特急列車に「アンネ・フランク」と名付けようとしたが批判で、再考を迫られている。まぁ、かつて強制収容所への移送を担ったドイツ帝国鉄道は同社の前身ですからねぇ。ドイツ政府もたいがいだが、真面目過ぎるとね!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 12:00| 島根 ☁| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

奮闘記・第1044回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都足立区

足立区訪問介護部会

「足立区訪問介護部会サービス提供責任者研修」



いやいや、寒い、寒すぎる。しかも急にである。皆さまお元気でしょうか?

今回は、9月に行った、足立区訪問介護部会さんの主催による「足立区訪問介護部会サービス提供責任者研修」についてご報告したい。

足立区訪問介護部会さんでは、会員向けに、定期的に研修会を開催している。今回の研修開催については、今年度当初に担当者よりご相談を頂いた。

人材不足のおり、日々自分もヘルパーの仕事に出向く、サービス提供責任者は、なかなか、サービス提供責任者としての役割を果たしている際の「経過記録」が残せていないのではないか。というより、経過記録が必要と言うことを理解していない方もいるかも知れないな、と。

そこで研修時間は、サービス提供責任者が参加しやすい、夜間(18:30〜20:30)でお願いしたいとのこと。なるほど、サービス提供責任者の業務内容と、責務について説明しながら、記録の残し方を案内しましょうかね、ということになった次第です。

さて、一方、足立区では、定期的に区が主催して訪問介護事業書のサービス提供責任者向け研修を行っている(足立区は《介護先進地域》なのだ)。

とは言え、こちらは日中開催ということであり、なかなか、参加したくても参加できない方も多いのだ。年々参加人数も少なくなっているのも事実(何処も同じ、人手不足だからねぇ)。

今回の研修には、何と50名を超す人々が参加してくださり、会場は熱い熱気に包まれた。

さて、今回の研修目的は下記の通り。

『9月のサ責ネットワークのテーマは「記録の重要性」についてです。記録…と一口に言ってもサ責が残さねばならない情報は多岐に渡ります。なによりも利用者の状況・状態を、誰が読んでもその情報が正しく伝わるように的確に残さねばなりません。それは「適正なサービス提供」を「見える化」する作業とも言えます。

2018年には医療と介護の報酬の同時改定が実施されます。ますます「サービスの適正化」が求められてくることと思います。そこで、記録を残す必要性について、その根拠から改めて学んでみませんか?』(案内文より転記)/span>

■研修で行ったこと
「サービス提供責任者の仕事塾 〜サービス提供責任者がしている仕事の残し方〜」
(1)サービス提供責任者の業務と責務(指定基準を再確認)
(2)各帳票類の書き方残し方。経過記録の残し方。

まずは、自己紹介から。

各グループ内で、恒例の「1分間スピーチ自己紹介」をして頂いた。もちろん、参加者同士は、顔見知りの方も多いが改めて自己紹介をするとなると緊張していた。

ただし、このような関わりが参加者の緊張をほどき、皆さん笑顔がこぼれてくれば、こちらも仕事がしやすくなるというもの(笑)。こうして、お互いの存在を認め合ったのち、研修がスタートした。

サービス提供責任者研修でおさえておく必要があるのは、ズバリ、ケアマネジメントのPDCAである。ここでは、居宅介護支援事業所と、居宅サービス事業書の関係性とPDCAのサイクルのまわし方について案内した。

そして、ここで行う「サービス提供責任者の業務と責務」について、指定基準を用いて、その根拠を示したのであった。サービス提供責任者の業務と責務は、指定基準第24条訪問介護計画の作成と、第28条管理者及びサービス提供責任者の責務に明確にされている。こちらには、その他の重要なポイントのみ掲載する。

なぜならば、ここに転記したことも、PDCAのサイクルにとって外せない内容だからであるwww。

■指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準
最終改正:平成二八年二月五日厚生労働省令第一四号より。
イタリック書体は、佐藤加筆の重要ポイント)

(基本方針)
第四条  指定居宅サービスに該当する訪問介護(以下「指定訪問介護」という。)の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、入浴、排せつ、食事の介護その他の生活全般にわたる援助を行うものでなければならない。残存機能ではなく、「有する能力」であること。

(内容及び手続の説明及び同意)
第八条  指定訪問介護事業者は、指定訪問介護の提供の開始に際し、あらかじめ、利用申込者又はその家族に対し、第二十九条に規定する運営規程の概要、訪問介護員等の勤務の体制その他の利用申込者のサービスの選択に資すると認められる重要事項を記した文書を交付して説明を行い、当該提供の開始について利用申込者の同意を得なければならない。

あらかじめ・・・
「ここでは、訪問介護のサービスを開始する前には、あらかじめ、利用申込者のサービスの選択に資する援助(重要事項の説明)を行い、同意を得ておく必要があることが明記されている。」

そう、これは誰がするのか? もちろん管理者がしても良い部分だが、その多くはサービス提供責任者が行っているはず。しかも、この行為が介護支援専門員が開催する「サービス担当者会議」の後に行われているのが現実なのだ。

なぜ、そうなったのか? それは・・・介護支援専門員がこの「指定基準」をほとんど把握していないからに尽きる。まぁ、それ以上の責任、言い方は悪いが《戦犯》は、介護支援専門員の研修担当をしている諸先生達にあるだろう。教える側が知らない(まれにでたらめ)ではそりゃ教えられないだろう。

実は、この第8条は、この後に続く、《すべての居宅サービス事業所の指定基準》に「準用」されてるのだが、しかしまぁ「準用」とされると、あまり重要視されない部分なのかも知れない。

・・・まぁ良い。



●指定基準をひもとき解説する佐藤●.jpg

●指定基準をひもとき解説する佐藤●


●皆さんに問い合わせてみた●.jpg

●皆さんに問い合わせてみた●


■サービス提供責任者記録(個別の利用者に必要な経過記録の内容)
(1)『相談受付』を記録する。
とにかく、訪問介護事業書のでは、訪問介護の仕事に就いての依頼が来たときには、まずは、「相談受付」(帳票)に、相談を受け付けたことを記録する。

(2)『サービスの申込みにおける調整』を記録する。
サービス提供責任者は、「相談受付」から、ヘルパーの空き情報を把握し、「サービスを受けることができるかどうかを確認する。この行為が「指定基準第28条3項の一にある「サービスの申込みにおける調整」というわけだ。

このサービスの申込みにおける調整後、サービスを受託できる場合には、申込みを受け付けた介護支援専門員へ、「居宅サービス計画書(原案)」の提示を求めるように伝え、その「提示を求めた」ことを「内容欄」に記録するように助言した。

※「居宅サービス計画書」は、「課題抽出」→「目標の設定」→「サービス内容の抽出」→「サービス種別の選別」の順番に作成されているはずなので、訪問介護に利用申込みがあった場合には、原案はすでにできているからである。そこで、この「サービスの申込みにおける調整」以降には「居宅サービス計画書(原案)」を受け取ったということを記録しておく必要もある。

(3)「居宅サービス計画書(原案)」を受け取ったことを記録する。
こちらには、利用者氏名や住所、認定情報などが明記されている。それらを、基本情報に転記したことを記録する。

(4)『事前訪問』〈サービスの選択に資する援助〉を行ったことを記録する。
@「居宅サービス計画書(原案)」を受け取ったことを記録する。
A利用者に、事前訪問のアポ取りをしたことを記録する。
B契約行為を行ったことを記録する(第4条に示されている。サービスの選択に資する援助)。

『訪問介護計画作成』を作成すること及びその手順について説明したことを記録する。
@基本情報(フェースシート)を作成すこと。
Aアセスメント(利用者の状態及びその置かれている環境について)情報を収集する。
B訪問介護計画書を作成すること。
C介護支援専門員が開催するサービス担当者会議へ参加すること。
D定期的にモニタリングへうかがうこと。
E訪問介護計画は、居宅サービス計画が変更されるときと、必要に応じて変更すること。

※訪問介護計画の作成については、重要事項説明書及び契約書に記載されているはず。そこで、こちらには、実際に使用する、帳票類を示しながら説明すると良いでしょう。


●ICFについても説明●.jpg

●ICFについても説明●


(5)『訪問介護計画の作成』
訪問介護計画書を作成したことを記録する。

(6)『サービス担当者会議へ参加』したことを記録する
サービス担当者会議へ参加したこと。会議録を作成したこと。
「サービス担当者会議の要点(会議録)」の提示を受けたことなどを記録する。

(7)「訪問介護計画書」を説明し、同意を得て交付したことを記録する。
第24条に規定されている内容を行ったことを記録する。

※訪問介護のサービスが、先に提供される場合もあるようだが、その際にも必ず、この訪問介護計画書の説明及び同意、交付を行った記録を残す。

(8)『オリエンテーションを行った』ことを記録する。
第28条3項の四、訪問介護員等に対し、具体的な援助目標及び援助内容を指示するとともに、利用者の状況についての情報を伝達すること。とあるので、この行為を行ったことを記録する。

(9)同行訪問を行ったことを記録する。

(10)『モニタリング』を行ったことを記録する。

(11)※これ以降は、介護支援専門員や、他の関係機関との「報告・連絡・相談・確認」を行っていくことになる。これに関しても、その都度この「経過記録」に記載する必要があることを伝えた。


●前屈みになって、真剣に話しを聞く参加者●.jpg

●前屈みになって、真剣に話しを聞く参加者●



もっとも、(11)に関しては、すでに、皆さんの事業所内では、「連絡帳」(申し送りノート)などを利用して情報共有を図っているかも知れない。そこで、サービス提供責任者は、この連絡帳などでの情報の共有から、利用者別の経過記録にて、情報を共有できるように『システム』(仕組み)の変更を行う必要があることを伝えた。

さてさて、このブログに掲載している「サービス提供責任者の記録」は、最低限に必要なものである。もちろん、この他にもあると思う(なきゃおかしい)。

いずれにせよ、サービス提供責任者の仕事は、介護支援専門員のPCCAよりも、ボリュームがあり、奥が深いことも間違いない。なんせ、訪問介護の要(かなめ)なのだから・・・。

ケアマネジメントを行いつつ、ヘルパーとして援助も実行できる。まさしく利用者サイドに立って支援ができるのだ。

確かに、「記録のための記録」を書く時間は無いかも知れない。だからといって、それを理由に記録自体を残さない、必要以上に簡略化した記録であれば、他者からは、「あなたがサービス提供責任者の仕事をしていない」とみなすことになるでしょう。

その結果、その介護報酬の減算や、最悪は訪問介護事業所の指定取消になることもある。大変なことは、他のヘルパーや管理者の力も頼りにし、より良い経過記録を残せるように努めたいところである。

えっ? 管理者が頼りにならない?(笑) いや〜、そうかも知れないなぁ。だからといって無視するのは良くないな。何と言っても、あなたの上司で、何よりも管理者はサービス提供責任者の仕事を管理する責任があるはずですから。


●終了時間を迎えてクールダウンする●.jpg

●終了時間を迎えてクールダウンする●



さてさて、今回の研修では、あくまでもPDCAとその記録の必要性、その残し方についてご案内した。

そんでも本来はグループワークもしょうと考えており、机の配置などをグループ形成にして頂いたのだが、気つけば、もう終了時間(笑)、となっていた。今回の研修は修了。佐藤は、今後も、この足立区訪問介護部会さんのご活躍を応援しております。

皆さま、くどいようだが寒くなりました。くれぐれもご自愛くださいませ。ありがとう。ではまた!


(今回のブログ内の写真は、足立区訪問介護部会鈴木氏より提供)


(もし、選挙で「自〇党」にしか入れないのだったら、選挙年齢を下げたのはなんだったのか? そりゃ「今の若いモンは・・・」って言われ続けますわな!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 16:17| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

奮闘記・第1043回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都葛飾区

葛飾区高齢者総合相談センター 堀切

ケアマネジメント支援研修(第2回)


日本の政治家に足りないのは「大一大万大吉」の精神が大事ですよね! まぁ政治家に「希望」なんてなかなかありませんしねぇ・・・。「とう」がたっている政治家は特に。

さて、皆様、お元気でしょうか。今回は、先だっての葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんで行っている研修会のツボの報告です。


●グループは2つでスタート●.jpg

●グループは2つでスタート●



その葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんでは、堀切地域内において事業展開をしている事業所で働く介護支援専門員向けに定期的に研修を開催している。

佐藤への依頼は、ズバリ「相談援助技術の向上」を目指す研修である。担当の方が当ホームページやブログをみて、研修内容を絞り込んだうえでの依頼である(全3回)。

第1回の研修の模様は、第1040回にて報告済み。今回は、第2回目の研修会の報告済み。

第2回は、マップ研修であった。これは、(株)ヒューマンスキル開発センターが開発したもので「チーム力がぐんぐん高まる!」チャレンジマップというツールを使用し、行う研修である。

これは、いわゆる《ゲームトレーニング》のひとつである。

ゲームトレーニングとは、グループで楽しみながらひとつの作業をする中で、様々な気づきや学びを得るために設計されたもの。ゲームという非日常の仕事や業務から離れた体験の中でも、参加者1人ひとりのゲームに対する参加態度や考え方、コミュニケーションの癖やパターンは色濃く現れてくる。

このトレーニング手法では、普段何気なく無意識に行ってしまっているこれらのパターンをゲームという“非日常”の場で、気づき、認識することによって、“日常”における、それらネガティブな感情をコントロールし、改善していくためのきっかけ作りにする。


●本日の演習方法について説明する●.jpg

●本日の演習方法について説明する●



■研修で行ったこと
@マップ研修についてのご案内。
A各グループで与えられた作業をこなし、地図を完成させる。

多くの参加者は、前回の研修に参加して、自分の性格(エゴグラム)や、他者との関わる傾向性(ストローク)図表を作成し、自分と向き合ってきた人々である。

佐藤は、開始前に集まってきた人々に、前回から、今回の研修で気にかけてきたことなどをうかがってみた。

すると、「自分でも、前から、自分の性格や、他者とかかわる傾向性には気づいていたけど、あまりにも当たって居たので何とかしなければと思い、少し意識改革をしています。でも、なかなか、変えることって難しいですね(笑)」など。

まぁ、意識をすることだけでも、少し対応方法に変化が出ているのではないかな、と佐藤は思いましたが、さて・・・。

そんで、参加者が集合したところで、本日の研修の主旨を説明(上記)。その後、各グループにカードが配られ、ゲームはスタートした。ふふふふふ。

佐藤は、各グループでどのような手順で作成しても構わない。ただし、と、自分のカードを他者に見せたり、読みあげて頂くことはしないように注意を喚起しておいた。

佐藤と、主催者の柴崎さんたちは、見守り、励まし、応援することとなった(笑)。

しかし、いざ、カードが配られちゃうと、皆さんは、自分の手のうちに無我夢中なのだった(笑)。他者が、カードに書かれたことが読み上げてる際も、自分のカードに関係する箇所を見つけると、とたん他者の順番など全然お構いなしとなり、自分の言葉を重ねていくことになった。

こうなると、チームメンバーの頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされていった・・・。

やがて、時間経過とともに、誰ともなしに絵を描く出した。そうそう、情報を視覚的に処理するという態度、それは良いことですよ。なんでもかんでも、なんとかチャートを使わんでもなwww。
今回、「熱き」柴崎さんが用意してくれたのは、ホワイトボードのテーブル版みたいな、用紙に専用ペンで記入すると、ペーパーでも簡単に消せるというもの。

絵を描き始めた方は、とりあえず、皆が言うことを描き始めた。そうなると、この方が保持しているカード自体は表出の機会が少なくなるのだが・・・。

「ええと、南には海があり、島があります。街には、川が流れています」などなどの情報を得て、海岸線を描いたり、川の流れを描いたりしていく。

ううん、惜しい! 出てきた情報を確認しないで想像しながら記載していくと収拾がつかなくなる可能性もある。

佐藤は、演習開始から30分を待ち、簡単なヒントを出す。

「そもそも、地図ってどのようなルールがありましたか?」

すると、

「北が上で、南が下!」

「なるほどそうですね。皆さんはそのような情報を共有していましたか?」

まぁ、その点の情報は共有できていた様子。次に、演習開始後、30分が経過した時点で、“キイカード(Key Card)”の存在を伝えた。

まぁ、シュババババ〜とね。でも、キイカードであっても、受け取り方によっては、まったくキーカードの役目を果たさなくなるしなぁ・・・。

佐藤がキイカードを読み上げたとたん、そのカードを持っていた人が、「これが重要だったのかい!」とつぶやく。

実は、1つのグループでは、すでに参加者がこのカードを読み上げていた。そして、それを受け止めた方も、カードが伝える意味を他の方に語り、掛けていたように見えたのだが・・・。

他のメンバーがその内容を重視せず、どんどん話を進めて行ってしまった。その結果、彼が読み上げた内容は重要事項と認識されず、闇の中へと消えて行ったのだ。


●立ち上がって全体を見渡す●.jpg

●立ち上がって全体を見渡す●


●皆前かがみになって参加する●.jpg

●皆前かがみになって参加する●



このとき発表した彼も、

「もう少し粘って、他の方々に聞いてもらえるように関わる必要があったとのだろうと思いました」と。

また、このキ―カードにまつわるエピソードなども伝えたて、佐藤は2つのグループとも、このカードが示す内容を間違えないで受けっとてくれたのかを確認しながら、演習を先へといざなった。

その後、佐藤による、キ―カードの読み上げを境に、互いの情報を大事に取り扱い、その後は順調に該当箇所を埋めることができた。さすが、そこは、それ、介護支援専門員である。方向性が定まれば一致団結ができると思われる(笑)。

ただし、これが、実際の支援となると、利用者本人の意向や、その家族(息子や嫁、あるいは娘など)の意向を伺い、考えをまとめ、調整していかなければならない。

そのときに、「起きている事柄」を吟味せず、先へ進むと、今回のように収拾がつかなくなる場合も出てくる。自分の興味があることしか反応しない集まりならば、特に・・・。

だから、最初が肝心である。じっくりと現在起きている事柄を整理しないといけないのだ。


●おお、情報を正しく記載しているねぇ●.jpg

●おお、情報を正しく記載しているねぇ●



さてさて、時間が経過すること、1時間半。2つのグループの地図が形を成できてきた。これは、皆さんが、諦めることなく(?)ゲームに集中した成果であり、大いに評価されることであろう。

佐藤は、まだ、時間にゆとりがあったため、最後に各カードに書かれていたことを、読み上げながら、地図が正確に描かれているかを再確認するように伝えた。

なんせ、介護支援専門員は、自分だけが理解していれば良いのではなく、サービス担当者会議で参加者に理解できるように、情報を伝える役割があるからね。

そこで、佐藤は、1つのグループが手がけた「橋の位置」について、もう少し丁寧に記載することを求めまた。

「大丈夫。みんな理解していますから!」という反応。はたしてそれで良いのだろうか?

百歩譲って、サービスを提供している現場の専門家に理解できても、利用者・家族には、正しく伝わっているのだろうか? 点検は点検で、まぁ大事だと思うのだが・・・。もう、くたびれちゃったのだろうなぁ(笑)。

もう一方のグループは、結構繊細に作り上げ、完成するまでには、他よりも時間がかかっていたが、それでも、川にかかる橋や寺院の位置などは詳細に描かれていた。

最後に、佐藤が各グループに正解図を渡して、作品の完成度を見て頂いた。すると、2つのグループの完成度は高く、皆さん満足していた。


●出来上がりを比較検討●.jpg

●出来上がりを比較検討●



同時に、言葉って伝え方や、受け取り方によって、ものの見方が違うんだな、という気づきも得ることができた・・・と思う。

佐藤は、最後に、地図が完成されるまでのエピソードと、併せて個別に率直な感想を交えて伝えた。

そして、時間はかかったとしても、利用者や家族に理解を得られる計画作成がいかに時間がかかるかもしれないが重要なことであるかを伝えた。


●皆さんよくよく頑張りました●.jpg

●皆さんよくよく頑張りました●



今回の研修はこれにて終了。

佐藤は、皆さんが、最後まで飽きることなくゲームに集中してくださったことに感謝したいです。次回は、「コンセンサス(意見一致)を得る」という、これまたコミュニケーションに関する演習です。

今度は、自分の意見を他者に伝え、他者と議論しながら最終的にグループとしての方向性を示すというものです。次回は、自分の考えを表明し、他者と語り合い、意見をすり合わせるという体験をして頂きます。

これはこれで、結構楽しく、いろいろな体験ができると思いますよ。どうぞ、次回も楽しみに参加してくださいませ。

ではまた、ありがとう!

【追伸】
某ドン・キホーテで購入した「栗風味炊き込みご飯の素」(〜風味って何?)に、甘栗を混ぜて新米で栗ご飯をつくりました。甘栗が良い風味を醸しだしていて、美味しかったです。実りの秋、皆様もそれぞれの秋をご堪能くださいませ! ご自愛ください。



(フランシス・ベーコン先生いわく、「人生は道路のようなもの。1番の近道は、たいてい1番悪い道なんだ」ですと。そうそう、国道9号線が通る県がありまして、そこでは高速道路も兼ねていて・・・・(強制終了)!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:04| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

奮闘記・第1042回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都町田市

町田市介護人材開発センター

2017年度 町田市介護人材開発センター主催研修会
職場の人間関係の在り方 ≪交流分析を通して≫
〜自己と他者との心理的交流傾向を知ることで良好な人間関係を築く〜


さてさて、稲刈りも終わり、彼岸花(曼珠沙華)が、咲く季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

我が家では、毎年千葉県の農家さんから玄米を購入しており、先日精米して新米を頂きました。やはり、新米は一味違う。旨いですよねぇ。農家さんの手間に感謝しつつ頂きました。

今回は、先日のグランハート町田レンタルームトマトで行った研修会の報告です。

佐藤は、昨年もこのテーマで町田市介護人材開発センターさん主催の研修会に関わっている。

介護現場で働く職員は、利用者に対して行う援助も重要であるが、それより前に「職場での人間関係」の構築も、仕事を継続する上では重要なポイントとなのである。

また、組織からすれば、貴重な介護人材がいかに継続して働き続けるかは、事業所の存続問題にも直結することである。よりよい人間関係の構築が必要と捉えているところでもあるのだ。当日、会場には、様々な職種の方に参加して頂けた(研修前に下にあるバルでお茶をしましたwww)。


●ケーキセットを頂く● .jpg

●ケーキセットを頂く●



■研修で行ったこと

@自己理解・他者理解「自己覚知」の重要性。
A交流分析に挑戦。
B交流分岐の結果を、職場の人間関係に活かすコツ。

研修時間は2時間。この限られた時間を有効活用するために、今回は自己紹介はなしである。それでも「私は誰でしょう?」さんには登場して頂き、「ものごとの見方、とらえ方、感じ方」は人それそれで有ることを説明。皆さんを《佐藤ワールド》に引き込み研修をスタートさせた(笑)。


●石原さんの挨拶で研修がスタート●.jpg

●石原さんの挨拶で研修がスタート●


●さあて、中身は誰?●.jpg

●さあて、中身は誰?●



1.自己理解・他者理解「自己覚知」の重要性
はじめに、3分間(通常は6分間)自己と向き合い、自分は何者で有るかを書き出して頂いた。その上で、自分の書いた自分に対して、好きなところには〇(マル)印。これはちょっと嫌だなというところには☓(バツ)印、どちらともいえないというところには△(さんかく)印を付けて頂いた。

【そして、〇印の数と、☓印の数について解説】
ものごとを肯定的に評価する傾向の方は〇印が多く、厳しい見方(否定的)をする方は✕印をつける傾向が見られることを説明。これは対人関係にも現れるので、なるべくプラス思考でかかわれるように「振る舞う」ことが大切であることを伝えた。

2.交流分析に挑戦
ここでは、株式会社ヒューマンスキル開発「エゴグラム・ストローク表」を用いて、自己と向き合って頂いた。佐藤が読み上げる質問に対して、参加者は、ペーパーに該当する数字を書き込んでいくのだ。これがテンポよく行われるので、じっくり考えることはできない。参加者はそのときのインスピレーション(inspiration:ひらめき。ここでは自己概念)によって数字を記入していくのである。だから、答えは信ぴょう性には欠けてしまう(笑)。

それでも、この日の、自分の気持ちが表現されていることに間違いはない。

3.交流分岐の結果を、職場の人間関係に活かすコツ
そもそも、我々は、幼いころから、ある一定の年代まで、自分たちの両親、または親に代わる誰かに育まれて成長してきている。実はこの育み(親からのかかわられ方)が、現在の「その人らしさ」を形成しているということは過言ではない。

皆さんは、「あのような親にはなりたくない」と思っていたのが、いつの間にか「あれ、俺の言い方、あのおやじにそっくりだな」とか、「あらやだ、私母親と同じこと言っている」などと思われることが、少なからずあると思われる。

そこなんです!

我々は、この、親から頂いた「ものごとの見方、とらえ方、感じ方、行動の仕方」(価値観及び行動規範)を知らず知らず大人になった今でも、大切にしており、本人も気づかないうちに、対人関係の中で反応行動に現れることがあるのだ。

ただ、いつも、馴染みのある反応行動だけで済むのであれば良いのだが、そうでない場合もある。そこで、我々は成長段階で、他者と合わせていくことの大切さを学び、自我を抑えることも必要であることを体験して、大人になっていく(自分で考え行動する)のだ。

株式会社ヒューマンスキル開発「エゴグラム」では、一人の人間の中には、

(1)批判的な親と(2)保護的な親が混在していると説いている。批判的な親は「躾」を行い、保護的な親は「守る」役割をする。

これらの役割をする親からかかわられた子どもは、(3)自由活発な子ども、(4)順応な子ども、(5)独立心の強い子どもが現れる。

佐藤は、同社の「解説書」を用いて、(1)(5)までの特徴を説明し、皆さんに自分の傾向性をみて、最後に(6)大人(ものごとを論理的に処理するなど)としての自分の数値をみて頂く。

このグラフは、大人を中心になだらかな曲線を描くことが理想であること。あまりでこぼこしていない方が良いということを伝えると、会場は笑いの渦と化す。

そうそう、お互い、多かれ少なかれ、でこぼこしているものなのだ。そのでこぼこが、人間関係に関係しているわけだ。

そこで、皆さんには、他者とかかわるときには、OKな側面でかかわるように意識することが大事ということを伝えた。

次、ストロークについて。

これは、自分の存在価値・他者との存在価値を、どの位重要視してかかわっているのか。いうなれば「他者とのかかわる傾向性」をグラフとして見ることができるというもの。

@他者との関わる傾向はどうか。A働いている環境での居心地は良いのか。B自分が、自分のことを肯定的に捉えているのか否か。更には、C他者に対してどの位「肯定的にかかわる傾向性があのか」あるいは、Dどの位「批判的にかかわる傾向性」があるのか。さらにはどちらの傾向が強いのか。

また、E他者から肯定的に認めれもらったときに素直に受け取る傾向性はどうか。F自分から素直に他者に働きかけを行う傾向性はどうか。などなど。

こちらでも、佐藤が介護現場で見られる事例を用いて解説をしていった。


●耳元でささやく(笑)●.jpg

●耳元でささやく(笑)●


●こういう傾向があるかもねぇ●.jpg

●こういう傾向があるかもねぇ●



特に管理者側の人々にとっては、部下とかかわる傾向性について、自分でも良いところと、悪いところに気づかれているようで、「なるほどねぇ」とつぶやかれている方もちらほらいた。また、職員や、若人からは、「ううん。この通りですよ。今回、改めて理解できました」などの声も聞かれた。

さてさて、研修は結果がわかったところで終了ではない。研修が目指すところは、「未来への行動変容を支援する」所にある。

皆さんも、忙しいときほど、OKが出ない側面が出てしまうということに気づかれたようであった。これからは、上司、部下とかかわるときにも、お互いに気持ちをフラットにして、かかわるようにしたいところである。


●解説が続く●.jpg

●解説が続く●


●マスコットとツーショット●.jpg

●マスコットとツーショット●



さて、次回は、町田市と合同研修の「相談援助技術:初級編」を3回シリーズで行います。こちらでも、エゴグラム、ストロークを導入して、相談援助における傾向性をより深く気付けるように案内していきますよ。3回目には、コミュニケーション演習も取り入れますからお楽しみに!ではまた。ご自愛ください!



●帰路では、大きな虹に遭遇!●.jpg

●帰路では、大きな虹に遭遇!●



(某中国ではかつて「焚書坑儒(本は焼かれ、著者は穴に・・・)」された(今も?)。第二次世界大戦直前の某ドイツ、自著が焚書となった。そのとき、ジグムント・フロイト先生がのたまった。「なんたる進歩だろう!本を焼くだけで済ませてくれるとは。中世だったら自分が焼かれていたな!」って・・・フロイト先生、危険過ぎますよ!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 16:10| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

奮闘記・第1041回 研修会のツボ/長崎県

●2017年● 長崎県長崎市

長崎県社会福祉協議会 福祉人材研修センター

「記録の書き方研修」


お久しぶりです。良く分からないうちに気温が下がっていましたね。皆さま、いかがお過ごしですか。さて、今回は、先日伺った長崎県の研修報告ですよ。

今年春、長崎県社会福祉協議会の研修担当・山崎さんより、佐藤のブログ等や書籍をもとに、介護記録の書き方(初級・中級)や、施設編や居宅編なども講義していることを知り、ぜひ、佐藤に講義を!という熱い連絡を頂いた。

依頼内容は(初級編)として、書き方の基本的なことをとのこと。長崎県は特養・デイ・グループホームなどの高齢者施設が7割で、3割程度は生活介護などの障害者施設の介護職や支援員の参加者が多い傾向となっているらしい。

プログラムは、昨年の静岡県社会福祉協議会さんで開催した、「介護記録の書き方講座(施設編)」と同じくらいの内容でお願いしたいとのこと。

まぁ、さすがは人材育成機関というべきか。なかなかのリサーチ力である。佐藤の長文ブログを読み(笑)、その上で、このような文面を頂ければ、そりゃあこちらも嬉しくなりますわい。もちろん、快諾したのは言うまでもない。

研修前に、山崎さんとメールにて入念なやり取りを行い、当日を迎えた(今回は「ひゃ〜参謀」も同行)。

●長崎空港に到着!●.jpg

●長崎空港に到着!●



ひとつでも多くの研修風景を紹介し、介護職が頑張っているということを伝えたいですからねぇ。

当日は、前日より借りている、レンタカーにて、以前にも来た、鎮西大社諏訪神社を参拝してから会場入り。ちなみにおみくじ結果は、「ひゃ〜参謀」大吉であるが、その他は不詳であった(笑)。まぁ、長崎はこの日も朝から、太陽がまぶしい。天照大御神さま、今日もよろしくお願いしますよ。


●研修前に鎮西大社諏訪神社に参拝●.jpg

●研修前に鎮西大社諏訪神社に参拝●


●諏訪神社から見る長崎の街●JPG.jpg

●諏訪神社から見る長崎の街●



【介護記録の書き方研修】
■主な内容
1.介護記録の必要性とその根拠。
  それぞれの業務を通して記録を考える。
2.アセスメントモニタリングを意識した記録の書き方。
3.利用者のしていること、できていることを記録に残そう。
4.個人ワーク・グループワーク:生活場面ごとの事例をもとに記録を書いてみよう。

■研修で行ったこと
・自己紹介(グループ内含む)。
・講義介護記録の必要性とその根拠マニュアルを作成しよう。
  介護過程の展開(生活機能分類を意識した計画及び記録)。
  アセスメントとモニタリングとは何か。
  事例紹介。
・演習ものがたりを共有。介護記録に挑戦。
  グループ発表発表。
  解説・解答例。
  情報共有(今後すること・したいこと)。

まずは、佐藤の研修では定番となっている自己紹介から。各グループ内で各自に1分間スピーチで自己紹介をして頂く。他者の話を聞き、自分の思いを伝えるのだ。このたった1分間という時間が、参加者同士の距離を縮め、緊張感を和らげることになるのだ。だから、たかが1分といって、いい加減にやってはいけない。


●国際生活機能分類について説明する●.jpg

●国際生活機能分類について説明する●



午前中は、講義中心に行った。まずは「介護記録の必要性とその根拠。マニュアルを作成しよう」である。

今回、ここで話す内容は、「佐藤が求める」介護記録であり、必ずしも皆さんの事業所が求めている内容ではないかもしれない。私は、介護職が残す「介護記録」は、医療職が求めるだけの記録になってはならないことを説明した。

そして、ICF(国際生活機能分類)の概念図が示すところの「心身機能の記録」「活動の記録」「参加の記録」「環境(家族や地域)の記録」を意識し、分類することで、効果的な記録を残せることを、事例を用いて解説していった。

さて、宣伝にもなってしまい、好都合(笑)だが、この内容は、中央法規出版のさわやかなwww月刊誌、「おはよう21」10月号(平成29年8月26日発行)特集記事に、佐藤が書かせて頂き、より具体的に書き方についても掲載されている。ご興味のある方は、一読三嘆(笑)して頂ければ幸いである。

ここで、取り上げたのは施設入所されている「千野さん事例」である。

@基本情報、A課題整理総括表、B施設サービス計画書、C個別援助計画書、D個別援助計画書評価を用いて、介護過程の展開を説明した。ここでは、介護職員が作成する「個別援助計画書」の必要性について詳細に説いた。

参加者は、山崎さんからの事前情報のとおり、介護施設はもちろん、通所介護や訪問介護、障害者施設での生活介護などで活躍している方々であった。

佐藤が事例を解説していくと、時として、あまりポジティブではない方々から、自分は○○(よーするに門外漢)だからこのような事例はわからない等の否定的なエクスキューズを頂くこともある(ならなぜ参加したのかは不明だが)。

今回の参加者の方々は、それはそれは佐藤の説明に熱心に耳を傾けて聞いて頂けた。つまり、「大人」なのだ。「私の頭にすべて入っているから細かい記録は不要」とのたまった、どこかの「お子さん」とはわけが違う(笑)。この積極的な関わりは、最後まで崩れることはなかった。素晴らしい。

●お昼はお弁当を頂く●.jpg

●お昼はお弁当を頂く●


●控室にはメッセージも・・・●.jpg

●控室にはメッセージが・・・●



午後からは、演習「介護記録に挑戦」である。演習は、もちろんダイアローグ形式(語り合い)の物語である。最近またにわかに流行ってきた(笑)。佐藤はずーっと前からやってまっせ!(笑) これはもちろん、参加者の方に職員役を演じて頂き、佐藤が利用者その他解説を行うもの。


●参加者に応援を依頼する●.jpg

●参加者に応援を依頼する●


●4人のお手伝いを選抜する●.jpg

●4人のお手伝いを選抜する●


●「現役」は演じるのがうまい●.jpg

●「現役」は演じるのがうまい●



まずは、やり方について。そして、心身機能の物語を題材に説明。その後、4名の方にお手伝いを頂き、「心身機能に対する援助場面」「活動に対する援助場面」「参加に対する援助場面」「環境(面会家族)に対する援助」を朗読する。

はじめに個人ワークをして頂いた。タイムは15分。佐藤は、皆さんが個人ワークをしている間に、会場をリサーチした。

個別に質問に答えたり、今している演習について説明をして歩いたのでした。やがて、「ブタさんのキッチンタイマー」が時間が来たことを知らせる。

皆さんからは、もう少し時間が欲しいとの声。おお、素晴らしいではないか。では、もう10分。会場には、参加者が走らせるペンの音が静かに流れていた。それにしても、皆さん真面目である。


●話し合った内容を記述する●.jpg

●話し合った内容を記述する●


●こちらのスペースにも書いてください●JPG.jpg

●こちらのスペースにも書いてください●


●文章が作成できた●.jpg

●文章が作成できた●



皆さん、1人ひとり、事例をかみしめたところで、次にグループで取り組んで頂く場面を選択して頂いた。ホワイトボードには、1グループは活動、6グループは参加などを書き入れていく。バランスよく担当が決まったところで、グルーープワークがスタートする。

ここでは、先、話し合った内容を、ホワイトボードに書いて頂く方を決めてから、取り組んで頂いた。そして、約30分後、ホワイトボードは各グループでまとめていった、介護記録で埋め尽くされていく。

皆さんは、この時間的空間を経てから、

(1)一人ひとりが物語に向き合い内容を理解できたこと。
(2)自分が書きたい内容を書くあるいは思い描くことができたこと。
(3)自分と他者との考えが同じ、あるいは違いがあることに気づき、意見をすり合わせる必要があることなどを体験できたようである。

最後は、佐藤から、一連の物語の「介護記録」の解答例を読みあげた。実はこの介護記録には、「ですます調」のみで記載したもの、加えて、尊敬語や謙譲語を用いて記載したものと、両者を示した。


●解答例を披露する●.jpg

●解答例を披露する●



もちろん、利用者や家族が読んで心地よいのは、医師や医療関係者のように患者側が「ある種の忖度」をもって許容しない限り、尊敬語や謙譲語を用いた記録である。悲しいかな、行政や介護・福祉関連の人間がこの態度をやれば、いきり立たれる場合も少なからずある。まぁ、人間の扱いが「雑」に見られますからね。

ただし、どうしても長文になってしまうのは否めない。したがって、記録を書く時間がない。あるいは記載するスペースがない等の場合であれば、このような記録を残すのは難しい。個々人としては、である。

その場合、重要となるのが、ズバリ事業所及び組織の取り組みなのだ。介護職員が残す記録を医療職員が読みやすいように「簡潔な記録」を求めたり、介護報酬において、求められている記録のみを書くように指導したりしていると、介護職は、自分の仕事を客観的に捉えることができなくなる。

だから、上層部から求められるような、利用者さんにも技術向上にも、もちろん、何か「有事」の際にも、さして(ほとんど)役に立たない記録を書くようになってくる。書くのが楽だからね。

介護記録は誰のため(なんのため)の記録なのか?

私の個人的な考えでは、「その方が、要介護状態となっても、そこに存在し、我々と同じように喜怒哀楽を表現し、その人らしく成長している証となるもの」と捉えている。なんせ、それがそのまま、自分を守る記録にも、自分の技術を進化させる記録にもなるのだから。

もちろん、介護記録といっても、介護職員はローテーションで働き、その場での関わりの「部分的な記録」に過ぎない。でも、それを振り返って読んでみると、その方の生きてきた道のりが紡がれて物語として残っているのだ。どう対応し、どう成功したか、また失敗したかも残っていることであろう。

最期の時を迎え、その看取り後に行われるグリーフケアにおいて、各介護職員の行ってきた介護(介護技術)を振り返り、お互いを励まし合うことができる記録であること。そんなことが重要なのではないかと考えている。後で呼んでも、何をやったかも、よくわからない記録なんて・・・・ね。

佐藤は、介護職が胸を張り、「これが自分たちがしている介護である」「これが自立支援に必要な記録です」と言える、できる(もうできているところもある)日を目指し、これからも奮闘しますよ(笑)。


●閉会を告げる山崎さん●.jpg

●閉会を告げる山崎さん●



今回の長崎県の研修で関わって頂いた、社協の皆さま、研修参加者の皆さま、有り難う! 季節が変わっても皆さま引き続きご自愛ください。

帰りは幕末好き「ひゃ〜参謀」の要望でシーボルト記念館に寄り、大村市で紙月夢兎(ペーパームーン)にて、美味しい本場の長崎チャンポンを頂き、長崎空港から帰りました。いや今回も楽しかった。カステラも美味しかったし(笑)。

さて、明日は、トンネル抜ければ〜、おれの話を聞けぇぇぇの横須賀で研修です。ではまた!



●シーボルト記念館に立ち寄る●.jpg

●シーボルト記念館に立ち寄る●


●締めは長崎チャンポンですわ●.jpg

●締めは長崎チャンポンですわ●


(襟裳の春は何もなかったかもしれないが、夏は某国のミサイルが通過した。そのうち、「⤴ この上空をミサイルが通りました」という立看板が立つかも知れない。さすが北海道人、強いな!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:48| 島根 ☁| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月24日

奮闘記・第1040回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都葛飾区

葛飾区高齢者総合相談センター 堀切

ケアマネジメント支援研修


お元気ですか? 佐藤はただ今、暑い、もとい熱い方々の住まう、長崎県におりますよ! いやほんとに長崎県は暑いです。昨夜は稲佐山から、新・世界三大夜景のひとつの長崎の夜景を堪能しましたwww。それは後日報告する予定(笑)として、今回は近々に葛飾区で行いました研修を報告しましょう。

佐藤は、葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんから、介護支援専門員を対象とするケアマネジメント支援研修の依頼を頂いた。

この高齢者総合相談センターとは、地域包括支援センターを差しているのだ。葛飾区では、地域包括支援センターが、高齢者の総合相談窓口であることが容易にわかるように、「高齢者総合相談センター」という名称を使用しているのだそうだ。まぁ、おと・・・あんし・・・などよりは・・・、いや止めておこう(笑)。

さて、その地域包括支援センターの機能のひとつとして、介護支援専門員支援機能がある。あるにはあるが、できていないとことも多い。

できているところでは、地域の介護支援専門員が包括的・継続的ケアマネジメントを実践できるように直接的または間接的に支援を行っていく機能がある。

こちら葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんでは、堀切地域で事業展開をしている事業所で働く介護支援専門員向けに定期的に研修を開催している。

佐藤への依頼は、ズバリ「相談援助技術の向上」を目指す研修であった。担当の方が当ホームページやブログをみて、研修内容を絞り込んだうえでの依頼である(全3回)。


(1)対人援助技術(自己理解・他者理解)
(2)マップ研修
(3)コンセンサスを得る


ひゃ〜(笑)。これらを絞り込んでオーダーをしてくると言うことは、担当者さんがブログをしっかりと読みこんでくれたことに相違ないのだ。いやいや有り難い。研修時間は2時間で、葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切の会議室。

葛飾区には、訪問介護部会の研修で何回か来ており、もはや通い慣れた道である(近隣だし)。研修に先立ち、当研究所の置物・「ひゃ〜参謀」を車に押し込み、会場へ向かった。

途中、亀有香取神社を参拝。おみくじ結果は、大吉(笑)。香取の神様がノリノリでやってこいや!と送り出してくれた。


●亀有香取神社に立ち寄る●.jpg

●亀有香取神社に立ち寄る●



会場に着くと、担当の柴崎氏のお出迎えを受け、東京都で使用している「リ・アセスメント」について現状をうかがってみた。

すると、「ここで、新たな帳票が出てきたからと言って日々の業務において使用することは難しい。そこで、研修などを行い、使用勝手を伝えているにとどまっている」とのことであった。

そりゃそうでしょう。皆さんには日々の業務もある中で、リ・アセスメントの使用方法ばかりを考えてはいられませんものねぇ。しかし、まるで考えないというのも・・・(笑)。

そうこうしているうちに、会場には、介護支援専門員の方が集合した。


●研修がスタート●.jpg

●研修がスタート●



■研修で行ったこと
《1回目の副題:対人援助技術〜基本の“キ”援助者だって人間よ〜》
@自分とはどのような人間なのか
Aエゴグラム・ストロークから見えてくる自分とはどのような人間なのか

佐藤は、(株)ヒューマンスキル開発センターにて、交流分析を学び、そのセンターが開発したツールを使用し、自己理解・他者理解を深める研修も行っているのだ。皆さんには、自分とはどのような人間なのか。はじめに考えて頂いた。

1.自分とはどのような人間なのか
介護支援専門員は、利用者の「その人らしい生活」を維持・向上するために「居宅サービス計画」を作成している。そのため、利用者や家族に、「今後どのような生活をしていきたいですか」という意向をうかがい、把握しなければならない。

しかし、単刀直入に「今後どうのようにしたいですか?」などとうかがってもなかなか出てはこない。出て来るなら、こうまでして介護支援専門員を育成する必要もないだろう。

介護支援専門員は、利用者さんやご家族がその人らしさを思い浮かべることができるように「どのようなお仕事をされてましたか?」とたずね、あるいはご家族に対して、「どのような方でしたか」など、その方が大事にしていた価値観や習慣などを引き出し、その人らしさを導き出している。

はてさて、そのようなことを導き出している皆さんでも、「自分がどのような人間なのか」を考えたことはあるでしょうかね。

実際に他者から「あなたは、どのような人間で、今後どのような生活をしたいですか?」と聞かれれば、素直に表現できるでしょうか? 他者の援助に精一杯で、自分のことを考えるゆとりなんて無かったかも知れない。

まず、自分とは何者なのかを30秒にひとつで思い浮かべて、ひとつ書ければ、6分間で12個は書くことができるはず!(とばしますよ!!!)

皆さんには、12個を目指して書くように告げ、さらに12個書くことができた方は、時間が終了するまで、書き続けてくださいと案内した。こうして、参加者1人ひとりに、じっくりと自分と向き合って頂いた。

「ピンクのブタさん」のタイマーを6分にセットして、演習がスタート。「自分とは何者なのか?」を、思いのままを箇条書きに書き出して行くだけ・・・とも言える。

これを結構、難しくとらえちゃう方もいて、佐藤が会場を巡り皆さんの書いている文字を眺めるのだが、すらすら描ける人、頭を抱えてなかなか描けない人、様々である。

やがてピンクのブタさん(ヒソヒソ)は、6分経ったよと合図をくれた。そのとたん、皆さんからはため息が漏れた(笑)自分と向き合うことが結構大変だったようだ。

佐藤は、会場内を巡って、気づいたことをその都度伝えている。今回は、12と言う数字を示し、自分を書き出して頂く。書き出した文章にbつけている方は少なかったですねぇ。

介護支援専門員は、情報を取り扱うのが仕事ですから、箇条書きに書きだすときには、No.を付けると、のちに情報を識別しやすくなることをお知らせした。

次に、自分が書き出した「自分」を眺め、自分が好きだと思える内容には〇印を、この部分はダメと思う部分には☓印を、どちらとも言えない部分には△印をつけて頂いた。

結果は、☓印よりも〇印を付けた方が多かったが、まぁ、良かった(笑)。マイナス面ばかりが思い浮かんでしまったら、12個なんて書いた日には、罰ゲームにでもなりかねない。

2.エゴグラム・ストロークから見えてくる自分とはどのような人間なのか
次に、エゴグラムとストロークチェックリストという帳票を使用して、自己分析をして頂いた。佐藤が一定のリズムで問題を読み進め、皆さんは該当する数字をサクサクと記入していくのだ。これまた、自分との葛藤であるが、ここは結構楽しんでされていたようである。

【エゴグラムの解説】
自分らしさとは、親や兄弟と関わる中から作り出されてきたもので有ること。そして、成長段階において、おおらかで自由闊達な自分や他者の言うことを素直に聞く自分、あるいは、そんなことはない、自分はこうできる!など、独立心旺盛な自分などを、育成してきたと言うことと説いた。

【ストロークの解説】
こちらは、描いたグラフから、他者と関わる時の傾向を見ることができる。まぁ、俗にいう引っ込み思案な性格だとか、前向きな性格だとか言われる部分である。これも、幼いころの環境が関わって来る。厳しい親から、「まだまだだめだ」と言われて育った方は、なかなか自分の存在価値を認めることができず、自分の存在を値引きしてしまう。まぁ、日本的な見方をすれば謙虚であると行った方が良いのかも知れないが・・・。

ただ、我々介護支援専門員は、他者(利用者等)からすれば、「頼りにしたい人」のはず。その人が、自分自身を肯定的に見ることができない人であると知ったら、どう思われるか・・・。

もちろん、皆さんは、そのような人の前では、「大丈夫、任せてください!!!」と振る舞っていると思う。そうそう、この振る舞いこそが重要な部分なのだ。


●自分は何者だろうか●.jpg

●自分は何者だろうか●


●見守る佐藤● .jpg



実は、人は成長するにつれて、良くも悪くも、ときに、他者に合わせた生活を強いられ、自分を押し殺して他者に合わせて振る舞うことができるようになるのだ。なぜならば、誰もが、点を指摘されたくはないからねぇ。

さすれば、他者は、表面に現れた部分をみて、あなたを評価するしかない。いくら心の中で、自分はそんなことはできないと思って見ても、現実は、結構出来ていることも多いであろう。

そこで、再度、じっくりと質問内容を読み替し、今の自分は、本当にそうなのかを吟味してほしい旨を伝えた。そう、対人援助の基本の「キ」は、自分が思う自分と、他者がとらえる自分とが「自己一致」すると言うことが重要である。

そうはいっても、他者からの期待に応えることはなかなか難しい。その場合は、外見だけでも、そのように振る舞えば良い。結果、やがては、振る舞いが、自分らしさへと繋がっていくことであろう。

さてさて、まずは終了。


●個別に助言を行う●.jpg

●個別に助言を行う●


●解説する●.jpg

●解説する●


●自分の存在を大切にしよう●.jpg

●自分の存在を大切にしよう●



やはり2時間では、なかなか、ご理解頂けない部分もあったと思うが、解説でもお読み頂き、さらに自己理解を深めて頂けたら幸いである。

次回は、ハハハ、マップ研修です。今度は、皆さんに話し合って頂きながら、地図を完成していく作業。ハラハラ、ドキドキ、イライラ、そして最後はスッキリを体験して頂きます。お楽しみに!


長崎市にくれば、ここゆめタウン夢彩都(ゆめさいと)だな!.jpg

●長崎市にくれば、ここゆめタウン夢彩都(ゆめさいと)だな!●


(某海で、商船に相次ぐ衝突事故をかます、米国の下手な海軍も問題だが、国政がそこらへんのゴ●ツキなみの中国政府が指摘してもなぁ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:02| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

奮闘記・第1039回 研修会のツボ/新潟県

●2017年● 新潟県長岡市&新潟市


新潟県ホームヘルパー協議会

訪問介護員スキルアップ研修/意欲を引き出す関わり
〜訪問介護の専門性・介護〜



お久しぶりです。

ただいま夏休み真最中、しかもお盆ということで帰省されている方も多いかと存じます。とは言え、東京から地方へ出るとなると、そりゃまぁ車の大渋滞は覚悟となりますから、そりゃもう大変です。

私の故郷も中央道沿線ですからねぇ・・・、この時期はなるべく帰らないようにしております(笑)。今回は、7月と8月に行った新潟県での研修会の報告です。


●新潟白山神社の奇跡の蓮(でかい)●.jpg

●新潟白山神社の奇跡の蓮(でかい)●


●新潟白山神社は夏祭りであった●.jpg

●新潟白山神社は夏祭りであった●



新潟県ホームヘルパー協議会さんとは、かなり長く関わらせていただいている。通常はサービス提供責任者の研修であるが、今年度は新たに訪問介護員のスキルアップ研修の依頼をいただいた。

聞くところによれば、現場で働くヘルパーさん達は、介護保険制度と総合支援事業の狭間でご苦労され、疲弊されている方々もおられるため、「佐藤に励まして欲しい」とのご要望であった。

なるほど、確かに在宅を支えるヘルパーさんは、介護保険制度に振り回されているのは確かですね。まぁご自分で振り回されているキライもないではないが。

その原因のひとつには、介護支援専門員のアセスメント不足によるものと、サービス先行型のプランニングのあり方。もうひとつには、サービス提供責任者の説明不足が考えられでしょう。

そこで、今回は訪問介護員が抱えている課題を明らかにすること、総合支援事業等で求められている、利用者の意欲を出す関わり方に焦点をあてて研修を展開することとした。


●こちらは長岡会場●.jpg

●こちらは長岡会場●



■研修で行ったこと
(1)総合支援事業と訪問介護
(2)訪問介護のしているサービスとは
  ・自立を支援する関わり(共にする介護)とは
  ・ICFの視点を意識しよう
(3)今後自分たちが取り組むこと


1.総合支援事業と訪問介護
ますは、訪問介護の仕事について、常日頃困っていることや、要望を明らかにした。手法はKJ法(様々なデータを出し合い、それぞれ分別し解決策を見出す手法)である。自己紹介後、各グループに摸造紙、ポストイット、名前ペンを配布した。

まず導入部分はこんな文章から(私に対するお問い合わせより)。

《いつも思います。私たち訪問介護は、研修の中でアセスメントをしっかりと行い、利用者の「こうなりたい」「これができるようになりたい」という希望を聞き出して、短期目標を設定し、自立支援に向けた援助を行うということはまさにその通りであろう。》

しかし、ケアマネはどうだろうか?

《利用者より、腰痛・膝痛があり長時間の立位が困難なので、「ヘルパーさんに「調理」「掃除」をお願いしたい」という要望を受け、そのままをケアプランに落とし込み、依頼してくる。その中で私たちヘルパーはどうしたら良いのでしょうか?》

《ケアマネのケアプランが上記であっても、私たちの作る「訪問介護計画書」は細かく落とし込んでもいいのでしょうか?ケアマネがそこまで利用者にアセスメントをして了解してもらっていない現状の中で、私たちヘルパーはやりにくいと思っています・・・。》


●新潟会場の風景●.jpg

●新潟会場の風景●



さてさて、参加された皆様も多かれ少なかれこのような経験をお持ちかもしれない。そこで、ここからはこのようなことを明らかにしていきたいと思う。

(1)ヘルパーの困りごと。
(2)その困りごとをどうしたいのか、どうなりたいか。
(3)解決する手立てを考える。

ほんの一部をご紹介する。

●「困りごと」を書き出してみる●.jpg

●「困りごと」を書き出してみる●


●似た者同士を集めてみた●.jpg

●似た者同士を集めてみた●



1)ヘルパーの困りごと
@本人はヘルパー利用を希望しておらず、援助をしても文句ばかり言って困る。
A入浴介助に入るも、昼間は入りたくないと拒否されて困る
B洗濯物の中に家族の衣類も入っていることもあり困る。
C部屋がゴミ屋敷。どこから手をつけていいものやら困っている。
D子どもたちの意見がそれぞれ食い違い、ヘルパーの援助に対してそれぞれがクレームを出して来て困る。
E掃除の人が来たと言われ自分では何もしないで困る。
Fごみを野焼きしていることがあり困っている。
Gポータブルトイレへ移乗するが、機能的に難しく危険があり困っている
H訪問中お酒を飲まれていて、仕事にならなくて困る。
I介護者がそばにいて「していること」を見ていて、1つひとつ指図されて困る。

その他、写真のとおり、山のようにあった(笑)。これら様々な「困りごと」をグループ分けして、名前を付けてみた。

@家族に介護保険制度について理解がなくて困る。
Aサービス内容があっていなくて困る。
Bヘルパーの仕事を理解していないで困る。
Cヘルパー同士の連携が取れずに困る。
Dケアマネが提案などを聞いてくれなくて困る。

などなど。

2)その困りごとをどうしたいのか、どうなりたいのか
@家族にも介護保険制度について理解して欲しい。
Aサービスを見直して欲しい。
Bヘルパーの仕事を理解して欲しい。
Cヘルパー同士が話し合う場を持って欲しい。
Dケアマネに現実を知って欲しい。

などなど。

さらに、出た要望を同じような内容で「島」をつくってみた。

@介護保険制度の理解
Aケアマネ関係
Bサービス提供責任者関係
Cヘルパーの連携方法

3)解決する手立てを考える
さて、困りごとや要望を出すだけでは、「口」だけで終わってしまいがち。ここからはその意向を濃工夫するための解決策(案)を考えないといけない。

@利用者・家族に介護保険制度について理解していただくため、その都度説明する。
Aサービス提供責任者に「困りごと」を伝え、モニタリングをしていただき、ケアマネに報告して計画を見直していただく。
Bサービス提供責任者に、同行していただき、指示を仰ぐ。
Cヘルパー同士で話し合う機会を設け、工夫していることを伝え合う。

などなど。

実はこの工程で、「困りごと」を明確にする意向を出す提案(専門家の意見)するをすり合わせること=アセスメントと言う。

そうなのだ。アセスメントって、情報を収集するだけと思っていたあなた。このめんどくさい工程を「アセスメント」という、わざわざアローなんとかというものは全然不要である。

だから、ケアマネさん達も、説明を省いたり、専門家の提案を省いたり、利用者や家族の「困りごと」や「こうして欲しい」に振り回されてしまうのかもしれないなぁ・・・って共感してどうする!

ホント。それが仕事のケアマネさん達には、もっとしっかりやって欲しい、はい

そうそう、この演習を佐藤は1時間30分かけて行いました。その間、佐藤は、各グループをまわり参加者の話に耳を傾けたり、アドバイス等を順次行った。

そして、このように自分たちの現状を可視化することで、1人ひとりがいろいろな気づきを得ることができた。

2.訪問介護のしているサービスとは
さて、後半は、《ショート・スリラー》ならぬ、動画「勝浦さん事例」を見ていただき、ヘルパーのしている援助を書き出していただいた。

この動画の中で「ヘルパー」(役)の役をしている、「意欲を引き出すかかわり」についてをICFの共通言語とその内容を解説しながら講義を行った。

訪問介護の仕事は、生活援助身体介護に分類できる。生活援助では、掃除、洗濯、調理などを本人に代わって行う代行といわれるもの。代行なので、その行為を行えば援助は終了である。

もちろん、援助に入るわけなので、本人の健康状態を把握することも含まれてはいるのだが・・・。

一方、身体介護にある 「自立支援のための見守り的援助」となると、代行的に家事を行えばよいというわけではない。もちろん、本人のできることは本人にやって頂き、できない所をヘルパーが行うというような安易な援助でもない。

「本人のできる所は、本人ができるように励まし、できない所は、本人の意向を伺いながら、本人がした気持ちになれるようにヘルパーが行う」のですから。

へっ? どういうこと? わからないかなぁ(笑)。

3.今後自分たちが取り組むこと
では、具体的にヘルパーのしていることを可視化(文章)してご案内しょう。ああ、ここでもアローなんとかは不要である(笑)。

@訪問し、あいさつをして、体調をうかがう。
これは「心身機能」への支援である。具体的には体の痛みや、具合をうかがっているのだ。
A本人に本日のすることを説明して同意を得る(手順を確定する)。
これは「参加」への支援である。本人の意向を伺い、その中でご本人にできることを役割として依頼する。依頼するのだから、その行為を「して頂いた」時には、そりゃあ、もう感謝を伝える。
B排泄への気遣い、移動の支援。
これは「活動」への支援である。ヘルパーは作業に入る前に、利用者にトイレに行く必要性の有無をうかがう。そして、作業中や、屋内を移動する時には、転ぶことがないように注意を喚起し、危険がないようにそばに寄り添い、見守っている。
C洗濯物を干す支援。
これは「活動」「参加」への支援である。サービス内容に明記してある《メインテーマ》なのだ。ここでは、洗濯物を干す行為の中で、瞬時に、「できること」「できないこと」を把握し、必要な援助を行う。例えば、小さい洗濯物を自身で角ハンガーに干せるように、揺れてしまう、角ハンガーを押さえたり。あるいは、自身でピンチを開き、洗濯物を挟む行為を認めたら、「まだ、力がありますね!」「自分で干せて良かったですねぇ」などと、「している」行為を称賛するなど。
D連絡帳に記録を書く。
これは環境への「支援」である。家族への連絡帳に本人がしていたこと、できたことを記載して、安心していただこう。

つまり、ヘルパーのしている援助は、「洗濯物を干す」という行為ではなく、本人のそばに寄り添い、本人のしていることやできそうなことを継続できるように励まし、協力動作には、感謝を伝え、最後に本人が頑張ったことについて労をねぎらうという援助者として当然の行為である。

これらは、ヘルパーであれば、誰でもしている当然の行為なのであるが。それを文字化すると、「声かけ」「見守り」「安全確認」などとなるものだから、他者には伝わりにくくなる。ましてや、介護支援専門員は、ヘルパーのしていることに「意欲の向上」が含まれているなんて考えてもいないのだ(笑)。

なんせ、他者との交流は通所介護のような集団でなければ得られないと考えているのだから・・・。

ヘルパーならば誰もが知っていること。それは利用者さんがヘルパーの訪問を受けることで元気になるということであろう。はじめは、パジャマ姿であった方が、ある日は服を着替えていたり、ある日は、新聞をまとめてくれたり、ある日は玄関先で待っていてくれたり・・・。

これは利用者の中で、ヘルパーさんとの関わりを通して、社会性を取り戻し、他者を迎える楽しみや喜びを取り戻したと考えられる。

介護保険制度の改正(改悪)、総合支援事業への無資格者の参入、などなど。どうやら、ヘルパーの役割は狭まっているようだ。今こそ、自分たちヘルパーの役割を1人ひとりのヘルパーが発信すること。それが1番求められていることだと思うがいかがだろう。

さて、四季も移り変わり、箸で蝉を追いかける時期となりました。いまは百日紅が満開です。皆さん、ご自愛くださいませ。



●昼食をいただく●.jpg

●昼食をいただく●



(巨人・阿部選手の2000本安打達成に際し、DeNAの〇香選手のコメントは「(阿部さんの)打撃フォーム連続写真をおかずに何杯でもご飯を食べられる!」ってさ。〇香選手も2000本安打、頼みましたよ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 16:23| 島根 ☁| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

奮闘記・第1038回 見聞録/新潟県

●2017年● 新潟県西蒲原郡弥彦村

越後の大社、彌彦神社で祈念!

〜書籍のヒット&商売繁盛〜



本日、佐藤は、新潟県にいますよ、www。そう新潟県で研修です!

今年度は、新潟県ホームヘルパー協議会さんから、《訪問介護員のスキルアップ研修》を依頼され、先週は長岡会場、今週は新潟会場です。なんと、2週にわたり新潟県に出没(熊みたい)しているというわけです。

長岡会場で関わった参加者も、この新潟会場で関わった参加者も、皆さん非常に熱心に研修に参加されています。

利用者の生活を《ガチ》で支援している人々の、研修に対する意気込みはこの暑さにも負けないくらい熱ですよ、ええ。

こちらの研修の様子は、「研修会のツボ」にて報告することを想定しております。ええ。以下は、緊急の「見聞録」です。

佐藤は、新潟県へ移動するため、早朝、

「こんな夜更けに彌彦かよ」

という、「ひゃ〜参謀」を車に押し込み、関越自動車道をゆきゆきて新潟を目指した。

本日の予定は、行きつけの神社・越後国一の宮・彌彦神社を参拝し、道の駅・うみてらす名立にて、道の駅のマグネット(レアものを「ひゃ〜参謀」がコレクトしちょります)をゲットすることだ。

新潟県の長岡市では、8月2日・3日と、長岡花火が開催された。「新潟日報」の記事によれば、新潟内外からの52万人(大本営ならぬ主催者発表)を魅了したとのこと。

ちなみに、この花火大会は、今年で70年であるという。戦没者の慰霊や災害からの復興をメッセージを伝え続けているのだそうな。ふう、1日ずれていたら、大渋滞に巻き込まれていただろう。はっはっは。ツイてるな。

しかし、この週末は、新潟市でもお祭りらしいから、まぁ油断はできん。なんせ、日本人はおおむね花火好きと勝手に認定。その花火が打ち上げられると言うのだから、こちらも気が気ではない。

佐藤が走行していた時間帯は、交通量はあったものの、車の流れはスムーズであった。関東を覆っていたUFO(こわい)ではなく、雨雲も、谷川連峰を抜け、関越トンネルを抜けると、そこには雪国などはなかった。まぁ、8月だからな。新潟の空は晴れていた。

計算どおり。なんせ、「ひゃ〜参謀」“晴れ男”なのだ。途中、いくつかのSAやPAにて休みながら、先を急いだ。新潟に侵入し、スキーリゾート、石打や湯沢あたりでは、山肌を整備して作られたゲレンデが、陽光を浴びて、車窓を深緑色に染めている。

同時に外気温も上昇し、気づけば、アナタ、31℃を超えていた。日本も着々と熱帯化が進んでいる。

とうとう、越後川口SAで、木いちごソフトを所望した。佐藤は、信濃川が眺望できる休息場に移動して、ソフトを頂いく。

このソフトは、ビニールカップの底に、コーンフレークが敷き詰められており、その上に、バニラのソフトクリームが入り、木いちごのシロップがかかっている。それをスプーンですくって食べるのだ。いうなればパフェである。

木いちごのシロップは甘酸っぱい刺激があり、甘いクリームと程よく絡み合っている。これはうまい!


●越後川口SAで木いちごソフト●.jpg

●越後川口SAで木いちごソフト●



しかし、いつもながら、この下にあるコーンフレークが難点、いや邪魔。寄る年波にこのカリカリした歯ごたえが堪えてくる。

・・・・・年をとって、そんなもんなんだよ!(笑)

と言いつつ、車窓には、弥彦山がすぐそばに迫って来た。先週は雲が低く立ち込め、山々を見ることは出来なかったが、これも「ひゃ〜参謀」効果かも知れんな。

われわれは、ナビ様の仰せの通りに、燕三条で高速をおり、一路弥彦村を目指す。ははは。もはやこの道も通いなれた道である。

道の両側には、田園風景が広がっている。緑色の葉を空に尖らせた稲には力強さがみなぎっている。すでに、中には、稲穂を付けて、頭を下げ始めた稲もある。やがて、これらの稲は黄金色に輝くのだ。

ほぼ、予定通り、無事に車を神社に1番近い駐車場に停められた。毎年、彌彦神社に来るとすれば、秋が多い。

だから、境内には菊祭りが開催されてのだ。いや夏に来たのは久しぶり。まずは、いつものように、祓戸社に行き、参拝のご挨拶。

祓戸社は、木々に覆われ、涼しいくらいだ。佐藤が手を合わせて神と交信をしている間を良いことに、「あいつら」は佐藤の体にまとわりつく(泣)。

交信後、深々と頭を下げたら、足にはまさしく数匹の蚊が足に群がっていた。

「ひゃ〜参謀」いわく、「蚊は追い払っても無駄(刺される)んだから、ほっとけば彼らが唾液を抜いて去るから、そのままにさせた方が痒みは出ない」と忠告してくれるのだが、でかくても、かよわい足(自称)なのだ。あの黒い物体が張り付いて吸血しているとなるとそりゃ離れるまで放置とはいかんぜよ。

パンパンパーンと足を叩き、あ奴らを退治したのはいうまでもない。さて、いよいよ、真紅の大鳥居をくぐり、参道へ入る。手水社の清水にて、蚊に刺された足も清めさせた頂いた。

その後、重軽の石に挑戦。これは願いを込め、置かれた石を持ちあげた時に、軽ければその願いは早く叶うし、重ければ難しいと言われている。

今回は「ひゃ〜参謀」も挑戦。ぎっくり腰にならなかったから、存外早く叶うのかも知れない(笑)。

●彌彦神社の祓戸社から参拝●.jpg

●彌彦神社の祓戸社から参拝●


●「重軽石」を持ち上げる●.jpg

●「重軽石」を持ち上げる●



その後、参拝客に後に続き、境内へ入った。うん? そこには珍しく静寂がひろがっており、ご神気が漂っている。

そうそう、菊祭りのときには、こちらに大輪が飾られており、参拝客でにぎわいを見せているのだが、今回は並ぶずに拝殿に参拝できた。

2礼4拍手1礼の作法に則り、お参り。おかげ様で、無事、新刊を出せました。この本がより多くの方に読まれますようにお願いします!

そして、拝殿横のおみくじ箱に手を伸ばす。やったぁ、大吉ですよ! そこで、絵馬(「ひゃ〜参謀」謹製の絵入り)を奉納したのはいうまでもないこと。

●静寂の中、ご神気漂い境内●.jpg

●静寂の中、ご神気漂い境内●


●「大吉」だったので絵馬を奉納●.jpg

●「大吉」だったので絵馬を奉納●



その後は、弥彦スカイラインで展望台を目指すのだ。佐藤は、神門で踵を返し、「ありがとうございました」「ありがとうございました」「ありがとうございました」と念仏もとい、御礼を伝える。

まさしくその時に、なんと、佐藤の特養時代(働くほうよ)の同僚が門の前に立たずんでいた。背の高い彼はまさしく〇〇ンちゃん(笑)。

お互いに、「ええどうして?」「なぜ、ここにいるの?」って感じ。なんでも彼は長岡花火をみてからの帰路だとのこと。

「ここはコミュニケーションの神様」と言われたので立ち寄ったとのこと(都市伝説発動中)。彼はバリバリの介護支援専門員。明日から請求業務に入ると話していた。

そうなんだから、張り切ってねぇぇ。これも、神の思し召しだよね。ひゃ〜ビックリ!

出会いと別れを繰り返しぃぃぃ。さて、車に戻る。

ビーナスラインを目指したのだが・・・・、なんと、入り口は封鎖! そこには土砂崩れのためと書かれた札が貼られていた。なんということ! 車では行けないではないか。「途中に下品な色合いの観音様がいて・・・」が聴こえたのか?・・・弥彦大神には全然関係ないのだが。

そこで「ひゃ〜参謀」がいう。

「大将、ロープウェイで行っては? さきほど、お守り入手のさい、神職さんから(ロープウエイの)割引券をくれましたから!」とのこと。

たまたま、ロープウェイの割引券? いささか話が出来過ぎだが、まぁいい。

それは、良いアイデアじゃということで再び神社へ戻る。でも、この時間では神社そばの駐車場はすでに満杯だ。

そこで、距離は少しあるが、すぐに、確実に停められる、めんどくさい場所を選択し、そちらに車を置き、境内に移動する。

境内には、ロープウェイ山麓駅を結ぶ無料のシャトルバスで行く。こうして、引き返すと決まったときから、時間をロスすることなく、スムーズに山麓駅に着いたのであった。

弥彦山ロープウェイ乗場では、眼下あじさいの花が盛りを迎えていた。その合間に、ヤマユリが大輪をひろげ、オレンジのめしべが光輝いていた。

やがて私たちを載せたゴンドラが静かに宙を進む。ゴンドラからは、緑の田んぼの絨毯の中に、弥彦村・燕市があり、その遠方には新潟市も見渡せる。


●山頂駅で彌彦ブラザーズを救出●.jpg

●山頂駅で彌彦ブラザーズを救出●


●本を売り込む(笑)●.jpg

●本を売り込む(笑)●



弥彦山ロープウェイの山頂駅前では、メガホンを持った名人芸的な案内人が、「はいはい。海の上に見える、白雲がかかった下の色が変わっているところ、あそこが佐渡島、左の端から右の端まで海と色が変わっているところ、あれ全部佐渡ですから〜、はい」

展望レストランや売店では新潟名物お米を使ったアイスクリームや、お土産品がある。さらに、その上には、彌彦神社奥宮(御神廟)へいく道がある。などなどをお知らせしている。毎回、この方とは毎年遭遇するが、メガホンから流れる声は変わらない。いや〜、お元気そうで何よりである。

さてさて、我々は、奥宮を目指す。

山の稜線には、おにやんま(トンボ)が群れを成して飛んでいた。その中を頂上を目指して歩き出した。もう、数メートルも歩かないうちに、体は汗だくである。

こちらでも、紫のあじさいや、山百合が「がんばって」と花を揺らし励ましてくれている。ここは斜面に、階段を施し、歩きやすいように整備されている。とはいえ、山は山。斜面である。だから、徐々に息が上がってくる。

まぁ、行きかう人でも、大人で挨拶もしたり、しなかったりである。だが、ここにくる学生のクラブ活動なんてのに遭遇したら大変。行き交うメンバーから挨拶のシャワーを受けることになるからなぁ。

息も絶え絶えの状態で、「あれ」にあったら、しばし立ち止まらないと挨拶は出来ませんて。

そういうメンバーに襲われず(?)に、なんとか、無事に奥宮の社務所前に到着した。ふう、本当にしんどい。いや汗が絞れるくらいである。

しかも、奥宮のある頂上には陽を遮る場所なんぞはない。太陽はすぐそこ。ぎんぎらぎんにさりげなく♪(ふるい)どころか、容赦なく照り着けているのだ! 汗をぬぐいつつ、参拝をさせて頂いた。


●山道であじさいが!●.jpg

●山道であじさいが!●



奥宮でも、社務所のおみくじを引いた。ややややややや。こちらは小吉でござる。ささ、降りましょう。我々は来た道を引き返した。でも、階段って降りるのも大変なんだよなぁ。

雨で山が崩れるくらいなんだから。しかも、ところどころ、斜めっていたりするわけだ。老々、いや道々「ひゃ〜参謀」と励まし合って何とか降りてきた。

もちろん、帰りもロープウェイである(今回は弥彦ブラザースはふたり)。行きも帰りも、案内人は同じく、超美形(「ひゃ〜参謀」認定)の(つがい?)さん。彼女はガイド役らしく、心地よい声でアナウンスをする。

行きはけっこう面白いやり取りを乗客と交していたが、しかし、帰りは、乗客の野暮なお兄さん、かい塚せい一郎(仮名)が、「暑いですよね。ここ、クーラーは付いていないんだねぇ?」なんて話しかけているのよ。

しらけると言いうか、なんというか。そもそも、5分くらいがまんせいやって感じの車内の雰囲気なのだ。

まぁ、からんでいるというのではないのだが、ウィットに富んだ会話とでも思っているのだろう。コンシェルジュでもなきゃ答える気にもならないが(笑)。

まわりも大迷惑であるが、そういう客にも彼女は丁寧な対応をされており、さすがプロであった。


●越後平野を見下ろす●.jpg

●越後平野を見下ろす●



こうして無事(?)に彌彦神社を参拝した我々は、その後、一気に、道の駅・うみてらす名立へ移動し、海鮮レストランで、新鮮なサケいくら丼を頂き、夜は、一押しの洋食屋のぐりる神田さんにて、チーズハンバーグを食べられ、大満足であった。

いや〜、寡黙なマスターが、我々のことを覚えてくれていたようで、何気ない気遣いがまた嬉しい。美味しかったし、大満足です。

そうそう、JR新潟駅近くのプラーカのジュンク堂書店新潟店でも、佐藤の『ケアプラン 困ったときに開く本』が入っていた。在庫は1冊。もちろん、注文できますよ!(笑)。ぜひぜひよろしくお願いします。

暑いですが、皆様。ご自愛ください。



●海鮮レストランでサケいくら丼●.jpg

●海鮮レストランでサケいくら丼●


(核ミサイルを何百発もち、敵には何発もおとすと脅かしても、自分が1発もおとされたくないとすれば、2〜3発の核ミサイルをもった相手でも、覚悟を決めた相手なら、結局対等になっちゃうんだろうな。貨物船アタックで海に沈むイージス艦だからなねぇ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:50| 島根 ☀| Comment(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

奮闘記・第1037回 見聞録/東京都

●2017年● 東京都府中市

『武蔵国風土記モドキ』外伝

「すもも」vs.「ケバブ」vs.「佐世保バーガー」の関係


いやいや、暑いですね。皆さまお元気でしょうか? 今回は、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を武蔵の国の守り神としてお祀りしている、大國魂神社の見聞録です。

「この大神は、出雲の大国主神と御同神で、大昔、武蔵の国を開かれて、人々に衣食住の道を教えられ、又、医療法やまじないの術も授けられた神様です。俗に福神様、又は縁結びの神様、厄除け・厄払いの神様としても著名な神様」云々。

これはもちろん神社側の立ち位置でのお話(笑)。

いろいろな神様をひとつにまとめて拝んでいる、武蔵の国の総社なのだが、ほんとうはなかなかを持って、一筋縄ではいかない神社である。しかし、本日はそういう、かたい「逆説シリーズ」(かたいか?)のような部分は抜きにして、お祭を楽しんでみたい。

厳密に言えば、こちらは、出雲大社というより、日御碕神社の方に因縁があるのだが(そもそも古代の杵築宮はともかく、出雲大社よりこちらの神社のほうが古いのだ)。

とりあえずは出雲の大国主大神ゆかりという話でもかまわない(笑)。そう、大国主大神かぁ、お懐かしい。いまは鳥取の大神山神社に戻られているという話もあるが、お元気かなぁ?

出雲でも伯耆でも、暑い日が続いているようですからねぇ、皆さまご自愛ください!

今年度は、国立市界隈で仕事が多いので、移動途中に、この大國魂神社を参拝しております。そして、「ひゃ〜参謀」との、おみくじ合戦(?)を楽しみにしているのだ。まぁ、こちらに関しては、全然、佐藤の勝ちであるがwww。

たまたま、先だっても仕事前に、こちらに参拝したところ、「きたる7月20日は《すもも祭》が催される。当日だけ、からす団扇(ないしは扇子)を領布する」と告知があった。お祭の日に再度来れたらいいなぁとは思っていた。


●「すももまつり」に参拝●.jpg

●「すももまつり」に参拝●



その日の朝、車の中でラジオに耳を傾けていたら、なんと、実況中継で、すもも祭が紹介されているではないか。もう、こうなったらいてもたたってもいられん(神社&おまつり好き?)。というわけで、研究所でひと仕事を済ませ、「ひゃ〜参謀」を連れて、おまつり会場へ向かった。

そもそも、この《すもも祭》とは、源 頼義・義家父子が、奥州安倍氏平定(前9年の役)途中、大國魂神社に戦勝祈願をし戦に勝ち凱旋の帰途、戦勝御礼詣りのために祭が起こったのだという。

まさに、今の《野党連合軍》みたいなもんだな、仙台でも負けたし。まぁ、立ち場としては、逆(安倍さんが与党だかんね、加計忖度大将軍?)なんだがwww。

その際、神饌の1つとして李子(すもも)を供えたらしい。このことをきっかけに、境内にすもも市が立つようになったのが、この祭の名前の由来だそうな。

今では、夏の風物詩として定着し、近隣の方々はもちろん、ほんとうに地方の方からも参加者がたくさん見えるらしい。OH!つまり、駐車場が空いているか心配せねばならない。

やがて、駐車場に近づくと「空」の文字が点滅してる(笑)。こうして(あっさり?)めでたく車を駐車場に置けた(神の思し召しであろう)。佐藤の車の周りには、相模ナンバーはなんのその、名古屋ナンバーや関西ナンバーの車も停まっていた。

ううん、神々様も喜んでいるようだな。そして、車を降り、参道に向かう。そこには、屋台が所狭しと並んでいた。いや、神社は広いが、もともと参道は狭いのだ(笑)。


●参道は縁日で賑わっていた●.jpg

●参道は縁日で賑わっていた●



そこに、たこやき、広島風お好み焼き、巣鴨名物カステラ焼き、佐世保バーガー!!!、長野のおやき、すももあめ、肉の串焼き、ケバブ!!!(トルコ料理)いか焼き、ふりふりポテトなどなど。もう、屋台の世界は、どこの名物かわからないくらい、いろいろなものが大集合である。

それらを眺めながら、進み、手水舎で手水を使い、境内へ。さすがに境内には、屋台はない(当たり前・・・でもないか)。この神社は格別作法がうるさ・・・いや厳しいところで有名である。

もちろん、通常よりも参拝客も多いが、境内は《通常の静けさ》である。・・・それって、恐いでしょう(笑)。あの出雲大社だってあり得ない。


●氷に入った和菓子が奉納されていた●.jpg

●氷に入った和菓子が奉納されていた●


●烏の団扇をゲット!●.jpg

●烏の団扇をゲット!●



我々は、参拝客の列に並び、やがてゆるゆるとお参りを済ませた。そして、すもも祭にだけ領布されるというカラスの団扇を手に入れた。この団扇(ないしは扇子)は《魔》を祓うのだ。へんな絵を描いたり、決して〇や□や△を矢印で結ぶなどで仕事で遊ぶヤツを許さない(「ひゃ〜参謀」談)らしい。・・・そう、そりゃあ良く分からんが?(笑)

これを家の玄関に飾って置くだけでも魔を祓い、幸福(特に、なぜか金運)を呼ぶらしい。家に飾って置くと、家族が誰も帰って来ない可能性を危惧しつつ(笑)、手に入れてみた。

そして、おみくじ。おお、結果は、やはり“大吉”である。もう御一方は吉で、その夜のナイターで、DeNAが巨人・菅野に完敗した。この時点で後に巨人が20連敗するとは誰も考えない(だってしないし・・・たぶん)。

さて、まじめに、この《からす扇(カラス団扇)》考察する。この起源は。大国魂神社のホームページを盛る、いや見る。

神代の昔、大地主神が田植えをなさる時に、早乙女や田夫らを労うために牛肉をご馳走したという。

それを、御歳神様の御子がご覧になっており、そのことを家に帰ってから御父にお告げになったという。当時は牛の肉は忌み嫌っていた。

仏教由来のインドでは牛は神様である。だから、ビーフカレーは存在しない。素戔嗚尊牛頭天王とされている以上、仏教系神様信仰では牛肉は食べない。だから、この大地主神は、きっとmade in Japanの神様の可能性が高い。

さて、これをお聞きになった本来、made in Japanのはずの御歳神様は、非常にご立腹なされ、田にイナゴを放ち、苗の葉をことごとく 喰い枯らせてしまったそうな。大人げないというか、なんというか・・・。まぁ、これも信州なら、おかずが一品増えただけかも知れんが(笑)。

大地主神は、大変に驚かれて、何か神の崇りであろうといって卜者を呼んで占わせてみた。すると、「これは御歳神様の崇りであるから宜しく白猪、白馬、白鶏を献じて お詫びするのがよろしい、されば怒りも解けるであろう」とお告げがあったという。猪・馬・鶏の肉なら良いのなら、食の嗜好の問題に過ぎないのだが・・・。

そこで、かわいそうな(?)大地主神は、その通りにしたところ、御歳神様のお怒りが解けたばかりではなく、蝗の害を駆除する方法も、いろいろと教えて下された。なんだかねぇ・・・。

その方法の中に「烏扇をもって扇げ」とお教えなさったというのだ(やっと出てきたな、団扇が)。

そこで、からす扇(からす団扇)は、その扇や団扇で稲や疫病を扇ぐと害虫は駆除され病気は平癒するという、蚊取り線香>農薬のような力を持つ団扇を得た。そんで「五穀豊穣・悪疫防除」の意味で深い信仰があるのだそうだ。はいはい、有り難うございました。神様大好き(笑)。

我々は、その団扇を手に、風を起こして、境内を後にした。そして再び屋台のある参道へ。境内近くの屋台では、プラムや、ソルダムなどが、それぞれ網に入れられ、赤や紫の色を放っていた。それぞれの網には1000円の札が付けられていた。


●まさに「すもも祭」じゃ●.jpg

●まさに「すもも祭」じゃ●



我々も、縁日にちなみ何かいただこうということで、すももカキ氷を狙ったが、品切れ。佐世保バーガーとケバブを天秤にかけ、今回はケバブが勝ち(笑)。その出店に行き、チキンサンドとやらを所望した。

薄皮のパンの中に、キャベツの千切りと、焼いたとり肉に独自のソースがかかりなんともうまい。うまいのだがやたら食べにくい。これはまさに法難規模であるがまぁ良い(笑)。これで、今年の夏も元気に過ごせそうだ!

これからが盛夏の時期。皆さま、神様、どうぞご自愛ください!



●流行の「ケバブ」をいただいた●.jpg

●流行の「ケバブ」をいただいた●


(まぁ総理もそうだけど、なんとか地方創生相のほうが品格のかけらも人間性も感じないんですけど。石破さん、出番ですよ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:15| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

奮闘記・第1036回 研修会のツボ/静岡県

●2017年● 静岡県静岡市


静岡県社会福祉協議会 静岡県社会福祉人材センター

「平成29年度 介護記録の書き方講座(入居・入所編)」



研修の目的:施設内の他の職員と情報を共有し、チームケアを実践するには、何をどう書けばいいか・要点をどうまとめて書けばいいのか。そんな悩みを解消し、「伝わる記録」をかうためのポイントを学ぶ。

さてさて、昨年(2016年)に引き続き、やってきました静岡県!本日の天気は梅雨の合間の晴れ。ただし、梅雨には変わりなく、富士山は雲に隠れて勇壮な姿をみることはできない、残念!!

佐藤は例のごとく、前日から研究所・マツダのデミオ、コードネーム、“カナメイシ君”(空は飛ばない)に、「ひゃ〜参謀」を押しこみ、静岡入りを果たしている。

もちろん、この間あちこち見聞したのだが、その報告は後日機会があれば・・・ということで、今回のブログは、静岡県で活躍している介護職員の方々との関わりを報告したい。

まずは朝の《猪出没注意》の張り紙のある、静岡浅間神社から参拝(まぁ、わが故郷の諏訪大社などは熊出没注意ですよ、ハハハ)。

朝から大吉をいただきました。あ、佐藤は、ですよwww。

●静岡浅間神社を参拝!●.jpg

●静岡浅間神社を参拝!●



さて、静岡県社会福祉人材センターさんでは、様々な、それはそれは研修を企画・運営している。佐藤が受け持ったのは、「介護記録の書き方(入居・入所編)」であった。ちなみに居宅編は8月に開催する予定となっている。

研修に先立ち、担当者と研修内容に対して、新担当者と相談を重ね、下記内容を行うこととした。

@アセスメントとモニタリングを意識した記録の書き方。
A利用者のしていること、できていることを記録に残そう。
B活動・参加・環境に対する支援も記録に残そう。
C終末期・ターミナルを迎えた方に対する支援と記録(多職種協働)。


■研修で行ったこと
【自己紹介】(グループ内含む)
1.ワーク:利用者の援助を行うために必要な情報とは何か
 「どのような情報を知っている必要があるか」
  自分で考え。グループでまとめる。
  グループで出された内容 を分析してみよう。
2.講 義:介護過程の展開・アセスメントとモニタリングとは何か
3.ワーク:介護記録に挑戦
  事例をひもとき、介護場面をダイアログで再現。介護を記録に残す演習。
  自分で考え。グループで考え。発表する。
  解説:解答例を案内。
4.講 義:終末期・ターミナルを迎えた方に対する支援と記録
5.ワーク:現状把握(持ちよった帳票と記録の書き方を共有)

研修は、最初からグループ方式で行う。この日は1グループ6名とした、A〜Gまでのグループができ、総勢42名の参加である(有り難うございました)。

はじめに各グループ内で自己紹介を行う。1人1分間である。自分の名前を案内した後で、上半期に起こった思い出深い出来事を伝えていただく。

そして、皆さんがお互いの事を知ることによって、徐々に緊張がとけていくのだ。なんせ、これからグループワークを行うのだから、互いの自己開示が必要なのですよ、ええ。


●援助に必要な情報を書き出した●.jpg

●援助に必要な情報を書き出した●



1.ワーク:利用者の援助を行うために必要な情報とは何か
介護職員が、利用者に必要な支援を行うためには、事前にその方がどのような人なのを知っている必要がある。そこで、まず皆さんに、支援に必要な情報とは、いったいどのようなモノなのかをワークシートに書き出して頂きました。

その手法は、まず自分で考え、その後、他者と情報を共有し、どのような内容が出されたかを分析するという方法である。

佐藤はいつものごとく《かえるくん》のタイマーを片手に、会場を歩き回る。そして、5分経過したのち、他者と語り合い、情報を共有するように伝えます。

ここからは、グループメンバーの積極性に関わってくる。多くは、最初にメンバーの中で口火を開いた者が、そのままグループのリーダーとなることが多い(笑)。もちろん、そのような人がいないグループでは、お互いの顔を見つつ、最終的にはジャンケンで役割を決めていたようです(笑)。

その10分後には、グループで出た内容をA3用紙にまとめていただいた。ただし、この用紙は、項目を以下4つに分けている。

@健康についての情報。
Aしていることやできることについての情報。
B他者との交流や、楽しみについての情報。
C地域や家族とのつながりについての情報。


まぁ、いうなれば、「ICF」(国際生活機能分類)概念図に当てはめていただいたわけですから。


●グループで説明する佐藤●.jpg

●グループで説明する佐藤●



その結果、各グループとも、4つの項目を埋めることができた。情報量として、

@健康についての情報。
Aしていることやできることについての情報。
B他者との交流や楽しみについての情報。
C地域や家族とのつながりについての情報。


となり、@に対して、Bが少ないという結果となった。実は、ここに挙がった内容は、即、常日頃の「介護記録の傾向」につながっており、皆さんの介護記録では、健康状態の記録が多いことがうかがえた。

2.講義:介護過程の展開・アセスメントとモニタリングとは何か
10分の休憩をはさんで、後半は、講義を行った。ここでは、施設サービス計画の作成法について簡単に説明し、アセスメントとモニタリングの違いについて説明しました。
アセスメントとは、「課題」=「ニーズを把握する」こと。

@利用者の現状を把握すること。
Aその現状においての困りごとを明確にすること。
Bその困りごとをどのようにしたいと思っているのか(要望)を明確にすること。


この結果が、課題(ニーズ)となる。


例)現 状:自分で車いすを操作してトイレへ行っている。
  困りごと:1人で便座に移れない。
  要望  :1人で便座に移れるようになりたい。
  ニーズ :トイレに行って用を足せる。
  目標@ :訓練室へ行き、移乗方法を体得する。
  目標A :生活リハビリを実施する(訓練を実践で活かす)。

こうして、介護職員は、この目標に向かって必要な援助を提供しているはずなのだが・・・。ご存知のように、利用者の生活状況も日々様々である。

計画作成時には、自分でトイレに行って、便座に移りたいと思っている人でも、いざ実践となると、あちこち痛いし、うまくできないし、めんどくさい。目標に向けた支援が難しいときもあるでしょう。

そんなときにも、1人ひとりの介護職員は、「それぞれが持つ対人援助技術」によって、なんとか対応しているのだ。

この「それぞれが持つ対人援助技術」とは、「説明方法,励まし方、感情の受け取り方、共感方法」など様々であるが、これらを記録として残しておく必要があるのだが・・・。そして、モニタリングとは、一定期間、計画に沿って援助を提供した結果である。

@利用者の現状が前回とどのように変化したか。
Aその現状においての困りごとがどのように変化したのか。
B要望がどのように変化したのか。


@〜Bを調査すること。

その結果、「改善・維持・悪化」の評価が可能となる。

@よくなった場合は「改善」。
A変化がない場合は「維持」。
B悪くなった場合は「悪化」。


そして、こられの情報をまとめるときに、先に示した「ICFの視点」でまとめると、なんとまぁ、まとめやすい(笑)ということを説明したのである。


●昼食になかなかのお弁当をいただく●.jpg

●昼食になかなかのお弁当をいただく●



3.ワーク:介護記録に挑戦
昼食後は、いよいよ事例を使用して、介護記録に挑戦していただいた。ここでは、佐藤が作成した「施設サービス計画」(ICFの視点で作成)をもとに、ご存じ物語(ダイアローグ形式)を作成。皆さんは、その場面に登場する介護職員になりきり、その介護を行ったことを想定して記録を書いていただいた。

今回「登場」した方は、要介護4の石山さんである。脳梗塞後遺症、右麻痺。

課題は(この方の)

@「心身機能」に対する援助の記録。
A「活動」(日常生活動作)に対する援助の記録。
B「参加」(他者との交流)に対する援助の記録。
C「環境(家族との関わり)に対する援助の記録。


である。佐藤は、ダイアローグ形式の演習課題を案内するときに、職員役を参加者から募集した。まぁ、そうはいってもどこでも、なかなか、たまにしか、手は上がりませんねぇ(笑)。

そこで、ジャンケンで勝った方に協力を依頼した次第です。4名の方々ご協力ありがとうございました。一通りの台本読みが終了した時点で、各グループに記録を書く「場面」を決めてもらった。各ループが挑戦する場面が決まったところで、いよいよ、記録を書いていただく。

なお、記録の書き方(マニュアル)には、記載方法を、適時、尊敬語や謙譲語で、丁寧に書くこと。利用者を「本人」、介護者を「自分」と記載すること。特記事項に気づきを記載することが定めてあると想定した。

自分で考える時間は当初5分と決めたが、5分では無理無理無理無理無理無理(笑)ということで、さらにサッカーのロスタイム的(笑)に5分追加してまとめていただく。

次にグループでまとめる。ここでは、研修担当・後藤氏の協力を得て、グループのまとめをA3用紙に記載する。グループでのまとめは、約15分。この間、自分たちの帳票を見せ合いながらのデスカッションが弾む。

その結果、各グループの介護記録が出そろった。いやいや、皆さんしっかりと書くことができているではないですか。

佐藤は、1枚1枚読んでいったが、尊敬語や謙譲語で示された記録は、読んでいても気持ちが良い。最後に佐藤が作成した解答例を配布し、解説した。


4.講義:終末期・ターミナルを迎えた方に対する支援と記録

ここでは、佐藤伸彦・著、『ナラティブホームの物語』(医学書院)を取り上げ、終末期を生きることへの支援で大切なこととして、「1人の人間の人生として、ものがたられる《いのち》を記録に残すこと」を案内しました。


●参加者の協力を得て物語をつむぐ●.jpg

●参加者の協力を得て物語をつむぐ●


●会場の雰囲気もよかった●.jpg

●会場の雰囲気もよかった●



そして、最後に「グリーフケア」(悲嘆の介護)という考え方について案内した。

グリーフケアとは、身近にいた人を亡くしたことで、出現する深い悲しみへの介護を指す。施設でも、死別後、遺族が悲嘆の過程を通過していくために、故人について語り合ったり、自分の感情を制圧せずに表現できるように促すような働きかけをしているところも多い。

もちろん、施設では、利用者が亡くなると、その時点でケアは修了するわけであるが、皆さんがすでに行っているこれらのグリーフケアもその方の「介護の記録」として、残すように心がけましょうと伝えた。これにてちょうど終了。

さてさて、今回の研修も皆さんの協力のもと、無事に終了することができました。どうもありがとう。皆さまどうぞ、お元気で!!


●介護記録の出き上がり!●.jpg

●介護記録の出き上がり!●


(某先進国の高層ビル火災は他人ごとではない、ひどすぎる。あれじゃまるで《ローソクビル》だものなぁ。・・・実際に火事や地震が来ないと防火システムが動くかどうかは神のみぞ知るだ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:19| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする