2018年02月20日

奮闘記・第1051回 研修会のツボ/群馬県

●2018年● 群馬県前橋市

群馬県 障害政策課

平成29年度サービス提供責任者現任研修


寒い日が続きますねぇ。ふう、今回のブログは、先だって開催された、群馬県障害政策課さんでの研修会のお話。

群馬県障害政策課さんでは、毎年訪問介護事業所で働くサービス提供責任者に向けて研修会を開催している。今年は介護保険制度や、医療保険制度など、法改正の年であるため、佐藤も改正内容も加味した研修ができるように資料を用意した。

今回の研修は、2日間にかけて行われ、会場は最近定番となった、県庁のぐんま男女共同参画センター(愛称「とらいあんぐるん」)で行った。

●会場入りする佐藤●.jpg

●会場入りする佐藤●



佐藤は、前日から群馬県へ入り、群馬の神々様に新年の挨拶を済ませてきた。それはそれでまた、見聞録として、別の機会(汗)になんとなく上げるとして、今回はまず研修会のご報告である。

今回も、なんとなく連れてきた、所員の「ひゃ〜参謀」と研修会場に向かった。我々は、素晴らしき高崎にある定宿を飛び出し、朝食を済ませると、上野国総社神社に参拝した。

二年前、激しい節分祭に参加したことを思い出しつつ、参拝したが、おみくじは小吉であった(笑)。

会場では、新担当者の能登さんと名刺交換。能登さんには新年度早々、研修設定のためにメールのやりとりをさせて頂き、大変お世話になっていた。

聞くところによると、群馬県障害政策課さんでは、新メンバーには障害者施設での実習を体験して頂くらしい。群馬県は教育熱心であるから、そのうち自衛隊の特殊部隊でも体験入隊をやるかもしれない(無いだろ)。

能登さんも、研修に励み、最後の方では利用者との関わりを楽しまれたとか。その話を上官、いや上司の野中さんも笑みを浮かべて聞かれていた。

●資料の確認と進め方を考え中●.jpg

●資料の確認と進め方を考え中●



■研修で行ったこと
【1日目】
 障害者総合支援法について。講義・演習
(1)総合支援法(改正を見据えて)。
(2)相談支援員が行うこと。
(3)サービス提供責任者が行うこと。
   指定基準で求められていること。
(4)居宅介護計画(訪問介護計画)の作成演習。
 @アセスメント手法(ICFの考え方)
 A居宅介護計画(演習・持参事例で考える)
 Bケア手順について。
 Cモニタリングについて
 Dサービス担当者会議への参加。

【2日目】
(1)情報共有から居宅介護支援を事例検討で深める。
   事例検討:1事例35分かけてグループ内で全員が行う。
(2)居宅介護計画の作成演習。
   1事例を選抜し、グループ内でICFの視点をもとに作成。
(3)発表・質疑応答。
(4)閉校式・講評。

さて、はじめは自己紹介から。佐藤の研修はグループワークが中心である。だから、1人ひとり、1分間スピーチを行って頂くのだ。実はこれ、話す人より聞く人々の態度が重要になってくる。

同じ1分間を話すにしても、聞く人の態度や行動によって、人はその時間が非常に長く感じたり、話し気が失せたり、ノリノリで短く感じたりするものだ。

つまり、聞く人が、話す人(話している人)に、興味を持って、聞く姿勢(視線を合わせる、うなずく等)を示せば、話しているも聞かれていることを実感できて、気持ちよく話せるのだ。

逆に、聞く人が、自分が話している内容であるにせよ、書くことに集中して、下を向いてばかりいると、話す人もどう続ければ良いのか思い浮かばなくなり、話せなくなるのだ。

佐藤は「ブタさん」のストップウオッチwwwを片手に、聞く人々に協力を求めつつ、タイムを管理していった。もちろん途中から、少しずつタイムを伸ばしていったのは言うまでもない(笑)。


●他者の話に耳を傾ける●.jpg

●他者の話に耳を傾ける●



なんせ、人は自己開示が進むにつれ、グループメンバー同士で心が開かれ、同じ1分が短く感じるようになるのである。佐藤は、こうして、会場が「あたたまった」所で研修をスタートさせた。

午前中は資料を使って、障害者総合支援法の概論から講義を行った。なんせ、参加者はサービス提供責任者になってそれほど経っていないようで、まだ、わからないこともわからないという状態である(笑)。

佐藤は、障害者福祉の歴史をひもときながら説明し、皆さんに障害者サービスについての理解をふかめて頂いた。

●お弁当を頂く●.jpg

●お弁当を頂く●


●控室の窓から利根川の見える風景●.jpg

●控室の窓から利根川の見える風景●



昼食後、午後から介護報酬改定について資料を用いて説明。今回の改定の中で佐藤が1番伝えたかったのは「自立生活支援のための見守り的援助の明確化」であった。

これは平成12年にとっくに出ている、老計第10号「訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等」に関することである。

社会保障審議会の資料では、「訪問介護の自立支援の機能を高める観点から、身体介護と生活援助の内容を規定している通知(老計第10号 訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について)身体介護として行われる「自立生活支援のための見守り的援助」を明確化する。」としているのだ。

そこでまた、佐藤は参加者に老計第10号を知っているかをたずねてみた。すると、聞いたことはあるけどわからない、知らないという方がほとんどであった。

そうなんですよ。この通知(老計第10号)の内容を、現役のサービス提供責任者や、介護支援専門員が知らないんだから、サービス内容が生活援助に偏るのも無理ないことなのかもしれない。

そうは言っても、家事代行は生活援助でとして請求でき、自立生活支援のための見守り的援助は身体介護介で請求を行うことができるのだ。

介護報酬では下記のように差が出てしまう(一部のみ掲載)。

(新単価)
生活援助中心45分以上        225単位 → 223単位へ。
身体介護中心型30分以上1時間未満   388単位 → 394単位へ。

この差って、かなり大きいのではないでしょうかね。そこで、具体的な事例を取り上げながら、「自立支援のための見守り的援助」を文字化することにチャレンジして頂いた。

皆さんは、自分達のしていることを言葉で伝えるのはできるけれど、文章にするのって難しいとつぶやきつつ、各自が張り切って文章化することができた。

その後はグループワーク。各自が考えた内容をグループで共有する。もちろん、このときには脱線がつきもの。お互いに現時点でしているサービスをふり返りながら、自分たちが生活援助でしていることの多くに身体介護が含まれていることを再認識されていた。

まぁ、今回の法改正では、介護支援専門員もいろいろと考慮して頂けるだろうと思うし、第一利用者にも説明がしやすくなるのではないかと思われる。もちろん、説明するのは、皆さん、サービス提供責任者の役割なのだ。張り切ってほしい。


●自立支援のための見守り的援助とは●.jpg

●自立支援のための見守り的援助とは●



夜は、県庁近くの馴染みのピッザの店、ラ・ピッツェリアである。店前の広い駐車場に車を置いて、入り口に行く・・・、あれ? 本来であれば、ここにブリキのロボット君が立っていて、「いらっしゃい!」と出迎えてくれるのだが・・・。


●ブリキのロボット君は?●.jpg

●ブリキのロボット君は?●



今回はその姿が見えないのだ。トイレ休憩? 引退? 「ひゃ〜参謀」がトイレをのぞきに行ったがいなかった(そこにいたらいたで恐いが)。さて、どこにいるのかが気になった。

それはそうと、こちらでは、コース料理を注文すれば、前菜からドルチェまで頂ける。我々は、パスタとピッザをシェアし、両方の味を楽しんだ。


●ぐんまちゃんファミリーと夕食●.jpg

●ぐんまちゃんファミリーと夕食●



会計時に、店のお姉さんに気がかりなことをズバリたずねてみた。

「あの〜、店頭のロボット君は何処へ行かれました?」

すると、今は病気静養中(部品を直す必要がある)とのこと。

「トイレにいるかと思って見たんだけど、いませんでした」

「ハハハ、・・・そうですか。やはり、(ロボット君が)いた方が良いでしょうかね?」

と聞かれたので、「もちろん!」と笑顔で答えたのは言うまでもない。ロボット君の早い回復をご祈念しております。はい!!

さて、2日目は、とうとう、総社神社大吉を得た。


●総社神社で大吉!●.jpg

●総社神社で大吉!●


●群馬県庁を仰ぎ見る●.jpg

●群馬県庁を仰ぎ見る●



佐藤は、その勢いで研修に突入。各自が持ち寄った事例を発表し、お互いのしていることを語り合って頂いた。事例検討は。1人35分かけて行うのだ。

 @発表する。
 A質問する。(質問はため込む。)
 Bある程度ため込めたら、回答する。
 C気づきや助言を語り合う。

佐藤は、事例検討をしているグループに入り込み、1つひとつの事例検討の内容に助言をしていった。中には、それって、問題では?と思えるようなケースもあったが、そこはほら、事例ですから・・・。

我々は一場面だけを見て、聞いて、「それは良くない!」とは一概に決めつけることはできないのだ。むかし、厚労省主催でやった、厚労省が依頼した、事例発表なんかそのままアウトの事例でしたから(笑)。


●事例検討に入り込む●.jpg

●事例検討に入り込む●


●みんなのしていることは素晴らしい●.jpg

●みんなのしていることは素晴らしい●



佐藤は、常々こうした事例検討を通して、本当に現場の訪問介護員さんの技術のすばらしさに頭が下がる思いである。

特に障害者の方々は、人生の中で築いてきた「その人なりのやり方」がある(保護者や関係者が育んできたのだ)。

その中でどうしても無理な方法をなされている方もいる。でも、そのような場面であっても、訪問介護員は専門家であるから、そのやり方を受容しつつ、その時々に助言し、現時点に合った介護方法を伝えているのだ。

また、中には、痰の吸引などの医療的行為が必要な方の支援を行っている方もいて、参加者同士が勉強になったという場面もあった。

最後は、各グループから1事例を選択して頂き、ICFの視点を用いて、訪問介護計画書を作成して頂いた。


●グループ発表ができた●.jpg

●グループ発表ができた●



先ほどまで討論をしてきた仲間である。最後になっても語り合いは続き、その結果、計画完成には最後までは到達できなかったが、作成過程において、いろいろな気づきを得ることができたと思われた。

特に、利用者の活動(日常生活動作)を維持・向上するための支援や、参加(役割の提供・自立支援)を維持・向上するための支援について。

側に付き添い転ばないように注意を喚起して、転ぶことがないように見守る移動への支援や、本人のしていることや、できそうなことについて協力動作(役割の提供)を求め、協力動作がみられたら感謝を伝えるなどなど。

訪問介護がしている、いわゆる「声かけ・見守り」を文章化できるようになっていた

いやあ、これには感激した。佐藤の励みにもなりましたよ。最後は、群馬県知事からの修了書の授与(佐藤毎回代行)があり、今回の研修は終了した。


●修了書授与式●.jpg

●修了書授与式●



さてさて、サービス提供責任者は、訪問介護の仕事をしつつ、介護計画作成や、モニタリング、サービス担当者会議への参加、ヘルパーさん育成などなど、することがてんこ盛りだと思います。どうぞ、つぶれそうになる前に、今回のグループメンバーも、皆さん同じように張り切っているんだと、仲間の顔を思い出してくださいませ。

きっと、笑顔がこぼれてくると思います。仲間とはそういうもの、言い方は悪いかもしれませんが、「戦友」なのです。とはいえ、1人ひとりの健康が第一、どうか身体を大事にしてください。

こうして、佐藤は、研修後、名残惜しい群馬県を出ると、毎回、埼玉県の寄居 星の王子さまPA(上り)に立ち寄り、新製品がないかどうかを調べつつ、ここも行きつけのレストラン、ル・プチ・プランスで夕食を摂って帰路につくのであった。いや~、寒いです。皆さま、くれくれもご自愛ください!



●寄居 星の王子さまPAのル・プチ・プランスにて●.jpg

●寄居 星の王子さまPAのル・プチ・プランスにて●


(記者に「殺すぞ」の西宮市長辞職だそうな。公人だからしかたがないが、まぁなんとなく言いたくなる気持ちもわかるけどな。そうそう、小平奈緒選手おめでとう。凄すぎ!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 00:00| 島根 ☁| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

奮闘記・第1050回 見聞録/神奈川県

●2018年● 神奈川県高座郡寒川町&藤沢市


これぞ Holy and Bright!(寒川神社 and 江島神社)

〜その日、丹沢山地と相模湾にご神気が満ちあふれていた〜



お久しぶりです! 今年は異常気象で寒い日のか、本人の感覚がおかしいのか。エラく寒い日が続いております。皆様お元気でしょうか? 佐藤もなんとか過ごしております。

ブログもなかなかアップできませんねぇ。そう、もう2月に入りました。東京では日当たりの良い所では紅梅や白梅が咲きメジロが花の間を戯れております。

さて、今回は、年末年始に所用ができ、年始に恒例のご祈祷ができませんでした。それでは節分に!と、わが研究所の絶対守護神にして、相模国一の宮・寒川神社に新年のご祈願に行った日の見聞録です。立春前になんでもかんでもの八方除けをしておかないと、地球がどうなるかわからないからね(大きく出た)。以下、節分参拝の見聞のお話。

この日は、研究所のフェラーリこと、カナメイシ君(マツダ・デミオwww)になんとなく側にいた「ひゃ〜参謀」もついでに押し込み、東名高速をひとっ飛び。途中、港北PAでお休み。ここは知る人ぞ知るうまい定食ぞろいのフードコートだが、主に11:00過ぎからのメニューなのが残念。


●知る人ぞ知る、港北PA(下り線)の逸品の数々●.jpg

●知る人ぞ知る、港北PA(下り線)の逸品の数々●



海老名ジャンクションから茅ヶ崎方面へ、寒川北インター出口へ。東へ西へ? そして宮山にある寒川神社の駐車場に着いた。

そう、この日は先に述べたように、なんとも節分祭の日であった。大混雑が予想され、行列が富士山辺りまで続くかと思ったが、難なく車を第3駐車場なる所へ入れることができた。

昨年、からくもわれわれをお守りくださったお札を抱えて、鳥居をくぐり参道へ。参道は係りの方によって掃き清められていた。そこはそれ、対人援助が生業の佐藤。右に左に、その方々に声かけ、いや挨拶しながら、お札を納める場所へ向かった。


●今年もご祈祷にやってきました●.jpg

●今年もご祈祷にやってきました●



ご祈祷は朝早くから行われている(というか本日はわれわれが出て来るのがやや遅かった)ようで、すでに社務所内は昇殿参拝する方々であふれていました。いや〜、皆さん高木美帆選手並に速い、いや早い!

しかし、やはりなんだかんだで、混雑はお正月とはケタ違いである。ご祈祷をするには社務所内にてご祈祷申込み用紙に、住所・氏名などを書き込み、その紙を持って受付の方に祈祷願意(金儲けとか・・・そんな感じ)をお知らせし、ご祈祷料のランクを伝える。

その後、ご祈祷料お支払いして、中待合所へ向かう。われわれの番号は「4番」である。中待合では、お茶と干菓子を頂く。これが正月だと、プチ十日(とーか)エビス状態で、あっという間になくなるのだが、良くも悪くも、参拝客層が違うのか、本日は2ラウンドできた(笑)。


●今年は落ち着いた中待合所、番号札は4番●.jpg

●今年は落ち着いた中待合所、番号札は4番●



やがて、巫女さんから、「受け付け番号4番のお札をお持ちのかたぁぁ〜は、本殿(実際は拝殿)にご案内をいたしますぅぅぅので、お荷物を持って廊下へお並びください」とのアナウンスが発令された。「おかのした!」とは「ひゃ〜参謀」。さて・・・?

その後、巫女さんについていき、・・・なんとなく白い羽織を受け取る。その後、手水を受けて手を清め、いよいよ祓殿へと入る。本日は結構あっさりとここまで来れた。

ここでは、神職がご祈祷前のお祓いをして下さる。われわれは案内に合わせて、頭を垂れてお祓いを受けた。そして、右側に向き直り、ドアの前で待つ。ドアの向こうがざわざわとし、前の木戸が左右に開かれて、拝殿に入った。

しばらくすると、太鼓が打ち鳴らされ、いよいよ、われらがご祈祷が始まるのだ。正月はベテランを中央に左右2人の神職の輪唱体制なのだが、本日はベテランと若手のツートップ体制、ベテランの神職が鈴を振ると、チリチリチリチリチリチリチリチリ〜と鈴の音が天井へ上がって行く。

その後、神職が2人で同時に、ご祈祷の願主の住所(フルでっせ)・氏名・祈願内容をデュエット形式でそれえぞれ勝手に神様に伝えていく。

佐藤の名前は、今回は読み手が若くて、よく声の通るほうに読んで頂くことができたこともあり、昨年に続いて、今年もしっかりと聞くことができた。まぁベテランのほうに読まれたら、「大神力」で神様には通じやすいかもしれないが、人間には一切聞き分けることは難しい。いやいやなんとも(笑)。

皆さんの名前が読まれると、ご祈祷は終了。参加者は神職より、別れの玉串(?)を頂き、神前にて奉納し祈念・・・。儀式は終了であった。

佐藤のお願い? 寒川神社では、求めるものは平和であれ、願うものは自由であれ、願意は皆、こう書かれた「八方除け」(ホント)。まぁ以前よりは細かくお願いできるようにはなった。以前はなんでもかんでも、八方除けであったが、まぁ、実際効くからそれでもいいんだけどねぇ。

だからこそ、いまは「八方除け」「商売繁盛」って、何か問題でも?(笑)。われわれは隣りの部屋にて巫女さんから、それぞれのお札を頂き、風呂敷にくるんで境内へ出た。


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●ご祈祷後、拝殿から境内へ●



そして、恒例のおみくじタイム。佐藤は中吉「ひゃ〜参謀」であるが、なんか半端な感じ。

その後、境内の「大判焼き」と書かれた屋台で、ふつうの「今川焼き」を頂いた。そして宮山神社も参拝した。とは言え、まだまだ時間は10:00を回ったばかり。早い。高木・・・いや、これで帰るのはねぇ、ちと何かが足りない。


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●摂社・宮山神社にもご挨拶●



佐藤は、やはり「江の島」へ行くことを提案した。だって毎年の初詣はそのコースを取っているから、きっとそれが足りなかったのだ。そんで車で藤沢経由で江の島に出た。

えのしまがみぇぇてきたぁぁ、おれのいえぇぇはとおおい〜。まぁ北区から来ればそうですわな。そして、駅の近くのパーキングへ車を置いて、江の島を目指した。

江の島までは距離がけっこうあるのだが、この日は良い天気であり、人混みも適度な程度だったので、大丈夫だなと思いつつ、調子良く歩いていたところ、そこはそれ、所々の理由で佐藤は激しい腰痛に襲われ、「ううう〜ん」と唸る羽目になった。

「ひゃ〜参謀」は少し休んだ方が良いのでは?と提案してくれたが、この腰痛はなんども繰り返しており、病院でもとくに何もできないとのこと、自分でもどうしたら良いかわからないのだ。

痛みがおさまると嘘みたいに普通に歩けるのだ。しばし、この腰が!この腰が!とのたまい続けて歩き続けていくと、ほら治った(笑)。

江の島の大鳥居の前に着いたときには、また元気いっぱいなのだ。しかし、富士山は全く見えない。ここ、江の島は、3人の女神様が祀られている。

奥津宮多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、中津宮市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、辺津宮田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)である。

この三女神を江島大神、古くは 江島明神(えのしまみょうじん)と呼ばれていた。神仏習合により、弁財天とされて、江島弁財天として親しまれて来た。並ぶ順番は別だが、宗像大社厳島神社と同じ組み合わせである。

そこで、いつもなら江ノ島エスカーに乗るのだが、空いていたことから、そのまま階段を登って辺津宮を参拝した。


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●江島神社に到着●


●通常は江ノ島エスカーに乗るからお会いできなかった女神様がた●.jpg

●通常は江ノ島エスカーに乗るからお会いできなかった女神様がた●


●境内は太陽でまぶしい(辺津宮)●.jpg

●境内は太陽でまぶしい(辺津宮)●



おみくじはこちらでも中吉である。いやはや、なかなか大吉が出ない。その後、摂社のスサノオミコトが祭神の八坂神社を参拝。その後のおみくじもダメ(笑)。

その頃から再び腰痛が出現! そこで途中から江ノ島エスカーに乗ることとした。すると下から乗るとセット料金750円が、ここからは180円なのだ。中津宮「ひゃ〜参謀」大吉であったが、佐藤はダメ。うううん。


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●江の島の四季を楽しむ(中津宮)●


●結局はこれよ、これ。江ノ島エスカー(笑)●.jpg

●結局はこれよ、これ。江ノ島エスカー(笑)●



そろそろ、昼なので、幕末の長岡藩の「ガトリングご家老」とご関係のあった外国人の土地、サムエル・コッキング苑近くのイルキャンティ・カフェ江の島に、初めて立ち寄った。

通常地名だと江の島、施設名などは江ノ島、神社など、古くからあるものは江島である。昔は漢文読みだから、送り仮名やふりがなは入らないのだなぁ、と思っていた。しかし、このお店は店名は「江の島」であったが、メニューには「江ノ島(名物〜)」とあった(笑)。まぁ好きなように使えばいいのだが。

イタリアのシチリア島のカフェレストランをイメージしたらしい。値段はそこは、江の島。お値段はやや高めであるが、場所がら仕方がなかろう。でも味は確かなイタリアンであった。量も見た目よりもあって、美味しい。佐藤の宿敵・トンビもここでは手も足も羽根出ますまいてwww。


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●イルキャンティ・カフェ江の島のピッザを楽しむ●



そして、奥津宮を目指して歩いた。いや〜、猫が多い。ほんと多い。そして10分くらい歩いて、奥津宮に到着。1年のお礼と、新たなる願いを申し奉った。


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●とうとう奥津宮に来たのだが・・・●



ところが、2人ともおみくじはイマイチ。うううん、近くの龍宮大神を祀る龍宮(わだつみのみや)から声かけがあった。「(女神様は)だだいま御食事中である。だからこちらに来い」とのこと。

そうか、奥津宮の女神様はお食事中? ならばいたしかたがない。龍宮に参拝して、再びおみくじを引くと今度は大吉であった。そそくさと、江の島を出て、帰りは逆ルートを進み、本日の見聞録を終了とした。


●食事中の神様もいればそうでない神様もいる(龍宮)●.jpg

●食事中の神様もいればそうでない神様もいる(龍宮)●



いや〜、新年早々縁起が良い日であった・・・ハハハ。今年の恵方は南南東である。手作りの恵方巻で、改めて、立春を迎えることが出来ました。皆様にも、改めて良き1年でありますよう、祈念いたします。寒いですね、ご自愛ください。



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●あれが聖地・江の島なのだ●


(茨城県の大洗磯前神社の海岸の鳥居でのインスタ映えを狙い、鳥居に近づき、岩場から転落したりの水難事故が相次いだ。注意喚起の看板を立てて沈静化した。大国様がいけにえなんて要らないって。素人カメラマンが命かけてどうすんだよ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 12:52| 島根 | Comment(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月02日

奮闘記・第1049回 見聞録/大分県

●2018年● 大分県宇佐市

【謹賀新年 2018年】

謎の最強神・宇佐神宮に参拝!


新年あけましておめでとうございます!
皆さまも、お元気で良い年を迎えられていると思います。
でもお汁粉は気をつけないとね。いやほんと。

佐藤も、年末、紅白歌合戦の終了時に家を出て、例年通り、近所の鎮守様の王子神社に参拝しました。
そこで、なんと神社で「ひゃ〜参謀」とバッタリ出会い、そんで今年もよろしくと挨拶しました。ハハハ。


●恒例の王子神社に初詣●.jpg

●恒例の王子神社に初詣●



そして、本年第1弾のおみくじ結果は・・・みごとに「大吉」www。今年も、良い年になりますように! 

さてさて、今回は、お正月と言うことで見聞録は昨年、宇佐神宮を参拝をしたときのお話です。ええ、大分県の、でございますよ。

その日、佐藤はおなじみのトヨタレンタカーで「ひゃ〜参謀」を乗せ、大分県宇佐市を目指していた。

もちろん、豊前国一の宮にて、勅祭社で、旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社であり、「道鏡事件」で有名な宇佐神宮である。まぁ、ある意味、昨年事件が起きた某八幡宮も託宣があったと言えなくもない。八幡大神は良くも悪くもお見通しなのだ。

さて、宇佐(うさ)は、ローマ字表記で「USA」である。入力ミスをしてしまうとアメリカに行ったのかい!と思われるがそうではない。実際、製品に「MADE ㏌ USA」と入れて、宇佐市の製品(実際は不明)をアメリカ製と偽って販売した事件があった。今でもギャグとしては定番だが実際にあったのですよ。

しかし、アメリカ製品の良し悪しとは別に、宇佐市はれっきとした文化伝統が継承されている場所である。宇佐神宮のホームページによれば、この宇佐神宮は、全国で4万社あまりある八幡様の総本宮であるという。

とは言え、実際は、宇佐神宮筥崎宮(福岡県)も、大分八幡神社(大分宮)から分霊されたらしい(笑)。宇佐は確かに古代史でも重要な土地であるが、応神天皇や神功皇后との繋がりはイマイチわからないし、1番古いからと言って、1番エライわけではないのがこの世界。

大分宮は、応神天皇産湯の井戸というものがある。古伝では、三韓征討の帰途に逗留した場所であり、ここで軍団を解散したとされる。だから、大分かれ(オオワカレ)と呼んだので「大分」という、地名縁起の話がある。もっともその筑前大分は、現在の福岡県にあり、「おおいた」ではなく、「ちくぜん・だいぶ」と呼んでいる。

しかし、この応神天皇。宇佐であれ、筥崎であれ、神話上ではほとんど活躍しないのだ(笑)。母親の神功皇后のほうがバリバリ活躍しているのに。

なぜ、主祭神が全然活躍していない「応神天皇」なのだろか? 想像するに、仏教の伝来が応神天皇のころという伝説があるからかも知れない。

日本古来の宗教(神道の原型)と、古代仏教や道教をベースにまとめたものが、『日本書記』や『古事記』の世界観となったと思われる。仏教では神々様は欲があるから人間界に近い、仏より下の世界にいるとされている。日本神話に出てくる神々様は、黄泉の国の穢れから生れた神々様が中心であるのもどこか似ている感じがする。

しかも、仏教界に習合されたインドの神々様と同じように、日本の神々様もお隠れになる。さらに『記紀』以外では、和歌山の熊野信仰には島根県の熊野大社信仰に加えて、キリスト教の影響も考えられる。『記紀』作成の時点で、仏教もキリスト教も知識として入って来ている。ネタとして利用しない方がおかしい。

古代はもちろん近代まで、中国や朝鮮半島から、自力で横断して来れる船はない。だから、外国から来るのも行くのも、北海道ルートか、九州の鹿児島・佐賀ルートから出入りしていたのだ。

九州は、かなり古くから仏教道教が日本の神々様と融合していたのであろう。だから学者が、式内社の多寡で、この地域(九州)が奈良県(近畿)より劣るというのは誠に馬鹿馬鹿しいし、信用できない。

もちろん『延喜式』の価値は大いにあるどころか大好きである(笑)。しかし、西暦にして927年のものであり、仏教伝来は、応神天皇のころは伝説としても、所説あるが538年(宣化天皇)に百済の聖明王から仏教が伝来したとされるのだ。『記紀』製作の200年前の話なのである。

さて、今回はその謎の宇佐神宮に来たが、何度か来たことがある。御祭神は下記のとおり。

一之御殿八幡大神「誉田別尊(応神天皇)」
二之御殿比売大神「多岐津姫命・市杵嶋姫命・多紀理姫命」
三之御殿神功皇后「息長帯姫命」

とされている。

由来では、八幡大神は応神天皇のご神霊であり、571年(欽明天皇の時代)にはじめて宇佐の地にご示顕になったという。応神天皇は大陸の文化と産業を輸入し、新しい国づくりをされた方である。725年に現在の知に御殿を造設し八幡神をお祭りになったこと、これが宇佐神宮の創建である。

宇佐の地は畿内や出雲と同様に早くからひらけたところであり(いや畿内より古いはず)、『日本書紀』には神代に比売大神が宇佐嶋に降臨されたと記されているという。

この比売大神様とは、八幡大神様が現れる以前お古い神、地主神として祭られて崇敬されている。

八幡大神様が祭られた6年後に神託により二之御殿が設立され、宇佐国造は、そこに比売大神様をお祀りしたという。まぁ、がいろいろ書かれたように、宇佐神宮では、この二之御殿が中央にあり、ひときわ目立つのである。この下は古墳であるともいうが、まぁ卑弥呼のものじゃないでしょう(笑)。

三之御殿は、また神託により823年に建立され、応神天皇の御母・神功皇后が祭られている、こちらの神様は母神様として、神人交歓、安産、教育等の主語をされており、ご威徳が高くあらわれているとのこと。

しかし、三之御殿ができたのは100年後、つまり元々は二柱の神社であったのだ。やはり比売大神様が初期の八幡信仰の中心なのだろう。大事にしなくっちゃね。


●表参道商店街にて甘酒をいただく●.jpg

●表参道商店街にて甘酒をいただく●


●大鳥居から参拝●.jpg

●大鳥居から参拝●


●美味しそうなお酒が奉納されている●.jpg

●美味しそうなお酒が奉納されている●


と写真をたくさん載せているがほんとうにきれいである。

そんで、この八幡大神のご神徳は強く顕現し、三殿一徳のご神威は奈良東大寺大仏建立の協力や、勅使・和気清麻呂公に国のあり方を正してゆく神教えを賜ったことは有名な話。事件自体ではイマイチ八幡大神様の立ち位置がわからず、神職や中央と地方の貴族の間ですったもんだしていたようにしかシロウトには見えないが。

まぁ、良くとれば、道鏡は仏教の僧侶であるから、伊勢神宮ではなく、原始仏教と習合している八幡大神に、藤原氏を初めとする貴族たちが、その元郷の宇佐神宮(当時)に使いとお金を出して頼ったのであろう。軍事力でも九州と関東はヤマト政権よりも強力だしなwww。

八幡大神はある意味、無敵である。

仏教先進国としては、中国や朝鮮半島のほうが先達であり、それらの国々と(国内はともかく)外国で戦うのは、日本に味方してくれるかはわからない。神様だけでは、不安で残る(実際、聖徳太子はそれでおかしくなり、撤退した)。そこで、習合神である「MADE in JAPAN」の最強神として、八幡大神が再び登場したと思われる(勝手な想像)。

そんなわけで、皇室も伊勢神宮につぐ第二の宗廟(お墓ですね)としてご崇敬になり、勅祭社が16社に列されている。また、一般の人々にも鎮守の神様として広く親しまれてきた。

そんな国内外の動乱ゆえに誕生した。謎の八幡信仰は、応神天皇をキーワードに、ご聖徳を八幡神として称(たた)え奉るとともに、改めて、仏教文化と我が国固有の神道を習合した信仰なのだと思う。

他の八幡宮には見られないような、うるわしい建造物、宝物などに今も見ることができる。本殿は国宝に指定されており、何度訪れても、まさに八幡信仰の総本宮にふさわしい。


●鳥居があちこちにある●.jpg

●鳥居があちこちにある●


●真ん中が比売大神様の御殿である●.jpg

●真ん中が比売大神様の御殿である●


●遙拝所より奥宮を望む●.jpg

●遙拝所より奥宮を望む●



しかし、伊勢神宮の内宮と同じく、境内を参拝するだけで2時間はたっぷりかかる(汗)。見るだけでもい1時間は楽に過ぎるだろう。神々様の総数がものすごいし、まさに神仏習合の万能神である。とくに心願成就は良く効くという。

佐藤も、しっかり上宮・下宮とも参拝し、絵馬もかけた。皆様もぜひぜひ十分な時間を取って参拝してください。宗像大社と並んで、協力な神様が迎えて頂けますよ! 見るだけでも、境内を歩くだけでも心が安らぎますよ。

●下宮へ続く参道●.jpg

●下宮へ続く参道●


●下宮を参拝、こちらがまた強力!●.jpg

●下宮を参拝、こちらがまた強力!●



ご飯もおいしいところ、御食事処宇佐の家を見つけられたし、道の駅も寄りまくりました。とくに大分県の道の駅・いんないオオサンショウウオ君には癒されたなぁ、でかいし(笑)。

●すてきなお店を発見!こちらで昼食をいただく●.jpg

●すてきなお店を発見!こちらで昼食をいただく●


●こちらが天ぷら定食〜!●.jpg

●こちらが天ぷら定食〜!●


●道の駅・いんないのオオサンショウウオ●.jpg

●道の駅・いんないのオオサンショウウオ●


そんでなんとかJALにて無事帰りました。今回の大分県の見聞録はここまでです。年始めからお付き合い有り難うございました。

ふう、しかし年頭から飛ばし過ぎました(笑)。皆さまも良き1年となりますよう、神々様に祈念致しました。

何卒、本年もよろしくお願いしますね!

【追伸】
今月末、ケママネさん系の月刊誌に佐藤の原稿が載る予定です。詳しくわかりましたら、またお伝え致します。そちらもよろしかったらご覧ください。


(箱根駅伝で、東洋大が4年ぶり往路優勝、まずは好発進ですな。しかし、どこぞにいる「識者」や「マスコミ関係」の予想はあてになりませんな!To Be Continued!!)



posted by さとうはあまい at 19:02| 島根 ☀| Comment(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

奮闘記・第1048回 見聞録/福岡県

●2017年● 福岡県糟屋郡篠栗町


世界最大の涅槃像に金運アップを祈念する!

【金運が叶う最強パワースポット!】



でも、祈るのは大黒様なんだがwww・・・。さて、佐藤は、現在、千葉市社会福祉協議会さんにお邪魔して、ICF関連の研修会で熱くなっておりますが、今回は福岡県の見聞録です。


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●福岡空港で荷物を待つ佐藤●



そんなこんなでやってきました、福岡県。その福岡県の南蔵院には、世界一の涅槃像(お釈迦様が煩悩のない境地に達したお姿)があるというのだ。煩悩のかたまりの佐藤も、ぜひぜひ逢いに行かねば!

ということで、本日の車はトヨタのヴィッツ君。おお、久しぶりだね、よろしくね! 途中大きな渋滞や竜巻に巻きこまれたり(以前危なかった)、道に迷うこともなく、快適に走り目的地に到着。ただし、駐車場がわかりにくくて難儀した。


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●トヨタのヴィッツ君!●



こちら篠粟町には、小豆島八十八箇所知多四国八十八箇所と共に、三大新四国霊場国として有名な篠栗四国八十八箇所がある。そうなのだ。四国八十八か所巡りが出来る所なのだ。この街道沿いには薬師や寺院が連立している。

余談であるが、某県にはJAの元ケアマネ・Y兄さんという方がいる。なぜか、長期休暇の際は、奥さんをほったらかして、バイクで各遍路を廻っていた。

そのナイスガイ、各種お遍路を廻り終わると、その納経帳を高野山に納めた。「うううん、身内が何か《大量〇人事件》でも起こしたんですか?」と心配したが、「うんにゃ」とのこと。どうやらただの趣味らしい。たぶんwww。

しかし、Y兄さんだと、同行二人(どうぎょうににん)が、弘法大師じゃなくて背後霊っぽいので心配なんだよなぁ、第六天魔王かも知れんが( 「ひゃ〜参謀」の大きなお世話)。

佐藤は「ひゃ〜参謀」がまさかお寺(南蔵院高野山真言宗の別格本山)に行こうというとは思わなかったが、言われるままに来た。何でもこちらのH住職さんが、自寺院内にある大黒天様のお札に宝くじに巻きつけ?(所説あり、包んだり、前に置いたりとも)、仏壇(神棚でも良いとのこと)に置き、お勤めを励行されたとか。

戦績は、1995年には、ジャンボ宝くじで1等前後賞合わせ、1億3000万円に当選! 数日後には、『ナンバーズ4』で560万円。その後も30回以上の高額当選を繰り返しているとのこと。お寺だからなんなのだが、「神」としか言いようがない。

このスーパー、選ばれた、住職さん、きっと志が高いのだろう。しかし、まぁ待てよ。宝くじを買っているわけだから、目的は俗人と変わらないのかも知れんと思ったが、寄付したともいわれるのえ、やっぱり聖人の域には達しているに違いない。

とにかく、巨大涅槃像(実際は、大黒天様だが)に会い、強力な金運アップすべく、南蔵院へ行く。「ひゃ〜参謀」は、その話に惹かれまくりで、長年ここに来たかったらしい(笑)。

もちろん、世界最大の涅槃像を見れるということも楽しみである。まぁ手の上に奈良の大仏が手に乗るほど、でかい立像の牛久大仏はまだ見てない。しかし、仙台大観音(100m)は見たぞ。いや〜、ほんとうにでかい、でかいぞ。たまに仙台市内を歩いているらしい(嘘)。

我々は、案内板に沿ってその涅槃像を目指したが、結構あった。入り口から顔が覗くほどの近さを期待したがそうはいかなかった。途中いたるところにかわゆいお地蔵さんが置かれていてついつい声をかけたくなるのだ。

「おはよう! 寒いね」

お地蔵さんは何も言わない(言ったら恐い)。でも、笑顔で、あちらにお行きなさいと目で合図を送ってくれた(笑)。


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●お地蔵さんは毛糸の帽子をかぶっていた●



そのまま進むと、その ドたま、いやお姿が突然、目の前に現れた。このお釈迦様、横幅41m、高さ11m、重さ約300トンあるのだ。

佐藤は、お釈迦様の寝そべっている山に向かって、頭の方から近づいたので、まず見えて来たのは頭のつぶつぶ。これは螺髪(らほつ)と言って知恵を表しているという。それにしてもデカい。早く全体像を拝みたくなる。佐藤は早足になって、お釈迦様の前に回り込んだ。

見た。なんと、美しく優しいお顔なのであろうか! うっとりと見入ってしまった。なんだかブラックホールに引き込まれそうな勢いである。そして、よく見るとお釈迦様の左手には五色の布が握られており、その紐は参拝台の屋根の所に結びつけられ更に垂れ下がっている。


●これよ、これ! お釈迦様がくつろいでいます●.jpg

●これよ、これ! お釈迦様がくつろいでいます●


●全体のお姿、こちら手には紐を持たれている●.jpg

●全体のお姿、こちら手には紐を持たれている●



案内板には、この紐を握ってからお参りするように書かれていた。佐藤も、右側の紐を引き静かに手を合わせた。その後、しばし写真撮影の嵐であったのは言うまでもないwww。それにしても、大きい。最後にもう1度手を合わせてその場を辞した。

帰り道、大黒堂妙見堂を所を通りかかった。うん? 先ほどもここを通ったのだが涅槃像が気になっていて、気付かなかった。ここが「くだんの大黒天様」なのかもしれないな、ハハハ。だとしたらごめんなさいねぇ〜。

さらに舐めるように見ていると、打ち出の小槌を持つ大黒天様の周りは金色に輝いているではないか。もちろん、われらの愛するものは自由、求めるものは平和、そして大願はひとつだ(笑)。

祈念後、その、例のよく当たると評判のお札を手に入れた(出世大黒天お札、金500円也)。それらしきものがあったが念には念を入れるため、「ひゃ〜参謀」が寺務所の方に伺った。

「これがご住職が宝くじに巻きつけて当選したというお札ですか?」
「ほほほ、そうですよ。巻きつけなくとも、仏壇か神棚へお祭りしておけば大丈夫ですよ。そして云々・・・」

との説明を受けた。そして、入手した、お札が折れることがないように、くるくると一巻きして(結局、巻くのだな)、袋に収めて頂いた(まさに、す巻き大黒天状態)。

こういう関わりは素敵ですぜ、さすが「ひゃ〜参謀」www。こうして我々は、念願の大事な、だいじなお札を手に入れることができたのだ。

それにしても福岡県は奥が深い。まだまだ掘り出しもの?がありそうだ。ちょうど、そのとき例の事件で日馬富士関がもめてたのがなぁ・・・、あっちは奥というより闇が深いのかも知れない。

ではでは、皆さまご自愛ください!



●福岡 ヤフオク!ドームを後にする●.jpg

●福岡 ヤフオク!ドームを後にする●


●久しぶりのJR博多駅前、賑わっています●.jpg

●久しぶりのJR博多駅前、賑わっています●


(某海兵隊が大型輸送ヘリの窓を小学校に落下した。危険であるのはヤマヤマだが、ヘリの窓を落とす、コンテナ船にイージス艦を沈められる、はたしてその戦闘能力をいかほど信頼して良いのかの方が不安だぜ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:17| 島根 ☔| Comment(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

奮闘記・第1047回 研修会のツボ/福岡県

●2017年● 福岡県福岡市

福岡市介護保険事業者協議会

平成29年度 在宅サービス部会 研修会
「在宅で困った時の対処法」



皆さまお久しぶりです。お元気でしょうか? 佐藤は、ただいま千葉県にてICF関連の研修中です。今回のブログは、先に福岡県で行いました研修会のツボです。


【在宅における高齢者の処遇困難と感じる事例】
(1)訪問介護員だって人間よ 〜自分を大事にして他者を援助する〜
(2)事例検討:事例を通して訪問介護の役割を共有する

この研修は、佐藤のホームページからの依頼であった。相談内容は、介護保険制度の中で訪問介護員が利用者から、サービス内容にない援助を依頼されたり、あれこれ無理難題を言われたり、自分でできることもヘルパーだからやってなどと言われて、ほとほと疲れている。そこで皆さんに元気を出してもらえる、そんな研修をして欲しいという話でした。

日程調整を行い、この時期の開催となった。研修が近づいてき、再び事務局と打ち合わせ。すると、佐藤のブログで過去にアップしている内容と同じような内容の研修をして欲しいとのこと。このような具体的な依頼はありがたい。

結果、今回の2つにテーマとなったというわけである。もちろん、事例検討を行うには誰かの協力を得る必要がある。事務局が、主催者と相談して発表者を決めて、事例発表者の協力を得て、事例を提出して頂いた。佐藤なりの解決策を導き出し、研修に備えた。

この事例のやりとりをしていると、担当(吾郷さん)から、参加者の多くが介護支援専門員だという情報が入ったが、まぁ、それも良いかな。

この日佐藤は早朝(4:30)に、故障者リスト入りの「ひゃ〜参謀」を車で連れ去り、羽田空港に無事に到着。第1便にて福岡空港に降り立った。レンタカーを借り、福岡のご神仏に挨拶をしての会場入りした。


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●筥崎宮から参拝!●


●研修会場はこちら!●.jpg

●研修会場はこちら!●


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●会長さんの挨拶で始まる●



会場では、事務局の吾郷さんを始め、皆さんが暖かく迎えてくださった。また、主催者である福岡市介護保険事業者協議会会長江原さん、事例提供者の方と名刺を交換をさせて頂いた。

江原さんは、佐藤の住む地域にもちょくちょく来られているようで、名刺をみて、しばし地元の話題で盛り上がった。いや〜、偶然とは言え、世間は狭いですなぁ。さて、すでに会場には、20名の方がグループに分かれて着席していた。

■研修で行ったこと
(1)訪問介護員だって人間よ〜自分を大事にして他者を援助する〜
自己理解・他者理解エゴグラムとストローク表を作成して自分を深く理解する。
他者と語り合い他者から見える自分を理解する。
(2)事例検討:認知症高齢者家族会介護者の負担を軽減するために
ヘルパーの支援が入れないケース。

研修は2部構成である。はじめは交流分析(自己理解・他者理解)からスタート。

(1)訪問介護員だって人間よ 〜自分を大事にして他者を援助する〜
まずは各グループ内での自己紹介から。1分間スピーチである。自分の名前とともに、今年1年で、1番印象に残っていることをかたって頂いた。また、各グループ内で話した方から指名制で順番に語る。順番が進むに連れて各グループと穏やかな空気に包まれていきました。さすが在宅を支援している人たコミュニケーションがうまい。

《エゴグラムとストローク表の作成》
本来はエゴグラムストロークは別々にグラフを作るのだが今日はタイトなスケジュールなので、2つの心理テストを一気に仕上げて解説した。そして、自分らしさとはいつ育んできたものなのか?ということを交流分析の解説を元に説明を行った。

実は自分らしさとは、自分の親あるいは親に代わる誰かから愛され、慈しまれて行く中から育まれてくるものなのだ。だから、利用者のその人らしさを引き出すためには、その方の生まれた場所や、その方のお父さんの職業やお母さんとの関わりが重要になってくるのだ。だから、生活歴はその人らしさを知るために重要なことなのだ。これはICFの個人因子の部分である。

また、他者とどのようなかかわり方をするかは、ストローク表に現れてくる。他者と積極的に関わる傾向があるのか。はたまた、自分が今いる環境の中での居心地ぐあいはどうか。さらに、自分が自分自身の存在をどのくらい自分で大事に捉えているかどうか。他者に対しては、効果的にストローク(かかわり方)をしているかどうかなどなど、その傾向がグラフになって現れるのである。

結果、なんと、参加者の多くが、自分自身の存在価値を、ディスカウント(値引き)していることがわかった(笑)。


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●見慣れないものに動揺する(笑)●



まぁ、これは仕方が無いのかもしれない。なぜならば、誰でも、幼い頃から少なからずディスカウントを受けてきているのだから仕方が無いのかも知れない。親はしつけのつもりでしていることが、幼い子供にとっては素直に受け取ることは出来ず、自分は怒られてばかりいるダメな子として受け取ってしまう。そうなると、自分にマル(〇)をつけれらず、ついついダメな自分、すなわちバツ(×)な自分だと思いこんでしまうというわけ。

そこでだ、もう我々は、成人して1人の大人として生活ができているのだから、そろそろ親から頂いたダメだと思い込んでいる自分を捨てて、自分が自分にOKを出す必要があるのではないかとチカラ強く解説した。解説はやや消化不良気味になったかもしれないが、資料を広げて自分なりの分析もしてみてくだされ。


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●2人で語り合う●


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●個別に寄り添う佐藤●



(2)事例検討
ここからは事例提供者の某さんの事例をみんなで検討した。

@発表
A質問を溜め込む
B質問に答える
C追いかけ質問を受け付ける
D質問に答える
E共有・助言
F左様からの講評(事例の修正プランの提示)

今回はあえて、利用者が認知症で、被害妄想があり、家族も援助者も困っているという事例とした。認知症高齢者の援助は、それはまぁ難しい。もちろん、病気があるから、病気ではない方と比べて本人が忖度(笑)出来ないからである。

援助者は利用者に必要な援助を行う前には、必ずこれからすることを説明し、本人の同意を得て援助を行っている。ヘルパーは必要な援助をしつつ、その時々の状況でアセスメントを行い、のうちに手順を変えたりもする。もちろん、この時には利用者の協力動作が必要となるのは言うまでもない。


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●事例検討開始●



それが認知症高齢者の場合は理解力の低下にともない、説明と同意を得る作業に時間がかかるのである。しかし、この時に(相手の)理解力が低下しているからと言って、説明もせず、必要な援助を「援助者の思い」だけで提供してしまうと、それは利用者からの拒否を生むだけで、良い結果には、繋がらない。ただし、これはその援助者だけに問題があるとはいえない。なぜならば、現在はケアプランや訪問介護計画に沿って、援助が行われているからなのだ。

もしかしたら本人に理解して頂くために、必要な時間が取れていななのかもしれない。この声かけ見守りは「本人が理解できるように説明し、本人の意向をうかがい、援助の必要性を伝え、同意を得る」「本人ができるようにそばに寄り添い、本人ができるように励まし、本人が出来たことをともに喜ぶ」あるいは「できるように励ます」ことであるのだが・・・・。文章が長くなるよねぇ、そりゃ。

さてさて、事例検討はというと先の手順に沿って行われ、かなり質問も出されて発表者も参加者もそれぞれの気づきを得ることができた

最後に、資料をもとに居宅サービス提供事業者に求めれられている機能について解説。そこには、居宅サービス事業所には、利用者の心身機能を維持・向上すること、活動を維持向上すること、参加の促進、これらの役割を果たすことで、家族介護者の負担の軽減が図れるとある。

そこで、佐藤が前もって、提供者の事例をもとにICFの視点を用いて作成しておいた、課題整理総括表と居宅サービス計画書、それに基づいて作成した訪問介護計画書を提示して解説を行った。


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●質問はため込むに限る●


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●質問に素直に応じられる●



佐藤が作成した居宅サービス計画「生活全般の解決すべき課題」には、「心身機能の課題」「活動の課題」「参加の課題」「環境(家族や地域)の課題」という4つの課題があること、そしてすべての課題に対して、すべてのサービス種別が入っていることを説明した。

その結果、サービス事業所が作成する介護計画もおのずと、心身機能に対するサービス内容、活動に対するサービス内容、参加に対するサービス内容、環境に対するサービス内容となるのである(なかなか、このような帳票が登場しないからかけないかも知れないが・・・、ソフト会社さんもう少しまともな帳票をつくってほしいな)。

そして「各項目について評価(改善・維持・悪化)も出しやすくなる」ということを説明したのであった。皆さんは佐藤が作成した事例をみながら具体的な表現方法を見ることで、この事例の解決方法のヒントを得ることができたのではないかと思う。


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●課題整理総括表を披露する●


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●密かに締めを待つ某(なにがし?)●



最後に事例提供者の方に感想をうかがうと、課題整理総括表の書き方のヒントを得ることができたとのこと。居宅サービス計画のサービス内容を具体化することが重要だということに気づいたとの感想を得ることができた。

さてさて、これにて本日の研修は終了。吾郷さん、江原さん、福岡市介護保険事業者協議会の皆さま、そして参加して頂きました皆さま、有り難うございました。

午後の限られた時間ではありましたが、皆さんの熱心な態度に佐藤もハッスルできました。また何処かで会える機会があれば喜びます。くれぐれもご自愛ください。


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●ずるいぞ、ナガタパン。うまいですやん●


(都内のとある八幡宮界隈で神職殺人事件が起きた。基本的に神仏は世界中でそれらに関与しないと思うが、それにしても武勇の神様だから日本刀かと考えつつ、家内安全のご利益はないのはわかった。現代では殺人はいけませんよ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:04| 島根 ☔| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月28日

奮闘記・第1046回 研修会のツボ/新潟県

●2017年● 新潟県長岡市&新潟市

新潟県ホームヘルパー協議会

訪問介護員研修 【訪問介護計画・訪問介護展開演習】
★Niigata Special★



皆さま、お久しぶりです! 福岡県の研修会もなかなか熱かったです。さて、今日はニュージュンタラ帰りですが(?)、今回のブログは先だって行いました新潟県の長岡市と新潟市の研修会のツボです。ちなみに写真は多数のためww、Niigata Specialとして終わりにまとめて載せております。

新潟県ホームヘルパー協議会さんでは、平成13年から新潟県の委託を受け、上記研修を4日間かけて行っている。佐藤は平成17年から担当している。当初は50名を超える参加者がいたため、新潟会場だけでは手狭で、新潟県自体がひろい。そのため、現在は長岡市と新潟市の2会場で行われることとなった。

とは言え、この頃は、徐々に参加メンバーが少なくなってきており、各会場とも30名ぐらいになって来ている。

1人で事務局を担当している勢能さんによれば、(協議会自体の)活動が活発ではないせいもあってか、会員も減少傾向にあるという。

介護保険制度の導入に伴い、市場には競争原理が働き、協議会に入って互いのスキルを高め合おうという法人自体が少なくなってきているのかもしれない。

そのような中で参加された方からは、先輩が順番に参加していて、「今年はあなたが行きなさい。絶対にためになるよ」と後押しされたので参加したと言ってくれる方もいる。そう言われると、勢能さんも佐藤もうれしくなってしまう。

さて、この研修では、事例検討を行うことになっており、事務局から事前に参加者に向けて提出事例の帳票を送付し、事例の提出を依頼しているのだ。

参加者はこれを受けて、自分が受け持つ利用者を題材に示された帳票を埋める作業を行って、事務局へ返送する。

そして、事務局は参加者から提出された事例に過不足がないかを確認してから佐藤に郵送してくれるのだ。まぁ、地味局って勢能さんしかいないから大変。

佐藤は届いた事例を読み込み、参加者が書いた内容に赤ペンを入れている。そう、そこには、利用者の基本情報(フェースシート)アセスメント居宅サービス計画書訪問介護計画書などが添付されている。

佐藤が赤字を入れるところは、書き方に不備があったり、利用者の状態が正しく表現されていない部分についての助言を書き入れている。

この事例であるが、参加するメンバーによっては、介護支援専門員が作成した「課題整理総括表」なども添付されており、介護支援専門員の育成にも携わっている佐藤からすれば、興味津々な所でもある。でもあちこちでやっている割には、全然流行っている感じがしない。聞くと「ああ、なんかそんなのやってましたね」って・・・他人ごとかい!

いくつかの事例を見て、その内容は様々ではあるが、なかにはICFの視点を活かしたとしか思えない「心身機能の課題」「活動の課題」「参加の課題」「家族や地域(環境)の課題」を抽出している方もおり、感動した。もちろん、課題は1つで、長期目標短期目標を三分割している方もいるのだが・・・。

まぁ、それでも全体的に素敵なプランが多かったと思う。さて、こうして準備万端。ちなみに今回の新潟会場は、研究所の「ひゃ〜参謀」も同行している(長岡場所はビール瓶?は関係ないが骨折のため休場)。

■研修で行ったこと
【1日目】
訪問介護計画の作成と展開の原則(講義)
(1)介護保険制度とサービス提供責任者の業務の理解
 ・介護保険制度の変遷を理解する。
 ・介護報酬の改定について理解する。
 ・訪問介護のサービスを理解する。(演習・講義)

【2日目】
訪問介護計画の作成と展開(事例演習)
(2)居宅サービス計画が作成される過程を理解する
 ・訪問介護計画の作成と展開(PDCA)を理解する。
 ・事例検討(演習)

【3日目】
訪問介護計画の作成と展開(演習・講義)
(3)自己理解・他者理解。他者とのかかわり方について理解を深める
 ・事例検討続き。

【4日目】
苦情対応・緊急時対応及びリスクマネジメント(講義演習)
(4)訪問介護サービスの内容に関する管理及び指導業務(講義演習)
 ・スーパービジョンについて理解する。
 ・社会人的基礎力について理解する。
 ・チャレンジ研修計画を作成する。

そうそう、この研修は、『よくわかり、すぐ使える 新 訪問介護計画書のつくりかた』日本医療企画・刊)をテキストとして利用している。

【1日目】
1.介護保険制度とサービス提供責任者の業務の理解
まずは、各グループ内での自己紹介から。いつものように1分間スピーチ。この手法毎回しているけど、参加者同士がすぐに打ち解けて、会場が和むから効果的だと思っている。参加者が緊張していると、こちらも緊張するからねぇ・・・。

午前中は、介護保険制度の概説と、訪問介護の指定基準を解説、講義オンリー。佐藤が資料を読み進めていくのを、皆さんは目で追いかけて、時々マーカーを塗ったり、付箋を付けたり。真剣に見つめている姿に感動した。佐藤は90分ごとに休憩を入れ、皆さんの緊張をほぐしていく。

午後からは、平成の「犬神家の一族」と呼び声が高い大作(ウソ)、動画「勝浦さん事例」を使って、「ヘルパーのしている援助を文字化する」という演習を行った。

この動画は、利用者と一緒に洗濯物を干すというシロモノである。皆さんには、動画を見て頂いた後、自分で考え、グループで考え、発表するという演習を行った。劇中、若い佐藤に会えますよ(ホント)。

佐藤は、それぞれで得意のタイマーを使用し、時間を区切っていく。この時間を区切る事って結構重要。皆さんは限られた時間の中で必死に課題と向き合った。

グループ演習は、4日間の研修を通してくり返し行っていくのだ。そこで、各グループ内で順番に、司会・書記・発表者を決めて行っていくことになるという説明した。メンバーからは「えー」という大歓喜(笑)の声が聞こえてきた(なに?違う?聞こえませんなぁ)。

グループメンバーが出してくれた答えは、佐藤の期待通り。

@利用者に声をかけ、移動を見守る。
A洗濯機から衣類を取り出してしわをのばすためにパンパンとたたく本人の要望。
Bベランダに出て、洗濯物を一緒に干す。

などなど。そこで、佐藤から厳しい指摘が・・・。

皆さん

@利用者に声をかけ、移動を見守るとは、どのようなことでしょうか?」
「ご本人に、洗濯物を干しに行きませんかと声をかけると言うことです」

なるほど、それを、手順に変換すると、

@利用者さんに、これからする事を説明し、意向を伺う」

ということではないかしら。

「なるほど、ヘルパーのしている事を表現するわけね」

とのたまう。佐藤は初めからそのように説明していたんだけど・・・。もう、会場は大爆笑。
参加者は、なるほど、言うことは理解できるが、文章にするのは難しいとのこと。

いやいや、皆さんはある意味、《介護の専門家》という穴に落っこちているだけ。今までは、ヘルパー教育の中でも、なんでも「声かけ・見守り」で通してきましたからね。

そろそろ、文字は多くなるけど、自分たちの《していること》を利用者や家族、ヘルパー同士にもわかるように表現できるようになんないとねぇ。

そんなこんなで、午後は老計第10号、「訪問介護におけるサービス行為ごとの区分」などに触れながら、ヘルパーのしている援助について語り合った。

【2日目】
2.居宅サービス計画が作成される過程を理解する
はじめに介護支援専門員が行うアセスメントと、居宅サービス計画の作成方法について解説。

《介護支援専門員が行うこと》
@生活全般の解決すべき課題を抽出する。
A長期目標を立てる。
B長期目標を細分化した、短期目標を立てる。
Cサービス目標を達成するために必要なサービス内容を導く。
Dそのサービスを提供するにふさわしいサービス種別を提示する。
Eその地域にあるサービス提供事業所を案内する。

本来は、この工程を経て、訪問介護事業所にサービス依頼がかけられるはずなのだが・・・。
なかなか、現状はこうはいかない。

@利用者から利用したいサービスを提示される。
A訪問して状態を把握する(アセスメント)
B訪問介護事業所の空き情報を確認し、サービス依頼を行う。
Cサービスありきの居宅サービス計画書を作成する。
Dサービス担当者会議を開催する。
なんてね。

おっと、正当な介護支援専門員の皆様からおしかりがきそうであるが、多くの方がいまだにこの路線から抜け出せないのだから仕方ないよね。

《サービス提供責任者が行うこと》
@介護支援専門員から、サービス依頼が来る。
 サービスの申込みにおける調整を行い、利用の可否を伝える。
Aサービス提供が可能な場合にはr、利用申込用紙を提示し、居宅サービス計画原案を併せて頂く。
B事前訪問を行い、利用者の選択にする援助を行う(契約書・重要事項説明
Cアセスメントを行い、訪問介護計画書原案を作成する。
Dサービス担当者会議へ参加して、専門家からの見地を伝える。
E初回訪問。訪問介護計画書を説明し、同意を得て交付する。
 サービス提供責任者が、ケア内容を構築する。(ケア手順を作成)
Fヘルパーへオリエンテーションを行う。(事前説明)
Gヘルパーと同行訪問(OJT)
Hモニタリング
I再アセスメント・再計画

おおよそ、このような経過をたどる。ここで重要なことは、サービス提供責任者は、このような仕事をしたということを経過記録に残す必要がある。

さて、午後からは、皆さんが持参した事例をもとに、「利用者の状況・希望」を踏まえた、訪問介護計画書を作成するため、新たなにアセスメント用紙を作成して頂いた。

すると、
「現状はわかるけど、本人、家族の希望が書けないなぁ」
とつぶやく人が出てくる。もちろん、中には、すらすらと書いていく方もいるのだけど・・・。

ICFの視点を意識して訪問介護計画書を作成して頂いた。訪問介護が行う、心身機能に関する支援、活動に関する支援、参加に関する支援、そして環境に関する支援とは?

皆さんは、佐藤が提示した見本を見ながら、自分のケースに当てはめて訪問介護計画書を作成して行った。

これが、また、思いのほか時間がかかった。というか、参加者が皆さん熱心で、途中で終了するわけにいかなかったのだ(笑)。

こうして、2日目が終了した。

【3日目】
3.自己理解・他者理解。他者とのかかわり方について理解を深める
いよいよ、研修も折り返し地点である。今日は、対人援助を行う人に必要な自己覚知を行う。人間は、他者のことはよく見えるのだが、自分のことは結構わからないものだ(わかってたまるか)。

ここでは、ヒューマンスキル開発センター「エゴグラム・ストローク」表を作成し、佐藤が解説。まぁ、皆さん自分が、どのような人なのか、それはどのようにして育まれたのかを知ると、

「なるほどねぇ・・・、ここに《自分らしさ》があったんだぁ。やっぱり、自分が思っていた通り」

などなど。皆さんお互いの図表を見ながら、笑顔で語り合っていたのが印象的であった。

午後からは、いよいよグループ内にて事例検討である。例検討は1人40分かけて行った。

@発表。
A質問タイム(質問はため込む)。
B質問に答える。
C事例を共有し、助言などあれば行う。

佐藤も、各グループに入り、参加した。皆さん、他者の発表に耳を傾け、頷くなどして共感している。この姿勢がいいなぁ。

そして、質問タイム。これが結構難しい。なんせ、質問されると答えたくなるのは仕方がない。でもすぐに答えてしまうと、けっきょく座談会になってしまい、発表者が何かに気づくことができにくくなる。だから、がまん、がまん、がまんである。

佐藤が、40分ごとに、「そろそろ、次の方が始めてください!」とコールする。皆さん、だいぶ他者と話をするのがうまくなって来たみたい。良かった!

こうして、事例検討が進んで行くと、他者の事例は、自分にも当てはまることが多く。今後の仕事の役にたつという声も聴くことができた。

【4日目】
いよいよ最終日。本日は、事例検討の残って方を行い、その後、リスクマネジメントについて講義した。

事故が起こる前には、必ず、ヒヤリとする場面がある(はず)。それを見落とすことがないように。1つの気づきが事故を予防できることもある。誰も事故なぞ、起こしたくないからねぇ・・・ふつうは。

午後からは、グループ内で研修計画を立て、これはいわゆるKJ法で作成した。これはかなりにぎやかに、ああでもないこうでもないと皆さん主体的に関わり、素晴らしい研修計画ができ上がった。でき上がりは、インスタ(写メは死語らしい)にてお持ち帰りである。おお、文明の利器は素晴らしいねぇ・・・たぶん。

最後は、全大会。各グループが作成した研修計画を発表し、1人ひとりに自己紹介と感想を伝えて頂いた。こうして、4日間の研修が無事に終了。

後に、勢能さんから、皆さんが出してくださったアンケートが届いた。多くの方が、ヘルパーとして、働いていたけど、目からウロコの内容が多く、自分の仕事を振り返ることができて良かった。

とか。利用者さんと語り合うことが大事と言うことが良く分かった。苦手と思っていたのは自分の方で、歩み寄りも大切だとわかった。

などなど。前向きな意見が多く記載されていた。ふう、一安心である。これにて終了。

さてさて、新潟県もすでに雪が降り、本格的な冬になるころ。ヘルパーの仕事ではないはずの雪かきもしないといけないと聞く。

働く皆さんの健康が第一。どうぞ、皆さま!ご自愛ください。佐藤も、弥彦山のように(?)、見守っております。

また、逢えるといいなぁ!



【Niigata Special】


★★★長岡編★★★


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●各グループの意見がそろった●


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●介護とは何か●


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●ポンタとその仲間たち●


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●ワークに夢中になる●


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●自分の意見を伝える●


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●自分の事例を整理する●


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●情報を出し合う●


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●他者と語り合う●


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●他者の意見をうかがう●


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●立ち上がり、全体を把握する●


★★★新潟編★★★


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●みんな頑張ってるね●


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●研修計画を作成中●


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●研修計画完成●


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●みんなで協力できたね●


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●みんなの前で発表●


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●仲間を気にかける●


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●緊張したけど楽しかったね●


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●動画を見ながら考える●


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●おなじみ八彩茶屋●


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●連日の「ぐりるかんだ」責め(笑)●


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●そうそう、そうやって書いてね●


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●感想を伝える●


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●この声かけって何?●


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●勢能さんのおかげで無事終了●


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●研修後、弥彦山に陽が落ちて●


(K朝鮮がまたまたレーダー稼働、ミサイル発射準備って、まぁいったいあのヒマ人はなにがしたいのやら!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:24| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

奮闘記・第1045回 見聞録/長野県

●2017年● 長野県大町市


同窓会に参加し、故郷にある素晴らしい神社をまわる

〜映画・「犬神家の一族」は長野県が舞台なのだ〜



知ってますよね? そんなの(笑)。

さて、気づけばもう11月。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

佐藤は、現在は新潟県で研修中ですが、こちらの報告は後日の予定ですが、今回は長野県某所で開かれたわが同窓会と、長野県の日本最古の神明造、国宝・仁科神明宮の報告と見聞です。

佐藤は、中学の同窓会のために、先だって、信州・松本に向かった。参加者は、先生を含め20名ほどである。

いや〜、先生に再会したのは何年ぶりであろうか? 先生は、すでに齢(よわい)80歳を超えている。そりゃそうだ佐藤自体が・・・。さて、お元気そうで何よりである。

同級生とは、すでに昨年の同窓会で何人かと再会していた。前回来られなかったメンバーとも、今回再会できてので、嬉しかったwww。

お互いに齢を重ね、年輪を感じる様相となってはいたが、そこはそれ、口を開けば、名前よりも、古式ゆかしい(?)アダ名(ニックネーム)が出てくる(笑)。しばし談笑後、いよいよ会がスタート。

初めに「乾杯」・・・といきたいところであるが、おや? なんと、飲み物が来てない。そこで、飲み物が来るまでの間、ビンゴゲームをすることになったwww!

先生が、名簿を持ち、参加者の名前を呼び順番に籠をまわして、ナンバー(No.)の書かれたボールを取り出す。

先生が「〜さん」というと、呼ばれた生徒が「はい!」と言って手をあげて立ち上がり、前に出て籠をまわす。いや〜、このときの先生の声がなんとも張りがあって、素敵なこと。当時と全く変わっていない気がする。

場が盛り上がってきたところで、ようやくビールが届けられ「乾杯」となった。初めに、同級生の中で「亡くなってしまった方」に黙祷を捧げた。参加者がおのおのその方に思いを寄せるのだ。

乾杯終了後、再びビンゴゲームであるwww。やがて、リーチ(?)だ、ビンゴ(?)だとかで会場は大賑わい。酒宴は賑やかに続き、佐藤もあちこちで情報交換を行ってまわった。もちろん、先生にも、今していることや、本を出版したことなどを報告した。

話を聞くと、先生は目を丸くして、

「本を出したの? すごいね!」

と褒めてくださったが、中学生時代の私を知る恩師にとっては、よもや考えられないことであったのだろう。


「へえ、あの、ちよみがねぇ・・・」


と先生に感心されちゃいましたよ(笑)。

こうして、穏やかに時間は流れ、やがてお開きの時間となった。そして、お約束通り、みんなで《ふるさと》と県歌の《信濃の国》の合唱とあいなった。

《信濃の国》とは、長野県の県歌である。当たり前なのだが、佐藤は最近歌う機会がない(笑)。

もともと、この歌で「県民」の心をまとめようと試みたのは、江戸期に至るまで、信州は交通の要所でもあったことが大きい。

明治政府の考えは、旧来の「藩」などの地域を割って、県を組み替え、仲悪い集団(政府に反乱しにくくなる)にさせることが政策であった。交通の要所は「独占」ではなく「分権」されるため、明治期に成立した長野県は、他県よりも「特に」複数地域が寄り集まる、多地域の連邦県(違う藩)的になったのだろう。

県としてはそれでは困る。「長野」という名称を普及させ、県民の一体感を高めるために歌わせたのだろう(この歌、元々は信州大学教育学部附属長野小学校の校歌である)。今では考えにくいが、長野県民と言われることにそうとう抵抗があったのだ。

それでもこの歌ならみんな歌詞カードがなくてもすらすら口ずさめるから不思議である(笑)。まずは、楽しいひとときであった。みんな、ありがとうね。また逢えるといいなぁ〜!

さて、翌朝、佐藤はJR松本駅にいた。

そう、ここで、佐藤は研究所の「某007所員」が来るのを首を長くして待っていた。新潟県での仕事前に、チラと見聞し、新潟県へ入ろうという算段だ。

某所員は、朝っぱらの暗いうちから家を出、新宿駅始発のスーパーあずさ1号に乗らされ、2時間半しのぎ、無事JR松本駅に着いた。そこから降りてくると、


「7:00ちょぉぉどの〜あずさ1号でぇぇぇ〜」

というノリで降りて来たwww。しかし、松本市では残念なことに小雨が降っている。しかも、昨日より寒い。いかんぞ。佐藤は、出発直前の寒さを問うメールに対して、

「松本は暖かいから薄いので大丈夫!(冬装備不要)」

というメールを送った。ところが一晩開けるとなんとも寒い。すでにあずさに乗り、松本駅に着く直前の奴にメールしてあげた。


「やはり、松本は朝から寒い。厚手でもいいかも!」

とメールを送ったが、後の祭りであったwww。某007所員が、杖をつきながら改札を出てきた。佐藤は長旅の労をねぎらい、感謝した。

そう、某007所員は、約1か月前に左足腓骨を骨折したのだ。足はシーネ固定をしており、先日ようやくそのシーネが外れたというかwww、まぁ、外したばかり。無理はできない。

佐藤に対し、寒いだの朝が早すぎるなどと、ぼやく某所員を励ましつつ、研究所の車・カナメイシ君に、押し込んだ。向かうは、犬神・・・いや、仁科神明宮なのだ。

佐藤は長野出身だが初めてである。まぁ、研修も松本市自体では、たまにしかないし、通過もしない。JR松本駅から北へ約45分ぐらい。国道147号線を進むのだが、この日はあいにくの小雨。天気が良ければ車窓には、青木湖の背景として、北アルプスの山々が見えるはずなのだが・・・。

この神社は、角川映画「犬神家の一族」(1976年/原作・横溝正史)でロケ地になっている。

もちろん、架空の市が舞台であり(映画ではたしか那須神社だったかな?)、足が湖から着き出していたシーンは、少し離れた青木湖である(部分的には近辺の他の湖もある)。

本来の原作は諏訪湖がモデルだ。犬神家も生糸関連の名家がモデルらしいが、リアルはいかんので、ぼやかすためにいろいろ本や映画で変えてあるのだ。

さて、佐藤は、ナビ様に促されるままに、仁科神明宮に着いた。なんと、駐車場には湘南ナンバーの車や、多摩ナンバーの車が置かれていたので、びっくり! こちらの神社の知名度の意外(?)な高さと、人気度を改めて知った。犬神家の一族うんうぬんではなく、有名らしい。

仁科神明宮は、杉木立の中にある。参道には、厳かな空気が漂っており、我々は、手水舎で手を清め、境内に入った。


●仁科神明宮のご神木●.jpg

●仁科神明宮のご神木●


●仁科神明宮の参道●.jpg

●仁科神明宮の参道●



神社のホームページによれば、この神社は、古木が鬱蒼と繁る仁科の森に、平安の昔から鎮座する日本最古の神明造を持つ大町の神社だとある。祭神は、天照皇大神(あまてらす・すめおおかみ)で、本殿などいくつかの社殿が国宝に指定されている

ここは、むかし皇大神宮御領(信濃国内の御厨は全て伊勢神宮領)のひとつ、仁科御厨(神様の台所)を守る(正当性を主張する)ために、この地に勧請されたお社であり、信濃で一番古く、第31代の用明天皇(ようめいてんのう:587年ころ)とされる。

古族・仁科(にしな)氏が守っていた御厨、仁科御厨(神様の領地)は、信濃国以外の仁科氏はおおむね鎌倉時代、幕府に滅ぼされてしまったらしいが、400年の間、当地に生き残った仁科氏は終始その神役に従い、神明宮に奉仕していたが、1582年(天正10年)の織田(信長)氏の甲州征伐に遭い、武田氏ともども仁科氏も滅亡するのだが、なんだかねぇ・・・。

仁科氏が滅びてからは、松本藩主の小笠原貞慶以後、代々の松本藩主が当所を祈願所とし、式年造替も引き受けて奉仕し続けたが、1636年(寛永13年)の造替を最後に、その後はすべて新築ではなく修造(修理)に留め、現在に至っている。

そう、式年造替の資金が続かなかったのだ。皮肉なことに金がないゆえに、伊勢神宮よりも古い神明造の姿を残すこととなった。なにしろ、500年以上の長きにわたり、一度も欠かすことなく式年造替が奉仕されてきたのだから凄い。伊勢神宮はおおむね新築し続けたから新しい建物であるから古くても20年以上は遡れない(当たり前だ)。

現在の社殿は、寛永造替時のものと推定され、約300年前のもの。寛永14年からは黒印23石に改められ、かつ又徐地として村内ならびに一之瀬(八坂村) 堀之内(白馬)、借馬、野口(いずれも大町市)等に田畑山林、又青木湖一面等を有し、松本藩中最も多くの神領を保ったまま、明治維新を迎えたという。



●拝殿の前●.jpg

●拝殿の前●


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●いや〜、紅葉がきれい●


●帰りで参道を振り返る●.jpg

●帰りで参道を振り返る●



我々は、しばし境内にとどまり、ご神気を頂いた。本殿の屋根は、苔生しその苔が小雨の中でも神々しく輝いている。とにかくこの神社を取り囲む古木の神霊たちのパワーがものすごいのだ。

佐藤も拝殿前にて手を合わせた。

その後、恒例のおみくじタイム。なんと、某007所員は「大吉」であった。ここで今日が出たらまさに骨折り損のくたびれ儲けにあるところだった。危ない、危ない。私? まあまあ(笑)。

参拝を終え、参道の鳥居をくぐり、ごあいさつのために後ろを振り向く。そこには、鳥居の外の世界と、神域の違いが確かにあるように感じられた。

佐藤は、こちらを参拝できたことに感謝を伝えるべく、深々と頭を垂れ、その場を後にした。すると、どうであろうか。駐車場を出たあたりから、上空の雲が開き、太陽が顔を見せてくれたのだ。

この日、お日様に会えたのは、この時間、この場所だけ。やはり天照皇大神様が、お見送りに出てきてくれたのではないかと思えたのだ。

さてさて、この仁科神明宮がある安曇野の地域は、冬は雪深い場所となる。さすれば、春花盛りの頃、再びいけたらいいなぁ〜! 皆さま、くれぐれもご自愛ください。



●境内の紅葉●.jpg

  ●境内の紅葉●


(ドイツ鉄道が新・特急列車に「アンネ・フランク」と名付けようとしたが批判で、再考を迫られている。まぁ、かつて強制収容所への移送を担ったドイツ帝国鉄道は同社の前身ですからねぇ。ドイツ政府もたいがいだが、真面目過ぎるとね!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 12:00| 島根 ☁| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

奮闘記・第1044回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都足立区

足立区訪問介護部会

「足立区訪問介護部会サービス提供責任者研修」



いやいや、寒い、寒すぎる。しかも急にである。皆さまお元気でしょうか?

今回は、9月に行った、足立区訪問介護部会さんの主催による「足立区訪問介護部会サービス提供責任者研修」についてご報告したい。

足立区訪問介護部会さんでは、会員向けに、定期的に研修会を開催している。今回の研修開催については、今年度当初に担当者よりご相談を頂いた。

人材不足のおり、日々自分もヘルパーの仕事に出向く、サービス提供責任者は、なかなか、サービス提供責任者としての役割を果たしている際の「経過記録」が残せていないのではないか。というより、経過記録が必要と言うことを理解していない方もいるかも知れないな、と。

そこで研修時間は、サービス提供責任者が参加しやすい、夜間(18:30〜20:30)でお願いしたいとのこと。なるほど、サービス提供責任者の業務内容と、責務について説明しながら、記録の残し方を案内しましょうかね、ということになった次第です。

さて、一方、足立区では、定期的に区が主催して訪問介護事業書のサービス提供責任者向け研修を行っている(足立区は《介護先進地域》なのだ)。

とは言え、こちらは日中開催ということであり、なかなか、参加したくても参加できない方も多いのだ。年々参加人数も少なくなっているのも事実(何処も同じ、人手不足だからねぇ)。

今回の研修には、何と50名を超す人々が参加してくださり、会場は熱い熱気に包まれた。

さて、今回の研修目的は下記の通り。

『9月のサ責ネットワークのテーマは「記録の重要性」についてです。記録…と一口に言ってもサ責が残さねばならない情報は多岐に渡ります。なによりも利用者の状況・状態を、誰が読んでもその情報が正しく伝わるように的確に残さねばなりません。それは「適正なサービス提供」を「見える化」する作業とも言えます。

2018年には医療と介護の報酬の同時改定が実施されます。ますます「サービスの適正化」が求められてくることと思います。そこで、記録を残す必要性について、その根拠から改めて学んでみませんか?』(案内文より転記)/span>

■研修で行ったこと
「サービス提供責任者の仕事塾 〜サービス提供責任者がしている仕事の残し方〜」
(1)サービス提供責任者の業務と責務(指定基準を再確認)
(2)各帳票類の書き方残し方。経過記録の残し方。

まずは、自己紹介から。

各グループ内で、恒例の「1分間スピーチ自己紹介」をして頂いた。もちろん、参加者同士は、顔見知りの方も多いが改めて自己紹介をするとなると緊張していた。

ただし、このような関わりが参加者の緊張をほどき、皆さん笑顔がこぼれてくれば、こちらも仕事がしやすくなるというもの(笑)。こうして、お互いの存在を認め合ったのち、研修がスタートした。

サービス提供責任者研修でおさえておく必要があるのは、ズバリ、ケアマネジメントのPDCAである。ここでは、居宅介護支援事業所と、居宅サービス事業書の関係性とPDCAのサイクルのまわし方について案内した。

そして、ここで行う「サービス提供責任者の業務と責務」について、指定基準を用いて、その根拠を示したのであった。サービス提供責任者の業務と責務は、指定基準第24条訪問介護計画の作成と、第28条管理者及びサービス提供責任者の責務に明確にされている。こちらには、その他の重要なポイントのみ掲載する。

なぜならば、ここに転記したことも、PDCAのサイクルにとって外せない内容だからであるwww。

■指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準
最終改正:平成二八年二月五日厚生労働省令第一四号より。
イタリック書体は、佐藤加筆の重要ポイント)

(基本方針)
第四条  指定居宅サービスに該当する訪問介護(以下「指定訪問介護」という。)の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、入浴、排せつ、食事の介護その他の生活全般にわたる援助を行うものでなければならない。残存機能ではなく、「有する能力」であること。

(内容及び手続の説明及び同意)
第八条  指定訪問介護事業者は、指定訪問介護の提供の開始に際し、あらかじめ、利用申込者又はその家族に対し、第二十九条に規定する運営規程の概要、訪問介護員等の勤務の体制その他の利用申込者のサービスの選択に資すると認められる重要事項を記した文書を交付して説明を行い、当該提供の開始について利用申込者の同意を得なければならない。

あらかじめ・・・
「ここでは、訪問介護のサービスを開始する前には、あらかじめ、利用申込者のサービスの選択に資する援助(重要事項の説明)を行い、同意を得ておく必要があることが明記されている。」

そう、これは誰がするのか? もちろん管理者がしても良い部分だが、その多くはサービス提供責任者が行っているはず。しかも、この行為が介護支援専門員が開催する「サービス担当者会議」の後に行われているのが現実なのだ。

なぜ、そうなったのか? それは・・・介護支援専門員がこの「指定基準」をほとんど把握していないからに尽きる。まぁ、それ以上の責任、言い方は悪いが《戦犯》は、介護支援専門員の研修担当をしている諸先生達にあるだろう。教える側が知らない(まれにでたらめ)ではそりゃ教えられないだろう。

実は、この第8条は、この後に続く、《すべての居宅サービス事業所の指定基準》に「準用」されてるのだが、しかしまぁ「準用」とされると、あまり重要視されない部分なのかも知れない。

・・・まぁ良い。



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●指定基準をひもとき解説する佐藤●


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●皆さんに問い合わせてみた●


■サービス提供責任者記録(個別の利用者に必要な経過記録の内容)
(1)『相談受付』を記録する。
とにかく、訪問介護事業書のでは、訪問介護の仕事に就いての依頼が来たときには、まずは、「相談受付」(帳票)に、相談を受け付けたことを記録する。

(2)『サービスの申込みにおける調整』を記録する。
サービス提供責任者は、「相談受付」から、ヘルパーの空き情報を把握し、「サービスを受けることができるかどうかを確認する。この行為が「指定基準第28条3項の一にある「サービスの申込みにおける調整」というわけだ。

このサービスの申込みにおける調整後、サービスを受託できる場合には、申込みを受け付けた介護支援専門員へ、「居宅サービス計画書(原案)」の提示を求めるように伝え、その「提示を求めた」ことを「内容欄」に記録するように助言した。

※「居宅サービス計画書」は、「課題抽出」→「目標の設定」→「サービス内容の抽出」→「サービス種別の選別」の順番に作成されているはずなので、訪問介護に利用申込みがあった場合には、原案はすでにできているからである。そこで、この「サービスの申込みにおける調整」以降には「居宅サービス計画書(原案)」を受け取ったということを記録しておく必要もある。

(3)「居宅サービス計画書(原案)」を受け取ったことを記録する。
こちらには、利用者氏名や住所、認定情報などが明記されている。それらを、基本情報に転記したことを記録する。

(4)『事前訪問』〈サービスの選択に資する援助〉を行ったことを記録する。
@「居宅サービス計画書(原案)」を受け取ったことを記録する。
A利用者に、事前訪問のアポ取りをしたことを記録する。
B契約行為を行ったことを記録する(第4条に示されている。サービスの選択に資する援助)。

『訪問介護計画作成』を作成すること及びその手順について説明したことを記録する。
@基本情報(フェースシート)を作成すこと。
Aアセスメント(利用者の状態及びその置かれている環境について)情報を収集する。
B訪問介護計画書を作成すること。
C介護支援専門員が開催するサービス担当者会議へ参加すること。
D定期的にモニタリングへうかがうこと。
E訪問介護計画は、居宅サービス計画が変更されるときと、必要に応じて変更すること。

※訪問介護計画の作成については、重要事項説明書及び契約書に記載されているはず。そこで、こちらには、実際に使用する、帳票類を示しながら説明すると良いでしょう。


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●ICFについても説明●


(5)『訪問介護計画の作成』
訪問介護計画書を作成したことを記録する。

(6)『サービス担当者会議へ参加』したことを記録する
サービス担当者会議へ参加したこと。会議録を作成したこと。
「サービス担当者会議の要点(会議録)」の提示を受けたことなどを記録する。

(7)「訪問介護計画書」を説明し、同意を得て交付したことを記録する。
第24条に規定されている内容を行ったことを記録する。

※訪問介護のサービスが、先に提供される場合もあるようだが、その際にも必ず、この訪問介護計画書の説明及び同意、交付を行った記録を残す。

(8)『オリエンテーションを行った』ことを記録する。
第28条3項の四、訪問介護員等に対し、具体的な援助目標及び援助内容を指示するとともに、利用者の状況についての情報を伝達すること。とあるので、この行為を行ったことを記録する。

(9)同行訪問を行ったことを記録する。

(10)『モニタリング』を行ったことを記録する。

(11)※これ以降は、介護支援専門員や、他の関係機関との「報告・連絡・相談・確認」を行っていくことになる。これに関しても、その都度この「経過記録」に記載する必要があることを伝えた。


●前屈みになって、真剣に話しを聞く参加者●.jpg

●前屈みになって、真剣に話しを聞く参加者●



もっとも、(11)に関しては、すでに、皆さんの事業所内では、「連絡帳」(申し送りノート)などを利用して情報共有を図っているかも知れない。そこで、サービス提供責任者は、この連絡帳などでの情報の共有から、利用者別の経過記録にて、情報を共有できるように『システム』(仕組み)の変更を行う必要があることを伝えた。

さてさて、このブログに掲載している「サービス提供責任者の記録」は、最低限に必要なものである。もちろん、この他にもあると思う(なきゃおかしい)。

いずれにせよ、サービス提供責任者の仕事は、介護支援専門員のPCCAよりも、ボリュームがあり、奥が深いことも間違いない。なんせ、訪問介護の要(かなめ)なのだから・・・。

ケアマネジメントを行いつつ、ヘルパーとして援助も実行できる。まさしく利用者サイドに立って支援ができるのだ。

確かに、「記録のための記録」を書く時間は無いかも知れない。だからといって、それを理由に記録自体を残さない、必要以上に簡略化した記録であれば、他者からは、「あなたがサービス提供責任者の仕事をしていない」とみなすことになるでしょう。

その結果、その介護報酬の減算や、最悪は訪問介護事業所の指定取消になることもある。大変なことは、他のヘルパーや管理者の力も頼りにし、より良い経過記録を残せるように努めたいところである。

えっ? 管理者が頼りにならない?(笑) いや〜、そうかも知れないなぁ。だからといって無視するのは良くないな。何と言っても、あなたの上司で、何よりも管理者はサービス提供責任者の仕事を管理する責任があるはずですから。


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●終了時間を迎えてクールダウンする●



さてさて、今回の研修では、あくまでもPDCAとその記録の必要性、その残し方についてご案内した。

そんでも本来はグループワークもしょうと考えており、机の配置などをグループ形成にして頂いたのだが、気つけば、もう終了時間(笑)、となっていた。今回の研修は修了。佐藤は、今後も、この足立区訪問介護部会さんのご活躍を応援しております。

皆さま、くどいようだが寒くなりました。くれぐれもご自愛くださいませ。ありがとう。ではまた!


(今回のブログ内の写真は、足立区訪問介護部会鈴木氏より提供)


(もし、選挙で「自〇党」にしか入れないのだったら、選挙年齢を下げたのはなんだったのか? そりゃ「今の若いモンは・・・」って言われ続けますわな!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 16:17| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

奮闘記・第1043回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都葛飾区

葛飾区高齢者総合相談センター 堀切

ケアマネジメント支援研修(第2回)


日本の政治家に足りないのは「大一大万大吉」の精神が大事ですよね! まぁ政治家に「希望」なんてなかなかありませんしねぇ・・・。「とう」がたっている政治家は特に。

さて、皆様、お元気でしょうか。今回は、先だっての葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんで行っている研修会のツボの報告です。


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●グループは2つでスタート●



その葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんでは、堀切地域内において事業展開をしている事業所で働く介護支援専門員向けに定期的に研修を開催している。

佐藤への依頼は、ズバリ「相談援助技術の向上」を目指す研修である。担当の方が当ホームページやブログをみて、研修内容を絞り込んだうえでの依頼である(全3回)。

第1回の研修の模様は、第1040回にて報告済み。今回は、第2回目の研修会の報告済み。

第2回は、マップ研修であった。これは、(株)ヒューマンスキル開発センターが開発したもので「チーム力がぐんぐん高まる!」チャレンジマップというツールを使用し、行う研修である。

これは、いわゆる《ゲームトレーニング》のひとつである。

ゲームトレーニングとは、グループで楽しみながらひとつの作業をする中で、様々な気づきや学びを得るために設計されたもの。ゲームという非日常の仕事や業務から離れた体験の中でも、参加者1人ひとりのゲームに対する参加態度や考え方、コミュニケーションの癖やパターンは色濃く現れてくる。

このトレーニング手法では、普段何気なく無意識に行ってしまっているこれらのパターンをゲームという“非日常”の場で、気づき、認識することによって、“日常”における、それらネガティブな感情をコントロールし、改善していくためのきっかけ作りにする。


●本日の演習方法について説明する●.jpg

●本日の演習方法について説明する●



■研修で行ったこと
@マップ研修についてのご案内。
A各グループで与えられた作業をこなし、地図を完成させる。

多くの参加者は、前回の研修に参加して、自分の性格(エゴグラム)や、他者との関わる傾向性(ストローク)図表を作成し、自分と向き合ってきた人々である。

佐藤は、開始前に集まってきた人々に、前回から、今回の研修で気にかけてきたことなどをうかがってみた。

すると、「自分でも、前から、自分の性格や、他者とかかわる傾向性には気づいていたけど、あまりにも当たって居たので何とかしなければと思い、少し意識改革をしています。でも、なかなか、変えることって難しいですね(笑)」など。

まぁ、意識をすることだけでも、少し対応方法に変化が出ているのではないかな、と佐藤は思いましたが、さて・・・。

そんで、参加者が集合したところで、本日の研修の主旨を説明(上記)。その後、各グループにカードが配られ、ゲームはスタートした。ふふふふふ。

佐藤は、各グループでどのような手順で作成しても構わない。ただし、と、自分のカードを他者に見せたり、読みあげて頂くことはしないように注意を喚起しておいた。

佐藤と、主催者の柴崎さんたちは、見守り、励まし、応援することとなった(笑)。

しかし、いざ、カードが配られちゃうと、皆さんは、自分の手のうちに無我夢中なのだった(笑)。他者が、カードに書かれたことが読み上げてる際も、自分のカードに関係する箇所を見つけると、とたん他者の順番など全然お構いなしとなり、自分の言葉を重ねていくことになった。

こうなると、チームメンバーの頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされていった・・・。

やがて、時間経過とともに、誰ともなしに絵を描く出した。そうそう、情報を視覚的に処理するという態度、それは良いことですよ。なんでもかんでも、なんとかチャートを使わんでもなwww。
今回、「熱き」柴崎さんが用意してくれたのは、ホワイトボードのテーブル版みたいな、用紙に専用ペンで記入すると、ペーパーでも簡単に消せるというもの。

絵を描き始めた方は、とりあえず、皆が言うことを描き始めた。そうなると、この方が保持しているカード自体は表出の機会が少なくなるのだが・・・。

「ええと、南には海があり、島があります。街には、川が流れています」などなどの情報を得て、海岸線を描いたり、川の流れを描いたりしていく。

ううん、惜しい! 出てきた情報を確認しないで想像しながら記載していくと収拾がつかなくなる可能性もある。

佐藤は、演習開始から30分を待ち、簡単なヒントを出す。

「そもそも、地図ってどのようなルールがありましたか?」

すると、

「北が上で、南が下!」

「なるほどそうですね。皆さんはそのような情報を共有していましたか?」

まぁ、その点の情報は共有できていた様子。次に、演習開始後、30分が経過した時点で、“キイカード(Key Card)”の存在を伝えた。

まぁ、シュババババ〜とね。でも、キイカードであっても、受け取り方によっては、まったくキーカードの役目を果たさなくなるしなぁ・・・。

佐藤がキイカードを読み上げたとたん、そのカードを持っていた人が、「これが重要だったのかい!」とつぶやく。

実は、1つのグループでは、すでに参加者がこのカードを読み上げていた。そして、それを受け止めた方も、カードが伝える意味を他の方に語り、掛けていたように見えたのだが・・・。

他のメンバーがその内容を重視せず、どんどん話を進めて行ってしまった。その結果、彼が読み上げた内容は重要事項と認識されず、闇の中へと消えて行ったのだ。


●立ち上がって全体を見渡す●.jpg

●立ち上がって全体を見渡す●


●皆前かがみになって参加する●.jpg

●皆前かがみになって参加する●



このとき発表した彼も、

「もう少し粘って、他の方々に聞いてもらえるように関わる必要があったとのだろうと思いました」と。

また、このキ―カードにまつわるエピソードなども伝えたて、佐藤は2つのグループとも、このカードが示す内容を間違えないで受けっとてくれたのかを確認しながら、演習を先へといざなった。

その後、佐藤による、キ―カードの読み上げを境に、互いの情報を大事に取り扱い、その後は順調に該当箇所を埋めることができた。さすが、そこは、それ、介護支援専門員である。方向性が定まれば一致団結ができると思われる(笑)。

ただし、これが、実際の支援となると、利用者本人の意向や、その家族(息子や嫁、あるいは娘など)の意向を伺い、考えをまとめ、調整していかなければならない。

そのときに、「起きている事柄」を吟味せず、先へ進むと、今回のように収拾がつかなくなる場合も出てくる。自分の興味があることしか反応しない集まりならば、特に・・・。

だから、最初が肝心である。じっくりと現在起きている事柄を整理しないといけないのだ。


●おお、情報を正しく記載しているねぇ●.jpg

●おお、情報を正しく記載しているねぇ●



さてさて、時間が経過すること、1時間半。2つのグループの地図が形を成できてきた。これは、皆さんが、諦めることなく(?)ゲームに集中した成果であり、大いに評価されることであろう。

佐藤は、まだ、時間にゆとりがあったため、最後に各カードに書かれていたことを、読み上げながら、地図が正確に描かれているかを再確認するように伝えた。

なんせ、介護支援専門員は、自分だけが理解していれば良いのではなく、サービス担当者会議で参加者に理解できるように、情報を伝える役割があるからね。

そこで、佐藤は、1つのグループが手がけた「橋の位置」について、もう少し丁寧に記載することを求めまた。

「大丈夫。みんな理解していますから!」という反応。はたしてそれで良いのだろうか?

百歩譲って、サービスを提供している現場の専門家に理解できても、利用者・家族には、正しく伝わっているのだろうか? 点検は点検で、まぁ大事だと思うのだが・・・。もう、くたびれちゃったのだろうなぁ(笑)。

もう一方のグループは、結構繊細に作り上げ、完成するまでには、他よりも時間がかかっていたが、それでも、川にかかる橋や寺院の位置などは詳細に描かれていた。

最後に、佐藤が各グループに正解図を渡して、作品の完成度を見て頂いた。すると、2つのグループの完成度は高く、皆さん満足していた。


●出来上がりを比較検討●.jpg

●出来上がりを比較検討●



同時に、言葉って伝え方や、受け取り方によって、ものの見方が違うんだな、という気づきも得ることができた・・・と思う。

佐藤は、最後に、地図が完成されるまでのエピソードと、併せて個別に率直な感想を交えて伝えた。

そして、時間はかかったとしても、利用者や家族に理解を得られる計画作成がいかに時間がかかるかもしれないが重要なことであるかを伝えた。


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●皆さんよくよく頑張りました●



今回の研修はこれにて終了。

佐藤は、皆さんが、最後まで飽きることなくゲームに集中してくださったことに感謝したいです。次回は、「コンセンサス(意見一致)を得る」という、これまたコミュニケーションに関する演習です。

今度は、自分の意見を他者に伝え、他者と議論しながら最終的にグループとしての方向性を示すというものです。次回は、自分の考えを表明し、他者と語り合い、意見をすり合わせるという体験をして頂きます。

これはこれで、結構楽しく、いろいろな体験ができると思いますよ。どうぞ、次回も楽しみに参加してくださいませ。

ではまた、ありがとう!

【追伸】
某ドン・キホーテで購入した「栗風味炊き込みご飯の素」(〜風味って何?)に、甘栗を混ぜて新米で栗ご飯をつくりました。甘栗が良い風味を醸しだしていて、美味しかったです。実りの秋、皆様もそれぞれの秋をご堪能くださいませ! ご自愛ください。



(フランシス・ベーコン先生いわく、「人生は道路のようなもの。1番の近道は、たいてい1番悪い道なんだ」ですと。そうそう、国道9号線が通る県がありまして、そこでは高速道路も兼ねていて・・・・(強制終了)!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:04| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

奮闘記・第1042回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都町田市

町田市介護人材開発センター

2017年度 町田市介護人材開発センター主催研修会
職場の人間関係の在り方 ≪交流分析を通して≫
〜自己と他者との心理的交流傾向を知ることで良好な人間関係を築く〜


さてさて、稲刈りも終わり、彼岸花(曼珠沙華)が、咲く季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

我が家では、毎年千葉県の農家さんから玄米を購入しており、先日精米して新米を頂きました。やはり、新米は一味違う。旨いですよねぇ。農家さんの手間に感謝しつつ頂きました。

今回は、先日のグランハート町田レンタルームトマトで行った研修会の報告です。

佐藤は、昨年もこのテーマで町田市介護人材開発センターさん主催の研修会に関わっている。

介護現場で働く職員は、利用者に対して行う援助も重要であるが、それより前に「職場での人間関係」の構築も、仕事を継続する上では重要なポイントとなのである。

また、組織からすれば、貴重な介護人材がいかに継続して働き続けるかは、事業所の存続問題にも直結することである。よりよい人間関係の構築が必要と捉えているところでもあるのだ。当日、会場には、様々な職種の方に参加して頂けた(研修前に下にあるバルでお茶をしましたwww)。


●ケーキセットを頂く● .jpg

●ケーキセットを頂く●



■研修で行ったこと

@自己理解・他者理解「自己覚知」の重要性。
A交流分析に挑戦。
B交流分岐の結果を、職場の人間関係に活かすコツ。

研修時間は2時間。この限られた時間を有効活用するために、今回は自己紹介はなしである。それでも「私は誰でしょう?」さんには登場して頂き、「ものごとの見方、とらえ方、感じ方」は人それそれで有ることを説明。皆さんを《佐藤ワールド》に引き込み研修をスタートさせた(笑)。


●石原さんの挨拶で研修がスタート●.jpg

●石原さんの挨拶で研修がスタート●


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●さあて、中身は誰?●



1.自己理解・他者理解「自己覚知」の重要性
はじめに、3分間(通常は6分間)自己と向き合い、自分は何者で有るかを書き出して頂いた。その上で、自分の書いた自分に対して、好きなところには〇(マル)印。これはちょっと嫌だなというところには☓(バツ)印、どちらともいえないというところには△(さんかく)印を付けて頂いた。

【そして、〇印の数と、☓印の数について解説】
ものごとを肯定的に評価する傾向の方は〇印が多く、厳しい見方(否定的)をする方は✕印をつける傾向が見られることを説明。これは対人関係にも現れるので、なるべくプラス思考でかかわれるように「振る舞う」ことが大切であることを伝えた。

2.交流分析に挑戦
ここでは、株式会社ヒューマンスキル開発「エゴグラム・ストローク表」を用いて、自己と向き合って頂いた。佐藤が読み上げる質問に対して、参加者は、ペーパーに該当する数字を書き込んでいくのだ。これがテンポよく行われるので、じっくり考えることはできない。参加者はそのときのインスピレーション(inspiration:ひらめき。ここでは自己概念)によって数字を記入していくのである。だから、答えは信ぴょう性には欠けてしまう(笑)。

それでも、この日の、自分の気持ちが表現されていることに間違いはない。

3.交流分岐の結果を、職場の人間関係に活かすコツ
そもそも、我々は、幼いころから、ある一定の年代まで、自分たちの両親、または親に代わる誰かに育まれて成長してきている。実はこの育み(親からのかかわられ方)が、現在の「その人らしさ」を形成しているということは過言ではない。

皆さんは、「あのような親にはなりたくない」と思っていたのが、いつの間にか「あれ、俺の言い方、あのおやじにそっくりだな」とか、「あらやだ、私母親と同じこと言っている」などと思われることが、少なからずあると思われる。

そこなんです!

我々は、この、親から頂いた「ものごとの見方、とらえ方、感じ方、行動の仕方」(価値観及び行動規範)を知らず知らず大人になった今でも、大切にしており、本人も気づかないうちに、対人関係の中で反応行動に現れることがあるのだ。

ただ、いつも、馴染みのある反応行動だけで済むのであれば良いのだが、そうでない場合もある。そこで、我々は成長段階で、他者と合わせていくことの大切さを学び、自我を抑えることも必要であることを体験して、大人になっていく(自分で考え行動する)のだ。

株式会社ヒューマンスキル開発「エゴグラム」では、一人の人間の中には、

(1)批判的な親と(2)保護的な親が混在していると説いている。批判的な親は「躾」を行い、保護的な親は「守る」役割をする。

これらの役割をする親からかかわられた子どもは、(3)自由活発な子ども、(4)順応な子ども、(5)独立心の強い子どもが現れる。

佐藤は、同社の「解説書」を用いて、(1)(5)までの特徴を説明し、皆さんに自分の傾向性をみて、最後に(6)大人(ものごとを論理的に処理するなど)としての自分の数値をみて頂く。

このグラフは、大人を中心になだらかな曲線を描くことが理想であること。あまりでこぼこしていない方が良いということを伝えると、会場は笑いの渦と化す。

そうそう、お互い、多かれ少なかれ、でこぼこしているものなのだ。そのでこぼこが、人間関係に関係しているわけだ。

そこで、皆さんには、他者とかかわるときには、OKな側面でかかわるように意識することが大事ということを伝えた。

次、ストロークについて。

これは、自分の存在価値・他者との存在価値を、どの位重要視してかかわっているのか。いうなれば「他者とのかかわる傾向性」をグラフとして見ることができるというもの。

@他者との関わる傾向はどうか。A働いている環境での居心地は良いのか。B自分が、自分のことを肯定的に捉えているのか否か。更には、C他者に対してどの位「肯定的にかかわる傾向性があのか」あるいは、Dどの位「批判的にかかわる傾向性」があるのか。さらにはどちらの傾向が強いのか。

また、E他者から肯定的に認めれもらったときに素直に受け取る傾向性はどうか。F自分から素直に他者に働きかけを行う傾向性はどうか。などなど。

こちらでも、佐藤が介護現場で見られる事例を用いて解説をしていった。


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●耳元でささやく(笑)●


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●こういう傾向があるかもねぇ●



特に管理者側の人々にとっては、部下とかかわる傾向性について、自分でも良いところと、悪いところに気づかれているようで、「なるほどねぇ」とつぶやかれている方もちらほらいた。また、職員や、若人からは、「ううん。この通りですよ。今回、改めて理解できました」などの声も聞かれた。

さてさて、研修は結果がわかったところで終了ではない。研修が目指すところは、「未来への行動変容を支援する」所にある。

皆さんも、忙しいときほど、OKが出ない側面が出てしまうということに気づかれたようであった。これからは、上司、部下とかかわるときにも、お互いに気持ちをフラットにして、かかわるようにしたいところである。


●解説が続く●.jpg

●解説が続く●


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●マスコットとツーショット●



さて、次回は、町田市と合同研修の「相談援助技術:初級編」を3回シリーズで行います。こちらでも、エゴグラム、ストロークを導入して、相談援助における傾向性をより深く気付けるように案内していきますよ。3回目には、コミュニケーション演習も取り入れますからお楽しみに!ではまた。ご自愛ください!



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●帰路では、大きな虹に遭遇!●



(某中国ではかつて「焚書坑儒(本は焼かれ、著者は穴に・・・)」された(今も?)。第二次世界大戦直前の某ドイツ、自著が焚書となった。そのとき、ジグムント・フロイト先生がのたまった。「なんたる進歩だろう!本を焼くだけで済ませてくれるとは。中世だったら自分が焼かれていたな!」って・・・フロイト先生、危険過ぎますよ!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 16:10| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする