2008年09月15日

奮闘記・第313回 相談員/島根県

●2008年9月3・4日● 島根県松江市


島根県社会福祉協議会地域福祉部

市町村社協相談・支援事業管理者研修会

〜スーパービジョンの手法を伝える〜



 午前中は時間があいた。だから、ホテルから飛び出したのだが、空は小雨がパラパラと降る、あいにくの空模様であった。

 松江駅のバスターミナル4番からバスに乗り込み、おなじみの八重垣神社を目指した。その八重垣神社で、今日の研修の成功をお願いしておみくじをゲット! 結果はひきなおし大吉(笑)。


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●八重垣神社、緊急参拝(笑)●


 さて、今回の研修会場は、通い慣れたいきいき島根プラザであるが、今回の研修の依頼は、福祉人材センターではなく、地域福祉部からの依頼でした。

 11時過ぎに会場へ伺い、地域福祉部の部長から、研修に対して期待している効果などについてうかがいました。

 そのなかで、平成19年度に島根県社会福祉協議会でとりまとめた「市町村社協総合相談・支援センター設置構想(提言)」において、「市町村社協総合相談・支援センター」にはコミュニティ・ソーシャルワーカー日常生活支援事業専門員と、主任地域福祉サポーターの配置を提唱している。

 今回の研修の対象者は、この「市町村社会福祉総合相談・支援センター」の管理者である。この総合相談・支援センターの所長(管理者)には、運営を適正にマネジメントしていく能力はもちろん、専門職種と相談員が、常に資質向上をはかるためのスーパーパイザーの役割が求められている。

 そこで、佐藤には、実際の面接場面や、模擬面接(ロールプレイ)などを通して、職員の気づきを促し、取り組もうとする意思を励ますスーパービジョンの技術習得を目的にしているとのこと。

 すでに事務局から、前もって同じ内容をうかがっていたので、部長さんの期待に応えるべくすでに準備は万端であった。あとは、参加する人々と積極的にかかわることだけ。


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●照れながらもグループワークに参加●



●2日間の研修でおこなったこと

(1) スーパービジョンの意義と手法(入門編)

(2) スーパービジョン演習@「自己理解・他者理解」演習@の解説

(3) スーパービジョン演習A「積極的傾聴技法」演習Aの解説

(4) スーパービジョン演習B「積極的質問技法」演習Bの解説



 スーパービジョンの意義と手法を、誰もが講義形式で聞いて頭で理解したとしてからと言って実践することは難しい。

 ですから後半からは演習・解説を繰り返しました。もちろん参加者の方々は新しくできるセクションの管理者になる方々。それぞれが素晴らしい能力をお持ちであろうと考えられます(でないと困ります)。

 だから、演習がスタートすると、意欲的に参加してくださり、演習をもりあげてくださいました(笑)。

 このような演習を繰り返す中で、皆さんが気づかれた内容は、以下のとおり。

 援助者が持っている「道徳規範」や「価値観」が、相談援助の展開のさまたげになるかもしれない。だから、自己理解を深めることが必要であるということ。

 援助者が、相談援助をおこなっている段階で何気なくしているしぐさが、相談者からみると、「聞いてもらえていない」ととられてしまう。だから、積極的傾聴技法を学ぶ必要があるということ。

 援助者が、相談援助の技術を修得していないと、相談者が抱えている問題を細かく紐解くことが難しい。だから、積極的質問技法を学ぶ必要があるということ。

以上


 特に、2日目の演習では「積極的質問技法」を体験して頂いたのですが、質問内容が「現在のこまりこと」になり、やがて仮想の相談場面から実際の相談場面となり、演習というより、お互いの情報交換の場となったグループもあったようです(笑)。

 今回の研修は入門編。当然ながらスーパービジョンの全てとはとても言えません。これから、管理者として実践するなかから、何か困難な事柄に遭遇した時に、今回の研修を思い出して、演習などを活用して、それぞれが研修会を開いてみてください。

 お互いに専門家どうし。このような研修を通して、自らが何かに気づくことができ、やがては行動変容をおこしていくことでしょう。

 また、皆さんが実践されて、具体的な育成方法に迷うような場面がありましたら、是非ともかかわらせていただきたいと思います。どうぞ皆さん、ご自愛しながらご活躍ください。ではまた。有り難う!!


●まめな君、緊急入所(笑)●.jpg

●まめな君、緊急入所(笑)●



P.S.
 佐藤は研修終了後、速やかにタクシーに乗り込み、出雲空港へと向った。なんせ、今回は13:35の便に乗る必要があるのだ。

 このタクシーの運転手さんは女性ドライバー(島根県は多いよねぇ)だった。彼女と島根での美味しい食べ物について語り合った(笑)。

「松江では、どちらに行かれましたか?」との問いに、佐藤はさっそく白潟天満宮のそばにある「古都」の話題にあげました。

「お客さん、古都でステーキを食べたんですか?」「そう、たぶん女性が1人で切り盛りしているのね。美味しかったわよ」という佐藤に対して、彼女はサラリと、「彼女は私の同級生でしてね〜、云々」と嬉しそうにのたまう。

 いやはや、人間、どこでどのようなつながりがあるかわからない。人の縁とはそのようなものなのでしょうね。だからこそ、日々の縁を大事にしないとね! ではまた!!


(この項終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:10| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 相談員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする