2007年09月19日

奮闘記・第025回 読んでみた!/東京都

●本の分野● 介護技術


『古武術介護入門』を読む


(2007年9月5日 東京都豊島区・旭屋書店池袋店にて購入)



『古武術介護入門』か。そういえば、この前、テレビでなんだかやっていたっけ。介護技術に古武術ってなんかねぇ、という人もいるやも知れません。

 佐藤も介護技術講習主任指導者として、介護技術を指導している立場でいうと、介護技術には基本的にボデイメカニクスを活用して、介護職も、利用者も安心して、痛くならない介助方法があることはある。

 ただ、無理を強いられる現状ではその方法で常に行うゆとりを持てない(つまり手っ取り早くやろうとする)から、結局は身体を痛めてリタイアしてしまうんだよね。

 しかも、介護福祉士国家試験の実技試験でのポイントは、全介助ではなく、自立支援に向けた介護技術を重視しているからねぇ。

 まっ。介護職をサポートしている佐藤とすれば、「知らないよりは知っていたほうが良い」程度で眺めた本ですが・・・・。

 これが凄い。目からうろことはこのことをいいますよ。

 とにかく、この本を片手に読み始めると実践したくなっちゃた。だから、ためしに、そばにいる人に、協力をあおいでやってみた。

 すると、何じゃこりゃぁ〜〜〜!この手つきは、すでに、佐藤も実践の場で、無意識にやっていたではないかぁ〜。

 特に、第2章では、「古武術介護の6つの原理」について、写真と絵をふんだんに活用して、解説をしている。著者自身も介護職。だから介護職員が理解できる言語で解説できるんですよ。

 この部分が、今までの小難しい、しかも何通りもやり方があったり、使えない場面の多い介護技術の本とはちがうところなんだろうな(笑)。だって、すらすら読めちゃうもの。

 介護職員が、利用者に全介助を行う機会が多い、施設現場などで働いている介護職は、自分の身を守り、援助を受ける人も楽だというこの介護方法を読んでみたらいかがかしら。

 DVDがついているので、職場で購入して、仲間同士わいわいがやがや言いながら練習してみてもいいのではないかなぁ〜。まぁこの本の著者はそういうこと(介護技術を論じ合う)ができない、閉鎖的な、でも一般的な介護現場”にいたからこそ、生まれた方法なのだということは皮肉なことだが。

 実際、古武術でもなんでもいい。異業種技術や考えでも、いいもの、いい技術なら取り入れていける風通しのよい職場を創ること。それが利用者だけなく、介護現場で働く自分の未来のためにも繋がっていく。この本はそんな可能性のひとつを見せてくれた気がします。皆さんもぜひ手にとって眺めてみては。

 ではまた本屋さんで会いましょう!



【本データ】

 『古武術介護入門』[DVD付]

  岡田慎一郎(著) 医学書院、2006年8月刊、定価3150円(税込)


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図1 これがその本。となりは吉備津神社の御札(笑)



(To Be Continued!)

posted by さとうはあまい at 16:14| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

奮闘記・第018回 読んでみた!/東京都

●本の分野● 介護支援専門員


指定居宅介護支援事業所の

コンプライアアンス


(2007年8月31日 東京都豊島区・ジュンク堂書店・池袋本店)



 コムスンの施設系事業及び在宅系事業の譲渡先が決まりましたね。佐藤は、そんな、ある日、涼しくなったので、池袋駅東口にある「エアコンがあまりきかない」ジュンク堂書店へ行きました。

 えっ、何か問題でも? 恒例の書店徘徊をしていたわけですよ、はい。そこで、こんな本をみつけましたよ。


図1 これですこれ! あれ? 佐藤の本が!(笑).jpg

図1 これですこれ! あれ? 佐藤の本が!(笑)



 帯には「コムスンショックを吹き飛ばせ!」との文字。本の題名は、

 『指導・監査に負けない ケアマネ事業運営のポイント70
  初任者から独立事業主まで知っておきたいケアマネの業務の
  すべて』

 なんだか長いわね、ははは。どれどれ、果たして介護業界はコムスンショックから抜け出すことができるのだろうか、というかコムスンショックってなんだ? そんなものだいたいあるのか? 当事者はともかく、こんな縛りのある介護保険制度や、介護報酬じゃ、遅かれ早かれ、どこかがああなることはわかっていたような気がする。

 でもまじめにやっている現場の当事者にはさぞかしショックかもしれない。だが、そんなうまい話があるのかしら? 疑心暗鬼でひらいてみました。

著者の一人、(株)ウエルビー代表取締役・青木正人氏はこの本の「はじめに」の中で、

 経営=マネジメントとは、「経営資源を有効活用し、業務遂行・目標達成を効果的に推進し、理念・目的の実現に至るプロセス」のことである。と述べて、介護支援専門員の業務であるケアマネジメントのマネジメントと事業所のマネジメントは同じようにPDCAをマネジメントサイクルに即って実現されて行く。さらに、

 コンプライアアンス(法令遵守・倫理遵守)を原点に、「ビジネスとしての居宅介護支援事業所が継続的・安定的に成果をあげること」が介護事業の社会的信認を高め「介護支援専門員がその専門性を遺憾なく発揮し支援のプロとして認知されること」が、わが国が真に豊かで心地よい社会となるための不可欠な要素である。

 としている。これは、介護支援専門員の死活問題として、もっともなことでしょう。ただ今回の改正に伴い、指定居宅介護支援事業所の管理者は介護支援専門員でなければならなくなったのだから、介護支援専門員は、指定居宅介護支援事業所がどのようにすれば、継続的・安定的に成果をあげられるのか、考えなくっちゃなりませんよねぇ。

 まず介護支援専門員は、介護保険制度改正に伴い、受け持つことのできる利用者数が35件と決められてしまい、地域包括支援センターからの委託を受けて受け持って、介護予防のケアプラン8件を足しても、計43件に留まります。

 だから、誰でもこの数字だけを考えれば、独立しても経営は難しいと考えるでしょう。これも当然のこと。経営って非常に難しいからね。

 だけど、この本では、経営をするためには、特定事業所加算をとることを奨励しています。ふむ、ふむ、なるほどねー。特定事業所加算を得るということは専門性の高い人材を確保し、地域全体のケアマネジメントの質の向上に資することにもなるわけだからね。

 ちなみに、この本の項目立ては下記のようになっています。居宅介護支援事業所の現状から、独立する手法。さらには事業所をつくるためのノウハウが満載です。


 
 第1章 介護保険制度見直しから読めるケアマネジャーの未来

 第2章 既存の居宅介護支援事業所から独立したい!

 第3章 居宅介護支援事業所をつくる!

 第4章 居宅介護支援事業所を経営する!

 第5章 他の福祉・医療機関と連携する!

 第6章「居宅介護支援事業所の経営を継続するために



 特に、第3章では居宅介護支援事業所をつくるノウハウが満載。株式会社設立のためのプローチャートや、都道府県から指定を受けるために必要な指定申請書類の書き方も記載されているではありませんか・・・。

 うん?これってもしかして、私の本と同じで、申請用紙のつくり方ではないか!

 さらに第5章では介護支援専門員に必要な他職種と連携するノウハウが満載、各サービス事業所の特性から、介護支援専門員が「知りたい」であろうという視点をふまえて紹介している。ここが、他の経営本とはちがうところだろうな。

 なぜ、経営部分ではないところまでが詳細にあるのか思いきや・・・。

 「おわりに」で、共著者、NPO法人ケアマネージメントサポートセンター理事長(「おわりに」でケアマネジーメント〜になってたわよ、いいのかしら)・長谷川佳和氏が、「自分でもこんな本があったらいいな」というものを形にしたかったとのこと。なんと、この先生自身が独立ケアマネなんだぁ〜!と納得!!


■『指導・監査に負けない ケアマネ事業運営のポイント70 
  初任者から独立事業主まで 知っておきたいケアマネ業務の
  すべて』


 青木正人・長谷川佳和(共著)
 日本医療企画、2007年、2800円(+税)


(次回へつづく)

ひゃ〜 島根2.jpg

来週は、またまた島根! 楽しみにしております。
他の地域の方々も、ぜひぜひよろしくお願いします!!!


posted by さとうはあまい at 16:40| 島根 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

奮闘記・第012回 見聞録/東京都

●本の分野● 介護・福祉


書籍をもとめて本屋を徘徊


(2007年8月29日 東京都・池袋界隈)



【リブロ池袋本店】
 佐藤が行きつけにしている書店のひとつに、リブロ池袋本店があります。リブロは池袋西武百貨店の中にあるのです。こんなことを言うと顰蹙を買うかもしれませんが、リブロはクーラーがきいているので、長居ができるのです(笑)。

 環境破壊対策で、エアコンを控えることは当然! でも〜、熱い思いで書籍を探しているのですから、せめて本屋さんくらいは涼しいほうがいいなぁ〜(笑)。

 別に書店さんをエアコンの強弱だけでとやかく言う気はない。しかし、すぐ近くのデッカイJ堂書店は全然エアコン利いてない。いくら椅子があって座って読めても、本を探す気が喚起されない。つまり、買わない。だから夏場に本を探しにいく場合はJ堂書店にあまり行かないのも事実(笑)。

 さて、今日の目的は専門書をまとめて購入して配送していただくこと。


 『四訂介護支援専門員基本テキスト』   
   介護支援専門員テキスト編集委員会(編集)
   (財)長寿開発センター、2007年、7350円

 ■『対人援助職をめざす人のケアマネジメントLearning10』 
   大田貞司・國光登志子(編集)
   (株)みらい、2007年、2205円

 ■『脳を鍛える自分史ドリル書きこみ式』
   鹿屋体育大学教授児玉光雄(監修)
   (株)アスコ、2007年、1050円

 ■『ソーシャル・インクルージョン 格差社会の処方箋』
     日本ソーシャルインクルージャン推進会議(編集)
   中央法規出版、2007年、3150円
 

 うひゃ〜! このほかに持ち帰りの文庫を4冊!! ふふふ、ひさしぶりに新たな書籍をゲットできて大満足!!! 誰ですか、手に入れても読まないのではないか?といっているのは。ハハハハハハ、するどいその通!って、何か問題が?(笑)。

まず、介護支援専門員の基本テキストは必需品。講師たるもの、常に現在にマッチしたテキストを活用せねば。しかも、こんなに分厚くて7350円は安い(気がするんだけどねぇ・・・。でも重い。か弱い佐藤には到底持って帰れないっ!て???)

 そーいえば、この前どこかの事業所に行ったときに、事業所のある書庫に「一番初めに出た」介護支援専門員の基本テキストが置いてあったっけ。

 いまどき初版を活用しているとすれば(その無謀さは)国宝級かもしれない。法的対応は皆無だし。まぁ本だから大切に保管しているのかもしれない。速読、多読、積読(つんどく、本をただ積んで置いておく)といろいろありますからな。ハハハ。

 居宅介護支援事業所の管理者の方、この『介護支援専門員基本テキスト』を毎年更新されていますか? せめて、管理者は、すべてを読まなくても(読めないだろうし)どこに、何が書いてあるかを把握して、常に正確で新しい情報を、他の介護支援専門員の伝える必要はあるでしょうね。

 次の『対人援助職をめざす人のケアマネジメントLearning10』大田貞司・國光登志子(編集)。こちらは、編集者の名前をみて、何のためらいもなく購入してしまいました。この2人の先生が編集されたとなれば読みたいに決まっている。

 こちらは、Learningと題されているように、大学・短大・専門学校の学生を対象に、地域社会における生活支援の方法としてのケアマネジメント論のテキストとして発行されたようだ。ふむふむ、学生が対象なのかしら?


 第1部 基礎編
  1、ケアマネジメントの学習を進めるにあたって
  2、ケアマネジメント目的と機能
  3、ケアマネジメントにおける社会資源
  4、ケアマネジメントの利用者とケアマネジャー
  5、ケアマネジメントの視点。
  6、ケアマネジメントの制度・施策

 第2部 実践篇
  7、ケアマネジメントの展開過程とインテーク
  8、アセスメントとケアプラン
  9、ケアマネジメントの実施と評価
 10、ケアマネジメント演習


 そうかそうか、これでLearning10なんだ! どうやら、先生方は学生を対象に作成されたようですが、各単元とも事例をふんだんに活用して、誰でもケアマネジメントを理解しやすいように構成されています。

 このように理解しやすくかかれている本こそ、現役の介護支援専門員に必要な本なのではないかと思うが。そう考えることは現役の介護支援専門員の皆さんに対して、果たして失礼なことなのかどうか?

 特に、実践篇のケアマネジメント演習には演習課題がついているので、居宅介護支援事業所の研修などで活用してもよいのではないかと思います。

 また、事例作成の手法が事例検討をするときの参考になるのではないか思います。皆さんも本屋さんに足を運んではいかが? あとの2冊は次回へ!!!


図1 池袋・麻布十番 満天星で夕食.jpg

図1 すでに舞台は、池袋・麻布十番 満天星で夕食へ(笑)


(次回へつづく)
posted by さとうはあまい at 16:26| 島根 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする