2007年09月08日

奮闘記・第017回 その他/東京都

●Key Word● 認知症の理解

ヒューマンリソシアテレビ研修

「認知症について」


(2007年9月7日 東京都新宿区・新宿国際ビル)



 台風9号が駆け抜けた午後、佐藤はまず介護認定審査会に参加。そして新宿へ移動し、2カ月ぶりにヒューマンリソシアのテレビ研修に参加(出演?)。

 会場では、担当者の方が「今日は関東のデイサービスをお休みにしました。それに大阪じゃ、指導・監査が入るので参加者が少ないんです。」と言われました。

「じゃ、人が集まらないのではないの?」と聞くと、「いえ、福岡、広島、名古屋、鹿児島」の人々は研修に参加するのを楽しみにしています!」とのこと。えっ。楽しみにしてくれているの、じゃ、張り切らないとねぇ〜! へっへっへっへ。

 まずは、参加者の方の現状を把握から。認知症の方の対応で、困っていること・嬉しいなと感じていることを、各自で考えていただき、拠点で話し合っていただきました。

 皆さんは、話をするときに実際にある場所にいらっしゃる利用者を、それぞれ個別に思い浮かべて、「(誰々さんの場合は)○○で困っている、(誰々さんの場合は)嬉しかった!」と話されていたのではないでしょうか。

 そうそう、個別に考えることなんですよね、基本は。「認知症だからねぇ〜」といった、偏見の上での対応の仕方では、「介護の専門家」とは名乗れませんよ(でも、名乗るとするだけまだましかな)。

 その後、佐藤の資料を活用して、認知症の理解というテーマについて説明しました。俗にいう、問題行動に関しては「記銘障害」「運動失行」「着衣失行」「場所の見当識障害」「人物誤認」など、分かっているようで分かっていない、具体的な行動について解説しました。

 佐藤の体験談を中に織り込み、このような問題行動を解説していくと、画面の向こうで参加している人々が、一生懸命に聞き、資料にメモを書き込む姿を見れました。


図1 各拠点を映し出すのがこれ!.jpg

図1 各拠点を映し出すのがこれ!


 でも、認知症という病気の理解がもし乏しいなら、皆さん介護をしていて、さぞ困惑する場面の多かったことでしょうね。佐藤は、これからも皆さんの知りたいことを伝えていきたいと思います。研修担当者の(すっかり面の割れてる)影武者にどしどし伝えてくださいませ(笑)。さて、以下に今回の研修で活用した書籍のご紹介をしましょう。


■『病気の地図帳 The Atlas of Human Diseases』
  山口和克(監修)
  講談社、1992年、4,200円(税込)


■『はじめての精神科 援助者必携』
  春日武彦(著)
  医学書院、2004年、1890円(税込)


■『介護入門』
  モブ・ノリオ(著)
  文春文庫、2007年、429円(+税)



 いま、運動オンチ(?)だが勢力のある台風が過ぎ去り、気温は高いのですが、空は夏色というより、もう秋色に感じますねぇ。確実に季節は秋に移っているんだろうな(と地球温暖化で簡単に言えなくなる日も近い)。

 さて、かいごの現場で働いている皆さま! 時には現実逃避で、本をじっくり眺めてみてもいいんですよ〜!! そういえば、昔誰かが、「佐藤、きこりのジレンマにおちいっているぞって」言ってくれたっけ。この意味分かるかしら・・・。たまには手を休めて斧を磨きなさいってことよ!!!(でも斧を研いでるヘルパーはちょっとこわい。) ではでは。


(次回へつづく)
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2007年09月06日

奮闘記・第016回 介護研修基礎研修/東京都

●Key Word● 指定基準に答えがある


介護労働安定センター東京支部
介護職員基礎研修500時間


「ケアマネジメント技術と生活援助」

第3日


(2007年9月5日 東京都豊島区・池袋サンシャイン60)



 佐藤が担当する単元の最終日。まずは、2日間の復習をしました。はじめに、訪問介護員へサービスが提供されるまでの手順を書いていただきました。

 まずは、自分で考えて資料に書き出してもらいました。しかし、どのようにするかという雰囲気を頭では分かっているのですが、適切な言葉が出てこない様子でした。そこで、グループでそれぞれの考えを伝え合っていただきました。

 すると、あるグループでは、なんと! サービス提供責任者が訪問介護員へサービスを提供する様子をロールプレイで表現し始めたではありませんか!! これには佐藤もびっくり!!! そうそう、何事もやってみるにこしたことはないんです。

 だから、その人たちに演じていただきながら皆で考えてみました。このように、自分達から積極的に解決方法を考えていこうとする姿勢が素晴らしい。

 その後で、正解について指定基準を活用して説明解説。サービス提供責任者の責務には、利用者の申込に関する調整をすること。訪問介護員に対し、具体的な援助目標及び援助内容を指示するとともに、利用者の情報を伝達することがあると話しました。

 すると、「そうか、基準に書いてあるんだぁ〜」と理解してくれました。そうそう、指定基準を読み込むのは大変だけど、指定基準に答えがあるんだよね! 後半は、障害者ケアマネジメントの基礎的枠組みと実施方法についてテキストをもとに解説。この時間内で歴史から仕組みの理解をすることはかなり難しいので、今後障害者のケアマネジメントはどのように位置づけられていくのか分からない側面もあるので、今後の動きには敏感になって欲しいことを伝えました。

 最後にビデオを見ていただき、その人らしい生活を支援することはどのようなことなのかを感じていただきました。はてさて、皆さんはどのようなことを感じたかしら。どうぞ、自分を大切にすることも忘れないでね。では、ではお元気で〜!!!


(次回へつづく)
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奮闘記・第015回 介護研修基礎研修/東京都

●Key Word● サービス提供事業者がおこなうアセスメント


介護労働安定センター東京支部
介護職員基礎研修500時間


「ケアマネジメント技術と生活援助」

第2日


(2007年9月4日 東京都豊島区・池袋サンシャイン60)



 介護職員基礎研修の2日目。それにしても、参加者の方の受講する態度には驚かされますよ。なんせ、500時間の授業を受けて、実習を重ね、最後には効果測定があるからなのか授業に対しての参加態度が違うんですよね。受身的ではなく、挑戦的というのかしら。

分からないことがあると、「先生、ちょっと待ってください! 今のここのところが分からない。」というのです。このような態度は本当に素晴らしい! だから、こちらも夢中になれるんですよ。

 今回は、サービス提供事業者がおこなうアセスメントと訪問介護計画の作成手順及び作成方法の理解でした。訪問介護計画の作成は利用者を知ること、つまり、利用者のその人らしい生活を知ることからスタートです(と、テキストではなっています)。

 だけど、佐藤は、利用者のことを考える前に、自分のことを考えていただきました。だって、自分が自分らしい生活を大切にしているということに気がつかなければ、利用者のその人らしい生活を大切にしようなんて考えられないでしょう? 佐藤がなんどもなんどもなんども、繰り返し語ってきたことではありますけれども。

 まずは、コーヒーの入れ方について考えていただきました。そして、数人の手順をホワートボードに転記。その中で、コーヒーの入れ方を、非常に丁寧に書いた方の内容を書いていると、会場から「しつこいな〜」との声がちらほら聞こえてきました。

 そうなんです。自分が大切にしている部分を他者に伝えるときには、どうしてもしつこくなるんです(悪かったわね、佐藤の文章もくどくて)。この部分に気がついてくれて有り難かったですよ。

 さらに、自分の洗濯物の干し方の手順を書いていただきました。すると、コーヒーの入れ方の手順では、自分らしさを記載しなかった方も、今度は必死になって、自分らしさを表現されていました。そして、「う〜ん。洗濯物干し方ってこだわりがあるものねぇ。」

 そこそこ、利用者さんもこだわりがあるんですよ。だからそのひとらしい生活を大切にしてあげないとね。これで、ようやくその人らしい生活を考えることができました。良かった。

 その後、自前の動画、「勝浦さん事例」を見ていただき、訪問介護計画の作成の手順を視覚的に確認していていただきました。さらに、拙著を活用してサービス内容を導くという部分から訪問介護計画書に記載する手法。さらにヘルパーさんへ出す指示書の違いなどを説明していくと皆さんの反応は、ため息混じりに「う〜ん。確かにここまでしっかり記載されていれば自分がヘルパーなら助かるよね〜」、でした。

 そう思ってくれるのでしたら、実行しましょうよ(笑)。今は頭のなかでの理解でもいいから、本番になって必要になったら思い出して眺めてみてほしい。だけど、1人で抱え込まないこと! 大切なのは利用者と力を合わせ、互いに頼り合う気持ちだからね。

 それにしても、通勤ラッシュにもみくちゃにされながらサンシャインまで来ることがたいへんですよ。みんな、暑い中通い続けたことに頭が下がりました。ではでは。


(次回へつづく)

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奮闘記・第014回 介護研修基礎研修/東京都

●Key Word● サービス提供責任者への道


介護労働安定センター東京支部
介護職員基礎研修500時間


「ケアマネジメント技術と生活援助」   

第1日


(2007年9月3日 東京都豊島区・池袋サンシャイン60)



 介護労働安定センター(東京支部)では「介護職員基礎研修」が6月22日からスタートしています。佐藤の受け持ちは「ケアマネジメント技術と生活援助」です。佐藤は常に現場の方々にこの範囲を教えているので得意なところ。だけど、受講している人々は現職の人ではないから、はたして理解していただけるかどうか。・・・少し心配。

 ご存知のように、介護職員基礎研修を修了すれば、能力に関わらずサービス提供責任者になれる。ということは、つまり、これはサービス提供責任者への道を目指す卵さんたちではありませんか。これは当然磨かないわけにはいきません。

 佐藤の心配をよそに授業はスタート。まぁ授業がはじめってしまえば伝えたいことはあふれてくるから不思議。だから、開口一番「みなさん、500時間を受講してくださってありがとう!」と挨拶し、授業をスタートしました(笑)。

 この介護職員基礎研修の素晴らしいところは、各項目で授業が終了した時点で科目修了評価の筆記試験があるというところです。

 このようなシステムは訪問介護員1級や2級にはありませんよね。だからある一定の緊張感が生まれ、受講する人々の真剣度も高まります。教えるほうはさらに真剣になります。しかも、全くの経験がない人々にケアマネジメントを説明するわけだから、言語の意味・解釈の説明からのスタートです。

 しかし、このコースは、6月22日に開講しているので、すでに皆さんは、一定のカリキュラムを受講しているわけで、だから介護保険制度の仕組みを理解できていたようで、ケアマネジメントの用語を使用しても理解ができていましたね。う〜ん、素晴らしい!

 そして、サービス提供責任者になれるという意気込みなのか、はたまた試験があるからなのか、受講している姿勢が真剣そのものでした。

 介護職員基礎研修は、介護職員として介護サービスに従事しようとする者を対象として基礎的な職業教育として、対人理解や対人援助の基本的な視点と理念、専門的な職業人として職務にあたる上での基本姿勢、基本的な知識・技術等を修得させるとともに、介護職員については将来的には任用資格は介護福祉士を基本とすべきであることをふまえて、より専門的な知識・技術を修得するための機会とすることを目的としています。

(平成18年6月20日老振発第062001号より抜粋)



 ●介護職員基礎研修カリキュラム 
 (1)生活支援の理念と尊厳の理解 
 (2)制度・サービスの理解
 (3)障害と疾病の理解
 (4)認知症の理解
 (5)介護におけるコミュニケーション介護技術
 (6)生活支援の視点と家事援助技術
 (7)医療・介護との連携
 (8)介護におけるソーシャルワーク
 (9)生活支援のためのアセスメントプラン
 (10)介護職の倫理と職務

 ※各項目30時間でただし、介護におけるコミュニケーション介護
  技術は90時間、実習140時間

(介護労働安定センターホームページより抜粋)



 見てくださいよ、この濃厚なカリキュラム! 今回のプログラムに参加している第1回生は9月後半から現場実習に出て、11月には実技及び科目の効果測定(試験)を受けて、晴れて卒業することになる。

 つまり、介護現場にはばたいていくのですよ。これだけの素晴らしい知識技術を修得して介護現場に羽ばたくのですから、介護現場職員の評価の向上が図れることになると思いますよ。いや〜将来が楽しみです。

 介護職員基礎研修の是非については、介護福祉士資格との関係から、様々な議論がなされてきました。しかし、実際に研修現場に携わると、この介護職員基礎研修の取組みは必要であることを実感しました。

 ぜひ、現役で働いている、訪問介護員2級・1級の資格取得者の方は挑戦してサービス提供責任者になってほしいと思いますが・・・。管理者の皆さん。受講させるのは難しいかしら?


図1 なんとなく概観.jpg

図1 なんとなく概観


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図2 ここですここ!


(次回へつづく)
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2007年08月31日

奮闘記・第010回 その他/千葉県

●Key Word● 自分の考え方や物の見方に変化を持たせる


千葉介護労働安定センター
中堅職員研修
 
第3回 相談援助技術


(2007年8月26日 千葉県・千葉ポートサイドタワー)


 今回で、千葉介護労働安定センターの中堅職員研修も最後です。1回目は苦情から考える介護の展開法。2回目は事例検討の企画方法と事例検討の開催方法。そして3回目の今回は相談援助技術について講義・演習をしました。


図1 自分を語る.jpg

図1 自分を語る


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図2 他者を聴く


 今回も研修をスタートするにあたって、皆さんから、事前に出して頂いたアンケートをもとに、自分達がどのようなことで悩んでいるのか、について考えることができるようにしました。

 また、演習ではエゴグラムの作成や、ストローク表の作成を通して自分を見つめる時間を多くとりました。それによって、自分のパーソナリティーに対しての認識が深まったり、自分が、どのように他者とかかわればよいのか、そのヒントや傾向性を認識することができたようですね。

 さらに、誰でも他者の考え方自体を変えることは難しい。でも、自分の考え方や物の見方に変化を持たせることはできる。いまその気持の変化が必要になってきているのだと、解説していくと、「わかっちゃいるけど、自分の性格はかわらないよな〜」と苦笑いをしている方もいました。まぁ、ほんとうにわかっていればいいんですけどね(笑)。

 まっ、変えることまではできないまでも、自分自身をよく理解し、大切に取り扱うことで、心にゆとりができれば、まずはいいんですよ。なかなか他人も自分も変われないんですから。


図3 相談援助のアセスメント.jpg

図3 相談援助のアセスメント


 そして、研修後、例のごとく、佐藤が出入り口で皆さんを見送っていると、管理者の方が、佐藤のその側に来て、「職員と一緒に研修を受けてきましたが、この職員の態度、行動がどんどん変わり、本当に驚いているのですよ。」と伝えてくれました。

 また、その職員の方も、研修を通して、自分がしてもよいことが理解でき、何より、自分のものごとの見方や考え方を変えるように意識ができ、有り難かった、と研修の成果を具体的に伝えてくれたことが印象深かったです。

 そうはいっても、日々の相談援助は皆さんが実践していくのですから、大変なことに代わりはないのですが。自分を思いやる気持ちも大切にして他者の援助をしてください!

 研修終了後に、事務局と打ち上げ 兼 研修評価をおこないました。場所は千葉そごうより徒歩5分にある、「おじさんの台所ままや」。おじさんの台所というだけあって、無国籍料理ながら、創作料理がふんだんとありました。
  でも一番驚いたのはグラスワインをお願いしたら、直径10cmはあろうというグラスにワインを入れてくれたことでした。仕上げは、石焼ビビンバ。これがまた最高でした。

 皆さんもお近くを通ったらよってみてはいかがですしょうか。あれっ? 研修評価は? おいおい(笑)。来年もあえたらいいな〜!! ではでは!!!


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図4 研修の評価をする


(次回へつづく)
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2007年08月29日

奮闘記・第009回 その他/千葉県

●Key Word● 管理者の責務と役割


船橋市訪問介護事業者連絡会

介護人材不足を乗り切る経営戦略


(2007年8月23日 千葉県・船橋勤労センター)


 佐藤は、昨年、船橋市訪問介護事業者連絡会で、研修を通してサービス提供責任者部会の立ち上げをお手伝いしました。この縁で船橋事業者連絡会から、今年はぜひ管理者向け研修を担当してほしいとの依頼を頂ました。

 この研修は2部構成のカリキュラムが組まれました。佐藤は、第1部の「介護職から選ばれる事業所とは」というテーマで担当しました。

 中でも、内容は主に管理者の責務と役割、つまり、サービスマネジメントについてです。第2部は「訪問介護事業者に必要な組織・人事戦略の実際」というテーマで、こちらは組織マネジメントの内容でした。こちらは有限会社コレクテイブエーシー、馬場博先生が担当しましたが、佐藤のブログでは割愛します。

図1 講師二人で悪だくみ、いや役割分担(笑).jpg

図1 講師二人で悪だくみ、いや役割分担(笑)


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図2 開会の挨拶は身がひきしまる


 佐藤は、管理者の責務とは事業所の従業者及び業務の管理を一元的に行わなければならないこと。事業所の従業者に指定基準を遵守させるために必要な指揮命令を行うことであることなどについて指定基準をもとに説明しました。

 さらに、管理を一元的に行わなければならないという部分では、サービス提供責任者がその責務を遂行できるように、必要な帳票類を整備すること。サービス提供責任者がその責務を遂行しているかを管理できる管理台帳を整備することなどを説明しました。

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図3 魅力ある職場とは


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図4 管理者が自己理解を深めた


 このような説明を通して、管理者の方々はサービス提供責任者の責務について具体的な内容を把握することができたようで、熱心にメモをとってくれていました。

 最後は、ストローク表を活用して、管理者自身が他者とかかわるときにどのようなかかわり方の傾向性を持っているかを認識していただきました。

 介護保険制度がスタートしてから、サービスを提供している事業所の管理者が、介護支援専門員の存在を大切にしたい気持ちはよくわかります。しかし、訪問介護事業所のサービスの質の向上には、サービス提供責任者が重要な役割を果たしているのです。

 さて、「介護職から選ばれる訪問介護事業所」とは、働いている介護職員が自分の事業所にブランド意識を持ち、訪問介護員が自分の仕事に誇りを持って意欲的に働いている姿がある職場だと思いますね、皆さんどう思われますか? ではでは。


(次回へつづく)

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2007年08月24日

奮闘記・第002回 その他/島根県

●Key Word● 相談援助技術


島根県社会福祉協議会


平成19年度相談員研修会


(2007年8月9日 島根県・いきいきプラザ島根)



 今日は、相談員研修を松江会場(島根県)にておこないました。研修会場のいきいきプラザ島根の研修室は、参加者の方の緊張感で満ち満ちていました。

 だめ、この緊張感は(笑)。心臓に悪いと思いつつも、皆様の前ではニッコリと微笑みごあいさつ。これも対人援助のなせるワザ!

 まぁしかし、いつまでも愛想笑いは続かないしねぇ。だから、皆さんにご協力をしていただき、会場の緊張感を和らげたというわけです。


図1 はじめから何が?.jpg

図1 はじめから何が?



 そうそう、例の「肩もみゲーム」ですよ、はい。今回は会場が狭かったのでお隣同士でしていただくような形になっちゃいましたけど(笑)。

 皆さんは、佐藤の指示に素直に従い、前の方の肩を揉み始めました。まぁさすがに、男女混合グループということもあり、異性の肩に手をかけるときには「すみません」と声をかける姿はありましたねぇ。

図2 えっ? 肩もみ?.jpg

図2 えっ? 肩もみ?


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図3 確認することが大事


 佐藤はさまざまなツールやビデオを活用して、相談援助技術についてのマシンガン・トークが炸裂! 佐藤のトークだけでは皆さんが疲れてしまうから、人との出会いを描いたビデオ『ちょっと青空』をリラックスしてご覧いただきながら、お互いにリラックス・タ〜イムとなりました。

 最後は、皆さんが研修を受けてみて、相談員として自分が意識していた技術と、これから意識をして活用してみたい技術を整理していただきました。


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図4 幼い頃の楽しかった思い出を語り合う


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図5 グループワークの成果


 皆さんは、今回の研修を通して、「自分の能力をしっかりと見極めること」「非審判的態度で対応すること」「ストロークを活用すること」など相談援助に必要な技術を再確認されたようでした。

 この「素敵な仲間」と過ごした一日は、あっという間に過ぎちゃいました。そして佐藤は、研修終了後にタクシーに乗り込み、本日の閉館時間ぎりぎりの小泉八雲旧居にお邪魔しました。まぁあれをほんとぎりぎりというのだろうな(笑)。

 佐藤は、この時期の、赤や紫で咲き誇る百日紅(さるすべり)の花が大好き。その百日紅が小泉八雲旧居にあるのです。


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図6 小泉八雲旧居の百日紅


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図7 小泉八雲旧居の桔梗の花



 でも。小泉八雲旧居の百日紅の花は少し咲いているだけでした。その代わりに、庭には桔梗の花が紫色に光り輝いて咲き誇っていましたよ。う〜ん、奇麗ですね。こうして少しずつ季節は秋になっていくのでしょう。

 追伸:相談員研修に参加された方々へ。あれからすでに10日あまり経過しちゃいました。その後自分達で決意表明をしたことを意識して活用していますか? ちょっと、気になりますねぇ〜。でも、皆さんご自分の専門分野で頑張ってみましょうよ、プロですからね。ではでは!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 12:24| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月20日

奮闘記・第001回 その他/島根県

●Key Word● 相談援助技術

島根県社会福祉協議会

平成19年度 相談員研修会


(2007年8月8日 島根県浜田市・いわみーる)



 今回の島根来訪は、島根県社会福祉協議会からの依頼による相談員研修を行いました。なにしろ、島根県社会福祉協議会でも、このような相談員研修を開催するのは初めての試みとのこと。佐藤も力が入りました。



図1 出雲大社分祠で、研修の成功を祈願.jpg

図1 出雲大社分祠で、研修の成功を祈願


 相談員研修ですからね。参加者の方は、介護業界だけではなく、社会福祉協議会の相談員さんや、保育所の園長先生や、地域の民生委員さんの参加もあると聞きました。

 佐藤も、今までに介護職の方々に対してですが、相談援助技術を伝えることは数多く担当してきていますから、伝えるポイントは分かっていましたが、対象者が、その相談援助の専門家である社会福祉士さんや医療相談員の方々を相手に講師を担当するのですから、緊張感は格別でした(笑)。

 なにしろ、9時半スタートの研修で、皆さん9時には会場に集合して、待ち構えて、というか待機してくれていましたし・・・。

 佐藤も相当緊張して臨みましたが、担当の方に紹介されてマイクを持つと人格が変わるから不思議(爆笑)。

 とはいっても、自己紹介が終わっても。平常心にはまだまだ遠い。だから、緊張をほぐすために「肩もみゲーム」をスタート! 佐藤の言うとおりに、素直に前の人の肩を揉み始めた皆さんに、


 「ところで前の人に、肩を揉んでよいかどうかを確認しましたか?」


 とうかがいますと、


「あちゃ〜! そんなの聞かなかったよ!」


 などと叫びながら、皆さんが一斉に大爆笑。これで「佐藤も」皆さんも緊張がほぐれたましたわい。



図2 しょっぱなから肩もみ.jpg

図2 しょっぱなから肩もみ


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図3 ザ・リラックスタイム(笑)

 
 そして緊張がほぐれたところで、二人一組になってお互いの性格などを語り合う時間をつくり、自分と相手との間での認識の違いに気づいていただきました。

 そして、自分がどのような癖を持ち、人と関わっているかを、心理テストを活用し、自分の人との関わり方を意識していただきました。

 この心理テストの図表を作成する作業が大変! なんせ、100人近い参加者に対して、佐藤が1人で会場を右往左往し、心理テストの作成作業の解説するのだから、当然といえば当然。ほんとにっ! 

 佐藤も真剣、皆さんも真剣。だから、お互いに心理テストの解説が終わったときにはくたくただったと思います。


図4 グループワークの成果発表.jpg

図4 グループワークの成果発表



 このような、グループワークを活用した研修は、「自分の悩みや困りごと」を他者と話をしながら共有できるところに意義があると思いますが、皆さんはいかがでしたか?

 相談援助技術は技術だから、常に自分自身の気持ちや感情も意識して、相談者や、相談内容に巻き込まれてぐるぐる回り続けないように張り切ってね。


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図5 会場から見える日本海でリラックス


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 16:03| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第000回 ごあいさつ/東京都

対人援助スキルアップ研究所よりお知らせ


佐藤のブログをリニューアルします!!!



 今回から佐藤のブログが変わります! 

 まずは、「今週の応援現場」と「番外編」を併せて「佐藤ちよみ奮闘記」としました。

 今までのブログは、佐藤の仕事内容を「今週の応援現場」として現場に近い視点を心がけ、発信してきましたが、ブログ、というよりも、ただの研修の報告集に陥っていたかな、と反省しております。それはそれでよいのかもしれませんが。

 ここらでちょいと方向転換して、表現の「常態化」から脱出したいと考えました。今まで以上に、見聞録はもちろん、セミナーにしろ、介護・福祉問題にしろ、ただ見たことの意見を報告するだけではなく、もう少し突っ込んだ意見を述べていきたいと思います。できるかどうかはわかりませんが。

 今後とも眺めていただき、ぜひ、コメントでもいただけるとうれしいな。なにしろ佐藤のセミナーは参加型のセミナーが売りですから(笑)。

 ではでは今後ともこのブログをよろしくお願いします!

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煮つまる佐藤、ふふふ


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2007年08月12日

今週の応援現場143日目 千葉編

2007年7月31日(火) 千葉県中小企業指導情報センタービル


千葉県社会福祉協議会研修センター


在宅福祉サービス関係事業所


新任職員研修



 本日、佐藤に依頼された内容は、

「利用者とのコミュニケーションを考える 〜対人関係の基本と問題点〜」


 という内容でした。
 
 実はこの担当者の方は、佐藤へ講師依頼をしていただくときに佐藤の連絡先が分からない。それは、それはご苦労をされたとのこと。(プロフィール欄に連絡先を入れました。

 佐藤が、島根県から長期出張(東京が出張という噂もある?)をして帰宅すると、研修に参加する人々が事前に出してくれたアンケートが、担当者の方から送られてきました。

 しかし、なかなか目を通す時間がなく研修の前日になって目を通すと、そこには、参加者の方々の大切なメッセージが沢山書かれておりました。

 そこで、手書きのアンケートの52人分を急遽ワードで打ち出し、さらに参加者の方の質問に答えて担当者の方に添付メールを送ったのが、業務終了時間間際。

 しかし、こ担当の方は迅速に対応をしてくださり、佐藤が当日会場へ行ったときにはすでに資料と一緒に参加者の方に配布されておりました。

 ご存じ、佐藤の研修はワークショップ方式です。今回も会場の皆様に協力をしていただきます。まずはテーブルと椅子を前方に移動していただき、後方に空間を作り、皆さんに、後方へ集合していただきました。

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図1 研修バトル風景(1)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 はじめに、参加者どおしが交流を深められるよう、自己紹介をしていただきました。でも、ただの自己紹介ではつまらないので、佐藤が課題をいくつか出して集合場所を提示します。

 その課題をみて、皆さんには、自分が当てはまる内容の位置に集合していただきました。そして、集合したメンバーで自主的に、3人のグループをつくり、自分を語り合っていただきました。

 一番初めの自己紹介の時には緊張のあまり表情も硬く、会話をするときに腕を組まれたり、手を組まれたり、体を前傾にしたり。なかなか自己開示ができないご様子。

 そこで、佐藤がストップをかけて、皆さんに今の自分の姿勢がどのような姿勢をしているか確認していただきました。

 そして、佐藤が、誰でもが初対面のときには緊張のあまり腕を組んだり、手を組んだりしてしまうが、それは、相手にとって見ると威圧的な態度に感じる場合もあるので、対人援助をする人々は意識をして腕や手を組むことなく、相手を受け入れる姿勢で話をするようにしましょうと伝えると、「てれくさいな」「難しいわ」などの声があがっていました。

図2 研修バトル風景(2).jpg

図2 研修バトル風景(2)


 でも、その後は意識をして、手を組まないようにされている様子が伝わってきましたね。時間が経過すると、少しずつ皆さんは緊張感から解放されて、皆さんから笑顔がこぼれるようになりました。

 佐藤は、さらに皆さんの交流を深めようと思い、次の課題を出したのですが、しかっし、なんということか! 佐藤は緊張のあまりに、課題内容をうまく提示できない場面が生じてしまいました。「どうしよう!」と慌てふためいていると、優しい参加者の方が「○×○△では」と助けてくださいました。まったくどうもごめんなさい! そして、助けてくださりありがとう!!

 こんなことがあったからなのでしょうか、皆さんの緊張が一気にほぐれて、その後の新たなメンバーとの会話では、身振り、手振りのジェスチャーや、肩を叩き合うなどの非常に豊かな交流ができたようです。そのときの皆さんの笑顔がとても素晴らしかったです。

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図3 研修バトル風景(3)


 その後テーブルをもとにもどし、皆さんに席についていただき、今度は画用紙を活用したワークショップをしました。

 「喜び」「落ち込み」「座右の銘」「目標」などの課題を順番に提示して、皆さんには、その課題に対して、その都度自分の考えを文字や絵として画用紙に表していただきました。そして、今度はグループ内で語り合っていただきました。

 グループ内でお互いに自分を語ったあと、今度は「人とのかかわり方の傾向性」(ストローク図表)を作成していただきました。

 休憩後は、皆さんが作成したストローク表について解説しました。そして、対人援助をする人は、自分が他者とかかわる時にどのような傾向を示してしまうのか。気づいていることが必要であること。そのためには常に「今、自分はどのような気持ちにあるのか」を常に意識することの大切さを伝えました。

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図4 研修バトル風景(4)


 最後は、相談援助技術として有名なバイステイック7つの原則の講義をしました。

 佐藤は体を張って「感情の表出」や「統制された情緒的関与」について解説をしました。実は対人援助技術で一番重要なことは、援助をする人が常に自分の感情を、自分が冷静に取り扱うことができるように準備をしておくことなんですよね〜。

 これにて本日の研修は終了。

 佐藤は最後に出口に立って皆さんを見送らせていただきました。皆さんが、そばに来て「楽しかった!」「元気になった!!」「対人援助は簡単なことではないということが分かった」「質問に応えてくれてありがとう」などなど、様々な言葉をかけてくれました。

 佐藤も皆さんの感想をうかがうことができて嬉しかったです。本当にありがとう。また、どこかで合いましたら声をかけてくださいませ。


 追伸 
 後日皆様からの担当者の方に提出されたアンケートが送られてきましたので紹介させてください(抜粋)。
 ・利用者の方と関わる際、どのような姿勢で取り組んでいけばよいのかや、
  事例をまじえてのお話しはとても参考になりました。

 ・利用者の方とのコミュニケーションについて自分はまだ4月に入社した
  ばかりですが、何ができるか自分自身を見つめ、自信を持って介護を提
  供していけたらいいなぁと思いました。

 ・自分の事を理解し、相手の事を理解する。ご利用者様に自己決定をして
  頂く。今後、実践してやっていきたいと思います。大変勉強になりまし
  た。

 他にも多くの方から同様な感想が寄せられました。
 
 皆さんどうもありがとう!

(つづく)
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2007年07月09日

今週の応援現場124日目 品川区

2007年7月5日(木) 品川福祉カレッジ



介護とは何か


―ケアスタッフリーダーコース(2回目)―


【介護保険制度におけるそれぞれの専門性】

●介護支援専門員の専門性

 @居宅介護支援事業所の介護支援専門員
 ・在宅に重きをおいた計画を作る。
 ・広い範囲でいろいろな状況の人がいる中で、その人にあった業者
  などを組み入れて計画を作っていく。

 A介護保健施設の介護支援専門員
 ・在宅へ帰ることが出来るように計画を立てる。
 ・施設内でまかなえるプラン。

 B認知症対応型共同生活介護の介護支援専門員
 ・インファオーマルな力を活用して地域で生活ができるように、
  在宅で過ごしているような本人の人間性を重視したプラン。

 C地域包括支援センターの介護支援専門員
 ・特定高齢者及び区全体の福祉のプランナー。
 ・介護予防を中心にしたケアプラン。

 
 さすがは現役のかいご職の皆さん、ほんと素晴らしい。まさしくその通りですね。

 介護支援専門員は、何らかの状態で支援や介護が必要になった利用者家族に対して、利用者・家族のできること、できないことを明らかにして、必要なサービスを計画・提案し、その必要なサービスを活用するためには、どの事業所を活用するのか等を利用者・家族が自己決定ができるように、相談援助をしていく役割があること。

 さらに、提供するサービスと利用者であり、サービスとサービスの間で、提供されるサービスが過不足のない内容に調整する人であること。

 最終的には、利用者が1か月間に使用した介護料と、サービス業者が提供した介護報酬の管理を行う人であることを伝えました。

 皆さんは、給付管理という言葉は理解できているようでしたが、具体的にどのようなことなのかはっきり認識されていないようでしたので、介護保険制度の仕組みについて説明しました。

 介護保険制度はサービスを提供した後に、利用者から使用した費用の1割をサービス提供事業所が利用者から頂いていること。さすがに、利用者負担については十分に理解されていました。そして残りの9割を保険者から頂いていることも理解できていました。

 その残り9割に対して保険者が支払いを行うためには、介護支援専門員が実績報告を各都道府県にある国保連に提出します。また、サービス提供事業所も実績を国保連に提出します。

 各都道府県の国保連は計画作成担当(介護支援専門員)とサービス提供事業所が提出した数字を「突合」(突き合わせる)ことにより、その内容が適正であるかを調べます。

 内容が適正であるという判断がなされたあと、各市町村は初めて残り9割が事業所に入るというシステムであることを説明すると、「そうなんだ〜」と改めてその仕組みを理解ができたようです。

 管理者でもなければ、さすがにこのような詳細な事務までの仕組みは知らないかもしれませんね。しかし、事業所が、自分達の仕事を通して、どのように介護報酬を得ているのか、ケアスタッフとして興味を持つことが必要であろうし、また管理者にその仕組みを聞いてみることも大切なのではないでしょうか。

 次に、サービス提供責任者の専門性について考えていただきました。すると、介護支援専門員が提供したサービス内容を、利用者、家族とかかわりながら、さらに細かくアセスメントを行い具体的な計画を行う人。また、訪問介護員が利用者の目標が達成できるように援助を行うことができるように指示を出し、その後、定期的なモニタリングを行い、目標の達成の度合いをはかり、介護支援専門員に報告をする役割があることなどが出されました。

 まさしくその通り。このような役割をしているサービス提供責任者には、介護支援専門員と同様な能力、すなわち、「介護を展開していく能力」が必要なんですよ。

 さらに、サービス提供責任者には、「訪問介護員の育成」をする責務があります。ですので、次に効果的な訪問介護員に対する育成方法について説明しました。

 訪問介護員は、一人ひとりが持っている能力や技術が違うから、リーダーは各訪問介護員の能力に合わせた教育をしていく必要があり、だから計画的な育成(教育)の仕組みを作る大切さについて伝えました。

 そして、佐藤が提供した、研修に必要な帳票類を活用しながら、帳票類の具体的な活用方法と、研修の手法について説明をすると、「早速この帳票を活用して実行してみたい」という意欲的な発言を聞くことができました(そうそう)。

 しかし、そうは言っても、サービス提供責任者は自らもサービスを実行していく状況があり、一人で訪問介護員の育成を担うことは大変です。また、研修を企画しても訪問介護員が参加してくれない(できない)ので研修を2か月に一度に減らした等の愚痴も出てきましたね(そりゃそうでしょう)。

 でも、だからといって育成することを諦めないでね。研修は続けていくことに意義があるのです。続けていくことにより、参加者が増え、その延長線上で訪問介護員の能力が向上するんです。そして。やがて他者から「素晴らしい事業所」であるという評価を得ることができるようになるんですよ、ほんと。

 そのためには、サービス提供責任者が。一人で「あれもこれもしなければ成らない」等と抱えこまないで、事業所の中の他のスタッフの力も頼りにしながら、まず、できるところからスタートしましょうね。

 佐藤がこんど、皆さんに会うことができるのは9月です。その時までに、訪問介護員に対する個別の研修システムについて、なにかしら具体的にスタートしてみてください。OJTシートなどはすぐに活用できると思います。

 暑い日が続きますからどうぞ自分自身を大切にしてくださいませ!

(つづく)

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2007年07月06日

今週の応援現場121日目 馬橋編

2007年6月29日(金曜日) シーズライフケア株式会社


シーハーツ(C‐HEARTS)職員研修


(2日目)


 昨日に引き続きシーズライフケア株式会社の研修を行いました。今日は研修に先立ちシーハーツの施設を見学させていただきました。

 あいにくの小雨になってしまいましたが、タクシーで施設に伺うと担当者の方が玄関先で待っていてくれました。このように来客に対して出迎えてくれる姿勢からも、この施設が他者を大切にしているという心遣いが感じられます。

 早速、施設にお邪魔をさせていただきました。中は黒やグレーの落ち着いた色使いで統一されており、働いている職員の方々の制服もセンスもよく、雅な雰囲気もあるものでした。

 お客様が食事をするスペースがあるのですが、一般的な食堂やレストランとは違い、その空間はクローズされていません。その部分を見ただけで開放感を感じましたね。

 各フロアにはエレベーター前にお客様が集える空間が作られており、そこには利用者の方々が一緒に唄えるような歌集や、観葉植物が飾られていました。

 また、昨日研修に参加していた職員の方が、「施設の花壇で草取りを職員がしていたら、このごろはお客様の中で手伝ってくれる人や、苗を持ってきて植えてくれる人が出てきたので、職員としても今後の花壇づくりが楽しみです」と話してくれました。

 確かに鉢植えのトマトは赤い実をつけていたし、花壇の紫陽花はステキな色をつけていました。また、5階では朝顔の花が蕾をつけていましたので、毎朝、お客様が朝顔の花をみるという楽しみが増えるでしょうね。

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図1 さて、今日もはじまりはじまり

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 さて、時間になったので会場入りしました。今日の研修には、昨日参加した人々も数人みえていましたので、その方々には研修をサポートしていただきました。

 第1問「あなたは何歳まで生きると思いますか」という問いかけです。今日の参加者の方は40歳から最高は95歳までの幅がありました。
ちなみに40歳では若すぎるのでは? 佐藤はすでに超えていますよ!

 第2問「あなたは自分でできていたことができなくなったときに、今、あなたが働いている施設を活用することになりました。あなたは、ここでどのような生活を希望しますか。また、どのような介護を受けたくありませんか。思い描いてください」

 出された結果を、佐藤が黒板に書き、それを昨日参加した方に記録していただきました。ご協力ありがとう!

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図2 続・研修風景(1)


 ●こんな生活がして見たい
 ・時間も場所も制約されない
 ・自由に外出したい
 ・自由に友人宅とか兄弟宅に外泊したい
 ・制限をされない
 ・自由にお酒が飲める、お金が使える
 ・運動を週2回位したい
 ・家にいる頃と同じ様な生活リズム
 ・妻や夫好きな人と暮らしたい
 ・セレブな生活
 ・どんな状態でも心は自由
 ・プライバシーを守って欲しい


 ●こんな介護はいや
 ・おせっかいな介護
 ・無理な押し付け
 ・タメ息つきながらイヤな顔をされてトイレや下の世話をされたく  ない
 ・職員のスケジュールにあわせる
 ・職員が忙しいゆえに待たされる
 ・ラジオ体操など無理にしたくない 
 ・自分の出来る事までやって欲しくない
 ・認知症とかでフロアごとに別けて欲しくない
 ・職員のタイミングでレクや食事に誘って欲しくない
 ・ずかずか居室に入って欲しくない 
 ・子供扱いや馴れ馴れしくなれたくない
 ・夜中に巡視や見回りを受けたくない
 ・行動を制限されたくない

図3 続・研修風景(2).jpg

図3 続・研修風景(2)


 今回も、「こんな介護は受けたくない」という場面では、自分の考えを表現することが難しい方がいましたが、グループで話しているうちにヒントを見つけて自分の考えを伝えることができたようですね。

 結果的には昨日出された内容と大きな違いはありませんが、具体的な内容が多かったように思います。

 第3問あなたは、今、自分自身が援助をしているお客様に対して「自分で思い描いた」生活が出来る場所を提供していますか(心がけていることなどを含む)。自分の仕事を振り返ってみましょう。

 KJ法を活用してグループワークを始めると、昨日研修に参加した方々が積極的に手伝ってくれたので、とてもスムーズに展開することができました(本当に助かりました)。

 最後に各グループがまとめた内容を発表していただきました。それぞれのグループが工夫を凝らし、見事な成果物が出来上がりましたね。

図4 続・研修風景(3).jpg

図4 続・研修風景(3)


 これにて研修は終了しました。最後に質疑応答の時間をとると、一人から「交流分析」についての質問がありました。交流分析は一言で言えば、皆さんが幼い頃に親から受けたかかわり方により、皆さんが知らず知らずのうちに、その影響を受けて、自分の性格を形成していること。

 親からのかかわり方を分析することにより、自分が他者とのかかわるときの傾向性を認識することが出来ることなどを、図を用いて簡単に説明をしました。

 短時間での説明は難しいけれど、佐藤が体を張って、他者の感情を表出することの難しさをロールプレイで表現し、親から受けた影響を説明すると、何かしらを理解されたようです。

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図5 続・研修風景(4)


 2日間にわたる研修が終わりました。佐藤の行った研修手法は一度経験すれば同じ職場内で活用することが可能になるでしょう。

 今後も何かの機会にうまくいかないことが出てきたときにはお互いに自分の意見を伝い合い、お互いが働きやすい環境を作り出していって欲しいと思います。

 まず、職員同士が互いの存在を大切にする。その上でお客様のことが大切にできるのです。

(つづく)
posted by さとうはあまい at 15:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場120日目 馬橋編

2007年6月28日(木曜日) シーズライフケア株式会社



シーハーツ(C‐HEARTS)職員研修


(1日目)



 今回の研修は「シーハーツの理念とコンセプトを全従業者共有し、お客様に対するサービスの向上と、信頼され、安心を提供できるスタッフのあり方を学ぶ」ことでした。

 また、研修はスタッフ全員に受けていただくため、同じ内容を2日行いました。

図1 いつものように研修が始まる.jpg

図1 いつものように研修が始まる

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。

 そこで、佐藤は皆さんの期待に沿えるように資料を作成、担当者の方にワークショップで活用する事務用品を揃えていただきました。

 まずは、佐藤を知っていただくために自己紹介。多くの研修の場合と違って、皆さんの集中力もよく、いっせいに注目をしてくれたのでこちらが緊張してしまいました。この人数ではちょっと会場が狭かったかな(笑)。

図2 研修風景(1).jpg

図2 研修風景(1)


 早速、資料に沿って作業を開始。

 まずは第1問め、「あなたは何歳まで生きると思いますか?」という問いについては、60歳から120歳の間の数字を書く方が多かったですね。そして、その数字(没年齢)の根拠については、「家族がその年でなくなっているから」「不健康なことばかりしているから」「このくらいではないかと思う」というようなことが書かれていました。

 そして第2問め、「あなたは自分でできていたことができなくなったときに、今、あなたが働いている施設を活用することになりました。あなたはここでどのような生活を希望しますか。また、どのような介護を受けたくありませんか。思い描いてください」

 この問いについて各自で考え、次にグループで話し合い、最後に発表していただきました。

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図3 研修風景(2)


 ●こんな生活をしたい!

 ・仲良しの人を部屋に招いてパーティをしたい。
 ・買い物を自由に行く。
 ・ペットを飼う(ねこ)。
 ・共用部分の家、ミニ喫茶、エステ(出張)
 ・過干渉ではない介護
 ・どのスタッフに聞いても同じ対応がうけられる。
 ・ストレスのない生活

 
 ●受けたくない介護

 ・節度を持った距離
 ・スキンシップOK.
 ・大げさな言葉遣い
 ・何かを押し付けられる。
 ・上から目線の介護はいや
 ・子どものような態度、言葉遣い
 ・椅子に何時間も座っていることはいや
 ・量的に過剰なことはいや
 ・ちょくちょく着替えをしたくない。
 ・何かしたいことはありますかと聞かれるそういう介護はうけたく  ない。

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図4 研修風景(3)


 「受けたくない介護」を一人で考えているときには、具体的に記載することが大変な方もいたようですが、グループで話しているうちに仲間からヒントをもらい自分の考えを伝えることができた方もいたようです。そして休憩の間に会場のテーブルを前後にくっつけてもらって、グループワークがしやすいように準備していただきました。

 第3問め、あなたは、いま、自分自身が援助しているお客様に対して「自分で思い描いた」生活ができる場所を提供していますか?(心がけていることなどを含む) 自分の仕事を振り返ってみましょう。

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図5 研修風景(4)


 この場面はKJ法を活用しました。まず、皆さんが自分の「できていること」「できていないこと」をポストイットに書いて模造紙に貼り付けます。次に各自が貼りつけたポストイットを皆さんで眺め、考え、同じ仲間同士で分類し“島”を作ります(グループ分け)。そしてそれぞれ、その島に名前をつけていきます。

 最後に「できていること」を維持するためにどうしたらよいのか? 「できていないこと」があればどのようにすれば改善することができるのか?を考えていただきました。

 皆さん、先ほどグループワークを経験済みなので、緊張することもあまりないようで自分の考えをどんどん、素直にポストイットに書くことができたようですね。

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図6 研修風景(5)


 最後は皆さんが作成した内容を全体で共有するために発表をしていただきました。さすが、有料老人ホームの職員です。接遇やマナーに関しては「できている」と記載されているグループが多かった。これは素晴らしいことですよ!!

 さて、この出来上がった模造紙は、皆さんが作成した「作品」ですから、今後もどこかで活躍するといいなーと思います。今後も自分を大切にし、仲間とお互いの存在を頼りにし合いながら、お客様にステキな笑顔を届けてくださいね!!!

(つづく)
posted by さとうはあまい at 14:52| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

今週の応援現場119日目 仙台編

2007年6月27日(水曜日) 福祉NPOネットワークみやぎ



情報の公表において

介護サービス事業所として

必要な帳票類および心がまえ


〜訪問介護〜


 佐藤は、「情報の公表制度」についても講義やセミナーをしています。仙台でこの話をするのは、今回で2回目。今回は福祉NPOネットワークみやぎが主催者となり、NPO法人介護サービス非営利団体ネットワークみやぎが共催者として開催された研修会です。参加者は調査員のかたと、調査を受ける事業所の方です。

 佐藤の役割は、調査員の方、事業所の方々に、何を、どのように、準備する必要があるのか。さらに現場にあるどのようなものが調査品目になるのかを解説していくことです。

 仙台に到着した日に仙台丸善で購入した『改訂 介護保険法による「介護サービス情報の公表」制度 事業者向けハンドブック 調査員養成研修テキスト対応版(居宅系サービス編)』(社団法人シルバーサービス振興会介護サービス情報公表支援センター 編)を抱えて会場に入りました。

図1 主催者の挨拶で始まる.jpg

図1 主催者の挨拶で始まる

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 午前中は、なぜ情報の公表制度が必要なのか。利用者がサービスを選択するということはどのようなことなのか。さらに、利用者の主体性を尊重し、利用者に自己決定が出来るように援助するにはどうしたらよいのか。このようなことを、インテーク面接の部分を例にして説明をしました。

 訪問介護事業所の方々は、改めてインテーク場面で「利用者に自己決定ができるように援助すること」の大切さに気づかれたようで、佐藤の話をうなずきながら聞いていてくれました。

 午後からは調査表を活用しながら、大項目・中項目・小項目・確認事項及び確認材料について説明・解説を行いました。さらにテキストを活用して、確認事項及び確認のための材料に関する基本的な考え方と報告に当たっての留意点を読み上げながら、理解を深めていただきました。

 皆さん、テキストをお持ちではなかったので、重要な箇所ではメモをとりながら、一生懸命に聞いていてくれました。

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図2 現場の声はいつでも貴重


 佐藤は、ホワイトボードに必要事項を記載しながら、さらに、途中をまたぎ、もくもくと説明・解説を繰り返しました。話すほうも大変だけど、聞いている方々もさぞ大変な時間だったと思います。本当にお疲れ様でした。

 この研修を受けて、事業所の方々は、調査を受けるために必要な準備が出来ることと思います。また、調査を行う方々も調査をすることの重要性が理解できたのではないでしょうか。

 いずれにしても、自分が利用者になったときに「どのような対応を受けたいのか。さらには、どのような情報がどのように紹介されていることが望ましいのか」を考えながら準備や調査をすることが大切でしょう。

 次回は11月に「居宅と通所」の項目について説明及び解説に伺います。また会いましょうね!!!

(つづく)
posted by さとうはあまい at 17:19| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

今週の応援現場115回目 江戸川区編

2007年6月22日(金) 江戸川区訪問介護事業所連絡会研修会



第1回


「法令遵守と・職業倫理」〜訪問介護計画〜



 今回から、全6回シリーズで江戸川区の訪問介護事業所連絡会の皆様との研修がスタートしました。当初、事務局の方からの要望は、「介護福祉士の受験対策」にもなるような内容でという難しいオーダーでした。

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図1 主催者側と打ち合わせ

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 何回か打ち合わせをおこなっているうちに、介護福祉士の受験対策は、必要な人が専門の機関等で各自が受けたほうがよいこと。佐藤もその時々で介護福祉士の受験対策に必要な情報は発信していくこと。

 そこで、現時点では、現場が必要な事項を研修で取り上げるほうがスキルアップにつながるであろうということになり今回の内容になったのです。

 1時間くらい早く会場に入った佐藤は(迷惑だろうな)、プロジェクターを準備したり、資料の配布をお手伝いしたりして、参加者の方を出迎えました。今日の参加者の方も元気そうでなによりです。

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図2 大人数は主催者側の姿勢が大事


 まずは、「介護福祉士受験対策」について、佐藤から受験対策関連の書籍をいくつか紹介し、過去にどのような問題が出され、どのような傾向があるのか簡単に説明をしました。

 参加者の中には介護福祉士受験を目指す方も多くいたようですので佐藤の説明を目を輝かせて聞いてくれました。試験に受かるためには、「自分が勉強をする」という決意表明をすることが大事であること。決意を表明することでやる気になると話しますと、「そうなんだけどねと〜」と苦笑された方もいらっしゃいました。

 そうだんですよね、とにかく自分が「何を理解していて、何が分からないかを知る」ことからスタートでしょう。自分の理解できていないところも分からないでテキストだけを読み理解したつもりになってもそれは無駄な時間になるかもしれません。

 書店を覗いて、自分にあったテキストや、介護福祉士国家試験の過去問題集を手に入れて問題を見てみるところから始めてみてくださいね。きっと、自分にあった勉強法がみつかることと思います。

 佐藤も、研修では何かしら皆さんの役に立つ情報を提供するように考えています。次にいま話題の「連座制」と「常態化」について触れました。ひとつの訪問介護事業所が不正をしたことにより、一般的な訪問介護事業所に対しても評価が去ってしまったこと。

 これは他人事ではありません。もしかしたら自社サービスでも潜在的にあることかもしれないのだもの。だから、いま自社サービスの中で「常態化している部分があるかどうか」を考えていただきました。

 まずは、個別に考えていただき、次にグループで自己紹介も兼ねて話をしていただきました。すると、介護予防の利用者にうまく制度変更の説明ができず、ケア内容が変更前のままになってしまっている、あるいはヘルパーさんによっては援助方法が違っていても統一することができないなど、具体的な内容が出てきましたね。

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図3 セミナー風景(1)


 そこで、佐藤は介護予防の指定基準を、プロジェクターを使用してその内容について解説しました。訪問介護事業所として利用者情報の収集のしかた、アセスメントのとり方。それから訪問介護計画の作成のときに注意をする必要として、「見守り」という表記を書くときには「何を、何の目的で、見守る行為をするのか」その具体的な記載方法についても話しました。

 皆さんは、日頃実践されていますのでその情景を思い浮かべることができたようで力強くうなづいてくれていました。

図4 セミナー風景(2).jpg

図4 セミナー風景(2)


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図5 セミナー風景(3)

 会場が非常に熱心に聞き入ってくださるので佐藤もついつい夢中になり熱く語ってしまいましてね。次回からは皆さんに自分で考え、グループで考え、お互いの考えや意見を共有できる時間を多くとることができるようにしたいと考えております。もし、ご希望の研修内容がありましたら、お知らせくださいませ!

(つづく)

posted by さとうはあまい at 12:21| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月29日

今週の応援現場114日目 品川区編

2007年6月20日(水) 品川福祉カレッジ 



ケアスタッフリーダーコースの授業開始!



 今回のテーマは、

 「訪問介護とは 〜制度の動向と基本の流れをおさえよう〜」です。

 これから共に情報交換や、介護についての学びを深めていこうとする仲間なのですからまずは自己紹介をしていただきました。

 すでに開校式のときに羽地先生のワークショップで交流を深めていたので緊張の度合いは低いのでは? と思っていたのですが、皆さん非常に緊張された面持ちで自分の所属等について話してくれました。

 今日の参加者の方は訪問介護事業所のサービス提供責任者のかたから、まだ、登録ヘルパーとして働いているがこの講習を受講後にサービス提供責任者になるというかた、さらには5年間サービス提供責任者をされているベテランのかたまでさまざまな経緯をお持ちの方々でした。

 お互いに、どこに属し、どのような立場で参加しているかを伝え合った後はいよいよ講習がスタートしました。

 始めに各個人にとって、「介護とは、どのようなことなのか」を表現していただき、その後でグループで深めていただきました。


 ●「介護とは」

 ・その人らしい生き方をささえること。
 ・その人らしい最後を迎えることができるように援助をすること
 ・自分のできるところは自分でできるようにすること
 ・その人が自分の行き方に主体性を持つことができるようにかかわ  ること
 ・その人の目標が達成できるように援助すること
 
 などなど。


 皆さんに介護について考えていただいたあとで、「介護の歴史」について講義をしました。介護と看護の違いや、ナイチンゲールの覚書、さらには近年に跳んで措置制度の成り立ちや、介護保険制度の導入の経緯などを説明。

 皆さんは現役で活躍している方々なので、すでにこのような知識を持っていますから、改めて復習ができたようでした。

 次に、KJ法を用いて、皆さんが出してくれた「介護」について、現在皆さんが「出来ている」と思う部分と、「できていない」と思う部分について、ポストイットを活用して表現していただきました。K J法は、皆さんはまだなじみがない様子なので戸惑われたようでしたね。結局時間切れ! この作業は次回へ持ち越しになりました。

 佐藤は、このように皆さん自身が主役になって学ぶことができる、参加型の授業を多く取り入れています。どうぞ、そのときには皆さんの勇気ある自己開示をお待ちしております。

(つづく)
posted by さとうはあまい at 13:20| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

今週の応援現場112日目 和歌山編

2007年6月14日(木曜日) 某通所介護事業所



アクテイビティの実施方法を

OJTで伝える



 定期的に訪問している通所介護事業所に再び出没。利用者の方にも覚えてくれていた人々がいらして、

  「あんたまた来たのか! 明日帰るんかい? もっといればいいのに」

 なんて、嬉しいお言葉をいただきながら、利用者の方々の

  「よろしくお願いします!」 とご挨拶。

 入浴した方の髪の毛をかわかすお手伝いをしたり、食事を配ったり、お茶を入れたり、食事介助をして過ごしました。

 食後、午前中に入浴を済ませた方々のテーブルにいって、風船を活用してかるくアクテイビティをしました。はじめは、

  「落とさないように続けましょうか」

ということで、ポーンポーンと上に打ち上げてお互いに落とさないようにゲームされていましたが、夢中になって立ち上がる方も出てきたので、次には、お互いの名前を呼び合いわたすというゲームに切り替えました。常日頃大きな声を出さない方も、このときは大きな声を出して

  「○○さんいくよ!」

  「はーい!!!」、受け取った方も、

  「ほんなら、○○さんいくよ!」

 とお互いの名前を呼び合って風船を渡しあっていました。そのうちに自分のところに風船がこないと、

  「私のところにも放って!!」

 と声を出す方も出てきて、テーブルの周りは大賑わい(笑)。

 佐藤は、その都度風船を渡された方のところでまわり、

  「あの方は○○さんという方ですから、名前を呼んで渡してください」


 と渡す人の名前を伝えながら調整役を務めました。

 ゲーム終了後、そばにいた職員に、はじめのうちは風船を打つことにだけ集中していた人々も名前を呼び合って風船を渡すことにより、そこにいる人に「興味を持つようになったこと。また、声を出すことにより、元気が出た様子などを伝えました。

 そして、アクテイビティは職員がより目的をもってかかわれば、立派な道具がなくても、楽しむことができるんだと話すと、職員は「利用者が主役になれるようにサポートすることが大切なんですね」と目を輝かせて答えてくれました。

 そうなんです。デイサービスに来ても、職員が入浴介助などでフロアに少なくなるときがありますが、その時間に利用者が「つまらない」と感じないようにするためには、フロアに残った職員がその能力をふんだんに発揮しなければなりません。

 そうはいいながらも、職員が少なくなるその時間に利用者の方々に対して、安全に配慮しながらも、退屈しないように関わるのは結構大変なんですね。だからといって職員がなにかを、利用者にしてあげることだけが良いことではないんですねぇ、これが。

 だから、このようなときにこそ、そこにいる利用者の方々の力を頼りにして、職員も利用者と一緒に楽しむことができるような工夫をすることがよいのではないでしょうか。職員が楽しめることは利用者も楽しめるのです。

 このように利用者と共にその時間を楽しめるようになるためには、利用者の方の行動や言葉、表現の仕方に興味を持つことが大切でしょう。

 今回の場合であれば、風船を打ち合うことにより、利用者が興味を持て、熱中してゲームができたということ。利用者が熱中してゲームをしたことに職員が興味を持ち、どうすれば、利用者が転ばないで、安全に楽しい時間を維持できるかということを考えたということでしょう。

 その結果、利用者さん同士で「名前を呼び合って風船を渡す」というゲームを提案することができました。利用者さんからも「久しぶりに大きな声を出して、体を動かしたわ、ありがとうね」といってもらえることができたのです。

 今回の訪問は2日間でしたので、他のことの調整で現場に入る時間がすくなくてごめんなさい。8月にも訪問します。皆さんも利用者さんとの関わりを楽しみながら利用者さんに笑顔をたくさんふりまいてくださいませ!

図1 魚介類ちゃんこ鍋.jpg

図1 魚介類ちゃんこ鍋


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図2 濡れ手にあわび(笑)


(つづく)

posted by さとうはあまい at 16:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場110日目 新宿区編

2007年6月12日(火曜日) ヒューマンリソシアテレビ研修



「法令遵守と職業倫理」について



 ヒューマンリソシアの研修は、東京を中心として全国にある拠点とのやりとりを、テレビをとおして行う研修です。このテレビ研修は、年間計画を立ててそれに沿って行われています。今回のテーマは「法令遵守と職業倫理」についてでした。

 たまたま、この年間計画を立てているところに、例のC社関連ニュースが飛び込んできたのです。もちろん、この話題も活用した資料を作り、研修を行うことにしました。

 今回は、話題が「法令遵守」ということもあってか、拠点長さんや請求事務を担当している人々までが参加してのにぎやかな研修になりました。まず、キーワードは「連座制」と「常態化」。この2点について皆さんに説明をしました。

 簡単にまとめてしまうと、連座制とは「ひとつの事業所が不当なことを(法令を守らないこと)をしてしまうことにより、グループ全体の失態となり、そのグループ全体が失脚する」ということ。常態化とは「誰でもがはじめはおかしいと気がついても、“みんながやっているから当たり前のこと”という認識に陥り、やがてはその状態が当たり前になり、誰でもがおかしな状態だと思わなくなる」ということです。

図1 テレビ研修(その1).jpg

図1 テレビ研修(その1)


 その後で、皆さんに、各事業所の中で「常態化」していると思われる部分を抽出していただきました。すると、


  1、言葉遣いが悪くなっている

  2、サービス内容が統一されていない部分がある

  3、整理整頓ができていない

  4、事業所に誰もいない時間があることに慣れてしまった

  5、車を駐車する場所が問題

  6、マニュアルの変更ができていない

  7、報告・連絡・相談、いわゆる「ほうれんそう」の機能が
    うまくいかない


 なんとぉ!皆さんから出てきた内容は、「職業倫理」や「接遇」の部分ばかりでした。

 事務を担当している方は、「常態化」してゆく過程の中にこそ、不正につながる部分が出てくるのではないかと考えていたようですが、職員から出てきたのは、職業倫理に関する内容が圧倒的に多く、逆に感心されていたようです。

 かいご職の方々は事業所の中での「常態化」を考えるときには、「介護の質」の部分を優先に考えることができているということでしょうね。

 このように、自分達の仕事を振り返り、常日頃「おかしいということに気づいていても、互いに注意することができないことについては、どのようにすれば「常態化」を打破することができるのかを考えていただきました。

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図2 テレビ研修(その2)


 まずは、改善方法につい各自で考えていただき、次に各拠点で改善策をまとめていただき、発表をしていただきました。改善策として出された内容です。


  1、ミーテイングで言葉遣いについて気をつけるように毎回伝え
    合う

  2、モニタリングをしてサービスの統一をはかる

  3、掃除当番を決めて美化に努める

  4、サービス責任者が事業所にいることが出来るように考える

  5、車を止める位置を周知する

  6、マニュアルを見直すシステムをつくる

  7、連絡帳を活用してみた人には確認印を押してもらう


などなど、限られた時間内で話し合っていただいたので「いつ・誰が・何を・どのようにするのか」という具体策は出てきませんでしたが、まぁこれはしかたがないかもしれません。

 佐藤からのアドバイスとして、まず緊急性の高い順に優先順位をつくり、具体的に誰が責任を持って改善策をチェックし、続けていける体制をつくりましょうと伝えました。

 研修は19時までなのですが、皆さんの熱心さに佐藤も夢中になってしまい、15分もオーバーしてしまいました。ごめんなさい! 佐藤は、時間延長が「常態化」しないように注意したいと思います。

(つづく)

posted by さとうはあまい at 15:31| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月12日

今週の応援現場109日目 品川区編

2007年6月11日(月曜日) 某品川福祉カレッジ


あらたな出会い


「かいご職応援現場」スタート!



 品川区福祉カレッジの開講式がありました。

 ここ品川福祉カレッジは、品川介護福祉専門学校の機能とネットワークを生かし、ケアマネジャーやケアスタッフなど、在宅、施設介護サービスに従事する方々の専門性・実践力の向上を支援する、品川区の福祉人材リカレント講座をたくさん開いています。

 今日は開講式。新学期といっても、学びに来ている人々は現役のかいごの専門家ですから、佐藤も緊張しながら会場に入りました。

 福祉カレッジの谷口政隆学長(神奈川県立保健福祉大学大学院教授)による歓迎のご挨拶。皆さんに専門性を高めていこうというエールを贈られていました。

 次に品川区を代表して、品川区福祉高齢事業部長の木下徹氏が、品川福祉カレッジの説明と品川区で働く皆様に感謝の言葉と、期待の言葉を贈られていました。

 その後、佐藤が講師を代表して、仕事が終わってからの通学になるので、自分を大切にして通ってきてほしいこと。「介護」とはどのようなことなのかを共に考えていきたいことを延べ、挨拶とさせていただきました。

 最後は、今年の参加者の代表の方のご挨拶でした。この方はなんと福祉専門学校の第一期生ということでした。卒業後10年間、施設で介護職員として活躍され、今年から介護支援専門員になられたとのことでした。福祉カレッジにかける期待と決意を表明されていました。もちろん、佐藤は講師として皆様の期待を裏切らないように努めたいと思います。

 さて、第2部は開講記念イベント。こちらは、品川福祉カレッジでコミュニケーション専門講座を担当されている羽地朝和先生(NPO法人プレイバックシアター研究所代表)が担当されて、「出会いと集い」と題して皆さんとワークショップをしました。

 佐藤も皆さんと一緒にワークショップに参加。羽地先生の指示通りに動き、軽くウォーミングアップです。このときにすでに何人かのかたと出会い語り合うことが出来ました。

 その後1枚の画用紙に4つの空間をつくり、先生が出す問題に対して自分の考えを書いていき、その後語り合う人々を交代しながらお互いの思いや考えを伝え会いました。

 羽地先生の素晴らしい導きと参加者の皆さんの協力とであっという間に記念イベントは終了しちゃいましたね〜(笑)。


 ちなみに佐藤が書いた言葉は

 1、自分がうれしいと感じるとき

   参加してくれる人が笑顔で「ありがとう」を言ってくれたとき

 2、自分が落ち込んでしまうとき

   自分の伝えたいことが文章化できないとき(ブログも含めて)

 3、自分が大切にしていること「モットー」

   自分自身を大切にすること ゆとりをもつ
 
 4、この講座で何を得たいか

   お互いの力を頼りながらお互いが成長すること

 
 さてさて、まさしく佐藤らしいと思いませんか(笑)。
 
 このように授業がスタートする前に、皆さんと語り合うことが出来、本当にうれしかったなぁ。再会を楽しみにしています。一年間よろしくお願いしま――す。

図1 謎の駅(笑).jpg

図1 謎の駅(笑)


図2 某専門学校.jpg

図2 某専門学校


(つづく)
posted by さとうはあまい at 15:28| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月01日

珈琲ブレイク 都内編 (その3)

2007年5月某日(某曜日 某所



旅情は「内田百閨v先生に学ぼう!



 佐藤のブログを見ていただいている皆様こんにちは!

 このところブログが一度にアップされていてなかなか優秀でしょう。(日記だったら定期的に入れなさいよって? まあまあ。)

 皆様は岡山県生まれの随筆家「内田百閨v先生をご存知でしょうか? 

 私が今、夢中になって読んでいる本は、百關謳カの著作の、「第一阿房列車」「第二阿房列車」(新潮文庫版)です。

 百關謳カは、

 「用事がなければどこへも行ってはいけないというわけではない」

 と書き始めます。

 「何にも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行ってこようと思う。用事がなくて出かけるのだから、2等や3等に乗りたくない。汽車の中では1等が一番いい」・・・・(略)。

 そして、帰りには「家に帰るという用事があるから3等でかまわない」というのです。

 この本を読み進めていくと、佐藤は昔、百關謳カがヒマラヤ山系(同行者)氏と訪れたことがある地を同じように歩いていることを知ったのです。
 (もちろん、移動手段は電車や飛行機ですが・・。) 

 百關謳カが描く、駅や町並みの描写の文章を読み、

 「そうそう、わかるわかる! この気持ち」と妙に共感してしまうのです。

 佐藤が共感する部分は、先生が陸軍教授を拝受したときのこと。先生は出張を命ぜられます。このときに行く先は、多少先生の希望が叶えられたので、先生は京都へ行きたいと思ったようです。ところが発令になってみると、出張先は仙台だったのです。

 先生は、

 「甚だ気に入らないが、そうなると決まった以上後から文句を云っても仕様がない」・・・・(略)。
 
 「京都へ行きたいが仙台へ行きたくないわけではない」・・・(略)。

 「命に従い、仙台へ主張する。その出張の途次、京都へ立ち寄ってこよう。京都へ立ち寄るのは出張の途中でなければいけない」

と考え、結局仙台から新潟へ出て新潟から金沢をまわり京都へ入っていくのです。

 百關謳カは自分なりに鉄道を検索して距離や運賃を計算し、その上で、自分で納得して旅に出ているのです。このようなステキな旅と、佐藤の無謀な旅は、似ているような、似ていないような・・・(笑)。

 さらに百關謳カは、夜になるとお酒を所望します。この飲み方がまた素晴らしい! 一緒に飲む人の健康を考えたり、他者の奥様に気遣いをしたりするところはジェントルマンです。

 今、百關謳カが生きていて佐藤の「番外編」を読まれたとしたらなんと言ってくれるやら? いかんせん文体はほめてくれないにしろ、移動距離の長さと、速さに驚き。さらに写真をみて「貴君、きれいな風景だね!」といってくれるかもしれません。

 かいご職の皆様。素晴らしい記録を書くには他者の記録を読むにこしたことはありませんよ。小泉八雲先生や、内田百關謳カの著作はとにかく素晴らしい! 佐藤のお勧めです(笑)。

 ではでは!

●●●●大統領(?)と佐藤 さてどこでしょう?(笑).jpg

●●●●大統領(?)と佐藤(笑) さてどこでしょう?


(つづく)
posted by さとうはあまい at 11:08| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする