2010年09月14日

奮闘記・第630回 研修会のツボ/福島県

●2010年● 福島県郡山市


福島県社会福祉協議会

平成22年度 訪問介護テーマ技術向上研修 II

介護記録の必要性・重要性の理解

〜介護記録の書き方・活かし方〜



佐藤は研修会のため、朝に東京駅を立ち、郡山駅へ向かった。新幹線の郡山駅のホームから、たしか磐梯山が見えるはず。ん? ……見えん。まぁ、そういう日もあるわな。


佐藤はタクシーに乗り、ビッグパレットふくしまへ向かう。ビッグパレットふくしまは、財団法人福島県産業振興センターにより運営されている、福島県郡山市にある多目的ホールだ。見本市をはじめ、会議、研修、スポーツ興行、コンサート、同人誌即売会など様々なイベントで使用されている。


佐藤はすでに、こちらに何回も呼んで頂いている。有り難いことである。来るたびに思うが、周りの開発が進んでいて、ファミレスやコンビニなどが増えた気がする。ただ、ファミレスやコンビニは便利であるが、すぐできてもすぐ潰れたりするので、街の発展に一概に繋がっていかないから難しい。


さて、館のなかでは、事務局の方が温かく出迎えてくれる。すでに会場には150名あまりの参加者がいらしているとうかがう。いやいや感激しますねぇ。


でもまた佐藤にとっては緊張する瞬間でもあります。佐藤の担当は10:30から16:30まで。時間が来て講義がスタートしました。



●ビッグパレットふくしまを埋める熱心な方々●.jpg

●ビッグパレットふくしまを埋める熱心な方々●



●いつものように巡回中(笑)●.jpg

●いつものように巡回中(笑)●




■研修でした行ったこと


・自分の見方と、他者の見方とでは差異がある。

・今年の出来事で印象深かったことを語り合う。

・語り合ったことを記録に残す。

・利用者への援助行為のポイントを書き残す。

・良い記録を書くために必要な相談援助技術について理解する。




はじめに、私たちは、一人ひとりが、同じではないように、物事の見方や捉え方にも一人一人に違いがあることを説明しました。たとえば、同じある物体を見ても、みなが同じように捉えないこともある。たとえば、「象を飲み込んだヘビ」とか(そりゃ、一部限定の人しかわからん)。


効果的な記録を残すためには、まず、物事に興味を持つこと。なぜ、そのようなことが起きたのか? どうしてそうなったのか? いつ、そうなってしまったのか? など。




●昼は講師控え室で、またまた豪華なお弁当を頂く●.jpg

●昼は講師控え室で、またまた豪華なお弁当を頂く●




記録とは、実はその方とのかかわった事柄を残すものなのだ。だから、かかわり方や、語り方、質問力も重要になってくる、ということを説明しました。


参加者の中には「なるほど」と頷く人、他者とニコニコ笑顔で会話をする人、なども出てきました。そう、会場の緊張が解けてきたのでしょうね。


次は2人1組に頂き、今年の出来事で印象深かったことを語り合って頂きそれを記録として書き残して頂きました。2人で語り合って頂いたのはわずか15分。はじめは、お互いにけん制(笑)し合っていた皆さんも、5分も過ぎると語り合えるようになって来るのです。


それが、10分を経過するころには、笑顔があふれ、時々ジェスチャーを交えたりして、会場はにぎやかになってきます。へへんだ!


さすが、ヘルパーさんたち。自己開示が速い! やがて、15分経つと、佐藤が「そろそろよいでしょうか?」と呟いても(ちゃんといえよ)、聞いても返事はない。というか、会場はお互いの声が響き合い、さわがしいのです。佐藤の声が響かない(確信犯だろ)。


「そろそろ終わりにしたいのですが!!!」と2、3回伝える(怒鳴る?)と、ようやく静かになった(笑)。そうはいっても、皆さんにとっては、


「これから話がはずむところなのに〜」と言ったところだったことでしょう。


あんのじょう会場からは「もっと話したかったのに」との声もちらほら(笑)。続きは後で深めて頂くことにしました。さて、課題は「記録」だ。




●ビックパレット福島の外観、まさにひゃ〜●.jpg

●ビックパレット福島の外観、まさにひゃ〜●



●勝浦さん事例−ああ、若き日は帰らない……(苦笑)●.jpg

●勝浦さん事例−ああ、若き日は帰らない……(苦笑)●




皆さんに、相手は、何を話してくれたのか? それを記録として書いてみて頂いた。佐藤は、その間、会場を巡り皆さんの記録内容をチェック。するとワークシートにはびっちりと文字が書かれているではないですか!(またまた確信犯。誰?)


つまりすでに皆さんは、素晴らしい「記録力」をお持ちだったのです。ほぼ、書き終えたところで、お互いにワークシートを交換して頂きました。自分が語りたかったことが記録として残されているかをチェックしました。


その後、記録について講義。佐藤は、先ほど会場をまわった時に、このような記録を発見していた。その記録をもとに、佐藤が考える「効果的な記録の書き方」について解説しました。


その方が書いた記録です。


「孫たちと、お弁当を持って○○の花火をみた」

「みんなで、河川敷に行って、お弁当を食べながらみた花火が印象深かった」



十分、その方が話した内容が伝わるでしょ? 佐藤は、この記録をみて、二人に次のような質問をした。


「なるほど、お孫さんと一緒にお弁当を食べたわけですね。ところで、話をしているときに、お弁当の中身について、たずねましたか?」


すると、両者が私をみて、

両人:「そういえば、お弁当の中身の話にはならなかったわね」

という。


佐藤:「彼女は、お弁当の中身についても話したかったのではないかしら?」


すると、彼女。


「そうですね。孫と一緒に食べれると思って、一生懸命作りましたから」

という。


そこで「もし、失礼でなければ、お弁当の中身を教えてくださいますか?」

と言う。すると、


本人:「そうね、ウインナーを楊枝に刺したり、唐揚げをあげたり、おにぎりをつくったりしたわね」


佐藤:「おにぎりや、唐揚げを持って、食べながらみたわけですね」


本人:「そうなんですよ。外ですからね、持ちやすいようにしたんです」



そうすると、記録には、

“孫たちと河川敷にて、花火を見た。お弁当には、手作りの唐揚げや、楊枝にさしたウインナーやおにぎりを持参。みんなで、おにぎりや唐揚げを食べながらみた花火が印象深かった。”


このように、記録とは、こちらからのかかわり方、今回であれば質問のしかたによっても内容は変化するらしい。佐藤は、結果を受けて効果的な記録を残すためには、質問力も必要だということを、資料を使って説明した。



●大勢の中で話すのは相変わらず緊張する●.jpg

●大勢の中で話すのは相変わらず緊張する●




午後からは、懐かしの動画、「勝浦さん事例」を活用して、場面ごとの記録を書くことに挑戦。佐藤は、動画を見ながら、ヘルパーさんが提供する援助には、様々な場面があること。その場面ごとにも、かかわり記録が存在していることを伝えました。


それを受けた皆さんはワークシートを活用しながら、ヘルパーのしている援助を文字化して行きます。実はこれが結構難しいのです。


シートには「声かけ・見守り・安全確認」の文字が目立ちます。佐藤は、一人ひとりのそばに寄り添い、

「この逐語文を手で隠した時に、この記録を読んで他者が何があったのかわかりますか?」

とささやく。


すると、その方は、緊張した面持ちになり、「声かけ」と書いた部分に、

「○○が○○したことを伝え、○○するようにうながした」

と書いた。


そうそう、どんな援助が行われたのか、しっかりとわかっているじゃないですか。と伝える。

「え? これでいいんですか。簡潔にかかないといけないと思ってました」と言われる。


そこで、

「今、書いた文章も十分簡潔だと思いますよ」

とまた、ささやく。すると、本人がほっとしたように笑顔になった。


後半、席の前後でグループを作って頂き、お互いで書いた内容を点検しました皆さんは、ここでも、人の見方捉え方は違うということを体験できた(笑)。


続いて、動画の「記録例」を紹介しながら、場面ごとの援助のポイントと記録の書き方を示しました。しかし、場面ごとの記録を残すとこりゃ壮大な量になってしまう。


そこで、総合的な記録例を提示します。皆さんは、最後まで熱心に読んでくれていました。さて、これにて記録演習は終了です。


余談ですが、

研修会の参加者から「丁寧な記録を書いたら、上司に簡潔に書きなさいと指導された」とか。「そもそも、介護記録にこれほどの量の記録を残すスペースがない」などの声があった。


さてさて、良い記録を求める管理者の皆様。皆さんは、ヘルパーさんにどのような記録を求めているのかしら? 誰か、佐藤にそうっと教えてくだされ。「記録って、何の記録?」。まぁそういう管理者がいないことを望みます。ではでは!



●郡山の隠れ家的な串焼きやさんで一杯●.jpg

●郡山の隠れ家的な串焼きやさんで一杯●



(帰りの郡山駅からは、きれいでスケールの大きな磐梯山が佐藤を見送ってくれた。やはり神様が宿る山は違うぜ!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 22:12| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月28日

奮闘記・第431回 訪問介護員/神奈川県

●2009年某月● 神奈川県平塚市・JA教育センター


JA神奈川中央

訪問介護員研修

「介護記録・報告書の書き方」



 このごろ神奈川県へ出張することが多くなった(気がする)。以前は神奈川方面を襲う時は(笑)、横浜界隈の仕事は京浜東北線というローカル線(悪いが事実だ)で出向いていた。

 こちらは乗り換えもなく行けるため、便利は便利だが、時間がかかる。それに通勤時間帯の移動だと座ることはまずできない。

 だから、いつしか湘南新宿ライナー(ほほほ、グリーン車両あり)で、グリーン券を購入して(ホームの機械でSuicaで買うのだ)、ゆったり座っていくようになった、ははは。

 この日も、まず赤羽まで出る。そして大宮へ……は行かないで(笑)、いつものように、Suicaでグリーン券を購入し、湘南新宿ライナーを待つ。やがてお目当ての電車が来た、そして、乗れ……ない、のだ。

 グリーン車両に人が立っている。今まで、どっかの電車が横転するようなトンチキなJR線でも、事実上単線で、ひどい座席の列車で、それをグリーンだと言い張るJR線でも、グリーン車両で立たされたことはない。これは単なる佐藤の経験不足か?

「えっ!グリーン券って座席数を見込んで販売しているんじゃないのか?」

 これでは意味不明。そんな席をグリーンと名乗るんじゃない。佐藤はブツブツいいながら、その電車に乗車せず、次の電車を待った。


「ふん、それにしても通勤でグリーン席とはよい身分だのぉ!」


 自分のことは棚に上げ、怒りまくり。でも、ほんと旅行や出張という感じのお客はあまりいない。いくら安値とじゃいえ、毎日グリーン券の通勤手当が(たとえ片道でも)出る会社はそうはないだろう。さてどういう連中なんだ?

 といいながら、次の電車を待った。いかに混もうと次に電車に乗らないと、研修に間に合わなくない。とにかく、空いてろぉぉぉぉ〜!!!!!

 佐藤の願いもむなしく、ホームに入ってきた電車にも立っている人が多くいた。まぁしゃーない、今おみくじを引いたら、きっと凶が出るに違いない。

 仕方なく立乗りをすべく、でも、まぁ比較的空いていたグリーン車両の2階席通路、中央に仁王立ちとあいなった……。

 次に停まるのは池袋。当然、誰かしら降りるであろう、天下の池袋だからな! 赤い目で、周りの人の動きに目をやった(ターミネーターみたい)。

 ひゃ〜いだ! さっすが、天下の池袋。新宿を凌駕するわが麗しの池袋じゃ!(大げさ)人が降りる、降りる!

 ということで、ようやく席を確保。選挙で票を確保できそうなH幹事長のごとく(注:「細田」幹事長ではありません)、安心。至福の時を過ごせたのでした。ふふふ、グリーン席は座れるものとは限らないのだ。


 さて、次は平塚会場界隈でのことです。
(ここから仕事バージョンですたい!)

 本日は、JA神奈川中央さんの研修です。担当者さんからはタクシーで来るように言われていました。

 運転手さんに「ほほほ、JA教育センターへお願いしますぅ〜」と言って乗り込んだ。

 黙って乗ること10数分。ううん、これがまた結構遠いのです。さて、はじめていくところだから遠く感じたのでありましょうか? どんどん人里から離れていく(気がする)。

 意外に開けている平塚(失礼)で、あの○田のような山々(またまた失礼)が接近する場所、……いや、山そのものに登って行くのだ! まさに○わ○ーる状態じゃないですかぁ!(笑)

 車がタイヤを軋ませ、「タヌキに注意」の看板をしり目に(注意の仕方を教えなさい)、山肌の急斜面をブイブイ登って行く。

(「ええ、こんな山の中にあるの? ここは、○わ○ーるじゃないですよね?」って運転手は知らんよ。) 


 大丈夫かな? 行き先を間違えたんじゃ……。と心配になってきました。しかし、ご安心を(心配してない)。そうそう間違えることはありませんぜ(どうだか?)。

 車は無事JA教育センターに到着!

 確かにこちらで正解でした(当たり前じゃ)。と言いながら、担当者さんの姿を見てホッとしたりもする。

「こんな山の中で驚いたでしょう? ここはねぇ、宿泊研修ができるJAの教育センターなんですよ。でも隔離されちゃうんでいかにも“合宿”って感じがしちゃいますけど(笑)。夜にはどこにも行けないし」と話してくれました(研修中、夜でかけるのもいかがとは思いますが)。

 はいはい、ここまで呼んで頂いて有り難うございます(笑)。さらに、担当者さんの活きのよいお言葉(余談だが、会場の隣りの建物に「和顔愛語」の額があった)。

「多くの参加者は、坂の下にあるバス停から歩いてくるんですよぉ」と明るくのたまうのだ。

 まさに○わ○ーるへ行く時に、山の中腹にある学校に子供たちが歩いて通って行く姿とダブった。若さとは素晴らしいと実感いたしました(笑)。


●み〜つけた!ここにも「和顔愛語」●.jpg

●み〜つけた!ここにも「和顔愛語」●


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●開会のあいさつ●


●研究所の仲間も応援している●.jpg

●研究所の仲間も応援している●




■研修で行ったこと
 
 1、平成21年介護報酬改定の動向とヘルパーとしての心構え
 2、記録には何を、どのように書くのか
 3、事例検討



■平成21年度介護報酬改定の動向とヘルパーとしての心構え

 今回の、介護報酬改定の基本的な考え方としては、介護業界は、慢性的に介護従業者の離職率が高く、人材確保が困難である。そこで改善すべく(かどうだか疑わしいが)、昨年の国会で「介護従事者等の人材確保のための処遇改善に関する法律」が成立した。

 こうした状況を受け(たかどうだか)、平成20年10月30日に「介護従事者の処遇改善のための緊急特別対策」として、平成21年度介護報酬改定率を3%にすると決定された。

 訪問介護では、身体介護1が、231単位→254単位へ。生活援助が、208単位→229単位へ。

 サービス提供責任者の労力に着目した評価として、初回加算(新規)200単位/月 緊急時訪問介護加算(新規)100単位/回が着いた。そして、特定事業所加算の算定要件が見直されたことを伝えました。

 特定事業所加算の中では、特に人材要件について解説し、訪問介護員及びサービス提供責任者について、介護職員基礎研修の受講、介護福祉士の資格取得など、段階的なキャリア・アップを推進する観点から、特定事業所加算について要件の見直しを行うのだという前提がある。

 また、人材要件については「介護福祉士資格取得者が30%。または介護福祉士、介護職員基礎研修課程修了者、1級訪問介護員の資格取得者の割合が50%以上」であることが打ち出され、残念ながらこの中では、ヘルパー2級資格取得者が、評価対象から外されていることを説明しました。

 つまり、参加者の方々で、ヘルパー2級資格取得者の方々は、次のステップを目指す必要があるのだと解説しました。

 皆さんの中から、「舛添厚生労働大臣が、介護職の給料が2万円はアップするといったので(給料が)上がるのではないのですか?」との質問も頂いた。舛添大臣がどう計算なさったか、ただの勘違いなのか、全く現状を知らないのかは知りませんが、そんなことは現状では難しいでしょう。

 舛添大臣! 誰にそう言われたのかは知りませんが、もっとしっかりしてください。日本の介護がピンチなんですよ。ここであなたの責任は重大なんです!

 いかん、興奮してしまいました。まぁ、あの方なりに頑張っているのかもしれませんが、自分の考えで改革をやれない大臣に何を言っても無駄かもしれませんね。

 とにかく、まずは加算要件をクリアする。事業所加算を申請し、加算をいただく。さすれば、収入も増えて従業者の処遇の改善は可能である、そんな見通しがあることを重ねて伝えました。




■記録には何を、どのように書くのか

 皆さんが、「実際に活用している介護記録」を用いて解説しました。記録には、サービス内容(ヘルパーがおこなった行動の記録)介護記録(ヘルパーが利用者とかかわって見たこと・考えたこと・事実・観察記録等)があることを伝えました。



■事例検討

 こちらは、事前に事務局から実際の記録を提供して頂きました。同じ事例を3グループに分割。それぞれのグループに、不適切な記録内容を正しい記録に書き変えて頂きました。

 皆さんは、自分だったら、こうは書かない、この文章ではわからない、などと言いたい放題(笑)。でも、それはいいこと。盛んに議論をしてよいのです。

 そして、最後にグループごとの発表。同じ事例を用いても、物事の捉え方や、考え方の違いから、違った文面ができ、さらに、ケアの手順までが違ってしまいました(笑)。

 さすがに、皆さんもこれには爆笑。まぁ。事例検討では、笑いがあって良いのです。

 皆さんは、事例検討を通して、記録は、介護計画ケア手順に沿って記載することが必要であること、ヘルパーの主体的な気持ちを入れてしまうと客観的な判断ができにくくなること、何よりも、時系列に書く必要があることなどを学ぶことができたのではないでしょうか。

 これからも、ぜひぜひ、スキルアップを重ねて、素晴らしい介護を展開していってくださいませ! 必要であれば、また研修を手伝いますよ。ではでは!


●グループに溶け込む●.jpg

●グループに溶け込む●


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●発表するのはどきどきするよ●


●同じ内容でも答えはちがう●.jpg

●同じ内容でも答えはちがう●


(それにしてもあのグリーン車はなんだ!でもまた乗るんだけど(笑)To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 17:29| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月03日

奮闘記・第408回 訪問介護員/東京都

●2009年1月18日● 東京都中野区


生活協同組合コープとうきょう福祉事業推進室

「介護職に必要な接遇・対人援助」

〜理解と実践〜



 今回は生活協同組合コープとうきょう・中野ふれあい介護センターで働く、ヘルパーさんのスキルアップ研修を担当しました。

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●開会のあいさつじゃ!●



■研修でおこなったこと
 
 1、自己理解・他者理解とは
 2、人とのかかわり方の傾向
 3、「和顔愛語」が重要



●自己理解・他者理解とは
 一般的に“接遇研修”と銘打たれるものは、他者とかかわる時の態度、言葉遣いに重点がおかれているものが多い。つまり、“職場のマナー”というやつですね(笑)。

 もちろん、このことは大切なことではありますが、必要なことに違いありません。ただ、佐藤の接遇研修は、お辞儀の仕方や言葉遣いについては指導をする研修ではありません。

 佐藤の場合、接遇研修とは、人とのかかわり方、そのものにターゲットをあてています。


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●はい!自己を否定的に評価した人〜●


 人は、一人ひとり、それぞれの物事の見方・考え方・捉え方・表現の仕方・行動の仕方があります。

 これを「価値観」と言うのです。そして、この「価値観」とは、自分と他者とは違っていてもよいということなのです。

 一人ひとりが、すでに“個性”があって、“その人らしさ”があります。もちろん対人援助をする自分自身にも“自分らしさ”があるのです。

 この自分らしさとは、他者がもつ、“その人らしさ”をお互いに大切にすることができること。そのことが対人援助における接遇の基本である。

 このようなことを見極めていただくために自己理解・他者理解を深めていった。



●人とのかかわり方(ストローク)の傾向
 こちらは、おなじみ“TAツール”を活用し、心理テストをしてみました。各自が描いたストローク表は、各自の個性を反映しているのです。

 佐藤が、それぞれが書きこんだシートの傾向に対して解説を加えていくと、「なるほど、そうそう、確かにそういうところあるよね〜」と納得されていました(笑)。

 とはいいつつも、心理テストというやつは、各質問に対して、自分で答えているわけですから、まぁ信憑性にはかけますわねぇ(笑)。

 それでも、参加者の方は、一人ひとりが自分の傾向性に気づき、自分の中にある“他者とはかかわりにくいなぁ” と感じている部分に気がつき、「なんとかしたい!」とすでに自己変容にチャレンジし始めたかたもいたようです。


●自分を語り、他者を聞く●.jpg

●自分を語り、他者を聞く●


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●自己開示は人間関係を豊かにする●



●「和顔愛語」が重要
 最後は、ジェロ、じゃなくて良寛さん(笑)の「和顔愛語」について話しました。

 すでに、皆さんはさきほどの自己理解・他者理解の時間に、この「和顔愛語」は体験済み。

 互いが自分を語り、他者を聞く、この時に、互いの存在を無視せずに大切にしています。さらに、お互いの“気づき”を素直に伝え、素直に受け取ることができています。

 そうです。人は素直なこころで他者と接することで、他者も素直なこころで対応してくれるのですよ。

 だから、愛語を出し惜しみすることなく、対人援助を展開していきましょう。そうすれば、お互いが和顔になるのも近いことでしょう(笑)。


●「和顔愛語」を伝える●.jpg

●「和顔愛語」を伝える●

 
 さて、帰りに「びっくりドンキー」で自分にケーキセットのご褒美。そのケーキの写真を撮っていると、運んで来てくれた女性から、「私がこしらえたケーキなんかを撮って頂いてお恥ずかしいです……」と声をかけられた。

 さらに家ではロールケーキの「恵方巻き」でもと思ったが、コンビニに売ってなかった。ふう、品揃えがこれでは“ポプ●”状態じゃ。

 仕方なく、第407回で報告したように無理やり恵方巻きを食べましたとさ。ではでは!


●自分にもご褒美!(びっくりドンキー板橋こもね店)●.jpg

●自分にご褒美!(びっくりドンキー板橋こもね店だぁ)●


(びっくりドンキーのメニューは凄い、飛び出すメニューだぜ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:44| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

奮闘記・第406回 訪問介護員/群馬県

●2009年1月18日● 群馬県前橋市


群馬県ホームヘルパー協議会

平成20年度
ホームヘルパースキルアップ研修

事例から学ぶ、アセスメントの視点・訪問介護計画書作成手法
モニタリングから再アセスメント及び評価の視点



 群馬県ホームヘルパー協議会さんでは頻繁にホームヘルパースキルアップ研修をおこなっている。佐藤もすでに「介護記録の書き方」を4箇所で研修を担当しました。

 今回は訪問介護計画書の作成手法から、一気にモニタリング・再アセスメント及び評価の視点について研修をおこないます。参加者はサービス提供責任者の方が多かった。


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●さすがは会長さん、素晴らしいパワー全開!●



■研修でおこなったこと
 
 1、ケアマネジメントの理解を深める。
 2、手順から訪問介護計画書の作成方法について。
 3、詳細なアセスメントをする視点とは。
 4、モニタリングの意味と評価について。
 5、初回のアセスメントが全てを支配する。



●ケアマネジメントの理解〜介護支援専門員の役割とサービス提供責任者の責務を解説する〜

 すでに、参加者の方は、自分の役割については良く理解されていました。佐藤がその役割についていかに重要であるのかを系統立てて解説をしていくと、会場からは思わずタメ息がもれるほど……(苦笑)。

 しかし、皆さんはすでにこの役割をはたしているのですから素晴らしい!


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●「先生、もう少し大きく書いて!」ですと(笑)●


●大きく書いたつもり(笑)●.jpg

●大きく書いたつもり(笑)●



●「手順」を理解

「コーヒーを入れる手順」。ここでは、まず一人ひとりその手順が違ってよい。自分にしかわからない価値観がいかに重要であるのかを考えます。

 他者の見えない価値観は本人にたずねていくしかない。それが情報収集であり、アセスメントになることが理解できたと思います。



●詳細なアセスメントの視点

「洗濯物の干し方」についても考えて頂いた。「コーヒーの入れ方」のコーナーで、どのような手順を書くことが重要なのか理解されています。ですから、洗濯物の干し方では、沢山の情報を盛り込んだ詳細な手順を書くことができました。

 そうそう、常日頃、「現在の援助内容」を把握するときの手立てとして、このような手順の書き出しをして見ることも有効でしょう。


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●グループに溶け込みをはかる●



●モニタリング

 皆さんにモニタリングの意味を伝える時にいつもうまくいかない気がして仕方がない。だから今回は思考を変えて、身近な話題にしてみた。

 たとえていうなら、肉じゃがは、美味しくできたかどうかについて確認することなのです。


 「今日の夕ご飯は何を食べたいかしら?」(アセスメント

 「カレー、肉じゃが、シチュー」(サービス担当者会議

 
その結果、“肉じゃが”に決定。

 夕食時に、

 「肉じゃがは美味しいかしら?」(モニタリング

 「ええと、甘みがうすいかも。どれどれと味見をする」
 
   (再アセスメント

 「でもね、美味しいよ」と好評であった。(評価

 このような表現で説明すると、皆さんの表情がなるほどとなるから不思議(笑)。


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●いろんな視点が生まれてくる●



●事例「入浴介助」を活用

 介護計画からモニタリング再評価までの演習しました。実際に記入様式を用いて再アセスメントをして頂きました。

 しかし、これがまた大変。なぜならば、対象になる利用者がいないからねぇ〜(笑)。

 どのように改善されたかを具体的に記入することができない(当然である)。それでも想像の世界からこのようにできるようになったのではないかしら? 最後にはその方の状態を具体化することができた。これにて、今回の研修は終了。

 また、どこかであえるといいなぁ〜! 皆さん、ご自愛くださいませ!


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●お疲れ様、研究所員の慰労会?(笑)●


(ケンボローにはかわいいお姉さんがいます(笑)!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 22:52| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

奮闘記・第396回 訪問介護員/宮崎県

●2008年12月16日● 宮崎県宮崎市


宮崎県社会福祉協議会
宮崎県老人福祉サービス協議会

訪問介護事業所における効率的・効果的な記録とは

〜“生きた記録”を書けるようになるコツをつかむ 『訪問介護・編』〜



 昨日に引き続き会場はJA・AZMホールです。ここは昨日、間違えて行ったから大丈夫(笑)。

 参加者の中には、佐藤が3年前に宮崎に来た時に講義を聴かれた方がいらして、「再会できるのを楽しみにしていた」という声をかけて頂いた。これは感激です。

 今回の一連の研修会を通して、介護支援専門員にはケアマネジメントで求められる記録、特にアセスメントの記録方法と、他職種との連携したことを残す行動の記録方法を伝えました。また、通所介護職員には、利用者とのかかわり方と、対人援助(していること)記録の方法を伝えました。

 今日は、訪問介護事業所で、働いている方々を対象に研修を展開します。

 そこで、今回本資料のほかに、拙著『よくわかり、すぐ使える 訪問介護計画書のつくりかた』(日本医療企画・刊)もあわせて活用させて頂いた。

 初めに、訪問介護事業所の管理者、およびサービス提供責任者に求められる責務について、指定基準を用いての解説から入りました。

 さらに、管理者には管理台帳の必要性を。サービス提供責任者には、「サービス提供責任者」の行動記録の重要性を。そして、介護員には自分達のしている援助を逐語文で記載するように記入方法を解説しました。



【研修で行ったこと】

■訪問介護に求められる記録の解説
 
 1、指定基準にある「管理者、サービス提供責任者の責務」を理解
   する。

 2、訪問介護事業所に必要な帳票類と記録方法を理解する。

 3、サービス提供責任者記録(経過記録)の重要性および活用方法
   を理解する(サービスの情報公表制度にも好影響)。

 4、訪問介護員の記録は、「対人援助行為」を記録する。
 
 5、効果的な記録を残すためには、自分の物事の見方や、捉え方、
   考え方、行動の仕方を理解する。



■サービス提供責任者の行動記録を効率よく残す
 
 1、管理者は、従業者を管理する。すなわちサービス提供責任者の
   業務管理をしなければならない。

 2、利用者ごとにサービス提供責任者記録(経過記録)を作成する。

 3、サービス提供責任者は他職種協同(連携)の記録を経過記録に
   残す。

 4、ヘルパーさんには、利用者ごとの、どのような記録内容を望ん
   でいるのかを具体的に知らせる。

 5、「自己理解・他者理解」を深め、ひとにはそれぞれ、物事の見
   方や、考え方、捕らえ方に違いがあることを理解し直す。その
   上で、積極的に「相談援助」を行う。

 6、一人ひとりが、持っている価値観や道徳規範には違いが合って
   当然。互いの価値観の違い等の理解をふかめ、介護の専門家と
   してアセスメント記録を残すよう、心がける。


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●自分達のしていることを考える●


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●自分のことを表現するのは照れくさいぞ〜●


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●見たまま・感じたままを書いてみる●


 後半は、件の動画「洗濯物を干す事例」を活用して、ヘルパーの援助の実際を見て頂きました。そして、ワークシートを活用して、ヘルパーさんのしていることはどのようなことなのかを文章化してみました。

「コーヒーの入れ方」や「洗濯物を干す手順」を文章化していく演習作業を通して、いつしか皆さんは、文章を作ることに目覚め(笑)、動画を見て作った文章は素晴らしかった。

 その結果、皆さん、訪問介護計画は、利用者との約束事を示すものであり、指示書は訪問介護員への“行動の道しるべ”であることを理解されたようですね。


●会場からの風景・駐車場も広い!●.jpg

●会場からの風景・駐車場も広い!●


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●動画についての補足・解説をする●




【まとめとして、全てのサービスでの共通項】

■より良い記録を残すためには  

 1、自分の書いた記録を読み返す。
   自分のしたこと、伝えたいことが、他者に理解できるような
   文章で記載できているかを点検しましょう。

 2、他者の書いた記録を読む。
   他者の書いた記録内容が理解できない時には、どこが、どの
   ように、理解できないのか具体的に尋ねてみましょう。
   そして、どのような書き方をすれば、理解できるのかをお互     いに考えてゆきましょう。

 3、管理者や、サービス提供責任者は、時に記録の文章を校正して
   みる。自分達が求めている記録であれば、その見本を掲示す     ることも必要なのです。

 4、よりよい記録を求めて繰り返して研修を怠らない。


 
 研修で鍛えた力は、自分も利用者も裏切りません。プロとしての修練はいかなる職業であっても怠ることはできません。アマチュアなら頑張りを求めることはできませんが、プロなら当然。より高いレベルを求めてお互い頑張りましょう! 

 皆さんに、またお会いできると嬉しいです。いくら気候が温暖でも冬は冬、寒さに気をつけご自愛ください。今年もお元気で!!


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●事務局の方々もお疲れ様です、そして有り難うございました!●



【やっとブログも謹賀新年!】

 といいながら、2008年は暮れて行き、このブログも寒い2009年が明けました。おめでと〜! やっとですよぉぉぉ(笑)。

 佐藤は、昨年の12月16日の研修後、東京へ戻りました。その研修中に参加者の方から、JAさんのジュースは美味い、という情報をゲットした。

 もちろん、飲んで確認後、売店でジュースを宅配してくれる(ここのお姉さんがまた美人だぁ!)というので“宮崎県農協果汁サンA 日向夏ドリンク”を2ダース購入しました、ほほほ(宣伝してどうすんだ)。

 ううん、でも、もしや酸っぱいのかな?と思いきゃ、これがどうして飲みやすい! わが家でもすぐはけました。しばらくではありましたが美味しいドリンクを堪能し、宮崎の余韻を楽しみました。

 食べ物が美味しいと懐かしくなるから不思議(笑)。また、今年も宮崎に来れたらいいな〜! ではでは!


(2008年の項、完了!2009年もTo Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 18:00| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月05日

奮闘記・第389回 訪問介護員/東京都

●2008年12月10日● 東京都国立市


晴れ謹賀新年わーい(嬉しい顔)

国立市サービス提供責任者研修

アセスメントと訪問介護計画書

〜まずは、新年のごあいさつだぁ!
といいながらブログではまだまだ年を越せないのさ!〜




 さて、気を取り直して、皆々様。新年明けましておめでとうございます! 一人ひとりが、自分らしいお正月を迎えていらっしゃることと思います。皆々様の利用者さん、おもち大丈夫ですかねぇ?

 佐藤は、年末年始にかけて、うにうにと王子神社への参拝からスタート! 王子神社界隈も多くの人が初詣に来ていて賑やかでしたよ。今年初めておみくじは「」。ちなみに主人は大吉だった(トトロじゃあrませんよ)。

 今年もあちこちに出没して発信して行きたいと思います。佐藤も見かけたら、「声かけ」もよろしくお願いします。


 ふうう、さてここからは、「まだ」昨年のお話。

 国立市では、系統立てたカリキュラムを作成し、サービス提供責任者を育成している。今年(この時点では2008年)も三回シリーズでサービス提供責任者向けの研修を開講した。


●サービス提供責任者研修 in 国立●.jpg

●サービス提供責任者研修 in 国立●




【今年のメニュー】

 1、アセスメントと訪問介護計画書

 2、モニタリングと連携

 3、医療ニーズの多い利用者


 佐藤は、昨年度(2007年度)に引き続いて講師依頼を頂き、研修内容に沿って資料を準備したのだ。そして、昨年度かかわった人々に再会できるかもという楽しみに会場入りした。

 しかし、うう、参加者は3分の2が新しいメンバーであった(沈黙)。まぁ、それはそれで……。そこで、まずは指定基準を用いてサービス提供責任者の責務についての解説から始めた。

 続いて、ケアマネジメントについて理解を深めて頂くためにパワーポイントを活用し、解説していった。


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●アセスメントの違いについて語る●


●具体的な援助方法を考えてみる●.jpg

●具体的な援助方法を考えてみる●



【主な要点】

 1、介護支援専門員とサービス提供責任者のアセスメントの違い

 2、サービス提供責任者が行う事前訪問の意義

 3、訪問介護計画書(案)を作成してサービス担当者会議へ参加
   する意義

 4、サービス提供責任者の行動の記録を残すことの必要性


 サービス提供責任者は、介護支援専門員が作成する居宅サービス計画に沿っている。提供されたサービス行為をもとに、具体的な援助を導き出し、訪問介護計画を作成する業務をになうのだ。

 したがって、訪問介護の専門家としては、利用者宅を訪問して事前のアセスメントを行う必要があるのだ。

 しかし、この初回面接(インテーク面接)の時に、介護支援専門員が同行するケースが多いという。


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●グループ内の進捗状況を見回る●


●グループ内で話し合った内容を書き出す●.jpg

●グループ内で話し合った内容を書き出す●



 これは、必ずしもサービス提供責任者が1人で利用者宅へ行けないからということではないのである。

 介護支援専門員が、困ったことにサービス提供責任者に同行するのが自分達の役割だと思っている人もいるのもいただけない。

 それに、なぜ介護支援専門員が、サービス提供事業者と同行するのかがわからない。

 介護支援専門員の役割が、利用者と社会資源を結びつけるのであれば、利用者が社会資源を活用できるように十分に利用者が社会資源を吟味できる時間を確保することが先であろう。


●出してくれた手順を点検してみる●.jpg

●出してくれた手順を点検してみる●


●最後まで研修にに集中した●.jpg

●最後まで研修にに集中した●



【皆さんが、講義・演習を通して学んだこと】
  
  1、サービス提供責任者がおこなう初回の面接及びアセスメント
    の重要性の理解

  2、サービス行為から細分化される具体的な訪問介護計画の作成
    手法の理解

  3、サービス提供責任者の行動記録の作成手法の理解<


 今回学ばれたことは非常に有意義なことではある。だが、すぐに実行できない環境の方もあると思う。

 全てのことをいま取り組もうとしても難しいかも知れない。でも同時に動かせば少しずつでも動いて行くのだ。ある時点で、何かを“変える”ことが可能なのかもしれない。

 一番ダメなのは、他人任せで、誰かが変えてくれることを待つこと。まぁ、一番確実と言えば確実なのだが(笑)。

 それでも、みなさんもプロ。他のヘルパーやサービス提供責任者のかたと協力をして、できるところからスタートしましょうよ。苦労が報われるといいなぁ〜。

 今年も夢をもってお互いに頑張りましょう! 佐藤もまだまだ負けませんぜ。ではでは今年もよろしくお願いします。


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●2009年、トリは富士山だぁ〜●


(東京は晴れてんのに寒過ぎるぜ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:45| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

奮闘記・第383回 訪問介護員/愛媛県

●2008年11月30日● 愛媛県松山市


愛媛県社会福祉協議会 地域福祉班

愛媛県ホームヘルパー協議会

介護支援専門員との連携方法

〜ヘルパーのしている援助とチームワーク〜




晴れTHE研修前

 さて、研修当日。お年寄りの朝は早い(笑)。プチ松山見聞話というところだ。

 早朝、よろよろと市電に乗り込み、前回チラと拝んだ出雲大社松山分祠にお参りにこっそり行く。

 前回は他への道中に立ち寄っただけなので、市電に乗る機会はなかった。フェリーには乗った。

 その松山の市電は、伊予鉄道というたいそうなお名前。路線全体で、松山市内線とも総称される。路面電車タイプの車両で、軌道線と直線運転で走っているのだ。

 まぁ、坊っちゃん列車というのもあるらしいが見る機会はなかった。現在、道後温泉松山総合公園JR松山駅の周辺を、うにうにと路面電車をくべらし、交通網を整備しているようだ。


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●乗りましたよ市電!●


 車の排気ガスで、もくもくとするよりはるかに楽しい。NHKのハイビションドラマ『坂の上の雲』(司馬遼太郎・原作)の登場人物が、ここ松山出身であり、いつまでも『坊っちゃん』ばかりではないぞ、という気概が感じられてなかなかいい。

 ただ、どこで、どう乗り換えれば、どこへ行くのか?がわかりやすく表示して頂ければ嬉しい次第である。今回は駅と駅の間にある場所なので、途中まで市電に乗り、少し歩いてみた。



【出雲大社松山分祠&阿沼美神社】
 出雲大社松山分祠は1876(明治9)年に出雲大社より御分霊を頂いたという。特筆するような事由はないようだが、「出雲大社の分祠」を見たら寄らないわけにはいかない(笑)。その想いが通じてかおみくじは、大吉

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●やっと来ました出雲大社松山分祠!●


 また、もうひとつ参拝したのが、「阿沼美神社」である。ご祭神は大山積命、他二柱である。しまなみ海道の、大山祇神社と同じご祭神である。というか、勧請されたものかもしれない。なんと延喜式の式内社である。

 延喜式神名帳によれば温泉郡四座、阿沼美名神大社とある。むかし勝山(いまの城山)の嶺に鎮座し、勝山三島大明神慶長7年松山城主の加藤嘉明公が、勝山城築城の際に現在の地に遷座されたという。

 この神社は、候補地が何箇所かに分かれていて、どこが本家なのかはわからないらしい。その傷跡がいまだに、神社間に残っていて、争われているようだ。神社の立て看板が出ていて、その喧嘩による被害について出ていた。まぁ、本家争いは話し合いでは決まらないだろうなぁ。おみくじは小吉でした。


●境内にある勝山八幡神社にも参拝!●.jpg

●境内にある勝山八幡神社にも参拝!●



晴れTHE研修会

 さて、ここからが研修です。

(お仕事ですから、話し方を変えます。ほほほ。)

 ホテルからアグレッシブなタクシーの運転で会場入り。ここ、愛媛県ホームヘルパー協議会さんでは、訪問介護事業所で働くヘルパーさんを対象に、系統立てた研修を行っていると伺いました。

 今回は、介護支援専門員との連携方法についての研修でした。参加者は訪問介護事業所のサービス提供責任者や訪問介護員です。研修日が月末となり、サービス提供責任者にすれば、非常に参加しにくい日程でありました。

 このような中でも、参加者が約100名を超えるというのだから、いかに研究熱心かがわかるというものです。

 主催者の社会福祉協議会地域福祉班の担当者の方は、「通常なら、150名は越えるのに」とのたまう。研修に対する愛媛県のホームヘルパー協議会さんの熱心さまで伝わってくるようです。


●会長さんから開会あいさつ●.jpg

●会長さんから開会あいさつ●



【研修内容】
 
 1、サービス提供責任者の責務と役割について

 2、介護支援専門員の役割について

 3、利用者がサービスを選択するということについて

 4、サービス提供責任者による事前訪問の意義について

 5、介護支援専門員のアセスメントとサービス提供者
   責任者のアセスメントの違いについて

 6、ケア手順から介護計画を考えることについて

 7、不可視的な介護行為を、文章化して可視的にすると
   いうことの重要性について

 8、介護記録とモニタリングについて



●対人援助の基本、まずは話してみる●.jpg

●対人援助の基本、まずは話してみる●


 まずは、指定基準を活用して、サービス提供責任者の責務について解説しました。次に介護保険制度というのは、利用者の選択に基づいたサービスの提供である、ということを強調しました。

 介護支援専門員は、利用者と社会資源を結びつけることが役割であること。介護の展開についてどのように対応していくのか考えることは、サービス提供責任者の役割であることを伝えました。

 そして、例の「コーヒーの入れ方の手順」などを題材に、同じ行為でも個別性があるのだということを伝えました。


●会場内を歩く●.jpg

●会場内を歩く●


 このような演習を通して、サービス提供責任者が、介護の専門家の視点からサービス内容を掘り下げて、援助の手立てを考えてケア手順を作成すること。

 ケア手順とは、利用者・家族の慣れ親しんだ手順であるのだから、個別性があって当たり前。

 最後は、動画を活用して、洗濯物を干す行為を見て頂きました。そして、皆さんはヘルパーの「している援助」を文章で表現することにチャレンジ!

 まずは、個人で考える。次に場面を分割して各グループに割り当てて、その場面をグループ内で文章化する作業を行いました。最後に模造紙に書き出し、壇上にてして頂きました。

 佐藤がこの作業をとおして感じたのは、皆さんが演習になれているということ。それもそのはず。事務局から、KJ法を行うのであれば、事務用品はすぐに準備できますというくらいだから(笑)。


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●グループワークに入り込む●


●密かに僕らも応援していたのだ●.jpg

●密かに僕らも応援していたのだ●


 常日頃の研修でも、演習を多く経験されているのでしょう。だから、グループ演習で他者とかかわることに抵抗は少なかったようです。ほんとうに素晴らしい!

 さて、発表では、ヘルパーのしている見守りや、声かけの援助が、何をどのように見守りをしているのか? なぜ、そのような声をかけるのか? これらが具体化されていきましたねぇ。

 最後に佐藤が僭越ながらも、模擬回答を読み上げて研修は終了しました。さ、研修は終了!お疲れ様でした。
 
 会場から松山空港へ行き、待ち時間で夕御飯を全日空ホテル系のレストランで頂きました。帰りの飛行機はJALですが(笑)。

 愛媛の皆さん、またの機会にお会いしましょうね! ではでは!!


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●ステーキ定食を頂いた●


(「Yellow Submarine」の歌詞が頭から離れない! To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:41| 島根 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

奮闘記・第379回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月28日● 新潟県長岡市・長岡市立劇場


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度

新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(4日目)




 前日に引き続き、グループ内で残っている事例検討をして頂きました。その後、佐藤が事前に選別してあった事例を用いて、更に事例検討を深めました。

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●事例検討は更に続く!●


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●みんなの前で話すことから始まるのだ●


 皆さんはそれぞれの事例検討の中から、居宅サービス計画や介護予防支援サービスの記載方法。更に介護支援専門員の役割や、医療職との連携方法などを学ぶことができたようです。

 そして、改めて訪問介護計画には、何をどのように記載してあれば、利用者・家族等がわかりやすいだろうか、とう具体的なケア手順が必要だということを理解できたようです。

 午後から、4日間の研修をとおしてみて、「気づいたこと・学んだこと」をポストイットに書き出して頂きました。さらにKJ法にてまとめてもらいました。


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●研修のまとめ、たくさんの気づきを得る●



【皆さんが気づいたこと、学んだこと】 
 
 1、利用者さんの価値観を大切にする。
 2、サービス提供責任者の業務の大変さ。
 3、自己理解を深めることが大切。
 4、事例検討の仕方を学んだ。
 5、行動の記録を残すことが大切。
 6、居宅サービス計画を読み込むことの重要さ
 7、話すことも、聞くことも大切。
 8、「ありがとう」という言葉を大切にする。



 最後に各グループでまとめた内容について発表して頂きました。そして、参加者一人ひとりに感想などを述べてもらいました。


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●お互いの力で支えあったねぇ〜●


 皆さんから、「4日間の研修へ参加するということに対して、非常に重荷を感じてきたが、初日からその重荷が消えて会場へ来る事が楽しみになった。もう明日からはこの会場へ来ないと思うと寂しい」という声を聞くことができました。

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●ふと笑顔もこぼれる●


 研修に対して、このような感想をもてたことは素晴らしい。それは、参加者一人ひとり、自分の存在価値と他者の存在価値を再認識し、大切にできているし、素晴らしい交流ができたからだと思えるからです。

 今後も、今回の研修での気づきや学びを活用して、自分を大切に扱いながら、ご活躍してくださいませ。また、どこかで再会しましょう。

ではでは!


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●ポストイットは愛語で溢れていた●


(長岡駅前の宮▼書店は、新潟の紀◆国屋書店よりも品ぞろえがいい!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:08| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第378回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月27日● 新潟県長岡市・長岡市立劇場


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度

新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(3日目)



 いやはや、今は12月22日 世の中は師走を迎えドタバタしているのに、私のブログはまだ11月じゃ! これでいいのか?(いいんだよ)  佐藤! だから、大慌てで現在に近づくことをお許し願いたい(笑)。


 さて、研修の続きです。午前中は、介護計画作成演習としました。

 介護計画を作成するための前段階。まずは皆さんに「リラックスタイム」にコーヒーを飲んで頂くとする。この時、自分のコーヒーの入れ方について、その手順を書き出して頂きました。



【ケア手順の理解】
「リラックスタイム」にコーヒーを入れて飲むmy手順
 
 1、お湯をわかす。
 2、好きなカップを出しておく。
 3、おしゃれなシートやナプキンを用意する。
 4、好きな音楽をかけたり、読みたい本を用意する。
 5、カップが温まったら、コーヒーをそそぐ
 6、お天気がよければ窓を開放してみる。
 7、椅子に座り、コーヒーを飲む。
 8、お菓子と一緒にコーヒーを頂く。
 9、本を読みながら飲む。
 10、気持ちがよくなってうとうとする。


 佐藤が、メンバーがノートに書いた内容を、ホワイトボードに書き写してみると会場からは笑いが漏れてきました。

 手順を書いただけで笑いが出るのはなぜなのでしょう? きっと、それはこの手順の中に「その人らしさ」がキチンと表現されていたからではないでしょうか。

 実は、介護手順も「その人らしい生活」への援助であれば、このように一人ひとり違ってよいからです。

 午後からは、皆さんが作成してきた事例を用いて、グループ内での事例検討をしていただきました。初めに佐藤が事前に選抜しておいた事例を用いて事例検討の手法を披露しました。


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●事例検討がスタート!●



【事例検討の手法】
 
 1、発表者が発表する。
 2、質問を溜め込む。
 3、その質問に答える。
 4、更に質問を溜め込む。
 5、その質問に答える。
 6、アドバイスができるものにはアドバイスをおこなう。
 7、事例発表者からの気づきなどがあれば発表する。

 ※注意事項:事例に対して批難や意見がある場合には建設的
  (具体的)な意見にかえて伝える。


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●他者の発表にを傾ける●


 皆さんは、事例検討していく中で、それぞれの悩みを打ち明け、お互いに聞いたり発表する中から、個別の気づきを得て、さらに具体的な解決方法のヒントを得ることができたようです。さて、いよいよ明日は最終日。もう一日張り切りましょう。ではでは!

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●研修は続くのであります●


(長岡駅前のうす皮「たい焼き」は現時点で世界一じゃ!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 12:32| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

奮闘記・第377回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月26日● 新潟県長岡市・長岡市立劇場


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度

新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(2日目)



 サービス提供責任者の責務には、訪問介護員に対する研修、技術指導の実施があります。そこで、各事業所で、どのような研修が、いつ、どこで、どのくらい行われているのか?

 研修に関する帳票類の整備状況等について各自に書き出して頂き、グループ内で情報交換を行い、グループでまとめた内容をホワイトボードに書き出して全体で情報を共有しました。


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●現状・把握している研修とは何か?●


 皆さんが書いてくれた研修内容は充実した内容であり、素晴らしいものでした。ただし、当然のことですが、研修報告の帳票については統一性がなく、各事業所によって差異があったのです。そこで、研修に必要な帳票類について、帳票を用いて説明をしました。


【研修に必要な帳票類】
 
 1、研修の年間計画表
 2、OJTシート
 3、参加者名簿
 4、研修報告書(事業所用)
 5、研修報告書(個別の記録簿)
 6、入社別の育成計画表



 午後からはまいどのKJ法を活用して、各グループで訪問介護員としての業務や、介護保険制度などについて、自分が理解できていること、理解できていないことを書き出して整理して頂きました。

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●昼食後に研修会場周りを散策●


 そして、「理解していることを維持するために必要な研修名」「理解できていないことを改善するために必要な研修名」を考えてみて、頂きました。

 最後に出された研修名をそれぞれ、12か月に振り分けてもらいました。そうして年間計画が出来上がったのです。皆さんが作成された研修計画には「移動介助」「食事介助」「入浴介助」などの介護行為ごとのありふれたネーミングの研修項目はありませんでした(笑)。


 
 
 「つるつるお肌が取り戻せる入浴法」

 「どんなことでも段取り良くこなす」(良くするということ)

 「気持ちの良いベッドメイキング」

 「話し上手は聞き上手」

 「これだけは知っておきたい医療知識」

 「もれなくスッキリ・サッパリ・ピッタリ・左右対象!
  オムツの当て方の極意教えます」

 「食べて、食べられ、とろみ食」

 「愛情たっぷり山菜料理」

 「さばきさばかれ魚料理」 等々



 もし、このような研修計画があれば、参加する方もどのような研修が行われるのか? 興味津々です。ヘルパーさんも、研修へ参加することが楽しみになるのではないかしら?

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●ポストイットを活用して情報を整理●


●ここでも成果物を大切に扱ってくれました●.jpg

●ここでも成果物を大切に扱ってくれました●


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●ステキな年間計画●


 また、講師を担当する人には、ポストイットの中に、なぜこの研修が必要なのか?というヒントが隠されています。だから、講義内容にも、「何を、どのようにしたら良いのか?」を悩まないかもしれません。

 最後は、グループごとに皆さんが作成した研修計画を発表してもらいました。皆さんは、このようなグループワークを通して、お互いの情報交換を深めさらに、交流が深めることができたようですねぇ。

 次はいよいよ介護計画の作成です。お楽しみに。ではでは!


●仲間の発表を見守る●.jpg

●仲間の発表を見守る●


●成果を全員で共有する●.jpg

●成果を全員で共有する●


●ハンパじゃないお店だ!(さかなや道場長岡東口店)●.jpg

●ハンパじゃないお店だ!(さかなや道場長岡東口店)●


(研修は続く。新たな食い処を発見!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:01| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第376回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月25日● 新潟県長岡市・長岡市立劇場


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度

新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(1日目)



 これも、新潟県訪問介護員資質向上等推進事業である訪問介護計画作成・展開研修が、長岡会場でスタート! 新潟会場は11月14日までユニゾンプラザで行った。

 あの時の新潟地方は、紅葉の最盛期。あれから1週間しか経過していないのに、新潟平野を取り囲む山々には雪が降り、確実に季節は秋から冬へと移行していた。


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●長岡会場での研修がスタート!●



【今日の研修内容】
 
 1、自己理解・他者理解
 2、サービス提供責任者の責務の理解
 3、自己理解を深める(エゴグラム・ストロークの存在を知る)


 まずは、参加者のかた同士で、交流を深めることができるように自己理解・他者理解からスタートしました。

 自分を語り、他者を聞くコーナーでは、幼い頃の楽しかった思い出を語り合った頂きました。しばらくすると、皆さんの熱気と笑い声で、会場はかなり暖かくなりました(笑)。


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●現状把握や手順を話し合う●


 その後、介護保険制度について、パワーポイントと、指定基準を用いて解説しました。皆さんは、指定基準の文言を読み始めると、大きくうなづきながら、熱心に資料にマーカーを走らせていましたね。

 さらに、ここでは、居宅介護支援事業所訪問介護事業所の違いについて、事例を用いて解説しました。

 皆さんは、常日頃の介護支援専門員とのやりとりや、サービス提供責任者とのやりとりを思い描き、改めて、両者との連携方法をどうすればよいかを理解されたようでした。


●成書を用いての解説●.jpg

●成書を用いての解説●


 昼食後は、自己理解を深めていただくために、「エゴグラム表」と「ストローク表」を作成して頂き、佐藤は皆さんが、図表を作成している間に、個別にアドバイスを行いました。

 すると、自分の価値観が、対人援助をする時には、妨げになることもある。また、自分の物事の見方や、考え方、捉え方は、他者と違いがあるのだ、ということに気づくことが出来たようですね。


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●エゴグラムを作成してみた●


 そうなんです。自分と他者は同じではないのです。一人ひとりが違った価値観を持っていて当たり前、ないほうが変でしょう。一人ひとりの価値観は違っていてもいいのだし。各自が違った価値観を持っていてもよいのです。

 その上に立ち、対人援助を行う人は、各自が持っている価値観で、物事に対処してしまうと、時には誤解を招くことになりかねないのです。だから、よくよく話し合い、相談することこそが大切なんですよね。

 まずは、自分が「このように思ったこと」は素直に相手に伝える(聞いてみる)こと。

 そして、相手の答えの背後にあって、言葉にならない部分も大切に取り扱う(思いやってみる)。思いやる心から、自分が感じたことや、思ったことはつたえてみる(表現する)。

 さらに、相手から帰ってきた言葉を繰り返して聞いてみる(確認する)のです。

 明日は研修計画の作成にチャレンジしましょう。ではでは!


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●ポッケ君や笹団子ちゃんも応援!●


(研修は続く!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:27| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月03日

奮闘記・第369回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月14日● 新潟県新潟市・新潟ユニゾンプラザ


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度

新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(4日目)



 息詰まるバトル(大げさ)の4日間の研修も、この日が最終日。まずは、各グループ内で残っている事例を検討して頂いた後、佐藤が皆さんと共有したいと考えていた事例について検討してみました。

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●グループメンバーが支えてくれた!はじめての事例発表だぁ〜●


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●質問をするにも勇気が必要●


 1つは、認知症高齢者への対応事例と、状態がすぐれない、「要介護5」の方への対応事例でした。

 認知症高齢者の事例提出者は、事例提出様式に記載している文章が、客観的な視点で記録されていたので、利用者の状態象が鮮明に想像できるというものでした。

 また、日常生活動作の記載方法も、より具体的なものであり、本人のできることに視点がおかれていました。このため、提出者の発表後には、会場から思わずタメ息が出てしまうほどでした(笑)。


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●新加入の研究所メンバーも応援、ガンバレ!●


●うまい!●.jpg

●うまい!●


 皆さんは、計画書の中で、「認知症」という言葉を活用しなくても、本人の「できること」「できないこと」を明確にすることによって、ヘルパーがどのような対応方法をしているのかがわかったようでした。

 このように、皆さんが、ヘルパーさんの「している援助」がわかるということ、これはすでに介護の専門家であるという証なのです。

 最後は、「要介護5」の方の事例でした。事例発表者のかたは、「自分の事例を発表する」といわれたその日から、みんなの前で発表するというプレッシャーから食事も、十分にとることができなかったと言います。

 だから、グループメンバーは最後まで彼女を励まし続けてくれたそうです。いや〜、久しぶりに微笑ましい光景を見ました。

 さて、事例内容は、家族が丁寧な介助をしている上に、ヘルパーが、毎日定期的な排泄介助の援助を行っている利用者の事例でした。

 この事例は、重篤な事例でしたので、皆さんは、更に興味を深め、活発な質疑応答がなされていきました。

 そして、自分の利用者の場合を例にあげながら、具体的な提案も出来、提出者もあらたな気づきを得ることができたと思います。

 佐藤は、この事例を取り上げ、訪問介護計画書の作成方法について解説をしました。それは、ヘルパーの援助は各曜日によったり、1日の時間の中で、提供する時間により、サービスが異なる場合が多いこと。

 だから、訪問介護計画書は、曜日ごとか、介護行為ごとにまとめて、作成されることが望ましいこと。ただそうなると、作成には手間がかかってしまう。

 ですから、ヘルパーがしているケア手順を箇条書きにして、サービス提供責任者に提出して欲しいとお願いしました。

 さて、最後は再びKJ法を活用して、この研修で、気づいたこと・学んだこと・今後の目標などをまとめて、グループ発表をしていただきました。



【出された内容】
 
 ・利用者の価値観を大切にする。

 ・利用者・家族等のできること、
  できないことを明確にする。

 ・書類は溜め込まない。

 ・自己理解が大切。

 ・押し付けはシャッタアウト。

 ・めざせ!サービス提供責任者。



 最後に、発表者に一言ずつ語って頂きましたが、多くの方が、4日間の研修は負担に思って参加したが、他者との交流ができたので、これで研修が終了するとは残念だ、と言って頂きました(笑)。佐藤の役割はこれにて終了!

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●最後の発表!お互いにかかわれて良かった●


 佐藤は、皆さんの活躍を聴き、こんなに活気溢れるヘルパーさんがいるのであれば、利用者の笑顔が続くであろうと確信できました。

 最後に、新潟県ホームヘルパー協議会さんから、皆さんに修了証書が渡されました。お疲れ様でした!

 さて、佐藤は研修終了後に、朱鷺メッセの展望ラウンジに行きました。この朱鷺メッセは、新潟駅から1キロちょっと離れた、信濃川が日本海に注ぐウォーターフロントに位置する複合コンベンション施設です。

 施設内には展示場、会議室、ホテルなどがあります。特に高さ140mの高層ビル最上階にある「朱鷺メッセ展望室」からは、新潟市内はもちろん。日本海・佐渡島・弥彦山など、360度の絶景を堪能できるのですよぉぉ〜(興奮するんじゃない)。


●朱鷺メッセから信濃川を眼下に望む●.jpg

●朱鷺メッセから信濃川を眼下に望む●


 ここはお世辞抜きで景色がいい! 高いだけのタワーた名前だけの展望台は結構多いが、ここと横浜ランドマークタワーなんかはグッとくるロケーションだと思うけどな〜。

 佐藤が、朱鷺メッセ展望台に着いた時刻は、まさに日が沈もうとしていました。弧を描きながら流れる信濃川のはるか向こうの山陰にゆっくりと、お日様が隠れていきました。

 夕焼けの余韻がしばらく残り、新潟は夜の帳が降りて行くのでした。


●来年は新潟国体で〜す(笑)●.jpg

●来年は新潟国体で〜す(笑)●


(研修は終了! 佐渡には、トキと、可愛い女の子と、美味しい魚がいっぱいらしい!To Be Continued!!)
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2008年11月29日

奮闘記・第368回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月13日● 新潟県新潟市・新潟ユニゾンプラザ


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度

新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(3日目)



 佐藤は、なるべく地方へ行ったら、その地域にある神社へお参りに行くことにしています。だから、ここ、新潟市なら新潟総鎮守白山神社へ行ってきました。

 タクシーの運転手さんに「朝から、神社ですか?」ときかれたので、「仕事にきたので、その前にご挨拶です」というと、「それはそれは、素晴らしい!」と感心され、話のなりゆき上(?)、神社で待っていてくださりました。

 早朝の白山神社には、地域の方が入れ替わりに、朝のお参りにいらしていました。また、可愛らしい巫女さんは、せっせと拝殿内を清めていました。


●早朝の白山神社へお参り●.jpg

●早朝の白山神社へお参り●


 このような風情に朝から、遭遇できるのはこちらも清々しくなるというもの(昼間にやるのはあまりないが)。おみくじは恒例の引きなおし「大吉でした(笑)。

 さて、本日は、対人援助のかなめとなる、相談援助技術について、バイステイックの7つの原則を解説。

 皆さんは、すでに、初日に自己理解・他者理解の研修で、エゴグラム(パーソナリティ)ストローク(他者とのかかわり方)を認識され、自分の価値観と、他者の価値観は必ずしも同じではないということを十分に気づかれました。いや、もともとわかっていたのでしょう。

 だから、原則である個別性の原則や、感情の表出、統制された情緒的関与、受容などは難なく理解できたようです。

 しかし、非審判的態度をつらぬくことは難しい。だから、ヘビとゾウさん(へへん)を活用して、いかに、自分の物事の見方や捉え方が、不安定であるのかを体験して頂きました。


●新たなグッズが登場!これは……?●.jpg

●新たなグッズが登場!これは……?●


●新潟ユニゾンプラザでランチ!●.jpg

●新潟ユニゾンプラザでランチ!●


 この時に、佐藤が伝えたかったことは、私達は援助をしている人々から「どうしたらよいだろうか?」と相談をされると、この「なんだろう?」クイズと同じように、ついつい「ああではないか?」「こうではないか?」「ああすればいい」「こうすればいい」などとと答えてしまいたくなる、ということ。

 また、このように相談内容に対して答えたくなった時には、もう、「非審判的態度」が崩れてしまい、「一方的に決めつけた」対応の仕方になってしまっている可能性があるということです。

 そして、非審判的態度を貫くために、相手が「どうしたらいいのか?」と悩んでいる時には、解決の方法をいくつか提案する。そして本人に「(あなたは)どうしたらいいと思うのか?」を改めて考えて頂く。そして答えを選択して頂くわけです。

 そのために、援助は利用者が選択できるツールを沢山ポケットにしまっている必要があるのですよ。

 時として、ヘルパーさんのこの「ポケット」には、ヘルパーの専門的な視点だけではなく、医療や、介護保険制度についての内容も入っている必要があるでしょう。

 ですから、これからも、様々な事柄に興味を持って、常にポケットを一杯にしておきましょう(笑)。


●研修は楽しく、有意義でなければならない●.jpg

●研修は楽しく、有意義でなければならない●


 さて、ここからは、各グループ内で作成してきた事例検討を始めます。その前に事例検討の手法を学ぶ意味もこめて、提出事例から佐藤が前もって選抜していた「介護予防の訪問介護計画」の事例検討を全体でおこないました。


【事例検討の仕方】

 @発表者が発表する。
 A質問を溜め込む。
 B質問に答える。
 C更に質問を受け・質問を溜め込む。
 D質問に答える。
 E同じような事例を持っている方から、改善策の提案を受ける。
 F事例提供者が、気づきを伝えて終了する。



 佐藤は、訪問介護計画書の内容について、事例検討をしたつもりでしたが、皆さんから出される質問はケアプランの内容が多い(苦笑)。

 これは無理のないことかもしれない。なぜならば、皆さんは介護予防ケアプランの作成方法を知る由がないのですから。


●事例検討がはじまった、発表者をはげます●.jpg

●事例検討がはじまった、発表者をはげます●


 そこで、佐藤は、「介護予防ケアプラン」の作成方法について解説しました。そして、訪問介護計画書は、予防給付でも、介護予防でも、その内容には大差がないことを解説。

 利用者・家族等の「できること・できないこと」を明確にして、ヘルパーの具体的な援助を文章化すればよいということを解説したのです。

 介護予防の事例提供者は、皆さんの質問を受けながら、基本情報やアセスメント用紙に書いた内容で不足している情報があったことに気づくことが出来たようでした。


●介護予防ケアプランを興味深く見つめる●.jpg

●介護予防ケアプランを興味深く見つめる●


 それと同時に、参加者1人ひとりが訪問介護のアセスメントの重要性に気がつくことができたように見えました。皆さんはどう受けとめてくれたでしょうかね。

 この後は、各グループ内でそれぞれの事例について検討をスタート。皆さんは熱心に事例検討をしながらも、ときに、事例検討から脱線した話題で賑やかだった場面もありました。

 いやはや、そのような行為が多少あっても良いのです。多少ですが(笑)。これも必要なことなのです。佐藤は、皆さんの積極的な議論を頼もしく見ておりました。ではでは!


●今夜の夕食は牡蠣グラタン、ワインもあり!●.jpg

●今夜の夕食は牡蠣グラタン、ワインもあり!●


(新潟の天気は予想が難しいが研修は続く!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:45| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

奮闘記・第367回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月12日● 新潟県新潟市・新潟ユニゾンプラザ


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度

新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(2日目)



 今日も研修の開始時間は、10:00だというのに、9:30にはすでに皆さんが揃っていて、情報交換がされていました(これぞガチンコ勝負!)。

 いいなぁ〜、この雰囲気。大切にしたいから佐藤はわざとグループに介入はしませんでした(笑)。

 さて、2日目の研修は「スーパービジョン」について。


●ややや、2日目は研修計画を立案する●.jpg

●ややや、2日目は研修計画を立案する●


 そう、サービス提供責任者の責務には、「ヘルパーを育成する」役割があるわけですよ、はい。

 そこで、専門家が専門家を育成するシステムについてパワーポイントを用いて解説しまし、研修の帳票について、資料を用いて説明しました。

 午後からは、いよいよ、研修計画を作成していきます。まずは、現状把握です。各自から、自社サービスでしている研修について書き出して頂き、それをグループの中で共有。

 さらに、書記の方々に前に出てホワイトボードに記載して頂きました。以下、皆さんから出された研修項目。




 □ AEDの取り扱い方法(消防署より指導)
 □ 介護技術
 □ 認知症の対応・知識
 □ 接遇
 □ 交通安全
 □ 職業倫理
 □ 調理実習
 □ リスクマネジメント
 □ ガイドヘルプ



などなど。次は、皆さんに現状に即した、研修計画を企画して頂きました。手法は、おなじみKJ法です。

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●ふむむ、まずは現状把握するのだ●


 いやいや、佐藤は、KJ法になじみがあっても、皆さんは初めてのこと。だから、ブレイン・ストーミングを活用して、各自が思った事柄をポストイットに書き出してみます。

 次に出された情報を整理していくこと。そして、同じよう事柄をまとめて頂き、必要な研修項目を書き出すことを解説しました。

 しかし、佐藤の説明がうまくないのか、皆さんには理解できない様子(苦笑)。そこで、百聞は一見にしかず。とにかくやり始めて頂きました。

 まずは、皆さん、ポストイットを配り、模造紙を渡し、現在の自分が「できていること」「できていないこと」を書き出して頂く。

 皆さんはお互いに書き出していくポストイットの内容から、何を書き出せばよいのか?を理解され、その後、模造紙は各自が記入したポストイットで埋め尽くされていきました。


●心配無用?みんなで練った研修計画だ〜●.jpg

●心配無用?みんなで練った研修計画だ〜●


 次に、各自が出したポストイットの中で似たような項目を集めて頂きました。それを、更に12項目になるようにまとめて頂きました。

 皆さんは、佐藤から出される指示に、忠実に従ってくださり、12の「島」を作成することができました。そして、皆さんに、では12項目の「島」を研修するとすれば、どのような名称をつけるのか?を考えて頂く。その後、出された研修項目の優先順序(何月に何をするのか)を皆さんでつけました。

 最後に、各グループからの研修項目を発表して頂きました。以下、皆さんが出してくれた研修項目(抜粋)。




 □ 更に目指そう上のプロ。
 □ 自慢できる身体介護技術。
 □ 転倒に気をつけよう。
 □ 料理のプロになろう!
 □ サービス提供責任者の業務。
 □ 交通安全。
 □ 認知症の方へのアプローチの仕方。
 □ 職業倫理(守秘義務)。
 □ 緊急時の対応。
 □ 感染症予防知識。
 □ 上手な家事援助。
 □ 整容と医療行為。
 □ ゴミの分別と減量方法。
 □ 対人援助技術。
 □ あなたも明日からサービス提供責任者!
 □ 苦情処理と家族の連携。
 □ ヘルパーのための裁縫教室。



などなど、とてもユニークな研修項目が出揃いました。

 研修項目を揃えても、さぁ研修となった時に、詳細な内容を考えなければなりません。実はこの時にポストイットに書かれた内容が役に立つのです。そこには、研修の必要性の根拠が書かれているのです。


●事務局は「作品」を大切に扱ってくれました●.jpg

●事務局は「作品」を大切に扱ってくれました●


 各グループから発表をしてくださったメンバーは、もしかしたら、人前でこのような発表(プレゼンテーション)をしたのははじめてだったかもしれませんね。

 このような経験も研修の場ならではです。今後も、皆さんに発表の機会を設けますので、是非とも挑戦してみてくださいね。ではでは!


●初めての発表は誰もが緊張するのだ●.jpg

●初めての発表は誰もが緊張するのだ●


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●それでもいつも笑顔で溢れていた!●


(米山サービスエリアのお食事処は意外と美味い!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:09| 島根 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

奮闘記・第366回 訪問介護員/新潟県

●2008年11月11日● 新潟県新潟市・新潟ユニゾンプラザ


新潟県ホームヘルパー協議会

平成20年度
 
新潟県訪問介護員資質向上等推進事業

訪問介護計画作成・展開研修

(1日目)



 新潟県ホームヘルパー協議会では、「サービス提供責任者の職にない」、中堅職員に対して毎年スキルアップ研修を行っています。

 今年度、新潟ホームヘルパー協議会では、開催会場を、新潟と、長岡の2か所で開催するのですが、今回、新潟会場の初日は、なんと国が指定した「介護の日」でありました(笑)。
 
 偶然とはいえ、恐ろしい。

 まぁ、今日は11月24日で、佐藤は、長岡会場の研修のために、長岡のホテルに入りました。

 さて、話は「介護の日」に戻します。ちなみに、厚生労働省においては、“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”(長い……)として、「11月11日」を「介護の日」と決めたそうな。


 ※平成20年7月27日の「福祉人材フォーラム」において、厚生労働
  大臣より発表されました。



 そもそも、11月11日を介護の日と決めた理由は、「いい日、いい日、毎日あったか介護をありがとう」を念頭に「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂あわせとしたとのこと。

 佐藤は、研修が始まるにあたり、皆さんに「何の日」なのかをうかがってみました。ほとんどの方が知らなんだ(いいよ、知らなくても)。

 ふふん、まぁ初年度ですからねぇ〜。仕方がないのかもしれませんが……。きっと、誰もが、介護保険制度と同じく、「介護」の現実が目の辺りに来たときになって初めて「介護の日」の存在を理解できるのかもしれません。


●緊張しながらも研修がスタート!!●.jpg

●緊張しながらも研修がスタート!!●



 さて、研修です。本日は、対人援助技術で一番大切な「自己理解」を深めていきます。


●研修方法
 ・自己理解・他者理解
 ・エゴグラム(自分のパーソナリティーを認識できる)
 ・ストローク(他者とのかかわり方の傾向性を認識できる)


 自己理解・他者理解を考える時間をもち、他者と相談援助を活用して、互いの幼い頃の思い出話を語り合って頂きました。

 お互いに初対面のかたが多かったので、初めは緊張をされていた様子。佐藤はなかなか、自己開示をしないなぁ〜と心配しながらみていました。


●自己理解を深める●.jpg

●自己理解を深める●


●階上から見える風景、東洋のベニス?●.jpg

●階上から見える風景、東洋のベニス?●


●書籍販売担当のお人(三度の飯より仕事が好き?)●.jpg

●書籍販売担当のお人(三度の飯より仕事が好き?)●


 だけど、皆さんは、この演習で、何かを見出したようで、その後は休憩時間がくると、なんなく、グループの中で語り合えるようになりました。

 ふう、ひとまず良かった。なんせ、研修が始まるまで、まるで針のむしろに座らされたかのように、ピリピリした雰囲気がありましたからねぇ(笑)。ようやく皆さんの緊張がとけて佐藤も安心しました。

 午後からは、自己分析をして頂きました。皆さんは、エゴグラムやストロークを作成しながら、自分の性格や、他者とのかかわりを見つめ、自ら、自分の中にある困りごとと向き合うことができたようですね。

 佐藤は、いろんな県に出向いて研修を担当させていただいておりますが、新潟ヘルパー協議会のように、訪問介護員の研修にこんなに時間をさいて、系統立てた研修を行っているところはまずないでしょう。

 これは、新潟ホームヘルパー協議会が、ヘルパー教育に力を注いでいるという証ですよねぇ〜。ホームヘルパー協議会の運営は、ヘルパーさん、あるいは事業所の会費で賄われているのです。

 だから、それ相当会員に支えようという意思と力がなければ維持はできないと思います。

 このような、底力を目の当たりにすると、ヘルパーさん達には、凄い力(パワー)が秘められているように思いました。これから出てくる成果も楽しみです。ではでは!


●研修後の風景(縁起がいいのか、悪いのか)●.jpg

●研修後の風景、縁起がいいのか、悪いのか(笑)●


(研修は続く!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:56| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

奮闘記・第365回 訪問介護員/群馬県

●2008年11月9日● 群馬県渋川市・パース福祉専門学校


群馬県ホームヘルパー協議会

訪問介護員テーマ別技術向上研修

サービスの質を高める

訪問介護記録の書き方・活かし方



 群馬県ホームヘルパー協議会さんでは、訪問介護員テーマ別技術向上研修を実践されています。この日も、午前中は記録の書き方の研修を行い、午後は介護技術の講習を開催するとのことでした。

 いや〜、このように独自の研修を積極的に企画し、しかも、同じ内容を県内4箇所の会場で開講するというのだから、事務局の方々のヘルパーさんの能力を維持向上したいという情熱が伝わってきますよねぇ〜。


●会長の挨拶で研修がスタート!●.jpg

●会長の挨拶で研修がスタート!●


●佐藤も自己紹介●.jpg

●佐藤も自己紹介●


 だから、佐藤も、ご期待に沿うように努めねば! まずは、皆さんに、「記録とは何か」です。記録には何を書くのかを、ワークシートを活用して箇条書きに書き出して頂きました。

 
 すると、


 ・利用者の状態(血圧・体温)など
 ・自分がしたこと(掃除・洗濯)
 ・利用者が行ったこと、伝えたこと。

 
 などなど。

 もちろん皆さんの書いてくれた内容は間違ってはいません。1人の利用者にかかわっているヘルパーが、1人の利用者の記録を書くためには、かかわるヘルパーが同じような物事の見方や、とらえかたや、考え方、表現の仕方を統一する必要がありますから。

 そこで、まずは、皆さんが、自分がどのような物事の見方をするのかを認識して頂くために、自分はどのような人間だと思っているのかを書き出してもらいました。

 自己理解・他者理解のスタート。皆さんはこの自己理解の時間と、他者理解の時間を通して、自分と他者とは物事の見方や、捉え方・考え方・表現のしかたが違うということに気づくことができました。



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●自己理解・他者理解を深める●


 佐藤は、そこで、このように物事の見方や捉え方・考え方・表現の仕方が違うので、本来はサービス提供責任者から利用者の記録について、何をどのように記載するのか指示を受けることが大切であるということを伝えました。

 さらに、ヘルパーとしても、自分のしている援助を文字化していく必要性をつたえました。そして、記録を書く目的と、意義について資料を活用しての講義です。

 その後、ロングラン上映(笑)、動画「勝浦さん事例」を活用して、ヘルパーのしている援助について、ワークシートに個別に記入して頂き、その後グループで語り合って頂きました。


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●熱心に聞き入る参加者の方々●


 皆さんは、どうも記録を完結にすることに主眼がおかれていたのでしょうか、文章を完結させたいご様子。だけど、ヘルパーの援助はそんな簡単に完結させることなんか出来ないのではないでしょうか?

 見守る・声かけ・安全確認……、などでは、ヘルパーのしている援助とは言えないのです。つまり、


 何を、どのように声かけをしているのか。

 何を、どのように見守りをしているのか。

 いつ、どこで、誰が、なぜ、どのように、
 何をしていることが安全確認になるのか。


 このことにあてはまる言葉を探し出すのがまた大変(笑)。そこで、佐藤がグループをまわってヒントを出していきました。すると、皆さんは「なぁんだ!そんなことでいいんですか!!」とおっしゃる。

 いやはや、それこそがヘルパーのしている援助というもの。皆さんは、何を書けばよいのかがわかったら、その後は的確に文章にすることができましたね!

 最後に回答例を読み上げました。すると、なるほど、まさしくその通り。しかし、ここまで書くのは面倒だぁとの本音も聞こえてきました(笑)。

 そうそう、自分のしている援助を文章化するということは非常に面倒なことなんですよ。ブログも同じ、誰にも頼まれていないけど(爆笑)。

 さてさて、皆さんも記憶が確かなうちに自分のしている援助を残してくださいまし。


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●手にしているのは何だろう?(笑)●


(どこまでも続く17号は渋川も通っているのさ〜の項、終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 12:36| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

奮闘記・第359回 訪問介護員/東京都

●2008年10月31日● 世田谷区三軒茶屋・三茶しゃれなあど


世田谷区福祉人材育成・研修センター

介護技術スキルアップ研修

「介護記録の書き方」



 世田谷区福祉人材育成・研修センターさん、では介護職員のスキルアップ研修を定期的に開催しているそうだ。

 しかも、この研修は、世田谷区の介護サービス従業者研修として認定さていて、参加実績を登録されるという。

 それを事業所単位で参加実績として、公表するというのだから、素晴らしい。次の改定で介護報酬も上がるが、選別する目も当然、厳しくなってくる。
 
 もちろん、誰もが、無条件でその恩恵にあずかれるわけではない。ここでも勝ち残る必要があるのだ。

 その足場ナラシとしては、世田谷区での取り組みは有効である。きっと、参加する人も、事業所も学ぶ意欲も増すに違いない。


●事務局からの挨拶で、いよいよ始まる!●.jpg

●事務局からの挨拶で、いよいよ始まる!●


 さて、今回は「介護記録の書き方」研修。この研修は、介護記録には「利用者の状況を記す」と「提供したサービスを記す」の2つの目的がある。

 しかし、なぜ、記録を残さないといけないのか? 記録には何をどのように書けばよいのか? 改めて考えると不安だという人々は多い。

 そこで、今回の研修主旨として、まず「記録を残す目的」「記録の内容」「記録の記入方法」を再確認する。

 各自が記録について自己点検をおこないながら、「自分たちの実践と記録に自信をもつことができること」を目的にしました。

 まず、介護記録の研修と聞くと、皆さんはすぐに記録の書き方の演習が出来ると思っているかもしれませんね。

 しかし、自分の行ったことを書き残すためには、まずは、援助を行う人が、自分がどのような物事の見方をしているのかを認識する必要があるのです

 例えば、利用者さんの行動や状態を見て、それが円滑に進んでいない時、その状態を「ぐずぐずしている」ととらえるのか、「しっかりと慎重に行っている」ととらえるのかでは、記録の役割の意味が違ってきます。

 そこで、まずは、皆さんが、どのような物事の見方をするのかを書き出して頂きました。そして、十分に自己理解をふかめ、他者とかかわる中で、他者を理解する方法も体験して頂きました。


●グループ討議に参加(乱入?)●.jpg

●グループ討議に参加(乱入?)●


 その後、いよいよ、「勝浦さん事例」を活用します。映像を眺めながら、ヘルパーのしている援助を記録して頂きました。すると「見守り」とか、「声かけ」などと書いてくれました。

 そこで、佐藤は、何を「見守っている」のか。どのような「声をかける」のかを明らかにする必要があることを伝えました。


●映像を見ながら記録を書いてみた(やかましいヘルパー役は誰?)●.jpg

●映像を見ながら記録を書いてみた(やかましいヘルパー役は誰?)●


 すると、「転ばないように見守る」「つまづかないように声をかける」「うまく干すことができるように声をかける」等。ヘルパーのしていることが具体的に見えてきました。

 そうそう、その調子! 自分達のしていることは、自分ではわかっていても、他者が読んでみて情景を思い描くことができないと記録とはいえないのです。

 さらに、記録として残すためには、常に利用者の状態や、言動に興味を持って援助することの大切さを伝えました。


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●ワークシートは文字で溢れていた!●


 また、記録を書くときに「出来ていないこと」ばかりに焦点を当てるのではなく、「出来ていること、していること」を記録に残すことの重要性を伝えました。

 記録の書き方に悩む時があったら、今日のワーク資料を見直してくださいね。そこには、きっと、ヒントが隠れていることと思います。その気持ちを込めて作りました。ではでは!


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●テッド君と・このみちゃん(呉出身)も応援!●


(三軒茶屋の沿線に松陰神社があるぜよ!の項終わり。To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:36| 島根 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第358回 訪問介護員/東京都

●2008年10月30日● 東京都北区・赤羽開館〜中央工学校ホール


宝ホームケアーサービス

スキルアップ研修「職業倫理」



 今年度、佐藤は、宝ホームケアーサービスさんで、定期的に訪問介護員(ヘルパー)のスキルアップ研修を実施しているのです。

 前回は、「記録の書き方研修」を、ヘルパーさんを一堂に会して中央工学校ホールにて行いました。

 今回は、1人でも多くのヘルパーさんに参加していただけるようにと、会場を赤羽と王子に分散しました。

 そして、時間も午後と、夜の2回に設定して、開催されたのです。今回の研修テーマは「職業倫理」について。

 初めに、参加者の方々に、自分はいくつまで生きると思うのか。その年齢と、なぜ、「その年まで生きると思うのか」その理由を書いて頂きました。

 佐藤は、皆さんがワークシートに記入し始めたころに会場をまわりました。そして、うにうにと歩きながら、皆さんの記入した数字を観てまわりました。

 すると、99歳から、65歳まで、という幅がありました(笑)。いやはや、皆さんは開口一番自分の死について考えさせられたのでさぞや驚かれたことでしょう。

 佐藤は、自分の最後の瞬間を考えて頂くことで、人間の尊厳について身近に感じて欲しかったわけです。

 次に、将来、自分も年をとり、自分のことが自分でできなくなった時、果たして「どのようなヘルパーさん」に来て欲しいと思うかを考えて頂きました。

 まずは、自分で考え、グループで話し合い、発表して頂いたのです。


●赤羽会場は、グループワークが盛り上がった●.jpg

●赤羽会場は、グループワークが盛り上がった●


●書記が発表した●.jpg

●書記が発表した●



■来て欲しいヘルパーさんとは
 
 ・笑顔にあいさつができる人
 ・自分のやりかたではなく、私のやり方を尊重してくれる人
 ・美味しい料理がつくれる人
 ・ウソをつかない人
 ・丁寧に掃除をしてくれる人
 ・やさしい人
 ・清潔感のある人
 ・介護技術を持っている人
 ・わからないことに答えてくれる人


などなど。次に、この皆さんが思い描いた「来て欲しいヘルパーさん」像に対して、自分が「出来ていること」「出来ていないこと」についてKJ法を活用し、明確にして頂きました。

 そして、出来ていることを維持するためにどうするか。出来ていないことを改善するためにどうするのかを考えて頂きました。


●王子会場では、会場に溶け込んだ●.jpg

●王子会場では、会場に溶け込んだ●


●皆さんの意見を集約する●.jpg

●皆さんの意見を集約する●




■維持・改善するために

 ・訪問時に鏡をみて笑顔の練習をする。
 ・ヘルパーの考えだけを先行せず、一緒に考える。
 ・おむつ交換の練習をする。
 ・介護保険制度について勉強する。
 ・常に清潔感を意識する。
 ・ヘルパーの自覚を忘れない。


などなど。最後は、宝ホームケアーサービスさんのサービスマニュアルから、職業倫理の部分を抜粋して、読み上げながら解説をいたしました。

 そうなのです。皆さんの働いている事業所には、このような素晴らしいマニュアルがあるのですよ。

 ですから、時には、マニュアルを読み返してみるのも良いのではないでしょうか。


●うにうにと会場を巡る●.jpg

●うにうにと会場を巡る●



 今回の研修は、2箇所の会場で開催されました。赤羽会館・会場では、教室の床がフラットな施設でしたので、グループワークが盛り上がることができました。

 中央工学校ホール・会場では、施設がホール形式なので、グループワークとはいきませんでした。それでも、皆さんは隣同士で、話題を共有し、講義の、最後の頃には会場がひとつになって団結することができていましたねぇ(笑)。

 さてさて、これからは寒い季節となりますね。皆さん、どうぞご自愛しながら、活躍してくださいませ。ではでは!


●合間に、北とぴあ17Fのレストラン「山海亭」で夕食●.jpg

●合間に、北とぴあ17Fのレストラン「山海亭」で夕食●


(研修ダブルヘッダーでも手抜きなし!の項、終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:11| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

奮闘記・第326回 訪問介護員/静岡県

●2008年9月19日● 静岡県熱海市

財団法人長寿社会開発センター

平成20年度

訪問介護員(ホームヘルパー)特別ゼミナール

訪問介護における接遇・対人援助

〜理解と実践〜



 今日の研修は財団法人長寿社会開発センター主催、訪問介護員の方々への研修である。会場は熱海後楽園ホテルなので、早朝のこだまで熱海へ向かった。

 この研修は、佐藤の出番はこの1日であるが、日程は2日間でおこなわれている。だから、参加者は前日から泊りがけで参加しているのだ。参加者は、全国から98名とのこと。

 主催者からは、この研修は定例化され、毎年おこなっているとのこと。ただ、参加者は年々減少傾向にあるのはここでも同じである。

 まぁ介護業界の流れを考えると仕方がないのかもしれない。なにしろ、ヘルパー、いや介護福祉士を含めて、介護職自体が減ってきていると考えられるのだ。はて、このままで在宅介護は大丈夫なのだろうか?

 そんなことを考えながら、壇上に登った。高い壇上は苦手である。しかも、今回は大舞台、スポットライトが容赦ないのだ(笑)。


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●研修開始!●



●研修でおこなった内容
 1、自己理解・他者理解
 2、ストロークを意識しよう
 3、困難事例に対する対処方法

 自己理解については、自分が「どのような人間であるのか」を考えてもらい、自分が持っている価値観や、道徳規範について気づいて頂いた。

 他者理解については、2人1組になってもらい、自分について語り、他者について聞く、という形の演習をおこなった。

 佐藤は、この演習時間中に、会場内を歩きまわり、皆さんに接近。会話内容や、表情を垣間見ました(笑)。


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●会場内をまわりながらかかわり●



 そこで、佐藤が感心したのは、多くの皆さんは、すでに相談援助の技術が身についているということです。つまり、プロとしての場数を踏んでいるということでもある。

 聞き上手であり、話し上手でもある。会場は、皆さんの話す声で、にぎやかに満たされ、皆さんの発するエネルギーでさらに暑くなりましたからねぇ(そう、この日はまだ暑かったのだ)。

 十分に語り合い、お互いに自分が相手に抱いたイメージを伝え合って頂きました。

 相手に自分が抱いたイメージを、素直にそのまま伝える、という行為が、いかに照れくさいことか(笑)。


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●グループに溶け込んでのかかわり●


 反対に、相手が伝えてくれる言葉に対して、否定したり、「抵抗」したりしないで、「どうも、ありがとう」と素直に受け取るのも、照れくさいことでしょう。

 中には、相手から伝えられた言葉で、「よく自分のことをわかってくれました」と感じて、感激のうれし涙を流された方もいました。

 実は、心理学(交流分析)では、このような行為をストロークの交換といいます。佐藤は、皆さんにストローク表を作成して頂き、自分の傾向性をみつめて頂きました。

 ストローク表は、自分の存在価値や、他者の存在価値をいかに大切にし、お互いの関係性をディスカウントしていないかということを測る指標となるもの。

 まぁ、対人援助をする人が、自分の存在価値や、他者の存在価値をディスカウントしていたら、それこそ「接遇」なんか成り立たちませんもの。

 対人援助をおこなう人は、このストロークの存在を意識することが、接遇の第一歩になるのです。

 続いて、佐藤がストロークの意味をパワーポイントで説明する。すると、「ありゃりゃ、自分を値引きしているよ」などと言いながら、苦笑された方もいました。まさに●ドバシカメラ状態でした(笑)。

 まさに、利用者に援助をおこなっている皆さんが、自分の存在をディスカウント(値引き)してしまっていたら、利用者さんは誰を頼りにして良いかわからなくなるでしょう。

 だから、援助を提供している皆さんは、まず自分自身の存在を大切にする必要があるのです。


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●どうやって開けるのか?自分の価値観を再認識●


 最後は、皆さんから事前に出してもらった、いわゆる「困りごと」に対する事例検討しました(扱ったのは介護予防の事例)。

 利用者さんは、介護保険制度の理解が足りない。そして、地域包括支援センターのプランナーが作成する介護予防・支援サービス計画は、自立支援というよりも、むしろ利用者のいいなりプランであるとのこと。

 その中で、サービスを提供している訪問介護事業所が、介護保険制度の適正化の狭間に立たされ、サービス提供責任者は、対利用者・対ヘルパー、関係機関との各調整に奮闘されているという事例でした。

 事例提供者は、このような由々しき事態に相当ご立腹の様子。佐藤も、このような現実を聞くと、介護予防・支援サービス計画のプランナーに、利用者としっかり向き合って作成して欲しいと感じてしまいました。ただ、難しいのは当然なのですが。

 事例提供者の方々は、このような状態でも、利用者を困らせないために必死に対応していこうと考えられていました。

 サービス提供責任者の役割には介護報酬もついていない。なのにこのような対応をできるということは素晴らしいことです。

 参加者の方々も、事例提供者の話を熱心に聞きながら、深くうなづかれていましたね。

 さて、佐藤は、皆さんからいただいた事前アンケートから、皆さんの困りごとについて、一人ひとりにコメントを入れて、返させて頂きました。本来ならば、個々の皆さんと語り合ってコメントやアドバイスが出来ればよいのですが時間の関係でそれは無理。

 ただ、皆さんが書いた文章から想定した答えでありますから、はたして皆さんの望む回答になっていたかはわかりませんが、少しでも力になれたなら幸いです。季節の変わり目、皆様ご自愛ください。ではでは!


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●事例検討が白熱●


(この項、終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 19:22| 島根 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

奮闘記・第071回 訪問介護/東京都

●KeyWord● 記録を残す役割

株式会社日本ケアプラザ

「介護記録の上手な書き方」援助を言葉に

〜訪問介護員のおこなう援助を文字化しよう〜


(2007年11月5日 東京都文京区)



 今回は、SILサービス向上研修会からの依頼は、「介護記録の上手な書き方」。この研修会は定期的に開催されているもので、参加者の方はいわば自己研鑽の場となります。
なにしろ、自主的参加! だから、皆さん意欲満々の方々ばかりです。佐藤も皆さんの勢いにつられて初めからハイスピード。なんせ、伝えたいこと・やりたいことが、山ほどあるからね!(笑)

 まずは、訪問介護員に課せられている「記録を残す役割」について、介護保険法の理解や訪問介護の展開法などについて、資料を活用して講義。

 さらに、記録を書くときには主観的情報・客観的情報・アセスメント・計画など、自分の書きたいことを整理して記載する手法についても詳細に説明を加えました。

 次には、「勝浦さん事例」の動画の台本を活用して、ヘルパーのしていることを各自で考えていただきました。」だけど、実際に書こうと思うと具体的に表現するのが難しい。

 だから、みんなで動画を見ながら、ヘルパーのしている援助を言語に変えて話してみました。これも、なかなか難しかったようでしたが、佐藤が「このようなことではないのかしら?」とアドアイスをしたとたん、皆さんの中で、何かがピーンとはじけました。そうそう、それは「〜せねばならない」という考え方です。

 あまり、型にはめ込んで窮屈になる必要はないんだよね。ただ、「見守る」という言葉だけを記録に書くのではだめ。そこには「うまく食べることができるように」「転ばないで歩けるように」など、ヘルパーの「目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り」を言語にして書く必要があるわけですよ(笑)。

 はてさて、これにてしまい、と思いきや、担当者の方から「先生、21:00までですが・・・・・・。」との声。「あちゃ〜。なんだぁ!あと30分もあるではないか!!」

 時間を短く見積もっていた私が悪い。さてとモチベーション再起動!

 まだ、時間があることが判明したので(はじめから判明していたことではあるが)、ヘルパーさんのしている援助について、更に具体的な言語に置き換えて紹介をしていきました。

 皆さんは、佐藤が、具体的な援助方法の記載内容を語っていくと、「それ、もらった」とばかりに熱心にメモをとってくれていました(笑)。

 これにて、リアル終了(ルー大柴的)。さて、実践してみてどうだったか。ぜひ、感想を聞かせてくださいませ!!!


PS.
 研修終了後に担当者の方から、引き続き研修依頼がありましたので、再度みなさんとかかわれそうで〜す。次回も同じ時間に、同じ場所であいましょう!!!

(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 14:43| 島根 ☔| Comment(1) | TrackBack(1) | 訪問介護員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする