2006年11月08日

今週の応援現場32日目 大阪編

2006年11月4日 土曜日



於:大阪社会福祉研修センター

(財)総合健康推進財団九州事務局

「介護予防対応、介護予防訪問介護計画作成講座」の巻


 本日は(財)総合健康推進財団が企画をしてくれた(全国22箇所研修)「介護予防対応、介護予防訪問介護計画作成講座」の初日です。

 開始は10時ですが9時過ぎには参加者の方が集まり始めて最終的には、訪問介護事業所のサービス提供責任者の方々が総勢40名集まってくださいました。テキストは、拙著『改訂新版 よくわかり、すぐ使える 訪問介護計画のつくりかた』(日本医療企画・刊)を使用させていただきました。

 参加者の方々は、以前の旧版を持参していただいた方もいらっしゃいましたが、今回の研修は、改訂新版で新たに書き加えた「介護予防」の部分を使って説明しますので新たに購入をしていただきました。

 スタート時には、参加者の方々の経験年数について確認をしました。なぜ、経験年齢を確認するか?というと、参加者の方が、この研修に参加して何を学びたいのか、を確認する意味もあるのです。

 当然初めての方はこの研修から、何を学べるかを期待している部分もあるでしょう。
しかし、経験を積んでいる方々は、逆に参加する目的があるはずですから、本日の会場の参加者は、サービス提供責任者になったばかりの方が多く、しかもなったばかりという方も数名いました。

参加する目的はサービス提供席の責務に関することを知りたい。具体的な介護予防訪問介護計画書の書き方を知りたい等でした。
 このように、参加する動機は様々ですが、皆さん真剣に佐藤の研修を聞いてくださり、話している佐藤のほうが緊張してしまいました(笑)。

 佐藤は主に関東地方で研修をおこなう機会が多いのです。ですので、関西の訪問介護事業所の現状についてはあまり詳しくはありません。
 しかし、大阪のサービス提供責任者の方とかかわってみて関東も関西も地域差がないということを知りました。つまり、どちらもサービス提供席任者の方々は人間的に優しく、あたたかい。にもかかわらず、仕事では冷遇されている、という現実はどこでも変わらないということです(苦笑)。

 午前中は「訪問介護の展開法」を必要な帳票類について、説明を加えながら話しました。実際現場では、訪問介護事業所の管理者が、つまりサービス提供責任者に任命する人々が、サービス提供責任者の仕事内容を把握していないこと。サービス提供責任者に任命された人々がその責務を遂行する場合に、自分自身が積極的に「サービス提供責任者の仕事を勉強していくこと」の大切さを伝えました。

 午後は日本介護福祉学会で発表した「サービス提供責任者の責務」の調査研究報告と、あわせて訪問介護計画の作成をしていく視点について話をしました。
 コーヒーの入れ方や洗濯物の干し方では、サービス提供責任者として訪問介護員へ指示する書類(ケア手順書)を詳細に書かなければならない必要性を認識できたようでした。

 参加者の皆様。今日の研修に参加してくださり本当に有り難うございました。現実、体制が整っていない中で、今回の学びをすぐに実行したいと思っても無理があるでしょう。とりあえず、自分のまわりにいる人々(管理者も含めて)その方々の存在を頼りにして見ましょう。

 そう、できることからのスタートです。時間はかかるかもしれませんが、あきらめないでくださいませ。また、困ったらこのブログを見て思い出してくださいね。いつでも佐藤は応援していますよ!!!

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図1 会場で受講生と語り合う佐藤


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図2 知る人ぞ知る、佐藤のイベント


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図3 講義に熱が入る佐藤


(つづく)
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2006年11月01日

今週の応援現場27日目 新潟編

2006年10月20日 金曜日



於:新潟県ホームヘルパー協議会

訪問介護計画書作成・展開研修5日目



■訪問介護計画作成からモニタリング、ケアカンファレンスまで、一連の流れについて

 いよいよ、佐藤の研修も最終日となりました。佐藤の研修は、ワークショップ形式が中心です。そのため自ずとグループ討議が多くなり、何回も同じメンバーでグループワークをおこなっていくと、グループのメンバー構成によっては、積極的に発言する人、自分の意見を出せない方など出てきてしまい、グループ討議がパターン化する傾向は否めません。
 
 しかし、今回の参加者はそのような場面がなかったので(素晴らしいことです)、グループのメンバーを入れ替える必要はありませんでした。

 昨日、途中まで作成した利用者の「できること、できないこと」に対して、訪問介護員さんがおこなっている「目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り」を文章の中にちりばめながら、訪問介護計画書を作り上げてみていただきました。

 最初は「こんな細かなことを書かなくてはいいけないの?」と悲鳴をあげていた人も、自分の行っている援助が文字化されてくるにしたがって、うれしそうに「次はこうではないの? ああではないの?」と文章をつくっていましたねぇ。皆さんの理解力や文章を作成していく能力の素晴らしさには佐藤も感銘を受けました。

 一休み後、皆さんにそれぞれの成果を発表していただきました。黄色い模造紙が、まるで原稿用紙のように文章で埋まってしまいました(笑)。まさに「おみごと!」のひとことでした。

 グループ発表の後で感想を聞くと、今日は張り切って考えられたけれども、これを実際に一人で考えることができるのかしら?と不安な声もありました。

 そこで、皆さんに自分を大切にする勇気を持っていただくために、佐藤が、(株)ヒューマンスキル開発センターの絵本、『勝者と敗者』を朗読しました。20分もの長い朗読になりましたが、皆さんは静かに耳を傾けて真剣に聞いてくれました。まぁその感想を皆さんにうかがうことはしませんでしたが、果たして勇気を与えてあげられたかしら?
(もちろん、佐藤の力ではなく本の力ですが...。)

 午後からは、モニタリングと評価の説明をしました。皆さんが不可視的な介護行為(援助)を可視的(文章化)にすることによって、モニターする部分が表面に出てくること、そうすることで初めて「モニター」(測量)ができることを伝えました。

 その後、以前このブログでも紹介した「ちょっと青空」のビデオを見ていただきました。参加者の方々は、ビデオを見ながら時々苦笑したり、爆笑したりしながら、「援助」についての認識を深めてくれたようです。

 最後に修了証書の授与式です。皆さん、ようやく終わって安堵の笑みを浮かべておりましたね。佐藤もホッとひと安心でした。皆さん、何か悩み事にぶつかったら、今まで学んだことを振り返ってみてください。きっと自信と誇りを持てますよ、これだけやれたんだもの!

 そして、困ったときには、まず自分自身を大切に取り扱って! 自分の主人は自分自身なのだということを忘れないでください。皆さんにとって、自分はこの世の中でただ一人独自の存在であり、決して損なってはならない価値をもち、それぞれ素晴らしい能力・力・可能性を持っていることを認識して生きていくこと、そして他者に対しては尊敬と敬愛の気持ちを持ってかかわること、その人と深いかかわりあいを持つようにつとめることが重要なことですよー。
(あいかわらず、長くてすみませんが大事なことなのです!)

[※参考:ヒューマンスキル開発センター「自己成長への旅立ち」より]

図1 新潟・研修成果物(1).jpg

図1 新潟・研修成果物(1)


図2 新潟・研修成果物(2).jpg

図2 新潟・研修成果物(2)


(つづく)
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今週の応援現場26日目 新潟編

2006年10月19日 木曜日



於:新潟県ホームヘルパー協議会

訪問介護計画作成・展開研修4日目


■訪問介護計画書の作成方法

 本日は、今回の研修のメインテーマでもある訪問介護計画書のつくり方についての研修です。まず、最初は皆さんに訪問介護員がおこなう「サービス」について考えていただきました。参加者の方々は、「エッ!サービスって、あのサービスだよね?」などといいつつも、各自自分で考える時間がスタートしました。

 その時間で、サービスとは利用者のできないところを援助すること、利用者や家族が喜んでいただけるように手伝うことなど、様々な考えが飛び出していました。その後にグループ討議に入りました。まず、自分で考えて、グループで考える、という佐藤の導き方に参加者の方々もすっかり慣れてきたようです。
 
 さて、グループ討議がはじまると、皆さんそれぞれが、生き生きとした表情で自分の考えを他者に伝えていました。その後、グループの考えをまとめていただき、グループ発表
をしていただきました。13グループありましたが、もちろんそれぞれのグループの「サービスについての考え方」があってよいのです。しかし、皆さんの考え自体は間違っている、とはいえませんが、まだまだ具体性が足りませんでした。
 そこで、皆さんの答えに出てきた「援助とは何か」について考えていただきました。そうしていくうちに、結構具体的な答えになってきました。

 まず、援助とは「その方のできないところをできるようにすること」「その方のできないところを汲み取りさりげなく手助けすること」などいろいろ意味ある言葉が出てきましたね。それを受けて、佐藤が考える援助についての解説をおこないました。

 援助とは「その人のできないことは、どのようなことなのか。そのできないところを、どうすればできるようになるのか。できていることを、さらにできるようにするにはどのようにすればよいのか。さらに、できないところを自分でしたような気持ちになるようにすればよいのかを双方で考えながら行うこと」と説明をしました。
 
 そして、パワーポイントを見ていただき、その人らしい「洗濯物を干す行為」とは、どのようなものかを視覚的に理解していただきました。皆さんは「うんうん」とうなずいて見ていたようです。

 次は、いよいよ参加者の方々から、提供していただいた事例の検討です。事例を読み込み、それぞれの人(利用者)のできること、できないことを考えていただきました。
 事例はあくまでも事例提供だから、この事例に振り回されないで人物像を思い描いていただけるように、と導くつもりが、なかなか目の前の対象である“事例の人そのもの”から、考えを切り離すことは難しいようでした。

 そこで、参加者の皆さんに購入していただいた拙著『改訂新版 よくわかり、すぐ使える 訪問介護計画書のつくりかた』(日本医療企画・刊)を参考にして、不可視的介護行為についての説明をしました。
 すると、視点が開け、何をどうして行くことを求められているのかを理解でき、事例の方の立場に立ち、できること、できないことを思い描くことができたようです。皆さんの思いや考えを、模造紙に色とりどりの付箋にこめて、作業を進めました

 しかし、残念ながら時間が来てしまい、本日の研修はここで終了となりました。明日はいよいよ、このできること、できないことに対して、それぞれの援助方法を表現し文章化していきます。皆さんおたがいの力を頼りに仕合いながら、結果だけを求めず、作業を楽しんでくださいね。

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図1 新潟・研修風景(1)


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図2 新潟・研修風景(2)


(つづく)
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2006年10月26日

今週の応援現場25日目 新潟編

2006年10月18日 水曜日


於:新潟県ホームヘルパー協議会

訪問介護計画作成・展開の研修3日目



訪問介護の展開法(訪問介護員の役割)


 先週に引き続き、また今日から3日間の日程で新潟県の訪問介護員の方々とかかわります。まずは、ブログに前回かかわった内容を出没記録としてアップしたところ、参加者から書き込みをいただいたのでお礼をひとこと。

      
「会場にいる誰かさん♪、コメントありがとう!」


 佐藤は、単にブログで、仕事でかかわった方々について語るだけではなく、語り合いたいのです。
(といっても質問コーナーではありませんよ。悪しからず!)

 さて、本日は新潟県ホームヘルパー協議会さんと?日本医療企画さんの協力を得て、書籍を販売しました。あわせて?ヒューマンスキル開発センターの『自己成長への旅立ち』、絵本『勝者と敗者』を販売させていただきました。

 拙著『よくわかり、すぐ使える 訪問介護計画書のつくりかた』(日本医療企画・刊行)の改訂新版をテキストに使用するということもあり、皆さん、熱心に書籍コーナーを眺めて本を購入してくださいましたね。ありがとう!

 さて、本日のテーマは「ケアマネジメント」と「訪問介護の展開法の理解」についてです。まずは、居宅介護支援事業所と、訪問介護事業所の役割の違いについて説明をしました。一番大切なことは利用者の存在を「お客様」として認識すること。電話のかけ方、玄関の入り方や、あいさつの仕方など、「接遇」について話しました。

 参加者の皆さんは、佐藤の発する言葉を「一言も聞き逃さないぞ!」というくらいの熱いまなざしで、佐藤を見つめてくれたので佐藤のほうが少々上がってしまいました(笑)。

 それはそれとして、まず訪問介護の展開法として、インテーク→ 事前訪問→ 第1回サービス担当者会議→ 介護計画(ケア手順)→ 実行→ モニタリング→ケア会議→ サービス担当者会議→ 再計画、という一連の流れを、時間をかけて話しました。

 途中、「実行」の部分では、訪問介護員さんが利用者宅で援助を行う過程において、いつ、どこで、どのようなことが起こった時、にサービス提供責任者に「報・連・相」を行うのか、をグループで話し合っていただきました。
 そして、そのような時にサービス提供責任者から、どのような対応をして欲しいか、ということも考えていただきました。
 
 その結果、訪問介護員はサービス提供責任者に「フィードバック」をして欲しいと願っていることがわかりました。実は、これは訪問介護員がサービス提供責任者に「ストローク」を求めているのです。つまり、「肯定的ストローク」や「否定的ストローク」(苦情に対しては苦情を受けた本人にきちんと伝えて欲しい部分)については、黙っているだけではもらえない、ということを再度伝えました。

 参加者の皆さんは、改めてサービス提供責任者の役割の大切さを痛感されたようでした。午後は、午前中に残ってしまったグループ発表をしていただきました。

 しかし、会場内には、昼食後ということもあり、いずこも同じく「まったり」とした空気が流れ込んできます(食事の後は眠くなりますからね〜)。ですので、早めに休憩(プチ睡眠?)をとりました。
 
 さて、少々元気を回復したところで佐藤のお得意の、「相談援助技術!」の説明をしました。例のごとく「バイステイック7つの原則」を、身をもって説明しました。
 (知っている人ぞ知る、この膝の痛さ(笑)。)
 
 また、先日行った「エゴグラムやストローク」なども交えて自分の人柄が他者に与えるかもしれない影響力と、自分に与えるかも知れない影響力があるということをあわせて説明することができました。
 最後は明日へつなげるメッセージ(計画書作成は明日)、「コーヒーの入れ方」及び「洗濯物の干し方」の手順について考えていただきました。参加者の皆さんは自分がいつも行っていることでも、いざ、文章で表現するとなると難しいことが実感できたようです。
 さて、いよいよ明日は「訪問介護計画書」を作成しますよ〜。

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図1 新潟研修風景(1)


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図2 新潟研修風景(2)


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図3 新潟研修風景(3)


(つづく)

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今週の応援現場24日目 墨田区編

2006年10月16日 月曜日



於:墨田区介護事業所連絡会

効果的にモニタリングを行い、

効果的にサービス担当者会議に参加する手法について



モニタリングと評価の違いを認識する


 今日は、第1回8月11日、第2回9月15日、そして本日第3回をもって修了とする、墨田区介護事業所連絡会様の「サービス提供責任者向け研修シリーズ」の最終日です。
 この研修は、墨田区区役所の13階の大会場で行われ、夕方18時半ごろから2時間かけて行ってきました。

 8月に始めたころは、夕日に映える隅田川を眺めながらの開始という、ちょっと風流な感じがしたものですが、今日始める頃はさすがに10月、すでに会場の外も漆黒の闇に包まれ、時間が流れ、季節も変わったことを感じずにはおれません。

 この研修は、サービス提供者の方々のための、ひとつのシリーズ構成されていました。すでに、この間にサービス提供責任者の責務・訪問介護計画書の作成方法についての研修を終えました。そして、最終日の今日はモニタリングについてです。

 まず、研修に参加する目的を各自に書いていただきました。その後で「モニタリング」について、各自が現時点でどのように捕らえているのかについて考えていただきました。

 その後、各グループで「モニタリング」について考えをまとめ、発表していただきました。グループ発表では、「目標の達成の度合いを見る」「利用者の要望を吸収してくる」「訪問介護員が計画に沿って援助をおこなっているかを確認する」等々。それぞれがモニタリングの意義をしっかりととらえた意見が多く出されていました。

 またその後、介護予防訪問介護事業所の指定基準に沿って、「訪問介護の展開」についての説明を行い、「モニタリング」と「評価」の違いについて、“隅田川の防災”を例にして話しました。

 モニターとは、たとえて言えば「測定(水害の危険性についての予測)」のようなものである、と。国(自治体)は、あらかじめ隅田川の水位がどのくらいまで上昇したときに「注意」を呼びかけ、またさらにどのくらいまで上昇して「警戒警報」を出し、「避難勧告」を出すのかと、もちろん決めてある。そうでなければとてもでないが“防災”なんてできない。

 この「どのくらい」という基準が「モニターする数値」なのです。また同時に、人間の生活を“川の水かさ”のように数値化して判断することは非常に難しいでしょう。そのためには、具体的なモニタリングを実施するための、事前アセスメントの表記が重要なのです。

 つまり、「自立・一部介助・半介助・全介助」といった表記では、達成の度合いを図る数値があいまいにならざるをえません。だから、利用者の状態が具体的に「何がどのようにできるのか、何がどのようにできないのか」を表記しておく必要があるのです。

 その結果、初めて「何がどのように維持されているのか、できるようになったのか」、あるいは「何がどのように改善されたのか、何がどのようにできなくなったのか」を評価することができる、ということ等を伝えました。

 さらに、この「できること、できないこと」で重要なのは、訪問介護員の「目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り」が多くなったり、少なくなったりする部分について、つまり、「不可視的介護行為」の推移をモニターすることである、ということも説明しました。

 参加者の方々は、佐藤の使用する言語を理解し、しっかりと認識し、熱心に聴いてくれてくれました。そして、最後に日本介護福祉学会で発表した「サービス提供責任者が訪問介護員として働く時間によってその責務に対する研究発表」で使用したパワーポイントを見せて説明しました。すでにここまでで、20時15分になってしまいました。

 なんということでしょう! 開催前に主催者の方から、「今日は質問の時間を多くとってください」とから言われていたのでした。早速、質疑応答の時間としましたところ、会場の皆さんから2件の質問がありました。本当はもっともっと聞きたいこともあったことと思います。ごめんなさい!

 しかしながら、日中は仕事であり、さぞかしお疲れだと思いますが、皆さんの熱心に耳を傾けて聞いてくださる態度に佐藤もついつい熱く語ってしまいました。

 終了後、皆さんが「先生、どうもありがとうございました!」と笑顔であいさつをしてくれる態度に思わず「またねー、元気でねー。」と叫んでいました(笑)。
 皆さん、佐藤も元気をもらいましたよ。ありがとう!!!

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図1 隅田川のとある風景


図2 会場からの質問に答える佐藤.jpg

図2 会場からの質問に答える佐藤


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図3 墨田区研修風景


(つづく)
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今週の応援現場23日目 船橋編

2006年10月15日 日曜日



於:船橋訪問介護事業者連絡会

サービス提供責任者のスーパーバイザーとしての役割とその方法



まずは、他者とかかわるときの「自分の傾向性」を知って指導業務をおこないましょう!


 船橋訪問介護事業者連絡会様の研修は、おかげさまで今年で2年目を迎えることができました。前回は、まず船橋事業者連絡会の中で「サービス提供責任者部会」を立ちあげるのでそのお手伝いをしてほしいというご希望でした。
 
 昨年は、サービス提供責任者の役割や、訪問介護計画書の作成方法などを踏まえて研修をおこないました。中でも、サービス提供責任者として、連携を強めるための「サービス提供責任者部会の必要性」を伝えました。3日間かかわる中で、結果として参加者の方々から勇気のある立候補者が現れて「サービス提供責任者部会」を設立することができました。

 このような経緯の中からスタートした2年目の今年は「サービス提供責任者」向けの研修として、全3回でおこなわせていただくことになったのです。参加者は約70名。昨年に引き続いて参加している方は半数で、残りの半数の方は初めての参加者でした。

 しかし、残念なことではありますが、サービス提供責任者の“入れ替わり”の激しさに驚きました。この業界ではよくある傾向と言ってしまえばそれまでですが。
 
 さて、今年のテーマは「スーパーバイザーとしての役割」です。まずは定番の「自己理解・他者理解」について、潟qューマンスキル開発センターのツールを使用しながら、それぞれにストローク図表やエゴグラムを作成してもらい、自分の傾向性を分析していただきました。

 その結果。自分の性格は「穏やかで控えめな部分もあるがその反面、他者に対して自分の言いたいことを素直に表現できない自分」がいることや、他者が自分に対しておこなっている評価に対して「自分がわずらわしさを感じているということ」に気がついて思わず苦笑している人、自分の中にある「利用者を助けてあげたい」という気持ちを優先にして、
援助をおこなっていることが、実は利用者の自立を妨げているかもしれないことに気づいて爆笑している方もいました。

 また、自己紹介の時には、自分を語ることの照れくささや、他者の話を聞き出すことの難しさを感じていただきました。参加者皆さんは、すでにお気づきとは思いますが、他者と深い交流を持つためには、援助をおこなう者の勇気ある自己開示と、ある程度の時間的空間が必要なんだということを身をもって理解されていたようです。

 さて、自分の傾向性を知っていただきグループ内がおだやかになった頃、「訪問介護員」さんから「助けてもらっている」ことをまとめていただきました。グループワークの手法としてはKJ法でやっていただき、各自ポストイットを使用し、助かっていると思っていることを書き出していただきました。その後、グループ内で共通な項目を線で結んでいただき“島”を作成し、さらにその“島”に名前をつけてもらい、その題名から考えられる効果を抽出していただきました。

 その結果、最終的な効果は、「利用者満足」「職員満足」でした。常日頃、サービス提供責任者は、自分の業務が忙しいあまり、ついつい訪問介護員さんのおこないに対して「不平や不満」(グチ)をこぼしてしまうのです。今回のように「助かっていること」をまとめていただくと、改めて訪問介護員さんの大切さを痛感することができるようです。

 つまり大切なのは、サービス提供責任者自身が「自分の存在に自信を持つことができること」そして、「訪問介護員さん一人ひとりの能力をうまく活用」できることでしょう。
 次回からは、この部分をしっかり認識してスーパーバイザーの役割を深めていきましょうね。

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図1 船橋市研修風景(1)


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図2 船橋市研修風景(2)


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図3 船橋市研修風景(3)


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図4 船橋市研修風景(4)


 (つづく)
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今週の応援現場22日目 葛飾区編

2006年10月14日 土曜日


於:葛飾区事業者協議会様「サービス提供責任者の責務と役割」

訪問介護計画書のつくりかた


「利用者さんのできること・できないこと」を明らかにして、訪問介護員がおこなう援助を文字にしてあらわすと、あらら、簡単に計画書ができちゃったの巻(長い!)


 葛飾の事業所の方々とこうしてかかわることは久しぶりでした。顔見知りの方もいましたが、ほとんどはじめての方ばかり。佐藤の研修では、定番になっている「自己理解・他者理解」からスタートしました。

 まずは、参加者の方に「私はどのような人間だ」と考えているかを箇条書きで書いていただきました。次に最愛のダンナ様(他者)はどのような人だと思っているかを「あなたはこういう人だ」と箇条書きで書いていただきました。

 皆さん、ご自分のことはなかなか思い描くことが難しい、という方々も人々も他者のことはたくさん表現できたようです。

 自分の大切な“他者”を思いながら文章を書いていただくと、だいたいの人は「あなたは優しい」と書くのですが、今日の参加者の中には、ただ「優しい」と書くのではなく、「とっても優しい」と「とっても」という文字をつけて表現された方がいました。会場を回りながらその文字を見つけた私は思わず、「ステキね!」と声をかけてしまいました。
 そうするとその方は、「ウン」とにっこりと笑ってくれました。このように思われている最愛の方は幸せでしょうねぇ。

 その後、サービス提供責任者の責務について、私、佐藤が日本介護福祉学会で発表したデータをもとに説明をしました。そして、サービス提供責任者記録(経過記録)の重要性や訪問介護員の個別の研修記録簿について、資料を活用しながら説明をしました。
 会場からは、経過記録の書き方やつづり方、訪問介護員の個別の研修記録簿のつくり方などについて積極的な質問もありました。

 午後からは「訪問介護計画書の作成方法」をグループワークによって作成する「視点」を考えていただきました。
 その際、作成する「視点」に気づいていただくために、まず、ケア手順を意識していただきました。視点に気づいていただくためのケア手順のお題目は、「大根の味噌汁のつくり方」です。自分の家の「大根の味噌汁のつくり方」を文字にすることは難しいという声も出ていました。また、大根ひとつのきり方でもひとりひとり違いがあるということに気づいていただきました。参加者の皆さんは、利用者さんの価値観を優先することの大切さを改めて理解できたようでした。
 
 次に、自分の「洗濯物の干し方」の手順を書いていただきました。その後勝浦さん事例を使用して、勝浦さんが「できること」「できないこと」を明らかにしました。そして訪問介護員は、このような方を援助するときには具体的にどのように援助してきたのかをまとめていただきました。

 例えば、「本人が洗濯かごを持つことができない」場面では、「訪問介護員がかごを持ちます」あるいは「本人が室内の移動に自信がない」では、「訪問介護員が転ばないように見守る」などの具体的な援助内容を文字化していただきました。

 そして、訪問介護計画書を作成するためには、訪問介護員がおこなっている援助方法を文字化することが重要だとわかったときに参加者の方々は、もやもやしていた気持ちがすっきりと晴れたようです。ただ、あいにく時間が短く、計画書の全てを表現することはできませんでしたが、参加者の皆さんに訪問介護計画書を作成する視点を理解していただけたようです。

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図1 葛飾区・研修風景(1)
 

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図2 葛飾区・研修風景(2)


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図3 葛飾区・研修風景(3)


(つづく)

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2006年10月16日

今週の応援現場21日目 新潟編

2006年10月13日 金曜日



於:新潟県ホームヘルパー協議会

訪問介護員として自己研鑽することも大切



■それぞれの研修の方向性を考える


 昨日に引き続き、一定の参加用件を満し、新潟県で働いている介護員の方々と、かかわりました。まずは昨日のおさらい。再度「自己理解・他者理解」の大切さについての説明をしました。

 次に、本日おこなう研修内容を説明しました。本日は、「訪問介護サービス内容に関する管理および指導業務」です。ただし、訪問介護サービス内容については、来週の研修で深く掘り下げる予定を伝えました。

 そして、いよいよ本日のメインテーマである「指導的業務の展開」について講義しました。指導業務の展開については、研修をおこなう担当者だけが考えることではなく、受け手である皆さんが提案しても良いことであるよ、ということを説明しました。また、実際、どのような研修が必要なのか、をブレインストーミングとKJ法を活用して、たっくさん出していただきました。

 その後、出された内容を仲間ごとに識別してもらい、最終的的にグループ発表をしていただきました。

 グループは全部で13グループもあり、発表だけで1時間かかってしまいましたが、参加者の皆さんはすべてのグループが発表を終了するまで私語を発することもなく、積極的に聞いていましたね(これは、凄いことですよ)。

 午後は、KJ法でつくり出した模造紙をもとに、各自が自分の事業所において要な研修内容を書き出していただきました。

「自分の事業所に必要な研修内容」「その研修をおこなって得ることができる成果」についての個人ワークです。

 いや〜、佐藤は皆さんの言葉をまとめる能力に、すっかりみとれてしまいました。そのため、予定していた時間より多く時間を設けて、皆さんが「自分の想いや考え」をしっかり書くことができるように配慮しました。

 最後は、個別で考えた内容をグループで共通認識とするために、グループで総まとめをしました。その結果、12個の研修計画とその研修をおこなうことによって、得ることができる効果の予想を立てられました(ホッと一安心)。

 その後、佐藤から、事業所内研修を行うときには、必要な帳票類についての、提案兼説明をいたしました。これで今日の研修は終わりました。

 いよいよ、来週は訪問介護計画作成研修で〜す。お楽しみにしてください。まずは講義(「指導的業務の展開」について説明)によって、サービス提供責任者の業務につくか、つかないには関係なく、訪問介員として研修」をどのように考えていくことが必要なのかを考えていただいたのです。

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(つづく)
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今週の応援現場20日目 新潟編

2006年10月12日 木曜日



於:新潟県ホームヘルパー協議会

平成18年度新潟県介護職員資質向上等推進事業

「訪問介護作成・展開研修」


■「自己理解・他者理解」の大切さを知る


 介護職が、他者とかかわってゆくときには、その時々にあわせて「自分の存在価値」と「他者の存在価値」の存在を認めることが大事です。

 今回は、新潟県で働く介護員を対象としており、なかでもサービス提供責任者の職にない、介護福祉士及び養成研修1、2級修了した者のうちで、3年以上介護等の業務に従事した人々を対象にした「訪問介護計画作成・展開研修」についてという依頼をいただき、5日間コースの講義となりました。

 今回は、2週間で5日という短期集中で、同じ人々と一定期間かかわることになります。だから、その時間を有効に使うためにも、参加者の方々の緊張を早めにほぐしておく必要を感じたのです。

 幸か不幸か(笑)、佐藤は(株)ヒューマンスキル開発センターのTA(交流分析)のインストラクターでもあり、人々の心をほぐすことに関しても十分心得ております。
 早速、「TA(交流分析)」の理論を活用して参加者の方々の緊張をほぐすことか始めました。


■「自己理解・他者理解」の研修がスタート!


 まずは、私がいつも使っている所定の用紙で「自分はどういう人間であるか」を書き出していただきました。日頃は、他者(利用者等)とかかわる中で、他者についての“観察”をしている方々のはずですが、いざ、「自分のこと」を書き出すとなると、「うーん」と考え込んでしまいました。やはり、この作業は難しいようでした。そして、待つこと約5分。苦心しながらもいくつか書き出すことができましたね。

 次に、最愛な人にとってのあなたは「どういう人か」について書いていただきました。参加者の方々は真剣な表情で「最愛の誰か」を想い浮かべ、ペンを走らせていましたね。

 結果として、「自分」を見る視点と「他者」を見る視点(考えるとき)に、自分の中で何らかの「視点の違い」が存在していること、に気づけたようです。

 次は、各グループの中でメンバーそれぞれに「自己紹介」をしていただきました。これも、一般的におこなう「自己紹介」ではなく、お互いに「今朝、起きてからここに来るまでに起きたエピソード」を相手に伝え、お互いが「この人はどういう人なのか」を感じていただきました。

 その情報を元に、対象者に対して「あなたはこのような人だと思いました」ということを箇条書きに書いていただきました。次に、話をした相手に対して、今書き出したばかりの内容を順次、素直に読んで伝えていただきました。その後で、伝えてもらったお互いが、伝えてもらったとき、どのように思ったのか。感じたこと、思ったことを書き出していただきました。

 このようなやり取りをした後で参加者の方に感想をうかがうと、「自分のことを考えるときには、悪いところや、嫌なところを先に考えてしまうけれど、他者のことを考えるときには、「いいところ探し」をしていた。」との声。人間て不思議ですね。同じ個人が考える「対象」が変わっただけでいろんな「ものごとの見方、感じ方、表現の仕方」をしてしまうようです。

 その後少しだけ「介護保険制度下で、サービス提供責任者に求められる責務」について、佐藤の調査研究の報告書(パワーポイント)を参考に説明しました。皆さん真剣に見入ってましたね。

 さて、午後からは、いよいよ自分を知るためにのツールを使用(株式会社ヒューマンスキル開発センター)して「エゴグラム」と「ストローク」図表の作成をしました。

 皆さんは、自分のことを真剣に考えたすえにグラフを作成しましたね。途中で佐藤がグラフを見ながら評価を耳打ち。「あなたはこのような人ですか?」と尋ねると「えっ、そんなことまでわかるのですか!」と、まるで占い師か手品師を見るような目つきで見つめてくれましたね。

 そして、口々に「あたっている〜」との反応。「そりゃ、そうですよ。皆さんが素直にグラフを作ってくれたのですから(笑)。」その後、交流分析の解説をしました。私たちは、「親、親に代わる誰か」によって育くまれて成長してきました。誰でも誰かとかかわりながら成長をしていきます。その中には暖かく守ってくれる愛情もあれば、受け手にとっては、厳しい「叱咤激励」という愛情も受けて育ってきているのです。

 この「叱咤激励」は、幼い子供にとってはきつかったり、つらかったりもします。ですので、幼い子供はその時々の「ものごとの見方、考え方、感じ方」を少し歪めて受け取ってしまうようです。そのため他者とのかかわりのときには、お互いにそのゆがみが存在するために「自分の思いや考えや感情」がうまく伝わらないこともあります。

 だから、私たちが他者とかかわるときには、自分の気持ちについて認識を持ちながら、客観的(大人としてのかかわり方)に、ものごとを判断していくことが大切だということを説明しました。

 皆さん、初めて会う人々との間で、お互いに緊張をしていたようですが、その緊張もお互いを知ることにより少しはほぐれたようです。
 さ〜、あと4日間。ステキな仲間と素晴らしい時間を共有して元気一杯で修了のときを迎えましょう。

図1 新潟セミナー.jpg

図1 新潟の研修風景(1)


図2 新潟セミナー.jpg

図2 新潟の研修風景(2)


(つづく)
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2006年10月09日

今週の応援現場18日目 石川編

2006年10月7日 土曜日



於:石川県ホームヘルパー協議会金沢会場

 「訪問介護計画書作成・展開研修会」



「できていること」を認め合うって気持ちのいいことですよ〜の巻


 今日は昨日と同じ内容の研修を、金沢会場でおこないました。顔見知りの方々に久しぶりに会ったので個別にごあいさつ。皆さん元気そうで何より。

 参加者の中には、サービス提供責任者になって日が浅い方々もいて、「何をどのようにしたらよいのかわからない」と不安の声がありました。
 
 そこで、訪問介護の展開法を話しながら、パワーポイントで、「勝浦さん事例」を活用して説明を加え、「不可視的介護」の実際を理解していただきました。

 その後、「訪問介護計画書の書きかた」の視点を伝えていくうちに、「これはケア手順ではないのか」とまたまた質問がきました。

 いやー、積極的に自分の理解できないところを質問してくる姿勢に感激!

 その質問を受けて、訪問介護計画書とケア手手順の違いについての説明しました。

 「ケア手順書には、雑巾がどこにあるとか、使用してよい場所や、物品を丁寧に記載しているでしょう?」と聞くと、「うんうん」「そうです」とうなづいてくれました。

 両方の違いを理解したうえで「そうか、このように丁寧に介護行為と援助方法を書くことが重要なんだよね」と、ここで皆さん半分納得。

 「だけど書けるかどうかが心配」の声。早速、書き方を資料を活用して読みながら説明すると、「まさしく、こうやって気遣いながら援助をしています!」と、会場はざわめいていました。

 一休みした後でいよいよ本題の「モニタリングと評価の方法」について考えていただきました。まずは自分で考えましょう。

 「モニタリングとは何か」。その後グループで話し合いました。

 皆さんから出された内容は、「ヘルパーさんの仕事内容を確認すること。目標がどのくらい達成されたかを確認すること。利用者さんの要望や苦情を確認すること。実際忙しくてできてないんです」などなど。様々な言語が飛び交っていましたね。

 そこで「モニタリング」と「評価」の違いについての説明をおこないました。

 「モニター」とは何かを測量すること。また「評価」とは、その結果を受けて「何がどうのようになったのか」を判断すること。
 だから、何かを測量するためには、測量できるツールが必要なこと。それが「アセスメント」であることを説明しました。

 その上で適切なモニタリングをおこなうためにはアセスメントの記載方法を工夫する必要があることを実感していただきました。

 午後からは、定期的にモニタリングをおこなってきた結果として改善されたと思う事項を、「対利用者」「対訪問介護員」「対他事業所」「対自分自身」に対してKJ法を用いて出していただきました。

 昨日と同じく「できていること」に着目してスタート。各テーブルの上で黄色の付箋やピンクの付箋が縦横無尽に飛び交っていました。

 最初は「できていること」を探すのが難しい人々も、他の方の書いた紙を参考に自分の考えを素直に書き始めることができましたね。一人では難しいことでも仲間と考えればできることが多くなるよね。

 最終的に8グループの方々に壇上に出ていただいて発表をしていただきました。8グループの発表を、最後まで集中して参加するということは結構大変なことですが、皆さんは最後までお互いの発表を真剣に聞いていましたよね。そして、皆さん、発表が終了した時点でお互いの発表に拍手。

 「“できていること”を認め合うって気持ちのいいことだなー」との感想もありました。そうそう、できないことばかりを考えていたら前には進められないからね。何事も「できている」ことに着目です。

 ほーら、いつの間にか利用者に対する「評価」が書けましたよ。今回の研修はこれにて終了!
 
 追伸:佐藤は皆さんの発表してくれた内容を持ち帰り、成果物として皆さんが手元において置けるように文字化してまとめました。なんと! 12ページにもなってしまいましたよ(笑) 。
 いずれ、事務局の方から皆さんの手元に帰ると思います。そのときには再度研修内容を思い出してくださいませ。

(つづく)
 

 
posted by さとうはあまい at 15:46| Comment(0) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場17日目 石川編

2006年10月6日 金曜日



於:石川県ホームヘルパー協議会

サービス提供責任者向け研修

「計画書のつくり方と評価の仕方」について



「自分がしている仕事内容を素直に文字に表せばいいんですよ」の巻


 今回も、金沢中央アパホテルに宿泊しました。車にて七尾会場を目指して出発。雨雲とともに移動してきたので、天気はもちろん雨でした(笑)。

 天気がよければ千里浜海岸(ふつうは車で海辺を快走できるスポットです)を散策して移動するのですが雨なので、海上保安庁の方々によけいなご迷惑をかけるといけませんので、そのまま会場へ。

 途中渋滞に巻き込まれたので会場には時間ぎりぎりに到着。すでに会場には熱心なサービス提供責任者の方々が集合。総勢45名のかたが参加してくれました。

 主催は、石川県のホームヘルパー協議会様です。七尾地域のサービス提供責任者の方々とは以前かかわらせていただいていますが、すでに、以前参加してくれたサービス提供責任者が交代した事業所もあって、新たなサービス提供責任者の方々が、受講者の半数近くを占めていました。

 いつものように、はじめに「佐藤の研修に参加する目的」を考えてもらいました。次に、参加者一人ひとりに、研修を受ける現時点で「モニタリングとは、どのようなことと理解しているか」を表現していただきました。そして、グループで自己紹介を兼ねながら、「モニタリング」について話し合ってもらいました。

 佐藤は、その間に各グループ内を周り、参加者の方々が何を求めているのかを尋ねましたよね。その後、経験者の方は十分理解さていることでしたが、新たに参加する人々もいらっしゃるので訪問介護の展開法について説明しました。

 次に「援助」とはどのようなことなのかを理解してもらえるように「可視的介護」と「不可視的介護」を映像をとおして説明していきました。
 
 参加者の皆さんは映像をみて、改めて自分たちの仕事を振り返り、「そうそう、本当にこのような気配りや、気遣いをしているよね。」と納得。だけど、「文字化することは大変だー」と感想を伝えてくれました。

 そこで、佐藤の著書の中の一部を資料として見ていただきました。そうしたら会場から、「これなら何とかなるかも」。そうそう、皆さんが常日頃していることをそのまま文字にすればいいんですよ。

 誰も素晴らしい文章を期待しているのではないのです。常日頃している援助方法を文字にしてあらわすことで「援助するもの、援助されるもの」の双方が具体的な援助方法が理解できるようになるのですよね。

 最終的に皆さんが「モニタリング」をすることによって、利用者及び他事業所間で改善されたことを考えていただきました。
 
 しかし、なかなか「改善されたこと」ことを表現することが難しく、どうしても「改善できていないこと」を書いてしまうようでした。

 「できていないこと」からものごとを発想するとどうしてもマイナスの結果を生み出す可能性が高くなります。

 だから、できていることがたくさんあるならば、サービス提供責任者が、自分たちのしているサービスに対してできていることを認めて、自分たちの仕事にプライドを持ちましょう。

 そうすることにより、「こんなにやっているのに成果が出ない」というマイナスの考えが減って、さらにできることをふやそうという意欲がわいてくると思いますがいかがでしょうか。

 訪問介護員さんたちの存在価値・サービス提供責任者さんの存在価値お互いの存在を認めながら自分たちの援助によりよい評価を出してくださいませ。

七尾会場でのグループワーク.jpg

図1 七尾会場でのグループワーク

グループワークの成果物.jpg

図2 グループワークの成果物
(つづく)
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2006年10月01日

今週の応援現場14日目 広島編

2006年9月27日 水曜日


於:広島市域訪問介護事業所連絡会研修会

介護予防訪問介護計画書の作成と評価方法について



島根(萩)、広島(三原)、島根(松江・出雲)、そして再び広島の旅(!?)


 広島市域訪問介護事業所連絡会は、まさしく広島市域で介護事業を展開している会社の方々が集まって、事業所間の連絡を取り合いながら、共により良い介護の提供に日々努めている組織です。

 佐藤も様々な事業所連絡会の方々に活用していただいてます。まさか広島までくることができるなんて(笑)。

 ここは、事務局のかたも含めて、140名です。「グループ形式にしますか?」と聞かれましたが、「時間が少ないからこのままで行きますわ!」ということで、教室形式でスタート! 

 皆さん最初から佐藤の言語を逃さないぞ!と言わんばかりにキラキラした瞳で見つめてくれて、時々うんうんと大きなうなずいてくれました。

 う〜ん。講義をしている佐藤はどんなに勇気つけられたことでしょう!

 講義内容は「可視的介護行為」と「不可視的介護行為」について。

 今日の参加者の方々もこの部分はおおいに納得。こうなったら佐藤も「出張」大サービスということで、先日、県立広島大学三原キャンパスで発表したばかりの日本介護福祉学会のパワーポイントを披露(番外編2をご覧ください。一部掲載しております)。

 サービス提供責任者の皆さんは、ますます力強くうんうんうん(笑)。その後「勝浦さん」事例を視覚的に披露(今回は全て順調♪)。
 
 短い時間でしたが皆さん、可視的介護と、不可視的介護の違いを十分理解していただけましたか?

 研修終了後は管理者の方々と交流会。美味しい料理をいただきながらしばし談笑、介護業界の経営者の方々とも、苦労話を共有できました。

 ありがとう!

 次回、広島には10月30日に出没予定です。それまでお元気で!!

(つづく)
posted by さとうはあまい at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

今週の応援現場11日目 横浜編

2006年9月21日 木曜日 


JA神奈川中央会のサービス提供責任者さんへメッセージ

「自分たちのおこなうべき援助方法を

具体的に文字化できて良かったねー」




またまた、JAのスタッフと熱ーくかかわりましたよん!


 本日はこの講習の2回目。前回は介護予防の事例を把握して、事例を膨らませて、自分たちが思い描く人物像をイメージしたんだよね。

 今回はその事例に対して「できること・できないこと」を明らかにして、そのできないところをヘルパーさん達がどのように「目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り」をしているのかを文字化していく作業をおこないました。

 とっころが、佐藤の説明が不親切なのでしょうか、言語がうまく伝わらず11時ころまではまさしくカオス(混沌)状態となったまま、皆さんから作業に対しての苛立ちが。ひしひしと伝わってきました。

 それでもあきらめずに皆さん、「何をどうしていくか」を一生懸命理解してくれました。

 その結果、素晴らしい「介護予防」の計画書が、それぞれのグループで作成され、出来上がったのでした! これはまさしく「お・み・ご・と」でした。

 ちょっとした「視点の変化」、つまり、慣れ親しんだ「ものごとの見方や考え方」を変化させることにより、その後は援助内容を見事に文章化することができたのです。

 さすがに常日頃に現場を体験している人々は素晴らしいや。

 グループのみんなが一丸になって作業を進めていく姿には正直頭がさがりましたよ。

 11時ころまでの混沌とした時間が結果としてすっきり感をもたらせたよね。
 
 でも、全ての利用者に対して今日の作業を落とし込んで介護予防の計画を作成しようなんて考えないでね。

 「できるところ」からスタートしましょ! やがては全ての利用者に対して計画書ができていくんですよ。
 皆さんにはすでにその能力があるのだから...。

 いま、この時点での計画内容(ケアの方法)については、訪問介護員さんのほうが詳しいはず。
 だから訪問介護員さんを頼りにして一緒につくりあげてくださいませね。お互いに頼り、頼られです。

図1 横浜ランドマーク.jpg

きれいな横浜の風景


図2 横浜セミナー風景.jpg

やっぱり現場の力は素晴らしい!


図3 横浜新飲料水.jpg

おいしいドリンクの差し入れです


図4 横浜実習風景.jpg

JAスタッフとの熱いかかわり


(つづく)
posted by さとうはあまい at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

今週の応援現場7日目 長野編

2006年9月16日 土曜日


於:長野介護福祉士会

「介護予防個別援助計画書」のつくり方の視点



「気遣い、気配り、思いやり、心配り、腹配り」


 人間の生活は、「掃除・洗濯、排せつ、入浴」のように、途切れた生活行為だけで成り立っているのではありません。

 そこには生活している人同士の何気ない「気遣い、気配り、思いやり、心配り、腹配り」を含めた複雑なかかわりで成り立っているんじゃないのかなぁ。

 施設やサービスを利用している人々をどのように援助していくのか、という計画書にも援助者の気遣いや、心配りの援助の方法が文章として記載されることで援助をするもの援助を受ける者の両者が、お互いの存在を大切にすることが出来ること。このようなかかわりが必要だと、佐藤は思っています。

 人間の行為を表現するのに簡潔な言葉はありません。だからといって書かないのはもったいないから、やっている事実を文字化して見ましょうよ。

 だけど、一人で「やってやろうじゃないか」なんて考えないで。そう、周りにいるみんなに「一緒に張り切ろう」と声をかけましょう!

 さて、かたい話が先に来てしまいましたが、ここは長野駅ビルの中にあるおそば屋さん。入り口に何やら気になる「しぼり汁そば」とあり。

 青くび大根を大根おろしで、ゴシゴシおろし、さらにその汁をしぼった汁にみそを溶かしたうえ、おかかを入れて食べるらしい。ふううん。しかし、佐藤としてはそれだけでは、なにか物足りない(!?)のでお店のかたにまずは相談。何事も相談が大事(笑)。

 私  :「う〜ん、これに天ぷらとか、何か付きませんか?」

 店の人:「天ざるそばに、しぼり汁を単品で付けてはいかが
      ですか?」ですと。

 私  :「やった!」
 
 ふふふ、頼んでみればなんとかなりますねぇ。私たちの仕事も同じじゃないかな? 聞いてみるって、確かに勇気がいるけど、聞かないより聞いたほうがいいんじゃない?

 それはともかく、この場合の結果に佐藤はとっても大満足♪♪♪ うれしかった!

(つづく)



posted by さとうはあまい at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

今週の応援現場6日目 墨田区編

2006年9月15日 金曜日 


墨田区介護事業所連絡会の巻

訪問介護事業所としての役割、訪問介護計画の作成方法

〜老計第10号の重要性〜


墨田区役所まで行く道のりについて

 墨田区役所へ行くためには、わが研究所から、まず浅草へ出る必要があるのです。地下鉄駅でルートを調べいざ出発! 

 ふむふむ永田町経由で浅草ねぇ....云々。

 しばらく歩いて永田町経由は選択ミスと判明。いや〜地下鉄浅草線まで無茶苦茶遠いのなんの。遠いというか、一駅分くらい楽に歩かされてしまった。いや参った!

 時間と闘いながらあくせく移動。おお〜!地下鉄から這い出るとかの有名な○サヒビールのオブジェ! 威風堂々とそびえていました。まぁ微妙な形なんですよねぇ....、これが(笑)。
 恐竜のシッポ! なんて可愛い言い方じゃないものがありますが遠慮しときましょう。近くによると確かにでかいことはでかい。

 皆さーん(うるさいか)。会場となった墨田区役所の3階からの眺めはまことに素晴らしい! 眼下に首都高速道路と隅田川が交差している全容が見渡せる絶好のスポットなのです。

 しかし、惜しいかなこの窓は時間経過と共になぜか鏡に変身。絶好の夜景を映し出さず私を映し出してしまうのでした。

 残念! 

 はてさて、墨田区の訪問介護事業所連絡会様とのかかわりも今日で2回目。事務局の方々とも和気あいあい。

 またなにより研修が始まると、皆さん真剣に佐藤の話を聞いてくれるのがうれしい。そしていつものように「手順」について考えていただきました。

 ある方が手順を絵で表現、その絵の注釈にふふふ、「美人のワイフ(英語)」ですって! すてき。絵ごころのない佐藤がホワイトボードにその方の絵を模写しました。

(先だって、間違えてマジックで書いてしまった講習会がありました。どうも気まずかった。佐藤の前にマジックを置いたら危ない!です。)

 まことにへたくそな模写でしたが、会場にいた方は佐藤の伝えたかったことをすぐに理解くださりました。提供してくれて方にまずは拍手喝采!!

 一人ひとりの価値観を大切にするって本当に素晴らしいことです。時間が進むにつれて、訪問介護計画書の視点がわかればわかるほど、会場からはた・め・い・き。

 あららら......、ちょっと待ってよ、皆さん。そりゃー。大変なことでしょう。それに簡単に書けちゃ佐藤も商売にならない(笑)。
 でもねぇ....。

 無理はいけないけど、スタートしなければ始まらないよ。

 だから、できるところから、まずはやればいいではないですか。それに皆さんには、同じことに向かって進むステキな仲間がいるじゃないですか、自分一人で頑張っていると思わずに周りを見ようよ。そしてお互いに支え合っていることを再認識してやりましょうよ。

 佐藤も自分の経験から伝えられることはどんどん伝えていきたいと思います。決して孤独なんかじゃありませんから。

(つづく)
posted by さとうはあまい at 16:13| Comment(4) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場5日目 国分寺編

2006年9月14日 木曜日


於:国分寺市サービス提供責任者連絡会 

“介護予防訪問介護計画作成方法”の巻


「訪問介護員さんの“目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り”を文字化しましょう!」


 さて、本日はJR中央線西国分寺下車。

 皆さーん。西国分寺のロータリーは、一度は見る価値がありますよ〜。なんといっても駅の前に立ちはだかる(?)マンションが洋風でいい、これは佐藤のお気に入り。だからなんだと言われても困りますが(笑)。

 少し早めに着いた(というか早めに着かないと落ち着かない)のでカフェでケーキセットをいただきました。ふふふ、至福のひとときなのです。そこへ迎えにきていただいた車に乗り込み、いざ会場へ!

 この連絡会とのかかわりは本日で3回目! すでに事務局の方とは顔なじみですわい。一緒に会場を設営しながら(これも習慣になってしまった)参加してくれる人々を待ちました。来てくれる方々をお迎えするのが楽しみ!

 私  :「こんばんは! 元気してたぁ?」

 参加者:「ええ、まぁ元気ですよ....。」
     (しかし、顔には疲れが見えるな〜。)

 そして、いよいよ研修がスタート! グループワークを始めたらやっと皆さん、それぞれ笑顔になった。そうそう! 自分だけが悩んでいると思うとつらい。仲間がそばにいるんだよ! もっと頼りにしていいのよ。そう思いませんか? みんな一人で仕事をしているんじゃないもの。サービス提供責任者さーん。皆さんの「何かを学ぼう」というその笑顔、とっても「す・て・き」です。

 本日の研修内容は、複雑怪奇(!?)な「訪問介護計画書のつくりかた」です。佐藤の十八番のテーマでもあります(笑)。

 まずは、アセスメントを記入するときには、具体的に「何がどのようにできて、何がどのようにできないのか」を文字化することが大切なんだよ。一部介助や・半介助では具体的な援助の方法がわからないもの。行為のあいだにみなさんが行っている「見守りや心配り」を文字化して書いて見ましょう。
 例えばね「転ばないように見守ります」とかね。ほーら具体的な援助方法が見えてきたでしょ! 皆さんが常日頃していることを文字にするって本当に大変です。
 
 一度に完璧に作成しようなんて佐藤にもできないことだから....。
 
 だから訪問介護員さんの方々の力も頼りにして、できるところからはじめましょうよ!

(つづく)

posted by さとうはあまい at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする