2007年11月17日

奮闘記・第076回 サ責/東京都

●Key Word● 相談援助技術

第3回 江戸川区事業所連絡会研


相談援助技術の理論


介護職員に必要な能力


〜人とのかかわり方について〜


(2007年11月12日 東京都江戸川区・江戸川区総合文化センター)


 
 相談援助について、参加者の皆さんが現在困っていることを考え、各グループで共有をしていただきました。


 ・利用者が入浴をすることが理解できなくて、うまく入って
  いただくことができない。

 ・利用者と家族の意向が合わなくて困っている。

 ・介護保険制度では提供できないサービスを言われるとどの
  ように対応したらよいか。

 ・ヘルパーが計画にないことをしたときに注意がしにくい。

 ・定時に仕事が終わって帰ろうとしても話が長引いて困るとき
  がある。

 ・食材がないのでいつも同じものしか提供できない。

 ・利用者がたくさんの買い物をしてしまい、無駄になるときが
  ある。


などなど。

 皆さんの困りごとは、家族との調整や、病気に対する困りごとなど、様々です。そこで、相談援助の基本の其「バイステイックの7つの原則」について説明しました。


図1 事務局の方々は大変.jpg

図1 事務局の方々は大変


図2 グループワークが大切.jpg

図2 グループワークが大切


 家族図を描いて、個別性の原則について、利用者と家族はそれぞれ考え方が違って当たり前。だからこそ、援助に入る人が双方の意見の橋渡しをする役割があることを伝えました。皆さん、佐藤の描く家族図を眺めながら、「そりゃそうだよね。」、自分のところもそうだわ、と納得できたようです。そうは言ってもなかなか双方を前にしたらうまく橋渡しなんてできないんですよねぇ。だから無理はしないが一番。

 次に感情の表出については、私たちは幼い頃から親たちに、感情を表に出すことをしてはいけないといわれてきてしまった。だから他人が感情を表に出すことに耐え切れなくなる場面があるということを佐藤のパフォーマンスを交えて紹介。皆さんは、笑いながらも「なかなか難しいよね」と話されていました。そうです。難しいということを意識することが大切。

 それから、受容や、非審判的態度の困難さを伝えると、「なるほどね、利用者に言われると答えを出してあげたくなるけど、そうじゃないんだね。要約して聞けばいいんだ。」そうそう、だけど通常はこのような話が出るときには、援助の真っ最中。だから、落ちついて利用者が言った言葉を要約するなんてことができにくいかも知れません。だけど、非審判的態度をとるということを気にかけることが大切なんですよ。


図3 個別性の原則を説明.jpg

図3 個別性の原則を説明


図4 家族と利用者の意向をあわせるのは大変.jpg

図4 家族と利用者の意向をあわせるのは大変


図5 相談援助技術を意識しよう.jpg

図5 相談援助技術を意識しよう


 あまりに皆さんが熱心に聞いてくれたので、予定していたグループワークもそこそこに研修が終了してしまいました(笑)。本当にお疲れ様でした!

 訪問介護は、利用者の家に行って援助を展開するサービスであり、援助を提供しているときには利用者と「1対1」になります。ですから、意識をすれば、利用者と語り合う時間はたっぷりあるのではないかしら? 時に相談援助技術を意識しながら利用者と会話をしてみてくださいませ。そこには、いつもと違う、利用者がいたり、自分がいるかもしれません。

 ではでは、次回12月18日は「サービス担当者会議への参加の方法」です。介護支援専門員が開催するサービス担当者会議への参加の仕方や、参加する心がまえなどを伝えることができるといいな〜と考えています。寒くなりました。どうぞ、あたたかくして移動してくださいませ!!!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 21:01| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

奮闘記・第042回 サ責/石川県

●Key Word● 具体的に文字化する


石川県ホームヘルパー協議会


訪問介護計画作成・展開研修


(2007年10月2日 石川県金沢市・金沢福祉会館)



 本日の研修は金沢市内で開催されます。開始時間は10:00。ということは、朝は自由時間があるということ!

 だから、白山ヒメ(漢字は比と口+羊でヒメだがパソコンで出せない。だからカタカナとします)神社へ行っちゃいました(笑)。今回のビィッツのナビ様に道順を尋ねると、「45分」とのご託宣。

 でも、さすがに行く道が、都会から離れてドンドン山間に入ったので、はたして帰り道はどのくらい? 研修の開始時間に間に合うのか?と不安にかられたのは確かですわい(笑)。

 神社では速攻で参拝。記念写真もそこそこ。それでもおみくじだけはしっかりとゲット! う〜ん、結果は小吉。なんせ、心が穏やかでないんだからこのような結果が出てもシャーないわね(やはりご都合主義)。

 でも、すがすがしい神社なので、明日もうかがいますから、そのときにはよろしくおねがいしますね! 菊理姫(白山ヒメ大神)様!


図1 金沢都ホテルで朝ごはん.jpg

図1 金沢都ホテルで朝ごはん


図2 さわやかな空気の中の白山ヒメ神社.jpg

図2 さわやかな空気の中の白山ヒメ神社


 今日の参加者の方は、半数以上が佐藤とのかかわりが始めての方々。ですので、ケアマネジメントの一連の流れについて、昨日よりも時間をかけて紹介しました。

 また、午前中に、数回のグループワークを取り入れて、皆さんの緊張を解けたので、午後からは訪問介護計画の作成演習をすることが出来ました。演習を開始すると、そこはさすが専門家の集まり。しっかりと訪問介護計画を作成することが出来ました。

 皆さんは、グループワークを通して、訪問介護員のおこなっている援助を、具体的に文字化する(文字で表現する)ことの大変さや、アセスメントを詳細におこなうことの必要性を痛感し、ためいきをつかれましたねぇ(笑)。もちろん、1人でこの作業をするとなると、ため息もつきたくなることでしょう。

 だからこそ、というか、これは1人で考えることはないのですよ。まずは利用者・家族等と、サービス内容を導いていくときに、本日の手法を活用してみてくださいませ。

 また、ヘルパーさんの力も多いに活用してあげましょう。援助をするに当たって、ヘルパーがおこなっている、気遣いに関して追求してみるのです。そうすれば、演習のときのように、具体的な援助方法を素直に文章にすることができるでしょう。

 皆さん、研修終了後は笑顔があふれ、いきいきと輝いて見えました。その笑顔を大切にしてくださいね。ではでは!


図3 協力して計画書を作る.jpg

図3 協力して計画書を作る


図4 達成度100%.jpg

図4 達成度100%


図5 先輩の協力で詳細なアセスメントができた.jpg

図5 先輩の協力で詳細なアセスメントができた


図6 今夜はお刺身に日本酒(笑).jpg

図6 今夜はお刺身に日本酒(笑)


(To be Continued!)

posted by さとうはあまい at 03:54| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第041回 サ責/石川県

●Key Word● 援助

石川県ホームヘルパー協議会

訪問介護計画作成・展開研修


(2007年10月1日 石川県鹿島郡・カルチャーセンター飛翔)



 石川県ホームヘルパー協議会の主催するサービス提供責任者に向けの研修を、佐藤が、担当するのはこれで3回目。参加者の中にはすでに顔なじみの方がいらっしゃいました。

 今回の研修に先立って、事務局と研修内容を相談。そのときに、ケアマネジメントの入り口(入門)だけではなく、実践に生かせる研修を、という要望でした。

 そのため、参加者の方々に実際の訪問介護計画書を提出していただき、提出事例の中から、対象事例を選別、訪問介護計画書を実際に作成してみようということになりました。

 そして、9月の中旬には皆さんの作成した訪問介護計画書が佐藤の手元に届いたので、佐藤は1枚1枚に赤字を入れてアドバスを記載し、準備を整えて会場に入りしたのでした。

 いざ研修がスタートすると、会場には懐かしい顔ぶれが勢ぞろい! 皆さんも研修スタート時からリラックスをして、ドンドン佐藤のペースに巻き込まれてくれましたねぇ(笑)。


図1 まずは現状の把握から.jpg

図1 まずは現状の把握から


図2 事例を発表し、内容を共有する.jpg

図2 事例を発表し、内容を共有する


 午後からは各自が作成した訪問介護計画書を用いて、事例検討に入りました。その後、各グループでは選別した事例をもとに訪問介護計画を作成。少しのアドバイスだけで見事に作成していく姿はさすがは専門家って感じでしたね。佐藤も感激!

 自分達のしている援助方法を文字にして文章を作成するということは、本当にしんどい作業。だけど、作業を進める中から、具体的な援助方法を記載することにより、具体的な評価ができるということに気がつき、自分達の援助を「はしょることはできない」と熱心に書いておられました。

 それにしても、選抜された事例提供者の方が、自分の利用者の役を演じながら、ヘルパーがかかわっている援助を具体的に分析していく姿を見て、ここでもさすがはプロ!と感じさせていただきました。

 そうなんです。皆さんは訪問介護の専門家ですから、今、出来ることに自信を持ってください。そして、この研修で気づかれたことも、どんどん実践に役立たせてくれるといいなぁ〜。ではでは!


図3 動画を見ながら、援助について考える.jpg

図3 動画を見ながら、援助について考える


図4 成果発表!.jpg

図4 成果発表!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 03:08| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月19日

奮闘記・第024回 サ責/東京都

●Key Word● 記録に残す

株式会社日本ケアプラザ
SILサービス向上研究会


サービス提供責任者の

コミュニケーション能力


(2007年9月18日 東京都文京区・日本ケアプラザ)



 近年、うるさいぐらいに介護職員の「サービスの質」が取りざたされていますよね。行政も「サービスの質」の向上については事業者サイドに任せっぱなし。でも事業者は「サービスの質」を高めるための場所や情報、コスト等が整備できていないのが現状です。

 その現状を受け、SIL(SERVICE IMPROVEMENT LABORATORY)サービス向上研究会では、この状況での一助となるべく、各事業所と年間契約を結び、場所・カリキュラム・講師を手配して、現任研修を受ける機会を提供しているのです。

 本日の研修会場は、事務局のある東京法規出版ビルの10階。エレベーターを降りると、そこには介護ベッドまで置かれている部屋が用意されていました。凄い、本格的ですよ、これは(笑)。

 参加者は約20名。皆さん、現役でバリバリ働いている方々でした。皆さん、何かを学びたいという気持ちで参加されているのですから、その気持ちに応えるべく、佐藤も資料を用意し準備万端。

 まず、サービス提供責任者には、専門的能力と概念化能力を合わせた、ヒューマンスキル(人間的能力)が備わっていなければならない、という説明をしました

 専門的能力? 概念化能力? ふんふん、急にいわれても、皆さんピンとは来ないようでした。だから、介護行為の場面を例に揚げて解説しました。

 それは、専門的能力とは、例えば「おむつ交換」という仕事について、その手順を知っているということです。また、概念化能力とは、その「おむつ交換」という仕事を遂行する上で、どのようにすれば、手早く綺麗に本人の羞恥心を少なく介助するかという配慮ができるということです。

 つまり、介護の専門家である皆さんが仕事を行う場合は、専門的能力と、概念化能力を瞬時のうちに活用しているとことなのだ、という話をしました。

 この2つの能力は介護職員が、瞬時に活用している能力であるため、介護職員自身は意識してない行為なのかもしれません。

 だからこそ、サービス提供責任者が意識的に、利用者・家族等にはもちろん、介護支援専門員や関係者に対しても、手順や、問題解決のための配慮などを伝えていく必要があると伝えました。

 次に、サービス提供責任者ノートの活用方法について説明しました。サービス提供責任者は自らが仕事に出なければなりません。だから、自分が不在のときに、他者からのホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)を受ける、つまりその場にいた誰かが、付箋や連絡帳へ記載するのであれば、利用者ごとにサービス提供責任者ノートを作成して、そこへ記載していただくように工夫と周囲へお願いをしましょう、と伝えました。

 このように、サービス提供責任者が行う他者とのかかわり(つまり、コミュニケーション)を記録に残すことは、サービス提供責任者が、他者とコミュニケーションを図り、そのコミュニケーションをはかった経緯が、後から責任をもつ誰もがも確認ができるということなんだよぉ〜と熱く熱く(暑く?)語りました。さぞ、やかましかったでしょうね(苦笑)。

 途中で、グループワークや、心理テストのシートなどを活用してわいわいがやがやとにぎやかに研修は進み、気がつけばすでに21:00、終了時間になっちゃいました(笑)。

 さて、次回は11月。テーマは「介護記録の上手な書き方」です。また、会えるといいなぁ〜。


図1 研修で熱気がみなぎった空間にて.jpg

図1 研修で熱気がみなぎった空間にて


(To Be Continued!)


posted by さとうはあまい at 14:40| 島根 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月31日

奮闘記・第011回 サ責/東京都

●Key Word● 介護予防の現状

足立区社会福祉協議会
平成19年度 足立区訪問介護員
フォローアップ研修

サービス提供責任者の実務


(2007年8月28日 東京都足立区・西新井ギャラクシティ)


 佐藤が、足立区のフォローアップ研修を担当して、今年ですでに3年目となりました。今回はサービス提供責任者向けに「介護保険制度改正後の介護予防の現状と課題」という内容でした。暑い中、30名弱の方が参加をしてくれました。

 現状を把握するという意味で、まずは介護保険の制度改正に伴った、良くなった部分と困っている部分を書き出していただきました。佐藤は、この間に新人のサービス提供責任者のグループの中に入って話題提供をしながら、積極的に話ができる雰囲気づくりを心がけました。だって、グループ討議をしてくださいといっても、多くの人が緊張のあまり、カチコチに固まっているんですもの(笑)。

 良くなった部分では「利用者が自分のできることをすることにより、意欲的になってきた」ということと、利用者の利用料の負担が少なくなったことがあげられました。

 困っている部分では、予防給付になった人が、介護給付に戻り、さらに予防給付になると、介護支援専門員も代わってしまい、統一したケアやフォローができにくいこと。提供できる内容にさらに制限が加わるため、冷静に聴けない利用者に説明することが大変であること。何よりも、収入が減ってしまい給料アップが見込めないことでした。

 あらあら、困っていることが圧倒的に多いわ(苦笑)。しかも、介護職員が意欲的に働く原動力ともなる給料アップが見込めないのでは困ったもんです!

 改造・安倍内閣で厚生労働大臣になられた舛添要一氏(自民)は、この現実をどのようにとらえ、改善すべき点は改善して、介護職がいきいきと働ける環境をつくることができるでしょうか?? 乞うご期待!です。

 最後は、自立支援をしながら介護予防をするということはどのようなことなのかを動画を見ていただき、説明しました。もちろん、これが要介護者と一緒に利用者が転ばないように見守りながら、洗濯物を干す援助の場合になると、このような行為は「身体介護」だからね! 

 訪問介護計画には、「何をどのように見守っている」のかをちゃんと記載しようよ、ちゃんとやってるんだからさ。

 今回も皆さんとかかわって、サービス提供責任者として定着している人々が、自分の役割に対して、自信の蓄積ができてきているなぁという確信しました。だからこそ、今後は段階別な研修が必要だと思いますが、いかがでしょうか? ではでは!!!


図1 ここがそう.jpg

図1 ここがそう


(次回へつづく)



posted by さとうはあまい at 13:01| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

奮闘記・第007回 サ責/栃木県

●Key Word● サービス提供責任者の責務


栃木県福祉施設協議会


ホームヘルプサービスと発展的取組みと

ヘルパーの質の向上について

(2007年8月21日 栃木県宇都宮市・とちぎ福祉プラザ)



【宇都宮二荒山神社】
  この日の研修は午後からです。例のごとく午前中は宇都宮市を見聞する時間があります。もちろん、佐藤はいつものように午前中に宇都宮に入り下野国一宮、宇都宮二荒山(ふたあらやま、日光二荒山はふたらさん、ご祭神も違う)神社を参拝しました。

図1 宇都宮二荒山神社でお願い.jpg

図1 宇都宮二荒山神社でお願い


 タクシーに乗って神社の裏口に到着。今日も暑い・暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い!!!!!(暑いって言うんじゃない!)といいながら境内へ入りました。

 手水舎にて手を洗い、口をゆすぐ。この手水舎がとっても親切! 龍が鼻から、いや口から水を吐き出していて、その龍の首に「龍の口から出ている水をお使いください」と書いてあるのです。衛生管理抜群! これなら安心して口をゆすげますよねぇ。

 拝殿では、「はじめて宇都宮の方々とかかわりますので良い研修を提供できますように」ときれいごとを、いや心をこめてお願いをしました。


図2 おみくじは大吉.jpg

図2 おみくじは大吉


 さて、恒例のおみくじタイムです。やったぁ〜♪♪♪ 大吉でしたぁぁぁぁ! 前回ががく〜(落胆した顔)だっただけに喜びはひとしおでっせ!! ありがとう!!! ささ、移動しましょう。

 表通りにある階段を降りてタクシーを拾おうと思いましたがこない。まぁ時間もあるんでバスに乗っちゃいました。結果はタクシーが来なくてラッキー! だって、料金が100円だったんだもの!



【とちぎ福祉プラザ】
  今回の研修は、栃木県福祉施設協議会様から、保健・医療・福祉サービス研究会を通して講師依頼がありました。ですので、佐藤は保健・医療・福祉サービス研究会の講師として出向いていったのです。

 さて、今研修では、皆様に事前に書いていただいたアンケートが、佐藤に提出されておりましたので、佐藤そのアンケートに答えを出して、事務局に提出しておきました。そのアンケートもすでに資料として組み込まれていたので有り難かったです。


図3 事務局の底力に感謝.jpg

図3 事務局の底力に感謝


図4 お互いを知り合う面接技法.jpg

図4 お互いを知り合う面接技法


 そのアンケート内容を題材にして、まずは相談援助技術について解説をしました。皆さんは講義を聴きに来たつもりだったのでしょう、はじめは参加型の研修に戸惑った様子でした。しかし、徐々に佐藤のペースに巻き込まれ、バイステイック7つの原則を説明する過程では、静けさあり、笑いありのにぎやかな時間を共有することが出来ました。

 後半は指定基準に沿って、管理者の責務とサービス提供責任者の責務の根拠を説明し、お互いの責務を効果的にはたす方法について資料や書籍を活用しながら説明しました。

 皆さんには、特にサービス提供責任者記録(経過記録)の残し方について、興味をもっていただいたようで、熱心にメモをとられていましたねぇ。

 そして、訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について(老計第10号)、と、医療行為(医政発第0726005号)については、根拠を示しながら説明、すると興味津々に目を輝かせ、資料を眺めてくれました。


図5 管理者に伝えたいこと.jpg

図5 管理者に伝えたいこと


 最後は質疑応答の時間でした。実は佐藤の研修は目いっぱい時間を使ってしまうので質疑応答の時間をとることが少ないのですが、今日はしっかりと時間配分をして質疑応答の時間をとることができました。

 しかし、皆さんは、佐藤の弾丸トークに疲れきってしまったようで、なかなかしつもんがでません。そこで、佐藤は皆さんから出されたアンケートを解説しました。

 すると、会場からも手があがり、質問がありました。質問があっても手を上げてきくのは恥ずかしいし相当勇気がいることですよね。

 実は答える佐藤もかなりどきどきしているのです。ふふふ遂に着ましたか質問が・・・。しっかし、個別のケース対応についての質問は応えることは難しいなぁ〜。

 佐藤は、今回の研修をとおして、これから、訪問介護事業所が発展的な取組みをするためにいくつかの方法を提案しました。その後、皆さんはいくつのツールを活用して、発展的な取組みをスタートされたのでしょうか。ちょっと、気になるなぁ〜!

 研修終了後は、帰りに渋滞に巻き込まれましたがなんとか宇都宮駅に到着。宇都宮パセオ5階のさぼてんにて、少しはやめの夕食をいただきました。

 宇都宮名物、宇都宮餃子はお土産はお土産としてしっかりゲットして帰宅しました!


図6 宇都宮パセオ5階さぼてんで.jpg

図6 宇都宮パセオ5階さぼてんで


(次回につづく)

posted by さとうはあまい at 15:32| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第006回 その他/東京都

●Key Word● 介護の展開法


江戸川区訪問介護事業所連絡会

介護の展開法の理解

介護保険制度と法令遵守


 (2007年8月17日 東京都江戸川区グリーンパレス)



 今日は、某区の介護認定審査会に参加したあと、池袋駅経由で江戸川へ。さて、ここには「いけふくろう」さんがいて、人々の待ち合わせ場所の目印になっています。このいけふくろうさんにいつのまにか3羽の子供ができちゃっていたのでびっくり。みて、みて!かわゆいでしょ♪♪♪

図1 いけふくろうさんと3羽のこども達.jpg

図1 いけふくろうさんと3羽のこども達


 夕方から、江戸川区の訪問介護事業所研修第2回目があるので、新小岩駅へ移動なのです。会場のグリーンパレス孔雀は、なんと結婚式場としても使用できるようです(というかそのもの)。だからシャンデリアが豪華〜。

 しかし、佐藤は、会場が広すぎてどうもうまく立ち位置がおさまりません。これじゃ結婚式の司会ができない(いろいろやりまっせ)。

 ホワイトボードを右往左往させてみましたがやはり無理。そうこうしているうちに皆さんが集まってくださいましたので研修をスタートしました。


図2 介護の展開法を考える.jpg

図2 介護の展開法を考える


 参加者の方は管理者・サービス提供責任者・ヘルパーさんと様々でした。佐藤は、まず、はじめに皆さんが実際に行っている「介護の展開法」について書き出していただきました。しかし、いきなり、「介護の展開法」といわれても難しいようでしたね。

 そこでヘルパーさんには、新規のサービスがどのような形で提供されるのか。サービス提供責任者の方々には新規の方をヘルパーさんに提供するまでの過程を書き出していただきました。


図3 居宅と訪問の違いを記載.jpg

図3 居宅と訪問の違いを記載


 結果として、ヘルパーさんに仕事が提供される形も様々であれば、サービス提供責任者がヘルパーさんに仕事を提供するまでの経過も様々でした。

 そこで、サービス提供責任者の方々には、介護支援専門員の役割とサービス提供責任者の役割の違いについて説明。

 さらに両者の関係性も、たとえ同じ会社(同系列)であっても、指定事業所が違い、事業所が違うことになることを話しました。基本中の基本ですが大事な部分です。

 また、ヘルパーさんにも、居宅介護支援事業所の介護支援専門員の役割と、訪問介護事業所のサービス提供責任者の役割の違いについて説明しました。そして、ヘルパーさんは訪問介護事業所の所属であり、サービス提供責任者の指示を受けるシステムになっていることを伝えました。


図4 事務局の力は大きい.jpg

図4 事務局の力は大きい


 このような解説を聞く中から、特にヘルパーさんのグループでは、介護支援専門員とサービス提供責任者の役割の違いについて認識を深められたようですね。

 最後に、皆さんの行っている援助について、動画を使って説明しました。まず、皆さんが提供しているのは、排泄介助や入浴介助、食事介助や洗濯などという介護行為だけではなく、実は介護職員が意識しないで利用者に対して常に行っている「目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り」という行為を表現した動画なのです。

 それを見た皆さんから「なるほど! 確かにそうだよね」というざわめきの声が聞こえました。

 皆さんは、佐藤の動画と解説から、介護計画及び介護記録の書き方のヒントを手に入れたようです。さぁ〜わかっただけでは駄目、実践しなければもったいない! 次回は11月12日です。また会いましょう!!!


図5 会場を有効に活用.jpg

図5 会場を有効に活用


(次回へつづく)
posted by さとうはあまい at 14:42| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

奮闘記・第003回 サ責/広島県

●Key Word● サービス提供責任者記録


広島県シルバーサービス振興会


平成19年度 サービス提供責任者研修会

〜サービス提供責任者の責務と役割〜


(2007年8月10日 広島県健康福祉センター)



 今回は、サービス提供責任者の責務と役割について広島県で研修をおこないました。

 ふふふ、佐藤の今回の移動は長期ロード。松江から岡山に出て、さらに新幹線で広島に移動。いい旅しているでしょう?


図1 今日は和食!.jpg

図1 今日は和食!


 朝ごはんは広島駅内のとある喫茶店。しっかり食べないとばてちゃうからねぇ。そして、広島駅からタクシーに乗り込みました。

 しかし、「健康福祉センター」へお願いね♡といったのに、タクシーが連れて行ってくれたのは「健康福祉会館」。本当にここなんかいな? なんかハローワークに紛れ込んだような・・・。

 オオッ! 尋ねて二度びっくり!! やはり場所が違うではありませんかい!!! 教えてくれた方は「健康福祉センター」はすぐ近くですからとはいうものの・・・。遅れやせんかと気が気でない。

 相変わらず「ご機嫌な太陽」が照りつけるなか、走って走って、ひたすら走ってようやく会場の入り口にたどりついたのでした。行き先をきちんと確認しないで当日になることはよくあること。皆さん、佐藤が着くまで気を抜けません。地図は●かでもわかるように詳しくお願いします(泣)。

 そんなこんなで、息も絶え絶えに会場に入ってびっくり! 主催者の方から200人を超えているとは聞いていましたが、会場はぎっしり満杯状態だったのですもの。


図2 壇上は落ちつかない、かも〜.jpg

図2 壇上は落ちつかない、かも〜


図3 皆さんのそばが落ち着く.jpg

図3 皆さんのそばが落ち着く


 やり方として、佐藤は皆さんと同じフロアに腰をすえて向き合うスタイルの研修を大切にしているのですが、200人以上の人数では、うしろの方に座っている人の顔が見えません。会場以上に遠近感があるな、と思いました。

 あとあと会場を歩いていると原因が判明! 席がうしろになって行くにつれて、前後の席間が狭まり、左右の幅も狭まっていたのでした!! 凄い遠近法だったわけです。それはともかく壇上に登って講義をスタートしました。高いところから話すのは本当に苦手なんだってば・・・・。でもお城の天守閣やタワーの展望台は好きだから困る(笑)。


図4 集団お見合いのごとく、お互いを語り合う。相談援助の基本.jpg

図4 集団お見合いのごとく、
お互いを語り合う。相談援助の基本


 午前中は、サービス提供責任者に必要な相談援助技術についての講義・演習、昼食後は、パワーポイントや資料を活用しての、サービス提供責任者の責務と訪問介護計画書の作成のポイントについてを説明しました。

 なかでも、利用者や家族のできることまで、ヘルパーさんが援助する必要がないというところは、力をこめて解説しました。皆さんは佐藤の熱弁にうなずきながら、熱心にメモをとられていましたね。


図5 ホワイトボードには注意.jpg

図5 ホワイトボードには注意


図6 たくさんの参加者の皆さん。佐藤が小さく見える.jpg

図6 たくさんの参加者の皆さん。佐藤が小さく見える


 皆さんの集中力がまことに素晴らしく、佐藤は思わずホワイトボードを壇上から落としそうになっちゃいましたよ(他人のせいにするんじゃない)。でもまぁ落とさなくて良かった。そこにいてくれた編集長よ、ありがとう!(はいはい、やると思いました)

 最後にサービス提供責任者記録(経過記録)の必要性について説明をすると、皆さんは「それは大変だー」という顔をされました。あったりまえだわよね。ただでさえ、サービス提供責任者は外に出て働いているんだから。

 でもだからこそ、事業所にいる管理者や、事務の方々、及びその他の人たちに、サービス提供責任者ノートの活用方法を伝えて、協力をしてもらいましょうと伝えると、自分ひとりで抱えない方法を知ってようやく笑みがこぼれましたね! よかった。


図7 会場の広島健康福祉センター前、やはり暑かった!.jpg

図7 会場の広島健康福祉センター前、やはり暑かった!


図8 主催者のかたに支えられて大成功.jpg

図8 主催者のかたに支えられて大成功



 最後に、訪問介護事業所が提供している援助について、超スぺクタル短編、勝浦さん事例「洗濯物を干す」という動画をみていただきました。

 あれあれ、私は援助について考えていただこうと思ったのに、なかには動画出演中の佐藤をみて、「あれ? 先生じゃない? 先生だよ、かわいい!」などと話をしている方もいましたね。まぁいいか、今より若いし、現役だからプンプクリン気味だし(笑)。とにかくサービス提供責任者がしなければならないことは理解できましたか。

 佐藤は、皆さんを見送るために入り口付近にいると、沢山の人が、佐藤のそばに駆け寄ってきて、

 「先生、本を使っていますよ。先生にあえて嬉しかった!」

 「先生、また来ちゃいました!」

 「元気になれましたっぁぁぁ!」

などと声をかけてくれました。

 皆さんの言葉に佐藤のほうこそ、「じわーーん」とあたたかい気持ちになれましたよ。

 ありがとう! 教える側も、皆さんに育てていただいている部分もあるのだと認識できたのです。
 

図9 時間がなくてもとりあえずビール!.jpg

図9 時間がなくてもとりあえずビール!


(次回へつづく)
posted by さとうはあまい at 13:12| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月30日

今週の応援現場138日目 千葉編

2007年7月22日(日) 千葉介護労働安定センター



中堅職員スキルアップ研修 2回目


「事例検討の意義」と


「検討の企画手法及び開催方法」を学ぶ



 まずは、前回の研修で何をしたかを振り返れるように、模造紙にまとめたものを、前回出番がなかったグループに発表していただきました。

 すると、皆さんは発表を通して前回の研修の熱き語り合いを思い出されたようで、会場が、とたんににぎやかになりました。

 今回の研修内容は、「事例検討の企画手法と開催方法を学ぶ」です。実は打ち合わせのときに主催者から、「中堅職員になりますと、現場で事例検討を行いたいと考えるようですが、事例検討の企画方法や開催方法が分からないこともあるようなので、研修に組み込んでいただきたい」との要望があったのです。

 そこで、今回は初めに資料を用いて講義を行い、事例検討の目的と意義及び事例検討がもたらす効果について解説しました。その後、実際の事例を題材に、皆さんには事例検討の企画手法と開催方法をワークショップ方式で考えていただきました。

 実際の事例の提供については、前回の研修終了時に、数名の方にお願いをしており、その方から出された事例を元に研修を展開していきました。

図1 前回のおさらい.jpg

図1 前回のおさらい

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 
●事例検討を企画する手順(講義内容)

(1)事例提供のチャンスを見逃さない視点が必要

 ・事例対象者の選抜―常日頃の業務のかなでチャンスを
  見逃さない。

 ・利用者の援助過程に不平不安を抱えている職員に「事例」
  の提供を求める。

 ・利用者の援助過程に効果的な援助ができたときに
  成功事例の提供を求める。


(2)常日頃の会議が事例検討にあたいするという視点を持つ

 ・ケアカンファレンス
 ・サービス担当者会議
 ・介護技術の点検

 
(3)サービス提供責任者(中堅職員)は事例検討の先を見通し
   ておくことが重要



 次に、提供事例を活用して実際に事例検討の企画を行ってみました。


●企画手順(ワークショップ)

(1)提供された事例について検討課題を明確にする。

(2)事例検討を行うためには、事例についてどのような
   情報を提供されることにより、事例検討が有効に展
   開するかを考えていただきました。


 各グループから出されて事例検討課題です。



●Sさんの事例検討課題

 ・身体にさわる為にはためにはどのようにしたらよいのかを
  検討したい。

 ・利用者が、自分が思うがままに自宅で生活ができるように
  するためにはどうしたらよいのか検討したい。

 ・ヘルパーさんがケア手順を統一ができるために検討
  したい。

 ・Sさんの援助手順の、確認と見直しをするために検討
  したい。

 ・利用者はどのようにかかわって欲しいと思っているか
  を検討したい。

 ・清潔を保つためにはSさんと、どのようにかかわり、
  どのように援助していけばよいのか考えるために検討
  したい。

 ・Sさんが移乗するときに落ちないように転ばないように
  移乗できるための方法を検討したい。

 ・コミュニケーションのとり方を検討したい。


 皆さんは、様々なものの見方によっては、ひとつの事例から検討課題が違ってくることがあるということに気がつくことができたようでした。

 次に、この事例を通して、自分達が検討をするためには、どのような情報が必要なのかを考えていただきました。



●情報として必要なこと

 ・家族状況(介護に対する協力体制)

 ・経済状況(介護保険を活用して支払う費用)

 ・生活歴 職歴・結婚歴

 ・病歴・入院歴

 ・主治医(受診している科目は)

 ・現在活用しているサービス

 ・ADL・IADL情報

 ・居宅サービス計画・個別援助計画(訪問介護計画)・ケア
  手順・経過記録など


 午後からは実際に事例検討を行いますが、その前に事例検討を行う手法について説明をしました。

 ・事例検討を有効に行う手法(講義)

 ・事例検討の人数(5人・7人位)

 ・司会・書記・タイムキーパーを決める

 ・事例検討時間;30分から40分(長く行わないこと)



●事例検討進行方法

 1、事例発表 事例提供者が内容を読みあげる。

 2、質疑 司会者は質問にはすぐに答えないように促し
   書記は質問をため込む。

 3、応答 ため込まれた質問に対して、発表者は自分で
   整理をして答えていく。

 4、共有 参加者の方の中に同様な事例を経験したことが
   ある場合には、その方からどのように対応したかを聞く。

 5、気付き 事例提供者が事例検討を通して質問者や同様な
   事例の体験談を聞くことより、自分の事例について新た
   な気付きなどがあれば話す。


 今日はグループ内での事例検討ではなく、事例の手法を学ぶために会場全体で時間をかけて提供事例の検討を行いました。

 事例提供者の方は、少し緊張されて事例を読み上げてくださいました。その後会場からの質問を受けました。

 出された質問は、佐藤がホワイトボードに記載していきました。その間に事例提供者は答えをまとめて、皆さんからの質問に対して的確に答えてくれました。

 質問を受けて、事例提供者から、事例の主人公に対して行っている「ケア手順の提供」がありました。提供された手順には、一つひとつの行為が丁寧に記載されていて、皆さんはその手順を見たときに、このような詳細な手順を作っているなんて素晴らしいという声が出てきました。

 事例提供者の方は、自分の事例が皆さんに分析されていく中で、様々な検討内容が潜んでいることを認識することができたことや、利用者に対して自分が抱いていたものの見方や考え方と、他者のものの見かたや考え方との差異に気がつき、新たな対応方法のヒントを得ることができたという感想を伝えてくれました。そのときのすっきりした笑顔が印象的でした。

 皆さんの中から、事例検討の企画手法や、事例検討の実際を体験することができ、早速事業所内で「事例検討」をしてみたいという声もあがりました。他の皆さんも、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。

図2 情報交換の場.jpg

図2 情報交換の場


(つづく)
posted by さとうはあまい at 16:34| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月03日

今週の応援現場118日目 仙台編

2007年6月26日(火曜日) 仙台福祉サービス協会



サービス提供責任者の

実務・管理者の役割

訪問介護計画の重要性



 仙台福祉サービス協会からは、協会に属している事業所「すべて」のサービス提供責任者に研修を受けてもらいたい、ということで2日間、同じ研修の依頼をいただきました。今日はその2日目(午前中)の講義です。

図1 ホテルでの朝食、おいしいが差別化は難しい(笑).jpg

図1 ホテルでの朝食、おいしいが差別化は難しい(笑)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 佐藤の話を以前に聴いてくれた参加者の方が多くいましたねぇ(笑)。介護の展開部分は理解されているようでした。そこで、今日は指定基準に重点を置き、介護の展開部分の根拠性についての解説をしました。

 さらに管理者の責務の部分では、「従業者および業務の管理を一元的に行わなければならない」ということは、すなわち、基準では「サービス提供責任者」の業務の管理をすることを管理者に求めているのですから、管理者は「サービス提供責任者の業務に対するチェックを行う必要がある」ということを話しました。

図2 部屋も変わってバリバリ開始!.jpg

図2 部屋も変わってバリバリ開始!


「え〜チェックされるの?(おいおい)」と一瞬戸惑いの表情をされた方々も、佐藤が、管理者がチェックをするということは、サービス提供責任者が自分の業務や責務の中で「できていること、出来ていないこと」を表面化していくことにより、自分の仕事の進捗状況を理解できるようにするためでもあり、それによって初めてサービス提供責任者の気持ちにゆとりが出てくるのではないかと伝えました。

 その具体的な取り組みについては、それぞれの管理者が管理を行いやすいチェック体制をつくればよいのだが、佐藤なりに「このようにすることが望ましい」ことをホワイトボードに見本のシートを書いてゆきました。

 このように図を書きながら管理者のチェック項目を説明していくと、「なるほど、このような台帳を作れば管理者が少しは私達の仕事が大変だということを理解してくれるようになるかも・・」といいながら熱心にノートに写していました。

 そうなんです。管理者の方々はサービス提供責任者の役割や責務についてその大変さは理解できているのですが、管理者が視覚的に捉えているのは、常に忙しくしている皆さんの姿なのであり、疲れきった表情なんですよね。

 でも、管理者が管理をするということは、忙しさや疲れた表情を見るのではなく、業務や責務が遂行されているかどうかをみることなんです。そうするとこのような帳票が必要になりますよね。

 後半は相談援助技術について講義と演習を行いました。まずは皆さんに自分が他者とかかわるときの傾向性を知っていただくためにストローク表を作成していただきました。

図3 天気は悪いがやる気が満々.jpg

図3 天気は悪いがやる気が満々


 佐藤は、皆さんに表を作成してもらっている間に会場内を回り、皆さんの傾向性を見させていただきました。すると、他者に対して「肯定的にストローク」を発信する傾向性が多く、「否定的なストローク」を発信する傾向性が少ない参加者が多いということが分かったのです。

 簡単に言えば「ほめることはできるが、叱る(注意)することができない」傾向性があるということなんですが・・・。

 また、自分から他者に対して「手伝ってほしい」と素直にかかわりを求める傾向性が少ない方が多いので、他者に対して「こんなことは、いわなくてもわかってほしい」と思っているのではないかと尋ねました。

 すると多くの方が、笑いながら「そうそう、他者にああしなさい、こうしなさいというよりも、自分でしたほうが早いものね」と言いました。

 そうですよね。ついつい他者に任せるよりは自分でしたほうが、「説明をする手間も省けるし、早く解決できる」んですよ。


 だけど、サービス提供責任者という立場で、それをすることは相手の自立を妨げるかもしれない、だから正しく伝えることは重要であることを話しました。

 皆さんは、自分自身が常日頃に、他者に理解して欲しいがうまくいかないことがあり、その原因が、実は自分が他者に対して、しっかり指示出しをしていなかったということに気がついたようです。

 他者に対して、指示出しをするということは大変でしょう。しかし、正当な指示出しをせずにいつまでも同じ状態を繰り返していることは時間の無駄遣いに過ぎないのです。

 サービス提供責任者になったのであれば、自分からその役割を遂行していきましょう!そうすることで自分自身の役割に自信が持てるようになるに違いありません。さあ、笑顔でスタートしましょう!!!

図4 現場の皆さんのやる気にひと安心.jpg

図4 現場の皆さんのやる気にひと安心


(つづく)
posted by さとうはあまい at 17:50| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場117日目 仙台編

2007年6月25日(月曜日) 仙台福祉サービス協会



「サービス提供責任者の実務・管理者の


 
役割  訪問介護計画の重要性」


 大宮駅より、なんとなく東北新幹線に乗って杜の都・仙台へ(いや、仕事しごと!)。仙台駅について、改札を出るとおや、右手側に「渡来亭」とあり。仙台なのに「渡来」とはこれいかに?ということは深く考えず、早速お店に侵入。ふふふ。いろんな種類のカレーや、味噌カツ。カツ丼などのメニューが佐藤を誘っています(おいでおいで)。そこはそれ、「味噌カツ丼」をいただきました。講義前だからしっかり食べないとね! 講義後だとお酒が加わる(笑)。

 ご飯の上に千切りキャベツが敷き詰められてこれまた見事なカツがさくさくと乗っかり、味噌風味のソースがかかっているのです。しかも、お味噌汁までついています!!! 
おいしい―――い!(シャキ――ン) あれ?食いタンは終わったっけ?

 ともかく、しっかりと腹ごしらえをしたあとは、少しお腹を休ませないといけません。そこで丸善仙台アエル店へ侵入。このアエル店は品数も豊富だし棚ぞろえも最高! 実は東京で「情報の公表制度」についての書籍を探していたのですが手に入らず困っていたのです。早速カウンターににじみより、「あの−このような本を探しているのですが・・」すると店員さんは、「少々お待ちください。」と手際よく書棚に消えすぐに希望の商品を持ってきてくれたではありませんか。これは本当に素晴らしいことです。

 早速。購入。「あの−領収書の宛名はこちらでお願いします」と名刺を出すと、その店員さん「いつも、お世話になっております! 先生の本を扱わせていただいております。私は、医療・看護書担当の○○です」と名刺を下さりました。

 なんと、わたしの名刺を見ただけで私が何者であるかを認識してくれたのです。まったくありがたいことです。「私のほうこそいつもありがとう!」とこころよりお礼を伝えた次第です、ハイ。

図1 福祉プラザの庭.jpg

図1 福祉プラザの庭

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 さて、タクシーに乗り込み福祉プラザへ。今回はお庭のほうから入りました。この庭が素晴らしい。日本庭園風に造られていて、中央に池があり、池には睡蓮がピンク色の花をほころばせていました。

 少し早かったのですが会場へ入り担当者の方とご挨拶。事務局の方々は汗をかきながら机や、プロジェクターを用意してくださりました。

図2 主催者のご挨拶.jpg

図2 主催者のご挨拶


 今回の研修は2部構成です。1部はサービス提供責任者の役割と責務について。2部は相談援助技術の理解です。

 はじめにプロジェクターを活用して講義スタイルで、サービス提供責任者役割と責務について説明。以前にもサービス提供責任者の役割についての話をしているところなので重複して聞かれた方もいますが、その方々には、おさらいのような形になりました。

 そして、前回、佐藤の研修を受けてから、「経過記録(サービス提供責任者ノート)」を活用するようになったこと。活用することで仕事がしやすくなったといってくれたので、こちらも嬉しくなりましたよ。

図3 セミナー風景(1) 午後は眠い!.jpg

図3 セミナー風景(1) 午後は眠い!


 今回の研修では特に指定基準sを用いて、サービス提供責任者に求められる役割と、責務を説明。さらに今回の訪問介護事業所における不祥事の内容について「老計第10号」を活用して説明。

 訪問介護員が、常日頃の援助の中ですでに「常態化」になっている部分があるかも知れないので、再度サービス内容を見直す必要があるかもしれないことを伝えました。

図4 セミナー風景(2) 寝かせません!(笑).jpg

図4 セミナー風景(2) 寝かせません!(笑)


 後半は、サービス提供責任者に必要な相談援助技術について演習をまじえて話をしました。まずは、人とのかかわり方ストローク表を作成。仙台の方々はおくゆかしくてなかなか自分の思っていることを他者に伝えることが難しい傾向があるようでした。

 そこで、サービス提供責任者は、ヘルパーさんを研修して質の向上を目指す立場にあること。また、介護保険制度については訪問介護の専門家として、できること、できないことについて説明をする役割にあることを伝えました。

 皆さんは佐藤の説明を聞きながら、自分が作成した図を眺めてお互いに苦笑されたり、うなずいたりしていました。

 最終的には他者の援助をおこなう人々が自分の存在を大切に取り扱うことが大事であるということを話しました。これで今回の研修は終了しました。皆さん、お疲れ様でした!

図5 仙台の夜はご飯がうまい!.jpg

図5 仙台の夜はご飯がうまい!


(つづく)
posted by さとうはあまい at 15:12| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

今週の応援現場116日目 千葉編

2007年6月24日(日曜日) 千葉介護労働安定センター



平成19年度スキルアップ講座


「中堅職員研修」



 今日は、千葉介護労働安定センターで定期的に開催している、スキルアップ研修の初日です。これは第3回シリーズで行います。

 第1回目、「苦情処理から始まる介護の展開」と題して、参加者の方に苦情の受け止め方、苦情から「介護の展開」に結びつける考え方や方法などを考えていただきました。

 はじめに苦情が発生するメカニズムついて考えていただきました。自分で考える・グループで考える・みんなで共有するといういつものパターンで研修を開始しました。参加者の中には続けて参加してくださっている方もいたのでその方々がリードを取ってくださりグループ討議も活発にされました。以下は皆さんから出された内容です。


 ●「苦情が起きる原因」

 ・アセスメント不足(ケアマネ・サービス提供責任者)
 ・コミュニケーション不足(ヘルパー)
 ・介護保険制度の説明不足(ケアマネ・サービス提供責任者)
 ・ヘルパーのケアが統一されていない
 ・利用者の希望がケアマネに伝わっていない
 ・利用者が家政婦のように思っている
 ・苦情を受け付けたときの職員の対応によって苦情のレベルに変化  が出る
 ・同居していない家族の理解不足(説明不足)


 皆さんは自分で考えていることと、他者が考えていることに差異がないと感じられたようです。

 次に、事例問題を出し、「あなただったら、どのように対応するか」を考えていただきました。
いささかひねくれた事例問題でしたが皆さんは積極的に考えてくださいました。


 ●リーダーのあなたはどのような対応をとりますか
 
 ・サービス提供責任者が利用者宅を訪問して事実確認をする。
 ・ヘルパーさんから情報を得る。
 ・事業所内でカンファレンスを開く。
 ・利用者宅でサービス担当者会議を開いてもらう。

 そのほかにも、自分がケアに入り、ケア手順を確認するなどの積極的な対応方法を考えてくれていました。

 佐藤から、苦情処理の手法について解説しました。利用者から苦情があがったときには、常に真摯に受けとめ、サービス提供責任者がモニタリングをかねて利用社宅へと訪問し、事実を確認する。そして、利用者からのクレームは必ず担当ヘルパーに伝える。担当ヘルパー(複数)の対応の仕方を確認。必要時には事業所内でケアカンファレンスを開催する必要を伝えました。

 最後に「訪問介護の展開」の場面を通して、自分達ができていること、出来ていないことを、KJ法を用いて検討していただきました。

図1 KJ法をやってみる(1).jpg

図1 KJ法をやってみる(1)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 各グループで出された「できている」こと、「できていない」ことの共通点は「記録ができていない」ということでした。これは、担当者の変更により、前任者が作成できていない部分を引き継いでしまったところに原因があるようです。

図2 KJ法をやってみる(2).jpg

図2 KJ法をやってみる(2)


 佐藤は、前任者の記録のことで悩まないで、「今、現在からスタートすること」の大切さを伝えました。さあ「今からスタート。記録の整備です」再会時の報告を楽しみにしていますよ。

 皆さんが最後まで熱心でしたので時間が足りなくなってしまい、すべてのグループが発表できませんでしたね(笑)。だから、次回は発表できなかったグループの発表から研修をスタートすることにします。

図3 KJ法をやってみる(3).jpg

図3 KJ法をやってみる(3)


 最後に、来月おこなう事例検討の提供をお願いさせていただきました。担当になられた方はお忙しいでしょうがご協力をよろしくお願いします。

(つづく)
posted by さとうはあまい at 14:52| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

今週の応援現場111日目 国立編

2007年6月13日(火曜日) 国立市サービス提供責任者研修


 
サービス担当者会議への、のぞみ方



 全3回シリーズで開催してきた国立市サービス提供責任者研修会も今回で終了。最終回はサービス担当者会議への参加の仕方についてでした。

 当たり前のことですが、まず「サービス担当者会議」は介護支援専門員が開催をします。開催する時期は、利用者の介護保険証の更新時期、区分変更時・状態に変化があったとき。ご存知のように、サービス担当者会議の目的は、利用者のまわりにあるファーマル・インファーマルなサービスを提供している人々が、利用者宅に集合し、情報交換や利用者・家族との介護に対する意向の確認、及び目指す目標を共有することにあるのです。

図1 第3回セミナー風景(1).jpg

図1 第3回セミナー風景(1)


 介護保険制度の施行とともにスタートした「サービス担当者会議」ではありますが、その意義や役割については、介護支援専門員ならば実務研修等で学ぶことができるのですが、サービス提供責任者の場合、このような研修はないので、サービス担当者会議への参加の仕方をキチンと理解している方は、残念ながら少ないようですね。

 そこで、皆さんに「なぜ、サービス担当者会議に参加する必要があるのか」を考えていただきました。まず自分で考えていただき、その後にグループで話し合っていただきました。なぜ、参加するのか、


  1、情報を共有することができる

  2、Dr.利用者の病状や対応について聞くことができる

  3、他事業所による介護行為を知ることができる

  4、利用者家族の状況がわかる

  5、目標の達成状況の確認ができる


 皆さんは「なぜ」参加するのかその意義は、十分理解できていました。今度は、サービス担当者会議へ参加する前にどのような準備が必要なのか、その理解を深めていただくための事例検討を行いました。

 佐藤が「事例検討をしますよ〜」というと、サービス提供責任者の方々は一同に「えーー事例検討?」と一瞬「いやだな〜」という姿勢を見せてくれました(笑)。正直さは結構ですがその馬鹿正直さはいけません。まー怖がらずにやってみましょうよ。

 その事例は、退院した利用者が在宅での生活を再び開始、2ヶ月が経過しました。ヘルパーからの報告で、サービス開始時より利用者ができることが増えた、とのこと。その報告を受け、サービス提供帰任者がモニタリングを行った結果、訪問介護の短期目標が達成されていたことが分かった、というものでした。

 長期目標は「一人で排泄行為が出来るようになる」、短期目標は「ヘルパーが行く時間には端座位で待つことができる」となっていました。

 利用者さんが、この短期目標の「端座位で待つこと」が出来るようになり、やがては「一人で排泄行為」が出来るようになる、という次の目標を皆さんは、どのように考えていくのか。またその目標を達成するために具体的にどのよう援助をすればいいのかを、まずは一人ひとりで考えていただきました。

 本来は、短期目標を決めるときには、利用者さんと相談しながら考えていくものですが、今回は皆さんがそれぞれ利用者さんになったつもりで考えていただきました。実際に利用者さんと話さないので少し難しかったかもしれませんね(笑)。

 皆さんが決めた短期目標は「ヘルパーさんの援助を受けながら自分で下着衣を脱ぎ、ポータブルポータブルトイレに座ることができる」でした。

 短期目標が決まれば、今度は具体的な援助方法のケア手順を考えていただき、それを文章化していただきました。さっすが、かいご職の皆さんです。見事に援助行為を手順として文章化することが出来ていました!

図2 第3回セミナー風景(2).jpg

図2 第3回セミナー風景(2)


 介護支援専門員から「サービス担当者会議」の招集があった場合には、まずサービス提供責任者が、利用者宅へモニタリングに行き、現状を把握の上、アセスメントを行うことが大切です。

 この事例のような変化があった場合には、あらたな目標や援助方法を具体的にしてゆくのです。このような準備ののち、サービス担当者会議に参加することで、訪問介護事業所の考えが生きてくることを話しました。

 それと同時に皆さんが書いたケア手順は、それが立派な訪問介護計画書にもなっていることを伝えました。すると「そうね、ここまで丁寧に書いてあれば利用者さんもヘルパーさんも理解できるよね!」という感想が出てきました。

 この一連の文字化する作業を見ていた国立市の主催者の方も、「“介護支援専門員”にはこんな細かな視点はないですよ」と感心されていました。

 そうなんです! サービス提供責任者の方々は、日々ヘルパーとしても働き、日々「介護行為」をしているのですから、必要な介護行為を文字にすることだって出来るのです。

 さて、3回シリーズで行った研修も終了しました。研修後、皆さんからのアンケートをいただきました。「日中の研修で参加するのが大変だったけれど、参加してみて、サービス提供責任者の仕事や、介護の展開方法を知ることができて良かった」という内容が多く記載されていました。また、一度にするのは難しいとも書かれていました。また、介護支援専門員さんに任せてばかりではいけないということを改めて認識されたようです。

 サービス提供責任者の方々は本当に過酷なスケジュールの中で、日々の業務と責務をこなしているのです。だから、自分の仕事を大変だと諦めてしまわないで、他者に任せるところは任せ、他者の力も頼りにし、出来るところからはじめてみませんか。

図3 第3回セミナー風景:主催者サイドと話し合い.jpg

図3 第3回セミナー風景:主催者サイドと話し合い


(つづく)



posted by さとうはあまい at 15:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

今週の応援現場108日目 大田区編

2007年5月30日(水曜日) 大田区介護支援ネットワーク



訪問介護計画書のつくり方


他職種連携



 大田区介護支援ネットワークは、地域にある居宅介護支援事業所や地位包括支援センターが中心になって運営委員を選抜、介護支援専門員を中心に、関係各機関が情報と課題を効率的かつ共有する場などを提供することを目的とした組織なのです。

 介護保険制度を提供する人々がこのような組織を作り出してお互いに学ぶ場を設けているということは素晴らしいことです。

 佐藤への研修の依頼は、介護支援専門員の人々に、訪問介護事業所の役割、そして訪問介護計画書がどのように作成されるのか、さらには訪問介護事業所との連携のとり方などについての演習を含めた話をしてほしい、とのことでした

 早速。参加者の方々に資料を活用して、「介護支援専門員の役割」及び「サービス提供責任者の役割」について、今自分が理解していることを箇条書きにしていただきました。次にグループ内でお互いがどのように考えたのかを話し合っていただきました。

図1 大田区セミナー風景(1).jpg

図1 大田区セミナー風景(1)>
写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。



 参加者の方は介護支援専門員や、サービス提供責任者及び管理者の方々ですから、常日頃自分がしていることを記載していただきました。しかし、自分がしていることを文章にすることは少し難しかったようで、グループ討議が始まり他者とかかわる中でやっと自分の考えをまとめることができたようです。

 下記は各グループから介護支援専門員の役割やサービス提供責任者の役割について発表していただいた内容です(抜粋)。


 介護支援専門員の役割
  ・制度を熟知して正確な情報を伝える。
  ・全体的な相談窓口となる。
  ・サービスの調整役となる。
  ・サービス担当者会議を開催する。
  ・仕事を持ってきてくれる(人)
  ・ケアプランを作成する。

 サービス提供責任者の役割
  ・ヘルパーを調整する。
  ・ケアマネへのフィードバック
  ・クレーム処理
  ・ヘルパーの指導・育成する。
  ・訪問介護計画を作成する。
  ・サービスに自分で入る。
  ・ケアマネ家族への連絡・調整する。


図2 大田区セミナー風景(2).jpg

図2 大田区セミナー風景(2)


 
 次に佐藤が資料を活用して、介護支援専門員が行うケアマネジメントとサービス提供責任者が行う訪問介護の展開法について説明しました。

 1番重要な部分は、介護支援専門員もサービス提供責任者も、利用者が介護保険制度を利用してくれる(活用する)ことと決めつけ、自社サービスに問い合わせをしてきたからといって、まだ、しっかり利用するとは決まっていない。まして、介護支援専門員がサービスを提供するところを紹介して居宅サービス計画に名前が記載されたからといって、利用者は、まだサービス担当者とは会ってはいないのだということ。

 だから介護支援専門員でも、サービス提供責任者でも、初回のインテーク面接では、自社サービスを活用していただけるように、説明しなければならないのです。だから、利用者に対しての接遇が大切になるのだ、ということを伝えました。

図3 大田区セミナー風景(3).jpg

図3 大田区セミナー風景(3)



 そして、介護支援専門員は、ケアマネジメント、つまり利用者にサービスを結びつける説明や案内こそが役割であり、サービス提供責任者はそれによって提供されていく介護サービスの展開が円滑に回って行くようにすることこそが役割なのである、と伝えました。

 会場にはサービス提供責任者の方も多く参加されていましたので、訪問介護事業所が行うインテーク面接の大切さや、サービス内容を導くときのアセスメントの重要性が改めて理解できたようです。

 また、介護支援専門員は「何でも自分がせねばならない」と思うことは、サービス提供責任者にお願いするのもまた良いことであるという認識を深め、サービス提供責任者をお互いに頼りにし合うことが大切であるということも再確認できたようです。

図4 大田区セミナー風景(4).jpg

図4 大田区セミナー風景(4)



 また、居宅介護支援事業所と訪問介護事業所が併設されていることによる利点と、弊害について説明。そして、連携をする部分では、お互いの存在を意識して、言葉でのやり取りだけではなく、連携した内容を意識的に文章に残す必要性について、帳票類を活用して説明しました。

 その結果。サービス提供責任者の方々は、自分の役割について、利用者ごとの記録を残す必要性について認識を深められたようでした。

 このように介護支援専門員とサービス提供責任者が一同に集まり、同じ内容について研修を行い、お互いの考えを話し合えることは重要。これからもお互いの存在を大切にし、いろんなところでディスカッションを深めていただければいいなぁと思います。

(つづく)
posted by さとうはあまい at 15:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月31日

今週の応援現場107日目 国立編

2007年5月23日 (水曜日) くにたち福祉会館



国立市サービス提供責任者研修

(No.2)


 これは佐藤が、4月から3回シリーズで行っている研修の第2回目です。前回は出来なかった訪問介護計画の作成方法からスタートしました。

図1 国立セミナー風景(1).jpg

図1 国立セミナー風景(1)


 まずは、「自分のコーヒーの入れ方」を考えるところからスタート。「リラックスをしているときに飲むコーヒーの入れ方を書いてください」と伝えると、

 「インスタントですか、それとも本式?」と聞かれたので、なんでも自分で入れる方法でかまいません!と答えました。

 「とにかく自分でリラックスをしているときに飲むコーヒーです!!!」と説明。

 そして、参加者の方の協力を得て1人の方の入れ方をホワイトボードへ披露。

 「やかんに火をつけて、カップを出し・・・(云々)、最後に居間へ移動して腰掛けて飲む」となっていました。

 そこで、佐藤が皆さんに質問です。

 「コーヒーを入れようと思った」と書いた人。

 今いる場所からコーヒーの道具があるところまで移動した人などを尋ねると、はじめは何を佐藤が伝えようとしているのか分からなかった人も、

 「そうだよね、台所まで移動しなければコーヒーを入れることはできないものね」と苦笑されていましたね。

 そうなんですよ。介護の専門家になってしまうと、コーヒーの入れ方を考えるときに、ついついレシピを思い浮かべて「行為の手順」を優先に考えてしまいますが、実は援助を行うヘルパーさんは、その前段階から利用者とはかかわっているのです。

 だから、サービス提供責任者が利用者とかかわりながら訪問介護計画書を作成するときには、このような視点を持つことが大切だということを伝えました。

 皆さんも「なるほど」という顔をされて納得してくれたようでしたね。

図2 国立セミナー風景(2).jpg

図2 国立セミナー風景(2)


 次に本日の研修内容である、モニタリングについて考えていただきました。皆さんが今モニタリングをどのようにとらえているのか。そのようなときにモニタリングをしているのかを書き出していただき、次にグループワークで深めていただきました。

  ・訪問介護員が、指示書通りに仕事をしているかどうか。
  ・利用者に困っていることはないか。
  ・状態に変化がないか。
  ・苦情などがないか。

を確認する等が出されました。

 そもそも、モニタリングとは、モニターに行くことをさしています。つまり「測定」です。何を測定に行くのかというと、事前のアセスメントのときの状態と現在の状態の差異を測りに行くのですから、事前のアセスメントの表現方法が重要なポイントを締めてくるわけです。

 また、利用者が立てた目標にどのくらい近づくことができているのか。逆に目標を達成できる状態であるのかどうかもモニタリングします。

 次にモニタリングの時期について説明をしました。

  1、介護保険証の更新・区分変更のとき 
  2、目標達成の期間が達成するとき 
  3、利用者の状態に変化が出たとき

などです。ただし、介護予防の指定基準には、1か月に1度はモニタリングを行い、介護予防サービス計画を作成したところに状態を知らせることになっているという根拠を付け加えました。

 このようなことは皆さんがいつも現場でしていることなのでやるということを理解はできているようでしたが、

 「全員はできないなー」とため息をまじえて話していましたね。

 そこで、佐藤からの提案としてサービス提供責任者は自分のスケジュール管理をして、1か月に一度は利用者宅の援助に入れるような工夫をすることを話しました。

 自分が援助を行うことで利用者が「できること」「できないこと」を理解できるんですよ、ということを伝えました。

 それにしても、参加者の方の能力は素晴らしい! 佐藤が伝えようとしている「言葉」が理解できてるし、その必要度も理解できています。

 ただ、今までに「モニタリング」をしているという意識をしていなかったことがすなわちモニタリングだっただけなのですよね。

 これからも、ヘルパーさんの代替でサービスに入るときには「モニタリングだ!」と考えて援助に入るようにしましょう。そうすれば、「代替者」の援助ではなく、サービス提供責任者としての援助ができるようになるでしょう!

図3 国立セミナー風景(3).jpg

図3 国立セミナー風景(3)

(つづく)
posted by さとうはあまい at 17:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場106日目 長野編

2007年5月18日(火曜日) 介護ジャーナル


現場で使えるセミナー
 
訪問介護事業所 サービス提供責任者の役割


 今日は長野市若里文化ホールにて介護ジャーナル主催のセミナーがあります。昨日から長野を堪能している佐藤は宿泊したホテル「ホリデイ・イン エクスプレス長野」でバイキングスタイルの朝食をいただきました。

図1 ホテルの朝食がまたよい.jpg

図1 ホテルの朝食がまたよい

※写真をクリックすると大きくなっちゃいます。以下同じ。



 この中のレストランは見晴らしもいいし、気分は最高!

図2 ホテルから見た朝の長野市内.jpg

図2 ホテルから見た朝の長野市内


 長野といったら善光寺参りでしょう!(と思うが)。チェックアウト後、早速出かけましたよ。

 時間にゆとりがあれば参道を歩くことが望ましいのですが、セミナー前に疲れてはいけませんのでタクシーに乗りました。

 長野駅から善光寺まで1.9km。これじゃ全然、駅前とは言えない。
(銀行もあまりないし、ブツブツ。)

 ちなみにこの地域にはぐるりんバスがあり善光寺まで100円で行けるんです。リサーチしておかないと無駄な出費となりますのでリサーチは大事ですよ! 

 それにラッシュ時だからタクシーが進まないのよね、これがまた。

図3 なんでも「大吉」善光寺!.jpg

図3 なんでも「大吉」善光寺!


 善光寺では、本日のセミナーの成功を祈願。恒例のおみくじタイム。なんと大吉。周りにいるお姉さん達も次々大吉。

 その姉さん方が「あかん、ここ大吉しかないやん!」(あかんことあるかい! 凶しかなかったら救われんぜ)との声。まぁ気にしませんよ(笑)。

 介護ジャーナル主催のセミナーを担当するのは昨年に引き続き2回目です。今回のテーマは、

「訪問介護員の育成と連携方法」


 午前中はサービス提供責任者の役割や責務について資料や本テキストにして講義。皆さんが非常に熱心に聞いてくれるので、佐藤も熱が入ってしまい、10:00からスタートして、12:30まで休憩も取らずに話してしまいました。
(皆さん。休みもとらないでごめんなさい!)

図4 さてセミナー開始!.jpg

図4 さてセミナー開始!


 特に、サービス提供責任者が、常日頃行っている他者との連携を効果的に記録しておくことの重要性や、モニタリングを効果的に行うことなどについてを、帳票類を用いて説明すると、皆さんはなるほど!とうなずいてくれていましたね。

 サービス提供責任者は、援助に出て、ほとんど事業所にいることが少ないので、記録を書くことが難しいのですが、事業所にいる他者の力を頼りにすることでサービス提供責任者記録(経過記録)がつくられていくことなどを説明しました。

図5 地元のセミナーはチカラが入る.jpg

図5 地元のセミナーはチカラが入る


 午後からは「対人援助に必要なコミュニケーション能力と接遇」と題して、「自己理解・他者理解」を深めていきました。

 まず、自分が考えている自分自身と、他者が見た目で判断する自分自身とは結構違いがあることを知り、お互いが感じた他者(あなたはこういう人である)を伝え合ったときには「えーそんな!」「うそー!」などと、にぎやかな声が会場を飛び交っていました(笑)。

 次に、訪問介護員の書く記録について「困った記録内容」とはどのようなことか。また、サービス提供責任者として「どのような記録を求めるか」を考えていただきました。

 まずは自分で考えて、その後グループで考えていただき、最後に会場で共有しました。すると、困った内容では、

  ・サービス内容にないことを記載された。
  ・訪問介護員同士の連絡帳となった。
  ・感想を書かれた。

など、具体的な内容が出てきました。また、希望する、書いてほしい記録に関しては、

 ・感想ではないもの。
 ・主観的ではなく客観的にとらえて利用者の変化や言葉など。
 ・事実。
 ・他職種も理解できるような記録。

などが出されました。今回の研修では「職場内研修のための手法を学ぶ」ことも目的の1つですので、今この会場でやっている「自分で考える」「グループで考える」そして、みんなで共有するようなグループワークの手法を実践し、ヘルパーさんたちに考える時間を持たせることをするように伝えました。

図6 乗りのいい、セミナー会場での皆さん.jpg

図6 乗りのいい、セミナー会場での皆さん


 最後にリスクマネジメントに視点を置いた研修手法です。皆さんに10問の問題を出して、どれが介護事故で、どれがひやりハットなのかを答えていただきました。

 まずは、サービス提供責任者が「事故」とは、どのようなことをさすのか。ひやりハットとはどのようなことをさすのか。それぞれについての理解を深める必要があるでしょう。

 質問の答えに解説をつけ、説明をすると、援助する側が「事故ではない」と考えがちなことも、利用者側が「被害を受けた」と思ったときには、それは「事故」になるんだということがわかり、「そうか! 利用者に困ったと思われてしまえば、それはもう事故なのか」と,それぞれで話をしていましたね。

 事故や苦情が発生したときには、そのことを題材とした研修を開いて検証し、再発防止について話し合うことなんかも有効ですよ。

 最後、参加者の方から、「前回このセミナーに参加して、先生に教えていただいた通りに帳票類を活用して実践をしました。

 今回監査があったが指摘されることも無く、逆によくやっているといってもらえてうれしかったです」という声を聞かせていただくことができました。

 佐藤は研修を通して、サービス提供責任者の役割や責務、訪問介護の展開法を伝えています。伝えるだけなら安易なことです。しかし、実践していくのは参加者の方々なのです。

 ですので「実践したら、仕事がやりやすくなった!」と報告をしていただけることは、とってもうれしくなるのです。

 全てを一度に実践しょうと思ったら、そりゃ大変なことですよ。自分の力を認め、他者の方々の力を頼りに、できるところから。まずスタートしてみてくださいませ。

 研修が終わり、皆さんを会場から送り出している中、そばによってきて「ありがとうございました。できるところからやってみます!」と何人もの人が声をかけてくれたのでした。

 佐藤のほうこそ、皆さんとかかわることができて嬉しかったです。ありがとう!!!

(つづく)
posted by さとうはあまい at 16:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

今週の応援現場100日目 国立編

◆介護現場応援ブログ100回目!◆


2007年4月18日 水曜日


於:国立市福祉会館

サービス提供責任者に求められる業務内容」

第1回

「自己理解・他者理解」 訪問介護計画の作成方法

「アセスメントについて」



 本日から3回シリーズで東京都国立市の訪問介護事業所の管理者及びサービス提供責任者向けの研修を行います。

 国立には過去にも出没をしており、懐かしい人々に再会することも出来ました。また、参加者のかたから、「佐藤先生の話を聞きたいと思っていたけど、こんなに早く聞けるとは思わなかったので楽しみに来ました」という声も聞くことができ、佐藤のほうが恐縮してしまいました。

図1 研修風景(1).jpg

図1 研修風景(1)


●本日の研修内容

 ・「自己理解・他者理解」

 ・「アセスメントの手法について」

 ・「相談援助技術について」


■自己理解・他者理解

 まずは、自分がどのような人間だと考えているかを書き出していただきました。次に、隣りにいる方とコミュニケーションの時間をとり、お互いに自己紹介をしていただき、その時間を通して、相手はどのような人間だと思うかを考えていただきました。

 その後、「今、あなたはどのような人間に感じたか」を表現し、お互いに思ったことを伝え合っていただきました。

 他者が感じた「自分」を伝え合うときは、「それは違うんじゃない?」と言いたくなる場合もあるかもしれませんが、否定はせずにまずは受け取ることをしていただきました。

 皆さんは自分が感じたことを素直に相手に伝えることのに照れくささや、相手の感じたことを素直に受け取ることの難しさにあらためて気がついたようです。

 結果として、「自分が考える自分と他者が感じてくれる自分」には差があることに気づいていただきました。

 対人援助行う人は、このように自分が伝えたいことを相手が素直に受け取ることができない場合も有ること。さらに相手が伝えようしていることを自分も素直に聞き入れることができない場合もあるということを知り援助に当たることが重要なのです。

 このことを認識していれば「どうしてあの人は分かってくれないのだろう」と思ったときに、「自分の伝え方に工夫をする必要があるのかもしれない」ということに気がつけるかもしれません。

図2 研修風景(2).jpg

図2 研修風景(2)



■アセスメントの手法について

 訪問介護事業所は、居宅サービス計画や介護予防ケアプランに沿ってサービスを実行しています。

 このときに必要なものは「問介護計画書」です。サービス提供責任者は、まず提供されたサービスについて、訪問介護員が利用者に対してどのような援助を実行していくかを具体的にしていく役割があります。

 この具体的なサービスを作成するときに必要な能力が「アセスメント」能力です。皆さんには、自分が常日頃行っている、アセスメントとはどのようなものなのか。具体的な援助とはどのようなものなのかを考えて話し合っていただきました。

 そこで、コーヒーを入れる手順や、洗濯物を干す手順を考えていただきながら、お互いの考えを伝え合い、さらに佐藤からの解説を聞き、アセスメントをするときには、どこに視点を置くことが重要であるかに気がついたようです。

図3 研修風景(3).jpg

図3 研修風景(3)


■相談援助技術について

 最後は、「自己理解・他者理解」に戻り、相談援助に必要な「バイステイックの7つの基本原則」を実行するときに、援助する者・援助される者の双方が持っている価値観の違いから、この原則を十分に発揮することが難しいことであることを伝えました。

 その上で、他者の相談援助に当たる援助者は、バイステイックの7つの原則を実行することは、このように難しいことだから、常にこの原則を意識して他者とかかわることが重要だという話をしました。

 3時間の演習・講義でしたが、皆さんが爆笑したり・時には胸をキュンと詰まらせたりしながら、熱心に参加してくれたので、あっという間に終了の時間になってしまいましたね。次回は5月23日です。テーマは「モニタリングと記録の方法、訪問介護員へのサポートの重要性」です。再会を楽しみにしています。また、国立で会いましょう!



★応援現場100回記念★


 かいご職サポーター「佐藤ちよみ」出没記録を見てくださっている皆様へ!

 2006年9月に千葉県・安房からスタートした、今週の応援現場出没記録も今回で100回目を迎えました。スタートしたときにこんなに続けられるとは考えてもいませんでした(根気がないもの)。

 回数を重ねるごとに皆様から「ブログを楽しみにみていますよ」の声も聞かれるようになり、それを励みに続けてきました(佐藤が応援されていますね、ははは)。

 佐藤が、今週の応援現場出没記録で皆さんへ発信してきたことは、サービス提供責任者の方々に対しては「サービス提供責任者の責務に対応することの重要性」を。訪問介護員の方々には「訪問介護員に必要な心がまえ」を。また、介護支援専門員の方々には「相談援助技術を向上させるための手立て」などを行った研修記録でした。

 参加した方々はブログをみて、自分が受講した研修を振り返ることが出来るということと、なにか大切なことを忘れてしまったときに、それを思い出せるヒントとしても活用してくれているようです。

 佐藤もスタート時は、研修現場の様子を伝えるだけでしたが、徐々に見てくださる方々を意識して、ブログを見てくれている皆さんが、自社サービス内で研修を行うときに、佐藤の研修手法を参考していただけるようにと書き方に工夫をこらしました。はたして、皆さんの希望通りになっているかは不安ですが・・・。

 佐藤自身も張り切って、読みやすいブログの構築を目指します。今後ものぞいてみてくださいませ。ありがとう!

ひゃ〜対人援助スキルアップ研究所 祝100回!.jpg

ひゃ〜対人援助スキルアップ研究所 祝100回!


(つづく)
posted by さとうはあまい at 15:10| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(3) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月10日

今週の応援現場97日目 国分寺編

2007年3月29日 木曜日


於:いずみプラザ

国分寺市サービス提供責任者連絡会



  国分寺市サービス提供責任者連絡会の研修は本日で5回目。毎回、その時々の話題性を取り入れながら「事例検討」を中心に研修会をおこなってきました。今回は今年度最後の研修会です。

 この研修会は夕方の18:30から20:30の2時間で行っていますが、サービス提供責任者の方々は忙しいのでなかなか定時に集まることが出来ません。

 ですので、開始前に受付にて座談会をしました。事務局を含め皆さんが話す内容は、以前のように長時間のケアがなくなったのでヘルパーさんに提供できる時間少なくなったので一定額の賃金を保障することができない。

 ヘルパーの資格をとって働いたとしても、収入が当てにならないから辞めていく方が多くなった。

 また、新たなヘルパーさんはなかなか来ないので、自分達がケアに入るしかない。

 自分達が目一杯仕事に入らなければならないから、当然サービス提供責任者の仕事が停滞するから、本当にどうしたらよいのか困っている。

 また、利用者さんが介護給付から予防給付に変わって、今までのケアが出来なくなったことを伝えると利用者さんが怒って「そんなら来なくていい」と言われる始末。だから事業所としても収入減ですね。と怒りをおしころして、むしろため息混じりに話してくれました。

 このような過酷な仕事をしていても、皆さんは自分を磨きたいから、こうして自己研鑽に来るという姿勢は素晴らしいことです。さー張り切って、研修会のスタートです。遅れてくる方がまだいるとのことで、資料に沿って、事例と同じような場合には「自分だったらどのように対応するか」を考えていただきました(自己作業)。

図1 研修風景(その1).jpg

図1 研修風景(その1)

※写真はクリックすると大きくなります(以下同じ)。


 事例は「利用者が調理に対して固執している部分が多く、数人の訪問介護員がサービスを提供しているが、一人の訪問介護員に対して苦情が出た!」です。


 @利用者に対してどのように対応したか。

 A訪問介護員に対してどのように指導業務を展開したか等を、
  援助経過を中心に発表していただきました。

図2 研修風景(その2).jpg

図2 研修風景(その2)


 佐藤が皆さんに考えていただいたこと。下記について現在どのような対応をしているか具体的に記載しましょう。


 1、ヘルパーへの依頼方法

 2、ヘルパーに対して苦情方法を伝える方法

 3、ヘルパー交代の伝え方

 4、事業所内カンファレンスを行う手順

 5、ヘルパーへの言葉かけ(感謝、ねぎらい)の仕方

 6、事業所内ケアカンファレンスを受けて、介護支援専門員に
   対して提案・報告の方法

 7、利用者に対して、介護保険制度では出来ないサービス内容
   の伝え方「工夫している内容」等

 8、自立支援に即した援助をするために工夫していること

 9、利用者に対して理解しやすい伝え方
   「介護保険制度の説明」


 このように考えていただく項目が多かったので、グループで話し合っていただく内容を振り分けて考えていただきました。

 グループ討議を通して、皆さんは、自分ひとりでは考えつかないことも、他者の考えを聞くことにより、新たな気づきをすることが出来たようです。

図3 研修風景(その3).jpg

図3 研修風景(その3)


 佐藤からのアドバイスは、インテーク面接のときに、援助を先走って導くのではなく、まずは、利用者の心の葛藤を聞きだすことからが重要であること。このときに、利用者自身が現状を十分に認めることができたときに始めて「自分らしいやりかた」を援助者に伝えることができるようになることを伝えました。

 また、苦情については真摯に対応する必要があること。また、苦情はいつでも発生すること。だから、事業所内でどのような苦情があがったかを訪問介護員さんへ開示することが必要だということ。何よりも一番大事なことは苦情を頂いた訪問介護員と面接をして、事実を伝えること。そして、事実確認をして、同じことが起こらないように「真の原因」を導き出すことが大切だと言うことを伝えました。

図4 研修風景(その4).jpg

図4 研修風景(その4)


 このように、利用者の状態に向き合いながら、利用者自身が現状を認めることができるように寄り添うことや、訪問介護員さんが「真の原因」を見つけることが出来るように寄り添うことは、簡単なことではないことを伝えました。

 常日頃の業務に追われてサービス提供責任者自身が自分を見失ってしまうと、先を見通すことが出来にくくなります。だから、常に現実に起きていることに巻き込まれないように客観的な視点を養ってください。(なにか、ことが起こったら、深呼吸をすると効果あり)

 研修の始まる前の座談会で皆さんの現状をうかがっていると、本当に大変だと思います。だからこそ、時には効果的な休息の時間を作り、常日頃精一杯に働いている自分をいたわってくださいませ。

(つづく)

posted by さとうはあまい at 13:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場96日目 新潟編

2007年3月25日 日曜日


於:新潟テルサ

(財)総合健康推進財団九州事務局

「介護予防対応、介護予防訪問介護計画作成講座」


 佐藤は新潟県ホームヘルパー協議会から依頼をいただき、すでに何回か新潟のかいご職の方々とはかかわったことがあったので、もしかしたら誰か知っている方が参加してくれてはいないかと期待して会場へ入りました。

 すると、懐かしい人々が来てくれていました。また、参加者の中から「私は先生と「ときメッセ」であって、ハグしていただきました♡」とのこと。

 そうそう、昨年は新潟で1月と3月に予定をしていた研修があったのですが、1月に大雪が降ってしまい、そのために開催することが出来なくて、3月の研修に1月の参加希望の方も合わせて、なんと200名を越える人々の前で佐藤は講師をつとめたことがあったのです。

 また、同様に昨年秋に5回シリーズで行った研修に参加してくれた方が同じ会社のサービス提供責任者の方と同行で総勢9名で参加してくれました。皆さん、とても前向きで、熱心な方々でした。

 本日の参加者はこのような懐かしい人々を含め総勢26名です。まずは参加者の方々に、自己紹介を含め研修に参加する目的を話していただきました。

図1 朝からホテルで仕事仕事(笑).jpg

図1 朝からホテルで仕事、仕事(笑)

※写真をクリックすると大きくなります(以下同じ)。


図2 セミナー前の地震でちょっとクラクラ.jpg

図2 セミナー前の地震でちょっとクラクラ



◆研修項目

 1、居宅介護支援事業所と訪問介護事業所の役割について

 2、介護支援専門員とサービス提供責任者の役割・責務に
   ついて

 3、サービス提供責任者の責務に必要な帳票類について

 4、可視的介護行為と不可視的介護行為について



◆研修方法

 1、指定基準を用いて訪問介護事業所の管理者の役割について
   説明。

 2、テキストを用いてサービス提供責任者の責務と必要な帳票
   類の説明。

 3、洗濯物を干す行為を用いて可視的介護行為と不可視的介護
   行為について考える。


 今研修は、佐藤の本をテキストにしていますので、まずはテキストに沿って、サービス提供責任者の役割と責務について説明をしました。皆さんは「医療行為」の解説の部分に興味を持たれて熱心に聞いていました。あまりにも熱心に聞いてくださるので、午前中はテキストと、必要な帳票類の説明で終わってしまいました。

 午後からは改めて、指定基準に沿って、サービス提供責任者の責務について具体的に説明をしました。最終的に、洗濯物の干し方について、各自の家の干し方の手順を書いていただき、佐藤の動画を見ていただきました。そして、訪問介護員が行っている具体的な介護行為を見ていただきました。

 皆さんは、訪問介護計画書は、一人ひとり違うということ、訪問介護員がおこなう援助について具体的に記載されていることがいかに大切なことなのかを理解してくれました。本日の研修はこれにて終了です。皆さん。また、どこかで再会したときに「訪問介護計画書」及び「サービス提供責任者ノート」の使い勝手を教えてくださいませ!

図3 お昼には少し落ち着きました.jpg

図3 お昼には少し落ち着きました


図4 セミナー風景.jpg

図4 セミナー風景



 さて、今回の能登半島地震の被災者の方々にお見舞いを申し上げたいと思います。実はこの新潟テルサで研修をスタートしようと準備をしているときにその地震は起きたのです。はじめはめまいかと思いましたが、そのうちに横揺れがひどくなり「地震」だとわかったのです。

 新潟は大きな地震が起きた記憶がまだ残っているので、「またか」と思いましたが、震源地は能登半島沖でした。佐藤は石川県のホームヘルパー協会の方々ともかかわりがありますので、昼食後知人にメールをして安否の確認をしました(ほんとは混むから身内以外は避けたほうがいいのですが心配だったのでねぇ)。その方は電話がつながらないが何とか大丈夫ということです、まずは良かった。

 帰宅後、地震のニュースを見たところ、輪島市が大きな被害を受けていて驚きました。輪島の朝市にも行きましたし、七尾地域のホームヘルパーさんにも定期的にかかわっております。だから、本当に気がかりなのです。

 先日NHKの番組で、地震後のホームヘルパーさんの活躍を取り上げていました。自分の家も被災したが、地域に住むお年寄りが「自分がくることを楽しみにしていてくれているから行かないわけに行かない」といって笑顔で訪問をされている姿に「すごいなー。はたして同じ境遇だったらわたしはどうするか」と考えさせられました。

 被災された方々はまだまだ大変な状態だと思います。くれぐれも、ご自愛くださいますようにお願いしたいものです。

(つづく)

posted by さとうはあまい at 13:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月29日

今週の応援現場92日目 会津若松編

2007年3月15日 木曜日



於:ピカリンホール(北会津支所内) 

高齢福祉課地域支援グループ

介護サービス事業所職員スキルアップ研修会

「訪問介護計画書のつくり方」



 研修は午後からです。だから研修内容は後半に記載します。午前中は空いております。ふふふこの時間を有効に活用しなければなりません。いざ、タクシーに乗り込み目指すは「鶴ヶ城」です。


【鶴ヶ城】

 以前に来た時にはたしか冷たい雨が降っていましたが、今日は晴天です。しかし、足元は雪(くどい!)。タクシーでお城の入り口で下車、城内を移動しやがて庭園に出ました。そこには雪つりを施した松が雪をたわわに抱えて出迎えてくれました。雪景色にお城が映えます。

図1 ああ鶴ヶ城.jpg

図1 ああ鶴ヶ城


※写真をクリックすると大きくなります(以下、同)


図2 昔を思い出し(戦国時代?)、銃をてにとる佐藤.jpg

図2 昔を思い出し(戦国時代?)、銃をてにとる佐藤



 早速売店に荷物を預けて中に進入。天守閣に登りました。地元の方々には失礼ですが、雪に染まった山々が非常に雄大に見えて美しかった(この景色はなかなか観れませんよ!)。

 鶴ヶ城が山に囲まれたお城であるということを再認識しました。天守閣を堪能した後、庭園内にある茶室麟閣にて和菓子とお抹茶をいただきました。

図3 茶室の前のつららの大きさにびっくり!.jpg

図3 茶室の前のつららの大きさにびっくり!



 麟閣内にはお茶にふさわしいお花が植えられています。この中の梅も咲こうという矢先にこの雪に見舞われたようでピンク色をした蕾をしっかりと閉じていました。さて、昼食はガイドブックから選抜した七日町駅近くにあるお豆腐料理のお店です。



●とうふ茶屋 清水庵(せいすいあん)●
 11時からの開店。開店同時くらいにお店に到着。早速、ガイドブックにあったごっつお膳1000円を注文。なんとーーー。小さなお釜にお米が入って目の前で炊飯です。まつこと約20分。やがてとうふハンバーグや、白和え、とうふのみそ漬け、切干大根と油揚げの煮付けなど、小鉢が数点載った贅沢なお膳が登場。これもすごいが・・・。

 いやー贅沢なのは、実は炊き上がりのご飯です。会津米に酒造りの仕込み水を使用して今まさにお釜で炊き上げたご飯です。美味しかったのなんのって日本人で良かった。これで、1000円とはおそれいりました。ご馳走様でした。

図4 ヘルシーなおとうふ料理をいただきます!.jpg

図4 ヘルシーなおとうふ料理をいただきます!




 実はこのお店はお蔵を改造したもの。その柱はなんと鶴ヶ城の廃材を使用したとのことで、みれば欄間の中央に鶴のマークがあるではありませんか。なんでも、戊辰戦争を経験している廃材だとか・・・・。素晴らしいの一言です。至福のひと時を過ごした後、タクシーを呼んでいただき目指すは「ピカリンホール」。

 このタクシーのお姉さんがこれまた非常に楽しい方でした。会津の地吹雪のすごさを身をもって経験されているようで、その様子をにぎやかに説明してくれました。
(なんと地吹雪で車が宙を飛んでしまうようです。こわっ!)  

 そうこうしているうちに、車はピカリンホールへ到着。本日は地吹雪の被害に遭うことなく無事につくことができました。良かった。本日の主催者の方々とあいさつ後、打ち合わせ。以前、私の研修会に参加してくれた懐かしい人との再会もありました。



★研修内容

 1、サービス提供責任者の責務
 2、必要な帳票類の作成方法
 3、訪問介護員がおこなうサービスについて



◆研修方法

 拙著『よくわかり、すぐ使える 訪問介護計画書のつくり方』改訂新版(日本医療企画・刊)をテキストとして使用。指定基準を根拠としてサービス提供責任者の責務について講義。必要な帳票類の提示(拙著をテキストとして活用)。可視的介護と不可視的介護の違いを説明する。

図5 ごはんを食べたら、仕事しごと(笑).jpg

図5 ごはんを食べたら、仕事しごと(笑)



 参加者の皆さんは、午前中お仕事をなされてきてさぞやお疲れの時間だと思いますが、皆さんが真剣に佐藤の話に集中して耳を傾けて聞いてくださるので非常に緊張してのスタートでした。

 まずは、介護保険制度の導入に伴い、訪問介護事業所で働いていた諸先輩が介護支援専門員へなってしまったこと。

 介護保険制度の導入に伴い、措置制度から、利用制度へと制度自体は変革したが利用者自身が介護保険制度を理解することが難しかったこと。

 このことにより、介護保険制度設立のときに大切だった理念が浸透することができず、自立支援をめざす取り組みができにくかったこと。

 さらには、昨年の介護保険法で新たな考えとして登場した介護予防重視の考え方などについて講義をいたしました。

 皆さんはこの研修から、自分たち訪問介護事業所が、いつの間にか「介護給付」「予防給付」「障害者自立支援法のサービス」「インフォーマルなサービス」など、各種制度をまたがったサービスをおこなっているのだと再認識されたようでした。

図6 研修は会場と一体となって意味をもつ.jpg

図6 研修は会場と一体となって意味をもつ



 そして、サービス提供責任者の方々は改めて自分の役割の重要性を認識されたようです。

 次に訪問介護員がおこなっている援助について考えていただきました。訪問介護員が行っているサービスとは。援助とはどのようなことなのか。

 それを理解していただくために「朝、起きてから洗面をするまでの手順」をノートに書いていただきました。

 一人の方の事例を用いて、ボードに記載して手順の説明。その方は小さなお子さんがいるようで、起きたときに子どもを起こさないようにする様子を手順の中に書いてくれました。

 このように本人の価値観が伺えるような手順・指示が重要であること。さらには、この文章で、文字化されていない部分が、また重要であることも伝えました。

 例えばドアの開け方、トイレの入り方、水の流し方など、・・・。訪問介護の専門化の皆さんは、佐藤が何を伝えたいのかをすぐに理解されて、「そりゃそうだわ」と納得の笑顔を見せてくれました。

 だから、サービス提供責任者が事前訪問をしたときに、介護の専門家としてアセスメントをおこない、介護計画を立てることの大切さを説明しました。

 皆さんは「うわー、大変そう!」と思われたようです。確かにこの作業を一人であることは大変なことでしょう。だから、上司をはじめ、事務の方や他の人々の力を頼りにすることが大切なんですよね。

 それから、サービス提供責任者として、自分の行ったことを記録に残すことの大切さを伝えました。皆さんは必要な帳票類については十分理解ができたようです。今後はぜひ記録に残すように心がけてください。そして、サービス提供責任者の責務の重要性を証明していきましょう。

図7 素晴らしい山々に囲まれた街、会津若松.jpg

図7 素晴らしい山々に囲まれた街、会津若松


(つづく)



posted by さとうはあまい at 13:03| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする