2008年08月29日

奮闘記・第299回 サ責/千葉県

●2008年8月4日● 千葉県千葉市・社会福祉センター


千葉県社会福祉協議会 社会福祉研修センター

サービス提供責任者研修

基礎編

〜訪問介護計画書のつくりかた〜



 はぁはぁはぁ、やっとブログが8月の内容に入った(苦笑)。この日は、久しぶりに千葉まで出かけました。

 今回の研修は、千葉県社会福祉協議会のご依頼の、サービス提供責任者向け研修でした。その前に、まずは高齢、いや恒例の千葉神社へごあいさつ。


【千葉神社】
 千葉神社の主祭神は、神仏習合のため、北辰妙見尊星王(ホクシンミョウケンソンジョウオウ、通称・妙見様)です。神道では。天御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)といい、箱根元宮の神様と同じ『古事記』で最初に現れた神様です。

 まぁほかに香取大神なども相殿でいらっしゃいます。まぁ千葉ですからね。

 神社の赤い楼門をくぐり、境内へ入るとせみ時雨につつまれました。早朝の神社はご神気がただよい、身がひきしまります。ここは人間の運を司る神様の神社。

 もちろん努力は必要だが、運は人間だけではどうしょうもない。悪いものは変えてほしい(笑)。

 さて、早速拝殿にて「本日の研修で、参加者の方とうまくかかわることができますように」と心をこめてお参りをしました。おみくじは久しぶりに 大吉 ! やったね!! さあて、張り切っていきましょう(笑)。


●千葉神社へごあいさつ!●.jpg

●千葉神社へごあいさつ!●


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●千葉天神へもごあいさつ!●



【本日の研修】
 千葉県では、すでにサービス提供責任者の研修は定期的に行っていますが、研修センターさんでの開催ははじめてでした。そこで、参加者の方には基礎編ということで案内をだして、参加していただきました。研修は2部構成です。

○サービス提供責任者の責務と役割
 自己理解・他者理解
 介護の展開方法と必要な帳票類
 計画作成者の視点

○訪問介護計画書のつくりかた
 事例を見ながら考える
 ヘルパーの具体的な援助方法について


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●フレッシュなサービス提供責任者が集合●


 自己理解他者理解の時間は、皆さんに、自分がどのような道徳規範や価値観を持っているのかを考えていただき、自分の持っている道徳規範や価値観は他者とは違う場合があるということ認識していただきました。

 結果として、対人援助者は他者の道徳規範や価値観に、援助者側が合わせるようにすることの大切さを伝えました。

 その後は、サービス提供責任者の責務に必要な帳票類について、日本医療企画刊の拙著「よくわかりすぐ使える 訪問介護計画書のつくりかた」を参考に説明しました。


●グループワークに入りアドバイス●.jpg

●グループワークに入りアドバイス●


 相談受付けシート・基本情報シート・アセスメントシート・カンファレンスシート・モニタリングシート・経過記録・介護記録・事故報告書・苦情報告書・ヒヤリはっとシート・訪問介護計画書など、必要な帳票類は沢山あります。

 佐藤が説明で熱を入れたのは、サービス提供責任者ノート、いわゆる経過記録の重要性についてです。皆さんは記録というと、ヘルパーさんの介護記録を思い浮かべる方が多い。

 もちろん、介護記録はヘルパーさんの仕事内容を記載した記録ですから当然なくては困ります。

 では、サービス提供責任者の仕事を残す帳票は必要ないでしょうか? 実は、現場ではこれが連絡帳だったり、業務日誌だったり、また、付箋でのやりとりだったり、という形で存在していることが多いでしょう。

 しかし、このような記録物では、個別の帳票としては役に立ちません。そこで、個別の帳票としての経過記録が必要になるのです。

 サービス提供責任者記録(経過記録)の必要性を伝えていくと、初めは、また、記録物が増えてしまうのかと警戒(?)しながら聞いていた皆さんも、その帳票の重要性に気づき、積極的にメモをとっていました(笑)。

 佐藤だって、サービス提供責任者の方々の仕事がハードだということも、なかなか事業所にいられないということも理解しています。だからこそ、管理者や、事務員さんにも協力をして個別の記録に残してもらいましょう。


●個別に対応していく●.jpg

●個別に対応していく●


 午後からは、事例を活用して訪問介護計画の作成演習を行いました。動画を見ながら、ヘルパーの援助行為などを解説し、文字化していく作業を行いました。

 最後は事例についての訪問介護計画所(例)を提示し、解説しました。すると、「なるほど、このように書いてあれば、利用者もヘルパーも理解できるね」などと話されていました。

 さて、これにて今回の研修は終了! 皆さん。「基礎編」はいかがでしたか?(これは基礎の基礎)

 佐藤は、皆さんの熱心な参加態度を見て、可能であれば、来年は中級コースとして、事業所内研修(スーパービジョン)などで、かかわりたいなぁ〜と思いました。まずは皆さん、ご自愛ください。ではでは!


●質問に答える佐藤●.jpg

●質問に答える佐藤●


(めざせリニューアル300回目! To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:03| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月19日

奮闘記・第283回 サ責/東京都

●2008年7月20日● 東京都豊島区・池袋サンシャインシティ9階


介護労働安定センター・東京支部

サービス提供責任者講習
 
(3回目)

〜自己理解を深め、他者の援助を展開する〜



 介護労働安定センター東京支部開催の、平成20年度サービス提供責任者講習も本日が最終日となりました。

 最終回は、サービス提供責任者の業務の要である対人援助、すなわち相談援助について講義・演習でした。

 対人援助を行う人は、自分の持っている価値観や、道徳規範が、他者に対しても、自分に対しても、関係性を構築する中で影響を与えているということを認識している必要があります。

 まずは、自分のどのような価値観や道徳規範をも持っている人間なのか。自分の道徳規範や、価値観が、対人援助を行うときに、他者に対してどのような影響を与えているのか。

 その認識を深めるためには、自分自身が、どのような価値観や道徳規範を持っているのかに気づく必要があるでしょう。

 このような、自己理解を深めるために活用してきたエゴグラムや、ストローク表の分析を通して、少しずつ、自分自身がどのような価値を持ち、道徳規範を持っているのかに気づくことができたようですね。

 このように、皆さん1人ひとりが持っていた大切な道徳規範や、価値観はヘルパーさんもそれぞれが持っているのです。

 ですから、サービス提供責任者が「ヘルパーなのに、このくらいのこともできないの!」と自分の道徳規範だけで決めつけるのはよくありません。

 サービス提供責任者は、採用したヘルパーさんが、自社サービスに適したヘルパーさんとして振舞うことができるように、必要なことは、しっかりと伝えることが効果的な育成方法であることを伝えました。

 午後からは、介護保険法による「介護サービス情報の公表」制度について、テキストを活用して、情報の公表制度の求める大項目・中項目・小項目について解説していきました。

 この中で、小項目で、求めている確認材料が何なのか。どのような帳票がその内容にあてはまるのかを具体的に説明し解説しました。

 毎年行われている情報の公表制度は、サービスを提供している人々にすれば、かなりの負担であるということもうかがいます。ただ、情報の公表は、利用者がよりよいサービスを選択できるための1つのツールでもあります。

 制度が存在し、ルールに沿わねばならないのなら、有効に活用したほうがよいでしょう。利用者に選択していただくためのツールであるためには、調査結果が悪いよりは良いほうが有効なのは言うまでもありません。

 講義内容は、指定基準に則った、かしこまった内容でした。それでも、皆さん、積極的に耳を傾けてくださり、興味深く目を輝かせて聞いていました。

 だから、佐藤もついつい熱くなり前のめりになりながら解説を行っていきましたよ(笑)。

 常に皆さんは、素晴らしい介護を提供している実践者であることは間違いなおでしょう。だからこそ、今日得た情報を、有効に活用して、正確な情報を公表してください。

 さて、これにて、介護労働安定センター東京支部での、サービス提供責任者研修3回シリーズも終了です。

 最後に、参加者の方が「あ〜ぁ、終わっちゃったよ」と言ってくださった言葉が心に残りました。有り難う! 佐藤も、また、皆さんに再会できることを楽しみにしています。では、いずれまた!


(この項終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:04| 島根 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月29日

奮闘記・第271回 サ責/千葉県

●2008年7月13日● 千葉県千葉市


介護労働安定センター 千葉支部

サービス提供責任者講習

(2回目)



 今回は、介護労働安定センター千葉支部開催の「平成20年度スキルアップ研修」の最終日。

 この研修は、一人の利用者を事例として登場させて、ケアマネジャーの支援経過と、サービス提供責任者の経過記録を照らし合わせながら、参加者の方が、介護の展開の様子を視覚的に客観的に捉えることができるように、進めてきました。

 前回は、経過記録の中から、アセスメントの視点と訪問介護計画の記載方法、さらにはヘルパーさんへの指示の出し方。さらには、介護支援専門員との連携(やりとり)を記録に残す重要性と具体的な手法を伝えました。

 そして、研修終了時には、皆さんに各事業所で実践している内容を元に、ひとつ事例を作成してくる宿題をだしていました。皆さんが一生懸命作成してきた、事例を検討するのは午後から。まずは、前回の続きを行いました。

 今回は訪問介護計画に沿って、サービスを提供後、利用者の状態に合わせて、モニタリング及び評価を行います。その後、再計画をするという一連の流れを追って、介護の展開方法と、そのために必要な視点について、解説していきました。

 定期的に行うモニタリングとは、目標の達成具合や、利用者・家族等の意向の確認、サービスに対しての満足度などをうかがうことであること。

 さらに、提供しているサービスが計画と差異が発生している場合には、ヘルパーさん達とケアカンファレンスを開く必要があることなどを時系列に伝えていきました。

 そして、その延長線上で、居宅サービス計画の変更が必要な場合には、ケアマネジャーにサービス担当者会議を開いていただく必要があることなどを、視覚的にも理解出来るように必要な帳票をまじえて解説していきました。

 皆さんは、このように、ケアマネジャーの支援経過記録と、サービス提供責任者の経過記録、及び居宅サービス計画や、サービス提供責任者の報告書(実施記録)などを視覚的に見て学ぶことにより、モニタリングのポイントや、ケアマネとの連携のとり方などを具体的に理解することができたようでした。

 そして、前回と今回の研修のなかから、サービス提供責任者記録(経過記録)を残すことの重要性をしみじみとわかってくださったようですね。

「日々の実践の中で、記録を丁寧に残すことができるかわかりませんが、とにかくやる必要がるということを理解したので早速やってみます」と感想を述べてくださいました。

 午後から、いよいよ事例検討。佐藤は、午前中に皆さんから出された事例を拝見させて頂き、皆さんで共有する事例を選抜しておきました。皆さんには、その事例を活用して事例検討の手法を伝えました。

 皆さんは、事例検討を行う中で、お互いに忙しい業務をこなしながらも、張り切っているということを認め合うことができたようです。

 時には事例検討が脱線して、情報交換に陥っているグループもありました(苦笑)。まぁ、そのような情報交換をすることもこの研修の目的でもあるわけですからねぇ〜。皆さんの満足度はいかに?

 介護労働安定センター千葉支部では、定期的にサービス提供責任者の研修をしていて、佐藤も継続的に講師を担当させて頂いております。

 この間3年間かかわってきたわけですが、実践を通して、訪問介護事業所のサービス提供責任者が定着しないという実情が、あることがはっきりしました。

 しかし、皆さんが今回出してくれた事例の中から、歴代のサービス提供責任者が、この研修を通して、必要な帳票類、例えば、訪問介護計画や、経過記録・アセスメント表などを活用してくれていて、それが引き継がれていることを認識できました。

 本当にありがたいことだと思います。継続されなければ、研修を開催している甲斐がありませんものねぇ〜(笑)。先輩達にも感謝です。ありがとう!!

 また、来年のこの研修を引き続き担当できて、皆さんに再会したいな。ではまた!


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●他者の発表に耳を傾ける●


(To Be Continued!)
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2008年06月18日

奮闘記・第241回 サ責/東京都

●Key Word● 事例検討の手法


介護労働安定センター東京支部

サービス提供責任者講習

(2回目)

〜事例検討の手法を学ぶ〜


(2008年6月8日 東京都豊島区・池袋サンシャインシティ9階)



 前回の講習では、皆さんにサービス提供責任者の責務と役割を伝え、事例を活用して訪問介護計画書の作成演習を行いました。

 皆さんは、この講習の中から、自分の役割を再認識し、更に具体的な介護計画の作成手法を知ることができたようでした。

 また、皆さんに自分がかかわっているケースを題材にして、基本情報やアセスメント・訪問介護計画書等を事例として、まとめて持ってくるようにと、課題をお願いしました。そこで、佐藤は皆さんが、どのような課題を持ち寄ってくださったのか、事例をみることを楽しみにしてきました。


図1 事例検討が始まった.jpg

図1 事例検討が始まった


図2 事例検討会で学んだことを抽出.jpg

図2 事例検討会で学んだことを抽出


 さて、本日のテーマは「 事例検討の手法 を学ぶ」です。まずは、事例検討について、その意義などについて資料をもとに講義。皆さんは、この講義の中からサービス提供責任者が果たす、スーパーバイザーの役割や、アドバイスを受けるスーパーバイジーの存在や、その相互作用について理解を深めました。

 さらに、講習で、研修計画の作成方法についても、簡単にふれることができました。皆さんは休憩時間に、各グループ内で、研修について、お互いにどのようなことをしているのかについて情報交換をすることができたようでした。佐藤は、皆さんの休み時間もおしんで語り合う姿に、凄い迫力を感じました。

 この休憩時間に、佐藤は全体で共有する事例提供者を求めて、グループ内を歩き、事例提供者を選出させていただきました。

 いよいよ、事例検討の開始! 事例検討の見本として、先ほど選出した方から事例を発表していただき、全体で検討しました。

 全体での事例検討の手法を踏まえた後、各グループで事例検討。司会・発表者・書記・タイムキーパーなど、それぞれ役割分担を決めていただき、順次、検討を進めていきました。

 佐藤もグループ内を転々とまわり、皆さんの発表を聞きました。今日の目的は事例検討の手法を学ぶことでした。いざ、事例検討がはじまってしまうと、他者の事例や自分の事例に振り回されてしまい、あげくのはてには、誰が司会で、誰が発表者なのかわからなくなる場面もありました(笑)。

 皆さんに事例検討の手法を確認すると、「質問は溜め込むんだったわよねぇ〜」と言いながらも、事例で出された内容について、自分達で検討するというより、解決策を提案することばかり考えていたことに気づき、会場は笑いの渦でつつまれました。そして、「自分にも同じような事例があるから、人事ではないのよねぇ〜」と苦笑されたり。

 まぁ、その気持ちはわからんではないが、皆さんはすでに、サービス提供責任者ですので、視点を広げていただきたいわけ。

 そこで、佐藤は事例検討は、発表者に解決策や、アドバイスをする場ではないこと。自分の見方や、考え方を一方的に押しつけた言い方はしないことなどを伝えました。そのためにも、質問はまず溜め込み、発表者が自分の考えをまとめる時間をつくることが大切という点を押さえたのです。


図3 項目別にまとめてみた.jpg

図3 項目別にまとめてみた


 最後は、今回の事例検討で学んだこと、気づいたこと、例のKJ法を活用してまとめていただきました。それぞれの方が素晴らしい気づきをすることができたみたい。素晴らしい!

 次回は、サービス提供責任者に必要な相談援助技術を中心に話をします。皆さんとの再会を楽しみにしています。


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図4 みんなの前で発表!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 20:33| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

奮闘記・第236回 サ責/群馬県

●Key Word● 研修計画


群馬県健康福祉部 障害政策課 支援調整グループ

平成20年度

サービス提供責任者研修

〜サービス提供責任者の責務と役割の理解〜


(2008年6月4日 群馬県前橋市・群馬県庁)



 群馬県健康福祉部主催の、サービス提供責任者研修の後期がスタート!

 すでに、前回の研修終了時に、各自が担当しているケースを選抜、その方の訪問介護計画書をここで学んだ方法を参考にし、訪問介護計画書を作成してくるという課題を出していました。

 その成果はいかがでしたでしょうか? 気になるところでもありますねぇ〜。


図1 事務局からのあいさつ.jpg

図1 事務局からのあいさつ


 佐藤は、研修が始まる前に、各グループ内をまわり、皆さんがつくってこられた計画書をチラと拝見しました。

 すると、皆さんが、それぞれ自分の事業所の帳票類などを活用し、訪問介護計画を作成してあったので感動しましたぁ。おっと! でもお楽しみは午後までおあずけということで。


図2 研修計画を立案.jpg

図2 研修計画を立案


図3 ご当地お弁当をいただく.jpg

図3 ご当地お弁当をいただく


 さて、午前中は、サービス提供責任者の責務にある「訪問介護員の育成」方法について講義と演習を行いました。

 なんせ、サービス提供責任者(サ責)には、訪問介護員を育成する責務が課せられていますが、サ責自身が援助を提供したり、マネジメントの一翼を担ったりしているわけですから、訪問介護員を計画的に育成することは至難のわざなんですよねぇ。


図4 事例発表.jpg

図4 事例発表


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図5 質問を溜め込む


 だからといって、やらないわけにはいかない。佐藤は研修に必要な帳票類などを、皆さんに提供しながら、この場で、皆さんに 研修計画 を作成していただきました。

 この時に行った手法を、今後の参考におしていただくため、記載しておきます。

 訪問介護員さんの、「できていること、できていないこと」を書き出します(必要な研修内容を探すヒントの整理)。似ている内容はひとまとめにし、それに題名をつける。

 具体的な例として、

 1、記録の書き方
   (申し送りノート・介護記録・担当者と連携を図る記録)

 2、調理(複数のヘルパーが入っているお宅の調理方法の統一)

 3、調理(病気に対応した調理のつくりかた)

 4、介護技術(移動・排泄・食事・着替え・入浴)

 5、コミュニケーション(言葉遣い・相談助言の方法)

等など。


 その後、出された研修項目を年間計画に当てはめて、それらを担当するにふさわしい人材を、自分の事業所内から抽出していただきました。


図6 高崎問屋町くんとエマちゃんも応援!.jpg

図6 高崎問屋町くんとエマちゃんも応援!


 これで研修項目と担当者が決まったわけです。皆さんは担当者を決める時に「全部、自分がやることはできないや〜」と悲鳴に似た声も聞こえてきましたねぇ〜(笑)。

 もちろん、すべての研修をサービス提供責任者自身が担当しても良いのですが、他のメンバーに振り分けてもよいのですよ。例えば調理や介護技術などは、事業所内に、得意とするヘルパーさんがいると思いますので、担当をお願いするのもよいでしょう。

 こうして、皆さんは、各自が素晴らしい研修計画を立てることができました。せっかく立てた計画ですが、すべてを完璧にやり遂げようなんて考えていたら、何もできませんよ、ほとんどの人は。ですから、できるところから始めてみましょうよ。

 さて、佐藤は、昼食の時間に、皆さんから提出していただいた“宿題”(そんなえらそうなものでもない)を読ませていただきました。皆さん、基本情報や課題分析(アセスメント)などを丁寧に記載され、皆さんの熱心さが佐藤に伝わってきました。凄い、凄い!

 佐藤は、その中から2つの事例を選抜させていただき、全体の事例検討で活用させていただきました。具体的な居宅介護計画だったので、皆さんの参考になったことと思いますが、いかがでしたでしょうか?



【事例検討の手法】

 1、発表者・司会・書記・タイムキーパーを決める。

 2、発表・質問は溜め込む・質問に答える・共有する。

 3、注意事項・事例に対して、批難や、一方的に決めつけた
   言い方はしない。


 後半は、各グループで事例検討をしていただきました。限られた時間しかありませんでしたが、皆さんは、自分の事例を他者に聞いていただき、情報を共有できたようでした。

 まぁ結果的には、事例検討というよりは、情報の公開・共有が主だったように見えましたが(笑)。それはそれで有意義なこと。そういう場がないというのが現状ですから。

 最後は、群馬県から皆さんへ、研修を受講したという修了証書が交付されましたね。今回の研修で得た様々なスキルを是非実践で役立たせてくださいませ! また、どこかで会えるといいなぁ〜!! ではまた、どこかで!


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図7 修了証書を渡す


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 15:38| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月15日

奮闘記・第217回 サ責/東京都

●Key Word● サービス提供責任者の役割


介護労働安定センター東京支部

サービス提供責任者講習
(1回目)

〜苦情処理から始まる介護の展開〜


(2008年5月11日 東京都豊島区・池袋サンシャインシティ9階)



 介護労働安定センター東京支部による、平成20年度サービス提供責任者講習を開催しました。この講習は年2度、各3回シリーズの開催予定で、各カリキュラムが構成されています。今日はその1度目の1日目です。

 当初の予定では、定員を50名にしていました。でも、希望者が多いということでしたんで、定員を60名に増やしての開催となりました。まだまだ、サービス提供責任者の方に対しての研修が行われていないのが現状ですから、希望者が多いのも当然でしょう。

 まぁ、でもサービス提供責任者の場合は、研修に参加したいと考えて申し込んだとしても、ヘルパーさんでお休みが出ると、代替で仕事に入らないといけないでしょう。だから予定を立ててもその通りに研修に参加することが、困難なことなのです。この日も欠席された方がいましたからねぇ。

 佐藤は、開口一番、 サービス提供責任者の役割 についたとき、仕事内容について管理者から、しっかりと説明を受けた上で、この役割を引き受けたのかを伺いました。

 すると、なんとほとんどの方が、サービス提供責任者の仕事内容について、詳細は聞かなかったとのことでした。いいの?それで。サービス提供責任者の役割や業務は、訪問介護事業所の要なんですよ。

 まぁ余計なお世話だとも思いますが、管理者の方は職員をサービス提供責任者に任命するときには、その役割をしっかりと伝えて欲しいと思いますね。また、サービス提供責任者に任命された方も、自分の役割には興味を持ち、管理者に聞きましょうよ。

 そうは言いつつ、すでに皆さん、サービス提供責任者なのですから、各自で現在している仕事内容を書き出して、グループで話し合い、内容を深めて頂きました。

 すると、皆さんは、利用の申込にかかる調整・訪問介護計画の作成・ヘルパーの育成・他職種との連携・利用者・家族等の要望や希望を聞く・支援事業所への実績報告・集金・モニタリング・カンファレンス・サービス担当者会議への参加など。具体的な仕事内容を提示することがきちんと出来ています。さすがはプロ!

 すばらしい! 皆さん、やはりもうサービス提供責任者の役割を果たしているのですねぇ。佐藤が感動して、そのことを伝えたのですが、なぜか皆さんは自信がない(Why?)。

 そこでサービス提供責任者の責務と役割について、その根拠を明確にするために、訪問介護事業所の指定基準を用いながら説明しました。

 そして、最も重要な点は、居宅介護支援事業所と訪問介護事業所は、事業所として単独のサービスを展開しているということです。

 同じ会社がそれぞれを併設している場合、居宅と訪問の仕事の境界線が、とても引きにくい場合が出てくるということを、事例で説明しました。すると、皆さんは熱心にメモをとりながら、お互いの顔を見合わせて、「そう、そう」とささやきあっていました(笑)。

 ですから、サービス提供責任者と介護支援専門員が、それぞれ、お互いの専門性を発揮するためにも、お互いに「相手の境界を越えない」ことが重要です。そして、それぞれの間で行われる情報交換は、記録に残す必要があることを伝えました。

 そこでも、サービス提供責任者記録(経過記録)の必要性を伝え、その作成方法を説明していくと、皆さんは経過記録の重要性を認識されたようです。重要だと思ったことは、即実行! ぜひ、作り始めてくださいませ。


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図1 サンシャインシティ1階 CASA


 午後からは、ヘルパーさんがいてくれて助かっている点、逆に困っている点について、KJ法を活用して、明確にしていきました。

 助かっている点を維持していくためにはどうするのか? 困っている点を改善するためにはどうするのか? それぞれ考えて頂きました。作業が始まると、皆さんは「ヘルパーさんのおかげで助かっている」点がなかなか出せなくて困っていました(それも困ったことなのだが)。

 でも短所も見方によっては長所として考えることもできるのではないか、というとようやく助かっているところも出てきました(笑)。


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図2 KJ法でまとめてみた


 訪問介護事業所の運営は、ヘルパーさんの存在があって成り立っているのです。だから、まず、サービス提供責任者が、ヘルパーさんの存在を肯定的にとらえることが大切でしょう。さらに、ヘルパーさんに活躍して頂くためにも、サービス提供責任者が効果的にかかわる必要があるのではないかしらねぇ。

 だから、今回明らかになった、助かっている点を維持するための工夫と、困っている点を改善するための工夫は、ぜひぜひ、今後の仕事をする上で意識してくださいませ。

 その後、動画を見て頂きながら、訪問介護計画書の作成方法を伝えました。皆さんは非常に熱心に見ながら考えてくださり、なるほど、このように記載すれば「苦情」も少なくなるかもしれないな、と気づかれたようです。

 さて、次回は、事例検討の手法を学びながら、ケースカンファレンスの開催方法を解説していきます。また、実際に事例検討を行いますので、皆さんに宿題を出させて頂きました。佐藤は、皆さんの成果を楽しみにしています。どうぞよろしく!


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図3 グループワークで情報交換が出来た


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 22:04| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

奮闘記・第210回 サ責/群馬県

●Key Word● ケアマネジメントの展開


群馬県健康福祉部 障害政策課 支援調整グループ

平成20年度

サービス提供責任者研修

〜サービス提供責任者の責務と役割の理解〜


(2008年4月23日 群馬県前橋市・群馬県庁)



 佐藤は、昨年度から群馬県(健康福祉部障害政策課支援グループ)からの依頼を受け、障害者自立支援法に基づいたサービスを実施している、訪問介護事業所のサービス提供責任者にむけた居宅介護計画の作成についての研修を担当しています。

 参加しているサービス提供責任者は、もちろん、障害者自立支援法に基づいた仕事だけではなく、介護保険制度に基づいた仕事もしている方も参加されていますので、研修の流れは両方の制度を取り込んだ内容になりました。

 年度が替わり、生涯政策課の支援グループの担当者が変わってしまいましたが、前任者との事務連絡などが担当者同士でスムーズに行われたので、佐藤が困ることはありませんでした(凄いことですよ、これは)。

 前任者と、後任者の連携が素晴らしいと感激しました(なかなか、ないのですよ)。前任者の方々、お世話になりました。県庁内で見かけたら声をかけてくださいまし。いろいろ有難うございました。新しいご担当の方々、これからよろしくお願い致します!


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図1 サービス提供責任者の仕事は?


 さてさて、群馬県庁でややなじみ(笑)となった29階の研修会場には、すでに参加者の方々がお待ちかね。早速、今回の研修について担当者の方からご挨拶とご案内を受けて、研修がスタートしました。

 まずは、皆さんの緊張をほぐす意味もかねて、皆さんに「サービス提供責任者の役割(仕事)」について考えて頂きました。まずは個人で考え次にグループで話し合いから。

 皆さんから出された内容は、行政と打ち合わせ・事前訪問・基本情報の収集・アセスメント・計画作成・モニタリング・ヘルパーとの連絡調整・苦情処理などが出されました。


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図2 自分の仕事内容を語る


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図3 こいのぼりも応援(?)


 皆さんは、すでにケアマネジメントの展開を認識している方が多いことがわかりました。だから、佐藤は、このような展開を行うことがサービス提供責任者の役割であり責務であるということを指定基準をもとに解説しました。

 また、サービス提供責任者ノート(経過記録)の重要性について話を始めると、皆さんの視線が鋭くなってきました。

 「ええ?! 私おかしなことをいっているかな?」と思いきや、そこで、皆さんに実際どうしているかを尋ねてみると、「現状は連絡帳で処理している」、「事業所に戻ると付箋の対応に追われていて、経過記録などは残していなかった」とのことでした。

 まぁしかたがないことです。なぜならば、サービス提供責任差は管理者の下で働いているのであり、本来はこのような仕組みづくりは事業所の管理者が考えることでしょうからね。

 しかし、今回の研修を受けて、もしサービス提供責任者ノート(経過記録)を残すことが重要だと気づかれたのでしたら、ぜひとも作成して、記載をスタートしてみてくださいませ!


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図4 事例検討を見守るエマちゃんとコニちゃん


 午後から、いよいよ介護計画書の記載方法についてです。コーヒーの入れ方や、洗濯物の干し方の手順など、それぞれ現場での行動を考えてもらいながら、具体的なサービス内容の記載とは、どのようなことなのかについて考えて頂きました。

 そして、最後は事前に選抜しておいた、事例提供者からの事例を活用。グループで模擬訪問介護計画を作成して頂きました。この過程で、皆さんの思考回路は急速に広がり、介護計画書では、何をどのように書けばよいのか、そのポイントをしっかりとおさえることが出来たようですね。


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図5 事例提供は緊張する


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図6 事例から介護計画の作成へ


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図7 参加者の熱心さに感激


 さて、次回は6月4日です。皆さんには介護計画を作成してくる宿題を出させて頂きました。どのような介護計画が集まるかとっても楽しみです。


PS
 現在、群馬県でも第25回 全国都市緑化群馬フェア 花と緑のシンフォニー2008が開催中。佐藤が宿泊した高崎駅前も、見聞録で移動した前橋市街、太田市街もあちこちにプランターがあり、チューリップやパンジー、桜草、マーガレットなど、様々なお花を見ることができました。さらに、群馬県庁周辺にも花々や緑の木々が植えられていました。このような取り組みは本当に素晴らしいことですね。

 どんなやつが、傘を振りまわしてチューリップをなぎ倒している(他にもいるらしいが)のだろうか。そのシーンをニュースで見ると、どういう人生を歩んでいる人なんだろう?と考えます。他人や物にあたれば解決するわけじゃないのに。

 群馬には素晴らしい接遇ができる子ども達がいる。でも、ああいうダメな大人がその子供たちと同じ地域に住んでいたり、そんな人にも子供がいるなんて考えたくないな。悪い影響しか与えられない親でしょうから。あれはただの犯罪者でしかないんだから。

 大人ほうが、子供達を見習う必要がある。とはいえ、今の群馬県は素敵なお花だらけです。皆さんも出かけてみませんか! ではでは!!




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図8 群馬は素敵なお花で溢れています


(To Be Continued!)

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2008年04月23日

奮闘記・第201回 サ責/東京都

●Key Word● 指示書の書き方

日本高齢者生活共同組合連合会
福祉部会

訪問介護事業
管理者・サービス提供責任者
研修交流会

〜苦情から考える訪問介護計画書のつくりかた〜


(2008年4月17日 東京都豊島区・日本労働連大会議室)



 日本高齢者生活共同組合連合会福祉部会は、全国で訪問介護事業を展開しています。この組織は、情報交換をすることを目的に、全国で事業を展開している人々を東京に集めて、定期的に研修会を開催しているのです。

 佐藤は昨年も、この研修会にかかわらせて頂きました。今回は、研修内容に少し変化を持たせて、リスクマネジメントも取り入れた訪問介護計画の作成演習を行いました。

 まずは、皆さんに介護の展開について、簡単に説明した後、各事業所で受けた「苦情」についてあげて頂き、どのような対応をしたのかについて話し合って頂きました。

 佐藤も、皆さんの話し合いに参加しました。う〜ん、でも内容をうかがっていると、物品を壊してしまったとか、ヘルパーが訪問するのを忘れてしまったとか。「そりゃ、もう介護事故だよ」というものがいくつかありましたよ。

 そこで、ヘルパーの仕事の管理や、介護事故への対応の仕方については、マニュアルやシステム管理をする必要性を説明しました。

 その後、具体的な苦情については全体で共有できるように各グループから発表して頂きました。皆さん、改めて事業所としてのマニュアルや仕組み作りが大切さについて理解できたようです。


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図1 苦情について考えてみる


 午後からは、苦情の事例を活用して、苦情処理の方法を考えて頂きました。その事例は、利用者が「ヘルパーが利用者の希望どおりに掃除をしてくれないという苦情を、訪問介護事業所に相談したところ、ヘルパーが交代させられ、新しいヘルパーが来てしまう。これでは苦情を言うこともできない」というものでした。


 具体的な解決策として


  1)サービス提供責任者が利用者宅へ行き、苦情処理を行う。
    同時にモニタリングし、情報収集をする。

  2)担当の介護支援専門員へ苦情報告をする。

  3)担当しているヘルパーとケースカンファレンスを行う。

  4)ケア手順を確認し、必要によっては訪問介護計画書を書き
    換える。

  5)必要に応じて、サービス担当者会議の開催を介護支援専門
    員へ依頼する。


 などが出されました。

 最後は、皆さんに「コーヒーの入れ方」や「洗濯物の干し方」などの手順を書いて頂き、自分の価値観と、他者との価値観の違いを再認識して頂いた後で、利用者の価値観に沿った援助を、ヘルパーが実践するために必要な、指示書の書き方について解説しました。


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図2 グループで話し合う


 皆さんは、このような演習の中から、ヘルパーが苦情をもらわないようにするためには、利用者の価値観に沿った具体的な指示書を作成する必要があるということに気づき、「サービス提供責任者の責務や、役割は大変だ“しんどい”」ということを再認識できたようです。

 佐藤も、訪問介護事業所のサービス提供責任者は、本当に大変な役割だと思いますよ。ヘルパーさんを募集してもなかなか来ないし、サービス提供責任者の責務には介護報酬がつかないし。だからサービス提供責任者も、ヘルパーの人員としてしっかりサービスを実行せねばならないわけだしね。

 本来ならば、サービス提供責任者は、ケアマネジメントの一環を担っているわけだから、マネジメント業務に専念する時間があってもよさそうなものですが、その時間を確保することすら大変そうでした。

 様々な事情があることは重々理解しています。だから、サービス提供責任者だけが、何とかするという問題ではなく、管理者や、事務員及びヘルパーの力を効果的に活用していくことが重要だと思うのですよ。


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図3 具体的なケア手順とは何か


図4 研究所所員・チャンプとパイレーツも応援.jpg

図4 研究所所員・チャンプとパイレーツも応援


 具体的には、利用者ごとにサービス提供責任者記録(経過記録)などを作成し、利用者の要望や、ヘルパーの報告に瞬時に対応できるようにすると良いでしょう。

 最後の質疑応答の時間に「生活援助・身体介護」の質問が出されました。このような内容については、“ローカルルール”のようなものが存在しているようですね。

 だから、佐藤が答えるよりも、実践されている人に答えて頂いたほうが良い、ということで佐藤が東京で定期的にお邪魔させて頂いている「寺子屋(情報交換及び主体的研修会)」の仲間が参加していたので、早速、実践に則り、東京を例にして答えて頂きました。

 研修終了後に、数人の人々から、自分達の地域に来てぜひ話をしてほしいというお話をいただきました。佐藤も、日程などを調整してぜひお邪魔したいと思いまっています。よろしくお願いしますね(笑)。ではでは!


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図5 組織からの報告


(To Be Continued!)
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2008年04月21日

奮闘記・第198回 サ責/東京都

●Key Word● 年間計画

宝ホームケアサービス

サービス提供責任者育成研修

(第3回)

〜スーパーバイザーになるための心がまえ〜


(2008年4月12日 東京都北区・中央工学校研修室)



 さぁて、今日は、宝ホームケアサービスのサービス提供責任者育成研修の最終日。今回はサービス提供責任者の責務である「訪問介護員に対する技術指導」について。

 ということで、スーパービジョンについて、スーパーバイザーになるための心がまえと、後半は今年度の研修計画を立てました。

 まずは、皆さんは、サービス提供責任者に任命されたと同時に会社で言えば係長になったという自覚を持つことが大切。加えて指導者になったという自覚を持つように話しました。

 中には、サービス提供責任者になりたてなので、「えっ!そんな、困ったなぁ〜」と思われた方もいたかもしれません(困りなさい困りなさい、いい経験です)。

 だけど、サービス提供責任者が自分の役割に困ってばかりいたら、部下のヘルパーさんはもっと困ることになるんです。自信がなさげな上司についてくる部下は少ない。向こうも生活がかかっているので、同好会の会長気分では務まらない。

 そこで、皆さんにコーヒーカップを書いて頂き、果たして、その絵の中の場所で、「今の自分がそこにいたら、何処にいたいか?」ということを絵で表現していただきました。

 各自が思い思いのコップを書いて自分の姿を絵の中に入れ込んでいました。中には、カップを大きく描いて、自分はありんこのように小さく描く方もいました。

 サービス提供責任者が、自らの存在を小さく見積もってもらっちゃぁ、組織として困りますからね。まずは自分自身の存在価値と、今いる位置を自分が認めてくださいませ(笑)。

 もちろん、リーダーシップをとるということはそれだけでもたいへんなこと。だからこそ、自分のパーソナリティをきちんと自覚しておく必要があるのです。そこで皆さんにはエゴグラムを作成して頂き、さらに、自己理解を深めて頂きました。

 佐藤がエゴグラムを解説していくと、皆さんはお互いのグラフをみながら、「あたっているね〜」などの感想を漏らしていました。

 ただし、今回の結果も、ご自分で質問に答え、作成したグラフですから、信憑性にはかけるのですよ(笑)。でも、自分から見た自分自身ですから、納得がいく結果ではあるのかもしれませんが。


図1 あなたは見たか? お家芸、炸裂!(笑).jpg

図1 あなたは見たか? お家芸、炸裂!(笑)


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図2 じゃ〜ん、私のコーヒーカップです


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図3 この方のコーヒーカップはどんな形?


 後半は、研修に必要な帳票類について説明し、次に、第1回目でヘルパーさんの援助で「助かっていること。困っていること」を出してKJ法を活用し、まとめた内容を使って、各グループで必要な研修項目を考えて頂きました。

 最後に、出された項目を年間計画に落とし込んで頂き、さらに担当の講師を選抜して頂きました。

 これにて、今回の佐藤の役割は終了。次回は9月にフィードバックを考えております。今回の全3回の研修から学んだ手法を実行するのは皆さんです。次回の研修時に「このようにできるようになった!」という素晴らしい結果報告を楽しみにしています(笑)。でもどこかで佐藤を見たら声をかけてくださいね。


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図4 皆で研修項目を抽出する


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図5 一見地味な書記の役割が重要!



PS
 そうこうしているうちに、4月18日には、宝ホームケアサービスで働く訪問介護員の方々に向けた研修(「記録の書き方」)を中央工学校で行いました。

 当日は雨。でも会場には100人を超える訪問介護員の方々が参加してくださり、研修を受けたいという熱意と向上心に感動した。

 1時間半という短い時間でしたが、記録の意義や目的に関して述べた後、演習問題を活用し、記録を書いて頂きました。皆さんは、常日頃実践されていることもあり、記録を書くポイントなどは把握できていましたね。

 今回、実践に沿った、さらに具体的な記録の書き方を伝えられたと思います。ぜひ、今後の活動に生かしてくださいませ。ではでは!


(To Be Continued!)
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奮闘記・第197回 サ責/東京都

●Key Word● 優先順序


宝ホームケアサービス

サービス提供責任者育成研修

(第2回)

〜自己理解・他者理解 訪問介護計画書作成演習〜


(2008年4月8日 東京都北区・中央工学校研修室)



 なかなか即日ブログを更新するのは難しい。佐藤のようにブログというか、雑誌の連載張りに書いてしまうとよけいにたいへん。だから、時間がたってしまっているはお許しくださいな。

 この日は、東京は朝から横からの強風と雨のコラボ。大荒れの天気でしたが、宝ホームケアサービスのサービス提供責任者の研修の第2回目(すぐ第3回目も続く)。もちろん行きます!!! 研修会場は前回と同じ、王子神社のそば。

 だから、雨風の中、王子神社に参拝。今日の研修がうまく展開できるようにお願いです。ああ三重県にも行きたい!(これはちよみの独り言)。結構、この神社の神様は義理がたい。皆さん、王子神社にも来てください!!!


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図1 まずは王子神社に参拝!


 さて、前回の研修時に、せっかく自社内で行う研修ですから、研修に参加できるように調整して、できるだけ休まないでくださいと伝えました。が、しかし、佐藤の都合で研修の時期が入学式の時期に重なってしまい参加できない方が出てしまいました……。ごめんなさいです!

 さてさて、今回は、サービス提供責任者の責務に対応して訪問介護計画書を作成します。サービス提供責任者は、訪問介護計画書作成のために、相談援助技術を駆使し、利用者・家族等とかかわる必要がありますよね。そうはいっても、なかなか相談援助技術を学ぶ機会は少ないでしょう。

 だから、今回は相談援助技術を学ぶために、まずは、自己理解・他者理解をして頂きました。皆さんは、それぞれ、自分が自分のことをどのような人間であるかという自己についてのイメージを十分に持っていたようですね。比較的スムーズに表現することが出来ていました。


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図2 まず自己理解・他者理解を深める


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図3 グループに割り込み開始!


 次に他者理解をするために、二人一組になって、演習をして頂きました。演習では自分を語り、他者を聴くという手法を用いました。

 しかし、サービス提供責任者になって日が浅い人は、相手に対する照れくささがあり、なかなか、語り合うことが出来ないでいました。そこで、なるべくリラックスをして、自分から自己開示をすることの大切さを解説すると、ようやく笑顔で話をすることが出来たようです。慣れてくると大抵、止められるまで、いや止められても自己開示するようにはなるんですが(笑)。


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図4 指定基準を読み込め


 後半、いよいよ、皆さんに持参して頂いた計画書をもとに、どのような記載方法が良いのかを解説していきました。皆さんは研修を通して、何をどのように書くことが良いかという共通認識を得ることができたようです。

 さらに、事例検討をする中から、訪問介護計画書の記載方法や、ケア手順の書き方など、「何を、どのように、書くことが大切なのか」に気づけたようです。


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図5 事例を活用。訪問介護計画書の作成法を伝授!


 今日の研修を通して、「こうしていきたい」と思うことは沢山あったのではないでしょうか? だからといって、あれもこれもやらなければと思い込んでしまうと切羽詰って、具体的に何も出来ないというジレンマに陥ると困るのです。

 まずは「こうしていきたい」と思ったことから書き出して、優先順序をつけてやり始めることです。そして、出来たことには横線を引いていきます。そうすれば、自分の中でやったことに対しての達成感も出てきて、更に張り切ることができると思います。

 もちろん、自分だけが何とかせねばと考えるのではなく、お互いに助け合っていくことが大切なことだと思います。皆さんは何処からスタートしてくれるでしょうかね。気になるところです。ではでは!


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図6 主催者のご挨拶にて研修終了!


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2008年04月05日

奮闘記・第187回 サ責/東京都

●Key Word● 課題を分析

宝ホームケアサービス

サービス提供責任者育成研修

(第1回)

〜サービス提供責任者の責務について〜


(平成20年3月27日 中央工学校研修室)



 宝ホームケアサービスは、東京都しかもわが北区(笑)において、訪問介護事業を展開している老舗の1つです。

 依頼内容は、介護保険制度の中で、サービス提供責任者の役割と責務が重要視されているので、今回は自社内で働くサービス提供責任者の能力を今以上にスキルアップをしたいということでした。

 佐藤の居住地である北区の事業所から講師依頼がきましたので、もちろん王子神社へご報告と参加者の方とうまくかかわることができるようにご祈願をして会場に向いました。


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図1 王子駅界隈の桜


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図2 王子神社を参拝


 確かに、介護保険制度で、訪問介護事業所のサービス提供責任者の役割については責務が明確になってきており、その業務は大変なことは事実です。そのような中で、今以上のスキルアップをと依頼されたのですから、そりゃ佐藤も自然に力が入ります。

 宝ホームケアサービスは、1つの事業所と言っても、サービス提供責任者だけでも20名あまりもいる、かなり大きな事業所といえるでしょう。

 まずは、サービス提供責任者の方々に、自社サービスの現状を把握していただくために、KJ法を活用。ヘルパーさんがいて、助かっていることと、困っていることを明らかにして頂きました。


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図3 KJ法で課題分析


 皆さんはそれぞれの思いや感じていることをポストイットに記入してにぎやかに作業を展開していました。佐藤は、皆さんの熱心さに引き込まれてしまい、作業時間を30分延長してしまいました(笑)。

 その上で、皆さんが、「助かっていること」を増やすためには、どのような取り組みをすればよいのか。さらには、「困っていること」を改善するためにはどのような取り組みをする必要があるのかを考えて頂きました。

 このようなかかわりの中から、皆さんは、自分たちが取り組む必要のある課題を分析できました。せっかく分析できたのですから、改善するのは、皆で協力して早急に改善策に取り組むと良いでしょう。


図4 お互いの知恵を集める.jpg

図4 お互いの知恵を集める


 次に実践に即したサービス提供責任者の役割や責務について、資料を基に講義しました。皆さんは、自分たちがしていることを確認することができたようです。

 さて、次回、相談援助業務と、訪問介護計画作成演習を行います。皆さんとの再会を楽しみにしています。ではまた!


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図5 事業所内の課題分析ができた


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奮闘記・第186回 サ責/神奈川県

●Key Word● 訪問介護員の援助

小田原市役所高齢介護課

サービス提供責任者研修

ケアマネジメントに関する介護保険法の理解

〜サービス提供責任者の役割と

訪問介護計画作成方法〜


(平成20年3月25日 小田原市合同庁舎)



 今回は小田原市役所からの依頼(有り難うございます)。訪問介護事業所で働くサービス提供責任者研修を担当しました。佐藤は、神奈川県では介護支援専門員のステップアップ研修に携わっていますので、実際にサービスを提供している人々とかかわれることが楽しみ。

 この研修を担当するにあたり、事務局から事前に皆さんが実際に作成している訪問介護計画を拝見しており、その計画書では、それぞれの事業所が、工夫をこらして作成されていました。


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図1 小田原市介護保険課からの
あいさつでスタート!


 まずは、パワーポイントを用いた座学からはじめましたが、佐藤の研修スタイルは、座学とはいえ、皆さんを放置してはおきません(迷惑か?)。講義の合間に、佐藤が現状把握をするために質問をし、皆さんに応えてもらう場面を設けているのですが・・・・(やはり迷惑なのか?)。今回の参加者の方は、おとなしい方が多いようで反応が少ない(さて?)。

 そこで、午前中の後半は思考を変えて「コーヒーの入れ方や、洗濯物の干し方」などについてお互いのやり方などを語りあって頂きました。すると、皆さんは、ようやく緊張感から解放されて、お互いの価値観について語り合えたようです。


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図2 パワーポイントを活用した説明を開始


 午後からは、動画を観ながら「洗濯物を干す」事例について、訪問介護計画書を作成して頂きましたが、ヘルパーが行っている援助を文章に落とし込むという作業が難しいようですねぇ。

 そこで、グループワークを開始! 実は、このグループワークの中には地域包括支援センターの方々がファシリテーターとしてグループを励ましてくれていたんですよね。

 参加者同士の協力のもと、グループワークではお互いの会話の中から訪問介護員の援助を導き出し、具体的な訪問介護計画書を作成することが出来ました。でも実践の場面でサービス提供責任者が、1人で訪問介護計画書を作成するということは大変なことかもしれません。

 だからこそ、すでに援助がスタートしている利用者さんに対して作成する訪問介護計画書は、利用者さんに援助を提供している訪問介護員さんに手伝っていただくと良いでしょう。手伝っていただくときの具体的な手立てとしては、

 

  
  1)ケア手順を書き出していただく

  2)「なぜ、その援助をしているのか」を語り合う

  3)文章をつなぎ合わせて、具体的な訪問介護計画にする

  4)訪問介護員と読みあわせをして見る


図3 グループに溶け込む.jpg

図3 グループに溶け込む


図4 ファシリテーターからの質問.jpg

図4 ファシリテーターからの質問


 新規の利用者さんの場合には、研修で用いたサービス内容導き表などを活用し、利用者さんとかかわりながら具体的な援助方法を導き出してくださいませ。

 最後に、会場から、訪問介護員の実際の援助の時間を計るためにはどうすればよいのかと質問が出ました。そこで、視覚的に時間を想定することができる、介護モジュールの書き方を説明し無事に研修を終えることができました。

 またどこかで会いましたら、「明るく」声をかけてくださいまし。そういう笑顔に弱いんだなぁ、利用者も佐藤もね(笑)。ではでは!


図5 更に質問が飛び交う(素晴らしい).jpg

図5 更に質問が飛び交う(素晴らしい)


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2008年03月24日

奮闘記・第176回 サ責/群馬県

●Key Word● 丁寧な援助技法

群馬県健康福祉部 障害政策課支援調整グループ

平成19年度

サービス提供責任者研修

「サービス提供責任者の責務」

〜研修計画を立案&訪問介護計画事例検討〜


(2008年3月18日 群馬県前橋市・群馬県庁)



 群馬県健康福祉部 障害政策課 支援調整グループの主催による、「平成19年度 サービス提供責任者研修」は、今年の1月23日に前期を終了し、今日は後期研修日です。

 1月23日の前期研修では、障害者自立支援法の活用によって、訪問介護サービスを利用する人々に対して、サービス提供責任者(以下、サ責)が作成する「居宅介護計画」の作成方法についての講義・演習を行いました。

 そして後期には、皆さんが前期で学んだ手法にそって、1事例を作成して持参するように伝えてありましたね。佐藤も、皆さんの居宅介護計画(訪問介護計画)がどのように作成されているのか、非常に楽しみなのです。

 しかし、せっかく皆さんの貴重な時間を使っての研修です。だから、ぜひともサ責の責務である研修計画を立案して頂きたいと考えておりました。そんなわけで本日は研修計画から講義をスタートしました。楽しみはあとにとっておきましょう。

 さて、残念なことは、サ責を担当する、多くの人々が、必ずしもその責務を十分に理解されているとは言えないのが現状です。

 その原因として2つ考えられます。1つは、管理者がサ責を任命する時に当人にその役割を十分に伝えていない。もう1つは、サ責には、実践現場にも出て働かねばならない、という業務もあるために、サ責自身がその責務を追求して、知識を深めているゆとりが無いということでしょう。

 このような、日々の業務の中から、サ責の責務のひとつである、「訪問介護員等に対する研修、技術指導等を実施すること」は非常に過酷だと思います。そこで、今回はこの研修を利用して、年間計画を作成しちゃいましょう(笑)。

 なぜ、訪問介護事業所で研修が必要なのでしょう? その根拠を、佐藤が作成した研修に必要な帳票類を用いて解説して行きました。

 佐藤は、この中でサ責はスーパーバイザーであることを自覚して、日々の業務を遂行することの大切さを熱く語らせて頂きました。

 その後、皆さんに個人ワークを通して、各事業所で「できていること・できていないこと」を整理して頂きました。その後で各グループごとに内容を深めて頂きました。

 そして、最後に出されたテーマの中で優先順序を考えてもらい、研修計画表にそれぞれ落とし込みます。そんで研修計画の立案作業は終了です。

 さて、せっかく作成した計画ですので、研修時間や、講師の選抜など、それぞれの事業所で工夫を凝らして、実践できるといいなぁ〜!


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図1 県庁31階のレストラン「VolerCygne」


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図2 ハンバーグランチ美味しかった!


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図3 ご当地高崎君も応援!


 午後からはいよいよ居宅介護計画の事例検討です。まずは、皆さんが作成してくれた計画の中から、佐藤が選抜した事例を活用して、模擬事例検討のスタート! 

 皆さんには、模擬事例検討を通して、「事例検討」の手法も学んで頂きました。

 初めに事例提供者が内容を発表。次に会場から質問を頂き、質問はいくつか貯め込んでから発表者に答えて頂きました。

 そして、同じような事例をお持ちの方に「自分はどのようにしているのか」を話して頂き、最後は発表者に感想をうかがいました。


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図4 事例提供者を励ます


 この事例発表者の計画は、非常に丁寧に作成されていて、利用者の状態にあわせて、訪問介護員が行う援助の方法が具体的に記載されていました。それでも、質問の時間では、さらに詳細な情報を求める声があったのです。

 質問に対して、発表者に答えて頂いたあと、会場から同じような事例をお持ちの方から「自分も同じよう利用者の援助を提供しているが、訪問介護員の援助をここまで詳細に記載していなかった。

 Iさんの発表を聞いて、改めて、詳細な計画が必要だと思った」という発言もありました。すばやく学んでますねぇ!


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図5 質問に答える(緊張したね)


 最後に事例発表者に感想を求めると、「皆さんからの質問を聞いていて、自分では、提供場面が理解できていたために、実は詳細に記載する必要がある部分について、詳細に記載していなかったのだ、と気づきました」と自分自身の気づきを語ることができていました。ここがすごい。Iさん、事例提供を快く引き受けてくれてありがとう!

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図6 感想を述べる


 その後は、各グループ内で各自が持ってきた事例について検討会をしました。佐藤も各グループ内をまわり、それぞれの場面でアドバイスをさせて頂きました。

 各グループ内では、訪問介護員が、障害者に対して提供している、丁寧な援助技法をうかがうことができました。

 佐藤は、改めて、皆さんがかかわっている訪問介護では、利用者に対して、素晴らしい援助を提供しているのだなという実感をえることができました。本当に、見事な職人技で、素晴らしいという一言でした。

 最後に、参加者の方に、感想をうかがってみると、「今回の研修で介護計画が詳細に記載されることの大切さを学ぶことができました。

 まずはできるところから実践したいと思った」であったり、「他の訪問介護事業所の方と語り合うことができてよかった」「事例検討ができて、同じようにしているということがわかってよかった」などなど。そうそう、皆おんなじように頑張ってるんですよ!

 佐藤は、この研修を通して、障害者自立支援法で求められている居宅介護計画も、介護保険法で求められている訪問介護、及び介護予防訪問介護計画も、記載方法に大きな差異がないことを確信しました。

 さて、2日間にわたって行われた研修もこれで終了! 最後にこの研修会を受講した皆さんに対して、群馬県から修了証が発行されました。佐藤が受講生代表者に証書を授与させて頂きました。お疲れ様でした!!

 いやぁ〜、それにしても、サ責任者の方々の仕事にかける意気込みは素晴らしい。佐藤自身、久しぶりにサ責の方々とふれ会い、語り合えたことで、佐藤自身が思いっきりリフレッシュすることができました。今後も、お互い張り切りましょう。ではまたいつか!!!


図7 事務局の支えがあってむじに終了できた.jpg

図7 事務局の支えがあってむじに終了できた


図8 群馬県が承認した修了証書を手渡す.jpg

図8 群馬県が承認した修了証書を手渡す


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2008年01月26日

奮闘記・第127回 サ責/群馬県

●Key Word● 行動変容


群馬県健康福祉局
障害政策課・支援調整グループ

平成19年度

サービス提供責任者現任研修

〜障害者自立支援法・居宅介護計画作成方法〜


(2008年1月23日 群馬県前橋市・群馬県庁会議室)



 東京は、朝から雪。

 特急を待ちながら、赤羽駅のホームで「うわっ!雪だよ!ゆき!」と興奮しながら、なんとなく「あ〜まだあったんだ、こういう電車」とあたかも大成の鉄道博物館にでもいるのか?と錯覚するような草津1号に乗り込み、新前橋駅へとたびだちました。

 ゆ〜きやこんこ、あられやこんこ(なんとかの1つ覚え)、なんて浮かれおりましたところ、大宮駅を通過するあたりでは雪はやんで、というか降ってませんでした。つまんないの(ふふふ。そうかい、そうかい)。

 やがて、新前橋駅に到着。ここは初めて降りる駅。うん、まぁふつうに都会。しかし、雪が降っていなくても(しばし待て)、むちゃくちゃ寒い。雪が降っている東京より寒いとは! 

 まぁ大人ですから、叫んでばかりもいられません(笑)。とりあえず、改札へ向うと、そこには、


対人援助スキルアップ研究所
 

佐藤ちよみ先生


 とプレートを持たれた方いるではありませんか。
 ちょっと、恥ずかしい。

 なんか自分が有名人になったように錯覚。まぁでも有名人ならプレートなんか持たないで、向こうでわかる。やはり自戒しなければいけない。

 まだまだ頑張れ!自分、と(笑)。

 しかし、ネームをもたれての出迎えは初めて。有り難いです。寒中、プレートを持ってお待ちいただいき、有り難うございました! ほんと寒かったですね。

 さらに、驚いたのは研修会場が「群馬県庁」の中。もちろん開催場所については認識をしていましたが、研修会場が28階という高層でおこなわれるなんて思ってもいなかった。

 佐藤に、群馬県健康福祉局障害政策課から講師の依頼があったのは、なんと昨年の8月。依頼内容は、訪問介護事業所の居宅介護計画を作成する人々に、計画作成の手法を指導していただきたいというものでした。

 佐藤は、障害者に対するサービスを提供した経験も、訪問介護計画を作成した経験はあります。しかし、障害者に対するめまぐるしい制度変更や、その度に生ずる問題点に対しては、高齢者介護系の問題と違うので、初めは参加者の方々の期待に沿うことができるかどうか気がかりでした。基本は同じなんですが。


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図1 自分を思いやるやる気持ちが大切


 自己紹介をすませ、自分の緊張をほぐすために、皆さんに、個人ワークをしていただき、その後、参加者同士の交流もかねてグループ討議をしていただきました。その内容は、「自分の仕事内容について」です。皆さんは、サービス提供責任者ですが、その仕事内容は様々。

 それぞれのグループでは、初めはおとなしく語り合っていた方々も、15分を経過するころには、「そうそろ、いいかしら?」という佐藤の声などは聞こえない、そうまったく(笑)。お互いの話に夢中になっていました。


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図2 笑顔で語り、聴く


 そうそう、誰でも自分の心を開いて他者と話すのは難しい。まして、利用者が、それぞれが障害をもち、言語によるコミュニケーションが困難な方々もいるのであれば。

 援助をする側が、相手の話を聞くだけでも、聞かなくてもだめ。まず自己開示と笑顔で、利用者の話を「聴く」。そしてお互いに笑顔で接することができるように、時間をあるていどかけて関係を築くことが大事でしょう。

 誰でもよく知らない相手とは10分話すことはつらい。また話すことに集中し過ぎて、余裕がなくなると笑顔も消える。相手はさらに緊張し、お互いに1分1分が長くなる。これでは悪循環です。

 さて、研修ではサービス提供責任者の役割と責務について、指定基準を使用して説明しました。すると、「実際、サービスを提供しながら、こんな大変なことはできない」とため息混じりにつぶやいていました。そうでしょ、そうでしょ。最初はね。

 しかし、現実問題として、すでに皆さんはサービスを提供しているし、介護の展開にもかかわっているんですよぉ。サービス提供責任者は、会社でいえば「主任」という役割。だから中間管理職というわけ。このままでは、いろんな意味で「名ばかり管理職」。

 サービスを提供しているだけの、ヘルパーさんとは違い、その役割は、法律で規定されていて、守らなければならないことが多い、たいへんだけれど。

 だから、サービス提供責任者の仕事は、重い責任を伴うんですよ。この道(プロの介護職への道)は通るにしろ、通らないにしろ、半端じゃできない。だから、プロの道を歩くために、僭越ながらも激励したのです。

 佐藤の気持ちを伝えた終えた瞬間、皆さんの目つきが変わりました。受身的な態度から挑戦的な態度へ皆さんが「行動変容」しつつあるところを、佐藤は見逃しませんでしたよ。といいうか、見逃せない。こちらもプロですから。

 こうなると、午後の眠くなるはずの時間も頭をフル活用です。皆さんの熱気に包まれて、会場は熱い、熱い。途中で参加者の方が、ドアを開けて喚起をしたぐらいですからね(笑)。

 昼休みに、群馬県庁内を案内していただきました。なかなか景色もよく、設備も整い、仕事で恐縮ですが、ところどころ楽しめました。いろいろお気遣い有り難うございました。江の島で萎えた気持ちが安らぎました(まだ言うか、思い出したくないのだが)。


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図3 お昼に群馬県庁にある達磨を見た!


図4 続いて「赤城山」のジオラマを登頂!.jpg

図4 続いて「赤城山」のジオラマを登頂!


 しかし、雪が降らなくて良かった!というのはぬかよろこびに終わりました。窓の外は吹雪のようにすんごい雪!!(お約束通り、はい。)

 さて、後半は、参加者に前もって協力して、提出していただいた事例を活用。グループで訪問介護計画を作成に挑戦していただきました。

 介護計画の作成手法については、ほんの少しだけ説明をしただけなのに、皆さんは張り切って利用者の「できること」「できないこと」を明確にすることができましたね。そしてヘルパーに提供する具体的な援助を文字化することもできました。やった!できましたね。素晴らしい!

 さて、これで終了!ではないんです(笑)。次回(3月)に向けて皆さんには宿題を出させていただきました。それは、今日の学びを生かして訪問介護計画書を作成してくるということ。ではまた3月に皆さんに会える事を楽しみにしています。

 それにしても、今回、お仕事をさせていただいた群馬県健康福祉局障害政策課・支援調整グループの皆様は、他者に対するサービス精神が素晴らしい。関東ではうるさい厚労省が近いせいか、どこもみんなまじめだが、余裕もサービス精神も少ないところが多い。もちろん、関東全部が全部じゃないが(笑)。

 サービスとは、受け手が満足してこそ価値がある。群馬県庁では、職員に対しても「接遇」の教育を徹底しているのでしょう。まぁ後日、群馬県を廻ると、群馬の方々自体がサービス精神にあふれていることがわかるだがここではふれない。

 このような満足のいく接遇態度は、常日頃、誰に対しても、実践をされていないとできないこと。おお。佐藤も見習わないといけん(どこの人間じゃ)。

 さて、関係者の皆様。気持ちのよい対応をしてくださり本当にありがとう! 次回3月、また、群馬県庁から眺めることができる景色を楽しみにうかがいま〜す。ではでは!


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図5 具体的な介護計画について解説


(To Be Continued!)
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2008年01月15日

奮闘記・第118回 サ責/福島県

●Key Word● ストロークで満ちたりたグラス

福島県社会福祉協議会


「平成19年度 訪問介護適正実施研修II」

〜介護の展開をするときに必要な

コミュニケーション能力について〜


(2008年1月11日 福島県郡山市・ビッグパレットふくしま)


 例のごとく、大宮駅から新幹線に乗り、すいすい郡山駅へ。以外に暖かい(後に勘違いとわかるが)。今日は、福島県社会福祉協議会からの依頼をいただき、サービス提供責任者の方々とかかわります。

 結構、駅から遠いのでタクシーで会場に到着。ビッグ パレットふくしまは、大きく、広い研修施設で、今回はこちらで介護支援専門員の実務者研修がおこなわれています。


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図1 いよいよスタート!緊張の連続


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図2 会場を巡り緊張が解けた!


 本日の参加者は福島県のサービス提供責任者130余名。会場が広いこと、参加者が多いということで、久しぶりにひな壇の上に登って話をすることになりました。緊張感がいや増すばかり!

 まず、対人援助は自分と援助を行う他者とが、いるのが大前提。そこで、自分と他者との関係性についてホワイト・ボードを使っての説明。


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図3 事務局の方に手伝ってもらう


 その後で、参加者の方に尋ねました。皆さん、自分が他者に対して援助をするときは、他者を思いやる気持ちは十分あるでしょう。では、自分で、自分自身に対して思いやっていますか、と。

 そして、援助をおこなう人は、まずは自分を思いやり、自分自身を理解していることが大切であることの話をしました。自己理解を深めていただいた後、他者理解をするために、2名1組になって、自己紹介をしていただきました。

 まず、お互いに自分について語り、他者が話すことを聴いているうちに参加者同士の交流が深まってゆきます。しばらくすると、会場は皆さんの話し声で埋まってしまい、佐藤が「そろそろいいですか?」と声をかけても気がつかないほどでした(笑)。


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図4 多いに語り合えた


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図5 レストランビックパレットのお弁当


 午後からは、ストローク図表について解説。援助とは、援助者の中にあるストロークがあふれ出たもの。だから、援助をする人々は、自分自身の存在価値を大切にでき、ストロークを十分に蓄えておかねばならないことの必要性について話しました。

 後半は、訪問介護の展開について、資料や指定基準を用いて解説しました。サービス提供責任者の責務に必要な帳票類や、記載方法。また、訪問介護計画書を作成するときのアセスメント手法や、計画書のつくりかたなどについて動画を用いて説明しました。


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図6 前傾姿勢で集中して聞いてくれた


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図7 熱心に語る参加者


 皆さんの意欲的な参加姿勢に励まされて佐藤も熱く語り、解説をしたので研修時間はあっという間に終了。最後に参加者の方から、「利用者が、家族の調理までを希望しているので、介護支援専門員に相談しても調整ができなくて困っているがどうしたらよいか?」という質問が出されました。

 佐藤は、訪問介護のサービス内容については、サービス提供責任者が利用者に十分に説明する必要性を伝えました。また、不適切事例を提供していると、監査で指摘された場合には、報酬の返還を求めれられることも伝えました。

 皆さんは、すでに、介護報酬返還についても、認識されているようでした。ただ、現実的にサービスを提供している利用者には、なかなか説明できない実態があるようです。

 しかし、介護保険制度を活用してサービスを提供する限り、法令は遵守する必要があるのは言うまでもありません。利用者の個別性を加味して、詳細なアセスメントを行い、介護保険制度では提供できないサービスについては、サービス担当者会議などを開催してインフォーマルなサービス提供を視野に入れて、早急に調整をすることが必要でしょう。

 利用者も、懇切丁寧に説明をすれば理解を示してくれるでしょう。まず、伝えても利用者は理解してくれないと諦めず、伝え方に変化を持たせてかかわる勇気を持つことなのです。

 また、事業所を存続させるために、時にはサービスを辞退することも大切だと思いますが、いかがでしょうか?

 さて、まだまだ、寒い日が続きます。どうぞ、心の中に、ストロークで満ちたりたグラスを持ち、利用者宅を訪問してくださいませ!!!


(To Be Continued!)
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2007年12月02日

奮闘記・第087回 サ責/広島県

●Key Word● 援助内容

広島市域訪問介護事業者連絡会

サービス提供責任者のための

介護現場のコミュニケーション技法

〜訪問介護計画に基づく

具体的な援助内容を実践するために〜


(2007年11月22日 広島県広島市東区地域福祉センター)



 やってきました広島県東区地域福祉センター。会場には昨年かかわった方々が研修の準備におわれていました。このような事務局な方々の努力があってこそ、素晴らしい研修が実現可能となるのです。本当に心より感謝です。

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図1 区役所近くの魅惑の招き猫


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図2 最終チェック


 さて、このところ同じような題材で研修をしているけれど、今日は格別。なぜかというと、今回はなんと行政の方々も参加しているのです。よけい頑張らないと(笑)。

 今回の研修は2部構成。1部では行政からの説明で、皆さんからの事前の質問に行政が応えるという、いわゆるQ&Aの時間。皆さんからの質問は、通院介助のときの算定方法や、同居家族がいる人々へのサービスの提供について、生活援助と身体介護の時間設定についてなどなど。

 それはそれは、細部にわたっての質問が多かったと思われます。さらに、行政の方が、非常に丁寧に回答されている姿に感銘を受けました。真摯な態度が素晴らしかったですよ。

 さて、行政の方も佐藤の研修時間に残り話を聞いてくれるとのこと。佐藤も自然にリキが入りましたよ(笑)。


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図3 研修スタート


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図4 広い会場にはモニターが必要


 まずは、指定基準を活用して訪問介護事業所に求められている法的根拠を示しながら、サービス提供責任者の責務と役割を解説しました。また、皆さんには、ヘルパーが行う「サービスとは何か」を考えていただきました。常日頃、サービスを実行しているわけですが、改めて、「サービスとは」を考えてみると、はてさてなんでしょうねぇ。

 ということで、皆さんが考えてくれたのは「入浴介助・排せつ介助・食事介助・掃除・洗濯」などの介護行為。これは間違ってはいませんよ、はい。だけど、これは介護行為の名称であり、ヘルパーが提供している具体的な援助方法ではありませんよ。


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図5 会場を歩くと皆さんから笑顔をもらえる


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図6 ヘルパーのしているサービスを動画で確認


 その後、例の動画を見ながら、ヘルパーが行っている援助内容や方法について考えていただきました。また、佐藤が現役の頃、ヘルパーさんに渡す指示書の中で、ヘルパーに伝える言葉を省いてしまったことから発生した苦情などについても話しました。

 皆さんは、佐藤の説明を時に笑いながら、時に真剣にみつめながら、時に真剣に聞いてくださりました。その結果。サービス提供責任者が、ヘルパーさんに対して、「ヘルパーだったらこのくらいのことができて当たり前」だと思って伝えていなかったことでも、言葉や文章にして伝えることの大切さを改めて認識されて会場にはタメ息が漂いました。おっとっと! それでは困るわいな。たいへんそうだからと、「できない」とあきらめないでください。

 実際に、実行するとなると、サービス提供責任者自身も、サービスを提供しながらその役割をしなければなりません。だから、本当に大変なことでしょう。

 ヘルパーのしているサービスとは、ヘルパーが何気なくしている「目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り」なのです。だから、ヘルパーさんと、連携をはかり、具体的なケア手順を書いていただきましょう。そして、ヘルパーさんと共に具体的な援助を文章化してみてくださいませ。

 さて、寒さも厳しくなる季節。皆さん自身もご自分を大切にとりあつかってくださいませ。次の機会にまた会いましょう!!


 PS.
 先日、事務局の方からお礼のお手紙をいただきました。
 その中にはアンケートの回収率が高かったことや、参加者の方
 から、次回開催の要望が多いことが特記されるとの事です。
 佐藤の講座をシリーズ化して欲しいという要望が多かったそう
 です。講師としてはまったく有り難いかぎりです。
 ご自愛くださいませ!


(To Be Continued!)



posted by さとうはあまい at 21:04| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

奮闘記・第083回 サ責/東京都

●Key Word● 具体的な手法


東京都生活共同組合連合会
全労済東京都本部


「サービス提供責任者レベルアップ研修」

〜サービス提供責任者の責務と

その役割・訪問介護計画書の作成方法の視点〜


(2007年11月20日 東京都中野区・東京都生協連合会)


 昨年に引き続き、東京都生協連の方々とかかわりました。今回、事務局の方はこの研修を実現するために、研修の実行委員会のメンバーを選出。その方々と事前にどのような研修が必要なのかを話し合い、研修内容を具体化。その後で佐藤と内容を詰め合わせたという経緯がありました。

 事前調整の結果、参加者の方に現在の訪問介護計画書の提出していただき、佐藤が添削を行い参加者に返すということになりました。そして、当日の後半は参加者の方に現状把握をしていただき、「できていること・できていないこと」を明らかにしていくということになりました。

 このように、事務局の方々が、佐藤にかける期待はものすごい(有り難いなぁ〜)。だから、かなりのプレッシャーを感じつつ研修をスタートしました。あれ? そうは、見えない? おかしいな?・・・


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図1 全員で考える


 まず、参加者の方で、昨年に引き続いて参加している方がどの程度いるのか確認。その結果は、またまた残念というか恒例というか、ここでも新しいメンバーが半数以上を占めていました。

 私が、残念だと思うのは、重ねて参加してくれた人々が悪いのではなく、サービス提供責任者が、同じ事業所の中で、サービス提供責任者として定着しないという現実を嘆いております。

 その原因はサービス提供責任者の役割が伝統的に浸透していないためにサービス提供責任者の仕事がわかりにくいという現実。介護支援専門員のほうが、給料が良いという現実。介護支援専門員が介護業外のトップの位置にあるという思い込みがあるという現実などが考えられます。

 まぁそのような事を、参加者の方に嘆いたところで仕方がないのですが、でも来年も同じ思いをするかどうかは、今回の参加者の皆さんにかかっていますからね(笑)。

 それはそれで、佐藤も、皆さんが介護支援専門員の資格を取ったほうがよいとは思っています。この介護支援専門員の資格を取る試験勉強を通して、介護保険法や、介護支援専門員の仕事を理解する機会と知識の基盤ができるからです。

 その上で、介護支援専門員の資格を持ちながらも、サービス提供責任者の役割に留まって欲しいなぁと思っているだけ、難しいけれども。


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図2 できていたこと・できていなかったことの整理


 今日の研修には、管理者の方もいらっしゃるので、今日の研修に参加して、サービス提供責任者の待遇改善を考えようと思ってくれる管理者がいるといいなぁ〜。

 まずは、会場に漂う緊張をほぐすことからスタート! 皆さんが、仕事をしていて喜びを感じる場面はどのようなところか、という質問でした。

 自分で考えて、グループで語り合い、発表していただきました。このような時間をもうけることにより、皆さんはお互いに心を開き、その後のグループワークも活発に行うことができるです。

 そして、一日を通して、サービス提供責任者の責務や役割。また、訪問介護計画の具体的な手法を学んだ皆さんは、最後の時間にKJ法を用いて、「できていること・できていなかったこと」を抽出することができました。

 本日の佐藤の役割は、皆さんに現状を把握していただいたところで終了しました。次回は12月12日。今度は実践に沿って、さらに内容を深めていこうと考えています。では、また会いましょう!!!


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図3 考えをまとめることができた


(To Be Continued!)
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奮闘記・第082回 サ責/宮城県

●Key Word● 見えない行為


仙台介護サービスネットワーク

訪問介護計画の作成手法

〜介護職員が行う援助を文字化しょう!〜


(2007年11月19日 宮城県仙台市・青葉カルチャーセンター)


 長岡での、雪中強行軍を終えた佐藤は、次の日には、再び伊達藩に逆戻り(?)のため新幹線に乗り込みました(笑)。

 まだ、12月に入っていないというのに、昨日の寒冷前線の影響で、福島駅には雪が積もっていました。福島には来年の1月に来る予定なんだけど、そのときに雪はどうなっているかしら・・・? と考えているうちに新幹線は仙台駅に到着しました。さすがに駅前に雪はありませんでしたが、行きかうトラックの天井には雪が積もっていたから、びっくりぃぃぃ!


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図1 本日もごくう登場!


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図2 会場からの風景


 さて、今回の依頼先である、仙台介護サービスネットワークさんとのかかわりも今年で、3年目を迎えました。3年目ですから、さぞや参加者には顔見知りが多いだろう、と楽しみにうかがったのですが、残念なことに今回も新しくサービス提供責任者になられた方が大半でした。まぁそれはそれで新たな出会いはけっこうなのですが。

 佐藤が残念なのは、サービス提供責任者が定着しないということ。その役割が浸透しつつあるために、今、サービス提供責任者をしている人が、その役割に振り回されてしまっている可能性があることなのです。

 管理者の方には、サービス提供責任者が定着して働き続けることができるように衛生要因も含め考えていただきたいところですねぇ。

 この研修では、やはり初任者の方が多かったので、まずは恒例のサービス提供責任者の責務と役割について説明から始まり、その時々に必要な帳票類について解説しました。必要な帳票類については、各事業所において実績が積み重ねられていたようでしたね。よかったです。

 今日のメインテーマである、訪問介護計画書の作成方法については動画を活用して、場面ごとにヘルパーのしている援助を文字に書き換えていただきました。

 しかし、動画の中のうるさいヘルパー(悪かったわね)がしている援助は、洗濯ものをパンパンたたいたり、そばについて歩いたり、角ハンガーを押さえたりしているだけです(威圧しているという噂もある)。だから皆さんは、「洗濯物を一緒に干している」というシンプルな答えを出してくれました。

 まさしく洗濯物を一緒に干しているだけなのですが、それは、実際に行っている行為を言葉にしただけのこと。佐藤が、ヘルパーがしている具体的な援助はこのようなことだという具体例を提示すると、皆さんの目がキラリと輝きました。皆さんは介護のプロですもの。佐藤が伝えようとしたことをすぐに理解してくれました。

 そうそう、ヘルパーのしていることはこのように目に見えない行為が大半を占めているわけ。だから、それを文字に表すことにより、利用者に具体的なサービス内容を説明できるし、ヘルパーさんに対しても具体的な援助方法を伝えることができるというわけです。

 その後、訪問介護計画と、ケア手順書の違いについても説明しました。さすがにケア手順書の細かさには、「そんなことまで書かないとだめなの?」という呟きが聞こえてきました(笑)。

 そうそう、文字にすることは大変なこと。だからこそ、実際のサービスを提供しているヘルパーさんを頼りにしましょう。まずは現状把握をして、ヘルパーさんにケア手順を書いていただき、具体的な方法を聞き出しましょう。そしてヘルパーさんとのかかわりから、実際に必要な記載内容が見えてくるのです。

 皆さんが非常に熱心に参加してくれたので、あっという間に終了の時間になってしまいました。さて、来年もぜひ皆さんと再会したいなぁ〜!(もちろん、新しい人は、人でウエルカムです!!) ではでは!!!


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図3 熱心に考える、サービス提供責任者の方々


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図4 文章化できた!!


 PS.ここで、佐藤のブログをお読みの皆様にお知らせです。
   先日、佐藤が研修で活用している動画「洗濯物を干す援助」
  の中でお馴染みの、利用者役を演じてくれた勝浦さんがお亡く
  なりになりました。

   佐藤が演じるうるさいヘルパーさんと、勝浦さん演じる利用
  者役とのコンビネーションで研修に活用できるような動画とな
  りました。本当に勝浦さん有り難う、そしてお疲れ様でした。
  謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


(To Be Continued!)


posted by さとうはあまい at 15:55| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月25日

奮闘記・第078回 サ責/東京都

●Key Word● 記録を書く視点

東電さわやかサポートとしま


「介護記録」

〜明日から使える実践向記録帳票及び記載内容〜


(2007年11月16日 東京都豊島区・同社研修室)



 本日は、東京介護福祉士会からの依頼で、「東電さわやかサポートとしま」で、介護記録について講義演習を行いました。

 東電さわやかサポートとしまは、1階・2階に通所介護、さらに2階にはグループホームの3階では介護支援・訪問介護・訪問看護・リハビリ・福祉用具貸与・販売の事業を展開しています。また、3階に地域交流スペースを設けて、自社サービスだけではなく、地域の他の事業所にも呼びかけて今回のような研修会を定期的に開催しているのだそうです。

 今日の参加者の方は総勢25名前後。この前後というのは、皆さん働きながら受講しているので午前中しか参加できない方と、午後からしか参加できない方と入れ替わるようなかたちであったから。本当に仕事と仕事の合間の貴重な時間を活用して研修に参加している姿勢はほんとに素晴らしい。


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図1 訪問介護の展開法の理解


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図2 介護記録の書き方


 訪問介護員やサービス提供責任者が、よりよい記録を書くことができるためには、まずは訪問介護の展開を理解することが大切です。だから、佐藤は限られた時間ではありましたが、早速、訪問介護の展開法と、その時々に必要な帳票類について説明を行いました。

 昼食後は、動画「勝浦さん事例」を使いました。そこで、実際の場面を通して、皆さんに記録を書いていただきました。いやはやこれが結構大変! 佐藤が援助を提供している場面を映し出して「主観的事実」や「客観的事実」や「アセスメント」、「計画」などと、それに沿った記録の内容を求めるものだから、皆さんの頭は大混乱!!

 だけど、回数を重ねていくうちに、何をどのように記載すればよいかを理解されて、どんどんうまくなるから凄い凄い!!! 最後は見事に書くことができるようになったのです。

 参加者の中には、何か記録の書き方を簡略化でるのではないか?と期待されて参加した方もいらしたようです。でも、佐藤とかかわる中で、簡略化をすることは、できないということがわかったようでした。

 そう、簡略化をすることは難しい、というかできない。だからこそ、必要な情報を、誰が見ても理解できる表現方法を学ぶことが必要なのです。

 今回の研修を通して、記録を書く視点として、今、書こうとしているその情報は「主体的情報」なのか? 「客観的情報」なのか? あるいは「アセスメント」情報なのか? 「計画」を変更するために必要な情報なのか整理をしながら、書く必要性を理解できたことと思います。

 あとは、実践あるのみ! ぜひ、サービス提供責任者自身がこの記録の書き方を修得し、各事業所のヘルパーさんに伝えていってくださいませ!! ヘルパーさんが行っている、「目配り・気配り・心配り・思いやり・腹配り」をキチンと記録に残しましょう。


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図3 ヘルパーさんの具体的な援助とは?


図4 皆さんが注目.jpg

図4 皆さんが注目


PS.
 帰りに立ち寄った喫茶店でほっと一息ついていたら、参加者の方も一休みをしていて、その方々が、「先生ありがとうございました!」と声をかけてくれました。こちらこそ、ほんとうにありがとうで〜す!

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図5 研修修了ホッとした瞬間


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posted by さとうはあまい at 14:08| 島根 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月21日

奮闘記・第077回 サ責/東京都

●Key Word● ねばならない


国立市訪問介護事業者連絡会
社会福祉協議会

「介護職のストレスケアマネジメント」

〜人とのかかわり方について〜


(2007年11月14日 東京都国立市・国立福祉会館)


 国立市訪問介護事業者連絡会では、定期的に事業者が集まって研修会を開いています。今回は、「介護職のストレスケアマネジメント」について演習と講義を行いました。

 まずは、皆さんに介護という仕事をしていて、どのようなときに喜びを覚えるかを考えていただきました。いつものようにまずは自分で考えていただき、次ぎにはグループで話し合っていただきました。ここの研修のよいところは、テーブルを活用しないところです。

ですから、グループワークも膝を突き合わせての話ができます。でもでも、日ごろ顔見知りであるだけに、照れくさいのか、なかなか話ができないようです。そんな中、佐藤は各グループの間をかけまわり、誘導作戦! 

 「あなたはどうですか?」

 「あなたはいかがですか?」

 佐藤に問われたら応えないわけにはいきませんもの(笑)。だから素直に「笑顔をもらえたとき」「ありがとうといわれたとき」などの返事がありました。それを皮切りに各グループで活発な意見交換がされていきました。

 でも、あれれ。いつのまにやら、話している内容が「嬉しいとき」より、「困ったとき」の内容に代わってきているような・・・? どうも、嬉しいことを話すより困ったことを話すほうが得意らしい(苦笑)。

 だから、佐藤が、困ったことではなく、喜びを感じる場面を思い浮かべて話をするようにと仕切りなおし。皆さんも佐藤が「困った話をして欲しいとは言わなかったんですが・・・。」と伝えると、会場は笑いの渦に・・・。ほらほら、笑うと気持ちが楽になったのでは?

 さてさて、後半は「交流分析」の手法を取り入れ、自分たちは、親から躾や教育を受けてくる過程で「努力しなさい」「完璧にしなさい」「強くなりなさい」「人には親切にしてあげなさい」など、誰もがかなりの強烈な指示を親から受けて生きていることを説明。

 そして、皆さんがどのような指示的メッセージに対して共感できるのかを測っていただきました。皆さんは、自分の傾向性を見て、「そうそう、この言葉は『座右』の銘だものな」なんて笑いながら話されていました。

 佐藤は、皆さん親御さんからもらった指示は大切にしながらも、その指示に振り回されていると、ストレスをため込むことになるかも知れないということも説明しました。結局はそれぞれの指示に「ねばならない」という観念が共存してしまい、それが自分の価値観になっていることを伝えました。

 自分の心で働く指示であっても、誰かに承認を得たいという気持ちがおこるでしょうから、時には自分自身で自分の行いに対して「OK」を出してあげることも必要、と伝えました。


 ・努力せねばならない→ここまで努力したからいいのではないか。

 ・完璧であれ→ここまでできれば十分だよ。

 ・強くあれ→人に助けを求めてもいいんだよ。

 ・人には親切にしてあげなさい
  →他者よりまずは自分に余力をつけていいんだよ。

 さてさて、今日の研修を通して皆さんのストレスが発散できたとすればよかったけれど・・いかがでしたか? また、来年度も合いましょう!!!


(To Be Continued!)

posted by さとうはあまい at 22:22| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする