2010年10月05日

奮闘記・第637回 研修会のツボ/広島県

●2010年● 広島県広島市



広島シルバーサービス振興会

平成22年度介護キャリアパス支援研修

訪問介護計画作成と作成指導の仕方

人材育成のための研修計画の立て方





佐藤は、広島シルバーサービス振興会さんが、企画する研修で、今年は研修を「介護計画作成」と「人材育成の研修計画」についてを2日に分けて行いました。


もちろん、今までもサービス提供責任者の責務や、介護計画の作成手法についての研修を重ねてきたが、今回は規模を小さくして、より密度の濃い研修を行いたいという。


そこで、佐藤は、参加した人々とじっくり向かい合うことができるような、研修カリキュラムを作成。それに対応した資料を作成したのであった。


今回の会場は、なんとあの原爆ドームの前にある「広島商工会議所」である。皆さまはご存じであろうが、あの広島の原爆ドームこそが、以前の「広島商工会議所」であったのだ。


佐藤は会場の真ん前にひっそりと、そして戦争を語り続ける原爆ドームにそっと手を合わせた。長く長く、この街を見守って頂き、お疲れ様です。佐藤も頑張ります。祈念ののち、粛々と会場入りした。



●なんと会場は、原爆ドームの近く、新・広島商工会議所であった●.jpg

●なんと会場は、原爆ドームの近く、新・広島商工会議所であった●



●出番をうにうにと待つ佐藤●.jpg

●出番をうにうにと待つ佐藤●





【1日目】

 対象者はサービス提供責任者である。


■研修で行ったこと

・サービス提供責任者の役割を考える。

・アセスメントのポイントと計画への展開を考える。

・手順書への展開と的確な業務指示を考える。

・記録、報告からのモニタリングとスーパーバイズについて考える。




●サービス提供責任者の責務と役割を語る●.jpg

●サービス提供責任者の責務と役割を語る●



●手順は、ひとつ? 人それぞれ?●.jpg

●手順は、ひとつ? 人それぞれ?●





【2日目】

 対象者は管理者及びサービス提供責任者である。



■研修で行ったこと

・それぞれの職種に求められる役割と技能について考える。

・自事業所の振り返りと研修計画の立案を考える。

・職員参加型の研修計画の構築法を考える。




1日目は、まずは、サービス提供責任者の責務と役割についての講義から。パワーポイントと、指定基準を用いて解説した。


佐藤は参加者の方に、いつものようにサービス提供責任者の責務や役割について、就任前、管理者から説明があったかどうかを聞いてみる。


しかし、多くの参加者が、指定基準もよく知らない。サービス提供責任者に責務が課せられているということをも知らないのというのが現実であった。


このあたりは、訪問介護事業所の管理者や、運営母体の施設長や、社長さんに、しっかりと教育をしてほしいところであった。知らなくたってペナルティは容赦ない。


まぁ説明されていたとしても、本人たちが、「聞いていない」「知らない」のでは意味がない。当然その責務を遂行することは到底できない。これじゃ、介護保険制度で、訪問介護事業所が指定の取り消しがおこなわれるのも仕方がないような気がするなぁ〜。


でも、参加しているサービス提供責任者の方々は、指定基準の責務の認識がなくても、当然、自分の役割は自分の役割としての認識はあり、サービスマネジメントとしては展開されているのだ。




●会場を廻り成果を確認していく●.jpg

●会場を廻り成果を確認していく●



●身を乗り出して成果を書き出す●.jpg

●身を乗り出して成果を書き出す●




午後からは、いよいよひとつの事例を活用して「訪問介護計画書」を作成していく。佐藤は事例の説明を行う。基本情報・アセスメント内容・居宅サービス計画書が作成されていく過程を説明、サービス内容、そして、サービス内容を「老計第10号(訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等)」に記されている、一連の流れに沿って、その手順を細分化していく方法を伝えました。


参加者は、あたかも目の前に事例対象者がいるかのごとく、ケア手順を作り上げていく。いやぁ〜、どこの会場でおこなっても同じ現象が起こる。


これは、サービス提供責任者が、ある程度の情報を伝えて、手順の細分化方法を知りさえすれば、具体的な手順を考えることはできるということだ。もっとも、このような手順を想定できなければ、サービス提供責任者の仕事自体が務まらないだろう。


サービス提供責任者は、ヘルパー2級で3年間の経験がある方。ヘルパー1級、介護福祉士などもなることができる。


とはいえ、訪問介護計画書を作成するのは、養成校等を卒業したばかりの介護福祉士には少々難しい作業だろう。いや、ケアプランの原案を作るケアマネも、基本職がなんであれ、あの位の研修だけでよくケアプラン(もどきが多いが)を作れるものだ。いや、作れないから怒りが蓄積されるのだろう。


建前上、介護福祉士の養成校では、介護計画の作成演習は行うであろうが、自分の部屋すら掃除したことがない、自分のものでも洗濯したことがない、調理の手順がわからない人では、訪問介護のサービス提供責任者など、まずできない。ここらあたりも、管理者(人事担当者)の選抜能力にかかってくるところだ。


最後に、皆さんが模造紙に仕上げた手順書を発表。その後、佐藤が準備してあった、解答例を披露。皆さんには、訪問介護計画書の記載方法がかなり理解できたようだ。


だが、ひとつの課題が残る。そう、ここで学んだことを反映できる帳票が、職場にはない、ということだ。でみ、これは仕方がないだろう。「訪問介護計画書のソフト」を開発している会社が、現場に即した帳票ではなく、ソフトへの入力への便宜からか、安易なチェック方式の帳票を作成しているのだ。どうも先がくらい。


せめて、できるところから始めてほしい。利用者さんや、ヘルパーさんには、具体的なケア手順を伝え、サービスがスタートした後で、手順に差異が発生したら、援助方法を変えていくことを説明すればよいのだ。


最後に、記録、報告からのモニタリングとスーパーバイズについては、サービス提供責任者として、利用者ごとの経過記録(サービス提供責任者記録)をつけて、効果的に行うことの良さを説明した。


多くの事業所では、連絡帳や、付箋からの脱却はできつつある。しかし、中にはヘルパーからの報告も、ケアマネからの問い合わせも、利用者からの連絡も、一冊の連絡帳を活用したり、これら、報・連・相を付箋に記入し、サービス提供責任者の机に張り付けてやり取りをしたりしているところもあるのだ。


佐藤は、いつものように連絡帳や付箋での「やり取り」はやめ、利用者ごとの経過記録としてきちんと残すよう、強調した。


さて、2日目である。こちらは、主催者側とすれば、介護職員処遇改善交付金のキャリアパス制度を見越しての開催であったはずだが……。


参加者に管理者は少なく、圧倒的にサービス提供責任者の方が多い(想像はつきましたがね)。とはいえ、佐藤が作成した資料は、依頼どおり管理者向けのものであった。




●具体的な手順書ができた●.jpg

●具体的な手順書ができた●



●2日目は研修計画を立てた●.jpg

●2日目は研修計画を立てた●




もちろん、管理者とサービス提供責任者を兼務しているもいる。でも、管理者の参加が少ないのには、やはり違和感があった。


気を取り直し、研修をスタート! まずは、エゴグラム・ストローク表を作成。参加者の皆さんには自分のパーソナリティと他者とのかかわる傾向を見てもらった。


マズローや、アルダファなどの、理論を用いて、部下は、どのような状況に陥ると、皆さんにかかわって欲しいと思うのか、などを解説していきました。


午後からは、グループに分かれて、現在、行われている研修内容や、その手法について、情報交換をしてもらった。その結果、まったく研修が行われていない、というところはなかった。どうやら、情報の公表制度で求められているのであれば、研修を開催しょう、となったようです。


まあ、動機はどうであれ、ヘルパー教育はサービス提供責任者の責務の一つなんだから、行われていないと責務を果たしたことにならないからねぇ。


その後、研修計画の立案方法を伝授。これは、ヘルパーさんがいる事により、助かっていること(できていること)、困ること(できていないこと)をポストイットに書き出していく。


これはいわゆるブレイン・ストーミングである。脳を活発にさせ、思いついたことをどんどん表現していくのだ。ある程度集まったポストイットを仲間付け(関連付け)して、12のグループにする。


その分類が年間計画書となるのだ。


その後、各グループ内で仲間分けしたポストイットをみながら、研修名を考えてもらった。ただし、その研修名は、ありきたりの研修名ではなく、ヘルパーさんが参加したくなる名前にしてもらうここととした。


会場は、まるで日ごろのストレスを吐き出すかのように賑やか。なんと、模造紙に研修計画書が描かれ終わるころは、皆さん汗びっしょり(笑)。いかに、真剣に取り組んだかがわかる。




●こちらでも前のめりになり計画を立てた●.jpg

●こちらでも前のめりになり計画を立てた●




最後に各グループで作成した研修計画を披露。皆さんは、工夫されたネーミングをメモとして残したり、携帯電話で、写真を撮ったりしていた。


ふう、これにて2日間の研修は無事に終了! 参加された皆さんは、研修を通して、訪問介護計画書作成のヒントや研修計画書の立案方法のヒントを得る事ができたようだ。また、今回の研修手法は、各事業所でもできる手法です。どうぞ、積極的に活用してください!




P.S.

佐藤は、広島での研修にあたり、3日連続で、白神社をお参りした。以前にも紹介したが、こちらの神社では、参拝客が、拝殿に進むと中に控えている神職が、御幣を持ち、参拝客にお祓いをしてくれるのだ。時にその御幣が頭にあたったりして大変に有り難い。ましてや、今回は、おみくじが3回とも大吉であった(へへん、良かったな)。白神社の神様、ご自愛くださいまし(笑)。


研修後は、広島駅前のFukuyaにあるジュンク堂書店さんに行きました。品ぞろえはなかなか、佐藤の本もありました。皆さまよろしくお願いします!(笑)




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●広島では白神社に参拝、連続で大吉!●



●広島J堂書店で見つけたわが本、念を入れてくる(笑)●.jpg

●広島のジュンク堂書店で見つけた「わが本」、念を入れてくる(笑)●



(今日の出雲での研修も無事終了! 受講生の皆様、島根県社協の皆様、有り難うございました!To Be Continued!!)
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2010年09月27日

奮闘記・第634回 研修会のツボ/東京都

●2010年● 東京都大田区



大田区訪問介護事業者連絡会

第1回 研修会

訪問介護計画書の作り方と記録について

― 訪問介護員の援助のポイント ―




大田区では、今年の3月に大田区訪問介護事業者連絡会が発足。この時の定期総会では、サービス提供責任者の役割〜コンプライアンスから学ぶ〜とした研修が行われている。


今回は大田区訪問介護事業者連絡会さんが開催する研修会として「第1回目」なのだという。佐藤に提供された時間は、1時間半(笑)。




●会長より挨拶●.jpg

●会長より挨拶●



●徳永副会長より近況報告●.jpg

●徳永副会長より近況報告●




参加者の皆さんが仕事を終え、集まりやすい時間を考慮して開催しているではあるが、「何かをやろう」としれば、まことにタイトな時間である。それでも、参加者は100名を超えるというのだから、素晴らしいことだ。




■研修で行ったこと

1)ケアマネジメントについての理解。介護支援専門員とサービス提供責任者と訪問介護員、それぞれの役割についての理解を持つ。

2)手順について考える。コーヒーの入れ方、洗濯物の干し方などもひとそれぞれ。

3)動画を見ながら、「している援助」を明らかにする。

4)この動画の介護記録を書いてみよう。




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●会場には100名を超える人が!●



まずは、資料を活用して、介護支援専門員が計画を作成するときの思考回路を説明する。介護支援専門員は、利用者と社会資源を結びつけるコーディネーターである。だから、利用者・家族がその人らしい生活をするために、誰が、何を、どのようにできて、誰が、何を、どのようにできないのかをアセスメントすること。


そして、主治医に病状などを聞いて、さらに、介護支援専門員の専門的知識を使い、課題(ニーズ)を明確にする。その課題に対して、改善の可能性を利用者・家族等と一緒に考え、必要な社会資源を提案する。





■介護支援専門員が改善の可能性を考える視点

1)「できるところ」を維持する。

2)「できないこと」を改善する。

3)「できていること」「できていないこと」を悪化させない。

4)「自分達でしたような気持ちになれる」という尊厳を保持する。




●会場内に侵入(笑)●.jpg

●会場内に侵入(笑)●




次にサービス提供責任者の思考回路


まずは、居宅サービス計画に記載されている「長期目標」を達成するために導かれた「短期目標」を達成できるようにするための「具体的な援助方法」を利用者・家族等と考える。


次に提供されたサービス内容=行為のなかで、利用者・家族が、「その人らしい生活」をするために、誰が、何を、どのようにできて。誰が、何を、どのようにできないのかを明確にする。




■援助を具体的に提供するために、誰が、何をどのようにできるのかを導き出す

1)「できるところ」を維持するための援助方法(ケア手順)

2)「できないところ」を改善するための援助方法(ケア手順)

3)「できないところ」を悪化しないための援助方法(ケア手順)

4)「どのように援助」を提供することで、尊厳を保持する援助方法(ケア手順)
 (自分でしたような気持ち)になれる。


最後に訪問介護員がサービスを提供しているときの思考回路を説明した。




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●そばに寄り添い一緒に考える●





■具体的に導かれた援助方法を提供しながら考える

1)本人・家族のできることが具体的に維持されているのか。

2)本人・家族のできないところが、具体的に改善されているのか。

3)本人・家族のできないところが、自分達がしたような気持ちになれているか。




■一定期間のサービス提供後におけるモニタリングの視点(重要ポイント)は、目標の達成に向けた具体的な援助方法に日々差異は発生していないかを考える


1)利用者・家族のできることを維持していく援助の過程では何か変化していないかどうか。

2)利用者・家族のできないことを改善していく援助の過程では何か変化していないかどうか。

3)利用者・家族のできないことを自分でしたような気持ちになれる援助では、何か変化していないかどうか。

4)自分の気配りや・目配り・心配り・思いやり・腹配りに過不足は発生していないか。



すなわち、援助課程における一番重要なところは、訪問介護員がしている、「気配り・目配り・心配り・思いやり・腹配り」であること。これらは、接遇や、気遣いと言われる部分では、他者からは視覚的に増えたのか減ったのかを観ることができない。


だから、この見えない部分を見える形に文字化する必要があることを強調したのであった。そうはいっても、簡単ではない。だから視点をかえて、様々な行為における手順を考えて見た。まずは、コーヒーを入れる手順。皆さんには、なるべく他者がわかるように書いて頂いた。


同じコーヒーを入れる手順でも、人それぞれ、だ。たとえば、換気扇を回したり、手洗いを済ませたり、バラの描かれたマグカップを使ったり、ケーキと一緒に飲んだり、テレビを見ながら飲んだりする。


これらひとぞれぞれのやり方は、本人とかかわりにおいて、丁寧に「聞く」しかない。つまり、詳細な情報収集をする必要があるのだ。


後半、例の動画「勝浦さん事例」をもとに、ケア手順を書いた。そして、最後には介護記録を書いてもらった。皆さんには、あわただしい時間だったと思うが、それでも、最後まで張り切って書いていた姿が印象的であった。


最後に質疑応答である。


目標達成の考え方。事前訪問の考え方。この2点の質問が出た。たとえば、長期目標「体の清潔が保持できる」、短期目標「ヘルパーの援助を受けて週2回入浴する」だが、すでに、ヘルパーの援助を受けて週2回入浴できているのだが、この場合はどうしたらよいか。


その方は、ヘルパーの援助を受けて週2回入浴する必要があるのでしょう。この場合は、まだ、自分で入浴することができないのであれば、短期目標は「達成された」のではなく、「維持されている」と考えた方が良いでしょうと答えました。


もちろん、ヘルパー導入後にモニタリングを行い、詳細なアセスメントの結果。本人の「したい入浴」がでてきたら、それができるような目標設定にする必要がある。もちろん、その情報は、介護支援専門員へ伝える必要があるでしょう。




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●質疑応答で質問を受ける●





次に事前訪問についてあった。

資料の1ページに介護支援専門員の「支援の展開」と、訪問介護の「介護の展開」についての違いを解説。
また、コンプライアンスに基づいても「事前訪問」が必要であることを強調しました。



研修終了後、数人の方が、佐藤のそばに来て、

「また、お話を聞くことができて良かった」

「いましていることを点検することができました」


などなど、感想を伝えてくださった。私は、方法論を伝えているだけ。その方法を活用し、実践されている方々の力は素晴らしいと思う。


佐藤は、参加者とのかかわりの中から、厚生労働省は、サービス提供責任者が作成する「訪問介護計画」に対して、真剣に「介護報酬」をつけることを考えてほしいと思いました。でも報酬がつくんなら今以上の結果を求められるでしょう。また、頑張らないとね。ではでは!




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●質疑応答で質問に答える●


(今日から浜田に入りました……。出雲は晴れ、しかし浜田は……うううう!To Be Continued!!)
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2009年07月06日

奮闘記・第482回 サ責/群馬県

●2009年● 群馬県前橋市



群馬県健康福祉部障害政策課

地域生活支援係

サービス提供責任者現任研修

1回目

〜介護報酬改定から取り組むべき課題〜




群馬県健康福祉部さんの、生涯施策課地域生活支援係では、毎年、訪問介護事業所のサービス提供責任者に向けた研修を2回1セットで開催しています。本日はその1回目


この研修を開催する目的は、

「居宅介護サービスのキーパーソンでもあるサービス提供責 任者等を対象に、居宅介護計画の作成及び事例検討の方法等について研修すること。適切な居宅介護サービスを提供するために必要な知識・技能等を有する、質の高いサービス提供責任者を育成すること」

にあります。




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●研修が始まり始まり〜●



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●研修の目的を伝える●




多くの訪問介護事業所では、介護保険制度のサービスと、障害者自立支援制度のサービスを提供しています。



介護保険制度障害者自立支援制度のサービスの違いは、障害者自立支援制度には、ケアマネジメント行う介護支援専門員がいない、というところにあるでしょう。



利用者が訪問介護を利用する場合には、サービス提供責任者が居宅介護計画を作成してサービスを提供しているのです。




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●すぐにグループに滑り込むのじゃ●



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●ほほほ、お弁当を頂く●




居宅介護計画作成は、アセスメント・目標の設定サービス内容の確定訪問介護計画作成モニタリング再計画であり、その機能は介護保険制度の、まさしく介護支援専門員が行うケアマネジメントと同じなのです。つまり、サービス提供責任者もケアマネジメントの理論を実践する職務を担っているのは同じなのです。




■研修で行ったこと


1、現状把握

2、サービス提供責任者の責務と役割

3、介護報酬改定のポイントを解説

4、相談援助技術(ストローク分析)

5、ケア手順の考え方

6、事例検討(グループワーク)

7、発表




《現状把握》

佐藤は、研修の始まりには現状把握を常に意識しています。まずは、参加者1人ひとりに、現在自分がしている仕事内容を書き出して頂き、自己紹介を兼ねてグループで話し合うのです。



自己紹介を兼ねたグループ討議を早い時間に行うことで、参加者がお互いを知る事ができ、参加者の緊張がゆるんでゆきます。一方、佐藤も、この時間にグループ内にお邪魔をして、自分の緊張をほどいているのでした(笑)。




●相談援助技術の解説じゃ〜●.jpg

●相談援助技術の解説じゃ〜●



●事例検討が始まる(ドキドキ!!!)●.jpg

●事例検討が始まる(ドキドキ!!!)●




次は、資料を活用して、ケアマネジメントの「PDCA」を解説しました。介護支援専門員の役割は「利用者と社会資源を結びつけること」であり、利用者の状態(生活機能)の具体的な改善は、サービス提供者側が担っていることを強調しました。



だから、介護保険制度と、障害者自立支援制度との違いはあるにしても、利用者の詳細な情報収集は、そこはそれ、介護の専門家であるサービス提供責任者が行う必要があることを伝えました。



すでに皆さんは、佐藤が伝えたかったことを理解されて、大きくうなずかれていました(笑)。




●事例のケア手順を考えた(だっちゅ〜の?)●.jpg

●事例のケア手順を考えた(だっちゅ〜の?)●




また、参加者の方からは、「介護保険制度」は、介護支援専門員がいて、情報を得ることができるけれども、「障害者自立支援制度」ではいません。



だから、自分が直接情報収集をしなければなりません。でも、利用者や家族等から、必要な情報を得る過程で、直接頼りにされることもあって、詳細なアセスメントができるということもある、という声もありました。



さらに介護報酬改定のポイントを解説。今回、新設のサービス提供責任者の労力に対する加算の「初回加算」と「緊急時訪問介護加算」の取り組み方と、必要な帳票類について解説を行いました。




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●ケア手順を発表!!!●




《相談援助技術》

皆さんに、交流分析のひとつのツールである、ストローク分析にチャレンジして頂き、人とかかわる傾向性について解説しました。



相変わらず、ドキドキしながら行う心理テスト(笑)。その結果には、多くの皆さんが無理せず、他者とかかわっている傾向があらわれていました。さすが、常にサービス提供を実践されている方々、素晴らしいことですね。



ケア手順の考え方


ここでは、各自に「コーヒーの入れ方」を考えて頂きました。



すると、「テーブルの上を片付ける」「手を洗う」「本や新聞を用意する」「居間に行き、本や新聞を読みながら飲む」などと、本人しかわからない情報が出てきたので感心しました。



なぜなら、多くの場合、「お湯をわかす」「カップを出す」「コーヒーを入れる」「湯をそそぐ」「飲む」などというレシピ風の手順が出てくることが多くなります。



しかし、皆さんには、その人しかわからない、「見えない部分」が詳細に表現されていたのです。



この結果から、先輩達あるいは同僚が、佐藤の研修に参加されて、その時に得た詳細なケア手順の記載方法を実践されているということを確信したのです。素晴らしい!



ついで、件の動画「勝浦さん事例」を用いて、「見えない介護」(不可視的介護)を文字化する必要性を解説しました。この時点で、皆さんの思考回路には、アセスメントの仕方と、詳細なケア手順の書き方がインプットされたのでした。




《事例検討》

この研修をするにあたり、参加者の方から事例を提出していただいておりました。その事例は「統合失調症」を持つ精神障害者への援助事例でした。



事例は72歳と高齢なので、介護保険制度を併用しているので、担当の介護支援専門員がいる方でした。事例提供者に事例の概要を伝えて頂き、フロアから質問を収集。



皆さんからの質問はため込み、ある程度まとまったところで発表者から答えを伝えて頂きました。実は、発表者は、皆さんからの質問をため込んでいる間に、自分の援助を振り返る事ができるのです。



その後、グループで提供するサービスのケア手順を考え、模造紙にまとめ発表して頂きました。実際には、この方を事例提供者以外のかたは誰も知りません。にもかかわらず、皆さんは詳細なケア手順を書き出す事ができましたよね。



これが、介護の専門家だからなせる技すなわち「技術」だと思います。これにて、1回目の研修はすべて終了。皆さんは盛りだくさんのスケジュールにもかかわらず、最後まで熱心に語り合い学びを深めていました。


本当に素晴らしい!! 次回を楽しみにしています!!!



(群馬県庁のビルから浅間山が見えるとほっとする。今回は雲に覆われてみえなんだ。To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:20| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

奮闘記・第474回 サ責/東京都

●2009年● 東京都江戸川区・グリーンパレス



江戸川区介護事業者連絡会

サービス提供責任者ステップアップ研修




佐藤は、昨年、江戸川区介護事業者連絡会さんで、サービス提供責任者向けの研修を担当しました。今回は、その研修を修了した方々を対象にしたステップアップ研修をしたいという依頼を頂き、佐藤も望んでいた研修内容を企画しました。



こういうステップアップ研修はやれそうでなかなかやれない。そう、サービス提供責任者の方々は、なかなか定着しないからです。だから、こういう一歩進んだ研修をできる体制作りは大切なのです。




●ステップアップ研修開会のあいさつ!●.jpg

●ステップアップ研修開会のあいさつ!●





■研修で行ったこと

・介護報酬改定について理解を持つ。

・初回加算の考え方必要な帳票類について理解を深める。

・緊急時訪問介護加算の考え方、必要な帳票類について理解を
深める。

・特定事業所加算についての考え方を理解する。

・体制要件、人材要件、重度要介護者等対応要件について理解を
深める。




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●自分たちのしていることを文字化●





▽まずは現状把握!

まずは、ワークシートを活用して、初回加算を得るために、いつ、何をどのようにしているのか? その手順を書き出して頂きました。



佐藤は、個人ワークをしているときに、皆さんのノートを見ると、皆さんは、すらすらと、自分の役割を書けるようになっていた。


いや〜、素晴らしい成長です。皆さんの目が輝いている。




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●必要な帳票類について解説●





▽初回加算の手順

1)相談受付を記入。

2)申し込みにかかる調整。

3)介護支援専門員へ提供の可否を伝える。


4)居宅サービス計画書(案)をもらう。

5)利用者宅へ事前訪問の調整を行う。

6)事前訪問(サービス内容の確認・契約・訪問介護計画
書(案)を作成)を行う。

7)サービス担当者会議へ参加する(居宅サービス計画・訪問介護
計画書等の説明、他のサービスと具体的な援助方法の確認・諸
計画について利用者・家族の同意を得る)。

8)サービス提供責任者が1回目の援助を提供(手順の妥当性を
確認)する。

9)担当ヘルパーにオリエンテーションを行う。

10)担当ヘルパーと同行し、サービスを提供する(利用者の承諾
を得る)。




●資料を見ながら再確認●.jpg

●資料を見ながら再確認●





▽これらの行動を記録するために必要な帳票類

1)相談受付シート

2)ヘルパーの管理台帳

3)サービス提供責任者ノート(経過記録)

4)サービス提供責任者ノート(経過記録)

5)相談受付シート・サービス提供責任者ノート(経過記録)

6)相談受付シート・契約書等・訪問介護計画書・アセスメント
シート(サービス内容導き書)・基本台帳・ケア手順書・サ
ービス提供責任者ノート(経過記録)

7)訪問介護計画書(案)ケア手順書・サービス提供責任者ノート
(経過記録)

8)ケア手順書・介護記録・サービス提供責任者ノート(経過記録)

9)オリエンテーションシート・居宅サービス計画書・訪問介護計
画書・サービス提供責任者ノート(経過記録)

10)サービス提供責任者ノート(経過記録)




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●緊急時加算って取りにくいぜい!●




皆さんは、昨年の佐藤のかかわりの中から、サービス提供責任者ノートの重要性に気づき、その後記録を残せるようになったようで、「経過記録」を書くようになってから、利用者の様子がよくわかるようになったと話していました。



佐藤も、記録(ブログ)を書くのは面倒ですよ!

(なら、ちゃんと書いてくれ!誰?)



だけど、積み重ねって大事だなとつくづく思いますね。





▽緊急時訪問介護加算

実は、皆さんは「緊急時訪問介護加算」の活用方法には困っている様子でした。なぜならば、「緊急時」に対して下記のような制限があるからです。


1)利用者・家族等の要請が必要である。

2)現在の居宅サービス計画にない身体介護である。



1)に対しては、ヘルパーが利用者の異常を発見することが多いこと。この場合にもサービス提供責任者は現場に行って指示を出したりしているが、そのような場合には加算がつかないのだ。


2)に対しては、排泄介助のサービスを活用している利用者から、訪問時間より前に、「早めに来て欲しい」との連絡が入った場合には、あわてて、介護支援専門員へ相談し、サービスの調整をしているが、こちらはすでに居宅サービス計画にあるサービスだから加算がつかない。


ということは、緊急時訪問介護加算って「使いにくいサービスじゃないか!」と怒り心頭。舛添さん! 現場は怒ってますよ、プンプン! しかし、内閣が倒れたら、誰が舛添さんお代わりをやるんだ? そっちが心配かも。




●介護福祉士資格の取り方が難しくなるぞ〜●.jpg

●介護福祉士資格の取り方が難しくなるぞ〜●





▽特定事業所加算

今回の介護報酬の改定は「介護従事者の処遇改善」を目的におこなわれたことを強調。ここには、利用者の負担については考慮されていないことを前置きとして。


皆さんは、改定に伴い、重要事項説明書を書き換えて、利用者に料金が上がることを説明していました。これだけでも結構大変!



この中で、各事業所の「特定事業所加算」に対する考えは様々でした。



1)重要事項に特定事業所加算を明記していない。

2)当事業所は現時点では特定事業所加算をとらないので、十分な
説明はしていない。

3)特定事業所加算をとれる体制はある。

しかし、費用が高くなるとケアマネが嫌がる。費用が高くなること
で、支給限度額がオーバーしてしまい利用者の負担がかなり増える
。利用者の負担がかなり増えた結果、利用者が離れていく可能性が
ある。

そのため、加算は取りたいがとれない。だから、特定事業所加算を
取るかどうかは周りの動きを見てから判断しようと考えている。


など。



まさしく、そうでしょうね。


従業者の処遇を改善したいが、利用者の負担は増える一方。だからといって、利用者に介護保険制度の改定を正しく伝えないということは、失礼なこと。佐藤は、自社サービスが特定事業所加算を、取る取らないは別にして、利用者には介護保険制度の動向を知る権利があること。




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●閉会のあいさつ!部会ができるといいな●





▽利用者に伝える必要があること

・重要事項説明書に「特定事業所加算」の制度があることを
明記する。

・当事業所も、この加算を取得できるように、体制要件や、
人材要件を整えていく。

・特定事業所加算を取得することが決まったら、○月前には
利用者に知らせる。




ふぅ〜、佐藤だって、利用者だったら、安くて素晴らしい援助を受けたいと思うもの。



さて、今回の研修はステップアップを目的とした研修でした。皆さんは初めて佐藤と会ったときよりも、かなり大きく成長されていました。それは、自分たちのしていること(サービス提供責任者の責務や役割)をしっかりと文字として記載することができていることからもわかります。



また、グループ討議の中では、活発に議論することができましたね。これは、1人ひとりが、リーダーシップを取ることができるようになったということでしょう。



これなら、江戸川区訪問介護事業者連絡会に「サービス提供責任者部会」ができる日もそう遠くないことでしょう。お互い張り切りましょうね!



さて、帰りは池袋まで戻って、用を済まし、池袋メトポリタンにあるグリル満天星で頂きました。ではでは!



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●夕食は池袋東武、グルメ満天星●



(さすがは赤城山、晴れたぞ、晴れた!To Be Continued!!)
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2009年06月16日

奮闘記・第471回 サ責/神奈川県

●2009年● 神奈川県箱根町


関東甲信地区JA中央会主催

平成21年度関東甲信地区

高齢者福祉活動サービス提供責任者研修会





この研修は、関東甲信地区JA中央会さん主催で、介護保険事業において介護職員が良質な介護サービスを提供し、組合員・利用者・地域から信頼される事業者となるため、サービス提供責任者の資質向上を図ることを目的に開催されました。



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●研修がスタート!●




会場は、箱根湯本温泉にある「パークス吉野」。1泊2日の日程で研修が行われました。参加者の方は、神奈川県の方々だけではなく、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県で活躍しているサービス提供責任者の方々が集まりました。



佐藤は、昨年度も、神奈川のJAさんとかかわり、記録の研修をしたのですが、会場にはその時にかかわった方々もいらっしゃいましたね。



その方々が、あの研修後、ヘルパーさんへの指示書の書き方を意識するようになったとか。「ふふふ、あんときに先生が活用した“小道具”は忘れていませんよ(笑)。」など、研修後の働きぶりを報告してくれました。



このような報告は本当にうれしいものですね。皆さん張り切っていらっしゃる。素晴らしい。




●開会のあいさつから●.jpg

●開会のあいさつから●






■研修で行ったこと


・サービス提供責任者の責務の理解について

・介護報酬改定と加算に対応する帳票類について

・個別の研修計画に必要な帳票類について

・研修計画の作成について




1日目は、サービス提供責任者の責務と役割についての講義・演習を行いました。



まずは、現状把握から。サービス提供責任者として、現在行っている仕事内容をワークシートに書き出して頂き、その後グループで話し合っていました。



このときに同じJAグループでも、それぞれの事業所の違いや、帳票のちがいあったようで、そのことについても、お互いに有意義な情報を交換する事が出来たようですね。




●サービス提供責任者の役割とは●.jpg

●サービス提供責任者の役割とは●



●ケアマネジメントとの関わりを解説●.jpg

●ケアマネジメントとの関わりを解説●




次に、基本資料と、『よくわかり、すぐ使える訪問介護計画書のつくりかた』(日本医療企画行)を活用して、「介護の展開法」と、その時々に必要な帳票類を説明してゆきました。



なかには、すでに、佐藤のこの書籍を購入されて活用している方もいて、「先生の本が役に立っています」と報告してくれました。有り難う、でも役に立ってくれないと困るんだ。そのように考えているんだから(笑)。



そして、今回の介護報酬の改定にともない、佐藤の本でも、初回加算に必要な帳票類を追加し、訪問介護計画書の様式を少し手直ししたことを伝えました。さらに、初回加算に有効な帳票として、なんと「オリエンテーションシート」を紹介したのですよぉ〜、素早いでしょ(笑)。



研修では、サービス提供責任者の行っていることを記録として残すこと、その重要性を強調しました。併せてサービス提供責任者ノート(経過記録)の記載方法について伝授いたしました。




●手順は、人それぞれ●.jpg

●手順は、人それぞれ●



●ふたの開け方も人それぞれ●.jpg

●ふたの開け方も人それぞれ●




1日目の最後、訪問介護計画作成演習に突入。まずは、介護計画を企画する思考として、サービス手順をみんなで考えてみました。



しかし、いきなり、サービス手順を書けと言われても難しいでしょう。だから、誰もがわかる手順について考えていただきました。



お題はおなじみ「コーヒーの入れ方」、参加者が書いた例です。




1、いつもの“ペアカップ”ではないものを使う。

2、自分用で、少し大きめのマグアップを用意する。

3、お湯をマグカップにそそぐ。

4、本と新聞を用意しておく。

5、カップをお湯ですすいでから、インスタントコーヒーの粉を
  入れる。

6、お湯を入れる。

7、椅子に座って、飲む。

8、本や新聞を読みながら、また途中でコーヒーを飲む。

9、半分くらい飲んだら、牛乳を足して、また飲む。


(※文は若干手入れ有り。)



おお!素晴らしい。しっかりと自分らしさを出していますね(笑)。そこで、佐藤はこの方にいくつかの質問をしてみました。「ペアカップとは、誰とのペアなのですか?」と。



すると、

「主人とのペアです!」と照れながら答えてくれました。



さらに、

「なぜ、今回は大きなマグカップにしたのですか?」と伺うと、



「1人で飲むからです。なぜなら、主人と一緒に飲むと、(主人は)すぐに飲んでしまうので、ゆっくり飲めないんですもの(笑)」とのことでした。



ほらほら、何気なく書いた手順でも、人それぞれには何かしらの背景があり、理由があったのですね。皆さんは、この問答を聞きながら、ほほえまれていました。



実は、このように、手順ひとつを聞く中にも、この方の情報を、聞き出す方法がいろいろあります。皆さんは、このやりとりの中から相談援助技術のヒントをつかんだようですね。



しかし、手順として、これでは不十分。どのように不十分なのか、今度は会場からトイレに行く手順を書き出して頂き、その手順でトイレへ行くようにうながしたところ、一瞬にして会場は笑いの渦(笑)。



なぜなら、椅子を引いて立ち上がると言う手順が抜けているんです。動くにも動けないわよね!



皆さんは、この瞬間に手順書の重要性に気づかれたようでした。実は、この気づきは介護の専門家だからわかること。本当は凄いことなのです。



1日目はここで終了! 夜はJA神奈川中央会さんの懇親会が開催されました。このところ懇親会参加が続いている佐藤です。


さて、次の日は朝からいい天気! 絶好の研修日和(笑)。





■研修で行ったこと


1、事例から考える訪問介護計画書作成演習

2、研修計画作成演習




まずは、昨日の振り返り。介護計画を作成する時は、本人や家族と一緒に作成していくこと。その時にはその方々の価値観(常識)を引き出すことが大切であること。手順を考えながら語り合うことなどをアドバイスしてゆきました。



●研究所の仲間も応援!●.jpg

●研究所の仲間も応援!●




次に、佐藤の定番動画『勝浦さん事例』を活用。グループに場面を配分し、手順書を作成してもらいました。



皆さんは、ヘルパーが、何をしているのかはわかるのですが、それを文章にすることが難しく、手順を書くのに四苦八苦。そこで、佐藤は、各グループをまわり、言葉のヒントをふりかけてまわりました。



すると、「そうか、励ましているんだ」「うながしているんだ」「本人が出来るように見守っているんだ」と素晴らしい文言が飛び出してきました。



そうそう、その調子です。



そしてホワイトボードに、グループ別に書き出して頂きました。すると、ホワイトボードは文字で埋まっていきましたね。素晴らしい!




●グループ発表・書記は大変!!●.jpg

●グループ発表・書記は大変!!●




最後は、研修計画を立案に挑戦。そのための手法はKJ法を活用しました。ヘルパーさんの出来ていること、出来ていないことなどを出し合い、現状を把握する。そして、現状を維持、あるいは現状を改善するために必要な研修項目を考えて頂きました。



皆さんは、研修内容を立案するときに、ヘルパーさんに何を伝えたいかを考えることが重要であること。また、ヘルパーさんが参加したい研修名を考えることも大切であることに気づかれたようですね!



さてさて、これで2日間の研修は終了しました。皆様、梅雨に入りました。お体に気遣い、ご活躍ください。ではでは!




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●閉会、みなさんお疲れ様でした●



(麻生内閣支持率19%ですよ、MHさん、いいんですかそれで? 出雲では……。To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:13| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

奮闘記・第456回 サ責/東京都

●2009年5月● 東京都品川区


介護労働安定センター東京支部

サービス提供責任者スキルアップ研修

(1日目)



 佐藤は、介護労働安定センター東京支部さんで開催された、いくつかの講習会にかかわってきた。その中で昨年度から、サービス提供責任者向けの担当してきた

 今年も、その、サービス提供責任者スキルアップ研修がスタート! この講習会は、1コースを3日間のカリキュラム構成で行っていくのだ。

 今日はその初日。参加者は35名、佐藤が会場へ入ると、そこにはサービス提供責任者の方々の「やる気」が満ちていて緊張感が漂っていた。これでは、こちらが緊張してしまう(笑)。



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●会場に緊張が標う●



■研修で行ったこと
 
 1、サービス提供責任者の役割と責務の理解する。
 2、介護報酬改定後、取り組む必要があることを考える。
 3、訪問介護計画作成演習。



『サービス提供責任者の役割と責務の理解』
 まずは、ワークブックを活用して、個別に現在している自分の役割を記入した。その後、席の前後の人々で、自己紹介を兼ねてのグループワーク。

 皆さんははじめ緊張していたが、佐藤が、司会・書記を決めて、話し合うことを促すと、すぐに活発に議論を開始した(笑)。

 佐藤は、その姿を見て、皆さんの研修に対する意欲の高さを感じたのである。ほんとうは話し合った内容を、すべてのグループに発表できれば良いのだが、時間には限りがあるので1グループのみとなった。書記の方に黒板に書いてもらった。

 その後、佐藤は、介護保険制度の仕組み介護支援専門員の役割(していること)サービス提供責任者の役割(していること)を、図表や、指定基準などを用いて解説した。すると、会場からは、おやおや、今度はため息が?

 現場はどうやら、このような仕組みが十分に機能していない様子と見た。

 なぜならば、介護保険制度の要である介護支援専門員が、いまだかつて「居宅サービス計画」を作成しないうちに、もうサービス担当者会議が開催されていることが多いというからだ。

 介護支援専門員の実務研修に、数多く携わっている佐藤にすれば、頭の痛い現実をたたきつけられた気がした。

 介護支援専門員の皆様、サービス依頼の相談は「居宅サービス計画」(原案)を作成してからにしよう!(ほんと)



●研究所の仲間も応援している●.jpg

●研究所の仲間も応援している●



 また、指定基準の説明を聞いていたら、今までは、介護支援専門員の役割だと思っていた、訪問介護のサービス内容等の説明が、実は事前訪問時に、サービス提供責任者が説明し、同意をえること。

 さらに、サービスを提供するために必要な詳細なアセスメントは、介護支援専門員が行うアセスメントとは、差異があるから、自分がアセスメントをする必要があったということを理解されたので、即、ため息がもれたようでした。

 そうね、ため息が出るほど大変なこと。このように、初回のサービスが開始するまでには、相当な労力がかかる。だから、今回の介護報酬改定では、その労力を評価されて、初めてサービス提供責任者の役割に対して、「初回加算」という形で報酬がついたんです、一応。

 加算の額は200単位(約2000円)と、こりゃ労力の割にはむちゃくちゃ少ない。しかし、これだけ渋い制度の変遷で、加算がついたということは、サービス提供責任者が、すでに、サービス提供責任者の役割と責務を果たしている実績が認められた成果だと思う。これは素晴らしいこと!



『介護報酬改定から、取り組む必要があること』
 こちらは、パワーポイントを活用して解説を進めた。今回の介護報酬改定は「従業者の処遇改善」に、その目的があることを強調した。

 サービスに対しての報酬のアップは、身体介護1生活援助と、サービス提供責任者の労力にかかる「初回加算」と「緊急時訪問介護加算」だけである。

 後は、特定事業所加算。事業所が、「体制要件」「人材要件」「重度要介護者等対応要件」など、それらの要件を満たしている事業所に対して、特定事業所加算として20%、10%が加算されるということを詳細に説明した。

 さらに、このような加算の仕組みは、訪問介護事業所にランク付けがされることを意味し、これらを取得した事業所としない事業所では、収入に大きな差が生じてしまう。

 その結果。おのずと従業者の処遇も改善されていくであろうことを解説。

 ここでも、ため息。もう、ため息だらけじゃ(笑)。しかし、佐藤にも、皆さんのため息の原因はだいたいわかっている。

 つまり、特定事業所加算を取れば、利用者負担が増すということ。事業所にしては利用者負担を考えれば、特定事業所加算は、取得しにくいということなんだよね。

 だからといって、特定事業所加算を取らないから「体制要件」「人材要件」「重度要介護者等対応要件」の各要件を整備しなくて良いということではないと思う。

 特定事業所加算が求めている要件には対応できる取り組みをしていく必要はある。だから、要件を満たせるように張り切ろう!



『訪問介護計画作成演習』
 午後からは、グループ編成をして、訪問介護計画作成演習行った。まずは、皆さんに取り組んで頂く事例を説明。

 その後、ワークシートと、動画「勝浦さん事例」を活用し手順の書き方を学んで頂きました。この段階から、皆さんの表情はリラックスして笑顔があふれてきた。

 常日頃していることを語り合うわけですから当たり前といえば当たり前。佐藤は、ほっと一息。そして、勝浦さん事例のケア手順や、訪問介護計画書例を読み上げると、またまた、すんごいため息(苦笑)。

「このような手順書や、計画があれば、ヘルパーさんへの苦情は少なくなるかもねぇ」との声を聞くことができた。他人事のように聞こえなくもないが(笑)。



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●活発にグループ演習ができた●



 後半は、いよいよ、グループ内で、事例演習。利用者に提供するサービスの手順を話し合い、最終的に模造紙に記入して頂いた。

 ここでは、真剣な議論がかわされ、20分程度の時間しかなかったのですが、すでに模造紙はそれぞれのケア手順であふれていた。皆さん。やれば、できるではありませんか(笑)。素晴らしい!

 最後に次回に向けての課題(宿題)の解説。ボリューム満載! 超スピードな講習会でしたが、皆さんの協力もあり、無事に終了したのでありました。

 きっと、一人になって考えれば、十分に理解できなかったこともあるかもしれない。その部分は、次回、深めてみよう。お疲れさまでした!


(ほほほ、明日は松江で研修じゃ!!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:26| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月13日

奮闘記・第454回 サ責/東京都

●2009年5月● 東京都北区


宝ホームケアサービス

サービス提供責任者育成研修



 佐藤は、東京都北区にある訪問介護事業所、宝ホームケアサービスさんで、定期的に講師を担当していますが、今回はサービス提供責任者研修です。

 今年のサービス提供責任者研修の目標は、「自分たちのしていることに根拠をもつこと」。

 そのために、現在活用している帳票類を用いて、していることの根拠を確認し、今回は2回目として、お客様情報(基本情報)アセスメントの研究です。


 介護保険制度では、居宅介護支援に必要な基本情報、および課題分析表、居宅サービス計画の様式は統一されたものがあります。

 しかし、サービスを提供している事業所には、統一された様式がありません。そのために、各事業所は試行錯誤しながら帳票の整備を行っています。

 宝ホームケアサービスでも、必要な帳票類は、「あるソフト会社のソフト」を活用している(……というかしにくいというか)のだ。

 介護保険制度の改正と、サービス提供責任者の能力向上の相互作用で、帳票類に記入する項目と、必要な情報にズレが出てき始めたのです。



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●チョークがかたい!!!●




■研修で行ったこと

・既存の帳票類が、記入を求めている項目には、
  「いつ」「誰が」「何を」「どのように」「なぜ」書くのか。

・自分が記入したい内容は、既存の帳票類のどこに記入すれば
  よいのか。

・既存の帳票には、自分が記入したい内容を記入する箇所がある
  のか。

・自分が、基本情報・アセスメントシートに記入したい必要な
項目とは何か。



 上記について情報交換を行いました。サービス提供責任者同士が、改めてお客様調査票(基本情報)を見つめながら、「いつ」「誰が」「何を」「どのように」「なぜ」書くのかを検討した結果、“ソフトの使い勝手が悪い”ことが判明(というか再確認)しました。

 さらに既往歴などを、どのように記入してよいかが、わからなかったり、「体のどこにどのような不具合があるか」を記入するための「身体地図」は、活用しにくいということが明らかになった。

 まぁ、これは組織として最初に話し合って決めておくことであると言えなくもないですが(笑)。

 また、ADLやIADLの情報を記入するためには、ソフトの中で、文字数が制限されているので、必要な内容が記入しきれないということも明確になりました。

 研修途中で、サービス提供責任者からは、ソフトの使用勝手が悪いことに対する不満が爆発。しかし、違う不満がぶつけられていそうな気もする(笑)。

 このような使用勝手の悪いソフトと毎日格闘していれば、さらなる不満も出るのはしかたないかな。

 違った見方をすれば、これらの不満は、サービス提供責任者のスキルが向上したとも言えるのだから。このような不満は、自分の持っている情報を理解し、大切に扱おうとする気持ちの表れでもある。



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●資料を配布しまぁぁす●



 後半は、アセスメントシートに記入する内容について話し合いました。すると、「介護支援専門員のアセスメントの仕方と、サービス提供責任者がするアセスメントの違い」についての質問が出ました。

 そこで、佐藤は、お客様と社会資源を結びつけるコーディネーターとしての介護支援専門員の役割を解説。

 介護支援専門員は、お客様のできることできないことを明確にする。そして、その状態を維持・向上・改善するために必要なサービスを考える役割であることを説明したのです。

 さらに介護支援専門員が、アセスメント項目を記載するときには、たとえば、「入浴」であれば、自立、一部介助、全介助などの選択項目のあてはまるものにしるしをつけるというアバウトな記入が多くなる。

 しかし、サービス提供責任者のアセスメントは、自立、一部介助、全介助では、具体的な情報が不足していては、サービスが提供できないことを入浴介助を例に解説しました。

 サービス提供責任者が、「入浴行為」についてアセスメント項目で記載する部分には、「入浴行為」に付随する“一連の行為”に別途、本人や家族の現状を記載できるスペースが必要であること。

 また、記載する時には一連の行為にしたがって、自立や、一部介助などと書くのではなく、ありのままの状態を記載する必要があること説明した。

 すると、サービス提供責任者の方々は、「なるほど」と大きくうなずいて納得されていました。そりゃ、いつもしていることですものあたりまえでしたね(笑)。

 サービス提供責任者の方々は、ここまできたら、自分のしてきたことが間違っていなかった!と確信されたのか、皆さん笑みがこぼれていましたね(笑)。

 佐藤は、さらにアセスメントから導かれた、お客様のできること、できないことに訪問介護員の具体的な援助を記載したものがケア手順書になることを伝えました。

 すると、またまた質問が出ました。このように、自分のわからないところは質問する積極的なスタイルは大歓迎です(笑)。

 質問内容は、

「ケア手順は、訪問介護員の指示書になるので、詳細な手順書があると、その通りにしなくてはいけなくなり、かえって訪問介護員の仕事がしにくくなるのではありませんか」

 というもの。

 まさしく、詳細なケア手順は訪問介護員がおこなう一連の介助の中で、お客様に説明し同意を得ることをないがしろにする恐れがあります。

 だからこそ、初回の同行訪問時に、訪問介護員に対して、ケア手順はあくまでも標準的なものであることを説明した上で、訪問介護員の「気配り、目配り、心配り、思いやり、腹配り」を大切にするように指導する必要性を伝えました。

 これにて、今回の研修はおしまい。ではでは!


(新潟、新潟、新潟ぁぁぁ〜!ん?To Be Continued!!)
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2009年04月28日

奮闘記・第447回 サ責/東京都

●2009年4月19日● 東京都新宿区


保健・医療・福祉サービス研究会セミナー

09年サービス提供責任者の責務


これからの訪問介護事業運営の実際




【セミナー2日目】

■本日の研修で行ったこと

 
 ・「コーヒーを入れる手順」を書き出す。

 ・「洗濯物の干し方の手順」を書き出す。

 ・勝浦さん事例(画像)に沿って、「ヘルパーの行う援助の手順」
  を書き出す。

 ・事例から「訪問介護計画書」を作成する。

 ・グループ発表。

 ・事例の解答例を示し、模範例としての「訪問介護計画書」
  の説明。

 ・勝浦さん事例を活用して、「介護記録の書き方」を学ぶ
  (5W1H・SOAP)。



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●コーヒーの入れ方から始まよう!●


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●居宅サービス計画からケア手順を考える●




 まず、コーヒーの手順を考えてみました。

 各自にワークシートを活用して、リラックスタイムに飲むコーヒーやお茶の入れ方や飲み方の手順を箇条書きに書いて頂きました。

 その中から、1人の事例をホワイトボードに書いてみます。佐藤がノートに書かれたままのう愛要をホワイトボードに板書しました。


  ・お湯を半分入れる。

  ・冷蔵庫から牛乳を出し継ぎ足す。

  ・居間に移動し、ソファに座る。

  ・好みの雑誌を手にする。

  ・雑誌を少し読んでから、コーヒーを飲む。



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●グループで考えた内容を発表する●



 このような文が書かれていました。すると、皆さんは途中でクスクスと笑っているのですね。皆さんが笑ったのは、「この方しかわからない」情報の部分についてでした。

 たとえば、「お湯を半分しか入れない」こととか、「(入れた半分の)残り半分は冷蔵庫の牛乳を継ぎ足す場面だったり、雑誌を少し読んでからコーヒーを飲むという場面でした。

 このような場面は、その人その人の生活感がにじみ出ているところですもの。みなさん、おもわず皆さんず笑みをもらしたのですね(笑)。でも、利用者の生活も、大なり小なり、同じようなものなのですよ。

 その人らしい生活が表現されてこそ、介護計画になるのです。つまり、同じように「コーヒーを入れて飲む」ということや、「○○○でなければならない」というわけではないのです。

 次に、さらに、この情景を描いてくれたかたに、ロールプレイをして頂くことにしました。会場で、ペットボトルと紙コップを、ポットとカップに見立てて、書いた手順通りにしてやってもらいました。

 すると……、結局立ち上がることも、移動することもできませんでした。なにしろ、“手順”に何も書かれていないため、コーヒーを入れにいく場面まで、ぜんぜん辿りつくことができないのですよ(笑)。

 もちろん、きちんと話し合い、手順の概要が決まって、各介護職や利用者との間に、共通認識としての行為や選択が、「何をどうするか?」が固まっていけば、省略できる個所は増えるでしょう。

 それぞれの行動の中心部分を指示・記載すむのですが、この段階では無理、意志も目的も基準もバラバラです。

 私達の行動は、可視的行為(誰もがそのような行為をしているであろうとわかる行為)と、不可視的行為(なぜ、そのような行為をするのか、他者にはわからないが、聞いてみると、なるほどとわかる行為)とに分別できます。

 すなわち、私達の日常生活には、目に見える行為と目に見えない行為が混在して、存在しているのです。

 この目に見えない行為こそが、その人の価値観や、道徳規範となって現れます。まして、プロのヘルパーがお金をもらって行う行為となれば、それはヘルパーが利用者に対して行われている「気配り・目配り・心配り・思いやり・腹配り」なんですよね。

 だから、利用者の価値観や、道徳規範および、ヘルパーの見えない行為は、みんなが共通認識ができるように、この段階では、まず数多くを文字化してみる必要があるのです。

 ここまでの解説には、素晴らしき「応援団」に手伝ってもらった(笑)。すると、皆さんの目は、それを見てバージョンアップ! 思考回路も柔軟に変化をもたせることができるようになりましたね(笑)。でも、一過性の現象で終わらせてはいけないのです。

 人間の生活は様々です。だから、その人の生活様式は、その人に自身に聞いてみないとわからない。多くはまわりがわかったような気がしているだけ。その方が楽だもの。

 さて、このように、可視的なケア手順の作成を意識し始めてみると、難しそうであった事例検討も、案外スムーズに展開していくから不思議です。

 すでに、皆さんは佐藤が意図していたことを敏感にキャッチして、本人のできること、できないことを細分化し、ヘルパーが行う具体的な援助を文字化していきました。

 いやはや、これには参った! ふふん、素晴らしいとしかいいようがないです(ホント)。

 最後は、先述の勝浦さん事例の内容を「記録の視点」から考えてみました。つまり、良い記録を求めるには、良い計画やケア手順が必要であること。

 よりよい記録とは、ヘルパーが援助を提供する際得た情報が整理され、利用者が発信する主体的な事実と、ヘルパーが客観的にとららえた事実やアセスメント結果。さらにはケア方法の変更の必要性などである。他者がその記録を読むことによって、まずは理解できることが重要なのです。

 最後に、参加してくださった方々1人ずつに、今回気づいたこと、学んだことを聞いてみました。

 サービス提供責任者の任務について具体的に聞くことができて良かった。特に研修に必要な帳票類をいただくことが出来たのですぐに実践に役立たせたいと思う。数多い研修があるが、サービス提供責任者の仕事内容を丁寧に教えてくれる研修はなかった、などなど。



●質問も出て、笑顔で対応する主催者●.jpg

●質問も出て、笑顔で対応する主催者●



 皆さん、講師冥利につきる嬉しい言葉の連発でした。ふうう、この2日間、それこそ盛りたくさんの内容を、駆け足で説明してきましたが、皆さんに好意的な評価を頂けてやったかいがありました。皆さん、有り難う! お疲れ様でした。

 佐藤は、今後も、皆さんのそばに出没して、研修の手法や取り組み方をブログとして発信します。時間がある時には、いつでもこのブログをのぞいてみてくださいませ。

 また、どこかで会いましょう。皆さん、ご自愛ください!



 P.S
 さてさて、研修の帰りに池袋にある創菜ダイニング卯乃家さんで夕食をとりました。相変わらず、良かったです。皆さんも毎日を楽しんでみてください。楽しみは自分で作るものですものね。ではでは!


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●創菜ダイニング卯乃家さんでくつろぐ●


(どこかにいい水族館はないかなぁ?求む、怪?情報!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:57| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

奮闘記・第446回 サ責/東京都

●2009年4月18日● 東京都新宿区


保健・医療・福祉サービス研究会セミナー

09年サービス提供責任者の責務


これからの訪問介護事業運営の実際




 保健・医療・福祉サービス研究会さんでは、今年の2月には介護報酬改定の動向について、すでに各サービスへ提供していた。

 このセミナー終了後、短い時間ではあったが話し合う時間をもち、その結果、訪問介護事業所のサービス提供責任者を対象とする、適切に介護報酬を得るための手立てについて、新たにセミナーを開催するという提案を頂いた。しかも、2日をかけての研修、有り難いことである。

 佐藤を「活用して」頂く方々の行動はまことに迅速である。「少し時間を」という緩やかな姿勢ではないのだ。それではこの情報社会では命取りになる。それらの方々が結果を出している方々であるのを見てもわかる。時間は、皆同じだけしかなく、貴重なのだ。

 そういう意気込みのある方々の依頼を受ければ、力が入る。ここ最近、佐藤自身も、介護報酬を適切に得るために必要な具体的な手立てを洗い出し、サービス提供責任者の方々に伝えたいと、常々考えている。そして、今回のセミナーの開催の運びとなったのである。

 準備期間は2ヶ月。はたしてどのくらいの方が参加してくれるかもわからない。参加人数によってセミナーの形式も変わってくるので、とりあえずいくつかのケースを想定し、内容を組み立ててみた。




【東京大神宮】
 さて、会場へ行く前に、本日の会場がある飯田橋の東京大神宮へ久しぶりに参拝した。


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●久しぶりの東京大神宮●



 ここは、東京のお伊勢さんとも言われている。だが伊勢神宮はご分霊できない神様とされている(今でも)。だから、神明社、東京大神宮など、天照皇大神(天照大御神)がご祭神の神社は、分霊ではなく、「遥拝所」(遠くから拝む場所)なのである。

 江戸時代(中期以降)の人々にとっては、伊勢神宮への参拝は生涯かけての願いであったろう。

 明治の新国家が誕生すると、明治天皇のご裁断を仰ぎ、東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に東京大神宮として創建された。

 最初、日比谷の地に鎮座していたので、「日比谷大神宮」と称されていたが、昭和3年に現在地に移り、「飯田橋大神宮」となり、戦後は「東京大神宮」と改め、今日に至る。

 ご祭神は、天照皇大神(あまてらすすめらみのおおかみ)豊受大神(とようけのおおかみ)である。

 それに造化三神(ぞうかさんしん:天御中主尊、高産霊尊、神産霊尊)がいらっしゃり、本来はこちらが「皇祖神」であると個人的には思うがここではふれない。

 境内に入ると本殿内から笙の音が響いていて、なんとも厳かな気分になる。今日も結婚式がたけなわ。

 佐藤は、そんな中でも。拝殿前にたたずみ、本日のセミナーの成功を祈念した。おみくじは「」だぞい。何か問題でも?(大ありだよ!) 

 そして、会場への移動中に神社の近くに、東京というか日本でも、屈指のフランス書の取扱店の欧明社を発見!

 またそこから歩くと途中に、先だって訪れた青森のアンテナショップ青森県会館も発見! つい寄ってから会場入りしましたよ(笑)。



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●知る人ぞ知るフランス出版物専門店・欧明社●


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●なんと近くに青森県会館があるのだ!●




【セミナー1日目】
 セミナー参加者は、宮崎、岡山、三重、青森、東京都、静岡、山梨、長野、埼玉等、多数の県からのきてくれました。

 佐藤は、この参加してくれた方々の広範囲なのを知り、改めてこのセミナーの重要性を認識しました。ほんとうに大変な時期なのです。

 そもそも今回の介護報酬の改定は、昨年10月に「介護従事者等の人材確保のために介護従事者の処遇改善に関する法律」が成立したことによっておこなわれました。



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●主催者のあいさつ●


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●佐藤の紹介でいよいよ始まる●



 この改定介護報酬で、訪問介護事業所に関係する箇所は下記の内容です。


  1、初回時の加算と、緊急時の訪問といったサービス提供責任
    者に、特に労力がかかる場合が評価。   

 
     初回加算    200単位/月 
 緊急時訪問介護加算  100単位/月



  2、訪問介護員等の処遇か依然として、サービスの効果的な推進
    を図る観点短時間の訪問に対する評価をおこなう。

     
     身体介護(30分未満)      254単位  
     生活援助(30分以上1時間未満) 229単位



  3、特定事業所加算(算定要件の見直し)

    ■特定事業所加算(T)所定の単位数の100分の20に相当
     する単位数
 
    ▽体制要件、人材要件(@及びA)重度要介護者等対応要
     件いずれにも適合。

    ■特定事業所加算(U)所定の単位数の100分の10に相当
     する単位数

    ▽体制要件、人材要件(@又はA)のいずれにも適合。

    ■特定事業所加算(V)所定の単位数の100分の10に相当
     する単位数
 
    ▽体制要件、重度要介護者等対応要件のいずれにも適合




 《研修でしたこと》
   
   ・ワークシートを活用し、「サービス提供責任者の役割」
    について、各自が理解していることを記載

   ・グループワーク(自己紹介をしながらサービス提供責任
    者の役割について話し合い、ホワイトボードを用いて発表)

   ・指定訪問介護事業所の指定基準を用いて解説

   ・介護報酬改定の説明・ポイント(初回加算・緊急時訪問
    介護加算・特定事業所加算)

   ・グループワーク(訪問介護員育成の取り組み)について

   ・訪問介護員等に対しての研修計画の取り組みと、必要な
    帳票類の解説


 サービス提供責任者の役割については、指定基準で規定されていることはもちろん、その他にも、訪問介護員の給料の計算や、利用料の徴収や領収書の発行など、一般会社の経理や事務員が担当することまでもしていることが話されました。



●得意のグループ内割り込み●.jpg

●得意のグループ内割り込み●



 佐藤は、「指定介護予防サービス等の事業の人員、設備および運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準」をもちいて、訪問介護事業所の基本方針や運営に関する基準などを丁寧に解説しました。

 さらに、今回の介護報酬の改定に対する具体的な取り組みとして、それぞれに必要な帳票類を用いて解説をしていきました。

 皆さんが一番興味を示してくれたのは、個別の研修計画の取り組みと、サービス提供責任者の行動の記録を残す方法でした。



●他グループの発表を聞こう●.jpg

●他グループの発表を聞こう●



 佐藤の解説を聞きながら、皆さんは、サービス提供責任者が、指定基準をもとに、介護報酬の改定に対応するための役割や仕事量は、介護支援専門員より多いかもしれませんねとため息をつかれていました。

 ほんと、その通り。


 また、初回加算の解説をしたときに、佐藤は、ケアマネジメントの話をしました。

 すると、参加者から、介護支援専門員の中には、利用者の希望によりヘルパーを導入し、居宅サービス計画を作成せず、サービス提供責任者に同行を求める。

 また、サービス担当者会議という名目で、その場で「アセスメント」し、サービス提供責任者と一緒に課題分析をおこなう。さらには必要な社会資源が抽出されることもある……云々という話もあった。

 あれあれ、これでは誰が、居宅サービス計画を作成しているのか、しなければいけないのかわからないではないですか(苦笑)。

 ケアマネさん、これでよいと思っているのかな?


 佐藤は、実際にこのようなことがおこなわれているとすれば、サービス提供責任者の初回加算は、「介護支援専門員と同等の単位」でも良いと思いましたね。

 セミナー中、午前中に移動してきたかたもおられましたが、皆さんには疲れも見えず、熱心にメモをとりながら参加してくれました。だから、佐藤もついつい熱が入る。

 各自が取り組んでいる研修については、十分な情報交換ができなかったのは残念でした。

 明日は、演習に重点をおいて、訪問介護計画の作成ポイントと、記録の書き方のポイントを伝えます。




【研修後にちょっと一息】
 夕食は、神楽坂の知る人ぞ知る、フランス料理店 ル・クロ・モンマルトル(Le clos Montmartre)、フランス語で “モンマルトルのワイン畑”という意味だそうです。ここを見つけたので寄ってみました。

 このお店は、郷愁を感じたフランス人の方々が多く立ち寄るといわれています。神楽坂はなんとなく、フランスっぽいんだそうです。そうかなぁ?そうなんだろう(笑)。



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●フランス料理のル・クロ・モンマルトル●



 ここは、フランス人のソムリエが開いた、ビストロ(自分が毎日食べたいもの)を作っているお店だそうな。

 店に入って驚いたのは、正真正銘、というかフランス語がよくわからないので(笑)、部分的に聴きとれたのは、たしかにフランス語じゃ。

 そう、フランス語の単語が飛び交っているお店だぞー(笑)。さらにじゃ、飲み物のメニューがもちろんフランス語なのである。

 お店に一人いた日本人の若い女の子が、フランス語の飲み物のメニューと、手書きのフランス語(小さく日本語も併記)でごちっごちゃメニューが書かれたボードを椅子ごと持ってきてくれ、見せてくれた。

 わかんない。仕方がないから拾い読みをして、とりあえずわかる品、ハイネケン(ビール)を注文した。

 黒板に書かれたメニューは日本語から推測、サイドメニューとメインデイッシュを選択した。日本語が添えられていたが、料理の内容が日本語でもわからないないのだ。

 だから、ここは得意の「サーロイン・ステーキ」とキッシュを所望したのであった(笑)。

 とりあえず、これが正解(笑)。

 チーズとほうれん草のキッシュはデパ地下で買うようなパサパサしたような品物ではなく。チーズの香ばしさと生地のしっとり感がなんともうまい。メインデイッシュのステーキも文句なし! まぁサーロイン・ステーキがまずい店なら、きっと何を食べたってまずいのだ(暴論)。

 佐藤はビールを飲み終えた頃から、どうしても赤ワインが飲みたくなり、例の日本人女性の店員さんを手招きして赤のグラスワインを頼む。

 すると、彼女はソムリエにフランス語で質問した。すると、ソムリエから「うちのソムリエが、ステーキにはこのワインが合うとのことでした」と、言う(かっこいいんだなぁこれが!)。

 大振りのグラスに深紅のワインを注いでくれたのであった。ひゃ〜いだ! お肉にワイン! 本物のフランス語! 気分はパリジェンヌ!(にせフランス人め!)ハハハお後がよろしいようで。ではでは。



●ワインをゲット! ご機嫌●.jpg

●ワインをゲット! ご機嫌●


(例の酔って裸になった芸能人より、大事な国際会議で酔って大失態してやめた財務大臣こそ、もっと悪く言いなよ、鳩山さん!あれこそ国辱もん、最低以下。大臣やめて済む問題じゃないでしょうが!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:00| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月16日

奮闘記・第439回 サ責/青森県

●2009年4月13日● 青森県十和田市


NPO法人生きがい十和田

生きがい十和田事業所内研修

09年介護報酬改定に伴うサービス提供責任者の役割

(2日目)



 昨日の続き、研修です。斗南藩記念観光村についてはまた後日、機会があれば(笑)。

 さて、今日はいよいよ訪問介護計画書の記載方法について学んでいきます。



■前日の復習(手順の考え方&記載方法の確認)
 
 ・「コーヒーを入れる手順」で、紙に表現された手順では、動けなか
  った。

 ・書き手(自分)には通常「していること」であり、頭では理解して
  いる事でも、他者に明確に情報を提供しなければ伝わらない。

 ・手順は「一連の行為」の流れを書き表してゆくことが大切である。




■研修で行ったこと
 
 ・物事の見方は、「人それぞれ」である。

 ・援助者が、その物事を共通認識できるためには、
  「していること」を文字化してゆく必要性を理解する。

 ・事例から考える訪問介護計画のつくり方・手順から、
  計画作成をしてゆくことを理解する。

 ・物事の答は、本人(利用者等)が持っている。援助者が
  一方的な決めつけをしないことを理解する。



●みんなで見て、答が同じなら問題はない●.jpg

●みんなで見て、答が同じなら問題はない●


●おやおやなんだろう?(笑)●.jpg

●おやおやなんだろう?(笑)●


●ケア手順を考えてみよう●.jpg

●ケア手順を考えてみよう●


●研修の合間もケアマネジメント談義!●.jpg

●研修の合間もケアマネジメント談義!●


 
 初めに皆さんに「ある物」を見て頂きました。そして、物事の見方は「人それぞれ」であることを実感して頂きました(笑)。

 佐藤は、皆さんの表情を見ながら、このビジュアル的な刺激は、皆さんの思考(「〜ねばならない」)をどんどん柔軟(新たな気づき)に導いていると感じました。

 次に「生きがい十和田」さんにおいて、実際に援助を提供している事例を用いて事例検討を行いました。

 所長による事例の概要説明、主任による介護計画、およびケア手順の説明が行われました。

 この事例についての質疑応答を受けた後、皆さんにはワークブックを活用しながら、再びビジュアル的資料を観て頂きました。それが、ロングラン動画「勝浦さん事例」です(笑)。



●互いの意見をまとめるのも難しい●.jpg

●互いの意見をまとめるのも難しい●


●発表は自分を高めるチャンス!●.jpg

●発表は自分を高めるチャンス!●



 動画を見た後、「ヘルパーのしていることの手順」を書き出して頂きました。その後、佐藤が、勝浦さん事例の模範例を読みながら解説しました。

 皆さんは、手順で、どのようなことを文章化する必要があるのか、しっかりと認識して頂けたようです。

 そこで、先ほどの事例に戻ります。実際に提供されている援助をもとに、「排泄介助」「入浴介助」「洗濯物を一緒に干す介助」の手順をグループで考え、それぞれ模造紙に書き出して頂きました。

 皆さんは、実際に援助をしている場面を思いえがきながら、利用者のできることと、できないことを明確にしました。

 そして、ヘルパーのしている援助を「これってどういうことをしているんだろう?」と考えながら文章化していくことができました。これぞ、介護の専門家集団。素晴らしいことですね!

 このように、訪問介護計画は、利用者(家族等)のできること、できないことを明確にする(アセスメント)。

 そして、ヘルパーが具体的にどのような援助をするのか、またその手順を利用者(家族等)が理解できる言葉で表現されたものなのです。

 さて、佐藤は最後に、もう一度、「ある物」を登場させました。そして、「さて、これはなんでしょうか?」と皆さんに尋ねました。

 皆さんの答えてくれたものと、その結果はいかに?(笑)



●再び登場! さて……?●.jpg

●再び登場! さて……?●



 利用者の表情や訴えは、“この質問”と同じなのです。介護職にすれば、いつも、いつも、こたえは同じなので、今度のこたえもわかっているような気がしてしまいます。

 しかし、私達自身、考えや感情は、毎日同じであることはめったにありませんよね。利用者の意向や感情も同じでしょう。その時々に違うかもしれません。

 だから、私達が「なんだ、今度は違うがじゃないか」とびっくりする前に、まず利用者本人に、こんども、そして、その次の機会も聞いてみてあげてください。「それはどのようなことなのですか?」と。

 きっと、利用者の目を生き生きとさせ、自分のことに興味を持ってくれたあなたに、また笑顔で尋ねてくれたあなたに、利用者さんもきっと笑顔(または涙をこぼすかもしれません)で皆さんに「実はね……」とその時々の思いや考えをあなたに向かってこたえてくれると思いますよ。

 はてさて。佐藤の研修はこれにて終了! 皆さんに、また逢える日を楽しみにしていますねぇ。



その後で……
 そんな佐藤は、車で八戸へ移動。八戸大学健康人間学部篠崎良勝氏(准教授になられましたそうです、さすが!)に逢いに行ったのです。

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●聖地・八戸大学だぁ〜!(笑)●



 実は、篠崎先生には、彼が東京で活躍している折に、なにかとお力を貸して頂きました。また、佐藤が執筆する機会を多く作ってくれた方でもあります。

 もちろん、佐藤よりもいくぶんお若い(笑)。でも佐藤にとって見れば、アドバイザーのような存在なのです。



●篠崎准教授と記念写真●.jpg

●篠崎准教授と記念写真●


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●座右の銘……だそうですよ(笑)●



 彼は、現在、後述の公開講座の開催の準備に追われていました。講座には、東京や長野などさまざま地域から著名な方を招いておこなわれるそうです。

 第1回 青森から「介護従事者のための公開講座」in 八戸大学
 
 日 時:平成21年6月27日(土) 10:30〜17:30

 場 所:八戸大学・八戸短期大学総合実習館ほか

 参加費:2,000円(お弁当代含む)

 問い合わせ先:shinozaki@hachinohe-u.ac.jp



 篠崎先生とのつのる話に夢中になっていたら、なんと帰りの新幹線の時間が迫ってしまった。

 佐藤は、その後、先生に教えられた近道を通り、八戸駅から出る帰りの新幹線に間に合いました。
 
 生きがい十和田の皆さま、篠崎先生、有り難うございました!

 ブログを見て頂く皆さま、ご自愛ください。

 佐藤はスモッグと花粉の混じる東京に帰ります(帰りました)! ではでは。



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●帰りの新幹線でお寿司(写真の→印)(笑)●


(大学というところは恐ろしい世界だ。講師から准教授になると部屋が小さくなるらしい!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:24| 島根 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

奮闘記・第438回 サ責/青森県

●2009年4月12日● 青森県十和田市


NPO法人生きがい十和田

生きがい十和田事業所内研修

09年介護報酬改定に伴うサービス提供責任者の役割

(1日目)



 きっかけは佐藤が依頼されたセミナーに「生きがい十和田」さんの理事長が参加されていた。

 セミナー終了後、即青森での研修のオファーを頂き、今回の訪問となりました。介護業界では珍しく(失礼)、研究熱心で行動力もある、熱い方でありました。

 そんなわけで、久しぶりの青森です。佐藤は今回、帰京まで、例のデミオ君を借り、ホテルから会場まで往復することにしました。
 
 その会場となる事業所は、なんと北里大学獣医学部キャンパスの正面にありました。ホテルから車で10分もかからない(笑)。

生きがい十和田」さんでは、理事長、「どんぐり村」代表取締役に丁重に出迎えて頂きました。再会に感謝し、早速研修の打ち合わせとなりました。

 今日の参加者は、「生きがい十和田」さんの、サービス提供責任者、「どんぐり村」の介護支援専門員、サービス提供責任者の方々、総勢15名の皆さんでした。



■研修で行ったこと
 
 1、サービス提供責任者の役割と責務を理解。

 2、介護報酬改定の概略と必要な帳票類を理解。

 3、事業所内研修計画を立案・具体化。



 まずは、ワークブックを活用して、サービス提供責任者の責務や役割について、皆さんの知っていることを箇条書きに書き出して頂く。

 皆さんが書き込んでいる間に、佐藤は会場を巡り、自分の緊張度をほぐしつつ、皆さんの理解度について、チェックさせて頂きました(笑)。


●緊張感が漂う会場の雰囲気●.jpg

●緊張感が漂う会場の雰囲気●


●徐々に笑顔がこぼれてくる●.jpg

●徐々に笑顔がこぼれてくる●


●記入内容を確認する●.jpg

●記入内容を確認する●



 えっ? 講師でも緊張するのかって? 緊張しまくり、だってほとんど初対面の方ですもの。

 緊張しないというのは、知らない人に対する興味も怖さも。もうないのでしょうね。それでは研修の講師なんて務まりませんよ(笑)。

 こうして、会場を巡って見ると、受講者の中に予習をしてきた方がいました。なんと、すでに内容が書き込まれていました。これは凄い。

 参加型の佐藤の研修などの場合は、予習のよし悪しを一概には言えません。

 ただ、これは通常から自己啓発をきちんとされているかたであるのは間違いない。リーダーとしての心がまえが、すでにできているのであれば、それが素晴らしい!



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●ほっと一息、昼食を頂く●



 その後、サービス提供責任者の役割と責務について、介護予防の指定基準や資料を用いて説明しました。

 利用者が、自ら活用するサービスを自己選択・自己決定できるために必要なケアマネジメントの考え方として、利用者が主体的にサービス利用できるための介護の展開法について解説しました。

 次に、介護報酬改定の概略必要な帳票類をパワー・ポイントと資料を用いて説明。今回の介護報酬改定に伴って新規に設定されました。

 まさにというか、やっとというか、サービス提供責任者の労力が評価された加算が制定されました。

「初回加算」と「緊急時対応訪問介護加算」です。その手続きと、具体的な動きをフローチャートに表して説明しました。

 さらに、佐藤が作成した帳票類を用いて、その時々にどのような帳票を活用すればよいのか、内容を伝えました。

 午前中はこうして、2時間みっちりと講義。終了したときには、会場からタメ息が出た(笑)。

 皆さん、よくぞ、この佐藤の弾丸トークについてきてくださいました(笑)。

 午後から、介護支援専門員とサービス提供責任者で、それぞれがグループ編成を行い年間の研修計画について作成して頂きました。



■研修計画の立案・具体化
 
 1、KJ法を活用して自分達(訪問介護員)のできていること、
   助かっていることなどを整理する。

 2、KJ法を活用して自分達(訪問介護員)のできていないこ
   と、困りごとを整理する。

 3、KJ法で同類としてまとめて「島」とし、その島に名前を
   つける。

 4、その名前を「維持・改善」するために必要な研修名を、
   12個考える。

 5、研修名をながめ、優先順序に考慮する。そして1年間の
   カレンダーに研修名を入れ込む。

 6、研修の担当者をそれぞれ決定する。

 7、研修の日程を確定する。



 皆さんは、たぶん川喜田二郎先生による、KJ(Kawakita Jiro)法は初めて経験するのでしょう。

 初めは困惑された方でも、各グループのリーダーに導かれながら、自分達の行っていることや、できていること、できていないことなど、を書き出せましたね。


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●KJ法ってなんだ? KJ法にて情報を整理●



 次に、模造紙の上に貼り付けられた、上記の内容が書かれたポストイットをながめ、共通点がある内容ごとに一まとめにして、「島」を作って頂きました。

 その後、その島のまとまりはどのような内容が書かれているのかわかるように、「島」に名前をつけて頂きました。

 皆さんの緊張もグループ・ワークを開始したあたりから、徐々にほぐれて積極的に作業に参加されていました。


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●良く話し合い、良く聴き、互いの意見を伝え合うのだ●



 佐藤は、皆さんが熱心に作業をされているのをみて、研修の進行時間の組み立てを変更し、皆さんが議論できる時間を確保に努めました。

 最後に、皆さんが研修を必要だと協議した「島」を維持・改善させるために必要な研修名を考えて頂いた。

 佐藤は、皆さんの中に入り参加者が研修に参加したくなるようなネーミングを考えることができるよう、メンバーを励ました。

 こうして約2時間半をかけ、素晴らしい研修計画ができました。ホッとしましたね。

 あとは、研修担当者が、研修内容を考えるのですが、研修計画の中に、どのような研修内容を展開そのヒントが隠されているので資料つくりも容易にできることでしょう。

 佐藤は、皆さんが熱心に議論し合っている姿をみて、皆さんは他者の前で自分の意見や考えを伝えることができる人々だから、講師も容易にできるだろうと想定しましたが・さて、いかがでしょうか(笑)。


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●お互いの意見を尊重しょう!●



 その後、明日の研修へのつなぎともなる「リラックスタイムに飲むコーヒー(飲み物)の手順」について考えて頂いた。

 佐藤は、まず1人の方が書かれた手順をホワイト・ボードに書き出す。そして、その方に手順通りにやって頂きました、しかし……。

 その方は動くことができませんでした。なにしろ、その方の手順には、立ち上がる行為が書かれていなかったのです(笑)。

 皆さんは、演習のほんの一瞬の出来事をみて、その中から多くのことに気づかれたようですね。それでこそ、介護の専門家と呼ばれることができるのです。まことに素晴らしい!

 さて、その気づきを明日の研修に活用しましょうねぇ。


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●みんなの前で発表してみる●



 佐藤は、本日の研修終了後、三沢へ出て「斗南藩記念観光村」に行ってきましたが……。

(やはり東京の空気は汚いや、帰ってきたら鼻がパンク!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:51| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

奮闘記・第426回 サ責/東京都

●2009年2月● 東京都国立市


国立市健康福祉部高齢者支援課

国立市サービス提供責任者拡大研修

国立市訪問介護・訪問看護・ケアマネ合同

「医療的ニーズのある利用者への支援者間における連携について」




 国立市健康福祉部(高齢者支援課)さんでは、3回シリーズのサービス提供責任者研修を行い、すでに2回が終了。

 1回目はアセスメントと訪問介護計画。2回目はモニタリング(奮闘記398回)であった。

 実は研修が進行する中、途中から、3回目の研修は参加者に介護支援専門員や、訪問看護師を入れて、合同演習をしたいということになっていきました。

 事務局からの要望は、現在の介護保険制度下では、医療的な対応を必要とする在宅高齢者へ介護保険の各事業者が支援することが増えてきている。そのために、ケアチームでの連携体制をいかに整えるかが課題となっているということ。

 だから、今回の研修では、訪問介護事業所のサービス提供責任者、訪問看護事業所、居宅介護支援事業所の各支援者が、お互いにどのような情報を共有し、援助を展開していく過程の中で、様々な役割を担う上で、具体的にどのような連携を図ればよいかについて学びたいと考えたいという希望でした。



■研修で行ったこと
 
 1、訪問介護に求められる医療関連情報(平成20年 財団法人
   長寿社会開発センター)の説明及び解説

 2、事例検討の手法及び事例の提示

 3、質問を溜め込み、答えるという方式の実行

 4、課題検討

 5、グループ発表



 はじめに財団法人長寿開発センターが作成した、「訪問介護に求められる医療関連情報」というリーフレットを用いて、「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」(医政発第0726005号 平成17年7月26日)についてざっくりと解説(笑)。

 その後、医療状態にある訪問介護利用者のための確認フローチャートを解説し、サービスを提供するのに必要なチェックポイントについて話しました。

 参加者の方々は、理解しているようで理解できていなかった部分もあったりして、参加者の方々からは、正しい上を得ることができたと喜ばれていました。


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●事例が発表された●


●質問を研修会場内で募集●.jpg

●質問を研修会場内で募集●


●質問をすぐに答えずに溜め込む●.jpg

●質問をすぐに答えずに溜め込む●


 その後、いよいよ、事例検討がスタート!「病気の進行から終末期を迎えている方」の事例でした。

 今回の事例検討は、介護支援専門員としての支援の展開というのではなく、介護支援専門員も含め、サービス提供者が、どのような連携をはかっていくかという事が重要なポイントです。

 まずは、事例の概要を発表。続いて会場から質問を出して頂きました。そして、質問内容を、ホワイトボードに書き、すぐには答えずに溜め込んでいきました。

 ある程度、質問が溜まったところで、事例提供者から、質問内容に答えて頂きました。皆さんは、このような間を空けたやり取りの中から、利用者について、ある程度の共通認識を持つことができました。

 佐藤は、皆さんの、共通理解が得られたあとで、皆さんに事前に用意をしておいた課題を提示しました。



■課 題
 
 1、今後ケアチームをつくる際、誰(専門職を含む)をメンバー
   にすればよいか?(介護支援専門員)

 2、支援をしていく際に、医療情報の共有が必要です。その際に
   留意することは?

 3、支援者間で情報が混乱しないように、伝達の流れをどのよう
   にしたら良いのか?

 4、今後のリスク管理をどのようにしたら良いのか?



 グループ構成は、同職種同士としました。そこで、まずは自分で考え、その後グループで話し合って頂きました。

●質問をホワイトボードに書き出す●.jpg

●質問をホワイトボードに書き出す●


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●質問に答えていくのだ●


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●答えが溜まってきた●


 グループ演習では、各グループ内で、司会書記タイムキーパーを決めて話し合って頂き、その後、全体で共有できるように、書記の方々に出てきて頂き、ホワイトボードに書き出して頂く。

 皆さんは、専門家として、まず個人で考え、各グループ内で検討、積極的に与えられた課題について議論していました。

 最後は、事例提供者からこの課題についてどのように展開がされているかが発表されたと同時に、事例を担当している訪問介護事業者の管理者も参加されていたので、当事者でもあるサービス提供事業者からの考えや意見を伝えて頂いた。


●グループメンバーを励ます●.jpg

●グループメンバーを励ます●


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●検討結果を書き出す(その1)●


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●検討結果を書き出す(その2)●


 佐藤は、今回の研修の後半では、ファシリテーターも演じていました。そこで、客観的に皆さんの話し合いなどに参加して頂き、感じたことは、皆さんは1人の利用者を個別にとらえ、その方の価値観や、道徳規範を尊重しています。

 「〜ねばならぬ」という狭義にとらわれず、「(なるよう)にしょう」と幅広い思考回路で課題と向き合っていたということでした。


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●提供者からのコメント●


●発表者からのコメント●.jpg

発表者からのコメント


 そして最後に、ホワイトボードに書かれていたことは、皆さんが、常日頃している思考回路や、連携方法が整理されて、記載されており、皆さんは、改めて、常日頃お互いがしていることを、視覚的に表現し、「再確認」できたのではないでしょうか。

 現在は、在宅療養をしている方が増えてきているとよくうかがいます。そのような中で今後も援助している人々が苦渋する場面が出てきます。

 そのような時には、各チームの中で、お互いのしていることを視覚的に表現してみると、どこの流れが滞っているかを見つけることができるかもしれませんね。

 そうこうして、濃い大研修も終わり、JR国立駅にある「海鮮呑屋日本橋国立店」で夕食を頂く。故郷の地酒・真澄もあるし、なかなかのお店です。ではでは!


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●本日はサラダとワインでまずは乾杯!●


(いま松江で研修。では歌のリクエストは中島みゆき「黄砂に吹かれて」をお願いします!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:02| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月07日

奮闘記・第421回 サ責/群馬県

●2009年2月12日● 群馬県前橋市


群馬県健康福祉部障害政策課

平成20年度

サービス提供責任者現任研

指導的業務について

〜スーパービジョン〜




 今回の研修は、群馬県健康福祉部(障害政策課)さんによる、訪問介護事業所で、居宅介護計画を作成しているサービス提供責任者の方々を対象に開催している研修なのです。

 佐藤は、すでに、今回の参加者の方とは、今年1月、訪問介護計画作成研修でかかわっています。その時に現在、各々が担当している方の中からセレクトし、訪問介護計画書を事例としてまとめ、この研修に持参してくれるように課題として出させて頂きました。

 そこで研修が始まる前に、皆さんの間を歩きまわり、事例を見せて頂きました。それらを眺めて、皆さん、それは、それは熱心に作成されていたのに感激しました。


●担当者からの開会のあいさつ●.jpg

●担当者からの開会のあいさつ●


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●研究所のKJ部隊群馬県庁担当も応援!●



【研修でしたこと】
 
 1、スーパービジョンについて理解する(講義)。

 2、研修計画作成:KJ法を活用して研修項目をまとめてみる。

 3、事例検討の開催方法について理解する(ロールプレイ)。

 4、訪問介護計画事例を検討する(演習)。

 5、まとめ。



 午前中は、スーパービジョンについて講義。専門家が専門家を指導する際の注意点とその重要性を伝えました。その後、各グループでKJ法を活用して研修計画を作成しました。

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●KJ法を活用して情報を整理●


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●グループ演習(各自が主役)●


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●演習結果を発表●


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●控え室で昼食(タカポンと2代目ぐんま君)●


 ヘルパーさんができていること(維持したいこと)、ヘルパーさんができていないこと(改善したいこと)をポストイットに書き出して、出されたことを、研修項目にして、まとめて頂きました。

 さらに、それらを年間計画として構成するために、「12個」に配分していきました。皆さんは、個性あふれる研修計画を作成することができましたねぇ〜。


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●研修計画ができあがる●


●思わず参加したくなるネーミング……かな?●.jpg

●思わず参加したくなるネーミング……かな?●


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●ほんらいの事例検討とは楽しもの●


 各研修計画をグループ発表していただいた後で、会場から「先生、講師の方はどのように探せばよいのですか?」という質問がありました。

 そこで、佐藤は、スーパーバイザーであるサービス提供責任者自身が講師を務めることを説明しました。すると、その方は「つまり、自分がしていいんですよね?」と確認をされたので、「そうですよ」と答えました。

 その方は、「今までも自分がやってはいたんですけど、自分で良いのか自信がなかったのです。今日の研修を踏まえ、自分のやるべき研修が見えてきました」と笑顔で言ってくれました。良かった。

 それでも、参加者の中には自分が講師を担当するということに、相当なプレッシャーを感じた方もいましたね。

 すべての研修項目をサービス提供責任者が、担当する必要はありません。できそうな方に、振り分けてもよいでしょう。

 午後からは、いよいよ、皆さんが作成してくださった訪問介護計画の事例検討です。まずは、佐藤が選抜した事例をもとに、全体で事例検討の展開方法を学びました。

 その後、各グループ内で事例検討を深めて頂きましたが、皆さんは熱心のあまりに、質問を溜め込むことを忘れていたご様子。これはその場、その場の場当たり的な答えや応対をしないための手順でした。

 それでも、お互いにしていることの確認をすることができて、非常に有意義な時間を過ごすことができたようでした。


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●感想を伝え合い、財産として共有●


 最後は、群馬県から「サービス提供責任者・現任研修修了書」が発行されました。僭越ながらも、佐藤から皆さんに渡すことになりました。

 その後、皆さんから質問や感想を頂きました。多くの発表者の方が、サービス提供責任者には、その役割や責務がある。そのことをしっかりと学ぶことができました。

 今後も、大変な仕事だけど、プライドを持って働きたいと思うということばを聞くことができました。さてさて、これにて佐藤の役目も終了です!


●県からの研修終了のあいさつ●.jpg

●県からの研修終了のあいさつ●



P.S 
 来年度も群馬県に出没することができそうです。嬉しいな、群馬もとてもいいところですもの。

 さて、研修の内容はもちろん、いずこを見聞するか、いまから熟考中です(笑)。

 ああ、そうだ。いまは久しぶりに研究所を拠点の仕事が続きます。もし、4月以降の新規のお仕事があれば、早めに左記のメールアドレスにご一報くださると助かります。調整がけっこう苦手。以上、営業でした(笑)。

 皆さま、花粉に気をつけご自愛ください。ではでは!


(ああ群馬サファリパークがなつかしい!To Be Continued!!)
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2009年03月02日

奮闘記・第418回 サ責/千葉県

●2009年2月9日● 千葉県中央区・社会福祉研修センター


千葉社会福祉協議会

介護指導者養成研修




 千葉県社会福祉研修センターさんでは、将来ホームヘルパーを指導、監督する立場になれる人材育成を目指し、「介護指導者養成研修」を行っています。

 人数は16名と少数ですが、年間を通じて受講したいという、まことに意欲のある受講生が集合していると聴きました。それは頼もしい。

 研修内容は、介護技術、接遇マナー、リスクマネジメント・コミュニケーション等、年間20強の講座を、1か月あたり1、2回ずつ行っているというのであるから、これがまた仕事をしている上に日中参加するのだから、相当の心がまえが必要であるのは間違いない。

 佐藤には、「介護記録の書き方」講座について、講師依頼を頂いた。後日、わかったのだが、担当者の方が、佐藤の、このブログをみて、「ぜひとも講師のお願いをしたい」と考えて頂いたとのこと。コツコツ(か?)自分のしていることに評価を頂くのは励みになりますねぇ〜。

 でも、今回研修を担当するにあたって、佐藤が一方的に「介護記録の書きかた」を伝えてしまうとすれば、指導者養成にはならないでしょう。

 しからば、受講生自身、自分が指導者になったときに活用できるように、「介護記録研修のシラバスづくり」としたらどうだろうかと考えました。

 そして、シラバスづくりに対応できる資料を担当者の方に送付し、佐藤なりに準備万端で当日を迎えました。

 この日は、わが研究所の愛車、日産マーチ君、別名・ポンちゃん(?)で関東自動車・習志野下車・千葉街道をうにうにと走り抜け、千葉神社へ到着。えっ、方向が違うって?(リスクマネジメントは?)

 いいんです、いいんです!
 

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●いつきてもご神気みなぎる境内●


●神様にごあいさつ●.jpg

●神様にごあいさつ●


 まずは千葉神社へお参り。本日の無事を祈念(おみくじは引きなおし大吉!)。何か問題でも?

 さて、千葉は何回もお世話になっているのじゃ! さ、めざせ、ちばみなとぉぉぉ〜。千葉の社会福祉協議会入口あたりに車を置き、再チェック。

 何って? もちろん行き先よ!(先にしろよ)

「ええっ!」封筒の地図には、“千葉寺駅”とある。ええ、“ちばみなと駅”じゃないの? ゲゲゲ、おいおい、私の行き先はいずこ?(帰れ!)

さっそく担当者の方に電話「へ? 今ちばみなと……、ですかぁ〜?はぁ、そこからですと、モノレールに沿って……〜。」

いやはや、この担当の指示が的確なのである。というか、まぁつまり、バ●(自粛)でもわかるものでありました。

佐藤はおかげで迷うことなく会場へ着くことができました、ばんざーい!(それでいいのかよ!)

 担当者の方々、そうそうお騒がせいたしました。皆様、事前のチェックはくれぐれも怠らないように!


●なんとかハーモニープラザへ着いたのだ●.jpg

●なんとかハーモニープラザへ着いたのだ●



【研修で行ったこと】
 1、シラバス作成
  
  @自分の事業所にある帳票を見ながら、記録には何を書くのか
   を書き出す。

  A書き出した内容を項目別にまとめてみる。

  B項目をさらに大きな項目として分類。

 
  2、記録の書き方演習
  
  @事例を読み込む。

  A事例の介護記録には何が書かれているのか、
   を考える。

  B模造紙に書き出し、発表する。



  3、記録の書き方講義
  
  @「勝浦さん事例」から考える。

  Aヘルパーの“していること”を文字化しよう。



  4、自分達の事業所の振り返り(KJ法)
  
  @できていること・できていないことの整理する。

  Aできていることを維持するために必要な研修は何か。

  Bできていないことを改善するために必要な研修は何か。



●高齢、いや恒例の密着型講習を実施●.jpg

●高齢、いや恒例の密着型講習を実施●


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●参加者同士“おとな”の交流●



 皆さんは、佐藤から「記録の書き方」の“研修の仕方”について学べると思っていたかもしれませんね。しかし、それでは一般の受講生との関わりと同じかたちになってしまう。

 指導者の役割として、「記録の書き方」について、自分がどうしたいのかと考えることが大切。これはそのためのシラバス作成なのです。

 初めから皆さんそれぞれで四苦八苦。実は「記録に何かを書く」ことについて、改めて「何を書きますか?」と聞かれると、これ、あんがい、不明瞭な行為なのでありました(笑)。



●研究所からKJ応援部隊もかけつけた(笑)●.jpg

●研究所からKJ応援部隊もかけつけた(笑)●




【皆さんが出してまとめた内容(抜粋)】
 
 ■利用者の状態
 ■日常の変化
 ■日常生活動作の変化
 ■数値の変化(体温・血圧)
 ■量の変化(排泄量・食事量・飲水量)
 ■家族の言ったこと
 ■利用者の言ったこと
 ■ヘルパーとの会話



 などなど。そうそう、その調子! 気づけば立派なシラバスの項目ができていました。

 その項目を活用して、授業を展開するときに、何をどのように伝えればよいのか? そのヒントは皆さんが書き出したポストイットの中にあるわけです。

 これらを活用して、自分なりの「記録の書き方」指導要綱をつくるとよいでしょう。



●グレードの高い指導者を目指して勉強中●.jpg

●グレードの高い指導者を目指して勉強中●



 後半は、実際の記録から、常日頃、ヘルパーさんへ行うアドバイス方法を考えてみました。

 皆さんは、事例の記録内容を読み進めると、この事例の「介護計画がどうなっているのか? ケア手順はどうなっているのか?」を知りたくなりましたね〜。

 実は、記録を書くためには、介護計画や、ケア手順が重要なんです。なぜならば計画に沿って援助を展開し、その結果に記録が存在しているのですもの。

 だから、記録を書く研修を展開してゆくためには、介護計画作成の手順や、手順書を書く手法なども指導する必要があるわけです。

 佐藤は、動画「おくりびと」、いや「勝浦さん事例」を活用して(アカデミー賞受賞おめでとうございます!)、介護計画・ケア手順・記録の書き方の一連の流れを解説。

 皆さんは、ようやく記録を指導するには何が必要なのか。そのポイントをつかむことができたようでしたね。

 さて、これにて佐藤が担当する部分は終了! 皆さんには、まだ研修の「指導者研修のカリキュラム」が残っているとのこと。

 やる気のある皆さんにとっては、重要な学びの機会となるのを見るのは嬉しい。お互いに張り切りましょう! ではまた!!



●KJ法でまとめてみた●.jpg

●KJ法でまとめてみた●


●びっくりドンキー稲毛海岸店で、ステーキにビックリだ〜!●.jpg

●びっくりドンキー稲毛海岸店で、ステーキにビックリだ〜!●


(日本には、権威ある賞をもらう作品や、大舞台で凛とした態度ができる俳優もあらわれたのだが、美術館でマナーも守れなず、大事な場面でワインと風邪薬で失態を晒し大臣をやめるやつもいる!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:05| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

奮闘記・第403回 サ責/群馬県

●2009年1月15日● 群馬県前橋市


群馬県健康福祉部障害政策課

平成20年度
サービス提供責任者現任研修


 今回の研修会場は、例のごとく群馬県庁です。朝は駅のスタバで一息。そして佐藤の電車の到着時刻に合わせて、これまた例によって担当者の方が新前橋駅まで迎えに来てくださるのだ。まことにゆきとどいた御配慮を頂き、有り難いことです。

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●朝スタバで一息(笑)●


 この研修は、群馬県健康福祉部(障害政策課)さんが、訪問介護事業所で、居宅介護計画を作成している、サービス提供責任者の人々を対象に開催している研修です。

 群馬県では、1人でも多くのサービス提供責任者の方々に参加して頂くことができるようにと、当初から2回開催することに決めていた。研修内容は4月と同じもの。

 ただし、研修で活用する事例については、今回の参加者から事前に提出して頂きました。


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●開会あいさつから●



■研修で行ったこと

 1、サービス提供責任者の仕事内容を共有する。

 2、サービス提供責任者の責務を理解(介護保険制度)する。

 3、訪問介護の展開法を理解する。

 4、対人援助技術を理解する(自己理解・他者理解、ストローク)。

 5.相談援助技術を理解する(ケア手順を導き出す手法)。

 6、事例から学ぶ訪問介護計画書のつくりかたを理解する。


●会場を廻り皆さんを励ます●.jpg

●会場を廻り皆さんを励ます●



●サービス提供責任者の仕事内容

 現在自分がしている仕事を書き出し、他者と語り合いながら、お互いの役割の認識を深めて頂きました。

 皆さんから出された役割には、介護保険制度の中で、「サービス提供責任者」の責務として明確にされていることの他に利用料の集金や、ヘルパーさんの給料計算。あげくの果てには、管理者でもないのに、売り上げ目標の管理までされている方もいましたね。

 佐藤は、皆さんの発表を聞いて、それはそれは、ものすごい仕事量だと思いました。


●会場フロアより浅間山を望む●.jpg

●会場フロアより浅間山を望む●



●サービス提供責任者の責務の理解(介護保険制度)

 指定基準を活用して、管理者及びサービス提供責任者の責務について説明。佐藤からの説明を受け、常日頃、自分がしていることは、すでに、「指定基準」に則って」していたことであったと理解できたようでした。

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●対人援助スキルアップ研究所群馬県出張部隊●



●訪問介護展開法の理解

 居宅介護支援事業所と訪問介護事業所の役割を解説。更に障害者自立支援法とのかかわりかたなど、図表を用いて説明しました。ここでは、アセスメントと計画立案の手法について触れました。


●対人援助技術・相談援助技術

 午後からは、TAの心理テスト「ストローク表」を用いて、皆さんに、自分と他者とのかかわり方及びその傾向性について意識を深めていただきました。

 佐藤が、ストローク表の解説していくと皆さんは他者の表と自分の表を見比べて、「私は○○だけど、あなたは○○○なのね」などと笑顔で談笑されていました。


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●相談援助技術を ロールプレイする●


 そうそう、私達はひとりひとりに、ぞれ違いがあっていいんですよ。お互いに違っているからこそひとそれ、話し合い、語り合うことが必要になるわけ。だから、専門家は他者とかかわる時には相談援助の技術を意識することが必要なんだよね。


●事例から学ぶ訪問介護計画書のつくりかた

 初めに、訪問介護計画書の作成方法を伝授。皆さんは、演習を重ねるうちに、直ぐに作成方法のコツを見出したみたい。佐藤もこれにはびっくり! 皆さんすでに素晴らしい力をお持ちです。

 
 次に佐藤が事前に選別しておいた事例を活用して訪問介護計画書をつくってみました。事例は比較的若い女性の利用者。病気がリウマチだという方の事例でした。

 提出者の手順に沿って各グループは訪問介護計画書を作成。模造紙にまとめて頂きました。最後にグループ発表。各グループとも素晴らしい計画書を作成することができましたね!

 次回は2月。この時には、事業所内研修の企画方法を伝授し、後半は事例検討をしようと考えています。皆さんには、事例作成の課題を出しました。張り切って課題に挑戦してきてください(笑)。もちろん、できる範囲で構いません。無理しないでください。ではでは!


●にぎやかにグループ発表が行われた●.jpg

●にぎやかにグループ発表が行われた●


(いまは島根で寒さにふるえていますぅぅぅぅ!To Be Continued!!)





posted by さとうはあまい at 20:13| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月17日

奮闘記・第398回 サ責/東京都

●2009年1月7日● 東京都国立市


国立市健康福祉部高齢者支援課

国立市サービス提供責任者研修

(2回目)

〜モニタリングと連携〜



 国立市健康福祉部(高齢者支援課)さんでは、3回シリーズのサービス提供責任者研修を行っています。

 前回は、まずアセスメントと訪問介護計画という内容で講義演習を行いました。今回はモニタリングと連携です。



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●事務局のあいさつで研修が始まるぞ〜●



【訪問介護事業所のサービス提供責任者の責務は指定基準で明確】

■サービス提供責任者の責務(介護予防)

 
 1、指定介護予防訪問介護の利用の申込みに係る調整。
 
 2、利用者の状態の変化やサービスに関する意向を定期的に把握。
 
 3、サービス担当者会議への出席等、介護予防支援事業者等との
   連携。
 
 4、訪問介護員等(サ責を除く。以下、この条同じ)に対し、
   具体的な援助目標及び援助内容を指示するとともに、利用
   者の状況についての情報を伝達。
 
 5、訪問介護員等の業務の実施状況を把握。
 
 6、訪問介護員等の能力や希望を踏まえた業務管理を実施。
 
 7、訪問介護員等に対する研修、技術指導等を実施。
 
 8、その他サービス内容の管理について必要な業務を実施。


 
●資料を確認する●.jpg

●資料を確認する●


●グループで話し合った内容を書き出してみる●.jpg

●グループで話し合った内容を書き出してみる●



 この中で、モニタリングに相当する部分が、2、の「利用者の状態の変化やサービスに関する意向を定期的に把握」することです。

「利用者の状態の変化を知ること・意向を定期的に確認すること」とは、つまり、事前アセスメントで得た情報と、サービスを提供した後で、利用者の状態がどのように変化したのかあるいは変化していないか。

 また、サービスを使用した結果、利用者・家族の意向に変化がないかについて、利用者宅を訪問して確認することです。

 これらが効果的なモニタリングとして行われるためには、事前のアセスメントがどのくらいしっかりとできているかにかかっているのです。


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●自分達の考えたことを明確に!●


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●マネジメントの理解を深めてゆく●



■研修に用いた事例「入浴介助」
 〜退院後入浴介助が必要になり、訪問介護事業所を活用した事例〜


 事例は、退院直後の当事者の困惑や、妻の介護に対する混乱や、不安が浮き彫りにされています。

 サービス提供責任者は、事前訪問時に「入浴介助」の一連の行為で、本人のできること、できないこと。妻のできること、できないこと。これらを詳細にアセスメントし。さらに、ヘルパーが、具体的にどのような援助を行うのかを訪問介護計画(案)で明らかにしました。

 その後、開催された、サービス担当者会議の中で、サービス提供責任者は、担当のPT・OTと具体的な介助方法の確認を行い、サービスがスタートされました。

 自宅での生活が落ちついてくると、利用者本人も自分の体の状態を受け入れることができ、生活方法を工夫することができるようになったのです。

 そして、利用者の困惑が落ちついてくるのと同じように、妻の混乱や、不安も軽減されていきました。

 そして、3か月後、モニタリング時に入浴介助の一連の行為で、利用者本人から、「起き上がりからトイレに行き、脱衣所までいく」この部分は、自分と妻とでなんとかできる。だから、今後はヘルパーさんには、浴室内の介助を手伝って欲しい」という要望が出されました。


●グループに入り一緒に考える●.jpg

●グループに入り一緒に考える●



■演習内容

 
 1、モニタリングの視点の確認。

 2、現在の想定される状態を、再アセスメントとしてADL表に記載



■理解が深まったこと


 1、介護行為の一連の流れの中で、利用者・家族のできること、
   できないことを明確にする必要があること。

 2、事前アセスメントを詳細に記入することが大切であること。

 3、妻のできることや、「妻が自分で面倒みたい」という気持ち
   を大切にすること。

 4、やる気や意欲のアセスメントを文章で表すことが難しいこと。

 5、2人のできること、したいことをそのまま本人たちにして
   もらってよいのか。介護負担を考慮することも大切だが、
   妻の気持ちを受け入れることも重要であること。

  

 このような事例検討では、当事者である利用者がいませんので、演習は難しかった部分もあったことでしょう。

 しかし、グループ演習を通して、お互いの考えを伝え合ううちに、多くのグループから一致した方向性が出されましたね。

 このような演習ができることは、すでに皆さんの経験の中で似たような事例が存在しているから、具体的に考えることができたのでしょう。

 皆さんが、議論している表情は生き生きとしていましたよ。素晴らしい!

 さて、皆さんは、モニタリング結果を受けて、目標の達成状況について評価を出す必要があります。この事例では、起き上がりから排泄介助までの一連の流れは、できることが増えたので評価は「改善した」となります。

 脱衣所から浴室に入り、体や頭を洗う行為、および浴槽への出入り、および浴室から出てくるまでの一連の行為はどうでしょうか?

 こちらは、本人1人での入浴や、妻の介助による入浴は、まだできそうにありません。ですので、ヘルパーの入浴介助が必要になります。したがって、評価は、現状を「維持」しているとなるのです。



■ケアプランの変更

 この事例の、ケアマネは訪問介護事業所からの報告を受けて、モニタリングを行い、ケアプランを見直しました。
 
 ケアマネは、PT・OTからの評価を含めてサービス担当者会議を開催しました。その結果。訪問介護のサービスは1時間半から1時間に短くなりました。

 訪問介護事業所の収入面を考えると、大変なことかもしれません。だからこそ、今後のモニタリングを継続していく必要があるでしょうね。

 まず、今は利用者や家族とできていることやできることが増えたことを喜びましょう。そして、定期的なモニタリングを行っていくことです。

 モニタリングの結果、できないこと、継続すると危険な状態が考えられる場合には、再度、再(再々)アセスメントを行い、ケアマネに報告をすることです。

 さて、次回は研修対象者を、サービス提供責任者だけではなく、介護支援専門員・訪問看護師などに拡大して、「医療的ニーズのある利用者への支援者間における連携について」を行います。研修を通して、支援者間での連携方法や、アセスメントと情報共有内容などを考えていきましょう。

 車で、うにうにと会場から駅まで送って頂いた。Oさん、お疲れのところ、有り難うございました。

 時間がないので、国立駅界隈でごはんを食べていくことにした。ふと、目に着いたのが「海鮮呑屋日本橋国立店」を見つけ! 恐る恐る階段を昇り、七草がゆサービスもされているという。なかに入ればなかなか大きい、よいお店でした。ではでは!


●駅近くに、うまい店を発見!●.jpg

●駅近くに、うまい店を発見!●


(ビール・日本酒・ワインは佐藤の三種神器じゃ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:11| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月22日

奮闘記・第337回 サ責/島根県

●2008年10月9日・10日● 島根県浜田市・いわみ〜る&松江市・松江合同庁


社会福祉法人島根県社会福祉協議会

島根県福祉人材センター

平成20年度

サービス提供責任者研修会



 島根県社会福祉協議会は訪問介護事業所のサービス提供責任者から、「サービス提供責任者向けの研修を開催して欲しいという」熱い要望を受けて、今年度初めてサービス提供責任者研修を開催しました。

●開講に当たり部長さんから挨拶●.jpg

●開講に当たり部長さんから挨拶●


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●浜田会場の研修風景●


 企画当初は、松江会場において、2日間かけた研修を開催するつもりでいたが、サービス提供責任者を、2日間拘束し、1つの会場に集めることの困難さや、諸般の事情で1日での研修ということになった。

 さらに、研修内容を確定する時に、サービス提供者からの要望結果から、以下の内容をおこなった。


 1、サービス提供責任者の役割(講義・演習)
 
 2、訪問介護員の育成(講義・演習)



【サービス提供責任者の役割】
 まずは、資料に、現在自分がしていることを箇条書きに書き出していただき、次にグループで話しあった。

 この時に、自分のしていることを書けば良いのですが、なかなか書くことができない方もいるのだ。

 えっ?なぜに、自分のしていることがかけないの?もしかしたら、自分のしていることに自信がないのか?

 それとも、なぜ、その業務をしているのか、根拠がわからないからかなのか?

 しかし、グループワークがはじまり、他者とかかわるに連れて、自分のしていることと、他者としていることに差異が無いことがわかってくる。

 すると、自分のしていることが、間違っていなかったということに気がつき、その後は活発に意見交換ができてくる。


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●グループワークの成果物を披露●


 佐藤も、グループの中で話をしているうちに、皆さんは、自分のしていることに自信がなかっただけであり、すでに、サービス提供責任者の役割をこなしているとは思いましたが。

 しかし、このような内容は、本来ならば、管理者が、サービス提供責任者の職に任命した時に、きちんと伝える必要があることだと思います。管理者の方は、もう少し優しく出来ないのかしら?

また、一方では、サービス提供責任者の職に就くと決まった時点で、自分から管理者に自分の役割について説明を受ける必要があったでしょう(笑)。



●訪問介護の展開(手順)事項

 1、利用の申込にかかる調整

  相談受付・ヘルパーの空き情報の確認・相談者へサービス受諾の
  可否を伝える・居宅サービス計画を読み込む。

 2、事前訪問

  サービスがスタートする前に、利用者にわが事業所を売り込み、
  選択していただく。

 3、アセスメント

  介護の専門家としてのアセスメントを行う。

 4、帳票の作成

  2・3と同時進行。基本台帳・生活歴や病歴・利用者・家族の意
  向や緊急連絡先や経済情況の確認。

 5、訪問介護計画書(案)作成

  利用者・家族のできることできないことを明確にし、ヘルパー
  がおこなう具体的な援助方法を記載。

 6、サービス担当者会議に出席

  訪問介護計画書(案)を提示。他のサービスとの過不足を話し
  合い、援助方法を確定。

 7、ケア手順書を作成

訪問介護計画書に沿って、具体的なケア手順を作成する。
 
 8、具体的な目標・援助方法を説明

ヘルパーに対して、その方の具体的な居宅サービス計画・訪
  問介護計画・ケア手順を説明する。

 9、同行訪問

  担当のヘルパーを利用者に紹介・ケア手順を利用者に確認し
  ながら、一緒に援助をする。

 10、サービスの調整

  介護支援専門員との連携・他職種との連携・ヘルパーとの
  連携・利用者家族との連携。

 11、ヘルパーの業務の把握

  ヘルパーの希望にあわせた業務の把握・訪問介護記録の内容
  確認・実績確認。

 12、モニタリング

  利用者の状態の変化の有無・サービスが計画通りに提供され
  ているか・利用者(家族)サービスに対する満足度・要望や
  意向の確認。

 13、介護支援専門員へ実績報告

  毎月、利用者の状態について報告。必要に応じて計画の変更
  願い。

 14、サービス担当者会議へ参加

  利用者の介護保険の更新時や、状態の変化等により、介護支援
  専門員から要請があった時に参加。

 15、3に戻る
訪問介護計画を見直し、再計画をおこなう。



●その他のサービス提供責任者の役割
 苦情処理・事故処理。さらには、訪問介護員の育成なども含まれて
きます。この仕事量をこなしているのですから、凄いことです。

 さらに、佐藤は、この業務を遂行するに当たり、サービス提供責任者の行動の記録、すなわち経過記録の重要性を協調。

 みなさんは、「情報の公表」のときに、「記録が必要」とよく言われるけれど、これがあれば見せることができると言ってました。

 しかし、作成するとなると、結構面倒くさいこと。どうぞ、1人で抱えこまないで、管理者や他者にも手伝ってもらいましょう。

 この後は、訪問介護計画の作成演習。動画「勝浦さん事例」を活用して、ヘルパーのしている援助について考えていただきました。

 佐藤は、皆さんの発表を受けて、移動の見守りは「転ばないで歩くことができるように見守っている」ことであり、声かけは「洗濯物を干しに行くように促し、励ましている」ことであると解説。皆さんは、そうか、励ましているのかと納得。

 そうそう、このようにヘルパーのしている行為は、他者がみて、何をしているのか見えにくいもの。だから、計画にはヘルパーの具体的な援助内容を記載する必要があるんだよね。


●松江会場の研修風景●.jpg

●松江会場の研修風景●



【訪問介護員の育成】
 サービス提供責任者は、訪問介護員を育成する役割があることを説明。研修計画をたてるために、現状を把握。

 まずは、ヘルパーさんの「できていること。できていないこと。」を整理。各グループ内でKJ法を活用してでた内容を整理。いくつかの研修項目を考えていただきました。

研修項目
        
@報告・記録研修    
Aヘルパーの心がまえ 
B介護技術      
C介護保険制度    
D調理実習      
E就業規則      
F苦情検討      
Gメンタルヘルス


 などなど、他にもたくさん出ました。今回の演習では研修に必要な帳票類についても説明をいたしました。

 以上で本日の研修内容は終了です。ふぅ!この内容をたった1日で行いましたので、佐藤もくたくた。皆さんはもっとくたくたになったことでしょう(笑)。


●みんなで考える、これが参加型の研修●.jpg

●みんなで考える、これが参加型の研修●


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●いつもながら熱心な事務局が心強い●


 さて、今回の学びを全て実行しようなんて思ってもそれは難しい。だから、自分の事業所の中で出来ているところはそのまま維持していけばいい。

 そして、できていないところがあれば、書き出してみて、優先順序をつけてみましょう。
その上でできるところからスタートすれば良いのではないかしら?

 どうぞ、これからも素晴らしい笑顔で活躍ください。ではでは!


●新刊の紹介(浜田夢タウンにて)●.jpg

●新刊の紹介(浜田夢タウンにて)●


●研究所の仲間も応援●.jpg

●研究所の仲間も応援●


(この項は終わり!To Be Continued!!)

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2008年10月10日

奮闘記・第329回 サ責/東京都

●2008年9月21日● 東京都江戸川区・グリーンパレス


江戸川区訪問介護事業者連絡会

サービス提供責任者研修部会

サービス提供責任者スキルアップ講座

〜サービス提供責任者の責務を適切に評価されるために〜



 江戸川区訪問介護事業者連絡会さんとのかかわりは2年目に入りました。昨年は、対象者を特定せずに、訪問介護員・サービス提供責任者に対して、研修をおこないました。

 今年は、研修対象者をサービス提供責任者に絞って、1回の研修時間を長くし、サービス提供責任者のスキルアップをめざします。

 さらに、この研修は2回シリーズでおこなわれ、この2日間受講した方には、江戸川区から「サービス提供責任者研修終了書」が発行されるとのこと。いやーこれは励みになるんでは。当日は熱心なサービス提供責任者の方々が集合し、賑やかに研修がスタートしました。


●開会の挨拶●.jpg

●開会の挨拶●




●本日の研修内容

 1、サービス提供責任者の役割(仕事の理解)

 2、人材育成という考え方(計画的指導業務)

 3、相談援助業務

 4、訪問介護計画演習に向けて



【サービス提供責任者の役割】
 まずは、個人で自分の役割について考えていただき、グループで話し合った。自分でしていることだが、いざ、言葉で表現することは難しい。

 それでも、グループでわいわい話し合っているうちに、「そうそう、事前訪問だよ」などと、していることが明確になっていくのです。


●グループで語り合う●.jpg

●グループで語り合う●


 佐藤はいつものようにグループに溶け込み、「それは、こういうことかしら?」とヒントを出したりしたのである。その後、数人に、話しあった内容を、ホワイトボードに書いていただいた。

 佐藤は、皆さんが書いた内容の根拠を、指定基準に照らし合わせて解説していきました。すると、皆さんは、自分が知らないうちに、サービス提供責任者の役割を、果たしていた事に気づくことが出来ました。

 それと同時に、改めて、サービス提供責任者の業務を再認識されていましたねこのように、しっかりとサービス提供責任者の役割をやっていたなんて、素晴らしい!(笑)


●役割を理解する●.jpg

●役割を理解する●



【人材育成という考え方】
 ここでは、研修計画について。帳票類を活用して、計画的指導業務についての講義である。まずは、年間計画を作成する必要性について説明。

 さらに、訪問介護員の能力に合わせた研修計画を作成する意義について伝えました。そして、人材を個別に育成するためには、ヘルパーごとに個別の研修記録簿をつくる必要があること等を伝えた。

 スーパービジョンの演習としては、「積極的質問技法」の演習をおこなった。サービス提供責任者は、利用者宅を訪問し、インテーク・アセスメント・サービス内容導き・訪問介護計画(案)を作成する。

 これは、すべて面接技術と、質問技術がなせる技です。そこで、質問には、「開かれた質問」「閉ざされた質問」があるということを説明。その後、資料にそって、「閉ざされた質問」を「開かれた質問」に書きかえていただいた。

 本来は、一人ひとりが、自らが書いた内容に沿って、ロールプレイを体験することが望ましい。しかし、時間的にも制約はあるが、何よりも、まだまだしたいことがたくさんあるのだ。

 そこで、代表者に前に出てきていただき、今書いた質問内容に沿ってロールプレイを披露していただいた。

 この演習は、皆さんが、実際の研修で活用する手法ですから。役割を演じるほうも、聞くほうも必死。その後、書記の方が残してくれた面接記録から、面接場面を振り返りました。

 皆さんは、振り返りの場から、この質問がよかったとかの場面では先を急ぎすぎて利用者の感情により添えなかった等に気づくことができました。

 他者がおこなうロールプレイを見ていた方も、他者の面接場面を見ることにより、改めて質問にも、技法があるということに気づかれましたね。

 そうそう、その気づきが必要なのだ。だから、この演習は、ヘルパーを育成する時の手段として活用くださいませ。


●始終笑顔のグループ討議●.jpg

●始終笑顔のグループ討議●



【相談援助技術】
 積極的質問技法の演習をした後なので、皆さんは、バイスティックの7つの原則である、個別性の原則や、感情を表出や傾聴については理解できたようです。

 実はこの相談援助技術で一番難しい部分は、「非審判的態度」で接するということ。この部分は、援助者が、自分の価値観や道徳規範をおさえて、他者の価値観や、道徳規範に寄り添うということが大切。

 これは、言葉で理解は出来ても、実際に実行することは難しい。そこで、どのくらい難しいのか「コーヒーの開け方(新しいインスタントコーヒーの開け方」を例にとり、他者の価値観に沿うことはかなり大変なことであるということに気づいていただきました。

 最後は、次回の研修に向けて、訪問介護計画作成演習の事前準備について説明。宿題として、現在作成している訪問介護計画を提出していただくことにした。

 さてさて、そろそろ、提出期限が近いです。佐藤は、皆さんから提出される計画を楽しみに待っています。だから、皆さ〜ん、張り切って提出くださいませ!


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●人前でのロールプレイは照れくさいぞ!(笑)●


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posted by さとうはあまい at 23:26| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月01日

奮闘記・第323回 サ責/千葉県

●2008年9月14日● 千葉県船橋市


平成20年度ホームヘルパー全国連絡会 

ヘルパーのコミュニケーション能力を磨こう

〜予防介護への支援はどのようにしていますか〜



 ホームヘルパー全国連絡会の千葉支部では、千葉県で働く連絡会のメンバーに対して、年間で5回の研修を計画しているとの事でした。

 佐藤へのオーダーは、予防介護の支援の手法と、コミュニケーション能力のスキルアップ研修についてです。



●佐藤がおこなった研修内容
 (1)ヘルパーの役割って何だろう。自分で考え、グループで考え
    る。司会・書記を決めて10分間話し合い、書記の方にホワイ
    トボードに書き出していただき、全員で共有する。

 (2)自己理解・他者理解。

 (3)ストロークの理解。

 (4)積極的傾聴技法の習得。
    ヘルパー役。利用者役。タイムキーパー。書記など、役割分     担をおこなう。質問した言葉、答えた言葉を残し、面談後に     振り返りの時間を持ち、評価をおこなう。


 午前中は、自己理解をふかめる時間をもうけた。そこで、援助をおこなう時に、ヘルパー自身が持っている価値観や、道徳規範を、優先してしまうと、援助そのものが、ヘルパー自身の自己満足におわる可能性があることなどに気づいていただきました。

 午後は、質問技法について、講義・演習をおこないました。この演習を通して、佐藤が驚いたのは、利用者役を担当する人が、ヘルパーの質問に対して、たくみに利用者としての返答をしている姿でした。

 その点、さすがはヘルパーさん。利用者理解に関する良い点と言えます。

  皆さんは、演習から、利用者が話したい内容に興味を持って、聞
  くことは、相当にエネルギーがいるということ。

  傾聴とは、利用者が、頭の痛いと訴えている時には、

 「頭のどの辺りがどのように痛むのか」

 「いつから痛いのか」

 「あなたは、頭が痛くなったときにどうやってすごしたのか」
  を聞くことであること。


 質問技法を心得ていないと、利用者に対しての対応が

 「熱を測りましたか?」

 「薬を飲みましたか?」

 「病院へいきましたか?」等

 という形式になりがち。

 この質問方法は、援助者側が「こうすればいいのに」と思っていることを、利用者は「どうしたのか」について、確認しているに過ぎない、ということに気づかれたようでした。

 そうそう、このようなことに気づいてくれてよかった。なにしろ、各自の気づきがなければ、行動変容をしようがありませんもの。

 今回のように、他者が見ている前で、質問技法を活用して演習をすることは、さぞかし照れくさいし大変だったと思います。だけど、ヘルパーとは1対1で利用者とかかわるのが常。

 たまには、このような演習を行い、自分たちの相談援助技術を磨き、試し、互いに評価し合っても良いと思います。ではでは!


(この項は終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:15| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月31日

奮闘記・第301回 サ責/広島県

●2008年8月● 広島県広島市


広島県シルバーサービス振興会

素晴らしい大迫力!

〜サービス提供責任者、参加者大人数〜



 広島で研修がある時には、平和公園近くのよさげなホテルをとる。いつ行っても、一見さんでも「お帰りなさい!」と言ってくれる居酒屋さんで夕食をとる(笑)。

 そして、次の朝、白神社さんへ参拝をすることが常態化している(長いなぁ〜)。この日も、クマゼミの蝉しぐれの中を白神社さんへ参拝。おみくじ結果は! まあまあということですな。


●白神社へごあいさつ●.jpg

●白神社へごあいさつ●


 広島県シルバーサービス振興会さんからは、昨年もサービス提供責任者研修の依頼がありその時おこなったのは入門編でした。

 今年は、昨年の研修を踏まえて中級編を企画。研修内容は訪問介護計画書の作成手法についてでした。

 それにしても、ここの研修は受講者人数が素晴らしい、サザンのコンサートを彷彿させる(笑)。確か昨年もたくさんの受講生が来てくれましたが、今年はそれをさらに超える多数の受講生が詰めかけてくれました。有り難う!


●サービス提供責任者が大集合!●.jpg

●サービス提供責任者が大集合!●


 そんな中、大人数が集まってくれるのは楽しいが、進行としては苦手な佐藤。このように檀上から講演をするのが苦手。

 でもさすがにこれだけの人数となると、檀上に登らないことには後方の方からは佐藤を見ることができません(笑)。


●皆さんの声が響きわたる●.jpg

●皆さんの声が響きわたる●



【本日の研修内容】

・自己理解・他者理解

・サービス提供責任者の責務と役割の理解と必要な帳票類について

・訪問介護計画作成演習・訪問介護員がおこなう介護行為について

・記録の書き方



 はじめに、対人援助をする人々には欠かせない自己理解からスタート。この他者理解をする時には、2人1組になって、「自分を語り他者を聴く」という演習をしました。

 しかし、皆さんが積極的に語り合ってくれたので、会場は賑やか。佐藤が「そろそろ終了しましょう!」といういつもの戦術で合図を送っても、期待どおりなかなか静かにはなりませんでした(笑)。


●自己理解・他者理解を皆さんと考える●.jpg

●自己理解・他者理解を皆さんと考える●


 そうこのように他者と夢中で語り合っているのであれば、たいがいは、まわりの雑音は気にはならなくなるのが普通。だから、実践でも演習同様ステキな笑顔を利用者さんに振りまいて集中して話しあってくださいませ。

 その後、サービス提供責任者の責務に必要な帳票類について、拙著『よくわかりすぐ使える 訪問介護計画書のつくりかた』(日本医療企画)を参考に説明しました。

 特に、サービス提供責任者記録「経過記録」については、いつ、どの時点で、どのように必要になるのかを具体的に説明し、その必要性を強く訴えました。


●サービス提供責任者記録について説明●.jpg

●サービス提供責任者記録について説明●


 昨年もこの部分は協調したところです。だから、参加者の中には、「先生に言われたので作ってやり始めた結果。利用者の様子がよくわかるようになった」などと、思わずうれしくなるような報告をしてくれた方もいました。

 午後からは、訪問介護計画の書き方について講義・演習をおこないました。介護計画の作成に入る前に、介護行為には、それぞれ一連の流れがあることを、いつもの「コーヒーの入れ方」を例に用いて解説。

そして、「コーヒーの入れ方」ひとつにしても、人それぞれ使用する道具や手順が違うということを皆さんに理解していただきました。

次に、動画を見ながら、訪問介護員がしている具体的な援助について説明をしました。



■結果
1)手順は人それぞれに違いがある。

2)訪問介護員の具体的な援助は他者が見て何をしているのか
  わからない行為である。

3)違いがある手順と、訪問介護員がおこなう目に見えない行為
  を、文章化することによって、明確化されたものが訪問介護
  計画であり、訪問介護計画書は、援助する者、援助される者
  の双方が、サービス内容を理解できるためのツールである。



 佐藤は、演習途中では、壇上から降りて皆さんの間を廻って歩きました。皆さんは客観的に、自分のしていることを理解できてはいるのですが、その他者が見えない行為を具体的に文章化するという点に四苦八苦されているようでした。

 だから、佐藤は会場を歩きながら、個別にうまく表現できていない言葉について、「それは、利用者さんにやる気を出してもらっているんでしょう? ということはヘルパーの具体的な援助は“励ましている”ということではないかしら?」などとアドバイスをしていくと、「なるほど。まさしくその通り」と納得されていました。


●グループワークで個別にアドバイス●.jpg

●グループワークで個別にアドバイス●


 そうなんだよね。利用者さんが専門用語を理解できるとはかぎらない。なら、初めから、皆さんが普段家庭で使用している言葉で伝えれば十分だと思いますがいかがでしょうか?

 なんだかんだと時間は過ぎて行きました。また、来年会えるといいなぁ〜、ではでは!



P.S.
 研修終了後に、繁華街で有名なえびす通りに出て「胡子(えびす)神社」に立ち寄りました。

 こちらはえびす通り商店街の中にある胡子堂なのです。ご祭神は、事代主命蛭子命大江広元ほか。大江広元は鎌倉幕府の政所などの別当をした重鎮で、毛利元就、長州毛利家のご先祖様。

 昔は毛利氏の本拠、高田郡吉田町にあり、慶長年間に広島に移されたものだそうで、市民からはえべっさんと呼ばれて親しまれています。

 実際、通る人が皆さん、丁寧なお辞儀をして通っていくのを見ると実感できました。

 白神社も、えべっさんも、広島市民の方々から愛されていると聞きますが、次から次へと神社の前を通る人がお参りをしていくのは凄い。この姿をみると、神様も力を貸してあげたくなるてあげたくなるだろうなぁと思いました。


●研修後に胡子神社を参拝●.jpg

●研修後に胡子神社を参拝●


(この項は終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:21| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする