2007年10月31日

奮闘記・第064回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 自己開示

島根県社会福祉協議会
平成19年介護支援専門員研修

介護支援専門員更新研修実務経験者
専門研修過程U


サービス担当者会議

及び

介護予防アセスメント・ケアプラン作成


(2007年10月30日 島根県浜田市・いわみーる)



 10月28日に介護支援専門員実務研修受講試験が行われました。受験された皆様、手ごたえはいかがでしたでしょうか? 今回の試験内容の傾向は、介護予防や、地域包括支援センターなどの役割や、市町村の権限に関係した問題が多かったことと、保健・医療の問題では、重度要介護者に対する問題などが出されていて、これからの居宅介護の方向性を見据えた内容になっているように思いました。

図1 あいさつが大切.jpg

図1 あいさつが大切


図2 会場を歩く.jpg

図2 会場を歩く


図3 昼休みいわみーる前を散歩.jpg

図3 昼休みいわみーる前を散歩


 このような中、佐藤は、いわみーるにて、浜田地域の介護支援専門員とかかわりました。早速、サービス担当者会議について講義し、援助について視覚的に理解ができるように動画を見て頂きました。

 後半は、グループ演習を行いました。グループ構成は皆さんの自主性に任せて、グループ演習をして頂いたところ、結構顔見知りの方が多いようで、すぐにお互いの自己開示ができて、積極的なサービス担当者会議を開催することができましたね。

 演習の終了時、皆さんに感想を聞いてみると、利用者役をなされた方が「質問を受けたときにもう少し、突っ込んで聞いてほしいな」という気持ちになった。でも、自分がケアマネ役だったら、同じ対応しかできなかったかもしれない、という感想や、ケアマネ役をしたときに、サービスの人々が助けてくれたので助かった。などの感想が出されました。

 また、あるグループでは、話し合いをしているうちに、本人がどうしてもショートにいきたくないということになり、結局、家族と一緒に旅行に行ってしまう。という結果になった。などという楽しい検討結果まで飛び出しました(笑)。そうそう、何が何でも、ショートにいくことばかり強調してはだめなんですよね。

 結果として、利用者を中心にしたサービス担当者会議を開催すると、利用者が主体的に自分のことを考えることができるようになるようだということを感じることが出来たようです。素晴らしい!

 午後からは、介護予防アセスメント・介護予防サービス計画作成について、1時間の講義と、演習を行いました。前半の1時間は、介護保険法の改正された部分と、根拠について説明。さらに、介護予防アセスメント及び介護予防サービスの帳票類が、介護支援専門員の実務研修テキストにあるということを紹介しました。

しかし、なんせ1時間の講義時間しかないわけです。でも皆さんは専門家なのですから、佐藤が紹介した材料などを参考にして、張り切ってくれると思いますが。引き続き残ってくれた方には、その実務研修テキストを更に詳しく説明をしました。

 そして、ようやく、15:30介護予防ケアプランを作るためにグループワークを開始したのでした。会場には、実際に作成されているプロ中のプロの方から、まだ、作成をしたことがない新プロまでいました(笑)。

 各グループで、利用者役や、家族役、サービス担当者役などを決めて、グループワークをスタートです。今回の方々の素晴らしかったところは、佐藤の導くままに素直に思考回路を働かせてくれたというところです。

 ですから、出て来た目標の部分では「椅子に座って調理ができるようになりたい」とか、「自分でできるところの掃除はしたい」など、今あるサービスに振り回されない計画を立てることが出来ました。

 さて、佐藤が、浜田市に来るのも今年はこれが最後です。来年、また1月に来る予定です。皆さん、ご自愛しながらもぜひぜひお仕事に励んでくださいませ。皆さんプロですから! ではでは。


図4 にぎやかなグループワークになった.jpg

図4 にぎやかなグループワークになった


(To Be Continued!)


posted by さとうはあまい at 22:40| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

奮闘記・第059回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 調整役

島根県社会福祉協議会
平成19年介護支援専門員研修

介護支援専門員更新研修実務経験者
専門研修過程U


サービス担当者会議

及び

介護予防アセスメント・ケアプラン作成



(2007年10月23日島根県松江市・くにびきメッセ)



 秋らしい風に身を任せて、くにびき大橋をわたり、会場入り。介護支援専門員研修も、専門課程Uともなると、参加者の方々ともすでに顔なじみになり、会場のあちこちから笑顔のあいさつをいただきました。

 まずは、サービス担当者会議を開催するにあたっての手順を確認するために、ケアマネジメントの展開法についての講義です。



図1 研修風景.jpg

図1 研修風景


図2 役者がせいぞろい.jpg

図2 役者がせいぞろい



 佐藤は、介護支援専門員に対しては、このような研修が設けられているのに、サービスを提供している人々にはこのような研修は一般的に行われていないことを説明。だから、サービス担当者会議を開催するときは、介護支援専門員自身が、サービス担当者会議をどのような目的で開催し、どのような方向へ導いていくかをしっかりと認識し、計画的に開催する必要性があることを伝えましたが、皆さんにとっては再確認の部分が多かったと思います(いや思いたい)。

 後半は、皆さんに、事例をもとに模擬サービス担当者会議を開いていただきました。グループワークがスタートすると、早速事例をしっかりと読みこみ、早くも利用者役を決定。利用者役になった方は、佐藤の事例を参考にして、自分が担当している「誰か」を想定して、その役を見事に演じていました。

 皆さんは、グループワークを通して、サービス担当者会議を開催する目的や、サービス担当者会議に利用者や家族が参加する意義などを共有でき、介護支援専門員は、利用者・家族とサービス提供者を結ぶ調整役であることが十分理解されたのではないでしょうか。


図3 くにびきメッセから.jpg

図3 くにびきメッセから


図4 研修はたけなわ.jpg

図4 研修はたけなわ



 昼食後の1時間は介護予防アセスメント・介護予防プラン作成を行いました。1時間は介護予防ケアプランの考え方について「介護支援専門員実務研修テキスト」から介護予防ケアマネジメントの進め方を抜粋し、資料を見ながら講義をしました。

 そして、介護給付と予防給付は給付の取り扱い方が全く違うので、介護給付のサービスを予防給付にあてはめようと考えると介護予防のケアマネジメントの機能が有効に働かなくなることなどを説明。最後に「利用者主体の援助」について、動画を見て頂きました。



図5 映画上映(笑).jpg

図5 映画上映(笑)


図6 事務局の強力で無事に進行.jpg

図6 事務局の強力で無事に進行


 その後、続けて介護予防の事例を用いた介護予防のケアプランの作成を、実際にやって頂きました。この事例検討では、利用者役の方を選出して、その人の出来ること、やりたいことに着目した内容で話を展開できたグループは安易にプランを作成することが出来たようですが、今あるサービスを提供し続けることに重点を置いてしまったグループは作り上げることが難しかったようですね。

 本当に介護予防のケアプランの作成は難しい。特に、利用者の出来るところまでを手厚くサービスが提供されていた人ほど、利用者の理解を得ることが難しいでしょう。

 だけど、介護保険制度はみんなの保険です。だから、計画が必要であり、そのサービスが必要だという客観性も必要になるのです。

 介護保険制度はどんどん変化している制度です。だからこそ、介護支援専門員は、制度の理解を深め、相談援助技術をたくみに活用する必要があると思いますが、はてさて、皆さんはどのように思いましたでしょうか。

 これにて、皆さんとのかかわりも終了です。また、どこかで合えるといいなあ〜!
それまで、お元気で活躍してくださいませ! ではまた!!



図7 くにびき大橋で沈む夕陽を背に.jpg

図7 くにびき大橋で沈む夕陽を背に


(To Be Continued!)


posted by さとうはあまい at 15:10| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

奮闘記・第046回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 対人援助

隠岐地域介護支援専門員協会主催
隠岐の島町地域包括支援センター共催


対人援助技術スキルアップ研修会

〜私にもできる素敵な対人援助〜


(2007年10月6日 島根県隠岐の島町)



 島前の仲間が乗ってくるという船便の到着を待って、いよいよ研修会がスタートしました。参加者の方々のほとんどの人は、すでに実務者研修や、基礎研修を通して顔なじみ。佐藤はみんなの元気な顔を見ることができて嬉しかったですよ。

 前もって提出された事例をもとに、事例研修を行いました。まずは個別に自分が担当者だったらどのようなかかわり方をするか考えていただきました。

 事例では、限られた情報しかありません。だからか、個人ワークでは対応方法を考えるのは難しいようでした。そのためグループで話し合っていただいたのです。やはりグループになると、お互いの考えを共有することができるので、意気盛んに話ができていましたね(笑)。


自分だったらどうするか
「利用者の意向を引き出す」

・利用者自身がうまく話すことができないのであれば、家族さんの
意向を確認する
・文字版などを活用してコミュニケーションをはかる
・そばに寄り添い本人のやりたいことや出来ていることを共有し
ながら、どのようなことをしたいかを確認できるように聴く


 この、事例提供者は本人の意向をどのように聞き出したら良いのかを皆さんに相談する、という形で事例を出したので、その答えが、家族に聞く等の妥協案を出すのではなく、ケアマネジャーが、どう行動することにより、本人の意向を引き出すことができるか提案することであると解説しました。

 様々な意見を聞く中から、最後に、事例提供者の方が「以前は、利用者に対して、できてることを、本人が気づくように伝えていたが、状態が悪くなるに連れて、できないことばかりをお互いに話していたから、これでは意欲もでないよな」とにこやかに話されました。

 この事例を通して、参加者の方が、自分にもあてはまるぞ!とばかりに大きくうなずいて盛んにメモをとられていました。あ〜良かった。次に介護予防のケアプランについて事例検討しました。

 これらの事例を通して、自分ができなくなったことが増えて介護認定を受けて、介護支援専門員に相談する行動を起こしたとしても、利用者がなかなか、活用しようとしないケースについては、人はなかなか他者の援助を受け入れにくいということを皆で共有。

 だからといって放置するのではなく、何かの時にはすぐに駆けつけるからということをしっかりと伝えて、自分の存在をアピールしていくことも大切だよねという結論になりました。

 この後の休憩時間には、なんと、珈琲とお菓子まで登場。さすがに仲間同士の団結は固いようでしたね(笑)。

 16:30には、島前からの参加者の方が戻る最終の高速船が出るということで、残念ながらここでお別れ。また、会いましょうね!

 さて、研修終了後、皆さんと佐藤が宿泊する竹泉閣のお食事処ろばたやき庵にて、食事会をしました。まさに研修番外編です。なんせ、囲炉裏端で海の幸、山の幸を炭火で焼き頬張り、美味しいお酒をいただくわけですから元気はつらつです。進むころ、隠岐につたわる踊りまで飛び出しました。これには感激!

 これには他のツアーで来ていたお客様までも便乗してさらににぎやかになりました(笑)。皆さんありがとう! 皆さん、すでに対人援助のエキスパートでした。これからも、互いの存在と存在を大切にし合いながら、プロフェッショナルとして張り切ってください。ごちそうさまでした。

図1 隠岐の島の夜明け.jpg

図1 隠岐の島の夜明け


図2 会場の風景.jpg

図2 会場の風景


図3 マスコットも興味津々(?).jpg

図3 マスコットも興味津々(?)


図4 自己理解を深める.jpg

図4 自己理解を深める



 そして、一夜明けて朝食をとりに食堂へ行くと、昨晩、囲炉裏端で一緒に楽しんだ人々が佐藤をみつけて、「あっ、昨日の先生がいる!」と近づいてきて、「昨日は先生のおかげで踊りを一緒に楽しむことができました」とお礼を言われました。

 また、旅館のご主人からも、丁寧に「先生が宿泊してくださったおかげで、昨日は地元の人が来てご飯を食べてくれて、また、にぎやかになりました。ありがとうございました」と頭を深くさげられてしまいました。

 これは、もちろん佐藤へのお礼ではありません。皆さん1人1人の存在に対してのお礼ですよ。朝から胸キュンの佐藤でした。

 さらにさらに、空港には、事務局のスタッフがお見送りに来てくれたではありませんか!皆さんが飛行機に大きく手を振ってくれている姿を佐藤はしっかりと見届けましたよ。これも感激でした。ではまたいつか!


図5 港に入る高速船海の上を走る.jpg

図5 港に入る高速船海の上を走る


図6 隠岐に伝わる踊りを披露.jpg

図6 隠岐に伝わる踊りを披露


図7 カメラがとらえたプロペラ.jpg

図7 カメラがとらえたプロペラ


図8 出雲空港へ到着、まだまだ家は遠い.jpg

図8 出雲空港へ到着、まだまだ家は遠い


(To Be Continued!)

posted by さとうはあまい at 17:38| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月09日

奮闘記・第044回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 主人公は利用者

島根県社会福祉協議会
平成19年介護支援専門員研修

介護支援専門員更新研修[実務経験者]
専門研修過程II

サービス担当者会議

及び

介護予防アセスメント・ケアプラン作成


(2007年10月5日 島根県浜田市・いわみーる)



 今回の移動は電車。出雲空港からバスに乗って出雲市へ出る。出雲市から特急まつかぜに乗り継ぎ、浜田までやってきました。

 一夜明けて、参加者の方に会うことを楽しみに通い慣れた会場の「いわみーる」へ出勤しました(笑)。

 早速、会場ですでに顔なじみとなった人々に「また、お世話になります!」と声をかけて頂きました。「こちらこそ、よろしく!」と挨拶。

 サービス担当者会議の開催手法について、資料を活用して説明を行いました。でもすでに皆さん実践をされていたことなので、サービス担当者会議の手法に不安を抱いていた方も、佐藤からの説明を受けて自分の行っている事は「概ね、間違いない」ということを確認できたようでした。

 後半は、模擬サービス担当者会議を開催。みなさん意気揚々と元気良くグループワークを開始。常日頃積み重ねているだけに、スムーズに話し合いができたようです。

 午後からは介護予防アセスメント・ケアプラン作成演習でした。スタート前、参加者に実際にプランを立てた経験の有無を訪ねたところ、ほとんどの方がまだ作成したことがない人でした。

 だから1時間はテキストを活用してしっかりと講義をしました。特に、介護給付と予防給付は給付内容が全く違います。つまり、今までのようにケアプランのサービス内容を優先して、利用者とかかわってしまうと、サービスを中心にしたプランニングにおちいってしまう可能性があります。そこで介護給付と、予防給付の違いを利用者が理解できるように説明することが大切であることを伝えました。

 その後で、佐藤が提示した事例から介護予防のプランニングを行いましたが、対象になる利用者がいない。だからプラン作成が難しいのは当たり前です(笑)。

 それでも、皆さんは頑張って作業を続け、グループの中から、利用者役の方を選抜して、模擬的なインテーク面接を開始。利用者役の方がうまく振舞うことで、介護予防のケアプランのポイントをつかむことができたようでした。

 居宅サービス計画の作成、介護予防ケアプランの作成、そしてサービス担当者会議の開催も、すべて、主人公は利用者であることを皆で確認することが出来て、改めて、相談援助技術の重要性に気付かれたのではないかしら?


図1 研修風景(1).jpg

図1 研修風景(1)


図2 研修風景(2).jpg

図2 研修風景(2)


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 16:50| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月29日

奮闘記・第008回 ケアマネ/埼玉県

●Key Word● ケアプランの適正化


ヒューマンライフケア 南与野の湯
オープンセミナー


介護支援専門員に求められる

コンプライアンススキル


(2007年8月22日 埼玉県・ヒューマンライフケア南与野)



 この日の会場は、佐藤がテレビ研修の講師を務めるヒューマンリソシアの関連会社、ヒューマンライフケア南与野の湯です。ここでオープンセミナーがありました。

 佐藤は、出先の所沢から電車に乗り、南与野を目指して移動を開始しました。セミナーの開始時間は17:00。だから、所沢を16:00に出れば間にあうはずです、よね。

 しかし・・・・。佐藤が移動を開始したとたん。突然イナズマがひかり始めたのです。

 (おや? これは!)

 てっきり、雷神様が佐藤を応援してくれている(甘い!)、と思ったのもつかの間、佐藤が乗ったJR武蔵野線電車が動かなくなったのです。

 車内放送では「只今落雷のため○×△〜◇×!!!」(うるさい割に必要な情報量は少ないな)とのこと。結果、新秋津駅〜武蔵浦和駅までを18分で移動するところを50分かけて移動したのですぅぅぅぅぅ!!!

 さらに、JR埼京線に乗り換えようと降りたった武蔵浦和の駅では、停電していて真っ暗(ハハハ、何か私に問題が?)。さらにさらにじゃ、JR埼京線は停電のために再起不能ではなく上下線とも運転を取りやめていました。

 しからばタクシーじゃ〜と思いタクシー乗り場に行くがタクシーがいない。全く来る様子もない(こういう時こそ稼ぎ時なんじゃないの?)。

 しかたなく主催者に電話をしてJR武蔵浦和まで迎えに来ていただきましたとさ、めでたし、めでたし。結局、開催時間までに間に合いました。

 さて、気を取り直して、セミナーです(笑)。テーマは介護支援専門員が遵守すべく法律について説明をしました。

 しかし、短い時間の中で詳細に法令の解説などできるわけもなく、この部分のキモとして介護支援専門員の基本テキストを読むように伝えました。

 せっかく、介護支援専門の方々が集まってくださったので、お互いに現在困っていることなどについて情報交換をしていただきました。

 そこで皆さんが困っていたのは、自分の立てたケアプランが、適正な内容かどうかを保険者に問い合わせをした時、保険者によっての対応がまちまちであること。これは良い、これは悪いで観点が違ってしまうので、その都度対応に苦慮していることなどの話が出ました(ケアプランの適正化)。

 佐藤は、介護支援専門員の専門課程の書籍を参考に、ケアプランと個別援助計画書の適正についての説明を加え、サービス担当者会議の時には、サービス提供者の方々から個別の援助計画書を提出していただくことや、具体的なサービス内容については個別援助計画と照らし合わせて記載する手法などを話しました。

 2時間という短い時間でしたが、参加された方々はお互いで情報を交換することができて満足されていました。

図1 セミナーのひとコマ.jpg

図1 セミナーのひとコマ


 はてさて、これにてセミナーは終了。佐藤は落雷の影響がまだ続いている埼京線に乗って帰宅しましたよ。それにしても、恐るべし自然災害。皆さんも気をつけてくださいませ!(って気をつけようがあるかい)


(次回へつづく)

posted by さとうはあまい at 14:03| 島根 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月06日

今週の応援現場142日目 浜田編

2007年7月27日(木) いわみーる



平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修


後期研修  4日目



 今日は研修の総まとめ。皆さんにこの4日間の基礎研修で得たものを再確認していただくために、KJ法を活用して、自分が出来ていたこと、いなかったことをまとめていただきました。

図1 KJ法のはじまり、はじまり〜.jpg

図1 KJ法のはじまり、はじまり〜


 皆さんが、まず出来ていること、いないことを明らかにしていき、出来ていることをさらに維持し続けるためにはどうすればよいのか。その出来ていないところをどのように改善しようと考えているかについての、決意表明を考えていただきました。

 皆さんは、自分が書いている文章が、否定的な文章よりも肯定的な文章が多いことに気がついているのでしょうか。自分が出来ているところから、まず認めていかなければ、次のステップに移ることはかなり難しくなるでしょう。

図2 成果物(1).jpg

図2 成果物(1)


図3 成果物(2).jpg

図3 成果物(2)



 出来たことを認め、出来ないことを克服していくこと。それが重要だと思います。以下、皆さんが模造紙にまとめてくれた内容を抜粋しました。


維持するために

 ・自信を持って今の気持ちをもち続ける。
 ・俳優になろう。
 ・共感できる仲間をふやそう、
 ・肩の力をぬいて前向きになろう。
 ・胸をどんと張ろう。
 ・経験を積む。
 ・改善する。
 ・自己研鑽していく、場数を踏む。


 すべてを掲載することは出来ませんが、皆さんが作成した成果物は写真に収めました(笑)。

図4 決意表明.jpg

図4 決意表明


図5 発表風景.jpg

図5 発表風景


 これからも、度々くじけそうになることもあと思います。今回かかわった人々との関係が活きていれば助け合えるかも知れませんね。

 今後もどこかで皆様に会うことがあるかもしれません。そのときにはぜひ声をかけてくださいませね。ではでは。

(つづく)

posted by さとうはあまい at 16:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場141日目 浜田編

2007年7月26日(木) いわみーる


平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修


後期研修  3日目



 午前中は資料をもとに、介護支援専門員に必要な相談援助技術についての講義をおこないました。

 バイステイックの原則は意識していないと活用することが難しい。そのことを伝え、エゴグラムや、ストローク図表のおさらいをしました。

 自分の価値観や、ものの見方、行動の仕方が相談援助技術に及ぼす影響などをロールプレイを通して説明しました。皆さんは改めて、人とのかかわり方の難しさを意識することができたようですね。

 次に、目標設定をするときの視点や記載方法について、「洗濯物をほす」という動画を活用して説明しました。

 目標を記載すると「安全・安楽な生活を送ることができる」と書いてしまうことがありますよね。その目標を記載するときに、その方に必要な安全とはどのようなことなのか? その方にとって安楽な状態とはどのようなことなのか? これらの点を明確に記載する必要があることを説明しました。

 次に、グループ内で残りの事例について検討していただきました。すでに事例検討の進め方は理解できているので、和やかな雰囲気で検討が進んだようです。

 午後からは、佐藤が事前に選んでいた2名の方の事例を、全員で共有しました。1事例は特別養護老人ホームの事例でした。この事例は、利用者さんの楽しみをどのように引き出し、施設計画の中に反映して、援助をしていくのかが、明確に記載された内容になっていました。居宅の介護支援専門員の方からも、外食にいけるように計画されていることに感動したという言葉も出てきました。

 2事例目は「介護予防・サービス計画」の事例でした。皆さんの中にはまだ「介護予防・サービス計画」を立てたことがない方もいらしたので、介護予防ケアプランの立案方法に対しての質問が多かったですねぇ〜。

 そこで、介護予防・サービス計画については、後ほど佐藤が解説することにして、この事例の利用者さんについて話を集中していただきました。皆さんからは、利用者さんのしたいことを尊重した内容になっているといった感想が寄せられました。皆さん、肯定的なストローク交換が上手になりましたねぇ。

 事例検討後プロジェクターを活用して、介護予防・サービス計画について解説。基本チェックリストや、帳票類などを視覚的に見ていただき、記載方法などについては『介護支援専門員基本テキスト』に書いてあるので、ぜひ基本テキストを購入し、学ぶ必要性を伝えました。

 さらに、介護予防訪問介護事業所の指定基準を活用してサービス提供事業所に求められている役割などについても説明。他事業所のサービス担当者の力を頼りにする必要性と、サービス提供事業所が作成する個別援助計画の理解を深める必要性を伝えました。

 これにて、今日の研修は終了です。2日間かけて事例検討を行う中で、お互いの悩みややってきたことを共有できたようで、穏やかな顔つきで帰られていきましたネ〜。

図1 陽光に映えるいわみーる.jpg

図1 陽光に映えるいわみーる


(つづく)


posted by さとうはあまい at 12:26| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場140日目 浜田編

2007年7月25日(水) いわみーる



平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修


後期研修  2日目



 今日の研修会場は、いわみーるです。
 皆さんは元気一杯に会場に入ってくれました。昨日は他者との交流を深めていただきましたが、本日は自分自身と向き合っていただく時間を多くとっています。

 介護支援専門員は、他者の援助をするわけですが、他者の考えを聞くだけではなく、まずは自分の考えをはっきりしておくことが大切でしょう。ですから、自分が他者とかかわるときにどのようなかかわり方をするか認識を深めていただくことが重要なのです。

 まずは、自分が「どのような人間」だとおもっているのか、資料に箇条書きにしていただきました。その後で、各自が書いた文章に対して、自分自身が良い(好き)面だと思う部分と、嫌い(悪い)に分別していただきました。

 次に、他者と「幼い頃の楽しい思い出」について語り合っていただきました。そのときに語り合っている他者について「この人はどのような人なのだろう」と興味を持っていただきどのような人に見えたかというイメージを箇条書きに書いていただきました。

 最後に語り合った人に「どのようなイメージをいだいたのか」を伝えていただきました。皆さんに感想をうかがうと、「他者から伝えられた内容は、自分の良いところを認めてくれるメッセージだったので嬉しかった」とか。

 また「照れくさくなるような言葉を言っていただき、恥ずかしかった」などの感想がでました。

図1 事例検討(1).jpg

図1 事例検討(1)


 次に株式会社ヒューマンスキル開発センターのストローク表を活用して人とのかかわりの傾向性を測っていただきました。

 また、皆さんは前期に高野先生の講義内で、エゴグラムを作成されていたので、その表なども活用して、佐藤は、自分の価値観が他者に影響をあたえることがあるかもしれないということを説明しました。

 午後からは、いよいよ事例検討のスタートです。まずは、皆さんから事前に提出していただいた事例の中からみんなで共有したい事例を選んでありましたので、その事例を活用して事例検討の手法を伝えました。


事例検討を行うときの注意事項

 1、役割を決める(発表・司会・タイムキーパー、書記)を決める
 2、質問はため込む(すぐには答えない)
 3、質問に応える
 4、共有
 5、気付きの共有
 

 皆さんは、今までの事例検討の手法から抜け出すことができなくて、ついつい否定的なストロークを発信しがちな傾向がありましたが、佐藤が、マイナス部分を見つけるのではなく、できている部分を共有する必要があることを伝えると、「なるほど!」と一生懸命に肯定的なストロークを発信するように心がけてくれましたね。

 全体で事例検討の手法を理解していただいたあとに、今度はグループ内で事例検討をしていただきました。

図2 事例検討(2).jpg

図2 事例検討(2)


 皆さん、お互いの事例の共有の仕方が非常にうまくなって「そうそう」「わかるわかる」などとうなずきながら話し合いをしていました。

 16:00からは、サービス担当者会議を開催する手法をボードに書きながら説明をしました。実際に皆さんがどのように開催したらよいかを、悩んでいるところだったので、皆さんは興味津々しっかりメモを取りながら積極的に聞いてくれました。今日はこれにて終了です。

(つづく)

posted by さとうはあまい at 12:10| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月01日

今週の応援現場139日目 浜田編

2007年7月24日(火) 浜田市総合福祉センター



平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修


後期研修 1日目



 佐藤は研修会場では、実務研修のときにかかわった懐かしい人々と再会することができました。まずは自己紹介、そして介護支援専門員には必要であろう、書籍を紹介しました。

 次に各自が実務者研修を受けて実際に介護支援専門員として働き始めた現在自分の仕事として「満足できること」「満足できないこと」を各自に考えていただきました。


【満足できること】(抜粋)
 
 ・業務の流れを理解できた。

 ・理解できないところをどこへ相談に行けばよいかが分かった。

 ・サービスの違いがわかり利用者に説明ができた。

 ・福祉用具を取り入れて日常生活がスムーズにできた。

 ・訪問介護の導入で食生活の安定がはかれた。

 ・何かがあればすぐに訪問ができた。

 ・センター方式を活用してプランができた。

 ・専門用語を用いないで家族等と同意が取れるように
  なった。

 ・他の居宅とかかわり情報が収集することができた。

図1 各自に事例を返却.JPG

図1 各自に事例を返却

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


図2 受講生とともに考える.JPG

図2 受講生とともに考える


図3 注意点を書きまくる佐藤.JPG

図3 注意点を書きまくる佐藤




【満足できないところ】(抜粋)

 ・医療の知識不足

 ・介護保険制度の理解不足

 ・医療との連携ができていない。

 ・担当者会議の開催方法がわからない。

 ・サービス先行プランになりがち。

 ・訪問介護のヘルパーができること、できない
  ことへの理解不足。

 ・社会資源の知識が少なく応用が利かない。

 ・困難ケースにとらわれてしまうとほかに
  気が回らない。

 ・書類の整備に時間がかかる。

 ・利用者と話ができていないと思う。

 ・アセスメントがケアプランに反映されていない。

 ・訪問時に本人のかかわりより、家族との
  かかわりが優先されてしまう。

 ・担当者会議での司会進行が難しい。

 ・施設内で利用者のプランが同じになりがち。


 おやおや、満足できていないところが多いこと(笑)。もともと島根の方々は、謙虚だからできていることでも、満足してはいけないと感じているところがあるような気がしますが・・・。

図4 ケアプランを作成する視点を語る.JPG

図4 ケアプランを作成する視点を語る


 次に、各自が作成した事例について振り返りをしていただきました。振り返りの視点として下記について各自で考えてテキストに書いていただきました。

 @利用者・家族の意向の確認作業で気にかけてきたこと
 A目標設定を行うときに気にかけてきたこと
 Bサービス内容を決めるときに気にかけてきたこと
 Cサービスの種類を決めるときに気にかけてきたこと


 皆さん、自分の事例を見つめては、どのような視点でかかわってきたのかを思い出して書いていましたよね。

 昼食後は、再会・出会い「自己理解・他者理解」を深めていただきました。皆さんに研修室の後方に椅子をもって集まっていただき、ワークショップをスタートしました。

図5 自分を語るのは勇気がいる.JPG

図5 自分を語るのは勇気がいる


 様々な手法を用いて沢山の人々と話ができるように工夫しました。1時間半の自己紹介の時間を経た頃には皆さんの顔から緊張感がうすれて皆さんは笑顔になっていましたね。

 休憩後は、さきほど自分が考えた「視点」についてグループの中で話し合っていただきました。先ほどのワークショップでお互いが、お互いを語り合った間柄ですので、臆することなくスムーズにグループ討議ができていたようです。良かった。今日はこれにて終了です。

図6 会場の浜田市総合福祉センター.jpg

図6 会場の浜田市総合福祉センター


図7 スタッフの影のチカラに頼る.JPG

図7 スタッフの影のチカラに頼る


(つづく)


posted by さとうはあまい at 15:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月29日

今週の応援現場137日目 浜田編

2007年7月20日(金) 島根県水産技術センター



介護支援専門員研修専門課程T


対人個別援助技術(ソーシャルワーク)


講義・演習  2日目(浜田2グループ)



 今日は皆さんにグループワークの作業をおこない、台本の書き換え作業をしていただきました。

 その前にテキストを活用して昨日の復習をしました。皆さんは、佐藤の話を熱心に聞いてくださり、バイスティクの原則を活用することの難しさを認識されたようです。

図1 怒涛の研修風景(1).jpg

図1 怒涛の研修風景(1)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 次に各グループで台本の書き換え作業をしていただきました。一人ひとりが昨日考えた内容をグループで他者の意見などを聞き、更に深めていただきました。

 グループワークを通してお互いの考えを伝え合うなかで、自分と他者との価値観の違いに気がつき、他者の意見を素直に受け入れることのできない場面や、自分の考えをうまく表現できない場面にもどかしさを感じられた方もいたようですね。

図2 研修の成果物(1).jpg

図2 研修の成果物(1)


図3 研修の風景(2).jpg

図3 研修の風景(2)


 グループワークの時間は1時間半。でも11:00になってもまだ、議論を重ねているグループもいて、佐藤は「出来上がるんかいな?」と内心ひやひや。

 でも、さすが介護支援専門員の皆さん! 自分の意見や考えを伝え、他者と意見のすりあわせ、妥協点を見出して見事に台本を書き換えてくださりました。

図4 研修の成果物(2).jpg

図4 研修の成果物(2)


図5 研修の成果物(3).jpg

図5 研修の成果物(3)


図6 語る成果物.jpg

図6 語る成果物


 いくつかのグループから、皆さんががんばって作成した内容を発表していただきました。

 そして、男性グループは自ら発表をしたいという挙手がありましたので発表していただきました。介護支援専門員役の方は見事にビジネスライクをつらぬき、アダルトな部分からの声かけになっていましたね(笑)。また、利用者役、娘さん役の方が芸達者でおもわず会場から笑いが起こりました。

 佐藤は、この事例では、娘さんの思いに沿うことばかりに焦点をあてていると、利用者本人の意向にそれた援助になってしまう可能性があること。本人の感情の表出をするために介護支援専門員がどのような言葉をかけることが必要なのかを解説しました。

 今回の研修はこれにて終了です。来週も浜田に来ます。見かけたら声をかけてくださいませ!!!

図7 風が迫る浜田駅前.jpg

図7 風が迫る浜田駅前


(つづく)
posted by さとうはあまい at 14:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場136日目 浜田編

2007年7月19日(木) 島根県水産技術センター



介護支援専門員研修専門課程T


対人個別援助技術(ソーシャルワーク)


講義・演習  1日目(浜田2グループ)



 今日から研修会場を「島根県水産技術センター」へ移して開催されます。佐藤はなんどか浜田にお邪魔しておりますが、この会場は初めてでした。

 島根県水産技術センターは「水産業の維持的発展を目指し、守り、育て 開発しよう。 環境・資源・技術・人材」を基本理念として、「新・島根県水産振興基本構想」に基づき「環境」「産業」「地域」の保全と安全を支援するため調査、研究活動と技術開発をおこなっているところ、らしい(笑)。

図1 また新たなセミナー会場.jpg

図1 また新たなセミナー会場

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 センター内には島根県の近海で捕れた魚などの標本が展示されていて、本日は特別に公開してくださったとのこと。早速、拝見。見事な長さの深海魚「リュウグウノツカイ」や、アンコウなど、貝類が並べられていました。食べたらうまそう(泣)。

 廊下には見学に来た小学生の感想が張られていました。こうして、子供たちも「水産業」に興味を持っていくことでしょう(かなぁ)。

図2 浜田百景.jpg

図2 浜田百景


 また、研修会場からは浜田漁港にかかるマリン大橋が真向かいに見れるのです! 海を眺めながら研修が出来るなんてなんとも贅沢なことです(沈められたらたまらんが)。

 この会場も、今年1月の介護支援専門員基礎研修のときにかかわりのあった懐かしい顔ぶれの人々が来ていて、その方々と再会できて嬉しかった。皆さんお元気そうでなりよりです。

 はじめに、パワーポイントを活用して対人援助技術について説明をしました。次に皆さんのコミュニケーション能力を測るツールを活用して各自に自分の傾向性を把握していただきました。

 このようなツールを使用して自分のコミュニケーション能力を測ったことは初めてだったようで、自分の図表を眺めたり、隣同士で見せ合いをしたりして、それぞれが「私は・・・ができないみたい!」「そうそう、うまく伝えることができないんだ!!」等。感想を伝え合っていましたね。

 佐藤が効果的なコミュニケーションについての解説をすると、皆さんは熱心に聞きながら自分の図表の横にメモなどを取っていました。

 昼食後、各自が「自分の事をどのような人間だと思っているか」という問題を出して、資料に箇条書きにしていただきました。考える時間は6分でしたが、長いのか短いのか・・・・。

 次に二人一組になって、まずは自己紹介。内容は「幼い頃の楽しい思い出」でした。お互いに自己を語り、話しやすい雰囲気を作りながら相手の話を導き出し、最終的には「この方はどのような方だと思ったか?」のイメージを文字で表現していただきました。

 そして、お互いが抱いたイメージの伝え合いをしていただきました。このときの注意事項は「言われたことは否定せずに受け取る」ことです。

 皆さんは他者が抱いたイメージがあまりにも「肯定的なイメージのメッセージ」だったので、おもわず、「そんなー、違いますよ」と言いたいところをグッと我慢してはにかみながらも「ありがとうございます!」と応えていましたね。

 この後は、事例研修として、介護支援専門員と利用者とのかかわりを逐語文でまとめた事例をもとに、台本書き換えのために自己作業をしていただきました。

 それまでの時間で「自己理解・他者理解」を深められた皆さんは、この複雑な作業の意図を理解して書き換え作業をしてくださいましたね。

 一人ひとりが自分の考えをまとめることで明日の作業がスムーズに展開していくと思います。

 最後の時間には、自分のパーソナリティを図るためにエゴグラムを作成していただきました。佐藤は、皆さんが作成したエゴグラムの傾向性について解説し、それぞれの役割は2面性を持っていて、良い面と悪い面があると伝えました。

 すると、皆さんは、お互いのパーソナリティを共有しながら、「そうそう、そのとおり。人が困っているとすぐに手をだしてしまうからね。だから困るのよね」とか、「わかってはいるけど、なんともできないのよね〜」などと話されていました。

 なかなか自分のパーソナリティを変えることは勇気がいることなんですよ(ホント)。だからこそ、相談援助の場面では、自分のパーソナリティを意識して、自分の感情に振り回されないようにしましょう。これにて、今日の研修はすべて終了です。

図3 さてセミナーは続くのです.jpg

図3 さてセミナーは続くのです


 佐藤は研修後、皆さんを入り口で見送りました。すると「非常に楽しい研修でした」「相談援助の難しさが分かりました」などの感想をいただけました。佐藤は会場を出て行かれた皆さんの笑顔が印象深かったです。

(つづく)



posted by さとうはあまい at 13:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場135日目 浜田編

2007年7月18日(水) いわみーる



介護支援専門員研修専門課程T


対人個別援助技術(ソーシャルワーク)


講義・演習  2日目(浜田1グループ)



 佐藤は会場で皆さんがいらっしゃるのを待ちました。そして、皆さんに「おはようございます!」と挨拶をすると、皆さんも元気良く挨拶を返してくださいました。

図1 熱い研修風景(1).jpg

図1 熱い研修風景(1)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 まずは、昨日を振り返り、テキストを活用しながら、面接及び相談援助技術で大切な個所を再度話しました。

 その中で、バイステイックの原則にある「利用者の感情の表出と、援助者の統制された情緒的関与」について例を用いて説明しました。

 皆さんは、佐藤のパフォーマンスやロールプレイなどを見ることにより、再度、相談援助技術で一番大切な部分を再認識されたようでした。転んだ甲斐があったというもの(笑)。

図2 台本の書き換え.jpg

図2 台本の書き換え


 さて、いよいよ「台本の書き換え」をおこなうためのグループ討議が始まりました。まず、佐藤は、グループワークの手順を説明しました。
  

  1、各自が自分で考えた台本を披露し合う

  2、その中で適切だと考える言葉を選択する

  3、言葉が決まったらその言葉を用紙に記入する

  4、用紙を模造紙に貼り付ける

  5、発表


 この演習の目的は、グループメンバーがお互いに相談援助技術を駆使して、お互いの考えや思いを語り合うなかで、適当なことばを作っていき、最終的には各グループで台本を作成できることです。

図3 研修で発表する(1).jpg

図3 研修で発表する(1)


 しかし、これが非常に大変な作業だったようです。なぜならば、ひとつの展開場面において、それぞれがお互いの価値規範の中で話の内容を展開していくのですから、グループメンバーのお互いの価値観がぶつかり合い、どうにもこうにも先に進むことができない場面もあったようです。

 それでも終了間際にはなんとか台本をしあげることができて、いくつかのグループが発表をしてくださいました。このロールプレイで1番の見所は、利用者役の方が利用者になりきって、島根の各方言をまじえて演じてくれたところです。

図4 研修で発表する(2).jpg

図4 研修で発表する(2)


 皆さん、見事な演技に笑いながら拍手喝采! 皆様お疲れ様でした。グループ演習で相談援助技術を活用した面接の難しさを実感されて、その結果、台本ができたときの達成感を味わうことができたのではないでしょうか。

 相談援助をしていくなかで、時にはつまずくかもしれません。そのときには、今日の仲間との話し合いを思い出してみてください。解決するための、ヒントがみつかるかもしれません。

図5 熱い研修風景(2).jpg

図5 熱い研修風景(2)


(つづく)

posted by さとうはあまい at 13:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場134日目 浜田編

2007年7月17日(火) いわみーる


介護支援専門員研修専門課程T


対人個別援助技術(ソーシャルワーク)


講義・演習  1日目(浜田1グループ)



 島根県は東西(じゃないの?)に細長い地域です。それを島根県全域の、介護支援専門員の方々を松江に一堂に集めることはかなり難しい。ですから、介護支援専門員の人々の研修も松江(北部)と浜田に分かれて開催されています。

 ということで、今日から「浜田地域」の方々とかかわります。しかし、やむにやまれぬ理由があるものです。
(身から出たサビともいうが。)

図1 益田駅を立つ。忘れものに注意!.jpg

図1 益田駅を立つ。忘れものに注意!


※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


図2 荒々しい日本海の波は失敗を忘れさせてくれる.jpg

図2 荒々しい日本海の波は失敗を忘れさせてくれる


 早朝からJRで益田駅まで行き、ただ往復してきました(トホホ)。滞在時間5分。えっ?といわれるかも知れませんがこっちも残念。雪舟庭園も大麻山も行けないなんて(まぁ番外編ではないから仕方がない)。

 車窓から眺める日本海は、はるか遠くに水平線が丸く弧を描いてみることができ、地球は丸いということをを実感することができました。ふふふ。これで島根県全域を横断となりました。(自己満足か? さては不幸中の幸いか?)

図3 出雲大社石見分祠.jpg

図3 出雲大社石見分祠


 そして、ここ浜田市には出雲大社の石見分祠があります。佐藤は朝食後、この分祠にお参り。

「これから、浜田地域の介護支援専門員の方々の研修を行います。どうか、参加者の方とうまくかかわれますように!」と心をこめてお願いをしました。
(あ〜、はいはい。)

図4 研修開始!.jpg

図4 研修開始!


 今回の研修には140名近い介護支援専門員の方が参加されていました。さらに、参加者の中には、すでに実務者研修のときに佐藤とかかわった方もいらして、また会えたことが嬉しかった。

 介護支援専門員の専門課程は、介護支援専門員の実務を更新するために参加をしているという方が多くいらっしゃいますので、これからの介護支援専門員として必要な参考文献なども紹介しながら研修をスタートしました。

 まずは、パワーポイントを活用し、ソーシャルワークについて説明、さらに皆さんには「自己理解・他者理解」を深めていただきました。

 自己理解を深めるためには自分自身について考える必要があります。まずは、皆さんに「自分は何者であるか」を考え、資料に箇条書きにしていただきました。

 自分で文字にしたものを点検していただくと、自分の好き(得意)な部分を書かれた方よりも、嫌い(だめ)な部分を書かれた方が多かったですねぇ。松江でもそうでしたが島根の人々は自分に厳しい方が多いのかもしれません(苦笑)。

図5 研修風景(1).jpg

図5 研修風景(1)


 次に、二人一組になっていただき、自己紹介も含めて、幼い頃の楽しい思い出を語り合っていただきました。そのあとで、話し合ったその方について、自分が抱いたイメージをノートに書いていただきました。

 そして、今文章にした相手のイメージを、本人に伝えていただきました。皆さんはそのときの約束である「否定せず、受けとめること」が少し難しい方もいたようで、おもわずくびを横に振ってしまう方もいました(笑)。どうも、自分に対して他者が発する「肯定的なことば」を自分が素直に受けとめることは難しいようです。

 そして、自分のコミュニケーションの傾向性を測るツールを活用し、それぞれが自分の傾向性を測ってもらったときは、標準だと五角形になる図が、いびつになったり、なかには思いがけない結果も出たらしく、愕然とされた方もいたようですね(苦笑)。

図6 研修風景(2).jpg

図6 研修風景(2)


 所詮は「自己理解」や今回作成した様々な図も、作成したのは自分自身ですから、すべてにおいて、信憑性は低いのであまり気になさらなくて結構なのです(笑)。ただ、このような部分もあるかも知れないと気づいていただければ、考えていただいた意義があるというものです。

 午後からは、事例検討で「台本の書き換え」の作業をしていただきました。1時間という短い時間でしたが、7枚の紙にその場面に適した言葉で表現されていました。こちらは明日使用してグループワークをします。

図7 講師にとっても楽しい研修.jpg

図7 講師にとっても楽しい研修


 最後は、皆さんに自分のパーソナリティを認識していただくための「エゴグラム」を作成していただきました。そして、私たちは幼い頃に私達を育ててくれた人々の影響を受けているということを伝えました。これにて今日の研修は終了しました。

 夕食は浜田市の片庭町の老舗、たこ初食堂にて、「たこ初ライス」と野菜サラダをいただきました。もちろんビールも欠かしません(笑)。

図8 たこ初食堂のたこ初ライスを楽しむ.jpg

図8 たこ初食堂のたこ初ライスを楽しむ


 この、たこ初ライスとは、白いご飯の上に、デミグラスソースがかかり、その上にふわふわの卵焼きがとろりと乗っかり、さらにその上に魚肉ソーセージと干ししいたけがトッピングしてあります。(なぜに、干ししいたけかは不明、知っている方は教えて・・)

 たこ初ライスは、卵の程よい甘さと、デミグラスソースのやさしいうまみがマッチしてとても美味しかった。昔ながらの洋食屋さんという感じでした。ご馳走様でした。

図9 地域の味を楽しまないと(笑).jpg

図9 地域の味を楽しまないと(笑)


図10 夕暮れの浜田の町、すでに故郷のよう(笑).jpg

図10 夕暮れの浜田の町、すでに故郷のよう(笑)

(つづく)
posted by さとうはあまい at 13:25| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月24日

今週の応援現場133日目 松江編

2007年7月16日(月) いきいきプラザ島根



平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修 4日目



 いよいよ、本日は最終日。皆さんが、介護支援専門員の実務研修を受けたあと、実際に介護支援専門員の業務に従事し、ケアプランを作成。 そのケアプランを元にグループのなかで事例検討。そして、他者と事例検討をするなかから改めて自分で「できていたこと」「できていなかったこと」を再確認できたのではないか、という話をしました。

 そして、各自が新たに気づいた「できたこと」「できていなかったこと」を明らかにし、できたことを維持するためにはどうするのか。また、できていなかったことを維持するためにはどうするのかを考えられるように、各グループでKJ法を活用し、まとめていただきました。

 多くの参加者から、実務研修のときにKJ法で学んできた経緯もあり、皆さんから「待ってました!」という意欲的な言葉を聞くことができました(笑)。

図1 研修風景(1).jpg

図1 研修風景(1)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 各自、自分の考えをポストイットに書いて模造紙に貼っていくことにより、模造紙は色とりどりのポストイットでうまっていきました。

 佐藤が会場をまわってみたところ、まだまだ自分に厳しい考えを持っている人が多く、「できていること」への紙が少なかったように思いました(笑)。

 最終的に、できていることを維持するためにはどうするのか、その決断のことばを。また、できていないところを向上するためにはどうするのか、その決断のことばを書き添えていただきました。

図2 成果物(1).jpg

図2 成果物(1)


 皆さんが張り切って作成した成果物は、やがて、会場の窓や壁に張り出されていき、様々な模様の模造紙で、会場はにぎやかさを増していきましたね。

 佐藤は皆さんの写真を懸命に撮りました。多くの作品を載せたいですが、はっきり写せたものを載せます。

 最後に各グループに発表をしていただきました。15のグループに発表していただくためには、5分の時間配分でも、それぞれが今回の研修の感想なども付け加えてくれた(有り難いことです)ので、終了時間がギリギリになりました。

図3 成果物(2).jpg

図3 成果物(2)


 発表者から、「新たなネットワークを作っていく」という声も聞こえてきました。これからが楽しみです。一人ひとりの力は小さくても、お互いの知恵を集めることで大きな力を発揮することができるでしょう。

これからもお互いに、自分の力を頼りにしながら、他者の力も頼りにして日々の仕事に励んでください。皆様のさらなる成長を楽しみにしています。

図4 研修風景(2).jpg

図4 研修風景(2)


(つづく)

posted by さとうはあまい at 18:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場132日目 松江編

2007年7月15日(日) いきいきプラザ島根



平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修  3日目




 昨日の事例発表で、すべての人の事例検討ができないグループがありましたので、事例検討の続きからスタートしました。

 その後、資料を活用してサービス担当者会議の開催方法や趣旨について講義をしました。

 皆さんの中には前任者から引き継いだケースを持っている方もいて、「前任者と比較されているのではないか」と気にされている方もいましたので、サービス担当者会議を開催し、サービス提供事業所が自分を売り込んでいく必要性を伝えました。

 次に、指定基準を活用して、ケアマネジメントの手法について説明をしました。


  1、インテーク面接時における注意事項については、自分の役割
    を利用者に理解していただくために介護保険法及びケアマネ
    ジメントの仕組みをしっかりと伝えること。

  2、サービス提供事業所の各担当者との連携のとり方について、
    介護支援専門員は利用者に対して、各サービス事業所の担当
    者に、自分からどのような援助を受けたいのか、を伝えるこ
    とが大切であるということを説明する役割があるということ。

  3、各サービス提供事業所は介護支援専門員のようにケアマネジ
    メントについて教育を受けていないので、介護支援専門員が
    リーダーシップをとり、どのような個別援助計画書を求めて
    いるかを伝える必要があること。

  4、サービス担当者会議を開催するときには、介護支援専門員と
    して、検討議題を明確にしておくことの必要性。


 について話しました。皆さんは、実際に実務を経験しているので、自分の中に理解できていない部分があったことを認識し、佐藤の説明を聞き、「なるほど」とうなずかれた方も多くいました。

 午後からは、事前に提出された事例の中から、佐藤が皆さんに共有していただくために、選抜しておいた事例を、その担当者の方に発表していただきました。

 老人保健施設の方からは、在宅復帰に向けた取り組みをした事例や、介護予防・ケアプランを立てた方からの事例では、インファーマルなサービスをサービス計画にしっかりと記載する必要性など。

 さらに、特別養護老人ホームの方から提出された事例では、本人の出来るところを活用して、本人の言葉で作成された施設サービス計画の記載方法などについてみんなで共有しました。

 皆さんは、事例検討の手法をしっかりと習得できており、互いに提案したり、共有する場面を多く見ることができました。皆さんのおかげで、本日も穏やかに終了することが出来ました。

図1 研修は進む.jpg

図1 研修は進む


(つづく)

posted by さとうはあまい at 18:25| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月23日

今週の応援現場131日目 松江編

2007年7月14日(土) いきいきプラザ島根



平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修  2日目



 今日は、会場がくにびきメッセから、いきいきプラザ島根に替わりました。台風4号が近づきつつあり、会場周辺も少し風が強くなってきていましたが、皆さんは開始時間より前に会場に集まってくれました。

 昨日は、会場の仲間と交流を深めることを中心に行いました。今日は「自己理解」の時間を多く取りました。ます、自分について自分自身が「どのように認識をされている」のか。「私はこういう人間である」ということを、資料に箇条書きに表現していただきました。

 次にグループの中で、2人一組になっていただき、「幼い頃の楽しかった思い出」について話し合っていただきました。その後、話し合った相手に対して、「どのような人間なのか」その抱いたイメージを、書き出していただきました。そして、今書いた内容をその方に伝えていただきました。

図1 そぞろ研修風景(1).jpg

図1 そぞろ研修風景(1)

※写真をクリックすると大きくなります。


 自分自身で自分に対して厳しい評価をしている方が多かったのですが、他者から、素晴らしい点を伝えていただいて、「嬉しかった」という感想をもたれた方が多かったようです。

 自分で考えている自分と、他者が自分の態度や言動や表情を見て持っているイメージとでは必ずしも同じではありません。だから、佐藤は介護支援専門員が利用者とかかわるときに、介護支援専門員の視点だけで、状況を判断してしまうことは良いとは思いません。

 介護支援専門員が本人に確認することの大切さを伝えました。皆さん「なるほど」と理解されたようでした。でも実行するのは本当に大変ですよね。

 11:00からは、皆さんに事前に提出していただいた事例を使って、佐藤が皆さんと共有使用と選別した事例の発表をしていただきました。この方はグループホームの介護支援専門員で、『認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式』を活用してプランを作成してくれていましたね。

 この方の展開シートのすべてを提出されたわけではなかったのですが、ケアプランの表記の仕方が、「ご本人のできるところ」を活用できる記載の方法であったので、参加者からは「認知症の方のプランのようにおもえない」という声が上がるほどでした。

 そこで、認知症だから「できない」と諦めない姿勢が必要であること。興味があるようでしたら、センター方式を学んでみることも大切だということを伝えました。


図2 そぞろ研修風景(2).jpg

図2 そぞろ研修風景(2)



 午後からは各グループで事例発表をしていただきました。佐藤はグループワークを始める前の注意事項として

 1、発表者・司会・タイムキーパー・書記などの役割を交代して
  担当すること。質問に対してはすぐに答えないで答えをため込む。

 2、事例にたいして、共感的理解を示す。

 3、提案する場合は「押しつけ」にならないように伝える。

 4、発表者は、新たな気づきがあれば皆さんに伝える。


 これらの話を伝えて事例検討が始まりました。このグループワークが素晴らしい。どのグループも活発で、途中で休憩を取るように伝えてもなかなか休まず討論を続けていました。

 皆さんは気がついていないかもしれませんが、一人ひとりがキラキラと輝いて見えました。お互いに話していることで、不思議なパワーの交換ができたみたい。

図3 ビール、ビール、ビール.jpg

図3 ビール、ビール、ビール


図4 刺身、刺身、刺身.jpg

図4 刺身、刺身、刺身


図5 これはなんぞや?.jpg

図5 これはなんぞや?


(つづく)


posted by さとうはあまい at 20:56| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場130日目 松江編

2007年7月13日(金) くにびきメッセ



平成19年度介護支援専門員


実務従事者基礎研修  1日目


 今日から介護支援専門員実務従事者基礎研修がスタートしました。佐藤は、この研修に参加する人々の実務研修を担当しましたので、皆さんとの再会を楽しみにしてきました。

 会場に入ったとたん、参加者の方から「先生のブログみていますよ!(見ちゃいましたか...)」「先生に会いたいなーと思っていました(ええっ?)」等など、ドキドキするような言葉をかけてくれた方々もいて嬉しくなっちゃいました。

 さて、今回は皆さんが提出してくれたケアプランを再検討をしていきます。ですので、事前に皆様から提出していただいた事例に、佐藤がコメントを入れたものを皆様に返却しました。

 各自それぞれに返却しながら、全員の前で「事例を共有したい」と考えられる事例についてはご本人に了解を得ました。選別した方々は快く提供してくれました。まぁ、自分のため皆のため、いやとはいわせませんが(笑)。

 事例検討は明日から。本日は皆さんが、介護支援専門員として業務を開始してから現在に至るまでで、介護支援専門員となって「満足できること」「満足できないこと」を考えていただきました。まずは自分で考え、次にグループで考えていくという作業をしました。

佐藤は、会場をまわって皆さんが書いているノートを見て廻りましたが、満足できることを表現していくのが難しいのか苦労されていました。

 それなのに、満足できないことになると、すらすらと記入していく・・・。どうも自分にきびしい評価を出すタイプが多いようです(苦笑)。

 グループで「お互いの話を聴く」作業を通し、自分以外の人々が、何に満足でき、何に満足できないかを聞くことによって、自分が考えることと他者が考えることの差異が「少なかった」ようで、皆さんはお互いの考えを共有することできたようですねぇ。


●満足できるところ(抜粋)

 ・利用者さんに顔を覚えてもらえたとき。
 ・介護現場にいたときよりは、生活に入って利用者さんを見られる。
 ・職場に相談できる環境に満足している。
 ・他職種との連携と事業所との直接かかわりができる。
 ・利用者の様子を介護職の視点ではなく様々な職種からの視点でみる
  ことができる。
 ・グループホームのケアマネとして実現できるケアプランを作ること
  ができる。

●満足できないところ(抜粋)

 ・介護職の一員としても働きながら、介護支援専門員の役割を
  しているために片手間仕事になってしまいがち(施設の介護
  支援専門員)。
 ・事業所の中で相談相手がいない。他者との意思疎通が図れない。
 ・新規事例や困難事例に振りまわされてしまう。
 ・前任者のケアプランを引き継いだが、自分のアセスメントを
  するまでには至らず、前任者のプランのままになってしまっ
  ている。
 ・認知症のプランを立てるときには家族中心になってしまう。
 ・特に大きな病院の先生が主治医の場合、主治医との連携が
  とりにくい。
 ・サービス担当者会議をうまく開催できない。


 結果として、満足できるところも多く出てきたんでホッとしました(笑)。自分でできているところに満足しなければ次のステップに上ることは困難なことでしょう。だから、自分のしている事に満足していくようにしましょうね。

 次に皆さんに、提出事例を振り返り、下記の4つの点で「気にかけてきたこと」を考えていただきました。

  
 1、利勝者・家族の意向の確認作業を行うとき
 2、目標設定を行うとき
 3、サービス内容を決めるとき
 4、サービスの種類を決めるとき


 午後からは、ネットワークづくりや、お互いを知っていただくためにワークショップを行いました。

 この作用は「佐藤が出す質問に当てはまる人々同士、仲間づくりをしていただき、3人くらいのグループになって自己紹介をしあい、質問の答えについて語り合う」というものです。

 この作業を繰り返したのち、最後は同じ誕生月ごとに、グループになり、席に座っていただきました。そして、今度は画用紙を自分の思い通りに4つに区切り、佐藤の質問の答えを書いて(表現して)いただき、その後で、互いに書いた答えについて理解を深めていただきました。

 参加者同士が、実務研修からかかわっている人々でもあり、どの場面でも、互いに臆することもなく自己表現が出来ていましたね。これは素晴らしい能力ですよ(ホント!)

 休憩後、いよいよ本日最後のグループワークです。先ほど各自で考えていただいた、「視点」について共有する時間をつくりました。

 下記は皆さんが書き出してくれた内容です(抜粋)。

 1、利用者・家族の意向の確認作業で気にかけてきたこと
  ・事故の危険性を考える
  ・長期的な目で見る
  ・できること、できないことを確認する

 グループホームの方から
  ・誠意を持って聞く。
  ・多くの言葉だけではなく普段の会話、行動
   (表情)からつかむように努力する。
  ・家族の協力がどこまでできるか聞く。
  ・援助できる範囲をはっきり伝える。
  ・感情に流されない。
  ・機会があるごとに聞く。

 2、目標設定を行うときに気にかけてきたこと
  ・本人のできること、できないことをはっきり
   させることで、本人のやる気が出てきてでき
   なったことも目標にしてがんばれるようにな
   った。
  ・好きなこと、楽しいことなど、趣味の部分か
   ら目標を立てられた。
  ・生活歴を大切にして段階に沿って目標に向か
   っていけるようにした。

 3、サービス内容を決めるときに気にかけてきた
   こと
  ・利用者ができることを維持したり、発見する
   こと。手を出し過ぎないようにした。
   (常に利用者の後ろからサポートする)
  ・施設ケアマネからは、インフォーマルなサー
   ビスを意識的に位置づけるようにした家族・
   ボランティア等)

 4、サービスの種類を決めるときに気にかけてきた
   こと
  ・介護保険制度の説明をしっかり行いケアマネの
   押し付けでは
   なく自己決定を促す。
  ・ケアマネが情報提供の前にサービス事業所に利
   用可能かどうかを聞いてから本人・家族に話す。
 
 皆さん、それぞれの視点があって素晴らしいではありませんか。このような視点を持ちながら仕事ができていることには「満足しても良い」と思いますがいかがでしょうか。

図1 さても研修風景(1).jpg

図1 さても研修風景(1)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。

図2 さても研修風景(2).jpg

図2 さても研修風景(2)


(つづく)
posted by さとうはあまい at 20:42| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

今週の応援現場129日目 松江編

2007年7月12日(木) くにびきメッセ



介護支援専門員研修専門課程Tの


対人個別援助技術(ソーシャルワーク)


講義・演習  第2日目(松江2グループ)



 今朝の松江は早朝から雷がゴロゴロと鳴り響いています。雨はさほどに降ってはいませんが、松江駅からバスに乗ってくにびきメッセに向かいました。

 8:30に会場に到着し、会場にて皆さんをお出迎え。そうこうしているうちに、雷鳴は大きくなり、雨はバケツをひっくり返したように降り出しました。おや、皆さん無事に来られるのかなと心配していると、事務局に道路状況が悪く、数人が遅れるとの連絡が入ったとのことでした。

 まぁ自然現象にはかないません。皆さんが無事に到着するのを待つのみ。それでも事務局の方が挨拶をして、佐藤が話し始める頃には、遅れていた方々も到着しました。

 遅れた皆さんの、事務手続きを済むのを待ち、研修をスタートしました。まずは介護支援専門員専門課程Tのテキストを使用して、昨日の研修を振り返りました。

 特にバイスティックの原則については、意識しないと活用できない技術であること。さらに、「感情の表出」と「統制された情緒的関与」で、利用者を「受容」するということは相当に意識を深めていかないと簡単にはできないことを、佐藤が体を張って説明をしました。皆さんくいいるようにして聞いてくれていました。素晴らしい!

図1 コミュニケーション技術活用.jpg

図1 コミュニケーション技術活用

※写真をクリックするとおおきくなります。以下同じ。


 10:00からはいよいよ台本の書き換え作業に入りました。机を移動して6人のグループを作りグループワークをスタート。本日の皆さんにとっては初めての作業。しかし、佐藤にとっては今週2回目の作業なんです(笑)。

 佐藤は各グループにマジックを配ったり、模造紙を配ったりしながら皆さんの進行状況を眺めて廻りました。すでに昨日個別のカードを作成して頂いたので、皆さんは自分自分の考えをグループ内で発表していました。

図2 グループ討議も相談援助.jpg

図2 グループ討議も相談援助


 事例を元に、台本を書き換えていく作業なのですが、皆さんはグループの中でお互いの考えや意見を尊重することの大切さ、困難さを共有しつつ、議論を重ねていきましたね。

 佐藤も途中でいくつかのグループの中に「侵入」して、皆さんの議論に参加。方向修正や、「このような考え方なのでは」と皆さんの話題を要約して廻りました。

 時間経過と共に皆さんの動きは活発になり、あちらこちらで模造紙にカードを貼り始めました。そして、紙の横に「受容」「要約」「開かれた質問」などのコミュニケーション技法の用語を用いて解説されているグループもありました。

図3 台本書き換え.jpg

図3 台本書き換え


図4 方言がステキ!.jpg

図4 方言がステキ!


 11:30からはグループで作成した台本を発表していただきました。佐藤が指名すると、はにかみながら壇上にあがった方々も、いざ発表が始まると、それぞれの役割をしっかりと演じることができていました。島根弁なのか出雲弁なのかはわかりませんが、言葉の掛け合いはお見事でした!

 あるグループから「ぜひ、やりたい!」との声があがりましたので発表をして頂きました。

 その結果、佐藤がわかったことは、皆さんが利用者の方々の表情や話し方、語る内容などをよくよく理解されている、ということでした。なにしろ、利用者役の担当者が、一番堂々としていたんですから(笑)。

図5 役者ぞろい.jpg

図5 役者ぞろい


 さて、最後に質疑応答の時間を設けました。なかなか質問は出ないのが恒例なので(笑)、佐藤が、感想などを求めてマイクを向けると、「相談援助技術が大切なことは良く分かるのですが、何回も対応の仕方を変えてアクションをかけてみても、どうしても受け入れていただけないときにはどうすればよいでしょう?」との質問が出ました。

 佐藤からのアドバイスとしては、介護支援専門員は利用者を選ぶことはできないが、利用者は介護支援専門員を選ぶことができるんだから、「担当者の変更ができる」ということを伝えてみるのも大切であると話しました。

 介護支援専門員だからといって、何でも1人で解決せねばならないとは考えないで、周りの人々を頼りにしましょう。これから暑い季節を迎えます。どうぞ、自分自身を大切にしてください。

図6 聞くほうも真剣.jpg

図6 聞くほうも真剣


(つづく)



posted by さとうはあまい at 23:18| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場128日目 松江編

2007年7月11日(水) くにびきメッセ


介護支援専門員研修専門課程Tの


対人個別援助技術(ソーシャルワーク)


講義・演習  第1日目(松江2グループ)



 松江地域の介護支援専門員の専門課程の研修は参加者が多いために2グループに分けたグループ構成にしています。今日は2グループ目の人々とかかわります。

 ですので、内容は9日と同じです。実は、話す内容が同じでも、参加者により、会場の雰囲気が異なり、単純に「再放送」にならないんですよ(笑)。これは講師と事務局だけがわかることなのですが。

 こちらのグループの方々は団結力を感じましたよ! これだから人と人とのかかわりは面白いのかもしれませんね。

 まずは、自己紹介から始めました。そして、パワーポイントを活用し、対人個別援助技術(ソーシャルワーク)について講義をしました。下記が講義をした主な内容です。


 1、ソーシャルワーク(社会福祉援助技術)には個別援助
   技術・集団援助技術・地域援助技術が含まれていること。

 2、なぜ、介護支援専門員に、相談援助技術が必要なのかと
   いうこと。

 3、面接の種類は、構造化された面接と、生活場面面接が
   あること。

 4、相談援助技術いついてバイスティックの原則は
   意識していないと活用することは難しいこと。

 5、コミュニケーション技術もいろいろあること。
   (積極的技法や、開かれた質問・閉ざされた質問など)

 6、介護支援専門員が相談援助技術を活用できるように
   なるためには、自分のパーソナリティや、コミュニケ
   ーション能力の傾向性に気付くことが大切なこと。


 相談援助技術を伝えるときには、どうすれば利用者及び家族等に対して、自分の生活について、主体性を持って考えてもらうことができ、積極的にケアプランに参加していただけるには、どうすればよいのか。また、サービス提供事業所への情報伝達をするときの心がまえなどを具体的例をあげて説明しました。

図1 研修風景(1).jpg

図1 研修風景(1)

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 皆さんは食い入るようにパワーポイントをみつめ、佐藤の話しに耳を傾けてくれていましたね。これは素晴らしい集中力でした!

 また、バイスティックの7つ原則を説明するときには、この技術を活用することは簡単ではないこと。簡単ではないから意識をして活用して欲しいことなどを話しました。

 次に、「黄色いテキスト」を活用して、「自己理解・他者理解」を深めていただきました。まず、自分自身が「自分はどのような人間だと思っているのか」を書いていただきました。30秒でひとつの項目が書ければ、都合6分さしあげるので、12項目は書けることを伝えると「えー。12個?」とタメ息交じりの声が・・・・。

 結果は、12個以上かけた方が多かったですねぇ。次に今、自分が表現した自分について「自分の好きな部分には○印、嫌いなところには×印、どちらでもないとところには△印!」をつけていただきました。

 マークをつけてみて、○印と×印の割合はどちらが多かったかを挙手していただくと、圧倒的に×印をつけた人がおおかったですね。その結果をみて皆さんも爆笑。どうやら今日の参加者の方は、自分にきびしい方が多いようです。

 解説として、自分に対しても厳しくしてしまっている人は、他者に対してもどうしても叱咤激励が多くなるかもしれない、ということ。だから、自分にある良いところを認めるようにして欲しいこと。また、ものごとのとらえ方をネガティブからポジティブに転換し、発想を展開してみてもよいのではないか、ということを伝えました。

 午後からは事例について説明。まずは、事例をロールプレイしたいので、会場から協力者を募集しました。すると、積極的に手をあげて協力をしてくれるかたが現れました! 1グループではいなかったのですが(笑)。

 さすがに自分からでてきてくれた方です! まあ芸達者だこと(笑)。しっかりと主人公である利用者になりきることができました。島根弁バリバリでしたねぇ。ふだんはどうなのでしょうか? 

 バリバリはバリバリなんだけど、あまり使い慣れていないような気が(笑)。でも方言は素晴らしい言葉の財産。佐藤も島根の言葉を知っていれば良かったなー。残念!

 その後、皆さんがこの介護支援専門だったら、どのような言葉を発信するかということを考えてもらい、7枚の用紙に自分の対応する言葉を表現していただきました。この作業が結構大変なんですよ。

 なぜ大変かというと、言葉を文字にすることにより、コミュニケーションに必要な積極的技法を意識して活用しなければできないからでしょう。ですから、言葉をしゃべるときには意識をしないで使える技法を、文字を活用することにより、なんとかできたようです。

図2 研修風景(2).jpg

図2 研修風景(2)


 皆さんは自分の文字が、「開かれた質問」なのか「閉ざされた質問」なのか。さらには、利用者の言葉を受容するためには、どのような言葉を発信すればよいかを一生懸命考えて、紙に書いたり消したり書いたり消したりを繰り返していましたね。

 それでも、皆さんは決められた時間より早く、でき上がった方が多かったように思いました。

 さて、明日はグループ演習です。皆さんは自分の考えをしっかりと7枚の用紙に表現することができていましたので、きっと、にぎやかなグループワークができることでしょう!

(つづく)
posted by さとうはあまい at 23:15| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の応援現場127日目 松江編

2007年7月10日(火) くにびきメッセ


介護支援専門員研修専門課程Tの


対人個別援助技術(ソーシャルワーク)


講義・演習  第2日目(松江2グループ)



 昨日に引き続き、介護支援専門員の方々とかかわります。松江駅のバスターミナルでバスを待っていると、参加者の方々が元気良く「おはようございます!」と声をかけてくださいました。いやー挨拶をしていただけることはありがたいことです!!

 8:30ころ会場に到着。早速事務局の方々と打ち合わせ。そして、皆さんがいらっしゃるのを待ちました。しかし、開始時間になるのにまだまだ教室は空席が目立ちます(ドキドキ)。これで始めて良いのかしら?と心配をしていたところ、開始ギリギリに滑り込みセーフ。空席がしっかりうまりました。

図1 一日は始まりの挨拶から.jpg

図1 一日は始まりの挨拶から

※写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。


 どうやら、道路が非常に混雑していた様子。皆さん遠方から来るのでしかたがないのかも知れませんねぇ。でも時間を「読める」のもプロの技術のひとつなのではありますが。

 はじめに介護支援専門員専門課程1のテキストを用いて昨日の振り返りの講義をしました。

図2 100人を超える皆さんに緊張.jpg

図2 100人を超える皆さんに緊張


 面接技法について。バイステイックの原則について。質問技法について。それぞれを短時間で説明しました。

 特に「感情の表出」と「統制された情緒的関与」や「非審判的態度」については、私達が成長する段階で親から発信された言語「禁止命令」から、私たちは「自分の感情を表現してはいけない」と知らず知らずに受け止めてしまい学んできてしまったことなどを説明しました。皆さんは興味津々で佐藤の講義に耳を傾けてくれましたね。

図3 会場をまわってアドバイスとチェック.jpg

図3 会場をまわってアドバイスとチェック


 さて、いよいよ、グループで昨日の台本を完成させていただきます。前後の人々がグループを作りいよいよスタートです。

 グループ討議は、基本的にグループの主体性に任せます。グループの中で自己開示をおこない、積極的技法を活用し、他者の話を要約、さらには自分の考えをまとめて伝えるのです。

 まぁかなり高度な相談場面になります。皆さんは、苦戦しながらも他者に自分の考えを伝え、他者の考えを受け入れることの大変さを感じながらも、与えられた時間の中で「台本をつくる」ということと必死に向き合ってくれていました。

 その中で、一つのグループではスタート直後からにぎやかに会話が弾み、次々と「介護支援専門員の言語」が作られていきました。いやーこれは見事でしたねぇ。しかも、横には「積極的技法」だとか「自己開示」だとか、「受容」などのコミュニケーション技法の文字が書き添えられていました(笑)。

 これから約1時間半の演習後にグループ発表をしていただく予定なのですが、佐藤が会場内を見て歩いていても、「おや?」まだまだ、用紙に文字をかけないでいるグループがいくつかありました。佐藤はそこで、お互いの議論は言葉としてはすぐに消えていってしまうので、とりあえず文字化するように伝えました。そして、できているところまでで良いので模造紙にカードを貼り付けていくように伝えました。

図4 スタッフの支えには感謝しましょう!.jpg

図4 スタッフの支えには感謝しましょう!


 さて、11:30になりましたので、佐藤が選別をおこない、グループ発表をしていただきました。いやー皆さんの芸達者なこと、すごい、すごい! しっかりと介護支援専門員役や、利用者役、娘さん役をこなしていくではありませんか!! それは、それはお見事でしたね。

 そして、更に驚いたのは、終了間際まで模造紙にカードを貼り付けることができなかったグループがラストスパートで見事に台本を作り上げてしまったことです。本当にすごいパワーの持ち主が多いようですね(苦笑)。

図5 ロールプレイで競い合おう.jpg

図5 ロールプレイで競い合おう


図6 大舞台は良い経験のひとつになる.jpg

図6 大舞台は良い経験のひとつになる


図7 最後まで諦めずに力を合わす.jpg

図7 最後まで諦めずに力を合わす


 佐藤の演習の目的は、1つには、介護支援専門員が発する言葉により、利用者・家族の反応が代わってくる、ということを理解していただくことなのです。また、もう1つは、グループ討議をとおして、お互いの話に耳を傾け、相談しあいながら、グループとしての1つの解決方法を探し出してゆく、という過程を体験していただきたかったのです。

 確かに台本の書き換えという作業は大変だったでしょう。しかし、それ以上に他者と相談しながら解決方法を考えるということがいかに大変だったかを感じていただくことができたのではないでしょうか!

(つづく)
posted by さとうはあまい at 23:05| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする