2008年03月03日

奮闘記・第156回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 成果発表

島根県社会福祉協議会


平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

後期(その1)

〜介護支援サービスの展開技術(演習)〜


(2008年2月26日 島根県浜田市・総合福祉センター)



 1月の実務研修前期からすでに1ヶ月が経過しました。島根県浜田地域では、もう、実務研修後期がスタートしました。佐藤は、この研修に先だって、皆様から事前に提出された演習(宿題)を事務局から送っていただき、拝見いたしました。

 佐藤は、皆さんが張り切って作成し、提出してくれたプランですから、こちらも真剣。1枚1枚にアドバイスを記載させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

 いやぁ〜!皆さんが提出してくれた内容が、素晴らしかった!!

 生活ニーズを導き出し、長期目標を定め、その長期目標を達成するための短期目標を細分化。その短期目標を達成するために、フォーマルなサービスはもちろん、インフォーマルなサービスを組み合わせて、しっかりと援助を構築しているんですもの。

 つまり、佐藤が前期に伝えたかった内容がたくさん網羅され、作られていたわけ。また、皆さんの気づいたことや、感想を書くスペースには、この実習を通して、介護支援専門員の仕事の重要性や、面倒くささなどを十分に知ることができた(笑)、などの言葉を見ることができました。そのような感想を持ってくれれば、実習協力者が協力した甲斐があったというもの。


図1 事例検討が始まった.jpg

図1 事例検討が始まった


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図2 研究所の仲間も応援!


 さて、本日は、いよいよ、その成果を発表する日。成果発表は、各グループ内で、発表して、事例検討をしていきます。事例検討は、居宅サービス計画を作成する段階での苦労はなしや、難しいと感じたところ、工夫された内容などを共有するのが目的です。

 すでに、前期研修のときに、産みの苦しみをした仲間ですから、今回の事例検討はスムーズにスタート! すぐにお互いの居宅サービス計画を共有することが出来たようです。

 佐藤と、ファシリテーターの山崎さんは、穏やかに事例検討をする間をにこやかに歩き、グループからの質問に応えていきました。山崎さんは皆さんに安心感を与えてくれる存在になっいてくれていますね。

 一日中々作業を繰り返したのですが、皆さんは飽きることなく、最後まで熱心に話し合いを重ねることが出来ました。自分の伝えたいことを伝え、他者の伝えたいことを引き出す。すなわち、相談援助の技術を活用していたわけですね。また、明日も張り切りましょう。ではでは!


図3 熱心に語り合う.jpg

図3 熱心に語り合う


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図4 穏やかに会場を巡る山崎さん


(To Be Continued!)

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2008年02月29日

奮闘記・第155回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 目標設定

社団法人かながわ福祉サービス振興会


平成19年度

介護支援専門員研修専門課程(II)

〜事例研究(居宅編)〜


(2008年2月24日 神奈川県相模原市・プロミティふちのべ)



 今日は、淵野辺会場の方々と事例研究をおこないます。こちらの会場の方々は、1週間前にかかわったばかりです。だから、まぁ参加者同士も気心が知れているというもの。

 ですので、佐藤が、事例研究の趣旨と、研修の進め方を説明すると、スムーズにグループ演習がスタートしていきました。

 事例を通して、「自分だったらどのような対応をするのか?」を考えていただきましたが、意外にも、自分でもこの事例のような場合、このケアマネと同じことをするかもしれない、と苦笑されるグループもありました。

 また、事例のケアマネの態度や行動や言動に対して、この時に、このような対応の仕方はおかしい。なぜならば、利用者の言うことを、受容していないとか、傾聴していないということがわかる人でも、自分が実際にその当事者であれば、ではどのような言葉を発するのか?について考えてみると、なかなか出てこなく困る、という場面もありました。


図1 グループワークが穏やかに展開.jpg

図1 グループワークが穏やかに展開


 このように、事例検討では、事例提供をした人に対して、出来ていないところや、おかしなところを批判するような傾向に陥るパターンがありがちなのですが、実は、具体的には改善策を提案していくということはかなり難しいのだ、ということが浮き彫りになりました。

 さらに、目標設定の場面では、佐藤が、実務研修テキストから抜粋した資料を活用して、思考法を、ネガティブシンキング(否定的な考え)から、ポジティブシンキング(肯定的な考え)に替えて、利用者にリフレーミングする手法を伝えていきました。すると、自分達が実務研修を受講した時には、目標設定について詳細に教えてもらわなかった、などの声も聞こえてきました。

 参加者の方がそのようにいうのも無理はないでしょう。なぜならば、私もそうですが、介護保険制度が導入されたころには、今利用しているサービスを計画に結びつけることが先行していたのですもの。


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図2 話し合った内容を共有する


図3 研究所員も応援を共有(パイレーツ&ゾロ).jpg

図3 研究所員も応援を共有
(パイレーツ&ゾロ)


 時代はかわり、習うことで精一杯の新人から、この業界を動かしていかねばならない中堅、ベテランになったかたがたが、「教えてくれない」ではねぇ。だって教えるほうでしょう? わからなきゃ、自分で研究しなきゃ。

 法改正や世相が変われば、居宅サービス計画の作成方法にも当然変化が出てくる。利用者もサービスをするわれわれも、その時代で生きているのです。

 プロとしての経験をつみ、現在、専門課程を受講される立場にあれば、何らかの形で後輩の育成にも携わっていることでしょう。ならばよりいっそう、自己研鑽し、現時点で主流の作成手法についても理解を深めていかねばならないのでしょう。でなければコーディネートなんかできません。


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図4 目標設定法を再考してみる


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図5 事務局の方々にささえてもらった


 さて、次回は様々な貴重な経験をお持ちの皆さんの、支援経過を振り返るとともに、苦労話や、達成事例などを共有したいと思います。宿題を出しましたが、気負わずに作成してください。

 ではまた再会を楽しみにしています!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 00:12| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

奮闘記・第154回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 目標の立てかた

社団法人かながわ福祉サービス振興会


平成19年度

介護支援専門員研修専門課程(II)

〜事例研究(居宅編)〜


(2008年2月23日 神奈川県横浜市・横浜消費生活総合センター)



 神奈川県介護支援専門員協会が作成したテキストを活用し、介護支援専門員の支援経過を振り返る演習をおこないました。

 テキストに沿って、インテークや、アセスメント、目標の設定、サービス担当者会議などの支援のプロセスを細分化し、自分が登場人物であったら、どの様な対応をするかを考えていただきました。


図1 ウイリング横浜.jpg

図1 ウイリング横浜


 その演習方法は、1つの項目について、自分で考える。次にグループで話し合い、お互いの情報を共有した上で、発表するという形式を繰り返す、という手法です。

 介護支援専門員には、サービス担当者会議で司会進行を担う役割があります。だから、皆さん、このような会議は慣れているご様子。なにしろ、佐藤がグループワークにどのくらいの時間をかけるかを伝えないでいたら、「先生、グループワークはどのくらいしますか?」と尋ねられてしまいました(笑)。

 そりゃそうだわ。グループワークにどのくらい時間をかけるかを伝えなければ、一人に何分活用してよいかわからないものなぁ〜。そのグループは、演習にかける時間がわかると、すぐに活発な議論を重ねていきました。


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図2 一人ひとりが主役


 まぁ、すべてのグループがこのように積極的に演習を展開してくれると良いのですが(無いものねだりはいけない)、同じ条件でグループワークを促しても、司会、書記がなかなか決まらず、しばらく無言でいるグループや、お互いの考えを発表するだけでグループワークを終了し、それ以上深めることができないグループもあるんですよねぇ〜。

 佐藤は積極的に話題が続かないグループに入り込み、皆さんの緊張をほぐしていったのですが、皆さんには佐藤の意図がわかったかしら?

 そのようなかかわりの中から、活発に交流できなかったグループも、昼食後からは徐々に活発な意見交換ができるようになっていきました。まぁ、他者との交流は、このように時間がかかるのもしかたがないことなのですが。


図3 全員で共有.jpg

図3 全員で共有


 午後のメインは「目標の立てかた」です。本来ならば、ニーズを抽出して、その後は、ニーズを達成するための長期目標・短期目標を考えるのですが、すでに皆さんの思考回路は、サービスについて思考が始まっていました。

 そこで、佐藤は、昨年の実務研修から、目標の設定方法が詳細に書かれた部分だけをコピーし、皆さんに提供しました。そして、目標の設定方法を解説していきました。すると、皆さんは、すぐにはサービスには結びつかないということが理解できたようでした。

 また、実際の場面では、目標を記載するときには、本人や家族の言葉をそのまま活用すれば良いでしょう。また、介護保険制度がスタートしてすでに8年目になり、居宅サービス計画の作成の手法は大きく変化していますので、どうぞ、ご自分たちでも、事例研究の機会を持ち、作成方法についての研究を重ねていってくださいませ。


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図4 本領発揮!グループワーク荒らし(笑)


 さて、次回は、皆さんから、介護支援のプロセスにおいて、自分の成功事例や、気になる事例を事例検討用にまとめて持ってきていただくことになっています。

 皆さんの日々の奮闘振りをみることを楽しみにしていますので、張り切ってまとめてくださいませ。ではまた!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 23:16| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月23日

奮闘記・第151回 ケアマネ/千葉県

●Key Word● 利用者が不満に思うこと

千葉県社会福祉研修センター


平成19年

リスクマネジャー基礎研修(居宅編)

リスクマネジメント

〜サービス提供時に発生する

リスクを想定し対応策を学ぶ〜


(2008年2月20日 千葉県千葉市)



 千葉県の方々とかかわるので、やはり千葉神社に参拝。早朝参拝は身が引き締まるというもの。

「今年も、千葉にたくさん来る事ができますように。どうかよろしくお願いします! その他、うにうに〜」と祈願。その後、社務所で恒例のくじ引きタイム(?) 結果は末吉・・・。

 ふふふ、そうそう、お賽銭箱のそばに幸せみくじがあったような? ということで、じゃじゃじゃじゃ〜ん! 大吉じゃよ!!(二度引大明神を襲名か?)。おみくじを握り締め、神様に行ってきます!と挨拶。


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図1 千葉神社にご挨拶


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図2 「結果」は大吉

 
 タクシーにて会場へ乗り入れたが、しかし、着いたのはなんと千葉県労働者センター。この一角○○センターがひしめいているようで良く間違えるらしい、はははは(走る、走る)。

 千葉県社会福祉研修センターでは、2日間の日程で、居宅介護支援事業所における、事故防止策、事故発生時の対応に従事されている方々を対象として、サービス提供時に発生するリスクを想定。その対応策及び、予防策を講じることで利用者へのサービス向上につなげるために必要な知識と基礎を習得することを目的の研修を開催したとのことでした
(長〜い)。


図3 自己理解.jpg

図3 自己理解


 佐藤は2日目を担当しました。でもリスクマネジメントと一言でいうが、何がリスクで、何がリスクでないかわかりません。誰でも、自分のリスクはわかりにくい
(わかれよ、ぶつぶつ)。

 ですので、ネットから引っ張り出した、事故報告書を参照し、利用者はこのようなことに対して不満を感じているということを紹介したのです。

 すると、居宅編で利用者が不満に思うことは、意外にも、援助側からすれば、伝えたつもりになっていることであったり、そんなつもりで提供したわけではなかったり、いわゆる、連絡ミスや確認ミスが多いのです。もったいない。

 しかし、そんなつもりがなくても、利用者に不満に思われてしまえば、その時点です多くは、すでに「介護事故」なんですよ。

 そこで、なぜ、そのようなことがおきるのかを、TAを活用し、人間が持っている価値観は一人ひとりが違うということに気付いていただきました。


図4 他者理解.jpg

図4 他者理解


 そして、午後からはグループになってもらいました。サービス担当者会議の開催方法がうまく行かず、利用者の不満を招いた事例を活用し、利用者が不満を抱かないためには、援助者が、具体的に、どのような対応すると良いかという方法を検討していただきました。

 まずは、自分だったら、どのように対応するかを考えていただき、その後グループで話しあっていただきました。

 その後、佐藤が用意をしたサービス担当者会議の回答例を活用して、具体的な対応方法を披露すると、皆さんは、介護支援専門員は、利用者とサービスを結びつけるコーディネーターであり、利用者とサービス提供者との言葉のはしわたしをする役割であるということを深く認識することができたようでした。


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図5 できていたこと、できていなかったこと


 最後は、各グループに模造紙に、昨日と今日の研修を受けて、自分達がすでにできていたことと、できていなかったことを振り返り整理をしていただきました。

 皆さんの成果を確認する時間をもうけたのです。さてさて、皆さんは今回の学びを実践の場でどのように活用してくれるでしょうか。楽しみです。ではまた逢いましょう!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 20:23| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月21日

奮闘記・第149回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 言葉のバトンタッチ

社団法人かながわ福祉サービス振興会


平成19年度

介護支援専門員研修専門課程(II)

〜サービス担当者会議〜


(2008年2月16日 神奈川県相模原市・プロミテイふちのべビル)



 定刻よりやや早めに会場入り。参加者の皆さんは朝から講義を受けているのですから、さぞ、お疲れでしょうねぇ〜。さて、会場に入ると12月の専門課程のときに、かかわった受講生の方々もチラホラ、思わず「お元気でしたか〜」とあいさつ。

 まずは、最新の『三訂介護支援専門員実務研修テキスト』を用いて、介護支援専門員(ケアマネ)の役割について説明をすると、皆さんはどれどれ、どんなテキストなのかと興味深々に見てくれました。ほんとはそれじゃまずいんだけど(笑)。


図1 会場のまん前でウォーミングアップ(笑).jpg

図1 会場のまん前でウォーミングアップ(笑)


 現在、専門課程を受講されている方々の多くは、介護保険制度導入時に、ケアマネになられました。当時はこんな立派なテキストはありませんでしたよねぇ。

 その、テキストの内容を踏まえて、ケアマネは、利用者とサービス提供者をつなげるコーデイネーターであるということを強調し、ケアマネの専門性は、地域のフォーマルなサービスとインフォーマルなサービスをどのくらい把握しているかということが重要であると激励しました。

 今回の題目であるサービス担当者会議については、居宅サービス計画と、各サービスが作成する個別援助計画を連動させる考え方などについて、動画を活用して説明をし、皆さんに、サービスを提供する人々のサービス(援助)とはどのようなことをさすのか。また、利用者の目標を達成するための視点などを考えていただきました。


図2 検討事項を考えてみる.jpg

図2 検討事項を考えてみる


 その後、事例を活用して、自分が事例の担当ケアマネとすれば、どのような検討内容(項目)を考えるかを考えていただきました。

 佐藤が、会場をまわりながら、皆さんの書かれた内容を見せていただくと、多くの方が、各サービスの特長をとらえ、どのような情報提供をしてもらうのかについて詳細に書かれていました。

 それでも、中には、事例や主人公の状態に振りまわされてしまい、答え探しをしている方もいたようですが、サービス担当者会議のケアマネは、利用者と、サービス提供者間の「言葉」のバトンタッチをするのがケアマネの役割であり、「答え」を提供する役割ではありません。


図3 模擬サービス担当者会議を開催!.jpg

図3 模擬サービス担当者会議を開催!


 そのあたりを理解していただくために、ひとつのグループに協力をしていただき、佐藤がケアマネ役になり、利用者と、サービス提供者との言葉のバトンタッチをロールプレイでしてみました。

 このグループの利用者役の方、サービス担当者役の方、家族役の方が、それぞれの役割をうまく演じてくれました。皆さんの力で、小気味良く模擬サービス担当者会議をすることができましたよ。協力してくださった方々有り難うございました!

 佐藤は、皆さんの反応から、模擬サービス担当者会議を経て、改めて自分の役割を再認識できたように思いましたが、さて、皆さんの感想はいかに? ではまた!


図4 研修終了、プロミティふちのべを出る.jpg

図4 研修終了、プロミティふちのべを出る


図5 駅前のジョナサンでワイン!.jpg


図5 駅前のジョナサンでワイン!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 13:53| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

奮闘記・第143回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 利用者の価値観が浮かび上がる計画


島根県社会福祉協議会

平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(3日目)

〜介護サービスの基礎技術

居宅サービス計画作成〜


(2008年2月8日 島根県松江市・松江合同庁舎)



 利用者の尊厳の保持に即した計画を作成するために、介護支援専門員がどのようなことに視点を置くことが大切なのかを説明。

 そして、皆さんに「尊厳」について、具体的に思い描くことができるように、まずは、リラックスタイムに飲むコーヒーの入れかたについて、各自の入れ方の手順をノートに記載していただきました。


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図1 他者の発表を聞く


 佐藤は、皆さんにコーヒーの入れかたを書いていただいている間に会場を廻りました。そしてその手順を拝見しました。でも多くの参加者の方は、コーヒーを入れる手順を記載する作業に追われて自分のリラックススタイムを表現することができませんでした。

 そのような中でも、自分のリラックスを文字で表現されていた方がおられたので、ちょいとその方のノートを借りてホワイトボードに書きました。

 コーヒーを入れる手順は他者の方と同じなのですが、この方は、最後の場面に、「コーヒーを持ち、自分の部屋に入る。そしてCDをかけてコタツに入り、自分の好きな曲を聴きながらコーヒーを飲む」とくる。

 つまり、この方は、自分のコーヒーの入れ方の手順に、見事、自分のこだわりを表現でき、「自分らしさ」を表現したわけです。このように「その人らしさ」=「尊厳」というものは、一して見目に見えるものではないが、言葉を使えば目に見えるように表現することはできるのですよ。


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図2 気になるグループだったなぁ〜(笑)


 いよいよ、居宅サービス計画作成演習がスタート! 今日はファシリテーターに、新たに林さんにも加わっていただき、本田さんと3人で会場を廻りました。

 まずは、個人作業をしていただき、各自で居宅サービス計画書にニーズや目標を記入していただきました。しかし、皆さんは、この間に、グループ内での結束が強まったようで、ほどなくグループ内で話し合いをスタートされましたね(笑)。

 また、あらかじめ、何か聞きたいことは「来て欲しい」ということを表明して欲しいと伝えてあったので、何かに行き詰ると、困ると、あちこちから「先生来てください!(行くわい!)」とコールがありました。

 本田さんや、林さんも結構大忙し。質問ができるのは大切なこと。自分が、何がわからないかを理解できているということですもの。

 だから、佐藤も張り切って、どこがどのように理解できていないのか、相談援助技術をフル活用して対応しました。ふふふ。そしたら、見事に自分達で結論を出すことができたではありませんか! Oh! My God!!


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図3 考えたこと・気付いたことを記入


図4 びぶるIIの豆腐ハンバーグ定食.jpg

図4 びぶるIIの豆腐ハンバーグ定食


 皆さんは、「先生のおかげでできました」と言ってくれましたが、佐藤は皆さんの考えを整理しただけ。これが相談援助の技術なんだけどなぁ〜(笑)。まぁこれが簡単にできるなら講師はいらないが(笑)。

 最後に、昨年の試験に合格した人々に「作品」を披露していただきました。それはそれは、見事の出来栄えでした。思わずビックリ! インフォーマルなサービスを活用した、心温まるサービス種別でした。この発表を聞いて会場からは微笑みがこぼれました。

 皆様の微笑みの原因は、この表記の中に、「その人らしさ」を見ることができたからではないか。これは利用者の価値観が浮かび上がる計画であり、まさしく、尊厳の保持につながることでしょう。

 時間がなくて更新研修の全ての方々に発表していただく時間をとることができませんでした。代表でひとつのグループに披露をしていただきました。すると、その中には、サービス内容に「食材の配達」○○商店などと書かれていて、しっかりとインフォーマルな資源を入れていました。さすが、先輩達です(笑)。

 こうして、和やかなうちに居宅サービス研修作成演習は終了。佐藤は皆さんの作品が届くことを楽しみにしていま〜す。ではでは!


図5 ファシリテーターの林さんと本田さん、お世話になりました.jpg

図5 ファシリテーターの林さんと本田さん、
お世話になりました


(To Be Continued!)

posted by さとうはあまい at 12:52| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

奮闘記・第142回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 介護の言語

島根県社会福祉協議会

平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(2日目)

〜介護サービスの基礎技術・

アセスメント・ニーズの把握〜



(2008年2月7日 島根県松江市・松江合同庁舎)



 皆さんの緊張をほぐすために、開講一番(?)、ストローク表を作成しました。ストローク表とは、自分が他者とかかわるときに、どのような傾向があるのかを、はかることができるツールです。

 受講者の方々の傾向は、他者とは積極的にかかわれる傾向が十分あるのですが、他者に対して、自分のことを認めて欲しいという働き方(アプローチ)ができない傾向があるようでした。まぁ、日本文化自体、ものを言わないほうが「おくゆかしい」という文化だから仕方がない(笑)。


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図1 まずはストローク表を作成


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図2 本田さんには連日お世話になりました


 さて、いよいよ、事例を活用して居宅サービス計画の作成演習をおこない、最終的に居宅サービス計画を作成します。本日のファシリテーターは、出雲市でもお世話になった本田さんです。

 事例演習では、グループメンバーの結束が、成果の良し悪しを決めるといっても良いくらい大切。ですから、お互いの心を開いて、自分の力を提供しながら、他のメンバーの力も頼りにする関係を構築して欲しいのです。この演習自体が、疑似「サービス担当者会議」になることでしょう。

 そのために、各グループの結束を高める必要があるので、自己紹介をおこないながら、事例の「利用者」役と「妻」役を演じる人を選んでいただきました。この2人の役者がうまく「利用者夫婦」役を演じることができれば最高なんですが(笑)。


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図3 台本を読み込むEさん夫婦役の方々


 いよいよ演習がスタートです。まず、利用者役の方が、利用者になりきるために別室で事例を読み込むために引き上げた後、残された方々は、ICFの言語にしたがい、必要な情報を拾い出し用紙に記入をしていきました。

 その間に、私と本田さんは、まだICFの言語に慣れていない方々に「介護の言語」を上乗せしながら、ICFを説明しました。

 介護職の方々には耳慣れない、活動や参加の意味をどのようにとらえればよいかを、居宅サービス計画作成の手引きを活用しながら、各グループを廻り、お邪魔をしながら具体的に伝えました。


図4 熱心な相談援助の姿勢が素敵!.jpg

図4 熱心な相談援助の姿勢が素敵!


 そして、いよいよ、利用者夫婦役が各グループに戻ってきました。すると、とたんに各グループはにぎやかになって情報収集を開始! いやはや、興味を持つということは、素晴らしいことです。

 しかし、利用者はいったいどのような人なのか?という興味はあっても、利用者がおかれている状態を聞くだけで、まだ相談援助になっていないと思われます。つまり、それでも、利用者の言葉を聞いて、介護支援専門員が自分が受けた言葉を要約して利用者に返し、利用者から合意を得る技法を活用できない、と考えられます。

 そこで、佐藤が、受講者の方と、言葉のリフレーミングの手法をロールプレイしました。すると、「難しいな〜」とため息が出る。

 そうそう、相談援助は難しいということがわかれば、利用者さんと向き合ったときに、意識できるようになるでしょう。そうなる経験を重ねれば、徐々にうまく活用できるようになりますって。誰にでも簡単にできちゃう技術なら資格なんて意味ないでしょう?

 さて、今日の演習の成果は、明日の作業につながります。さて、皆さんは、明日、どんな計画を作成してくださるでしょうか。楽しみです。ではでは!


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図5 雪の松江合同庁舎前


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図6 これは島根名産、さてなんでしょう?


(To Be Continued!)


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奮闘記・第141回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 心理状態


島根県社会福祉協議会

平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(1日目)

〜介護保険制度の理念と

介護支援専門員・介護支援サービス〜


(2008年2月6日 島根県松江市・松江合同庁舎)



 島根県社会福祉協議会が開催する介護支援専門員の実務研修(前期)は、いよいよこの松江会場で終了です。

 松江会場にも、昨年の試験を突破した優秀な人材が勢揃い!(と思いたい) 早速。自己紹介の後、研修をスタートしました。


図1 島根県社会福祉協議会からの開会挨拶.jpg

図1 島根県社会福祉協議会からの開会挨拶


 まずは、介護保険制度の要の理念について、テキストを活用して説明。前方に座っている受講資格試験に受かったばかり方々にとっては、試験勉強のときに、熱心に学ばれた部分ですよね。しかし、更新研修の方々にしてみれば、理念や介護保険制度の目的などを再確する機会になったかもしれません(それじゃ困るんだけど)。

 そして、介護保険制度を活用する人々は、介護事故に遭遇し、要介護認定を受け、要介護状態になってしまった人なのです。当たり前のことではありますが改めて確認しました。なぜかというと、要介護状態になったといっても、一人ひとりの受け止め方はそれぞれ違う。だから、支援する人々はそれぞれに合わせた対応が必要であることを伝えたわけです。


図2 会場を歩いて皆さんと語る.jpg

図2 会場を歩いて皆さんと語る


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図3 プロジェクターを活用して説明


 利用者の受け止め方の違いについてはイギリスの精神科医、キューブラー・ロス先生の「死のプロセス」について引用し、解説しました。


●死のプロセス
 ショック(良いも悪いもわからない状態)
 否認(嫌だ」という気持ちがわく)
 怒り(周囲へのいかり。八つ当たり何を伝えてもわかって
  くれていない)
 取引(専門家へ相談。
  なんとしてくれる・何とかなるだろう)
 抑鬱(何にもできない段階)
 受容(全てを受け入れる)

 対人援助をおこなう人は、支援を必要とする人々の心理状態に対して適切に応じることができるように、自分自身が他者に対して、どのような対応の仕方をするかということを認識する必要があるのです。

 そこで、皆さんに自己理解を深めていただくために、エゴグラムを作成してもらいました。皆さんが作成したエゴグラムに対して、コメントをしていると「当たっている〜!」(占いかっー)などの言葉を聞くことができました。皆さんが作成したエゴグラムですから、当たっていないと困る。占いじゃないのさ〜。

 初めて自分自身で見た、自分の傾向性について、皆さんはどのようなことを感じたでしょうか? 明日からはいよいよ居宅サービス計画を作成します。お楽しみに!


図4 売布神社に参拝!(おみくじは中吉).jpg

図4 売布神社に参拝!!(おみくじは中吉)


(To Be Continued!)



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2008年02月06日

奮闘記・第139回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 抽象的な言葉

島根県社会福祉協議会

平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(3日目)

〜介護サービスの基礎技術

居宅サービス計画作成〜


(2008年2月4日 島根県出雲市・フローラいずも)


 『三訂 居宅サービス計画書作成の手引き(第2版)』を活用して、居宅サービス計画1・2の記入方法について説明後、早速居宅サービス計画の作成演習をスタート! 昨日に引き続き、今日も頼もしいファシリエーターの方々が協力してくれました。

 皆さんは、すでに、昨日までの演習の中で、Eさんの「望む暮らし」と奥様の「望む暮らし」を抽出しています。ですから、「利用者及び家族の生活に関する意向」を記入していただくことにしました。


図1 フローラいずも.jpg

図1 フローラいずも


 さてさて、意向の欄はかけているかしらと会場をまわり、ながめてみると、おやおや、「妻と一緒に仲良く暮らしたい」「夫の介護が不安だが、二人で在宅で生活したい」という記載が多い。

 さて、皆さんが演習から導き出した2人の望む暮らしは、そんな抽象的な言葉ではなかったのではないかな〜。もっと、その人らしい生活が見える言葉だったような気がするが・・・。そこで、再度模造紙を見つめていただき、その中から望む暮らしについて再確認をしていただいたのです。

 すると、「いぜんのように碁会所へ行く生活がしたい」とか。妻の手料理を毎日食べてくらしたい」「私は介護が初めてなので、誰かに教えてもらって、旦那を自分で世話したい」などの文章を「見つけること」ができたようです。ほらほら、あったじゃな〜い!(笑)


図2 居宅サービス計画ができた.jpg

図2 居宅サービス計画ができた


 今回の演習では、一貫して、利用者の発するネガティブな言葉や感情を、ポジテイブな考え方に変換してリフレーミングする技法や、利用者が、なかなか自分の気持ちを表に出せない場合には、援助者がどのような言葉をかけると良いか、という演習を繰り返し練習をしてきました。

 参加者の中には、「難しい」と思われた方もおられたようです。しかし、介護支援専門員は相談援助が仕事になるのです。こればかりは、いろいろな機会をとらえて積極的に自己研鑽をしていきましょう。それしかない。

 昨年の試験に合格した人々にとっては、居宅サービス計画作りは初めての体験でしょうから、それは、それは、大変な時間だったと思います。それでも、最終的には各グループが、居宅サービス計画を作成することができましたから、「うまくできない」といいつつも、心の中で凄いパワーを秘めていると思いますよ。


図3 成果を披露.jpg

図3 成果を披露


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図4 松江からやってきたまめな号


 最後に、その方々に発表していただきました。皆さんは、不安な気持ちを抑えながら、立派に発表できましたね。そして、お互いに他者の作った居宅サービス計画をみる、という作業を通して、「ああいうふうに考えればいいのか」と新たな視点を見つけることもできるのです。

 さて、これにて前期の講習はこれで終了! 3月にまた会いましょうね。ではでは!


(To Be Continued!)
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奮闘記・第138回 ケアマネ/島根県

●Key Word● キャッチボールを効果的に

島根県社会福祉協議会

平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(2日目)

〜介護サービスの基礎技術・

アセスメント・ニーズの把握〜


(2008年2月3日 島根県出雲市・フローラいずも)



 介護支援専門員の仕事は対人援助。そこで、昨日は自分のパーソナリティを理解していただくためにエゴグラムを作成しました。本日は、自分がどのように人とかかわる傾向があるかを認識していただくためにストローク表を作成していただきました。

 ストロークとは、相手あるいは自分の存在や価値、あるいはその行動を「認めている」ということを伝える何らかの行動や働きかけであり、対人関係を築く基礎になるものです。そりゃ、誰でも、動かないことには、他者を見つけることはできないもの。

 つまり、利用者の存在を受け止め、利用者の話を傾聴し、ケアマネである自分がどのように利用者の気持ちを受け止めたのかを具体的に伝えることが重要になります。

 このような言葉による、あるいは言葉によらない利用者の思いや感情のキャッチボールを効果的におこなうことができる能力が、介護支援専門員に必要なのです。

 介護支援専門員は、自分の他者とのかかわり方の傾向性に気がつき、自分がどのように振舞うことで、対人援助がうまくいくかを考えることは大切なことだと思いますがいかがでしょう。


図1 グループワークで語り合う.jpg

図1 グループワークで語り合う


図2 アセスメントが大切.jpg

図2 アセスメントが大切


 その後は事例を用いて演習を開始しましところ、アセスメントやニーズの導き出し方よりも、ICFの言語や、ケアマネジメントの言語を理解することの方がなかなか難しい。

 健康状態・心身機能・身体構造・活動・参加・環境因子・個人因子などの言語は難しくても、生活歴や、病歴、ADLや、IADL、理解・家族の困っていること、住居環境などといった介護の現場で理解できる日常の言葉に「翻訳」してみればスムーズに書くことができるのです。

 だから、個別の作業で、思うように表現できない人でも、仲間とともにならば、「利用者役」の仲間の力を頼りに、なんとか「利用者の望む生活」と生活ニーズを引き出すことができました。

 もっとも、このような演習で使う事例では、どうしてもテキストに記載された文字におどらされてしまいがちですが、現実では皆さんの前には利用者がいます。まずは利用者とたくさん語り合ってみてください。きっと何かを導けるのではないのかなぁ〜! ではでは!!


図3 他者の発表を真剣に聞く.jpg

図3 他者の発表を真剣に聞く


図4 会場で共有.jpg

図4 会場で共有


(To Be Continued!)
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2008年02月05日

奮闘記・第137回 ケアマネ/島根県

●Key Word● テキストを活用

島根県社会福祉協議会

平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(1日目)

〜介護保険制度の理念と

介護支援専門員・介護支援サービス〜


(2008年2月2日 島根県出雲市・フローラいずも)



 島根県の介護支援専門員研修は、毎年、浜田と松江でおこなわれてきましたが、受講人数者が多いということで、今年は出雲でもおこなうことになりました。

 佐藤は事務局のかたと、受講生の方より少し早めに会場入りし、会場内をチェック。まず驚いたのは会場の広さ。といっても今日の受講生数は240名にもなるのですから、当たり前か。


図1 フローラいずもの研修会場.jpg

図1 フローラいずもの研修会場


 講堂には、一段高いステージがあるが、佐藤は壇上での講義は苦手。しかし、さすがに200名を超えると、壇上で話さないことには、佐藤を見ることができず、受講生に失礼になるので仕方がない。

 そういうわけで、壇上から皆様に介護保険制度の理念と・介護支援サービスについてテキストを活用しながらの講義をスタートしました。

 今日の講義内容は、昨年の試験に合格されて、実務研修を受講している人々にとっては、受験勉強をしているときに、何回もチェックされた範囲だったかも知れませんね。

 しかし、更新研修として参加している方々には、介護保険制度の理念と、介護支援サービスについて、再認識ができた部分と、新たに手に入れた情報(ほんとはそれじゃ困る)もあったようでした。


図2 前方は試験に合格をされた方々、おめでとう!.jpg

図2 前方は試験に合格をされた方々、おめでとう!


 佐藤が、休憩時間に会場をまわり、感想を聞いてみると、「自分達が実務研修を受けたときにはテキストがなかったからとっても勉強になります」と話してくれました。まぁそうなんだけど、テキストの知識は最低限のライン。プロであればもっと上を狙っていかないと。

 午後からは、介護支援サービスのプロセスについて解説。しかし、さすが誰でもお昼ご飯を食べた後は緊張も緩みます。そこで、後半は対人援助に必要な自己理解を深めていただくために、エゴグラムの作成をおこないました。

 このような手法を活用して、自分の性格の傾向性に気づくことは、介護支援専門員にとっては重要なこと。皆さんは、佐藤の解説を聞きながら、自分の作成したエゴグラムを見ながら、自分の性格をみつめ、苦笑されたりうなずかれたりされていました。


図3 自己理解を深める.jpg

図3 自己理解を深める


 さて、明日からは、いよいよ居宅サービス計画を作成です。グループメンバーどうし、お互いの力を活用しながら、ケアマネジメントの醍醐味を十分にかみしめて、気分良く、居宅サービス計画を作成してみましょう。ではでは!

(To Be Continued!)


posted by さとうはあまい at 23:25| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

奮闘記・第136回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 行為を細分化

島根県社会福祉協議会


平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(3日目)

〜介護サービスの基礎技術。居宅サービス計画作成〜


(2008年1月31日 島根県浜田市・浜田市総合福祉センター)



 まずは昨日の研修の振り返りから。

・効果的な課題分析をするためには、初めに利用者が望む生活と現実の生活には、
 少なからずズレが生じているということ。

・そのズレを発見していく過程がアセスメントであること。

・このずれについては、利用者及び家族が、十分に理解していないという認識を
 もつこと。

・さらに、アセスメントの段階には、利用者・家族等は、現実に起こっている生
 活のしにくさから、自分達の生活を「〜できない」というネガティブな表現で
 考えてしまいがちであること。

・そこで、介護支援専門員は、できるだけ、利用者が前向きに自分の生活を見通
 すことができるように、利用者の発する言葉を、ポジティブな言葉に変換して、
 あなたの考えは〜ということですかと、リフレーミングすることが大切である
 ということ。


 それぞれを再確認しました。その後で、『三訂 居宅サービス計画書作成の手引』を活用しながら、居宅サービス計画書1・2の記入方法について解説しました。そして、自分で記載するときにわからなくなったら、こちらを参考にするのがよいと思います。

 そして、昨日に引き続きファシリテーターとして山崎氏に協力をしていただきながら、個人ワークのスタート! 本日は、昨日の演習で抽出された課題分析から生活ニーズを導き出し、目標設定をし、サービスを導いていく作業です。

 皆さんは、白紙の居宅サービス計画の2表に熱心に記入し始めました。しかし、中には、目標設定で難しい言葉を用いて表現されている方も出てきました。

 そこで、再度、各グループの中で、Eさん役の方に登場してもらい、少しグループ内で語り合っていただきました。すると、ようやく皆さんの緊張がほぐれたようでした。やはり、語り合うことは重要なポイントなんだよね〜。


図1 参加者どうし、熱心に語る.jpg

図1 参加者どうし、熱心に語る


 午後からは、グループ演習で、模造紙に居宅サービス計画をつくっていただきました。る個人が作成した居宅サービス計画を出し合い。その中から、2個くらいの課題を選択して、その課題に対して、長期目標・短期目標を設定し、その目標を達成するために必要なサービス内容を導いて、最後にそのサービスを提供する人々を抽出していただきました。

 この作業の中で、長期目標は結構簡単に想定することができましたが、短期目標が難しいようでした。

 そこで、佐藤は、皆さんに短期目標は利用者が達成できそうな目標にして、理解しやすい言葉で記載してよい、いやするべきこと。また、記載方法が難しければ、目標値をたてることで、利用者も生活の励みになり、モニタリングのときに、達成したかどうかの評価がしやすくなるということを事例をあげながら説明しました。

 すると、皆さんは「なるほどねぇ」と何かに気付くことができたようで、その後はさくさくと理解できる言葉で目標を書くことができました。


図2 行為が細分化できた.jpg

図2 行為が細分化できた


 その後は目標を達成するために必要なサービスの抽出作業です。常日頃見慣れている居宅サービス計画の中には、「入浴介助」「食事介助」「洗濯」「掃除」などの介護行為の名称が連なるサービス計画が多い。この部分は、経験豊富な先輩達も多いに反省し、改善する必要がある部分です。

 自分達の導き出したサービス内容は詳細で、かつ細かい。だから、こんなに細かなサービス内容を記載して良いのか不安に陥ってしまったようで、「先生。助けて〜」との声が増える(笑)。佐藤も山崎さんもモテモテ!


図3 素晴らしい集中力!.jpg

図3 素晴らしい集中力!


 私たちは、グループの中を歩きながら、皆さんの不安を払拭するために、行為を細分化することで初めてフォーマルなサービスと、インフォーマルなサービスを抽出し、活用することができるということを皆さんに解説して歩きました。

 14:30からは各グループに出来たてほやほやの居宅サービス計画の発表していただきました。そしてようやく居宅サービス計画作成演習も終了! 皆さんは、素晴らしい作品に仕上げてくれました。ふぅ!良かった。さてさて、佐藤は皆さんからの課題提出が届くのを楽しみにお待ちしております。皆様。張り切ってくださいませ!!!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 06:10| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第135回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 素敵な課題分析

島根県社会福祉協議会


平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(2日目)

〜介護サービスの基礎技術・アセスメント・ニーズの把握〜


(2008年1月30日 島根県浜田市・浜田市総合福祉センター)



 今日も朝一番で出雲大社の分祠に参拝。ふふふ。おみくじは大吉!なんか良いことが起こりそうな予感です(そんな甘くはない!)。

図1 仕事前に分祠を参拝(大吉!).jpg

図1 仕事前に分祠を参拝(大吉!)


 さて、今日からいよいよ、介護支援サービス計画を作成していきます。作成手法は、まずは自分で考え、その後はグループで協議し発表するという手法です。グループワークがメインになりますので、机の配置を変更し研修がスタートしました。

 まずは、他者とかかわるときの傾向性に気付いていただくために、ストローク表を作成してもらいました。皆さんはお互いに作成したグラフを眺めて「こんなことまでわかるんだ〜」と感心したり、苦笑されたりしていました。


図2 書籍販売は強い見方.jpg

図2 書籍販売は強い見方


図3 ファシリテーター活躍(山崎氏).jpg

図3 ファシリテーター活躍(山崎氏)


 その後は、「アセスメント・ニーズの把握」の方法を、事例に沿って演習形式でグループワークをスタート! まずは、グループの中で役割分担をして、利用者役(利用者Eさんとその妻役)を決定。利用者役の方には、利用者理解をしていただくために事例を渡し、別室にて読み込みをしていただきました。

 その後は、各グループで、演習問題を解いていきました。まずは、情報収集をして、利用者の望む暮らしを導き出す。そして現在の生活とのズレを見つけ出し、そのズレがなぜ 起こってくるのかに着目する。次に利用者が、より自立的で尊厳の保たれた生活のあり方を考え、この状況が続くことで予測されるリスクについて考えていただきました。


図4 事務局の働きも重要なのです.jpg

図4 事務局の働きも重要なのです


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図5 熱心に語り合う


 各グループでは、利用者役の方々とのロールプレイを繰り返しながら、この作業をしていきます。しかし、このような思考回路にはなれていませんから、演習で求められている言語の意味がわからなくなり、ややパニック状態。でもこれは仕方がないことなのです。むしろ「これは難しいのだ」ということが理解できれば、まずは良いのではないかしら。

 今回は、実務についていないケアマネが更新のためだけに、実務研修を受講されているグループもあるわけで、どうしても、答えを先に出したがり、「サービス」を先に考える思考回路が働き、利用者本位の課題分析にふさわしい、わかりやすい言語を見つけ出すことが容易ではなかったのではないでしょうか。


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図6 研究所のメンバーも応援(笑)


図7 思考回路の変換し、課題分析にたどりつく.jpg

図7 思考回路の変換し、課題分析にたどりつく


 このように苦しみ抜きましたが、あるグループでは、素直にアセスメント行為を行って、素敵な課題分析ができたグループもありました。そのグループに成果を掲載します。

■出された課題分析(ニーズ)
 ●義歯の調整をして妻の手料理を押ししく食べる
 ●リハビリを続けて、歩行が安定し妻と散歩ができる
 ●高血圧の薬をちゃんと飲んで、病気が再発せずに暮らせる。
 ●外出方法を考え好きな碁会所に行きたい などなど

 他のメンバーも、このグループ発表には思わず拍手! 他のグループにも大いに刺激となったようでした。このまま頑張りましょう! ではまた。


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 05:15| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

奮闘記・第134回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 実務研修


島根県社会福祉協議会


平成19年度

介護支援専門員実務研修

介護支援専門員更新研修(実務未経験者)

(1日目)

〜介護保険制度の理念と

介護支援専門員・介護支援サービス〜


(2008年1月29日 島根県浜田市・浜田市総合福祉センター)



 島根県では、介護支援専門員(ケアマネ)の実務研修を浜田地域・出雲地域・松江地域と三会場で開催します。その浜田地域の研修が今日から始まりました。

 佐藤は恒例となりました、浜田にあります出雲大社の石見分祠に出向き、浜田に来たことを報告して、介護支援専門員の方々と、しっかりとかかわることができるようにお願いをしてから会場に向かいました(おみくじは末吉)。


図1 出雲大社石見分祠にご挨拶(末吉).jpg

図1 出雲大社石見分祠にご挨拶(末吉)


 会場では、すでに受付が始まっており、担当者の方々が総出で受付をされていました。浜田会場の受講者の人数は総勢133名余り、このうち昨年の合格者は58名で、残りは更新研修の方々でした。

 実は、基本的にケアマネの実務研修は、介護支援専門員実務研修受講試験に合格した人々に対して行われるものですが、昨年の介護保険法改正に伴い、ケアマネの資質向上事業の実施を受けて、ケアマネとして、実務に従事した経験を有しない者に対する更新研修のカリキュラムが、介護支援専門員実務研修と同じカリキュラムとなったために、今年から、試験に合格した方と、更新研修を受ける方が一緒に講習を受ける形になったのです。


図2 島根県社会福祉協議会による開会の挨拶.jpg

図2 島根県社会福祉協議会による開会の挨拶


 ただでさえ、実務研修を受ける人々の基礎資格に差異があることに加えて、今年からは、介護支援専門員実務研修を受ける人々の能力にも差異が生じているわけです。

 ですから、佐藤は、どちらの人々のレベルに合わせた研修を展開していくかを考えたわけですが、更新研修として受講する方々は、ケアマネの職についていなくても、現在でも介護関係の仕事に従事している人が多いということを鑑みて、本来の趣旨である、昨年の試験に合格した人々のレベルに合わせた言語を用いていくことにしました。

 『三訂 介護支援専門員実務研修テキスト』を活用して講義をスタート! この実務研修テキストは優れものです。毎年活用していますが、年を重ねるごとにシャープになり、活用しやすくなっています。


図3 受講生の緊張が伝わってくる.jpg

図3 受講生の緊張が伝わってくる


 講習がスタートして、佐藤が、各章のポイントに沿ってテキストを読み上げ、解説をしていくと、受講者から「先生、テキストを読みあげていくのですか?」という問いがありましたが、基本的にはそうなんですよ。なぜならば、今日の講義は介護保険法の理念を伝える大切な場であり、講義内容はケアマネジメントの基本となる部分だからです。

 ですから、常に介護保険制度の中で業務を展開している人々とっては、当たり前のことが多かったかもしれませんが、同じ講義を受けた他の受講生からは、介護保険制度の理念をしっかりと把握することができたという声と、ケアマネジメントの基本を丁寧に解説していただいて理解が深まったという声を聞くことができました。


図4 エゴグラムを作り自己を知るかてとする.jpg

図4 エゴグラムを作り自己を知るかてとする


 さて、実務研修は3日間のカリキュラムで進行されます。介護支援サービスの基礎技術では皆さんの先輩がファシリテーターとして皆さんの身近をまわってくれますから、頼りにしてくださいませ!!

図5 浜田のブックセンター JUSTに出没.jpg

図5 浜田のブックセンター JUSTに出没


(To Be Continued!)
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2008年01月23日

奮闘記・第126回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 視点と思考回路


社団法人かながわ福祉サービス振興会

平成19年度

介護支援専門員研修専門課程(II)

〜事例研究〜


(2008年1月20日 神奈川県厚木市・プロミテイあつぎ)



 神奈川介護支援専門員協会の作成した、『介護支援専門員実践ハンドブック』の中にある事例を活用して事例研究を行いました。

 テーマは新人の介護支援専門員の仕事を振り返り、その時々に必要なケアマネの視点を具体化していくことにありました。テキストには新人ケアマネが、利用者の支援を展開していく過程を、本人と利用者とのやりとりという形で例示されています。

 その事例をみながら、各自に自分だったらどのように対応するのかを考えていだだき、その後グループでお互いの考えを伝え合い、対応策を検討していただきました。


図1 個人ワーク、グループワークを繰りかえす.jpg

図1 個人ワーク、グループワークを繰りかえす


図2 会場をまわり質問に答える.jpg

図2 会場をまわり質問に答える


 午後からはlCFの考え方を用いて、ニーズから目標を導き出す思考について解説しました。まぁこれが非常に難しい。なぜならば専門過程を受講している方々は、介護保険制度の導入の混乱時に試験に合格、確立前の実務研修を受けたままケアマネ業務を遂行している人が多いのです。

 だからlCFについてしっかり学んでいる方は少なく、もちろん参加者の中には佐藤よりも専門的に理解をされている方もいたとは思いますが。


図3 疲れたら肩揉みに限る(笑).jpg

図3 疲れたら肩揉みに限る(笑)


 そこで、佐藤は、実務研修テキストを引用し「目標実現のための条件」を整理、思考回路について資料を読み上げながら解説を加えていきました。昼食を食べて眠くなる時間だというのに、皆さんは熱心に聞いてくれました。

 そして、解説が終わると、会場のあちこちからタメ息が聞こえてきました(笑)。ありゃりゃ困ったわと思っていたら、「なるほどね!このような視点や思考回路が必要なんだ。」と感想がもれ聞こえてきました。

 まさしく、このような視点と思考回路が重要なんですが、実はすでに皆さんは常日頃からこのような思考回路と視点を持ち合わせてケアマネジメントを展開しているわけなんですよ。今回は、それを理論的に理解していただいたに過ぎません。


図4 研修終了。外はもう真っ暗!.jpg

図4 研修終了。外はもう真っ暗!


 さて、次回はいよいよ、皆さんが主役!(今までもそうなんだけど)宿題となっている各自のケアマネジメントの展開過程を具体化し、発表し、共有することで、実践に即した新たな視点や思考回路が見つかるかもしれません。

 宿題は気負うことなく、常日頃の成果を発表してくださる気持ちで作成してくださいませ! ではまた逢いましょう!!


図5 UFOキャッチャーで大はしゃぎ!.jpg

図5 UFOキャッチャーで大はしゃぎ!


図6 研究所の仲間がふえました(笑).jpg

図6 研究所の仲間がふえました(笑)


(To Be Continued!)
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奮闘記・第125回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 利用者の気持ち


社団法人かながわ福祉サービス振興会

平成19年度

介護支援専門員研修専門課程(II)

〜サービス担当者会議〜


(2008年1月19日 神奈川県厚木市・プロミテイあつぎ)



 かながわ福祉サービス振興会によるケアマネ(介護支援専門員)の専門課程の研修は、「横浜」「淵野辺」「本厚木」の三会場で開催されていますが、佐藤が今回出没したのは、本厚木会場です。

 佐藤にとっては、もはや恒例になっている研修内容でも、受講する方々にとっては初めてのこと。ですから、佐藤も緊張しています。その緊張を取り除くためにも、まず、いつものように書籍の紹介からスタート! なんせ、今回はとある事情のため、大変な思い(重い?)で持ち込んだ書籍なのです。だから紹介にも力が入るというもの、出版社の廻し者ではない(笑)。


図1 サービス担当者会議までの流れを説明.jpg

図1 サービス担当者会議までの流れを説明


 次に、皆さんが常日頃どのようにサービス担当者会議を開催しているかを把握するために、サービス担当者会議の開催の手順について各自に書き出していただき、グループでお互いの開催方法を伝え合っていただきました。

 その後で、参加者全員で共有ができるように、グループ発表をしていただきました。皆さんの開催の手順を見ても内容は概ね同じでしたね。


図2 グループワークに忍び寄る佐藤.jpg

図2 グループワークに忍び寄る佐藤


 佐藤は、それを受けてサービス担当者会議を開催する意義や、サービス提供事業者が作成する個別援助計画の重要性について説明しました。

 その後は、限られた時間の中で、事例に沿って各グループで「模擬サービス担当者会議」を開催しました。ケアマネの方々は役者ぞろいです(笑)。今回もプチ担当者会議は成功!
 

図3 グループワークに割り込み!.jpg

図3 グループワークに割り込み!


 ちなみに、事例内容は新たなサービスとして、ショートステイを活用するので、サービス担当者会議を開催するというものでしたが、グループによっては、利用者が新たなサービスの導入を拒否したために、現在利用しているサービスが回数を多くすることで対応することになったところもありました。こういうことはよくあることですよね。

 このような演習をへて、参加者の方から、自分は常日頃ショートステイを予約することだけに追われてしまっていたが、このような模擬サービス担当者会議を行うことで、利用者の気持ちがわかり、サービス担当者会議を開催する意義を改めて認識できたという感想を伝えてくれる方もいました。

 さて、なにしろ限られた時間の中で伝えたいことが多かった。だから、質疑応答も休憩もとらないでごめんなさい。皆さんとは事例研究と、事例検討でもかかわりますから、今後多いに交流をしましょうね。ではでは!


図4 食べちゃうぞ!でも肉汁がとぶ〜(グリル神田・本厚木駅ビル).jpg

図4 食べちゃうぞ!でも肉汁がとぶ〜

(グリル神田・本厚木駅ビル)


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2008年01月18日

奮闘記・第121回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 個別援助計画


社団法人かながわ福祉サービス振興会

平成19年度 介護支援専門員研修専門課程(II)

〜サービス担当者会議〜


(2008年1月14日 神奈川県横浜市・ウィリング横浜)


 本日は、かながわ福祉サービス振興会からの依頼で神奈川県のケアマネの方々とかかわりました。テーマは「サービス担当者会議」。

 まずは、現状把握をしていただくために「自分がサービス担当者会議を開催するときの手順」について考えていただきました。

 さすが更新を迎えたケアマネですから、資料に沿ってそれぞれの経験の中で培った方法をさらさらと表記してくれました。その後、席の前後でグループを作りお互いの方法を伝え合っていただきました。

 皆さんは、お互いの手順を話す中で、ドクターとの連携方法や、他事業所との連携方法について情報交換ができたようですねぇ。その後、各グループから話し合った内容を発表し、全体で情報を共有しました。

 神奈川県では、医師会と連携を図ることができるネットワークがあるとのこと、つまりドクターにサービス担当者会議へ出席していただけるルートがあいうことでした。

 ドクターにサービス担当者会議の参加を得ることは、なかなか難しいということを耳にするのですが、医師会とのネットワーク作りの取り組みは素晴らしいなぁと思いました。

 その後「佐藤良子さん事例」を活用して、模擬サービス担当者会議をおこないました。このような事例検討は、慣れていないと事例に振りまわされてしまい検討ができないグループも出てくるのです。

 しかし、今日の参加者の方々は事例検討に慣れているようで、早速、本人・夫・訪問介護・通所介護・ケアマネなど、それぞれの役割分担を行い、模擬サービス担当者会議をすることができました。役者がそろうと演習に活気がでる。特に利用者役は演技がうまい(笑)。

 佐藤は、皆さんが話し合っている間に会場をまわり、グループの話し合いお邪魔して、直接現状を聞いてみると、この事例のような利用者が、ショートステイを利用するときには、このような丁寧なサービス担当者会議を開催することは少ないのだと伺いました。


図1 会場をまわり質問を受ける.jpeg

図1 会場をまわり質問を受ける


 佐藤が、この研修を通じて皆さんに伝えたのは、サービス担当者会議とは、利用者が、各サービス提供者から、自分が、具体的にどのような援助を受けることができるのかが、理解できるための会議であること。

 そのために、ケアマネは、サービス担当者会議場で、利用者が自分らしい生活を維持向上するために、サービス提供者から具体的にいったいどのような援助を受けることができるのか。その援助方法を、利用者自身が理解できるように、会話の橋渡しをする役割がある、ということです。

 さらに、サービス提供事業者が、具体的な援助方法について詳細な計画を作成するためには、サービスを提供する専門家の視点で、利用者に対してアセスメントをする必要があることを伝え、サービス担当者会議前には、サービス事業者による、アセスメント及びモニタリング・個別援助計画書(案)作成が不可欠であることなどを伝えました。

 さて、皆さんは、どのようなことを感じて、どのような、個別援助計画
が必要だと思ったでしょうか? 佐藤の研修が、プロとしてそれぞれがもつ答えを、一度まとめてみる機会となれば幸いです。ではまた!

図2 演習にお邪魔.jpg

図2 演習にお邪魔


図3 仕事後のワインは格別(上大岡京急百貨店・アンシェル ブルー).jpg

図3 仕事後のワインは格別

(上大岡京急百貨店・アンシェル ブルー)



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posted by さとうはあまい at 03:17| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月25日

奮闘記・第105回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 非審判的態度


社団法人神奈川福祉サービス振興会


平成19年度介護支援専門員研修

専門課程(T)(U)

〜対人個別援助技術〜


(2007年12月16日 神奈川県・プロミテイふちのべビル)


 前回は、ソーシャルワークの理解と面接技法について講義演習を行いました。今回は、相談援助を行うときに介護支援専門員に必要な能力についての解説をしました。

 そして、実際の面接場面を想定して、自分の考え方と他者との考え方に相違があるということを実感していただきました。

 演習の中で相談援助技術を意識しながら、お互いの洗濯物を干す行為について語り合う場面では、ついつい、相手の価値観に共感するよりも、自分の価値観を押し出す場面が多くなり、佐藤が「《非審判的態度》を忘れているのでは?」と指摘すると、「あっ、そうだ!」と苦笑される場面もありましたね。


図1 白熱するグループ討議.jpg

図1 白熱するグループ討議


 そして、後半は、相談援助の場面を逐語的にため込んだ事例を活用して、どのような言葉を発信すれば、この台本を書き換えることができるのかを検討していていただきました。

 まずは自分で考え、次にグループ討議をしていただきました。午前中のグループ討議の経験が生かされて、今度はお互いの意見を尊重するような話し合いができたように思います。

 最後は、各グループの中で、利用者役・娘役・介護支援専門員役に配役し、ロールプレイを取り混ぜて、台本の書き換えを発表していただきました。

 発表してくださった方々は、皆さん素晴らしい役者さん達でして、特に利用者役が一番うまかったような気がします(笑)。


図2 対応方法を考える.jpg

図2 対応方法を考える


 また、同じ台本の書き換えでも、介護支援専門員の対応方法によっては、台本は様々な展開をして、同じ解決方法を導いたところはありませんでしたね。

 このように、その時々に介護支援専門員が行う相談援助の活用方法によっては、その結果に違いが出るかもしれない、ということに気付かれたようですね。

 ほんとうに、1日長時間にわたる研修でしたが、皆さんが熱心に研修に参加され、グループワークも有効にできたので、あっという間に時間がたってしまいました。

 さて、次回はサービス担当者会議について講義・演習を行います。それまで、お元気で。来年早々会いましょう!


図3 役者がそろったロールプレイ.jpg

図3 役者がそろったロールプレイ


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2007年12月13日

奮闘記・第098回 ケアマネ/神奈川県

●Key Word● 自己理解

社団法人神奈川福祉サービス振興会

平成19年度介護支援専門員研修

専門課程(I)(II)

〜対人個別援助技術〜


(2007年12月9日 神奈川県・プロミテイふちのべビル)


 神奈川県福祉サービス振興会の事務局の方が、佐藤のブログを見て、ぜひ、神奈川県でも介護支援専門員研修を担当してほしいという依頼があったのが、6月のこと(有り難いことです)。なかなか日程調整があわず、担当者のご苦労があってようやく本日の研修日を迎えることになりました。

図1 自分を語り他者を聞く.jpg

図1 自分を語り他者を聞く


 いままでも、神奈川県の介護支援専門員の方々とまったくかかわったことがないわけではありませんが、今回の受講生は初対面の方ばかりです。だから、緊張は最高潮!

 まずは、佐藤の自己紹介。そして介護支援専門員の更新研修がなぜ導入されたのかを説明しました。すでに介護保険制度の改正内容を熟知している方々にとっては仕方がないことと納得されている方もいるようでしたねぇ。でも、多くの介護支援専門員の方々は、ただでさえ忙しいのに、更新研修が義務化されたことで、大変な思いで、研修に参加する時間を作っている方もいたようですね。


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図2 つかれたときには肩揉みに限る(笑)


 だから、佐藤は、この介護支援専門員の更新研修は2006年の介護保険制度の改正に伴い新たに導入された制度だということ。実務に追われる介護支援専門員の方々には、はっきりいって「なんで更新研修を受けないといけないの」と不満を訴えたい方もいるでしょう。だけど、参加が義務つけられている研修ならば、張り切って参加して欲しいということを伝えました。

 そして、神奈川県介護支援専門員協会が作った「介護支援専門員実践ハンドブック」を活用しながら講義をスタート!

 途中でまいどおなじみ、株式会社ヒューマンスキル開発センターの「自分のコミュニケーション能力の検討表」や「エゴグラム」を活用して、参加者の方には、自己理解を深めていただきました。


図3 個別に対応・大切なことだよね.jpg

図3 個別に対応・大切なことだよね


 介護支援専門員の方々は他者の援助を仕事としているわけですので、まずは自分が他者とかかわるときにどのような傾向を示すのかを自分が十分に把握している必要があるのです。

 参加者の中には、エゴグラムを以前に作ったことがある方もいらして、「前と違ってきた」「昔はこうだった」などという声も聞こえてきました。


図4 事務局の方の存在が大事!.jpg

図4 事務局の方の存在が大事!


 皆さんは、講義の中の面接技術や、ソーシャルワークの説明などには、あまり興味をもたれなかったようでしたが、自己理解の時間になると、俄然元気になり、となり近所の方々と自分の描いたグラフなどを見比べてお互いに感想を伝え合っていましたね(笑)。

 さて、次回は更に自己理解を深めていただき、後半には演習を取り入れてにぎやかな研修を展開したいと思います。ではまた!


図5 新宿小田急内の麦星・グリル満天星にて夕食.jpg

図5 新宿小田急内の麦星・グリル満天星にて夕食


(To Be Continued!)


posted by さとうはあまい at 20:35| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

奮闘記・第068回 ケアマネ/島根県

●Key Word● 共通の認識


島根県社会福祉協議会
平成19年介護支援専門員研修

介護支援専門員更新研修実務経験者
専門研修過程U


サービス担当者会議

及び

介護予防アセスメント・ケアプラン作成



(2007年11月2日島根県松江市・くにびきメッセ)



 佐藤が担当させていただいた、今年度の介護支援専門員更新実務経験者の研修も、本日が最終日となりました。後半は、サービス担当者会議、介護予防・ケアプラン作成の作成についての演習を織り込みました。

 佐藤は同じ内容を合計4回行ったわけですが、同じ内容を同じように伝えても、その時々のグループメンバーによって、受けての満足度が違ったように思いました。

 今回、松江会場に集まってくださった方々は、熱心な方ばかりでした。なんと200名以上の方が参加されたとか! サービス担当者会議の開催方法や手法を説明ののち、いざ、模擬サービス担当者会議の開始。ここでも、利用者役・家族役・介護支援専門員役・サービス提供者役のそれぞれが、その役割を演じることで、検討内容も深まりを見せ、検討結果を導くことができたようでした。以下、皆さんが、模擬サービス担当者会議を通して感じてくれたことです。


 1、参加メンバーに利用者・家族を入れることの大事さ。

 2、サービスを提供してくれる人々のアセスメントの必要性。

 3、サービスを提供してくれる人々の具体的な援助方法を、
   サービスを提供している人々が共通の認識を持てるように
   導くこと。

 4、利用者がこのような会話に参加することにより、自分に
   提供される援助を具体化できて、サービスを提供する人
   々を頼るように導くこと。

 5、その結果。利用者・家族が自分たちの生活を主体的に考
   えることができる。


 介護予防のケアプランについては、介護保険法の改正から現在までの流れを大まかに説明しました。さらに、介護予防・ケアプラン表の書き方では、実務者研修テキストを抜粋して書き方について説明し、介護予防とは具体的にどのようなことをいうのか、またまた佐藤の動画を活用して説明しました。

 最後の介護予防・ケアプラン作成演習では、利用者のできることやしたいこと、あるいは、家族ができる部分に注目して作成していくことが大切だということを伝えグループ演習を開始。いやぁ〜介護支援専門員の方々は芸達者が多い(笑)。

 佐藤が出した事例が、夫婦の間を調整するような内容でしたので、グループによっては、利用者役の方が否定的な言葉を発したり、夫役の方が否定的な言葉を発したりした場面もあり、そうなると、その後の相談援助がうまく展開できないという場面もあったようですが、最終的にはグループの人々と協力をして何とか計画を作成することができました。

 さて、これにて佐藤の役割は終了です。またどこかであえるといいなぁ〜。ではでは!


追伸
 11月2日(金)に出ましたシルバー新報の「07年度 介護支援専門員実務者研修受講試験」の総評欄に、立教大学の服部万里子先生と佐藤が書いてまーす。良かったらご覧ください。


図1 休息のひととき.jpg

図1 休息のひととき


図2 ポプラが色づく.jpg

図2 ポプラが色づく


(To Be Continued!)



posted by さとうはあまい at 15:36| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする