2014年12月10日

奮闘記・第950回 研修会のツボ/千葉県

●2014年● 千葉県千葉市

千葉県社会福祉協議会 社会福祉研修センター

居宅ケアマネジャースキルアップ研修
ケアプラン作成点検演習
〜なるほど!ザ・アセスメント〜



皆さま、お元気でしょうか。

今回は千葉県での研修会のお話です。

千葉県社会福祉協議会 社会福祉研修センターさんでは、介護支援専門員(ケアマネジャー)向けの研修として、スキルアップ研修を行っている。

しかし、介護支援専門員は、国が定めた研修も少なからずあるせいか、法定研修に出ることで精いっぱい。スキルアップ研修を企画してもなかなか集まらないと伺っていた。

今回は「介護支援専門員の旬な話題を」ということで、「課題整理総括表と評価表」の書き方及び使用方法に着目した研修を行うことにした。

多くの方に参加して頂こうと、事務局の方々の頑張りもあり、定員を超えての応募があったという連絡を頂いた。

当日は、いつものように、研究所の愛車・やぼちゃんで千葉に向かった。まず、千葉神社を参拝。その後、ゆるゆる(笑)と会場入りした。


●千葉神社を参拝●.jpg

●千葉神社を参拝●


●ロイヤルホストで朝食●.jpg

●ロイヤルホストで朝食●


■研修で行ったこと
(1)ケアマネジメントのプロセスを再確認
 〇課題分析標準項目の記入内容と生活機能について。
 〇課題整理総括表の記入方法を理解する。
  (ICFの視点を用いてニーズをまとめる。)
(2)チャレンジ課題整理総括表
  (長期目標・短期目標の作成方法を理解する。)
 〇モニタリングの視点から。
  (評価表の書き方を理解する。)


●参加者は定員超え●.jpg

●参加者は定員超え●


(1)ケアマネジメントのプロセスを再確認
はじめに、資料をもとにケアマネジメントのプロセスを振り返った。そして、介護支援専門員が行うアセスメントと、サービス事業所が行うアセスメントとの違いを再確認した。

続いて、厚生労働省が平成26年6月17日に出した、「課題整理総括表と評価表の手引き」を読み込み、どのような経緯でこの帳票ができたのかを解説していった。

ここからは、佐藤が作成した事例をもとに、課題分析標準項目の記入方法と、アセスメントから課題を導き出す方法を説明した。

なぜならば、「課題整理総括表」を作成するには、その前段階として、きちんとアセスメントをしておく必要がある。まぁ、皆さんからすれば、各事業所のソフトに必要事項をインプットさえすれば、課題らしきものが、いくつもいくつも、抽出できるかも知れないが。

さて、いよいよ、課題整理総括表の記入方法についてである。まずは、項目に沿って利用者の現在の状態に該当する箇所に○印を付ける。

その際、「自立」および「支障なし」以外に〇印がついた場合には、なぜ、自立や支障なしではないのか、その自立および支障なしではない要因を上部にある「自立した日常生活の阻害要因」欄に記入する。

さらに、この「自立した日常生活の阻害要因」は、疾病名ではなく、心身の状態や環境等を加味した要因を記入する必要がある。

例えば、@長期入院による筋力低下。あるいは、A娘がさせない。または、B妻の急死による意欲低下。C生活習慣としてしたことがない。

などなど。要因は、6マスあるが、増やしても良いとしている。次に介護支援専門員として、今後、サービス利用等により、現状が、改善されるのか、維持されるのか。それとも悪化するのか。その可能性について「改善・維持・悪化」のあてはまる項目に〇印をつける。

備考欄には、状況や支援内容等を記入する。問題は、この備考欄だ。この欄は、空白のスペースが広がっている。この白いスペースをみると「見本」などがないといったい何を書いて良いの分からないかも知れない(と言うのも困りもんだが)。

厚労省が出した「手引き」(と呼ぶのはいささか甘やかし過ぎのような気もするが)には、「項目別に状況を記入する。」と書かれているが、それをいざ書こうとすると、今度はスペースが狭くて行をはみ出してしまうのだ。

そこで、佐藤はこちらに記入する項目を目立たせるために【  】などを用いて、自分なりに整理して記入してみるように説明した。

【  】を使うことで、読み手には、何の項目が記入されているかが、ひと目でわかる。

次に、この帳票のキモである、「見通し」欄について。ここも、白いスペースが広がっているだけ。何をポイントにして記述したら良いのかわからない(それがねらいなのか?)。

ここで、佐藤は「ICFの枠組み」について説明し、今後の見通しを考えるための視点として

「心身機能」の見通し。
「活  動」の見通し。
「参  加」の見通し。
「環  境」の見通し。

として、項目立てをすることにより、生活機能を網羅した計画ができることを説明した。

そういうわけで、佐藤が示した課題整理総括表には、

【心身機能】【活動】【参加】【環境】
の4つの課題が分類されて出ているのだ。ここまで、説明すると、会場からは、

「なるほど、そう考えればいいんですね」
「手引きを読んだだけでは分からなかったことが、ストンと理解できました」

などなどの感想が漏れ、聞こえてきたのであった。


●昼食にお弁当をを頂く●.jpg

●昼食にお弁当をを頂く●


●事例を用いて解説●.jpg

●事例を用いて解説●


●インプットとアウトプットの関係性●.jpg

●インプットとアウトプットの関係性●


●ICFの枠組みについてその捉え方を説明●.jpg

●ICFの枠組みについてその捉え方を説明●


(2)チャレンジ課題整理総括表
(長期目標・短期目標の作成方法を理解する。)
午後からは、各自が持参した事例をもとに、課題整理総括表の記入にチャレンジして頂いた。作成時間は30分。

皆さん、現状については、難なく○印を付けることができた。ただし、「自立を阻害している要因」となると、何と記入すれば良いのかわからない様子であった。

「認知症」「糖尿病」「脳梗塞後遺症」などなど、病名が並んでしまうのだ。

そこで、佐藤は、そばに寄り添い、ささやく。

「認知症からくる何が問題で自立できないのかしら?」

「ええと、忘れてしまうんですよね」
「ということは「記憶力の低下」があるということかしらね?」
「なるほど、それをここに書けばよい、と」

また、別の方の場合には、

「この方は「糖尿病の何が問題」なのかしら?」
「食事療法ができなかったり、低血糖を起こしたりするのです」
「なるほど、ということは自立を阻害している要因は「血糖コントロールができない」ということかしらね?」
「なるほど、そうか!」

佐藤が、問いかけることによって、病名ではなく、阻害要因を見つけることができたようであったが、さてさて、次の問題は、備考欄である。

皆さんは、利用者の現在の状況を把握していますが、このような白いスペースに文章を埋めるときの傾向として、

「〇〇のために××ができない」

あるいは、

「△のために、〇〇している」

など、全てに理由をつけて記入したくなる傾向がある。それでは、記入するスペースが足りなくなる恐れがあるだろう。そこで、なるべく状況がストレートに理解できるくらいにあっさり書くように伝えた。

最後の難関は、見通し欄である。

ここは、ICF(生活機能分類)が示す言語の意味を理解していないと、分類すること、そのものが、難しくなるかも知れない。さらに、ここでは、自分の考えをまとめて、文章にする能力、すなわち文章力が必要になる。

その結果、皆さん個々の職業的文章能力の差が歴然と出てしまった。主任ケアマネであろうと思われる人々は、さすがに、すらすらと書くことができていた。要は慣れであろう。

一方、経験年数が短い人や、しばし、介護支援専門員の職から離れていた人々は、かなり苦戦されている様子が伺えた。

時間内にでき上がった方たちからは、

「この方法だと、利用者に必要な援助が網羅されるからわかりやすい」
「自分が支援する人々、全件をこの帳票で書いてみようと思います」

などなど、前向きの意見を聞くことができた。

しっかり、記入できた方は、他の事例でもしてみることを推奨したい。残念ながら、時間内でできなかった方も、再度、落ち着いて帳票と向き合ってみてほしい。

「自分にはできない」と諦めるのではなく、「してみることが重要」である。

しなければ、できないが、してみれば、できることは間違いない。いや、できるまでやるのがプロである(笑)。

〇モニタリングの視点から
(評価表の書き方を理解する。)

さて、研修も終盤を迎えていた。

ここからは、先ほどの事例から、個別サービス計画(訪問介護計画)を導き、一定期間サービスを実施したあとに作成した「評価表」を紹介した。

介護支援専門員が作成する、「居宅サービス計画」ICFの視点で作成されれば、その延長線上にある「個別サービス計画」ICFの視点で作成されてくる。そうなれば、短期目標等が重複せず、評価もしやすいというものであろう。

佐藤が作成した評価表では、「サービス提供責任者が記入した想定」となっている。ただし、手引きでは、評価表はあくまでも介護支援専門員が、各サービス担当者から情報を収集することになっている。

そのため、皆さんは、自分が関わっている事業所等には、これらの帳票を示して、協力を求めるのが良いと思う。

これら帳票を示すことで、サービス事業所も、モニタリングがしやすくなるだろうし、何よりも利用者の生活機能の全てを網羅した情報収集が可能になると思う。

本日の研修はここまで!


●評価表の使用方法について解説●.jpg

●評価表の使用方法について解説●


●皆さん最後まで熱心に参加してくれた●.jpg

●皆さん最後まで熱心に参加してくれた●


課題整理総括表も、評価表も、「使用しなくて良い」と放置するのではなく、どんな使い勝手があるのか、自分なりに興味を持ち、チャレンジする気持ちが大事であろう。そのうち、「絶対使え」と言われることもあるかも知れないし、気分(新たな利権?)で別の新・帳票類を押し付けてくるかも知れないが(まるで宇宙人の侵略対策みたいだが)。

現在行われている、社会保障審議会介護給付費分科会では、介護支援専門員が、居宅サービス計画に位置付けた指定居宅サービス等の担当者から個別サービス計画を求めること、として、運営基準の見直しが行われている。

今更であるが、居宅サービス事業所が作成する個別サービス計画は、介護支援専門の居宅サービス計画に沿って作成することになっている。

介護支援専門員は、居別サービス計画が作成しやすいような心遣いをする必要があると思うのだが、いかがであろうか。

さてさて、師走に入りました。

「冬来たりなば、春遠からじ」
(If winter comes,can spring be far behind.)


得意(?)の詩人・シェリーの詩のフレーズですが、暗く、寒い冬や夜でも、必ずや開けるときが来る(はず)。

皆さま、今年も恐らく忙しい日々が続くと思いますが、お互い1日1日を有効に過ごしましょう。とは言え、やはり寒い。くれぐれもご自愛ください。!


●ドンペンちゃんがお出迎え(笑)●.jpg

●ドンペンちゃんがお出迎え(笑)●


(もうすぐ選挙であるが、●民党や民△党は、もう少し「冬の時代」であったほうがいいかも、国民にとってはね。でも問題は、その他にろくな政党がないってことかな!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 13:54| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月29日

奮闘記・第495回 ケアマネ/島根県

●2009年● 島根県松江〜出雲〜浜田市



島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員専門研修・介護支援専門員更新研修

専門研修過程1





島根県社会福祉協議会福祉人材センターさんが行っているこの研修は、島根県内の松江地域・出雲地域・浜田地域の3か所で開催され、佐藤はその中で「対人個別援助技術」(ソーシャルケースワーク)を担当しているのだ。



午前中は、テキストと資料を活用しての講義。午後からはたっぷりと演習を行った。自己覚知(己を知る)の演習では、TA(交流分析)のツールを活用して、皆さんに自分のパーソナリティの理解を深めて頂き、自分が他者とどのようにかかわる傾向があるのかを理解して頂いた。




●松江会場の熱い研修!●.jpg

●松江会場の熱い研修!●




いつもながら、ここでやる心理テストは、他者が面談するわけではなく、本人が行うのである以上、心理テストの結果に信憑性はまったくない。それでも、皆さんは自分のテスト結果を真摯に見つめていた。



「うんうん、確かにそういうところがあるよなぁ〜」

「そこは、わかっちゃいるけど、変えることは難しいねぇ」



と語らっていました。そう、その気づきが大切なのだ。自分の中にある価値観や道徳規範、あるいは物事の見方、とらえ方、考え方を知る。もちろん、行動基準は他者の中にだってある。また、その、価値観等は、1人ひとり違うのであるから。



その違いが、対人個別援助をする時にはさまたげとなるのだ。援助者自身が、利用者と「対人個別援助」の過程において、うまく援助ができたと感じる時と、できないな〜と感じたりする時と分かれてしまうのだ。



そして、ときにうまく援助ができない場合には、援助者自身、相手に対して「まったく、頑固なひとで困る」「優柔不断な家族だ」等、ついつい他者を非難する言葉も出てくる傾向がある。まぁ、人間だからね、愚痴を言いたくなる気持ちはよくわかる(笑)。



だけど、対人援助をする人は、「他者を援助(支援)すること」がその任務であるはず。だから、その愚痴をため込まないようにし、対人個別援助技術を熟知し、活用する事にあるのだ。



講義では、バイスティックの7つの原則のなかで、「非審判的態度」を貫き通す事の難しさを、サン=テグジュペリの「うわばみ君」が教えてくれた(笑)。



グループ演習では「たずねる・答える・観察する」というコミュニケーションの演習を行った。平時にやっている相談援助の場面では、当然、書記も、観察者もいない。だから、調査員役になった時には、とても緊張するのだろう。



他者の夢を導き出して、その夢を手に入れるための手段や、夢をふくらませていくための質問技法なのだ。話をする時間は、それぞれ、たった10分なのに、また、この10分が長く感じる人もいるようだ。



「強者(つわもの)」のになると、

「先生!残り時間は、どのくらいですか?」と聴いたりする人も現れた(笑)。この演習では、1人の質問が終わった後は、グループごとに、振り返りの時間を設けた。そして、質問者が、他者のうまくできたところや、質問された人が、聴いて欲しかった場面などを出し合い、どうすれば良かったのかを話し合いました。






●振り返りの時に気づいた言葉


・笑顔でうなづき、聞いてくれたので話しやすかった。
・自分の発言を繰り返しながら聞いてくれたので、考えるゆとりが
 でき、答えやすかった。
・前のめりになって話されるのもよいが、勢いがあり過ぎると威圧
 感を感じる。
・お互いななめに座ることで、視線をそらせることもできて、ゆとり
 を感じることができた。
・相手から答えを導き出そうと思うのだが、どうしてもこちらで
 「それは良かった」などと答えてしまう傾向があった。
・相手の言っていることを掘り下げるためには、いろいろな知識や
 教養も持つことが必要だと感じた。




などなど。このようなことが振り返りの中で出てくることは素晴らしいこと。最後は、KJ法を活用して、この研修で、「気づいたこと・学んだこと・実践したいこと」などをまとめて頂いた。



【島根研修フォト・コーナー】


●答えはいつも同じではない●.jpg

●答えはいつも同じではない●



●他者の成果からも学ぶ(松江会場)●.jpg

●他者の成果からも学ぶ(松江会場)●



●代表が発表する (出雲会場)●.jpg

●代表が発表する (出雲会場)●



●出雲会場での気づきの集大成●.jpg

●出雲会場での気づきの集大成●



●話をまとめ、確認が大切●.jpg

●話をまとめ、確認が大切●






●気づいたこと・学んだこと・実践したいこと


・相手が話しやすい雰囲気を作ることが大切である。
・自分の話したいことを聞いてもらえただけで、十分満足できること
 が分かった。
・話が弾むと笑顔も増えてくる。
・楽しい気持ちを引き出す「話術」があることに気づいた。
・答えは本人が持っているのだ。
・相手の話を要約し、確認することが大切である。
・自己理解を深める。
・非審判的態度を意識する必要性に気づいた。
・自分の対応の仕方に変化を持たせることに挑戦したい。




【島根研修フォト・コーナー2】


●浜田会場での熱い視線●.jpg

●浜田会場での熱い視線●



●佐藤が見本を演じてみる●.jpg

●佐藤が見本を演じてみる●


●書籍販売に集まる参加者の方々●.jpg

●書籍販売に集まる参加者の方々●




以上、これにて、専門課程1の講習は終了。次回は、専門研修過程2「サービス担当者会議」で再会したいなぁ。皆さんのご自愛、ご活躍を祈念します。


●研修後、出雲大社石見分祠へ●.jpg



(「介護基準、半年で再修正」。今までの「走りながら制度をなおす」やり方はここらが限界。いっそ厚労副大臣には、ケアマネ有資格者にしたらとも思うが、さらにケアマネが先生と呼ばれてふんぞり返るだけかいな。To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:41| 島根 ☔| Comment(2) | TrackBack(3) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月13日

奮闘記・第488回 ケアマネ/島根県

●2009年● 島根県松江市・くにびきメッセ



島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員更新研修・再研修

【後期】





6月29日から、島根県社会福祉協議会 福祉人材センターさんの主催で、介護支援専門員更新研修・再研修の後期研修が行われ、そちらはすでに7月2日に終了した。



今回はこの研修を振り返ってみたい。この研修には、現在介護支援専門員の職についていない方々が、介護支援専門員の資格を「有効」にするために受講されているのだ。



前期の研修は、5月に終了。受講者はみな、居宅サービス計画作成演習を経て、後期研修に望んでいた。佐藤は後期の研修前に、受講者の方から提出された課題に目を通し、評価記入を済ませている。



今回の研修会場は、くにびきメッセである。こちらの会場は、ホテルから近いので徒歩にてむかう。ちなみに7月1日は雨であった。短い距離でも雨だと濡れるのはしかたがない(苦笑)。



受講者の方々は島根県全域から参加されているので、宿泊しながら参加されている方も多いと聞く。もちろん隠岐地域からの受講者もいるのだ。




●くにびきメッセに向かうのじゃ!●.jpg

●くにびきメッセに向かうのじゃ!●





■1日目

まずは、佐藤から、受講者1人ひとりに、評価記入済みの課題を返還する。課題に対する、皆さんからの感想はこれだ。



今回学んだ、居宅サービス計画の作成方法をこれから意識するように心がけたい。改めて社会資源を探してみたら、インフォーマルな資源が目についた。やはり、介護支援専門員の仕事は大変であると感じた。利用者の考えや家族の考えを引き出すのが大変だった。


等々でした。佐藤は、皆さんの課題を見て、居宅サービス計画の目標などが、利用者の理解を得やすい文章表現がなされていた。であっても、このほとんどの方が、いま介護支援専門員の現職ではないのが残念であった。




●課題を1人ひとり返す●.jpg

●課題を1人ひとり返す●



●全員で事例検討、書記は忙しいぞ〜●.jpg

●全員で事例検討、書記は忙しいぞ〜●





課題をもとに、事例検討会がスタート! まずは、佐藤があらかじめ選抜しておいた事例を元に事例検討の手法を学ぶ。



事例提供者がいるグループの方に司会・書記を依頼。事例提供者が事例の概要を説明。会場から質問を出してもらった。




●グループ内の検討会に参加●.jpg

●グループ内の検討会に参加●





書記は、皆さんからの質問を、ホワイトボードに「ため込む」。ある程度たまったところで、提供者に答えてもらった。



この事例検討を通して、事例提供者は、居宅サービス計画作成演習で、自分ができていたことや、不足していたなぁという部分に気づくことができた。



また、他者の考えを聞くことによって、「ひとつの事柄でも、違った見方があること」に気づいて、「視点が広がった」と感想を伝えてくれた。



後半は、1人ひとりの事例について各グループ内で時間をかけて同様に検討を行い、事例検討を通して、様々な気づきを得られたと思う。




●答えは本人が持っている●.jpg

●答えは本人が持っている●





■2日目

午前は、「居宅サービス計画の展開技術として、モニタリングの方法」。受講者は、サービスを提供している人々が多い。だから、モニタリングの方法について解説していくと実際のモニタリングを想定することができるのだ。



皆さんは、自分たちの行うモニタリングと、介護支援専門員が行うモニタリングの差異に気づくことができたと思う。



午後は、「介護支援サービスの展開技術」。相談面接技術について講義演習ストローク表を作成して、自己理解他者理解を深めた。




●たずね、答え、観察しょう●.jpg

●たずね、答え、観察しょう●




後半は、「夢の調査員」と題して、「たずね、答え、観察」するコミュニケーション演習を行った。



皆さん、常日頃対人援助の職に就いている人々である。しかし、その現場を他者に観察されていることはめったにない事であると思う。



だから、他者に発言内容を記録されたり、観察されたりするというだけで、かなり緊張された様子であった。だが、回数をこなすに連れて、どのような事を聞き出せばよいのか、そのヒントを得たみたいである。



だから、グループ内で、ダイナミックなジェスチャーや、笑い声などが飛び出して賑やかな研修となった。



そうそう、対人援助者は他者の非言語的なコミュニケーションを意識することはもちろん、他者と面接している自分の非言語的なコミュニケーション、つまり、笑顔やジェスチャーなどを、効果的に活用する必要があるのだ。



皆さんが演習終了後に、「他者と話すって結構体力が必要だね〜」と話していたのが印象的であった。





■3日目

地域包括支援センターの概要」と介護予防支援(ケアマネジメント)の講義演習。午前中はテキストの内容理解に専念して、地域包括支援センターの概要を解説した。



●地域包括支援センタ―について学ぶ●.jpg

●地域包括支援センタ―について学ぶ●




皆さんの多くは、平成18年度の介護保険法改正前に、介護支援専門員の資格を取った方が多い。また、介護保険制度とは直接関係のないところで業務をされている方もたくさんいる。



だから、皆さんは熱心にテキストの文を眼で追い、講義終了後にため息が漏れていました(笑)。そうですか、そんなに変わっていましたか。



「先生、たまにはテキストを読むことも大事ということがわかりました」と言う声もきかれた。



そうそう。介護保険制度はどんどん変化するやっかいな制度である。何しろ、できたときから完成度が低い法律なのである。



今後も、世論や財源悪化でどんどん変わるだろう。だから、新聞やニュースでチェックして下さいませ。そして、自分たちで法律を「改正」する力を持とう(今のは「改悪」)。



午後からは、佐藤が選抜していた事例をもとに、介護予防の支援サービス計画作成演習がスタートした。




●介護予防のケアプランを披露●.jpg

●介護予防のケアプランを披露●




介護予防支援サービス計画の様式について解説し、事例概要把握。



・事例の各領域のアセスメントを実行する。
・領域における課題を抽出する。
・総合的な課題を抽出する。





事例提供者に事例の概要について説明をしていただき、本人の基本情報を共有。次に、事例発表者に対して、佐藤が介護予防のアセスメントツールを活用して領域別にアセスメントを実行する。



このアセスメントは、まさに相談援助そのもの。事例発表者は、事例の事をよく知っている方だったので、結構詳細なアセスメントを行うことができた。



そして、どうやら、この方は不活発病から来る意欲の減退があるような方だという事が理解していくことができた。その後、総合的な課題を抽出するところまで個人ワークを行い、今日の演習は終了した。





■4日目

介護予防支援・サービス計画作成」「意見交換


・課題における目標と具体策を提案する。
・目標についての支援のポイントを考える。
・本人等のセルフケアや家族の支援インフォーマルな
サービスを考える。
・介護保険のサービスを理解する。




昨日の続き。まずはテキストを活用して、今後の作業の説明。まずは各自が作成しているプランを完成してもらった。



次にグループ内で話し合い、1つのプランにまとめ、発表してもらい、事例提供者に質問してもらった。



皆さんは、1人の事例から介護予防のプランニングをしたのだが、ひとつとして同じ内容はなかった。つまり、介護支援専門員の具体策の提案によって、プランはそれぞれ変わってくるのです。



事例発表者は、皆さんが作成してくれたプランを聞きながら、本人が聞いたら「やってみたくなる内容もあった」「事例の事を他者と一緒に考える事で、視野が広がった」と感想を述べていた。



最後は、KJ法を活用して、各グループで、今回の研修で学んだことや、気づいたことなどを、まとめた。そして、発表となった。



グループから出た内容で多かったことは「相談援助が一番大変だった」ということであった。



皆さんからはそんなことも出ていた、というより、グループ討議の時には、どのグループも活発な議論がされていたと思えたのだがいかがだろう?



これにて研修はおしまい。皆様それぞれの場所にて自愛されつつご活躍くださいまし。ではでは!




●KJ法を活用し情報をまとめた●.jpg

●KJ法を活用し情報をまとめた●



●気づきを発表し、団結力もついた●.jpg

●気づきを発表し、団結力もついた●



(自民党が都議選で大敗、そんで解散だって?林さん、麻生総理にどういうアドバイスをしてるんですか?To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:41| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

奮闘記・第466回 ケアマネ/島根県

●2009年5月● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員更新研修・再研修

(前期・3日目)




今日で研修は最終日です。佐藤は夜、いそいそと東京へ戻ります。



少々早めにホテルを出て、行きつけの白潟天満宮へ寄りました。



白潟天満宮では、出張と研修の無事を祈念いたしましたところ、おみくじは大吉でございました。これで安心して最終日を過ごせそうです(笑)。



●境内のおかげ天神様にも参拝●.jpg

●境内のおかげ天神様にも参拝●





■研修でおこなったこと



1、利用者とともに作成する目標の導き出し方 (講義)


2、『四訂 居宅サービス計画書作成の手引』

  (長寿社会開発センター)の説明 (講義)


3、居宅サービス計画書作成・発表 (演習)




●相変わらずマスクが必需品(苦笑)●.jpg

●相変わらずマスクが必需品(苦笑)●



●勝浦さん事例が大活躍!!!●.jpg

●勝浦さん事例が大活躍!!!●




基本テキスト(『三訂 介護支援専門員実務研修テキスト』長寿社会開発センター)を活用し、利用者の望む生活と生活ニーズの捉え方について講義しました。



しかし、すでに、皆さんは、昨日のEさん夫婦とのかかわりの中から、紙面一杯に、Eさんの望む生活を導き出すことができていたようでした。



素晴らしい情報収集力です。




●グループワークを励ましまくる!●.jpg

●グループワークを励ましまくる!●



●びぶるIIのエビフライ定食はエビが4本●jpg

●びぶるIIのエビフライ定食はエビが4本●




その後、『四訂 居宅サービス計画書作成の手引』を用いて、記入方法の確認を行いました。



皆さんの多くは、この『四訂 居宅サービス計画書作成の手引』を見るのは、初めてだったかもしれませんねぇ。



しかし、皆さん、興味深く居宅サービス計画(1)(2)(3)の書き方について、聞いて下さっていました。



さらに、「サービス提供事業所としても、居宅サービス計画の読み方を知っている必要がありますねぇ〜」と話されていました。



まさしく、サービス事業者は、介護支援専門員がどのような過程を経て、居宅サービス計画書を作成しているのかを知っていることは重要です。



その上で居宅サービス計画に、何が、どのように記載されている必要があるかを理解していることも必要な事だと思います。



午後から、いよいよ、居宅サービス計画書を作成しました。まずは、一人ひとりが、個別に作成してみました。



すると、会場から「これじゃ、看護計画だわ……」(苦笑)と聞こえてきました。そこで見せて頂きました。



ほほう、なるほど。


サービス内容が「○○指導」となっていましたね(凄すぎ)。



だけど、このような文面をすらすらと書くことができるということは、ある面、いま自分が活動している場所では、必要な計画の作成ができているということですからね。



それはそれで素敵なこと。介護と看護では、お互いそれぞれの「立ち位置」が難しいです。



佐藤は、さらにグループを巡りながら、書き方を個別にアドバイスをしていきました。佐藤が近寄ると、「頭では理解できているけど、文章にするのは難しいですねぇ」とタメ息……。


ではでは、お互い他者の力も活用してみましょう。これからはグループで考えてみます。もちろん、Eさん役の方々には再びEさんと奥様になって、ニーズや目標について確認して頂きました。





【成果物ギャラリー】


●対象者が同じでもプランは様々じゃ!●.jpg

●対象者が同じでもプランは様々じゃ!●



●その人らしい生活が維持向上できそう●.jpg

●その人らしい生活が維持向上できそう●



●一人ひとりが主人公●.jpg




これこそが、利用者との協働作業というものでしょうね。佐藤は、この作業時間にも、忙しくグループ内を巡り、皆さんの思考回路の方向修正し、計画をうまく組み立てることができるように励まして歩きました。



成果発表


ジャジャジャジャ〜ン!!




●これがまさに成果!●.jpg

●これがまさに成果!●



●他者の発表を熱心に聞く顔はまさにプロ●.jpg




各グループが、模造紙には、見事な『居宅サービス計画書』を書き出すことができました。最後は、グループの代表の方による発表です。なぜか、Eさん役の方が発表するグループが多かった(笑)。



皆さんは、自分たちが作成した計画を、デジカメや、ケータイ電話で写したり、それはそれは賑やかに眺めていましたね。



さて、これで前期の講習は終了しました。



佐藤は、皆様の成果を見るのを楽しみにしております。ぜひ張り切って下さいませ。



ではでは!!!




●マスクをして、八雲立つ○雲空港の最終便で東京へ!!●.jpg

●マスクをして、八雲立つ○雲空港の最終便で東京へ!!●



(とある空港の保安検査場で、硬貨をポケットにたくさん忘れたまま入った、引っ掛からなかった、きっと何かの間違いだ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 16:44| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

奮闘記・第465回 ケアマネ/島根県

●2009年5月● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員更新研修・再研修

(前期・2日目)



というわけで、2日目。相変わらず、新型インフルエンザの余波は続いていました。

まぁ、今回のやつは家で寝ていれば治る気もするのだが、国に報告せねばならないし、すれば大きくなる。困りますなぁ。

さて、そんな中、島根県の方々が元気に見えるのは救い。

受講生は、この研修の為にホテルで宿泊をしている方もいるのです。だから、松江市内を徘徊していると受講生の方々に結構出くわしちゃう(笑)。

「おはようございます!」


とお互いにあいさつを交わすだけなのだが、何気ない行為だが、非常にうれしくなりますねぇ。




■研修でおこなったこと 

1、介護支援サービスの基礎技術(受付及び相談と契約)

2、介護支援サービスの基礎技術(アセスメント、ニーズの把握)

3、介護支援サービスの基礎技術(演習)



●研究所の仲間も応援だぁ!!●.jpg

●研究所の仲間も応援だぁ!!●


●2日目がスタートした!●.jpg

●2日目がスタートした!●



午前中は昨日に引き続き、テキストを活用して介護支援専門員の基礎技術について解説しました。

介護支援専門員本来の役割は、利用者等の困りごとを明らかにして、利用者等が地域で、その人の有する能力を活用して自立した生活ができるように支援する事です。

だから、介護支援専門員はエントリー(初回面接)の段階で、利用者の現在の困りごとに十分に耳を傾ける必要があるのです。

だが、現実は一番大切な相談援助に対しては、介護報酬がついていない

そのせいだろうか、初回面接時には、利用者等に「どのようなサービスが必要ですか?」というに直接的な質問をしてしまうようですね。

だから、介護保険を利用しないという相談者に対しては、他の相談窓口を紹介するという手段に出て、面接を「強制終了」してしまう場面もあるようです。このような面接は、利用者に疎外感を与えることになりかねません。

このようなエントリーの段階では、介護支援専門員は、利用者等が介護保険のサービスを活用するかしないかという観点があるだけで、利用者と向き合ってはいないのかも知れませんね。



●昼は、びぶるIIで、豆腐バーグ・ランチ!●.jpg

●昼は、びぶるIIで、豆腐のハンバーグ・ランチ!●




■事例を活用しての演習がスタート!
午後からは、事例を活用しての演習がスタートしました。はじめに、相談援助技術について解説しました。

相談援助は技術です。であれば、技を磨く必要があるでしょう。そのためには自己覚知をする必要があるでしょう。

そこで、「自己理解・他者理解」を深める演習をしました。自分を語り、他者を聴くのです。

次にお互いが抱いた相手に対してのイメージを伝え合う。ふう、このころから会場の雰囲気は、一気に盛り上がり、皆さんの表情は笑顔になり、あちこちで笑い声がこぼれてきました。皆さん素晴らしい語り合いが出きたようですねぇ。



●自分を語り、他者を聞く●.jpg

●自分を語り、他者を聞く●




■事例演習を開始!
まずは、グループメンバーで自己紹介から。そして、事例での利用者役を選出して頂きました。ここで、どんな「芸達者」なかたを選ぶかで展開が変わるのです。

そして選ばれた「Eさんご夫婦役」の方々には、エントランスのコーナーで、台本を読み込んで頂きました。

この間に、他のメンバーにEさんに対する質問事項を書き出して頂いたのです。でも、いざアセスメント様式と向き合うと、聞きたいことを書き出すことが難しい様子です。

佐藤は、各グループに入り込み、参加者の方々を励まして歩きました。いつもなら、このコーナーでは、ファシリテーターの方々がいるのだが、今回は参加者が少ないため、佐藤一人。

ファシリテーターからの皆さんへのアドバイスや励ましを、佐藤が頑張らないといけない。事務局のかたにもお手伝いをして頂きながら張り切りました(笑)。



●エントランスで役作りに励む●.jpg

●エントランスで役作りに励む●



さて、20分後。Eさん役の人々が、お互いの役割を深めて会場へ戻ってきました。会場の皆さんは、仮のご夫婦を拍手で迎えました。いいなぁ、この雰囲気って(笑)。

さて、介護支援専門員役の人々は、1人10分という持ち時間ながらも、精一杯活用してアセスメントを開始しました。

介護支援専門員役が、どきどきしながら、質問を始めると、Eさん役の方々は、利用者になりきり、

「えっ! なんですかぁぁ? 耳が遠いもんでのう!!」

とはっきりと答える(笑)。

これには、メンバーからも笑い声が漏れた。こうして、各グループは賑やかに演習を展開していったのでした。

さてさて、介護支援専門員役の役割を終えた皆さんは、面接がこんなに大変だとは思わなかったと話してくれました。

まさしく、そうなんですよ。Eさん役の方々からは、


「もう少し突っ込んで聞いてくれるといいのに!」

とも思ったそうです。


「そうですか、そうですか。そりゃ大変ですねぇ」

と言われても、わかってくれたのか心配になったとか、


「「大丈夫!」と言われてもねぇ……」

と、いささか不満の声も上がりましたね(笑)。


それにしても、皆さん利用者役がお上手。実際のいろいろな経験が、ここぞとものをいうのかもしれません(笑)。

明日は、いよいよ居宅サービス計画を作成します。お楽しみに!!!



●情報収集は大変!●.jpg

●情報収集は大変!●



PS.
佐藤は地方に出張の際には書店に必ずいく。もちろん、時間と書店があればだが。これは、地方をバカにしているのではない。

大都市圏では、本を手にとって、中を見てから買うのに対し、地方・小都市圏では、インターネットで欲しいものをさっさと買うようだ。

だから、地方の専門書店はどんどん無くなり、同じような新刊しかおかない金太郎飴(古い)書店ばかりになる。

青森〜福島のいわゆる東北は、専門書店・洋書扱い書店が一軒もなく、壊滅状態と聴いた。

出版社もいわゆる「書店在庫」がないほうがやりやすいのだろうか。本は本屋さんに買取りではなく、貸してる形式がほとんどだから、売れなければ返せるからね。まぁ、いろいろあるのでしょう。

さて、この日は松江でも品ぞろえがよいと地元のかたがのたまう、今井書店西津田店に行った。

まぁ、島根の歴史物が充実している。たまにクモの巣が本棚にあるのは難点だが、他の今井書店よりは確かにそろっている。

佐藤は『増補新版・文学アルバム 小泉八雲(小泉 時、小泉 凡・共著)をゲットした。何か問題でも?(笑) 

そして、佐藤はこれまた松江の行きつけの「遊食庭」で夕食をいただきました。

ここは鯛の釜飯が絶品。お値段もそんなに高くないし(笑)。釜めしは時間がかかるので(20分くらい)、先に頼んでおくことのがおススメです。ではでは!


●鯛の釜飯が絶品!●.jpg

●鯛の釜飯が絶品!●


(今井書店さん、著者別に本棚を分けるのはやめてくれ。そんなに在庫もないんだし、あんまし意味ないと思う。ジャンル別でけっこう!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 17:28| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

奮闘記・第464回 ケアマネ/島根県

●2009年5月● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員更新研修・再研修

(前期・1日目)



 今年度の介護支援専門員更新・再研修がスタートしました。この研修会の目的は、介護支援専門員証には有効期限が付されています。

 だから、更新時に研修の受講を課す事によって、定期的な研修受講の機会を確保して、介護支援専門員としての必要な知識と技術の向上を図り、専門職としての能力の保持・向上を図ること、です。

 また、介護支援専門員として実務についてない方、又は実務から離れている方が実務に就く際に、介護支援専門員としての必要な知識、技能の再修得をはかります。



●研修が始まるぞー●.jpg

●研修が始まるぞー●



 松江合同庁舎には、島根県全域(西は津和野市から北は隠岐の島町まで)から受講者が集まってきていました。

 参加者の多くは平成14年前後に介護支援専門員の資格を取得した方々です。そして、多くの方が、現在は介護支援専門員の仕事ではなく、看護師や介護福祉士や理学療法士や、施設長として活躍されている方々なのです。

 介護支援専門員の資格は、まぁ更新制になってます。だから、このように規定された研修を受講する必要があるのです。

 しかし、介護支援専門員の場合、実際にはその資格を使わない仕事に就きながら、このような研修の時間をつくることはさぞかし大変なことと思います。そのうち、医師や教師もそうなるでしょうがどうやって研修するのだろう?




■研修でおこなったこと
 1、講義
   「介護保険制度の理念と介護支援専門員」

 2、講義
   「介護サービス」(ケアマネジメント)の基本



 今日の研修はすべて講義です。しかし、このころ、日本国内で、初の新型インフルエンザの感染者が出たために、患者が出てない島根(ほんとは病院にいかないだけかもしれないが……)も少し騒ぎにはなった。

 公的機関での集まりには、マスクの着用が奨励されたりする。薬局でマスクがない、手ぴかジェルなどの消毒薬も売り切れ状態。

 とはいえ、街中でマスクをしている人はほとんど見かけない。たぶん、旅行者だろうなぁ、という人間がしているくらいでした。皆さん、元気に、マスクなしで咳をしているかたがほとんど(笑)。皆さん、ご自愛下さい。



●事務局の方と再会●.jpg

●事務局の方と再会●


●研究所の仲間もマスクで防御●.jpg

●研究所の仲間もマスクで防御●



 さて、佐藤は、『三訂介護支援専門員実務研修テキスト』を用いて読みながら解説をした。受講して方々は、それはそれは熱心に耳を傾けて、皆さんテキストに丁寧にマーカーを付けていらした。

 佐藤が強調したこと。介護支援専門員は、利用者と社会資源を結びつけるコーデイネーターであること。そして、利用者が活用するすべての社会資源を結びつけているものが、居宅サービス計画であること。

 したがって、サービス提供事業所は、居宅サービス計画に沿って個別援助計画を作成する必要があることでした。

 すると、会場から、「サービス開始時に、介護支援専門員の方から居宅サービス計画がこないのですが……」という声があった。

 ええっ! いまだに、それでは困るではないか! 実務研修を担当している佐藤とすれば捨て置くことはできません。聞けば、サービスがスタートしてから、ようやく計画が届くというのだ。いいのか?それで。

 もちろん、すべての介護支援専門員ではないらしいが……(当たり前です)。

 これらの質問を受けて、佐藤は改めてケアマネジメントの仕組みを説明した。言わずもがなですが、介護支援専門員は利用者と契約し、居宅サービス計画を作成することで、「居宅サービス計画費」としての介護報酬が入るのです。

 第1回サービス担当者会議前の居宅サービス計画は「原案」として提示されます。その後、サービス提供事業所が、そのサービスの専門家としての視点で、サービス内容について詳細なアセスメントを行い、それぞれが個別援助計画(案)を作成するのです。

 そして、サービス担当者会議上で、居宅サービス計画(案)と個別援助計画(案)が各担当者から説明され、利用者の同意を得ることでサービスが開始されるのです。

 すると、今度は、個別援助計画についての質問がありました(笑)。現在サービスを提供されている方にしてみれば、こちらの方も気になるところでしょう。

 だから、介護支援専門員のスキルアップテキストを用いて簡単に説明しました。こうして、両者の計画を説明し同意を得るのがサービス担当者会議なのだ。そう、サービス提供者も援助がスタートする前に計画が必要なんですよね。

 だけど、当然、利用者は速やかなサービス提供を望んでいます。サービス担当者会議が開催されるまでの間は、せいぜい1週間前後が妥当でしょうね。

 実は、このような過程を速やかに通過させるためには、介護支援専門員と利用者(家族等)との信頼関係が重要になります。でも、この信頼関係作りが非常に面倒で難しいのです。

 利用者との信頼関係作りについては、明日からの演習で体験していきましょう。ではまた!



●講義スタート!●.jpg

●講義スタート!●


●毎度のことながら会場からみえる緑がまぶしい!●.jpg

●毎度のことながら会場からみえる緑がまぶしい!●



(受講生のマスクは仕方がないが、講師がするのは「しろ」と強制されない限りできませんわいない!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 17:09| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

奮闘記・第430回 ケアマネ/島根県

●2009年3月19日● 島根県松江市・合同庁舎



島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修(後期)

(4日目)



 今日は研修最終日。島根の空は快晴でした。黄砂はあまり見当たらない(笑)。さっさと東京あたりへ飛んで行き、慣れない都民を直撃しているようです(慣れないよ、あんなの)。

 さて、今日はホテルをチェックアウトし、白潟天満宮売布神社へ連日の参拝。受講者の皆様にかかわることができた感謝、最終日の無事終了を祈念し、会場へ向いました。


●最終日、ホテルをチェックアウト●.jpg

●最終日、ホテルをチェックアウト●


●早朝に挨拶、白潟天満宮●.jpg

●早朝に挨拶、白潟天満宮●


●売布神社でも最終日を祈念●.jpg

●売布神社でも最終日を祈念●




■研修で行ったこと 
 1、介護予防支援サービス計画(介護予防プラン)の作成・発表
 2、サービス担当者会議についての講義
 3、意見交換とその講評



 まずは、昨日の続きの「介護予防支援サービス計画」をグループで完成させてもらいました。

 昨日はアセスメントから課題分析までを終了。

 今日は「目標と具体的な提案」から、「支援のポイント」「本人のセルフケア・インフォーマルなサービス」を決めました。

 その後、「成果を発表したい」というグループを募りました。皆さんに挙手を求めたところ、早速「はい!!!」と積極に手をあげてくれたグループがありました。ふふふ、そうこなくっちゃ。良い意味で、他を押しのけるような気力は必要ですからね。

 自分達のしていることに自信を持たないと。というより、もったいないでしょ? ほんとうは自信があるのだから(笑)。その後も、次々に発表してくださいました。

 皆さんが示した目標や具体的な提案は、「不活発病対策」がほとんどでしたねぇ(笑)。1年の目標では、

 「孫達と野菜を収穫して収穫祭をする」

 「庭で作った花を妻の仏壇に飾る」

 「近所の女性(おばさん)達とガーデンパーティを開く」

 「ワープロを活用して地域新聞を作り近所に配る」

 「木工細工を再開し、自宅で作品展を開く」


 そのための支援のポイントでは、朝、定時に起きて妻の仏壇を掃除し、花を活ける。転びにくい体を作るために定期的に訓練をする。

 ワープロ教室に通う。買い物に出かけた時に花屋さんに花の育て方について相談が。また、通所リハビリに通い、作業療法士に木工つくりの指導や、ワープロの操作方法を教えてもらう。

 などなど。

 さらに、本人のセルフケアインフォーマルなサービスの観点からは、本人の役割や、地域の人々の役割や、子供達や孫の役割までを明確にすることができました。

 最後に、事例の発表者に、これら皆さんの作った支援計画について、感想をうかがってみました。

 すると、「自分が知っているSさんについて、皆さんと考えることができたことが嬉しかったです。また、視点を変えて計画を立案していくと、本人の望む生活を達成するためには、こんなに様々な方法があるんだということがわかりました。

 実際、いくつかの提案は実現可能なものだと思います」とのことでした。

 次に、チームアプローチとサービス担当者会議について、テキストを活用して解説しました。

 ここでは、他職種協働で利用者の援助を行うにあたって、介護支援専門員の職業倫理やマナーにも焦点をあてて解説しました。

 この講義内容から、皆さんは改めてサービス担当者会議の必要性や、重要性を再認識されたようです。さて、研修はいよいよ意見交換・講評を残すのみ。

 意見交換をするにしても、一人ひとりの意見を吸収することは不可能です。そこで、ここではKJ法を活用して沢山の意見を出して、それらを集約して頂きました。

 まずは、各自がポストイットに実務者研修を通して、「気づいたこと・学んだこと」を書き出し、そのポストイットを模造紙に張り出します。

 そして、模造紙がポストイットで埋まったら、次はポストイットの文字を眺めながら、同じような事柄をまとめます(島づくり)。そして、それらの「島」に妥当な名前をつけて頂きました。

 最後に、その島から導かれた、皆さんが目指していく道(目標)を書いてもらいました。限られた時間しか有りませんでしたが、多くのグループの方々に発表をして頂くことができたと思います。




◆研修会風景ギャラリー◆

●介護予防プランを作成中!●.jpg

●介護予防プランを作成中!●


●介護予防プランの発表!!●.jpg

●介護予防プランの発表!!●


●こんどは成果物を作成中だぁ●.jpg

●こんどは成果物を作成中だぁ●


●1つひとつに気づきがあった!●.jpg

●1つひとつに気づきがあった!●


●力を合わせるとこんな成果物ができる●.jpg

●力を合わせるとこんな成果物ができる●


●成果を発表だぁぁ●.jpg

●成果を発表だぁぁ●



 最後に、ファシリエーターの本田さん林さん、お二人に講評を伝えて頂きました。自分のしていることに自信を持って、利用者さんの持っている力を頼りにしながら自分の役割を遂行して欲しい。今回の研修から新たに人脈を広げられたと思うので、チームワーク及びネットワークを大切にしよう、と話されました。

 そして、島根県の介護支援専門員の仲間として、皆さんにエールを贈られました。教えるという行為は、いかに自分がそのことについて、理解しているか? という確認作業でもあります。

 ひとは、誰かから習えば、自分もまた誰かに教える義務が生じます。教えるほうも、教えた人に抜かれないよう努力し続ける義務があります。その繰り返しが良き伝統を作り出していくのだと思いますね。佐藤も、まだまだ頑張りますよ!


●シリーズ全体を講評する本田さん●.jpg

●シリーズ全体を講評する本田さん●


●エールを欠かさず贈る林さん●.jpg

●エールを欠かさず贈る林さん●


 最後の最後、佐藤からは、皆さんとのかかわり、そして、その延長線上にいる実習協力者の方々にも感謝をこめて、『良寛さんの愛語』(自由訳=新井満・作、考古堂書店・発行)を朗読しました。

 良寛さんは自分の愛心から発信する言葉は、惜しみなく相手に伝えることが大切と伝えています。佐藤も同感。

 自分の愛心を恥ずかしがらないで、素敵な笑顔から溢れさせ、大事な相手に伝えてあげてくださいませ! もちろん、そうでない人にも(笑)。

 次回、基礎研修で再会できるといいなぁ〜! これからもご自愛しつつ、ご活躍ください。ではまた! そして、島根県の研修にかかわって頂いた皆さん、お陰様で無事終了です。有り難うございました。ではでは!



●まぁそういうことでまたお会いしましょう!●.jpg

●まぁそういうことでまたお会いしましょう!●


(空港手荷物検査は、どういう基準でやっているのかな?なんか腑に落ちないぞ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 16:55| 島根 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第429回 ケアマネ/島根県

●2009年3月18日● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修(後期)

(3日目)



 今日は、午前中に地域包括支援センターの概要についての講義でした。

 講義の前に、皆さんが地域包括支援センターについて知っていることを、それぞれノートに書き出してもらいました。
 
 佐藤は、会場をうにうにとまわりながら皆さんのノートをのぞきました。ううん、皆さんは地域包括支援センターの存在は、もちろん知っておられますよね。

 ただ、改めて「何をしているところ」なのかと聞かれて、文章で表現するおいうことは難しかったようですねぇ。



【地域包括視センターの役割】
 平成18年4月1日、介護保険制度改正に伴って、地域包括支援センターはスタートしました地域密着型の機関なのです。

 地域住民の心身の健康の保持、及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域住民の保健医療の向上、及び福祉の増進を包括的に支援することを目的として、包括的な支援事業等を地域において一体的に実施する役割を担う中核的機関として設置されたのです。

 はたしてその思惑通りにいっているかどうか。運営主体は市町村です。


○業務内容
(1)介護予防マネジメント
 地域介護予防支援事業所として要支援者のケアマネジメントを実施。高齢者を元気な高齢者・特定高齢者・予防給付の高齢者と分けて、地域支援事業を行い、介護予防支援サービス計画の作成を行います。

(2)総合相談事業
 地域の高齢者の実態把握や、地域の高齢者が住みなれた地域で安心して生活を継続していくことができるように、適切なサービス、関係機関及び制度の利用につなげる支援を行います。
 
(3)権利擁護事業
 成年後見人制度の活用促進、老人福祉施設等への措置の支援。高齢者虐待への対応。困難事例への対応。消費者被害の防止に関する諸制度を活用し、高齢者の生活の維持を図ります。
 
(4)包括的・継続的ケアマネジメント支援事業
 地域の高齢者が、住みなれた地域で暮らすことができるように、主治医と介護支援専門員の連携を図ります。

 さらに他の様々な職種と他職種協働や、地域の関係機関との連携を図ります。介護予防支援、及び介護給付におけるケアマネジメントの相互の連携を図ります。

 そして、個々の高齢者の状況の変化に応じた包括的・継続的なケアマネジメントを実現するために、介護支援専門員に対する後方支援を行います。

 佐藤が、テキストの文言抜粋(上記文面は手入れあり)しながら、地域包括支援センターの概要について解説しました。

 すると、皆さんは改めて地域包括支援センターのはたしている役割の素晴らしさに、感銘を受けたようでした(まぁ、役割自体は重要なものだが、それを、誰が、いかに、実行していくかが問題ではあるのだが……)。

 私達は、その地域の中で、保健医療福祉の専門家として存在しているのですから、地域に根ざした支援を展開している(はずの)地域包括支援センターの啓発活動は、もっと積極的に行う必要があるのです。



【介護予防支援サービス計画作成演習】
 佐藤が、提出して頂いた課題から、選抜しておいた事例を活用し、介護予防支援サービス計画の作成演習をスタートしました。

 発表者から、事例の基本情報を発表してもらいます。そして、佐藤が相談援助技術とアセスメントツールを活用し、アセスメントを実施。皆さんは、これらのやり取りから得た情報を元に、介護予防支援サービス計画作成に取り掛かったのです。

 まずは、自分で考えてもらい、その後グループで考えて頂きました。そして、総合的な課題の抽出までを仕上げることができました。

 今日も、ファシリテーターの、“超広域網羅・最強ケアマネ”の本田さんと“中山間部等難所OK・豪腕ケアマネ”の林さんに手伝って頂きました。地域で活躍する皆さんにとっては力強い味方、ケアマネのスペシャリストなのです!

 我々は、皆さんが様式と向かい合って、文章と格闘している間に各グループを巡りながら、アドバイスを送りました。それにしても皆さん、例のごとく、「難しい、難しい」を連発していましたね(単なる口癖かな?)。

 というのは、皆さんの様式には、必要な文章がぎっしり書かれていましたからね!

 さらにグループ演習が素晴らしかった。一人ひとりが、お互いの存在を大切にしていまし、他者の考えを聴くために、一所懸命に耳を傾けていましたね。その熱い姿を見ると感動してしまいました。

 明日はいよいよ最終日! 最後まで張り切りましょう。明日は、目標と目標を達成するための具体的な提案からのスタートです。



◆研修会風景ギャラリー◆


●事例を活用、共通認識を深めた!●.jpg

●事例を活用、共通認識を深めた!●


●アセスメント結果を整理●.jpg

●アセスメント結果を整理●


●励ますのも仕事、本田さんと林さん●.jpg

●励ますのも仕事、本田さんと林さん●


●グループに割り込む佐藤●.jpg

●グループに割り込む佐藤●


●質問に丁寧に答える林さん●.jpg

●質問に丁寧に答える林さん●


●みんなの素晴らしさを讃える林プロ●.jpg

●みんなの素晴らしさを讃える林プロ●


 さて、そんなこんなで3日目も終了! 晴れているが、黄砂にけむる町並みは……、大変でしょうねぇ。

 車を洗っても、洗っても、真白、というか黄色に近いのだが見た目にはわかりにくい。ウインドウのゴムの部分に残っているとボロボロなんだとか。中古で売る時に差が出る(洗車でつく傷のほうがましらしい)そうだ。

 そんなことをぶつぶつ言いながら、今日も白潟天満宮に参拝。宍道湖の夕陽で戯れ、くたくたになって宍道湖大橋を渡り、西洋軒で夕御飯を頂いた。すっかり、ぐったりした。

 そんでカラコロ大黒様にもお参り、ふふふ、大吉でした。いまは東京ン帰り、お仕事中。暖かくなってきましたが皆々様、ご自愛ください。ではでは!



◇研修後、写真ギャラリー◇


●白潟天満宮へ報告!●.jpg

●白潟天満宮へ報告!●


●今日も無事、沈む夕陽を堪能●.jpg

●今日も無事、沈む夕陽を堪能●


●ううう〜疲れた!でも西洋軒でごはん!!●.jpg

●ううう〜疲れた!でも西洋軒でごはん!!●


●カラコロ大黒様を参拝、大吉!●.jpg

●カラコロ大黒様を参拝、大吉!●


(あるときはH幹事長、またあるときはJA●の株主。その実態は?薄紫の山脈はぁぁぁ〜!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:21| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

奮闘記・第428回 ケアマネ/島根県

●2009年3月17日● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修(後期)

(2日目)



 今日の松江は予想最高気温が18℃。風は冷たいが、日差しがあると暑い位です。佐藤は、研修前に、恒例の売布神社にお参りし、本日の無事をご祈念してから会場へ入りました。ちなみにおみくじは「」。ううううううん。

●朝は売布神社へ参拝●.jpg

●朝は売布神社へ参拝●


 気を取り直して会場に入ると、すでに参加者の方々の熱気で満ちていた。でも、いわみーるといい、結構松江合同庁舎といい、駅からちょっと離れていますよねぇ(笑)。

●笑顔が会場内にあふれていた●.jpg

●笑顔が会場内にあふれていた●




■研修で行ったこと
 昨日の事例検討では時間切れで残っていた事例検討をします。そんで、モニタリングについて解説します。また相談援助技術について解説し、更に対人援助技術をTAの理論を用いての解説。

相談援助技術演習「夢」の調査隊演習で、バイステイック7つの原則の解説します。

 まずは、昨日に引き続き、各グループで事例検討から始めます。すでに皆さんは事例検討の手法を学んでいたので演習は、より積極的になされていました。

 その後、モニタリングについてはテキストを活用して解説しました。モニタリングとは、測量のことであり、もちろん、現場を見に行くことですね。

 さらに、モニタリングの結果、利用者の状態がよくなっていれば「改善」。現状に大きな変化がない場合に「維持」。状態が悪くなっている場合であれば「悪化」。

 モニタリング結果から「改善・維持・悪化」という判断を下しておくことが評価です。そして、そのモニタリングでは、どうしても利用者の状態から判断し、改善していることや、悪化していることばかりに視点が当たりやすいが、利用者の状態は、それほど急激に変化するものではありません。

 大概は、現状を維持しているものがほとんどでしょう。だから、「変わっていない」から良いのではなく、「状態が維持」できている、という評価を出すことも重要なのだ、と伝えました。

 そして、モニタリング結果は、支援経過の中に記録して、反映させることを伝えました。

 また、支援経過記録の書き方については、居宅サービス作成の手引きを参照するように伝え、加えて記載方法についてテキストを用いて具体的に解説しました。この間、皆さんは熱心にメモをとられていました。それはそれは素晴らしい集中力でした。

 午後からは、自民……、いやいやファシリエーターでケアマネ界の政治家・林さん(笑)と、今日一日、ケアマネ・スペシャリスト本田さんの代替、ケアマネ業界のスーパースター・山崎さんに手伝って頂き、相談援助演習を展開していきました。



●ファシリテーターさんにご挨拶●.jpg

●ファシリテーターさんにご挨拶●



■相談援助技術について
○自己理解・他者理解
1、自分自身について
 自分は、自分がどのような人間だと思っているのかを箇条書きに書き出して頂きました。自分の好きなところには○をつけ、嫌いなところには×印をつけます。

2、他者理解
 幼い頃の楽しかった思い出を語り合い、話し合った他者についてのイメージを書き出す。お互いに抱いたイメージを伝え合い、素直に伝え、素直に受け取ることを練習します。

○交流分析の理論について解説
1、ストローク表の作成・解説
 対人援助は技術です。だから、磨けば光ります。自分が他者とどのようにかかわるか。その傾向性を認識することにより、自分のどの部分を磨く必要があるのか。

 自分のどの部分を維持する必要があるのか、について解説してゆきました。



○相談援助技術のロールプレイ演習
 夢の調査員。調査員、調査される人、書記を決めます。そして、まず調査員役の方に、調査される人の「夢」を引き出します。

 この時、「調査員の発する言葉」と「調査される人が応じる言葉」とを書記が記録してゆきます。引き出す時間は8分。
 
 このロールプレイは各グループの中で、全ての受講者の方々にして頂きましたが、面接時間の8分、各自、非常に長く感じられたようですね(笑)。
 
 1人が終わるごとにグループ内で評価を行いました。そのたびに会場は笑いの渦が沸き起こっておりましたが……。

 この演習から、皆さんは相談援助技術について、お互いに素敵な気づきができたようですね。



○バイステック7つの原則
1、「これはなんですか?」ゲームの展開

「これはなんですか?」ゲームを展開します。利用者は、同じことを繰り返して語る人が多いものです。

 援助者は「また、おなじことを言っている」と決めつけてしまい、良く聞かない場合が多いのです。
 
 しかし、利用者の持っている「情報」は、もちろん同じ場合もありますが、その時々によって違う場合もあるのです。だから、同じことを言っていると簡単に決めつけない。

 利用者の訴えには、まず興味を持ち、「どうしたのですか?」と必ず伺って欲しいと伝えました。


2、『バイスティックの7つの原則』活用法と解説

 この『バイスティックの7つの原則』を活用することは難しい。この難しさを演習の話題を題材にして解説しました。

 相談援助及び対人援助を行う時には、常に統制された情緒的関与を行うためには、まず自分自身を大切にすることの重要性を伝えました。



◆研修会風景ミニ・ギャラリー◆


●遊んでいるわけではないぞー(笑)●.jpg

●遊んでいるわけではないぞー(笑)●


●話に耳を傾ける林さんであった●.jpg

●話に耳を傾ける林さんであった●


●記録が気になる山崎さん●.jpg

●記録が気になる山崎さん●



 ふう。この日の研修も無事終了! 佐藤は、研修終了後、白潟天満宮へお参りに行き、その後、宍道湖へ夕陽を見に行きました。この日は黄砂の影響で、宍道湖や太陽が霞んでいて幻想的な風景でした。

 黄砂自体は、汚れるだけではなく、中国で撒かれ、農薬などの科学物質も混じっていたりするので(全く無責任な国である。価値観の違いではすまない問題だ)、とてもとても、ロマンチックなものではない。

 でも、この風景って、なんか“○ロードショー”のタイトルが出てくるところみたい。いや〜、宍道湖ってホントいいですねぇ〜(笑)。

 そんなこんなで、夕食はもちろんステーキハウス・古都じゃ。ステーキと定番のハーフワインを頂きました。

 では、皆さん、ご自愛ください!


●夕方は白潟天満宮!●.jpg

●夕方は白潟天満宮!●


●黄砂に煙る太陽が宍道湖に沈む●.jpg

●黄砂に煙る太陽が宍道湖に沈む●


●古都で久しぶりのステーキ、ふふふ●.jpg

●古都で久しぶりのステーキ、ふふふ●


(西日本代表・スーパーケアマネの山崎氏VS日本海沿岸代表・スーパーケアマネの林氏、ついに激突!To Be Continued!!)





posted by さとうはあまい at 23:20| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

奮闘記・第427回 ケアマネ/島根県

●2009年3月16日● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修(後期)

(1日目)



 実務研修の後期研修がスタート! 朝、ホテルから売布神社に参拝しました。おみくじは大吉、ふふふ。それから会場の松江合同庁舎入りしました。

●毎度おなじみ売布神社へ参拝●.jpg

●毎度おなじみ売布神社へ参拝●


 受講生の方々は、前期終了後に、実務研修の課題である居宅サービス計画演習を行い、その成果物を事務局へ提出して頂きました。

 事務局から、佐藤の手元に、皆さんの成果物が届いたのは10日のことでした(ほほほ)。佐藤は、皆さんが張り切って仕上げた課題を1つ1つ、読み、添削をいたしました。皆さんが時間をつくり、こしらえてくれたもの。しっかり受け止めないといけません。



■居宅サービス計画演習終了後、皆さんのコメントの集約
1、実習協力者の獲得について 
 皆さん、実習に協力して頂ける人を探すのに苦労されました。居宅介護支援事業所や、職場の利用者、知人や親戚の方々など、様々な人脈を経て実習協力者を探し出されたようです。

 人と人をつなぐ技術、ケアマネでは重要な技術です。厳しいかもしれませんが、自分自身のために発揮できないならば、他者のためには使うには難しいかもしれませんね。

2、初回面接について
 実習を協力してくださることを快諾して頂いた方でも、他人に家に入られて、自分の生活歴や身体状況をいろいろ聞かれることは気持ちいいことではないのです。利用者宅にお邪魔して、情報収集することの難しさを実感したようです。

 そんな中で、通所介護、短期入所生活介護、病院など、自分がかかわっている施設で、利用者を協力者として選択された方々は、その方の在宅での姿を見た時に、施設では見ることのできない利用者の表情を見ることができたそうです。

 まぁ当然のことではありますが、初回面接で、予算・費用等の金銭関連の情報を聞き出すことは難しかったそうです。

3、認定調査演習について
 2009年度から認定調査内容が変わります。そのことを受けて演習の時に説明をしました。が、利用者が調査内容の違いに戸惑いがあり、改めて説明する場面があったこと。

 協力者の方に、ひとつひとつ聞きながら特記事項を記入していったが、加えて協力者を疲れさせないために相当に気を遣ったようでした。

4、課題分析表(アセスメントツール)について
 皆さんが、様々なアセスメントツールをそれぞれ活用していましたね。前期から課題の提出までは短い期間でしたが、書籍などを読み込み、活用してきた経緯をそこには見ることができました。

5、社会資源について
 自分の地域にある事業所を、インターネットや、地域包括支援センターなどに出向き、情報収集した姿をうかがうことができました。中には、「○○に行ってみたのだが、丁寧に説明されなかった」という感想もありました。

6、居宅サービス計画作成について
 ニーズから、長期目標短期目標等を導き出すことが大変であったようです。その人の望む暮らしを、その人の伝えたい内容を、言語として抽出することが難しかった。

 利用者と家族の方の意向が一致しない場合は、どのように記入をすれば良いのか迷った。更新研修の方々からは、以前の研修より、今回のほうがわかりやすく、利用者さんと向き合うことができた。

 また、ニーズから、目標を立てて、サービスを抽出する方法がよくわかったこと等がありました。

7、全体を通して
 一番大変だったことで多かったのは、実習協力者を探し出すこと。次に、情報収集でした。

 ニーズに「介護者の介護負担の軽減」という言葉を活用せず、協力者も、家族も同意するような言葉を抽出することが難しかったこと。

 なるべく協力者や家族の言葉を大切にして課題や目標に活用するためには、協力者の声や、家族の声に耳を傾けることが大切であることを改めて認識できたそうです。

 多くの皆さんは、うまくいかなかった、難しかったと、否定的なコメントが多かったのですが、提出された、課題の中は、協力者の方々の情報であふれていました。

 また、居宅サービス計画も、協力者や家族の言葉をうまく活用して作成できていましたね。特に週間プランでは、その方の1日の活動が丁寧に記入されていたのはすごいですね。

 なにしろ、言葉とは裏腹に、皆さんがつけた自己評価は(1〜5点の点数評価)4以上がほとんど(笑)。

 どうやら、皆さん、謙遜なさっていたようですね、自虐的でなくて安心しました。



【事例検討演習】
 その後、事例検討に突入。前もって、提出された課題から、佐藤が選抜した2件の事例の方に協力して頂き、事例検討の方法を伝授いたしました。
 
 1、発表する
 2、質問を受けて即答せず、いったん質問を溜め込む
 3、溜まった質問に答えていく
 4、気づいた点(気づき)を伝える
 5、同調する


 1件目の事例は、認知症高齢者の方のプランを、センター方式を活用して作成したサービス計画でした。

 初めは、発表するほうも、質問するほうも、緊張していましたが、なんとか質問を溜め込むことが出来ました。その後、発表者に質問に答えて頂きました。

 その後、佐藤が、発表者の手にしていたセンター方式のアセスメント表について抜粋をして説明しました。

 そして、このように導き出されたニーズには「認知症のため○○ができない」という文章ではなく、本人が「○○のようにしたい、○○のようになりたい」というその人の思いや考え方を抽出する、ということを解説していきました。

 次の事例は、ターミナル期にある方の居宅サービス計画でした。こちらは、医療と福祉、家族らとの連携を、上手にまとめ上げることができた好事例でした。

 質問もかなりメンタルな部分にまで及んでいて、これも有効な事例検討となりました。

 午後からは、各グループで各自が作成してきた事例を発表。今回もファシリテーターのケアマネジメント・スペシャリストの本田さんスーパー・ケアマネの林さにお手伝いをして頂き、グループ演習が有効かつ活発にできるようにサポートをして頂きました。以下、しばし、研修風景ギャラリーをお楽しみください(笑)。



◆研修会風景ギャラリー◆


●林さんと本田さんもすでに真剣モード●.jpg

●林さんと本田さんもすでに真剣モード●


●ファシリテーターの使命を遂行中●.jpg

●ファシリテーターの使命を遂行中●


●笑顔で事例検討にかかわる本田プロ●.jpg

●笑顔で事例検討にかかわる本田プロ●


●休憩時間にC法規の展示販売があった●.jpg

●休憩時間にC法規の展示販売があった●


●グループメンバーとかかわる佐藤●.jpg

●グループメンバーとかかわる佐藤●


●身を乗り出す幹……、いや林プロ(笑)●.jpg

●身を乗り出す幹……、いや林プロ(笑)●


●現役プロの視点で講評!スペシャリスト・本田さん●.jpg

●現役プロの視点で講評!スペシャリスト・本田さん●



 佐藤が、グループ内をまわり、皆さんが生き生きと事例を発表されている姿と、メンバーが熱心に質問を重ねている姿を見ることができました。

 後期研修も多いに学び合いたいところです。学べることはなんでも学ぶ姿勢が大事ではないえしょうか? ではでは!


(ケアマネ三銃士で“プロフェッショナル 仕事の流儀”に出るのは誰が先か? To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:13| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

奮闘記・第415回 ケアマネ/島根県

●2009年1月28日● 島根県浜田市・いわみ〜る


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修

(3日目)



 前回のブログ更新から、すっかり間が開きました。もう季節は真夏(嘘)。まだまだ寒いです、皆様ご自愛くだされ。といつつ話は浜田の研修にもどります。本日はいよいよ研修最終日、居宅サービス計画を作成します。


【研修で行ったこと】
 
 1、生活目標を実現するためのサービス資源の活用方法(講義)

 2、介護サービス計画の意義と目的(講義)

 3、解決すべき条件を導く思考プロセス(講義)

 4、帳票類の説明・居宅サービス計画書の記入方法(演習)

 5、居宅サービス作成演習(演習)



 まずは、テキストを使って、フォーマルなサービス、インフォーマルなサービスの活用方法についての講義から。

 さらに、解決すべき条件を導く、“思考プロセス”では、ひとつひとつの課題に沿って解説をしていきました。

 その後、実際の「居宅サービス計画」の様式を活用し、『四訂 居宅サービス計画書作成の手引』(長寿社会開発センター)をときには参照しながら、該当項目に文字を書き込んで頂きました。



●個別にアドバイス(山ア氏)●.jpg

●個別にアドバイス(山ア氏)●


●個別にアドバイス(佐藤)●.jpg

●個別にアドバイス(佐藤)●



 11:00から、ファシリテーター・山ア氏も加わり、いよいよ、居宅サービス計画作成演習のスタートです。

 まずは、個人で作成に挑戦! とはいえ、1人って不安だよねぇ。だから、ついつい、テキストに頼りたくなってしまう。

 佐藤や、山ア氏が近くに寄っただけで「わからない!」と不安な声をもらす方もいる。ふう、かわいそうに(笑)。

 よくよくみると、皆さんは、テキストの中にあるEさん事例から何かを見つけ出そうとしている。う〜ん、それでは無理、無理!

 昨日の演習で、皆さんはEさんご夫婦から、様々な必要情報を得ています。つまり、すでに皆さんの机の上には、文字のぎっしり詰まったペーパーの中に情報として存在しているのです。

 そこで佐藤は、皆さんが作成する「居宅サービス計画」は、もはやテキストに出てくるEさんではない、昨日みんなで情報収集をしたEさんなのだ、と。もし、情報が足りなければ、Eさん(役の方)に尋ねてみるできであることを伝えました。

 このアナウンスが、結構皆さんの緊張をとくカギとなりました。会場からは安堵のため息が聞こえました。ふう、かわいそうに(笑)。

 そうそう、実際に計画を作成する時も、利用者さんとかかわりながら、作成してゆくのですからねぇ。“利用者不在”の情報収集はありえないでしょう(笑)。やるなら、他者とのかかわりを十分に楽しんでやって頂きたいものです。

 佐藤も、山ア氏も皆さんの書きあげている内容を、そばに付き添い、適宜アドバイスをしました。時間経過とともに、皆さん素晴らしい計画を作成させていきましたね。



●さてさて、どうしましょう?●.jpg

●さてさて、どうしましょう?●


●熱い!サポートが凄い!●.jpg

●熱い!サポートが凄い!●



 次に、各グループ内で、自分達が作成した「居宅サービス計画」を披露。その後、グループで、“わがグループの居宅サービス計画”をまとめ、模造紙に書き上げました。

 それぞれのグループが、「個性ある居宅サービス計画」を作り上げました。たまたま、サービス内容に「通院介助」が上がり、サービス種別が訪問介護を上げたグループがいました。


●その人らしい居宅サービス計画ができた●.jpg

●その人らしい居宅サービス計画ができた●


●現場では課長さんとして指揮をとる実力者だ●.jpg

●現場では課長さんとして指揮をとる実力者だ●



 おっとぉ! 実は、このサービス、結構制限が厳しくなっているのです。このような内容は地域差もあり、各地域の現役ケアマネの意見は非常に貴重。だから、山ア氏に聞いてみました(笑)。

 “通院介助”のサービスは、訪問介護にオーダーはできるか、できないか。山ア氏が担当する浜田地域での、適応パターンや不適切パターンについて、熱く語ってくれました。 また、この演習を通して、こんなことを伝えに来てくれた参加者の方もいました。



●Eさん役の方、自らで計画書を持つ(笑)●.jpg

●Eさん役の方、自らで計画書を持つ(笑)●



「自分は利用者の妻役を演じましたが、その時、介護支援専門員が“介護負担の軽減”という言葉をたくさん使って説明してくれました。

 でも、(役の上ではあるが)自分はEさんの妻であり、Eさんのことを大切にしたいと思っているのです。

 だから、“介護負担”という言葉を聞いた時、じゃ「(介護を)してあげたいという気持ち」は、どのように整理すればよいのか? それがわからない、ほんとうに不思議な気持ちでした。

 そこに介護負担という言葉を聞いても、素直に受け入れることができない自分がいたのですよ」と。



●みんなが理解可能な計画書となる●.jpg

●みんなが理解可能な計画書となる●



 はいはい、そうでしょう、そうでしょう。

 私達、援助者側は、介護という場面で、自己解釈や一方的な表現をたくさん作り、使ってきました。「体位交換」などと“モノ扱い”していることもあります(いま多くは「体位変換」とするようです)。

 いつ自分が、やがて自分が“される側に”なるかも考えずに、利用者側の方々が読むに堪えない、時に赤面したり、傷ついたり、憤ったりするような表現を多く使ってきました。

 だからこそ、「居宅サービス計画」は、介護者側だけが“共通理解できる”言語ではなく、妻が「大変だけど、お父さんのめんどうは見てあげたい」という気持ち。

 本人が「妻に迷惑かけてしまうが、オレは妻に(めんどうを)みてもらいたい」というこの気持ち。これらの気持ちを言葉として大切に取り扱い、「居宅サービス計画」に反映させて、記載していきましょう。

 さて、皆さんには「居宅サービス計画作成」の課題が出されていますね。ご自愛しつつ、張り切って作成してくださいませ!



●生涯学習に参加者の作品展がやってた●.jpg

●生涯学習に参加者の作品展がやってた●


(浜田のアクアスのペンギン館は楽しみじゃ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 10:56| 島根 ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

奮闘記・第414回 ケアマネ/島根県

●2009年1月27日● 島根県浜田市・いわみーる



島根県社会福祉協議会・福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修

(2日目)


 

 27日は間違えて朝から「いわみーる」に行ってしまい、あわてて「総合福祉センター」に行った。

 たまに松江駅でタクシーに乗り、


 
 「いわみーるまでお願いします♥」

 「へっ?」

 「違った!いきいきプラザまで♥」



 という会話をしてしまうこともあります(笑)。

 さて、今日からはグループ演習に入りますので、会場はすでにグループ演習ができるようになっていました。皆さんは、グループ形式になって、ようやく周りを見回すゆとりができたようです。

「あら〜! あなたもいらしたんですかぁ」など、お互いの合格を祝福し合う姿を見ました。知っている人がいると緊張がほぐれますものね〜。


●本日の浜田マリン大橋(いわみーるの窓から)●.jpg

●本日の浜田マリン大橋(いわみーるの窓から)●




【研修で行ったこと】
 
 1、介護支援サービスの基礎技術 アセスメント・ニーズ(講義)
 2、介護支援サービスの基礎技術 面接技法(グループ演習)



 まずは、昨日に引き続き、介護支援専門員の役割として一番大切なアセスメントと課題分析についてテキストに沿って解説しました。

 佐藤が協調したのは、介護支援専門員として情報収集をする時には、主治医と連携をはかることが重要であること、本人・家族等、当事者の持っている力を大切にすることなどでした。

 次に、情報収集をする時の質問には技法があることを解説しました。その後、皆さんの中から協力者を選抜し、相談者役になって頂きました。

 佐藤が、皆さんの前で模擬面接を披露してみました。これが結構、緊張するううううう(ははは)。

 その後、皆さんにも情報収集の面接演習をして頂きました。演習名は、その名も「夢調査」(ユングかい)。

 まずは各グループ内で調査員と調査される方、双方の書記・タイムキーパーを決めて頂きました。そして、調査員の方にはインタビューをして頂き、調査される方は質問に答えて頂きました。

 さらに、タイムキーパーは時間の管理をして頂き、書記の方々は、双方が話す言葉を書き留めて頂きました。

 この演習を通し、皆さんは、常日頃、何気なくしている面接(行為)が、実は非常に重要であるということ。また、意図的に聞くという作業が、実はとてつもなく難しいということに気づいたようです(笑)。

 まぁ〜、通常業務で、自分の話を記録されるなんて場面は滅多にないことでしょうからねぇ(笑)。時間が限られていたので、代表者の方しかできなかったのが残念! 

 ふふふ。しかし、今回できなかった方は、後期では“必ず”できますから(ヒヒヒ)、楽しみにしてください(笑)。

 この後、皆さんの先輩である、西日本を代表するスーパー・ケアマネ(笑)の山ア氏がファシリテーターとして登場! いよいよ居宅サービス作成演習がスタートします。


●グループ演習で緊張がほぐれてきた!●.jpg

●グループ演習で緊張がほぐれてきた!●


 演習事例は、テキストに沿ってEさん事例を活用。各グループで事例を読み込んでEさんのご夫婦役の方を選出。

 その後、Eさんご夫婦役の人々には別室にて事例概要を読み込んで「謀議」をお願いし、Eさん夫婦になりきって頂きました。

 その間に残った人々に、質問事項を考えてもらいましたが、ICFに沿った質問項目を考えることは結構難しかったようですね。


●会場に雰囲気に溶け込む●.jpg

●会場に雰囲気に溶け込む●


●若人と溶け込むが……(若人にはなれません)●.jpg

●若人と溶け込むが……(若人にはなれません)●


 午後からは、いよいよ情報収集・アセスメントの開始。介護支援専門員役の方は1人10分間の持ち時間をフル活用し、Eさんご夫婦から必要な情報を引き出さねばなりません。

 この風景は、もちろん、皆さんにとっては初めてのことでしょう。しかし、佐藤や、山ア氏にとれば、慣れ親しんだ光景であります。今年もまた、Eさんご夫婦役の方々は、素晴らしい役者が勢揃いっていたなと感心しました。


●ご夫婦役の名演技を見守る●.jpg

●ご夫婦役の名演技を見守る●


 毎年感じることではあるが、演習が展開していくにつれて、「Eさん夫婦」役の二人が、すっかり夫婦らしくなってしまうから不思議(笑)。

 そして、介護支援専門員役のかたも、緊張がほぐれて表情も豊かになってきたみたい(こちらは“一応”本業)。

 スタートは、同じ事例で始まりましたが、最終的には、各グループごとにきちんと「Eさん夫婦像」が出来上がっていましたね。

 さて、明日は、いよいよ居宅サービス計画をつくりましょう! 楽しみです。



追伸
 さてさて、いま佐藤は松江にいます。久しぶりの松江はやはりいいですねえ。詳しくはまた。ではでは!

●演習結果の発表●.jpg

●演習結果の発表●


(江津のジャストより浜田のジャストのほうが品ぞろえがいいぞ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:47| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

奮闘記・第413回 ケアマネ/島根県

●2009年1月27日● 島根県浜田市・浜田市総合福祉センター


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修

(1日目)



 いよいよ、島根県介護支援専門員実務研修(浜田会場)がスタートしました。佐藤は、いつものごとく、朝はホテルの「銀座」(「座」の字は難しいやつ)で朝食をとりました。

 そしてうにうにと出雲大社石見分祠に立ち寄り、今年初めてのごあいさつ。ふふふ、おみくじは大吉。幸先がいいです!



●ここの朝食は魚が美味しい!さすが岩村さん(誰?)●.jpg

●ここの朝食は魚が美味しい!さすが岩村さん(誰?)●


●出雲大社石見分祠で大吉ゲット!●.jpg

●出雲大社石見分祠で大吉ゲット!●



 さて、浜田会場には昨年の試験に合格した方と、更新研修を受講する方々、約80名の方々が集合していました。

 初めに島根県社会福祉協議会・福祉人材センター石見支所の責任者から、皆さんにお祝いと、熱い激励の言葉がありました。

 佐藤は、あいさつの中から、昨年度の島根県の介護支援専門員実務受講試験の合格率は20%弱ということも伺った。そうかもっと高かった気もしたがなかなか難しいものですね。

 ちなみに、第11回(平成20年)の試験結果、全国で受験者133,072人で、合格者28,992人であり、その合格率は21.8%です。島根県の都道府県別合格者数で190人でした。

 島根県の受験者は400名を超えているという。だから、この時点では、まずこの試験に合格された方々は優秀な方々であるといえます。

 ただ、他の職種でもそうなのですが、ケアマネは、なってからの情報収集や経験がものをいう。元職もいろいろ。だから「まずは」なのです。

 佐藤も、開講にあたって、まずは合格者の方々の労をねぎらわさせて頂き、合格を心よりお祝い致しました。


●皆さんにお祝いと熱い激励●.jpg

●皆さんにお祝いと熱い激励●




【研修で行ったこと】

 1、介護保険制度の理念と介護支援専門員について

 2、介護支援サービス(ケアマネジメントの基本)について



 まずは、介護保険制度の理念と介護支援専門員についてです。こちらは、ケアマネジメントの歴史を踏まえた講義が中心となりました。

 今回試験に合格された方々であれば、十分理解されているところであるでしょう。

 しかし、更新・再研修をされている方々にとっては、改めて介護支援専門員の役割を再認識し、平成18年の介護保険制度改正の概要を学ぶことができたのではないでしょうか。午後からは、介護支援サービス(ケアマネジメントの基本)についてです。



●介護支援専門員の役割を解説●.jpg

●介護支援専門員の役割を解説●



 
 1)エントリー

 2)インテーク

 3)アセスメント

 4)居宅サービス計画(原案)作成

 5)サービス担当者とサービス提供事業者とのインテークを支援

 6)サービス担当者会議開催
   (各サービスの個別援助計画案の協議・居宅サービス計画
    承認)

 7)支援開始(利用者・家族等とサービス担当者とのかかわり
   を励まし、調整・連携をはかる)

 8)定期的なモニタリング

 9)評価を経ての再アセスメント・再計画



 特に佐藤が協調した部分は、介護支援専門員は利用者と社会資源を結びつけるコーディネーターであるということ。そして、介護支援専門員は、利用者が社会資源をうまく活用できるようにサポートし、利用者の自己決定を励ますのが役割であること。

 さらにサービス提供事業者には、事前の訪問をして頂き、専門家の視点でアセスメントをしていて頂きたいこと。また、サービス事業者のインテーク面接では、利用者の不安を勘案しつつも、同行はなるべく避けること。

 そして、サービス担当者会議では、できれば各サービス事業所から個別援助計画書(各サービスの計画書案)を提出して頂くこと。


 などでした。まぁそうはいっても、そこには長年の常態化、または悪しき慣習化(介護支援専門員に対する情緒的依存が利用者・サービス事業者双方にあったり、介護支援専門員の極度の責任感にもよる)でもあるからコーディネーター役に徹するのは難しいかもしれません(笑)。

 ただし、基本概念として「利用者の選択に資する」部分の援助者だということを常に意識してかかわってくださいませ!

 さてさて、今日はここまで。いよいよ明日からは事例を活用しながら、居宅サービス計画を作成していきます。本日の研修終了前に、明日からの研修でファシリテーターとして力を貸して頂く、スーパー・ケアマネの山ア氏が会場に姿を見せ、明日からの展開を考えてくれていました。さすがはベテラン(笑)。



●炎のファシリテーターチェック開始!●.jpg

●炎のファシリテーターチェック開始!●



 この日の研修、打ち合わせも恙無く終わりました。佐藤は、ホテルにいそいそと帰り夕食に向かいました。今夜はめんどくさいので(笑)、近場の、ホテルの中にあるレストランの「チャールズ」でステーキ・フェアが行われているというので行くことにしました。

 ここは、一見、バーにしか見えない(実際中に入ってもそうですが)。だから今まで入ったことがなかった。

 そこがなんとレストランであったのだ(笑)。なかなか結構なお味でしたよ。今後ここもレパートリーに入れてもいいな。

 でも、ステーキならやはり、松江の「古都」が恋しい(笑)。そう、もうすぐじゃ!(何が?) ではでは!



●浜田のステーキフェアで松江をしのぶ(?)●.jpg

●浜田のステーキフェアで松江をしのぶ(?)●


(今年の関東は雪が降らないのに寒いのじゃ!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 19:35| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

奮闘記・第394回 ケアマネ/宮崎県

●2008年12月14日● 宮崎県宮崎市


宮崎県社会福祉協議会
宮崎県老人福祉サービス協議会

介護支援専門員に求められる記録とは

〜効率的、効果的な記録のすすめ 『居宅介護支援・編』〜



 なかなか、「本年」の内容が始まらない(笑)。まぁしばらくお付き合い下さいまし。

 さて、2008年の戻ります。いよいよ宮崎での研修会のお話です。

 昨夜の雨も上がり、今日は快晴! 佐藤は、朝日の光を蓄えたレストラン・一木一草で新鮮な野菜をいただきました。ここがまた美味しいだけではなく、元気もよく、おもてなしも十分。外国人がくれば、責任者とおぼしき方が率先して「英語」で話しかけ、案内していた。

 彼は、ボス的存在(部下よりエライというおかた)ではなく、リーダー的存在(みんなの先頭に立ってまさに“リード”するおかた)であった。こういう組織はキビキビしますね。



●朝日でいっぱい!早朝レストランでの朝食●.jpg

●朝日でいっぱい!早朝レストランでの朝食●



 そうそう、今日は、国際青島太平洋マラソン開催日。会場へ向うタクシーの運転手さんも、マラソンについて熱く語ってくれましたよ(笑)。宮崎の運転手がまた話好き、しかも上手いのです。

 宮崎県社会福祉協議会さんでは、宮崎県老人福祉サービス協議会と合同で、老人福祉サービスを提供している職員のスキルアップを目指しているという話。

 佐藤は、事前に居宅介護支援事業所通所介護事業所訪問介護事業所で働く人々に対して、各サービスに求められる記録の研修を求められていました。

 そこで、「介護サービス情報の公表制度」にも対応すべく、各サービスに必要な帳票類は何か。その帳票には、何が書かれている必要があるのかについて整理し、資料としました。

 会場の宮崎福祉総合センターには日曜日だというのに100名を越す人々が集合。佐藤にも、参加者の方々の熱意が伝わってきて思わず緊張感が高まった。




【研修で行ったこと】

■介護支援専門員に求められる記録についての解説
  
  1、介護支援専門員には、国で定められた記録を残すための
    帳票類があること。

  2、決められた帳票類には、すでに記録として求められている
    内容が決められていること。

  3、その他に、介護保険制度の指定基準の中で求められている
    帳票があること。

  4、そして、効果的な記録を残すためには、自分の物事の見方
    や、捉え方、考え方、行動の仕方を理解している必要があ
    ること。



■効率的な記録を残すためには「自己理解」「他者理解」を深める

 人にはそれぞれ、物事の見方や、考え方、捕らえ方に違いがあることに気づいていただいた。

 一人ひとりが、持っている価値観道徳規範には相違がある。だから、決められて帳票類には書く内容が決められているということを伝えました。


●さて好評“これ何?シリーズ”●.jpg

●さて好評“これ何?シリーズ”●



■「記録の種類」について理解を深める

 ワークシートを活用して、自分の事業所には、どのような帳票類があるのか。その帳票類はなぜ必要なのか。その帳票には何を書くのか。

 具体的にはどのような内容を記載しているのかを考えていただきました。まずは、個別に記入していただき、次にグループで話し合った。


●記録研修が始まった●.jpg

●記録研修が始まった●




■行動の記録を残すためには、相談援助技術を高める

 介護支援専門員の役割は、情報収集、アセスメント、計画立案、サービス調整、モニタリング、再アセスメントです。

 決められた帳票に求められている情報を記入するためには、相談援助を展開する必要があります。

 他者とかかわらなければ記録を残すことができません。だから、まずは、自己防衛から脱却して、積極的に他者とかかわる必要があることを伝えました。


●休み時間もお互いに情報収集している様子●.jpg

●休み時間もお互いに情報収集している様子●


●記録の種類とその内容について語り合う●.jpg

●記録の種類とその内容について語り合う●




■介護サービス情報の公表に向けて

 介護サービスの情報制度で求められている帳票類と記載される内容について、資料を活用して解説しました。

 皆さんは、他の参加者の方とかかわる中から、自己理解・他者理解を深めることができ、相談援助技術の難しさや、大切さに気づくことができたようです。

 そして、様々な演習をする中から、より良い記録を残すためには、何をどのように書くのか、約束事が必要であること、介護支援専門員として、サービス提供事業所が共通認識ができる記録内容の調整をしていくことも大切だということに気づかれたようでした。

 介護支援専門員は介護保険制度の要といわれています。どうぞ、ご自愛しながら活躍してくださいませ!



【焼酎・日向料理、汐彩】
 そんでホテルに帰ってから、また宮崎駅の近辺を徘徊。何もない、というかどこに繁華街があるのかがわからない。本屋は蔦屋書店を見つけたからいいが、食べられるところが見つからない。セブンイレブンはあるんだが? 

 結局、懸案のとおり、ホテルでの夕食となった。焼酎・日向料理 汐彩(しおさい)である。でもこれがなかなか美味しかった。また明日も行きそうだ(笑)。ではでは!


●ホテル内のレストランが充実!●.jpg

●ホテル内のレストランが充実!●


(研修は続く!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:23| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

奮闘記・第372回 ケアマネ/神奈川県

●2008年11月20日● 神奈川県磯子区・磯子区役所


磯子ケアマネ連絡会

介護支援専門員研修・相談援助技術向上研修

自己覚知「他者とのかかわる傾向性を意識する」

〜ストロークを有効的に活用しましょう〜



【研修の前に道草してみた】
 磯子区ケアマネ連絡会さんから、相談援助技術についての研修の依頼を頂いた。よしよし、ということで久しぶりに神奈川へ出ることになった。

 研修は、夜からなので、その前にひとつ(ふたつ?)横浜美術館で開催しているという「セザンヌ主義」の美術展を見ようと思い立ち、行ってみた。

 やはり「伝説」は生きていた。佐藤が思い立つ日は、休みの日が多い、という伝説が。

 横浜美術館の入口は固く閉ざされ、「本日は休館です」というお話。


●横浜美術館は休館ナリ……●.jpg

●横浜美術館は休館ナリ……●


 うん? 木曜日ですよ、今日は。想定外。床屋さんでが月曜以外で休みのと同じ。美術館や博物館は月曜日か火曜日が相場じゃないのかぇ?

 ふふん、でも休みというならなものはしょうがない。だから、近くの横浜ランドマークタワーにいそいそと移動しましたとさ。

 横浜ランドマークタワーは、高さ273m地上69階に展望フロアがあるのです。ここからは、360度の景色を見わたすことができちゃう。

 この日、佐藤は、西側の富士山が一望できるスポットから太陽が沈んでいくのを見た。ここから見ると「剣ヶ峯」と言われる富士山も穏やかな顔を見せてくれる。


●永遠なれ横浜ランドマークタワー●.jpg

●永遠なれ横浜ランドマークタワー●


●絶景の横浜港を望む●.jpg

●絶景の横浜港を望む●


 太陽は、勇姿を眺める人々の影を長く、ながく伸ばしながら、自分の力を誇示するかのような、強く包み込むように光をロビーに注いでくれる。

 太陽は、遠くの山並みの陰に、刻々と沈むにつれて、富士山の色を少しずつ、少しずつ、赤くそめていった。

 富士山には月見草がよく似合う、とは確か太宰治の言葉だったと思うがそれは間違いである。高層ビルでも、新幹線でも似合うのだ(笑)。

 透明で、ブルーであった空は、やがてオレンジになり、最後は淡いピンク色に染まっていった。なんという素晴らしい景色! この瞬間、太陽は偉大だぁ〜!と思いましたぜ。


●ケロちゃんと展望フロアのカフェで夕日を堪能●.jpg

●ケロちゃんと展望フロアのカフェで夕日を堪能●


●富士山!その変わり行く色彩が美しい●.jpg

●富士山!その変わり行く色彩が美しい●



【研修会場に着く】
 さて、研修です。会場に入ると、そこには神奈川県の介護支援専門員専門課程の研修でかかわった人々も参加されていました。

 平成18年度の介護保険制度の改正後、介護支援専門員(ケアマネジャー)は、その資質の維持向上という名目で、系統立てた研修制度が導入されたのです。

 そのために現役のケアマネにとっては、非常にハードな研修を受講することとなりました。まぁ全く研修もやらないでいるのと比べると数段幸せなのでありますが。とはいえ、現役で研修に参加するのは大変。

 聞くところによると束縛される時間が長いのでスケジュール調整も難しいという。このように、国が定めた、研修制度がある中にもかかわらず、磯子区ケアマネ連絡会では、さらに、独自の研修を企画して勉強をしたいと考えているのですから、素晴らしいことです。


●互いに語り合う、相談援助の基本●.jpg

●互いに語り合う、相談援助の基本●



 ●研修内容
 
 ・自己理解・他者理解。
 ・他者とかかわる傾向性を意識する。
 ・ストロークの活用法。


 まずは、演習を重点に、自己理解・他者理解を深めて頂きました。その中から、同じ物事を捉える時に、自分の物事の見方や、捉え方、考え方、表現の仕方と、他者の物事の見方や、捉え方、考え方、表現の仕方とは必ずしも同じではないこと。また、違いがあって当然であるということを意識して頂きました。

 その後で、皆さんに「他者とのかかわる傾向性」を認識して頂くためにストローク表を作成して頂きました。

 そして、パワーポイントを用いて解説しました(ううん、確か専門課程を受講された方々には、以前もやったような……)。

 皆さんは、他者と積極的にかかわる傾向の部分では、当たり前のことですが、沢山ストロークを活用していました。

 また、かかわる傾向としては、肯定的なストロークや、否定的なストロークを効果的に発信できている方が多かったように思いますね。

 また、中には、他者とかかわる時に、自分の能力を十分に発揮せずに、デイスカウントしている方もいらっしゃいましたが、これは質問されたことに対して、自問自答しているので、自己謙遜する部分もあり、多くの場合は信憑性にはかけるのです(笑)。


●個別に参加者の方々とかかわる●.jpg

●個別に参加者の方々とかかわる●


 それでも、皆さんは、佐藤が解説していくと、自分が作成した表を真剣になって眺め、時に頷き、時に他者と見比べて談笑されていました。

 さて、「他者とのかかわり方の傾向性・ストローク」についての研修はこれにて終了です。皆さんは、ストロークについて、何かを感じとり、また何かに気づいたことでしょう。その気づきを常に意識して、他者とかかわってみてください。

 きっと、今まで以上に対人援助が楽しくなるに違いありません。ではでは!


●そして全員とかかわるのです(あたりまえだ)●.jpg

●そして全員とかかわるのです(あたりまえだ)●


(休むんなら月曜か火曜日にしてくれ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 16:36| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

奮闘記・第353回 ケアマネ/島根県

●2008年10月24日● 島根県浜田市・いわみーる


社会福祉法人島根県社会福祉協議会

島根県福祉人材センター

平成20年度

介護支援専門員実務経験者基礎研修 

4日目



 本日で基礎研修が全て終了します。ほっとするような、寂しいような(笑)。まずは、行きつけの出雲大社石見分祠に参拝。そして会場入りしました。

●石見分祠の朝、大分涼しくなってきました●.jpg

●石見分祠の朝、大分涼しくなってきました●


 佐藤は、3日間の資料を活用して、今回の研修を振り返りました。初日に行った、「満足していること」を、皆さんに再度確認しました。

 そして、情報収集、アセスメント、計画作成、サービス担当者会議、モニタリング、他者との連携を効果的に行うためには、支援経過記録を効果的に残す必要があることを再確認しました。

 その後、今回の研修での、学びや、他者とのかかわりを通して、自分が介護支援専門員という役割をはたす上でカギとなる、「助かっていること」「困っていること」について、KJ法を活用してグループごとにまとめて頂きました。


●グループワークに怒涛の参加●.jpg

●グループワークに怒涛の参加●



【助かっていること】
 
 ・多くの人々の支えがあって今の仕事を続けてこれた。
 ・自分の知識が深まってきた。
 ・地域にある社会資源を多く知ることができた。
 ・利用者が自分のことを「介護支援専門員」と認識してくれた。
 ・他職種と連携ができるようになった。
 ・サービス担当者から情報提供があった。


●維持するための方法
 
 ・これからも、自分の考えや思いをしっかりと他者に伝えていく。
 ・常にアンテナを張って、新しい情報を逃さないようにする。
 ・利用者や職員に介護支援専門員の仕事をアピールしていく。
 ・家族に感謝を伝える。
 ・サービス担当者会議の前には根回しをしていく。



【困っていること】
 
 ・相談援助技術が向上しない。
 ・自分に自信がないから積極的にかかわれない。
 ・地域に必要な資源が少ない。
 ・施設ケアマネの役割が施設の中に浸透していない。
 ・主治医との連携の仕方をどうすればよいか困っている。


●改善するための方法
 
 ・自分のしていることに自信を持つ。
 ・日々是研鑽、介護保険制度の動向をみつめていく
 ・主治医とのかかわりについては、まずは、自己紹介を兼ねて
  あいさつに行き、今後のかかわり方について相談してみる。
 ・困ったことは一人で抱え込まないで、地域包括支援センター
  の主任介護支援専門員に相談に行く。
 ・書籍等を読む。


●穏やかにグループワークが進む●.jpg

●穏やかにグループワークが進む●



■佐藤からの総評
 皆さんから、事前に各サービス計画を提出して頂いた時に、佐藤が実務研修の時には伝え切れていなかった部分は、佐藤なりに認識しておりました。

 情報収集の内容であったり、支援経過記録の書き方であったり、サービス担当者会議の開催方法でした。そこで、今回の研修では、そのあたりに焦点を当てて、内容を展開しました。

 その結果。事例検討では、皆さんの積極的な演習から、皆さん自身が情報収集の大切さに気づくことが出来ました。

 さらに、経過記録の重要性については、討議の中から連絡帳の存在に気づき、個別の記録を残すことの大切さを認識することも出来ました。

 また、サービス担当者会議については、講義演習から、事前に行う、「根回し」の必要性を学ぶことが出来ました。


●地域の言葉でまとめてみた!●.jpg

●地域の言葉でまとめてみた!●


 佐藤は、今回の研修を通して、介護支援専門員が作成する計画の種類が、もはや、「居宅サービス計画」だけではなく、「介護予防支援サービス計画」「施設サービス計画」の三種類がしっかりと確定されてきたことを実感出来ました。

 そして、地域包括支援センターの役割が、地域の中で定着してきていることもわかってきたのです。

 さてさて、これにて基礎研修は修了です。次回、専門課程で再会しましょう。皆さんの活躍を応援しています。Au Revoir!


●ワシントンプラザホテル・銀座の朝食です(笑)●.jpg

●ワシントンプラザホテル・銀座の朝食です(笑)●


(ホテルの朝食が、いつもの浜田名物?板ワカメじゃなくて、ただの味付け海苔だったぞい。岩村さんそれはないんじゃないの?いくら混んでてもさぁ。さて、研修の項、終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 19:40| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月07日

奮闘記・第352回 ケアマネ/島根県

●2008年10月16日● 島根県浜田市・いわみーる


社会福祉法人島根県社会福祉協議会

島根県福祉人材センター

平成20年度

介護支援専門員実務経験者基礎研修

3日目



【ケアプラン点検演習「他者の事例から学ぶ」】
 午前中は、サービス担当者会議の開催方法についての、自分達がしている手法を振り返りました。

 まずは、自分で考え、次に各グループで話し合いました。施設ケアマネのグループでは、自分が、介護支援専門員になる前から、日常的にケアカンファレンスが開催されています。

 そのため、ケア会議の開催方法が常態化(システム化)されているのが普通。だから、自分が担当になった時に、そのシステムの不具合いに気づいて変革しようとしても、なかなかできないのです。

 そこで、グループワーク時に、具体的にどのようにすれば良いのかを佐藤の経験からアドバイスしました。


●グループ討議を発表●.jpg

●グループ討議を発表●


●質問をため込む●.jpg

●質問をため込む●



■施設でのケアカンファレンスの手順
(1)ケアカンファレンスの日程調整
  モニタリング(現状把握、再アセスメントが同時進行することも
  ある。)
  新規の場合は、アセスメント結果から施設サービス計画の原案を
  作成する(相談員とも相談)。
  モニタリングをもとに、ケアカンファレンスの必要性を吟味。
  相談員、Dr、利用者(家族)など、ケアカンファレンスの日程に
  ついて調整を行う(依頼文なども有効)。

(2)関係機関へモニタリング(アセスメント)を要請
  看護師・PT(OT・ST)・栄養師・介護職等の、各担当の個別援助
  計画が現状に適合しているかを検討してもらう。

(3)事前の情報収集
  相談員やDrを含めた、関係機関から情報を収集する。

(4)サービス担当者会議の検討内容を吟味し、検討事項をまとめる
  自分のモニタリング結果を含め、各担当者から集めた情報を整理   し、ケア会議での、検討事項(協議事項・確認事項)をまとめる。
  集めた情報から、施設サービス計画の修正を行う。

(5)レジメを提供
  サービス担当者会議のレジメ(ケア会議シート)に検討内容をま
  とめ担当者に配布しておく。

(6)ケアカンファレンスの開催
  ケアカンファレンス上では、利用者サイドに寄り添い、利用者
  (家族)の緊張をほどく。参加者を紹介する。開催手順を説明
  する。(現状報告・質疑応答・質問はため込み、後に担当者に
  答えて頂くことを伝える。)
  検討事項を読み上げる各担当者からの現状報告その都度、利用
  者(家族)の同意を得る質問をため込む(出てこないときには、
  重要な部分を再確認する)。質問に対して担当者に答えて頂く。
  利用者(家族)に同意を求める。参加者全員に同意を求めるケ
  アカンファレンスの終了を伝え、労をにぎらう。

(7)支援経過・ケアカンファレンスまとめ
  支援経過・ケアカンファレンスの内容をまとめる。参加できな
  かった人々に結果を文書にて伝える。


 地域包括支援センターや、居宅介護支援事業では概ね、サービス担当者会議の開催手順(上記の手順)によってサービス担当者会議が開催されていたようです。


●事例の大いそぎで整理●.jpg

●事例の大いそぎで整理●




■確認事項
 ・主治医との連携。利用者とのかかわりがスタートした時に、自
  分が担当者になったことを伝える。情報収集を得る。
 ・居宅サービス計画(原案)は必ず作成して担当者に渡す(主治
  医にも)。
 ・サービス担当者に個別援助計画(案)の提出をお願いする。
 ・サービス提供責任者と利用者のことばの橋渡しをする。
 ・同意を得る。
 ・支援経過記録に残す。


 午後からは、昨日に引き続き事前に提出していただいた事例の中から、佐藤が選抜した事例について、みんなで検討しました。

 1つは、施設サービス計画についての事例でした。事例提出者は、現在、介護支援専門員の職には就いていませんが、自己研鑽のために参加をされていました。


●グループの代表として質問●.jpg

●グループの代表として質問●


 この方の事例は、サービス内容が非常に丁寧に記載されていました。これによって利用者が自分で、受けられる援助を、具体的に理解出来るのです。

 皆さんは、この事例検討を通して、利用者に理解できる短期目標の表現の仕方にヒントを得られたようですね。

 もう1つは、居宅サービス計画の事例でした。この事例提供者は、主治医との連携に悩みを抱えていました。でも、検討後、参加者からの同等の体験談を聞くことにより、主治医との連携方法の具体策を考えることができたようです。

 今回は、介護予防支援サービス計画・施設サービス計画・居宅サービス計画と、サービス種別ごとに事例検討を行いました。

 自分の事例でなかった方でも、この事例検討では、協議した内容から、自分のこととして様々な学びを得ることができたと思います。ではでは!


●研修前に行きつけの出雲大社石見分祠に立ち寄る●.jpg

●研修前に行きつけの出雲大社石見分祠に立ち寄る●


(にほんばし島根館は、さながらスーパーの様相を挺してきた。そのうちバーゲンもやるのかな?それはさておき研修の項はつづく!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:49| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第351回 ケアマネ/島根県

●2008年10月22日● 島根県浜田市・いわみーる


社会福祉法人島根県社会福祉協議会

島根県福祉人材センター

平成20年度

介護支援専門員実務経験者基礎研修後期

2日目



 本日、午前中はストローク表を作成。皆さんに自分が他者とかかわる時の傾向性について認識を深めて頂きました。

 午後からは、皆さんに、事前に提出して頂いた事例の中から、佐藤が抜粋してあった「介護予防のケアプラン」の事例検討を行いました。

 まずは事例について、発表者から発表。次に会場から質問を出して頂くのですが、これがなかなか挙手が上がらない(笑)。そこで、司会を担当した方が、各グループにマイクをまわし、グループから質問事項を出して頂いたのです。

 すると、出るわ、出るわ。皆さんは聞きたいことが沢山あったのですねぇ(笑)。


●事例検討が始まった●.jpg

●事例検討が始まった●


 質疑応答の時間では、まず質問者から出された質問に、発表者はすぐに答えないで、質問をため込んでおきます。

 質問がある程度たまったら、発表者が答えていく、という手順、手法で行いました。

 この手法は、疑問をなげかけられた発表者に、それらの出された質問内容について、答えを考える時間を与えることができるという利点があるのです。

 マイクを各グループにまわした結果、ホワイトボードは、皆さんの質問で埋まってしまいました(笑)。それから、それぞれの質問に、発表者から答えて頂きました。


●質疑応答でホワイトボードが大活躍!●.jpg

●質疑応答でホワイトボードが大活躍!●


 すると、発表者は、自分のアセスメント不足や、情報収集が少なかったことに気づくことができるのです。さらに、自分のしきたことが、それでよかったのだという安堵感を得ることもできたようでした。

 そして、1つの事例検討を通して、参加者の一人ひとりも、個別に様々気づきを得られたようですね。

 その上で、佐藤は、発表者の経過記録の書き方を参考にしつつ、支援経過の書き方について説明しました。

 介護支援専門員の記録の多くは、自分の行動の記録でもあること。サービス担当者とのやり取り、利用者家族のやり取りなど、自分がその日に行動したことは、個別の台帳に書いておくことの重要性と必要性について、解説しました。

 当たり前のことですが、すでに、皆さんは記録について、その重要性を十分に認識していました。

 ただ、その様子からは、やはり、「電話をかけたこと」や「ファックスを送ったこと」などのこまかな行動の記録を残すことはしていなかったようです。

 実は、このような些細な行動こそ、皆さんの行動記録としては重要であるのです。とは言っても、介護支援専門員は、事務所にいないことも多いのですね。でも、その間にも他者からの連絡なども入ってしまうものです。

 だからこそ、事業所の人なら誰でも、それぞれの支援経過に記入できるシステムを作ることの大切さを伝えたのです。

 今からでも遅くはありません。自分の行動記録を、意識して、ぜひ残すように心がけましょうよ、もったいないですから。また明日!


(研修は続く!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:27| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第350回 ケアマネ/島根県

●2008年10月21日● 島根県浜田市・いわみーる


社会福祉法人島根県社会福祉協議会

島根県福祉人材センター

平成20年度

介護支援専門員

実務経験者基礎研修後期
 
1日目




 介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上研修として、介護支援専門員実務経験者基礎研修が、とうとう浜田会場でスタートした。

 参加者には、10月4日の浜田地区広域行政組合が主催した「ケアマネとサービス事業者連携方法」の研修にも、参加してくれた人々がいたのである。たいへんだなぁ〜。



【横道介護支援専門員実務研修受講試験について】
 初めに10月19日に行われた、「介護支援専門員実務研修受講試験」について、早速今年の問題に目を通し(どんたくアカデミー作成、問題と解答例・他)、今回の問題傾向の傾向についてザッと解説。

 すでに、介護支援専門員になっている皆さんには、もう興味のわかないことかもしれませんが、試験問題などを眺め、自分の持っている知識を、常に再点検する必要はあるのではないかしら?

 佐藤も、試験内容を眺めてみました。試験内容は、前回同様、介護予防に関連した試験問題が多いようです。また、保健医療サービス分野では病気の特徴を知り、それに関する薬の効用や、副作用などの知識が求められていて結構難しいかな。

 さらに気管切開で、気管カニューレを使用している人の特徴やケアをするにあたり注意する部分。また、膀胱留置カテーテルを挿入した高齢者の尿路感染症などの知識。また、血液検査結果の数値の読み方など。

 まぁ、このあたりの問題は、言葉(用語)の理解と、それに適した知識に対する理解度の問題ですよねぇ。佐藤には相変わらず難解でしたわい(苦笑)。



【研修報告
 皆さんは実務研修受講後から、実際に介護支援専門員の業務についています。

 そこで、まず自分自身がしているケアマネジメントの過程で、満足できているところと、満足できていないところを、シートを活用して個別に書き出して頂き、その後でグループで語り合って頂きました。


●満足していること、していないことについて語りあう●.jpg

●満足していること、していないことについて語りあう●


●満足している
 
 ・利用者・家族の方向性が統一できた。
 ・訪問した時に受け入れてくれた。
 ・かかわり方によって、認知症の利用者さんが落ち着き、在宅生
  活が維持できるようになったこと。
 ・サービスを選んでいただける場に同席できた。
 ・勉強の必要性を再認識できた。
 ・フォーマル・インフォーマルを知ることができた。
 ・他の事業者と顔見知りになれた。
 ・職場の先輩達に聞きながら知識が広がった。



●満足していないところ
 
 ・情報収集やコミュニケーションが出来ない。
 ・知識不足で自信がなく判断することが出来ない。
 ・誰の立場に立って話をすればよいかわからなくなる時がある。
 ・認知症のかたの意向を聞き出せていない。
 ・利用者の希望をサービス提供側の都合で提供出来ないことがある。
 ・自分のしている支援・介護予防プランがこれでいいのか迷う。
 ・利用者とサービス提供事業者とがうまくいっているのか心配。
 ・テキストが居宅中心の内容であり、施設向けのケアプラン作成に
  関しての内容が記載された書籍が足りない。
 ・サービス担当者会議の時間が十分に取れない。
 ・自分(施設ケアマネ)は、相談員が窓口になるためか、家族の
  要望が聞きだせにくい。



 などなど。佐藤は、会場をまわり、皆さんが、個別に書き出している時に、こそっと、横から見ていた時に、皆さん満足しているところが少なかったので心配をしておりました。

 でも、皆さんで語り合うことにより、満足できているところも多く出てきていました。そうそう、自分のしている仕事に満足する部分がなければ、仕事をしていても張り合いがないというもの(笑)。


●課題の整理に真剣!●.jpg

●課題の整理に真剣!●


 佐藤は、グループ討議をしている時に、各グループ内に入り皆さんの満足の度合いや、困りごとなどを聞いていきました。

 松江会場と同様に養護老人ホームの方々が、プランニングの手法に苦労されていることを聞くことが出来ました。

 午後からは、出会い・再会・語り合いと表して、佐藤の指示に従い、二人一組になっていただいて課題について語り合って頂きました。

 1回目の演習では、お互いに照れくさくて、1つの課題に集中することができなかった方もいたようですが。


●自分を語り、他者を聞く●.jpg

●自分を語り、他者を聞く●


 そこで、佐藤が、まずこの演習の趣旨を解説。つまり、1つの話題に集中して語り合うためには、質問技法を活用することなどを伝授したわけです。

 すると、2回目以降からは、俄然ハッスルして、相手に話題に興味を持って、掘り下げて聞くことができたようですね。

 まぁ、実はこの時間はコミュニケーションの実技の時間だった、というわけです(笑)。さて、皆さんはどのような感想を持たれたかしら? ではでは、また明日!


●興味深く相手の話を聞く●.jpg

●興味深く相手の話を聞く●


(浜田の名物、「赤てん」は60年くらいの歴史があるらしいが、しばらく食べれない。研修は続く、To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 15:14| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月03日

奮闘記・第346回 ケアマネ/島根県

●2008年10月17日● 島根県松江市・合同庁舎


社会福祉法人島根県社会福祉協議会

島根県福祉人材センター

平成20年度

介護支援専門員実務経験者基礎研修

4日目



 ふふふ。今日も早朝から、売布神社に参拝。ふう、本日は研修の最終日です。佐藤はテキストを活用して今回の研修を振り返りました。

 そして、皆さんに、今研修を振り返り、自分が介護支援専門員になって助かったこと(自分の能力も含め)。また、研修を振り返り、できていなかったことを明確にして頂きました。



●売布神社へ参拝!ふう、もう朝の空気は冷たい●.jpg

●売布神社へ参拝!ふう、もう朝の空気は冷たい●


●事務局のあいさつでスタート!●.jpg

●事務局のあいさつでスタート!●


 さらに、助かったことを維持するためにはどうすればよいのか? また、出来ていなかったことを改善するためにはどうすればよいのか?を考えていただきました。手法はおなじみのKJ法です。



【助かっていること】

 ・事業所内の他の職員が自分を支えてくれること。
 ・家族が自分の仕事に理解を示し協力してくれること。
 ・利用者・家族が自分が行くことを待っていてくれること。
 ・介護保険制度の理解が深まったこと。
 ・地域にあるインファオーマルなサービスについて理解が深まった
  こと。
 ・事業所内に相談できる先輩がいること。


●自分達の考えをまとめる●.jpg

●自分達の考えをまとめる●



【困っていること】

 ・地域に提供できるサービスが十分にないこと。
 ・ケアマネジメントの過程が十分に把握できていないこと。
 ・記録物が多く、記録に時間がかかること。
 ・パソコンが、介護支援専門員の数だけ無いので順番待ちを
  しなければならないこと。
 ・介護職員と兼務のために介護支援専門員の業務をするのに
  時間をつくりに憂いこと。
 ・やらなければならないことが山積みになると、プレッシャー
  からストレスがたまっていくこと。
 ・介護保険制度や、権利擁護、成年後見人制度など、法的な 
  理解が不十分なこと。


●堂々と発表することが出来た●.jpg

●堂々と発表することが出来た●



 
【助かっていることを維持するためには】

 ・これからも、事業所内にいる人々に、自分から積極的にコミュ
  ニケーションを取って連携をはかる。
  (本日の自分の行動の予定を明らかにすること、困りごとが発
  生した時には対応の仕方を明確にすること。)

 ・家族には常に感謝の言葉を伝えること。
  (助かっていることを素直に伝える。助けて欲しいことは具体
  的に伝える。愚痴は少なく感謝の言葉を多く伝える。)

 ・利用者・家族に対して常に信頼していただけるようにする。
  (約束は守る。出来ないことは素直に伝える。介護保険法につ
  いての正しい知識を発信する。)

 ・介護保険制度については常に新しい情報を手に入れる。
  (新聞を読む。テキストを更新する。)

 ・地域にあるインフォーマルな情報を手に入れたときに記録に残
  す。(インファーマルなサービス・社会資源マップの作成。)


 これにて、すべての研修内容は終了しましたぁ! どうぞ、みな様、今後も自分の体をいたわりつつ、ご活躍くださいませい(笑)。ではまた!!


●これにて終了!!●.jpg

●これにて終了!!●


●山陰中央新報は島根の情報が満載!●.jpg

●山陰中央新報は島根の情報が満載!●


●合同庁舎の眼下では園児がお散歩●.jpg

●合同庁舎の眼下では園児がお散歩●


(研修の項、終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:13| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする