2008年05月13日

奮闘記・第214回 読んでみた!/東京都

●本の分野● 映画ノベライズ


『小説 砂時計』

(橋口いくよ・著/芦原妃名子・原作) を読む!


その前に映画 「砂時計」 も観たぁぁ!!


(2008年5月某日 東京都豊島区・池袋リブロで購入)



 映画 「砂時計」 を観た(漫画のほうはまだ。池袋テアトルダイヤにて)。この映画は、島根県が舞台になっている映画。これを佐藤が黙ってみていられるわけがない(黙ってみてろって?)。

 島根の情景を楽しみたいというのが目的(笑)。自分がよいと思うものを、他人がどうとらえるのか? ぜんぜん違うものをクローズアップされることもあるから面白い。島根県といっても広いんですから、たいへん興味があったのです。

 で、ストーリーはやはり、もう少し尺の必要な内容なので駆け足の感が否めない。ただ、「ああ、そこいってないじゃん!」とか、「行った! 行った! ○○さんの仕事で行ったじゃん!!」というちょつと違った楽しみ方をしてしまいました。

 島根というと、杵築大社や松江がたいがい話題の中心。最近は石見銀山もあるのだが、浜田は意外に観光ガイドでも出ているのは少ない。まぁ出雲や松江は行きまくりだから素晴らしいには違いない(笑)。ただ、三瓶山や浜田の石見海浜公園などもいいのにな、と思うのです。


図1 遠くに観ゆる、あの石見海浜公園.jpg

図1 遠くに観ゆるは、「あの」石見海浜公園


さて、映画 「砂時計」 を観て、本屋さん寄るとふと『小説 砂時計』とあり。この本を手に取ると、映画公開に際して、原作コミックをもとに、著者が書きおろしたとのこと(いわゆるノベライズですかね)。そうですか、そうですか。またあの感動に遭遇できるのね(いちおう感動はしてるのです)。

 今回、島根へ向う飛行機の中で読み進めてきました(そう、今日は浜田にいます)。

 映画では、杏の視点から見た形でドラマが展開していましたが、小説では、映画ではあまり触れていない、杏の視点からみた回想シーンや、大悟の視点からみた回想シーンが交互に登場し、物語を形成しています(映画では、今の杏と過去の杏が対比)。

 杏と大悟のこころの葛藤とともに、2人を通して、藤や椎香のこころの葛藤も知ることができました。「ああ、小説だなぁ」と改めて感じ入りました。映画はやはりビジュアルがメイン。やや島根の、というか、東京などでは見られなくなった「ほんとうの暗闇」や「夕暮れ」にこだわり過ぎて、ふつうに明るく撮ればきれいなのになぁと思う映像もありました。素人意見で申し訳ないが。

 内容はきれいなラブストーリー。島根の皆さんにも観て、批評して頂きたいな。自分の街がうまく表現されてましたか? 考えていたものとは違いましたか?と。ただ松江サティの映画館でしかやってないのはねぇ……。

 小説と映画の感想が入り混じってすみませんが、佐藤が小説を読んで感じたのは、「砂時計」の主人公は、実は杏ではなく、大悟こそが「主人公」なのであろうと感じたことです。島根県の男を描いたものなのだと。

 でなければ、島根県で撮る意味があまりありませんからね。極端な話、女性はどこの誰でもあまり関係ない。いま風に傷ついた都会の女性であればいいのだから。

 もし、杏が博多の女性でも、大阪の女性でも話の本筋は変わらない。でも大悟が島根の男でないならば、映画はまったく変わってしまいませんか?

 砂時計をひっくり返すと、「過去だった砂が、未来の時の砂にかわる」まだ落ち切れていない砂は、まだ、経験しない未来の時間です。私達は生きている限り、まだ落ちていない未来の時間を有意義に過ごすことを考えていかないとな〜。

 すぐ未来は過去へと流れてしまうから。これは悠久の時間が歴史として流れている島根だから(ある意味、京都、奈良も可能かもしれない)生きるラブストーリーなのでしょうね。

 若人は若人の感性に十分響くでしょう。大人は大人で過ぎ去った過去を悔やむのもよろしいでしょう(笑)。どうぞ、映画も本もみてくださいませ。ではでは!


図2 某ワシントンホテルでくつろぐ佐藤(笑).jpg

図2 某ワシントンホテルでくつろぐ佐藤(笑)


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 22:24| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

砂時計 ストーリー 芦原妃名子
Excerpt: 砂時計 4人の幼なじみが歩んできた14歳から26歳までの12年間と、ヒロインの初恋の行方を描く純愛ラブストーリー。第50回小学館漫画賞受賞の芦原妃名子の同名コミックを原作に、誰もが経験したことがある..
Weblog: 砂時計
Tracked: 2008-08-25 06:27