2007年09月08日

奮闘記・第018回 読んでみた!/東京都

●本の分野● 介護支援専門員


指定居宅介護支援事業所の

コンプライアアンス


(2007年8月31日 東京都豊島区・ジュンク堂書店・池袋本店)



 コムスンの施設系事業及び在宅系事業の譲渡先が決まりましたね。佐藤は、そんな、ある日、涼しくなったので、池袋駅東口にある「エアコンがあまりきかない」ジュンク堂書店へ行きました。

 えっ、何か問題でも? 恒例の書店徘徊をしていたわけですよ、はい。そこで、こんな本をみつけましたよ。


図1 これですこれ! あれ? 佐藤の本が!(笑).jpg

図1 これですこれ! あれ? 佐藤の本が!(笑)



 帯には「コムスンショックを吹き飛ばせ!」との文字。本の題名は、

 『指導・監査に負けない ケアマネ事業運営のポイント70
  初任者から独立事業主まで知っておきたいケアマネの業務の
  すべて』

 なんだか長いわね、ははは。どれどれ、果たして介護業界はコムスンショックから抜け出すことができるのだろうか、というかコムスンショックってなんだ? そんなものだいたいあるのか? 当事者はともかく、こんな縛りのある介護保険制度や、介護報酬じゃ、遅かれ早かれ、どこかがああなることはわかっていたような気がする。

 でもまじめにやっている現場の当事者にはさぞかしショックかもしれない。だが、そんなうまい話があるのかしら? 疑心暗鬼でひらいてみました。

著者の一人、(株)ウエルビー代表取締役・青木正人氏はこの本の「はじめに」の中で、

 経営=マネジメントとは、「経営資源を有効活用し、業務遂行・目標達成を効果的に推進し、理念・目的の実現に至るプロセス」のことである。と述べて、介護支援専門員の業務であるケアマネジメントのマネジメントと事業所のマネジメントは同じようにPDCAをマネジメントサイクルに即って実現されて行く。さらに、

 コンプライアアンス(法令遵守・倫理遵守)を原点に、「ビジネスとしての居宅介護支援事業所が継続的・安定的に成果をあげること」が介護事業の社会的信認を高め「介護支援専門員がその専門性を遺憾なく発揮し支援のプロとして認知されること」が、わが国が真に豊かで心地よい社会となるための不可欠な要素である。

 としている。これは、介護支援専門員の死活問題として、もっともなことでしょう。ただ今回の改正に伴い、指定居宅介護支援事業所の管理者は介護支援専門員でなければならなくなったのだから、介護支援専門員は、指定居宅介護支援事業所がどのようにすれば、継続的・安定的に成果をあげられるのか、考えなくっちゃなりませんよねぇ。

 まず介護支援専門員は、介護保険制度改正に伴い、受け持つことのできる利用者数が35件と決められてしまい、地域包括支援センターからの委託を受けて受け持って、介護予防のケアプラン8件を足しても、計43件に留まります。

 だから、誰でもこの数字だけを考えれば、独立しても経営は難しいと考えるでしょう。これも当然のこと。経営って非常に難しいからね。

 だけど、この本では、経営をするためには、特定事業所加算をとることを奨励しています。ふむ、ふむ、なるほどねー。特定事業所加算を得るということは専門性の高い人材を確保し、地域全体のケアマネジメントの質の向上に資することにもなるわけだからね。

 ちなみに、この本の項目立ては下記のようになっています。居宅介護支援事業所の現状から、独立する手法。さらには事業所をつくるためのノウハウが満載です。


 
 第1章 介護保険制度見直しから読めるケアマネジャーの未来

 第2章 既存の居宅介護支援事業所から独立したい!

 第3章 居宅介護支援事業所をつくる!

 第4章 居宅介護支援事業所を経営する!

 第5章 他の福祉・医療機関と連携する!

 第6章「居宅介護支援事業所の経営を継続するために



 特に、第3章では居宅介護支援事業所をつくるノウハウが満載。株式会社設立のためのプローチャートや、都道府県から指定を受けるために必要な指定申請書類の書き方も記載されているではありませんか・・・。

 うん?これってもしかして、私の本と同じで、申請用紙のつくり方ではないか!

 さらに第5章では介護支援専門員に必要な他職種と連携するノウハウが満載、各サービス事業所の特性から、介護支援専門員が「知りたい」であろうという視点をふまえて紹介している。ここが、他の経営本とはちがうところだろうな。

 なぜ、経営部分ではないところまでが詳細にあるのか思いきや・・・。

 「おわりに」で、共著者、NPO法人ケアマネージメントサポートセンター理事長(「おわりに」でケアマネジーメント〜になってたわよ、いいのかしら)・長谷川佳和氏が、「自分でもこんな本があったらいいな」というものを形にしたかったとのこと。なんと、この先生自身が独立ケアマネなんだぁ〜!と納得!!


■『指導・監査に負けない ケアマネ事業運営のポイント70 
  初任者から独立事業主まで 知っておきたいケアマネ業務の
  すべて』


 青木正人・長谷川佳和(共著)
 日本医療企画、2007年、2800円(+税)


(次回へつづく)

ひゃ〜 島根2.jpg

来週は、またまた島根! 楽しみにしております。
他の地域の方々も、ぜひぜひよろしくお願いします!!!


posted by さとうはあまい at 16:40| 島根 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様でございます。

ヒューマンライフケアの関東デイサービスのデイ責任者を今年の3月までしていました。

ちよみ先生の研修には在籍していた2年間よく参加させていただいていました。

今は社会福祉法人の特養へ、渉外担当として転職しております。最後のご挨拶をすることもできずずっと気になっていました。

また機会があれば、先生の元気になる講習会に是非参加したいです。
Posted by ナカタ at 2007年09月11日 11:00
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

居宅介護支援事業所
Excerpt: 居宅介護 支援事業所-介護求人情報サイト−介護の仕事や資格居宅介護 支援事業所に関する質問居宅介護支援事業所・・・て?新しい居宅介護支援事業所に勤めることになりました。ケアマネ資格は昔取ったが働くのは..
Weblog: 介護情報
Tracked: 2007-10-01 16:14