介護労働安定センター東京支部
介護職員基礎研修500時間
「ケアマネジメント技術と生活援助」
第1日
(2007年9月3日 東京都豊島区・池袋サンシャイン60)
介護労働安定センター(東京支部)では「介護職員基礎研修」が6月22日からスタートしています。佐藤の受け持ちは「ケアマネジメント技術と生活援助」です。佐藤は常に現場の方々にこの範囲を教えているので得意なところ。だけど、受講している人々は現職の人ではないから、はたして理解していただけるかどうか。・・・少し心配。
ご存知のように、介護職員基礎研修を修了すれば、能力に関わらずサービス提供責任者になれる。ということは、つまり、これはサービス提供責任者への道を目指す卵さんたちではありませんか。これは当然磨かないわけにはいきません。
佐藤の心配をよそに授業はスタート。まぁ授業がはじめってしまえば伝えたいことはあふれてくるから不思議。だから、開口一番「みなさん、500時間を受講してくださってありがとう!」と挨拶し、授業をスタートしました(笑)。
この介護職員基礎研修の素晴らしいところは、各項目で授業が終了した時点で科目修了評価の筆記試験があるというところです。
このようなシステムは訪問介護員1級や2級にはありませんよね。だからある一定の緊張感が生まれ、受講する人々の真剣度も高まります。教えるほうはさらに真剣になります。しかも、全くの経験がない人々にケアマネジメントを説明するわけだから、言語の意味・解釈の説明からのスタートです。
しかし、このコースは、6月22日に開講しているので、すでに皆さんは、一定のカリキュラムを受講しているわけで、だから介護保険制度の仕組みを理解できていたようで、ケアマネジメントの用語を使用しても理解ができていましたね。う〜ん、素晴らしい!
そして、サービス提供責任者になれるという意気込みなのか、はたまた試験があるからなのか、受講している姿勢が真剣そのものでした。
介護職員基礎研修は、介護職員として介護サービスに従事しようとする者を対象として基礎的な職業教育として、対人理解や対人援助の基本的な視点と理念、専門的な職業人として職務にあたる上での基本姿勢、基本的な知識・技術等を修得させるとともに、介護職員については将来的には任用資格は介護福祉士を基本とすべきであることをふまえて、より専門的な知識・技術を修得するための機会とすることを目的としています。
(平成18年6月20日老振発第062001号より抜粋)
●介護職員基礎研修カリキュラム
(1)生活支援の理念と尊厳の理解
(2)制度・サービスの理解
(3)障害と疾病の理解
(4)認知症の理解
(5)介護におけるコミュニケーション介護技術
(6)生活支援の視点と家事援助技術
(7)医療・介護との連携
(8)介護におけるソーシャルワーク
(9)生活支援のためのアセスメントプラン
(10)介護職の倫理と職務
※各項目30時間でただし、介護におけるコミュニケーション介護
技術は90時間、実習140時間
(介護労働安定センターホームページより抜粋)
見てくださいよ、この濃厚なカリキュラム! 今回のプログラムに参加している第1回生は9月後半から現場実習に出て、11月には実技及び科目の効果測定(試験)を受けて、晴れて卒業することになる。
つまり、介護現場にはばたいていくのですよ。これだけの素晴らしい知識技術を修得して介護現場に羽ばたくのですから、介護現場職員の評価の向上が図れることになると思いますよ。いや〜将来が楽しみです。
介護職員基礎研修の是非については、介護福祉士資格との関係から、様々な議論がなされてきました。しかし、実際に研修現場に携わると、この介護職員基礎研修の取組みは必要であることを実感しました。
ぜひ、現役で働いている、訪問介護員2級・1級の資格取得者の方は挑戦してサービス提供責任者になってほしいと思いますが・・・。管理者の皆さん。受講させるのは難しいかしら?
図1 なんとなく概観
図2 ここですここ!
(次回へつづく)

