2020年08月04日

奮闘記・第1103回 読んでみた!/東京都

●2020● 本の分野:ケアマネジメント


【GoToトラベル 東京都非対象残念企画】

大山弘一郎閣下・出没記念
緊急企画これでいいのか!「コロナ対策特例措置」
(『月刊ケアマネジメント8月号』掲載)を読む



知らんがな(ひゃ〜参謀)

東京都は、Go toトラベルから除外されました。まぁこういうときに伺うのもなんですし、とは言え、東京では皆さまのお出でをお待ちしておりますよ! 稼がんといかんしねぇ(個人的な意見)

初めての月刊誌の登場です。しかも記事の1本の「読んでみた!」ですw。だって他に読む記事が・・・・(強制終了)。なんせ旧知の、あの、大山弘一郎閣下が参戦してるんですぞ!

さて、厚労省は新型コロナウイルス感染症対策として、居宅介護支援事業所や、居宅サービス事業所に向けて、アリバイ作りで13報もの事務連絡や、Q&Aなどを発出しています。その内容は、コロナ禍における報酬算定や運営・人員基準に関する特例措置でした。

内容は、事業者にとっては、「ありがたい」救済措置ではありましたが、その半面、介護支援専門員やサービス事業者からは、


「利用者に説明ができない」

「ケアマネジメントが形骸化する」


など、その内容の理不尽さに不満を募らせる声も高まっているようです(ま●もな事業者さんがいて安心)。

これについて最近ではつとに厚●省にやや寄り添い気味かなと思っていた同誌でしたが(個人的感想)、編集長交代の余波なのか、緊急で座談会が行われました。

メンバーには、昭島市東部地域包括支援センター竹口病院の管理者・大山氏。秋川あすなろ会理事長氏。白百合ケアセンターのケアマネジャー道家氏。全国マイケアプラン・ネットワーク代表島村氏。介護保険業界の“ラスボス”、国立市役所健康福祉部長大川氏が一堂に会して、座談会を開催しそれぞれの立場から意見を伝えていました。

厚労省から出された、13報ものアリバイ作りの事務連絡やQ&Aは、『月刊ケアマネジメント』の紙面において、主にケアマネジメントおよび通所介護の部分を抜粋し、掲載されています(詳細は同紙面に譲る)。ここでは簡単に注目すべき点をいくつか抜粋してみました。


【新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて】

第2報(令和2年2月24日)
・通所介護事業所に対して、居宅で生活している利用者からの連絡を受ける体制を整えた上で、居宅を訪問し、個別サービス計画の内容を踏まえ、できる限りのサービスを提供した場合、提供したサービス時間の区分に対応した報酬区分を算定できる。これが短時間の場合通所介護は2〜3時間未満、通所リハビリは、1〜2時間未満で算定。1日に複数回の訪問した場合は計画書に位置付けられた提供時間に相当する報酬が上限として算定できる。

第3報
(令和2年2月28日)
・第2報で示された取り扱いは、介護サービス事業所等が、自主的に休業した場合も、同様の取り扱いが可能。
・居宅介護支援事業所に対しては、利用者の状態に大きな変化が見られない等、居宅サービス計画の変更内容が軽微であると認められる場合はサービス担当者会議の開催は不要である。

第4報(令和2年3月6日)
・利用者の希望に応じて、@通所サービス事業所におけるサービス提供とA当該通所サービスの事業所の職員による利用者の居宅への訪問によるサービス提供の両方を行うこととし、これら@Aのサービスを適宜組み合わせて実施する場合も同様の取り扱いが可能。
・居宅介護支援事業所において、居宅介護支援のモニタリングについては、利用者の事情等により、月1回以上の実施ができない場合についても、柔軟な取り扱いが可能。

第6報(令和2年4月7日)※これはQ&A。
Q:通所系サービス事業所が都道府県からの休業の要請を受けた場合において、利用者等の意向を確認した上で、その期間に行う、電話による安否確認について介護報酬の算定が可能か。
A:健康状態。直近の食事の内容や時間、直近の入浴の有無や時間、当日の外出の有無と外出先、希望するサービスの提供内容や頻度等について、電話により確認した場合、あらかじめケアプランに位置付けた利用日については、1日2回まで、相応の介護報酬の算定が可能。なお、対応に当たっては、職員が自宅等から電話を行う等、柔軟に検討されたい。その際には、電話により確認した事項について記録を残しておくこと。
A:休業の要請を受けていない場合においても、利用者等の意向を確認した上で、その期間に行う電話による安否確認について、あらかじめケアプランに位置付けた利用日については1日1回まで介護報酬の算定が可能。
などなど。

さらに、第11報(令和2年5月25日)になると、
・当初ケアプランで予定されていたサービス利用がなくなった等の場合は、モニタリング等の必要なケアマネジメント業務を行い、給付管理票の作成など、請求に当たって必要な書類の整備を行っていれば実際にサービス提供が行われなかった場合であっても請求は可能。

第12報(令和2年6月1日)では、
・通所介護、地域密着型通所介護及び認知症対応型通所介護においては、第1表(略)の算定方法により算定される回数について、通所リハビリテーションにおいては、表2(略)の算定方法により算定される回数について、提供したサービス時間の区分に対応した報酬区分の2区分上位の報酬区分を算定する取り扱いを可能とする。
・この算定を行う場合は、必ず介護支援専門員と連携の上、利用者から事前の同意を得る。

第13報(令和2年6月1日)
・介護報酬の算定の取扱いについては、新型コロナウイルス感染拡大防止への対応を適切に評価する観点から、すべての通所系サービス事業所・短期入所系サービス事業所を対象とする。
・第12報のおける取扱いについては、6月サービス提供分より適用となるが、当該取扱いの適用の終了日にういては、現時点では未定。


抜粋をさらに抜粋してみました。とは言え、果たして、ここに載せられた事務連絡を利用者やその家族もちろんのこと、働いている介護職員はどのくらい周知しているのであろうか? また、居宅サービス事業所の管理者は「介護報酬として算定する」ことについて抵抗は無いのだろうか?

座談会のメンバーも、事業所に対する救済措置は必要であるが、このように「こういう状況だから」「このように対応してする」というのは、まったく計画性がなく。付け焼刃の対応ではないかと語っている(まぁ厚●省の役人にしては迅速な対応であると思うが、内容を問えばねぇ・・・)。

また、特例措置がいつ終わるのか示されていない現在、来年度の介護報酬改定に向けて、事業所側では、この特例を恒久化してほしいと望む声もありますが(無理でしょ)、これはやりようによっては介護保険の根幹にもかかわる部分なので禍根を残す可能性も危惧されています。

また、大山氏は、事業所救済について否定するつもりはない。ただ、権利擁護の観点から考えると、使っていないもの(サービス)まで利用者に支払わせるわけにはいかない。

そこで、今回の問題点をちゃんと指摘したうえで、このようなことが度々あってはならないが、次回このようなことが起こった時に、同じことを繰り返さないよう、今回のように立場の違いを超えてみんなで考えていくことができればよいとしている。

佐藤も、まさしくそうなることが望ましいと思いますね。
ただ、これは介護保険法に則ったサービス提供である限り、国には、全国的なリスクをしっかり捉えて、付け焼刃的な対応ではなく、恒久的な対応をしっかりと考えていただきたいと思う次第です。

今回の緊急企画は、介護保険制度下で働く人々のみならず、介護保険を利用している人、あるいは介護保険料を支払っている一般の人々にも関係する内容でしたので、スティホームでお手すきの際に読んでみてはいかがでしょうか。

さてさて、ご自愛ください。


■本のデータ

『月刊ケアマネジメント 8月号』環境新聞社刊、1,143円+税、2020年7月末・・・・・。

※7月30日発行という触れ込みであったが、案の定、31日に発売された。前日のホームページにも急遽31日に変更(追加?)されていたような・・・。毎月いつ納品されるかがわかりにくく、書店員さんでも「さぁ?」みたいな感じで、「(翌月の)3日ぐらいに(買いに)見えたほうがいいと思いますよ」となんて言われた。たまたま3日間連続で行ったのだが、(今月号はか・な・り・残っていた。売れてるのかどうか心配になりましたw。余計なお世話ですが。


表紙と佐藤.jpg

表紙と佐藤


中身をちらと.jpg

中身をちらと


中丸熊野神社の境内(東京都板橋区).jpg

中丸熊野神社の境内(東京都板橋区)



(To Be Continued!)

posted by さとうはあまい at 15:52| 東京 ☀| Comment(2) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
度々、大山を取り扱っていただきまして、ありがとうございます!(笑)
こちらサイドから声を発しても国のアクションはないですね。
また、各々の職能団体も知らぬ存ぜぬで、あてにならず残念です。
まだ暑い日が続いておりますので、ご自愛くださいませ〜
Posted by 大山弘一郎 at 2020年08月25日 11:37
コメントをくださりありがとうございます。
まさしく、様々な行動を起こしても、何のリアクションが無いのはがっかりですね。ただ、こうして様々なツールを活用して、自分の意見を発信することも必要なことだと思います。またの発信を楽しみにお待ちしておりますので、引き続きご活躍くださいませ。佐藤
Posted by 佐藤ちよみ at 2020年08月26日 08:43
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