2019年02月22日

奮闘記・第1076回 研修会のツボ/群馬県

●2019年● 群馬県前橋市

群馬県健康福祉部 障害政策課 地域生活支援係

「平成30年度 サービス提供責任者現任研修」


皆さま、まだまだ寒いですね。「冬来たりなば春遠からじ」(シェリー/イギリスに詩人)の詩の精神で頑張らないといけませんねぇ。もし今悪いことばかりあっても、それを乗り切れば幸せがやって来るよということ。

ちなみに原文では「If Winter comes, can Spring be far behind ?」ですが、「冬が来たからといって、春が遠いのか?いやあ、そうではあるまいて(遠くないだろう)」という反語で使うらしいが難しいですねぇ(笑)。

さて、今回は先日群馬県で行った、訪問介護(居宅介護・重度訪問介護・行動援護・同行援護)事業所のサービス提供責任者向けの研修報告である。この研修は2日間続けて行うものである。

佐藤は、いつものように研究所のゆるキャラ(どこが?)「ひゃ〜参謀」と共に群馬県に入り、群馬の神々様を巡っている。まさに巡礼の旅であった。その見聞録は「おそらく」後日報告することと思う(笑)。

その前段階にいろいろ天気に不安があった。2月に入り、東京でも妖しく雪が降り、雪が積もる、積もる、積もると言われていた週であったのだ。

ところがどっこい。関東平野の天気は、あ・ま・り・に・も、読みにくい。だから「積もる」「いや、積もらない」とニュースも二転三転であった。ここら北区(東京都)では、雨であっても、箱根(神奈川県)や町田市(東京都)ではドカドカ振っていたりする。

まぁ、近くの昭島市の大将は新宿へ出るのに「ちょっと東京に行ってくる」とのたまうし、国立市のドンは「東京は雪降ってましたか?」と聞いて来たりする。どちらも東京都ですがな・・・。

それはそれ、佐藤は高速道路でチェーン規制にあったらどうしようかと不安を抱いた。もちろん、タイヤはスタッドレスを履いているには履いている。だが、例のスリップ渋滞以来、高速でもチェーン規制が行われていると聞いた。

でも、そう言われても簡単に撒くことができない、こちらにはこちらの運転の歴史があるんだよ!(怒)と怒りを覚えながらそのまま出た。

しかし、東京都近辺の積雪もほんのり白くなっただけで道路には影響が無かった。いや〜、おかげさんで無事にやり過ごすことができた次第である。気象神社って効きますねぇww。


研修当日は、常宿にて朝食を摂った。いや、ここで初めて頂いた。そう、このホテルいつの間にか微妙にリニューアルをしていたらしく、良い意味で変わっていた。

今までも特に何もないホテルであったが、とてもなんというか、お気に入りのホテルであった。しかし、それがことさら愛おしいホテルに進化していた。その1つが朝食なのだ(笑)。これまでは外で摂っていたのをホテルで摂ることにした。


●同じホテルなのか?朝食が充実していた(笑)●.jpg

●同じホテルなのか?朝食が充実していた(笑)●



朝食後、一路上野国総社神社を目指した。そう、群馬県のすべての神々様が祭られている神社だから行かないといけない。

その通い慣れた道をナビ様を頼りに行く。でも、県庁への道は、「蟻のなんとか詣で」のごとく、車の渋滞が続くので注意して出なければならない。

神社では研修では参加者の協力を得て無事に済みますようにと願った。早朝おみくじの結果は、なんと「ひゃ〜参謀」大吉で、佐藤は・・・。ふん。まぁ、良いわ。昨日、貫前神社大吉を頂いているのだからさ(捨てゼリフ)。


●上野国総社神社を参拝●.jpg

●上野国総社神社を参拝●



その後、車に戻り県庁を目指した。


県庁では、佐藤係長が駐車場に出迎えて下さっていた。お互い、初対面なのだが、あの方かな?と思い近づくとやはりそうであった(笑)。

県庁で働いている方ですもの。立ち振る舞いでピンと来ちゃうのだ。群馬県庁の管理職って・・・、○○れの方がいないのが凄い。もちろん、担当者も、だが。お世辞と思われるかもしれないが、いくらなんでも人材が「イマ●チ」なら話題にはあげない。

そんなこんなで、今回も研修会場は、県庁のすぐ近くで、某政党の県連の隣りのぐんま男女共同参画センターである。

会場に着くと、すでに参加者が会場が開くのを並んで待っていた。中には以前受講された方もいらして会釈を頂いた。こちらも会釈をし、よろしくねぇとご挨拶。

そして、講師控え室にて、今回の研修を担当している地域生活支援係の高橋さんと、先ほど案内してくださった佐藤係長と名刺交換を行った。

この研修を佐藤が担当して、かれこれ10年は経過している。この間、担当者が替わり、係長も交代している。その中から地域生活支援係に配属された方(主に若手)は、群馬県の障害者施設で体験実習をするという話を伺っていた。

そこで、高橋さんにも話を聞いてみた。「ええ、何もわからないし、迷惑ばかり掛けてきました」などと苦笑いをしながら語ってくれた。

体験実習とはいえ、少しでも「現場を知っている」というのは、彼の人生の中で、確かな強みになり、より血の通った県庁人になるに違いない。他県ではなかなかそうもいかないだろう(もちろんやってるところはやっているだろうが)。さてさて、このような経過を経て、研修がスタートした。


●ここが研修会場のぐんま男女共同参画センター●.jpg

●ここが研修会場のぐんま男女共同参画センター●



◆研修目的
居宅介護サービスのキーパーソンであるサービス提供責任者等を対象に、居宅介護計画の作成及び事例検討の方法について研修することにより、適切な居宅介護計画に基づく、居宅サービス計画を提供するために必要な知識・技能等を有する、質の高いサービス提供責任者を育成することを目的にする。

◆研修で行ったこと

《1日目》
【1】障害者総合支援法について
(1)障害者総合支援法(共生型・改正を見据えて)
(2)相談支援専門員が行うこと「サービス等利用計画の作成」
(3)サービス提供責任者が行うこと「指定基準で定められていること」

【2】居宅介護計画の作成
(1)アセスメント手法 ICFの考え方
(2)居宅介護計画の作成(演習・持参事例で考える)
(3)ケア手順について
(4)モニタリングについて
(5)サービス担当者会議への参加

【3】事例検討
はじめに、佐藤係長の開講のご挨拶から。訪問介護の要であるサービス提供責任者に向けて熱いメッセージが伝えられた。

会場には5つのグループができていた。今回の研修はこの仲間と共に演習などを行っていくことになる。まずは、佐藤が自己紹介を行い、各グループ内でも自己紹介をして頂くことを伝えた。そして、自己紹介1分間スピーチについてルールを説明した。

自己紹介では、1人1分間スピーチにて「自分が働く事業所の売り」を伝えて頂いた。とはいえ、急に1分間話せと言われても緊張するだろう。皆さん「えーっ」と嘆きつつも(笑)、佐藤が得意の「ブタさんタイマー」にて1分を測る。

「はい、終わり。次の方を指名してください!」

と伝えても、なかなか終わらない(笑)。1分間ではなかなか話がし尽くせないようであった。

やはりサービス提供責任者の方々は、自己開示が早く、すぐに仲間と打ち解けていた。そこが素晴らしい! こうして会場が穏やかな空気に包まれたところで本題に入っていく。


●開講の挨拶。新担当となられたお二人、相変わらず群馬県庁は層が厚い●.jpg

●開講の挨拶。新担当となられたお二人、相変わらず群馬県庁は層が厚い●


●開講はお互いに緊張する●.jpg

●開講はお互いに緊張する●



【1】障害者総合支援法について

(1)障害者総合支援法(共生型・改正を見据えて)
今年度は、介護保険制度と障害者総合支援法が改正された。そこで、資料を用いて改正内容を案内した。

1番の大きな所は「共生型サービス」が実施されるという所である。これは、改正前では、障害者の方が65歳になると、障害者総合支援法から外れ、介護保険制度に移行するとされていた部分であるが、その利用者が利用している事業所が「共生型」の指定を受けることで、その利用者は、馴染みのサービス「場所や人」を利用できるということになのだ。

さらに、今回の改正で訪問介護の部分の改正としては、重度訪問介護の訪問先が拡大された。対象者は日常的に重度訪問介護を利用している最重度の方が、医療機関に入院した方(区分6を予定)

(医療機関とは、病院診療所、介護保健施設、介護医療院。)

「サービス内容」
@ 利用者ごとに異なる特殊な体位交換などの介護方法について、医療従事者に的確に伝達し、適切な対応に繋げる。
A 強い不安や恐怖などによる混乱(パニック)を防ぐため、本人にあった環境や生活習慣を医療従事者伝達し、病室等の環境調整や対応の改善繋げる。

(2)相談支援専門員が行うこと 「サービス等利用計画の作成」
次は、相談支援専門員が行う事を説明するのだが、その前に利用希望者がサービスを利用するまでの工程を資料を用いて説明した。

「利用者が、サービスを利用するまでの工程」
@ 申請・市町村へサービスにかかる利用申請書を提出する。
A 市町村から利用計画案提出依頼がある。
B 指定特定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所と契約する。
C 市町村による障害支援区分認定調査と障害支援区分の認定を受ける。
D サービス等利用計画案・障害児支援利用計画案の提出。
E サービス利用の支給決定と受給者証の交付。
(市町村は、提出された計画案を参考に、サービスの支給決定を行い、サービス受給者証を申請者に交付する。)
F サービス等利用計画・障害時支援利用計画の作成。
(指定特定相談支援事業所等は、支給決定の内容を踏まえ、サービス提供事業書等関係者とサービス担当者会議を開催し計画を決定申請者に交付する。)
G サービス利用の開始。
申請者は、交付された計画を市町村に提出し、サービス利用を開始する。
H モニタリングの実施。
指定特定相談支援事業所等は、一定期間ごとに、サービス等の利用状況等の確認を行い、必要に応じ計画の見直しを行う。

介護保険制度も同様な工程を経るが、大きく違うのは、要介護認定を得るために訪問調査が先にあり、要介護度を得た後に、居宅介護支援事業所(要支援者は地域包括支援センター)と契約をするというあたりである。

さて、上記の経過を経てサービスがスタートするのであれば、サービス提供責任者はいつ利用者と面談を行えば良いのであろうか?

それは、サービス担当者会議の前に事前訪問を行い、事業所の特徴などを説明し、利用者に「サービスの選択に資する援助」をしなければならないのである。しかし、なかなかそうはいかず、何処もサービス担当者会議の後で自己紹介やら、サービス事業所の特徴などを説明しているのが現状なんだと思われる。

なぜ、そんなことが起きるのか? それは残念なことに、サービス提供責任者も指定基準を把握していないということ。さらに、相談支援専門員や介護支援専門員がサービス提供事業所の指定基準を把握していないという所に原因があると思われる。

(3)サービス提供責任者が行うこと 「指定基準で定められていること」
佐藤は資料に、介護支援専門員のプロセスの展開とサービス提供責任者のプロセスの展開を並行して示し、皆さんにサービス提供責任者が何処で何をするのか説明をした。

「相談支援専門員や介護支援専門員が、計画を作成する手順」
@ 課題分析(現状把握・アセスメントを行い課題を抽出する)
A 長期目標(課題を克服するための長期目標を設定する)
B 短期目標(長期目標を達成するために細分化された短期目標を設定する)
C 短期目標を達成するために必要なサービス内容を抽出する。
D サービス内容を担当するサービス種別を設定する。
E Dで選別したサービス種別を利用者に説明する。利用したい事業所の有無を伺う。希望が無い場合には利用者が選別できるように地域にある事業所を案内する。(必要に応じて見学などして頂く)
F 利用者が希望している事業所に空き情報を確認する。空きがある場合には利用申込み書を送る。
G サービス担当者会議を開催して、各サービス計画に付いて承認を得る。

「サービス提供責任者が行うこと」
相談支援専門員や介護支援専門員より、

@ 相談受付(サービス利用の相談を受ける)
A サービスの申込みにおける調整を行う(ヘルパーの空き情報を確認してサービス受託の可否を決める)。
B 介護支援専門員と連携(可能な場合には、その旨を伝え利用申込み依頼を得る・利用者の基本情報などを得る)。
C 利用者にサービスの選択に資する援助を行う(事前訪問)。
 重要事項説明書やパンフレットなどを用いて、訪問介護事業所が行える援助内容を説明する。
 利用者等はヘルパーは何でもしてもらえると思っている方が多いので誤解を修正する。
D 訪問介護計画書等(案)を作成する。アセスメントを行い、具体的なサービス内容等を導き出す。
E サービス担当者会議へ参加して、他のサービス事業所等と計画(具体的な援助方法などに付いて話し合い統一した援助を提供できるようにする)。
H ヘルパーに利用者情報を伝達する。同行訪問を行う。
I 一定期間後にモニタリングを行い利用者の状態の変化を把握し、必要に応じて計画を変更する。
J 受給者証及び要介護認定の更新の時期にはモニタリング及び評価を行い、介護計画の更新に必要な手立てを講じる。

さてさて、なぜ、事前訪問が必要なのか?

それは、援助を必要とする人々は、それまでの人生があるから。我々と同じように1人ひとりが価値観を持ち、生活にこだわりを持ち、自分らしく生きているからである。

特に在宅に出向いて、必要な援助を行うヘルパーは、自分の価値観を利用者等に押し付けてしまったら、即刻出入り禁止になるに違いない。サービス提供責任者は、ヘルパーを守る役割もある。ヘルパーが苦情をもらわないように、介護事故を起こさないように、事前に丁寧な情報収集を行う必要があるのである。

「訪問(居宅介護)計画作成の視点」
ここでは、居宅サービス事業所に求められている役割。
利用者の心身機能の維持向上・活動の維持向上・参加の促進・介護者の負担の軽減が求められているということについて説明した。

ここで用いられている心身機能・活動・参加・環境は、生活機能分類(ICF)であること。そこで、サービス提供責任者は、計画作成をするときに、健康に関する援助内容・日常生活動作に関する援助内容・役割や自己選択に関する援助内容及び家族介護者及び地域(民生委員や・友人など)に関する援助内容を区分して考えるように助言した。


●日常生活動作とは・・・●.jpg

●日常生活動作とは・・・●


●メンバーと語り合う●.jpg

●メンバーと語り合う●


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●お弁当もすごい!味もハンパなし●



【3】事例検討
14:30〜17:00までかけて、グループ内で事例検討をして頂いた。
事例検討の方法。@ 発表。A 質問を溜める。B 質問に答える。C 発表内容を共有する。1人の持ち時間は20分。もちろん、佐藤も皆さんの中に入って皆さんの活躍ぶりを伺った次第である。

この時間は、皆さん水を得た魚のようにそれはそれは賑やかにまた有意義な事例検討を行っていたようであった。

佐藤も仲間に入れて頂いたが、行動援護などは長時間利用者と行動を共にするために、行く場所の選定や行く手立てなど様々な思考を凝らして援助している様子が伝わってきた。

また、障害者を支援している家族も高齢となり、本人と家族の両者を支援する必要もあり、制度の狭間でもがいている家族の様子などもうかがうことができた。

本当に他者を支援するというのは、はじめて会うサービス担当者会議で共有するなんて、そんな簡単な事ではできませんって。今後はちょっと勇気を出して、事前訪問にもチャレンジしてみてくだされ。


●他者と語り合う●.jpg

●他者と語り合う●


●さて、話した相手のイメージは・・・●.jpg

●さて、話した相手のイメージは・・・●


●夕食は、ラ・ピッツェリア。またロボット君はいなかった●.jpg

●夕食は、ラ・ピッツェリア。またロボット君はいなかった●



《2日目》
【1】サービス提供責任者とリーダーシップ 「対人援助職に必要な能力」
自己理解・他者理解
【2】緊急時対応及びリスクマネジメント 事故・苦情を共有する
【3】ヒヤリハットから対応策を考える (グループ演習)KJ法を用いて取組む
発表・質疑応答


佐藤が会場に入ると、各グループでは、すでに参加者同士が集まり賑やかに情報交換をされていた。いや〜、良い雰囲気である。昨日事例検討において、お互いにお互いのしていることを共感し合った仲間であるからね。さて、今日もよろしくお願いしますよ。


●群馬県で見る山々は360°楽しめる(写真は榛名山)●.jpg

●群馬県で見る山々は360°楽しめる(写真は榛名山)●



【1】サービス提供責任者とリーダーシップ 「対人援助職に必要な能力」自己理解・他者理解
本日は、サービス提供責任者に必要なリーダーシップスキルを磨くこととする。サービス提供責任者は、訪問介護の要であり、ヘルパーのリーダーとしての働きが求められる。

そこで対人援助職に必要な「自己覚知」を得るという研修を行った。佐藤は自己覚知を「交流分析のツール」を用いて行っている。

@ 自己理解
自分はどのような人間なのか。5分間自分と向き合い、思い当たる文章を書き出して頂いた。
その上で、自分の好きなところには○印。自分の嫌いなところダメと思うところには×印を付けて頂いた。そして、佐藤が「×印より○印が多かった方」「○印より×印が多かった方」と挙手を求めた。

すると、自分に×印を付けた方が多かった(笑)。どうやら、会場には、物事を見るときに厳しい視点をお持ちの方が多いようであるな・・・。

A 他者理解
2人一組になって頂いて、今年1月半の間の出来事で楽しかったことを語り合って頂いた。佐藤が「終了です」と言ったら終わりにしてくださいと伝えて演習がスタート。

いや〜、皆さんはすぐに打ち解けて会場が壊れるくらいの賑やかさに包まれた(笑)。良いことである。

佐藤は場がある程度和んだところで終了を告げた。通常であれば15分はかけるのだが、今回は8分程度であった。それだけ場が盛り上がっていたのである。

そして、今話し合った相手とじゃんけんをして、勝ち負けを決めて頂いた。その上で、今語り合った「あなたはどのような人にみえたか」を1つ2つ程度思い描いて頂いたのだ。

そして、勝った人が負けた人に、今思い描いたことを素直に伝え、負けた方は言われたことに付いて、「ありがとう」と答えるという演習をした。

実はこれ、簡単なようで結構難しい。

なぜなら、人間は物事を素直に伝えたり受け取ったりすることが苦手なのだ(笑)。もちろん、年を重ねることにできるようになるのである。ふつうはね・・・。

皆さんは、自分の思ったことを相手に伝え、相手から伝えられた内容を、何とか素直に受け取ることができたようだ。この演習で更に会場は熱気に包まれて行った。

B エゴグラム・ストローク表にチャレンジ
ここからは、株式会社ヒューマンスキル開発センターの「エゴグラムとストローク」という心理テストのツールを利用して、各自に自分と向き合って頂いた。

エゴグラムでは、自分のパーソナリティーを。ストロークでは、他者との関わる傾向を見ることができる。

皆さんにグラフを作成して頂いた後、佐藤は、簡単な解説書を付けて、エゴグラムとストロークについて説明した。

私たちは、幼い頃から誰かに育まれて生きてきた。その過程の中で、親や、教育者などから
「人には親切にしてあげなさい」「困った人を助けましょう」などと言われて、我々は素直にそれに従って生きてきたように思う。

その結果、対人援助をする人々は特にであるが、自分より他者が大事という隠れたメッセージまで受け止めてしまったと思われる。だから、ストローク表では「自分自身に肯定的なストロークを与える傾向」が少なくなっていたのだろう。

実は、「この人には親切に」の言葉には、本来は「あなたに余力があったら」という言葉が隠れているだ。

親は、あなたに余力が無いのに人を助けなさいとは、ふつうは言わない。なぜならば、あなた自身がかけがえの無い人間なのだから。そうは思ってくれない親が、どこかにおりましたが・・・、悲しいよね。

対人援助を行う人であれば、自分に余力がなかったら、他者に素直に良い援助ができなくなる。時に、「待ってって言っているじゃない!」と待ってくれないことを相手のせいにしたり、

「私は、このように援助したいのに、○さん(利用者だったり、ヘルパーだったり)は聞いてくれないんです」と不平をつぶやいたりしてしまう。

これは、きっとあなた自身が目指してる援助では無いはずだ。さすれば、サービス提供責任者は、常に「客観的な物事の見方やとらえ方、感情の出し方」などを気にかける必要があるわけで・・・。佐藤は会場をまわりながら、グループごとに解説をして、メッセージを伝えてまわった。

皆さんは、佐藤からのメッセージを受け取り、1人ひとりが様々な気づきを得ることができたようであった。

【2】緊急時対応及びリスクマネジメント 事故・苦情を共有する
ここでは、内閣官房社会機能に関する分科会(第7回)の資料を用いて、「事業継続計画」について解説をしました。事業継続計画(Business continuity planning, BCP)とは、災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画をいう。すでに新型インフルエンザに対してのBCP計画は出ている。

まぁ、これを機会に、各事業所での優先業務と縮小業務について職員と語り合っても良いと思うし、また、最低限ヘルパーが訪問せざるを得ない方の居場所についての地図などを作成するのも良いのでは無いだろうか。

【3】ヒヤリハットから対応策を考える (グループ演習)KJ法を用いて取組
さてさて、事業継続計画も必要な計画ですが、ヘルパーとして、目の前にあることから事故を未然に防ぐ対策を立てることも重要なこと。

ここではヒヤリハットを起こさない対策を考えて頂いた。手段はKJ法を用いた。

@ 名刺大の付箋に各自が遭遇したヒヤリハットを書く。
A 書いた付箋を模造紙に広げておく。ヒヤリハットをたくさん書いて模造紙を付箋で埋め尽くす。
B 付箋を眺めながら、同じ内容の物をまとめて島を作る。
C その島にふさわしい名前を付ける。
D その島を放置することによって起こる事故を考える。
E そのヒヤリハットを起こさない手立てを考える。


つまり、ヒヤリハットを未然に防げば、事故の発生を未然に防ぐことができると言うもの。佐藤は皆さんがヒヤリハットを付箋に書いている内容を読んでびっくりであった(笑)。

あの、もしもし、利用者さんが椅子から滑り落ちていたらもう事故なんですから! それから煮物を焦がしても事故、しりもちを付いてしまっても事故、エトセトラ、エトセトラ。大丈夫かなぁ(ため息)。

もうここからは皆さんがしたいように付箋をまとめて頂いた(笑)。最終的には、手立てを考えることもできた。

皆さん最後の力を振り絞りそれはそれは賑やかにワークをしていた。実は、ここで出ている会話が重要であり、「そんなことがあったの」「それでどうした?」「そうそう、うちも同じ」「だからね。こうしてああしてね・・・」などなど。

もう佐藤の助言よりも、お互いの助言の方が効果がありそう(笑)。佐藤は演習を静かに見守り仕上げのタイムだけを知らせてした。まぁそれでも事故は事故。ヒヤリハットでは断じてないが・・・。

この作業は1時間半かけて行い、最後に発表をして頂いた。


●発表って緊張する●.jpg

●発表って緊張する●


●島を描いたのは絵心がありました●.jpg

●島を描いたのは絵心がありました●


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●みんなを見守る高橋さん●


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●最後まで頑張りました●



この発表各グループに10分程度でしていただくつもりが思いの外、語るのが好きなようであった(笑)。最後は「巻き」で伝えて頂いた。

さてさて、最後は群馬県から皆さんに修了証書が渡されてこれにて研修会は終了である。

参加してくださった皆さま、自分の存在価値を大切にしつつ、他者の援助をしてくださいませ! ではまたね、みんなありがとう!

ご多忙中、良い研修になるために支えてくれた、担当の高橋さんや佐藤係長、応援に来てくれた皆さまに感謝します。くれぐれもご自愛ください!!



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●帰りはもちろん、寄居星の王子さまPAである(笑)●



(群馬県を歩いていると、某国の前身の渡来系の人々と、ふつうに関わってきた歴史を垣間見ることができる。でも、もはやそんなふうには関われないことが分かる。日常的にウソもつき、レーザー照射も平気でやれるなんて、古代の渡来人はどう思うのだろうな!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:20| 島根 ☁| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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