2018年01月02日

奮闘記・第1049回 見聞録/大分県

●2018年● 大分県宇佐市

【謹賀新年 2018年】

謎の最強神・宇佐神宮に参拝!


新年あけましておめでとうございます!
皆さまも、お元気で良い年を迎えられていると思います。
でもお汁粉は気をつけないとね。いやほんと。

佐藤も、年末、紅白歌合戦の終了時に家を出て、例年通り、近所の鎮守様の王子神社に参拝しました。
そこで、なんと神社で「ひゃ〜参謀」とバッタリ出会い、そんで今年もよろしくと挨拶しました。ハハハ。


●恒例の王子神社に初詣●.jpg

●恒例の王子神社に初詣●



そして、本年第1弾のおみくじ結果は・・・みごとに「大吉」www。今年も、良い年になりますように! 

さてさて、今回は、お正月と言うことで見聞録は昨年、宇佐神宮を参拝をしたときのお話です。ええ、大分県の、でございますよ。

その日、佐藤はおなじみのトヨタレンタカーで「ひゃ〜参謀」を乗せ、大分県宇佐市を目指していた。

もちろん、豊前国一の宮にて、勅祭社で、旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社であり、「道鏡事件」で有名な宇佐神宮である。まぁ、ある意味、昨年事件が起きた某八幡宮も託宣があったと言えなくもない。八幡大神は良くも悪くもお見通しなのだ。

さて、宇佐(うさ)は、ローマ字表記で「USA」である。入力ミスをしてしまうとアメリカに行ったのかい!と思われるがそうではない。実際、製品に「MADE ㏌ USA」と入れて、宇佐市の製品(実際は不明)をアメリカ製と偽って販売した事件があった。今でもギャグとしては定番だが実際にあったのですよ。

しかし、アメリカ製品の良し悪しとは別に、宇佐市はれっきとした文化伝統が継承されている場所である。宇佐神宮のホームページによれば、この宇佐神宮は、全国で4万社あまりある八幡様の総本宮であるという。

とは言え、実際は、宇佐神宮筥崎宮(福岡県)も、大分八幡神社(大分宮)から分霊されたらしい(笑)。宇佐は確かに古代史でも重要な土地であるが、応神天皇や神功皇后との繋がりはイマイチわからないし、1番古いからと言って、1番エライわけではないのがこの世界。

大分宮は、応神天皇産湯の井戸というものがある。古伝では、三韓征討の帰途に逗留した場所であり、ここで軍団を解散したとされる。だから、大分かれ(オオワカレ)と呼んだので「大分」という、地名縁起の話がある。もっともその筑前大分は、現在の福岡県にあり、「おおいた」ではなく、「ちくぜん・だいぶ」と呼んでいる。

しかし、この応神天皇。宇佐であれ、筥崎であれ、神話上ではほとんど活躍しないのだ(笑)。母親の神功皇后のほうがバリバリ活躍しているのに。

なぜ、主祭神が全然活躍していない「応神天皇」なのだろか? 想像するに、仏教の伝来が応神天皇のころという伝説があるからかも知れない。

日本古来の宗教(神道の原型)と、古代仏教や道教をベースにまとめたものが、『日本書記』や『古事記』の世界観となったと思われる。仏教では神々様は欲があるから人間界に近い、仏より下の世界にいるとされている。日本神話に出てくる神々様は、黄泉の国の穢れから生れた神々様が中心であるのもどこか似ている感じがする。

しかも、仏教界に習合されたインドの神々様と同じように、日本の神々様もお隠れになる。さらに『記紀』以外では、和歌山の熊野信仰には島根県の熊野大社信仰に加えて、キリスト教の影響も考えられる。『記紀』作成の時点で、仏教もキリスト教も知識として入って来ている。ネタとして利用しない方がおかしい。

古代はもちろん近代まで、中国や朝鮮半島から、自力で横断して来れる船はない。だから、外国から来るのも行くのも、北海道ルートか、九州の鹿児島・佐賀ルートから出入りしていたのだ。

九州は、かなり古くから仏教道教が日本の神々様と融合していたのであろう。だから学者が、式内社の多寡で、この地域(九州)が奈良県(近畿)より劣るというのは誠に馬鹿馬鹿しいし、信用できない。

もちろん『延喜式』の価値は大いにあるどころか大好きである(笑)。しかし、西暦にして927年のものであり、仏教伝来は、応神天皇のころは伝説としても、所説あるが538年(宣化天皇)に百済の聖明王から仏教が伝来したとされるのだ。『記紀』製作の200年前の話なのである。

さて、今回はその謎の宇佐神宮に来たが、何度か来たことがある。御祭神は下記のとおり。

一之御殿八幡大神「誉田別尊(応神天皇)」
二之御殿比売大神「多岐津姫命・市杵嶋姫命・多紀理姫命」
三之御殿神功皇后「息長帯姫命」

とされている。

由来では、八幡大神は応神天皇のご神霊であり、571年(欽明天皇の時代)にはじめて宇佐の地にご示顕になったという。応神天皇は大陸の文化と産業を輸入し、新しい国づくりをされた方である。725年に現在の知に御殿を造設し八幡神をお祭りになったこと、これが宇佐神宮の創建である。

宇佐の地は畿内や出雲と同様に早くからひらけたところであり(いや畿内より古いはず)、『日本書紀』には神代に比売大神が宇佐嶋に降臨されたと記されているという。

この比売大神様とは、八幡大神様が現れる以前お古い神、地主神として祭られて崇敬されている。

八幡大神様が祭られた6年後に神託により二之御殿が設立され、宇佐国造は、そこに比売大神様をお祀りしたという。まぁ、がいろいろ書かれたように、宇佐神宮では、この二之御殿が中央にあり、ひときわ目立つのである。この下は古墳であるともいうが、まぁ卑弥呼のものじゃないでしょう(笑)。

三之御殿は、また神託により823年に建立され、応神天皇の御母・神功皇后が祭られている、こちらの神様は母神様として、神人交歓、安産、教育等の主語をされており、ご威徳が高くあらわれているとのこと。

しかし、三之御殿ができたのは100年後、つまり元々は二柱の神社であったのだ。やはり比売大神様が初期の八幡信仰の中心なのだろう。大事にしなくっちゃね。


●表参道商店街にて甘酒をいただく●.jpg

●表参道商店街にて甘酒をいただく●


●大鳥居から参拝●.jpg

●大鳥居から参拝●


●美味しそうなお酒が奉納されている●.jpg

●美味しそうなお酒が奉納されている●


と写真をたくさん載せているがほんとうにきれいである。

そんで、この八幡大神のご神徳は強く顕現し、三殿一徳のご神威は奈良東大寺大仏建立の協力や、勅使・和気清麻呂公に国のあり方を正してゆく神教えを賜ったことは有名な話。事件自体ではイマイチ八幡大神様の立ち位置がわからず、神職や中央と地方の貴族の間ですったもんだしていたようにしかシロウトには見えないが。

まぁ、良くとれば、道鏡は仏教の僧侶であるから、伊勢神宮ではなく、原始仏教と習合している八幡大神に、藤原氏を初めとする貴族たちが、その元郷の宇佐神宮(当時)に使いとお金を出して頼ったのであろう。軍事力でも九州と関東はヤマト政権よりも強力だしなwww。

八幡大神はある意味、無敵である。

仏教先進国としては、中国や朝鮮半島のほうが先達であり、それらの国々と(国内はともかく)外国で戦うのは、日本に味方してくれるかはわからない。神様だけでは、不安で残る(実際、聖徳太子はそれでおかしくなり、撤退した)。そこで、習合神である「MADE in JAPAN」の最強神として、八幡大神が再び登場したと思われる(勝手な想像)。

そんなわけで、皇室も伊勢神宮につぐ第二の宗廟(お墓ですね)としてご崇敬になり、勅祭社が16社に列されている。また、一般の人々にも鎮守の神様として広く親しまれてきた。

そんな国内外の動乱ゆえに誕生した。謎の八幡信仰は、応神天皇をキーワードに、ご聖徳を八幡神として称(たた)え奉るとともに、改めて、仏教文化と我が国固有の神道を習合した信仰なのだと思う。

他の八幡宮には見られないような、うるわしい建造物、宝物などに今も見ることができる。本殿は国宝に指定されており、何度訪れても、まさに八幡信仰の総本宮にふさわしい。


●鳥居があちこちにある●.jpg

●鳥居があちこちにある●


●真ん中が比売大神様の御殿である●.jpg

●真ん中が比売大神様の御殿である●


●遙拝所より奥宮を望む●.jpg

●遙拝所より奥宮を望む●



しかし、伊勢神宮の内宮と同じく、境内を参拝するだけで2時間はたっぷりかかる(汗)。見るだけでもい1時間は楽に過ぎるだろう。神々様の総数がものすごいし、まさに神仏習合の万能神である。とくに心願成就は良く効くという。

佐藤も、しっかり上宮・下宮とも参拝し、絵馬もかけた。皆様もぜひぜひ十分な時間を取って参拝してください。宗像大社と並んで、協力な神様が迎えて頂けますよ! 見るだけでも、境内を歩くだけでも心が安らぎますよ。

●下宮へ続く参道●.jpg

●下宮へ続く参道●


●下宮を参拝、こちらがまた強力!●.jpg

●下宮を参拝、こちらがまた強力!●



ご飯もおいしいところ、御食事処宇佐の家を見つけられたし、道の駅も寄りまくりました。とくに大分県の道の駅・いんないオオサンショウウオ君には癒されたなぁ、でかいし(笑)。

●すてきなお店を発見!こちらで昼食をいただく●.jpg

●すてきなお店を発見!こちらで昼食をいただく●


●こちらが天ぷら定食〜!●.jpg

●こちらが天ぷら定食〜!●


●道の駅・いんないのオオサンショウウオ●.jpg

●道の駅・いんないのオオサンショウウオ●


そんでなんとかJALにて無事帰りました。今回の大分県の見聞録はここまでです。年始めからお付き合い有り難うございました。

ふう、しかし年頭から飛ばし過ぎました(笑)。皆さまも良き1年となりますよう、神々様に祈念致しました。

何卒、本年もよろしくお願いしますね!

【追伸】
今月末、ケママネさん系の月刊誌に佐藤の原稿が載る予定です。詳しくわかりましたら、またお伝え致します。そちらもよろしかったらご覧ください。


(箱根駅伝で、東洋大が4年ぶり往路優勝、まずは好発進ですな。しかし、どこぞにいる「識者」や「マスコミ関係」の予想はあてになりませんな!To Be Continued!!)



posted by さとうはあまい at 19:02| 島根 ☀| Comment(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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