2017年10月07日

奮闘記・第1043回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都葛飾区

葛飾区高齢者総合相談センター 堀切

ケアマネジメント支援研修(第2回)


日本の政治家に足りないのは「大一大万大吉」の精神が大事ですよね! まぁ政治家に「希望」なんてなかなかありませんしねぇ・・・。「とう」がたっている政治家は特に。

さて、皆様、お元気でしょうか。今回は、先だっての葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんで行っている研修会のツボの報告です。


●グループは2つでスタート●.jpg

●グループは2つでスタート●



その葛飾区葛飾区高齢者総合相談センター 堀切さんでは、堀切地域内において事業展開をしている事業所で働く介護支援専門員向けに定期的に研修を開催している。

佐藤への依頼は、ズバリ「相談援助技術の向上」を目指す研修である。担当の方が当ホームページやブログをみて、研修内容を絞り込んだうえでの依頼である(全3回)。

第1回の研修の模様は、第1040回にて報告済み。今回は、第2回目の研修会の報告済み。

第2回は、マップ研修であった。これは、(株)ヒューマンスキル開発センターが開発したもので「チーム力がぐんぐん高まる!」チャレンジマップというツールを使用し、行う研修である。

これは、いわゆる《ゲームトレーニング》のひとつである。

ゲームトレーニングとは、グループで楽しみながらひとつの作業をする中で、様々な気づきや学びを得るために設計されたもの。ゲームという非日常の仕事や業務から離れた体験の中でも、参加者1人ひとりのゲームに対する参加態度や考え方、コミュニケーションの癖やパターンは色濃く現れてくる。

このトレーニング手法では、普段何気なく無意識に行ってしまっているこれらのパターンをゲームという“非日常”の場で、気づき、認識することによって、“日常”における、それらネガティブな感情をコントロールし、改善していくためのきっかけ作りにする。


●本日の演習方法について説明する●.jpg

●本日の演習方法について説明する●



■研修で行ったこと
@マップ研修についてのご案内。
A各グループで与えられた作業をこなし、地図を完成させる。

多くの参加者は、前回の研修に参加して、自分の性格(エゴグラム)や、他者との関わる傾向性(ストローク)図表を作成し、自分と向き合ってきた人々である。

佐藤は、開始前に集まってきた人々に、前回から、今回の研修で気にかけてきたことなどをうかがってみた。

すると、「自分でも、前から、自分の性格や、他者とかかわる傾向性には気づいていたけど、あまりにも当たって居たので何とかしなければと思い、少し意識改革をしています。でも、なかなか、変えることって難しいですね(笑)」など。

まぁ、意識をすることだけでも、少し対応方法に変化が出ているのではないかな、と佐藤は思いましたが、さて・・・。

そんで、参加者が集合したところで、本日の研修の主旨を説明(上記)。その後、各グループにカードが配られ、ゲームはスタートした。ふふふふふ。

佐藤は、各グループでどのような手順で作成しても構わない。ただし、と、自分のカードを他者に見せたり、読みあげて頂くことはしないように注意を喚起しておいた。

佐藤と、主催者の柴崎さんたちは、見守り、励まし、応援することとなった(笑)。

しかし、いざ、カードが配られちゃうと、皆さんは、自分の手のうちに無我夢中なのだった(笑)。他者が、カードに書かれたことが読み上げてる際も、自分のカードに関係する箇所を見つけると、とたん他者の順番など全然お構いなしとなり、自分の言葉を重ねていくことになった。

こうなると、チームメンバーの頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされていった・・・。

やがて、時間経過とともに、誰ともなしに絵を描く出した。そうそう、情報を視覚的に処理するという態度、それは良いことですよ。なんでもかんでも、なんとかチャートを使わんでもなwww。
今回、「熱き」柴崎さんが用意してくれたのは、ホワイトボードのテーブル版みたいな、用紙に専用ペンで記入すると、ペーパーでも簡単に消せるというもの。

絵を描き始めた方は、とりあえず、皆が言うことを描き始めた。そうなると、この方が保持しているカード自体は表出の機会が少なくなるのだが・・・。

「ええと、南には海があり、島があります。街には、川が流れています」などなどの情報を得て、海岸線を描いたり、川の流れを描いたりしていく。

ううん、惜しい! 出てきた情報を確認しないで想像しながら記載していくと収拾がつかなくなる可能性もある。

佐藤は、演習開始から30分を待ち、簡単なヒントを出す。

「そもそも、地図ってどのようなルールがありましたか?」

すると、

「北が上で、南が下!」

「なるほどそうですね。皆さんはそのような情報を共有していましたか?」

まぁ、その点の情報は共有できていた様子。次に、演習開始後、30分が経過した時点で、“キイカード(Key Card)”の存在を伝えた。

まぁ、シュババババ〜とね。でも、キイカードであっても、受け取り方によっては、まったくキーカードの役目を果たさなくなるしなぁ・・・。

佐藤がキイカードを読み上げたとたん、そのカードを持っていた人が、「これが重要だったのかい!」とつぶやく。

実は、1つのグループでは、すでに参加者がこのカードを読み上げていた。そして、それを受け止めた方も、カードが伝える意味を他の方に語り、掛けていたように見えたのだが・・・。

他のメンバーがその内容を重視せず、どんどん話を進めて行ってしまった。その結果、彼が読み上げた内容は重要事項と認識されず、闇の中へと消えて行ったのだ。


●立ち上がって全体を見渡す●.jpg

●立ち上がって全体を見渡す●


●皆前かがみになって参加する●.jpg

●皆前かがみになって参加する●



このとき発表した彼も、

「もう少し粘って、他の方々に聞いてもらえるように関わる必要があったとのだろうと思いました」と。

また、このキ―カードにまつわるエピソードなども伝えたて、佐藤は2つのグループとも、このカードが示す内容を間違えないで受けっとてくれたのかを確認しながら、演習を先へといざなった。

その後、佐藤による、キ―カードの読み上げを境に、互いの情報を大事に取り扱い、その後は順調に該当箇所を埋めることができた。さすが、そこは、それ、介護支援専門員である。方向性が定まれば一致団結ができると思われる(笑)。

ただし、これが、実際の支援となると、利用者本人の意向や、その家族(息子や嫁、あるいは娘など)の意向を伺い、考えをまとめ、調整していかなければならない。

そのときに、「起きている事柄」を吟味せず、先へ進むと、今回のように収拾がつかなくなる場合も出てくる。自分の興味があることしか反応しない集まりならば、特に・・・。

だから、最初が肝心である。じっくりと現在起きている事柄を整理しないといけないのだ。


●おお、情報を正しく記載しているねぇ●.jpg

●おお、情報を正しく記載しているねぇ●



さてさて、時間が経過すること、1時間半。2つのグループの地図が形を成できてきた。これは、皆さんが、諦めることなく(?)ゲームに集中した成果であり、大いに評価されることであろう。

佐藤は、まだ、時間にゆとりがあったため、最後に各カードに書かれていたことを、読み上げながら、地図が正確に描かれているかを再確認するように伝えた。

なんせ、介護支援専門員は、自分だけが理解していれば良いのではなく、サービス担当者会議で参加者に理解できるように、情報を伝える役割があるからね。

そこで、佐藤は、1つのグループが手がけた「橋の位置」について、もう少し丁寧に記載することを求めまた。

「大丈夫。みんな理解していますから!」という反応。はたしてそれで良いのだろうか?

百歩譲って、サービスを提供している現場の専門家に理解できても、利用者・家族には、正しく伝わっているのだろうか? 点検は点検で、まぁ大事だと思うのだが・・・。もう、くたびれちゃったのだろうなぁ(笑)。

もう一方のグループは、結構繊細に作り上げ、完成するまでには、他よりも時間がかかっていたが、それでも、川にかかる橋や寺院の位置などは詳細に描かれていた。

最後に、佐藤が各グループに正解図を渡して、作品の完成度を見て頂いた。すると、2つのグループの完成度は高く、皆さん満足していた。


●出来上がりを比較検討●.jpg

●出来上がりを比較検討●



同時に、言葉って伝え方や、受け取り方によって、ものの見方が違うんだな、という気づきも得ることができた・・・と思う。

佐藤は、最後に、地図が完成されるまでのエピソードと、併せて個別に率直な感想を交えて伝えた。

そして、時間はかかったとしても、利用者や家族に理解を得られる計画作成がいかに時間がかかるかもしれないが重要なことであるかを伝えた。


●皆さんよくよく頑張りました●.jpg

●皆さんよくよく頑張りました●



今回の研修はこれにて終了。

佐藤は、皆さんが、最後まで飽きることなくゲームに集中してくださったことに感謝したいです。次回は、「コンセンサス(意見一致)を得る」という、これまたコミュニケーションに関する演習です。

今度は、自分の意見を他者に伝え、他者と議論しながら最終的にグループとしての方向性を示すというものです。次回は、自分の考えを表明し、他者と語り合い、意見をすり合わせるという体験をして頂きます。

これはこれで、結構楽しく、いろいろな体験ができると思いますよ。どうぞ、次回も楽しみに参加してくださいませ。

ではまた、ありがとう!

【追伸】
某ドン・キホーテで購入した「栗風味炊き込みご飯の素」(〜風味って何?)に、甘栗を混ぜて新米で栗ご飯をつくりました。甘栗が良い風味を醸しだしていて、美味しかったです。実りの秋、皆様もそれぞれの秋をご堪能くださいませ! ご自愛ください。



(フランシス・ベーコン先生いわく、「人生は道路のようなもの。1番の近道は、たいてい1番悪い道なんだ」ですと。そうそう、国道9号線が通る県がありまして、そこでは高速道路も兼ねていて・・・・(強制終了)!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:04| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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