2017年09月14日

奮闘記・第1042回 研修会のツボ/東京都

●2017年● 東京都町田市

町田市介護人材開発センター

2017年度 町田市介護人材開発センター主催研修会
職場の人間関係の在り方 ≪交流分析を通して≫
〜自己と他者との心理的交流傾向を知ることで良好な人間関係を築く〜


さてさて、稲刈りも終わり、彼岸花(曼珠沙華)が、咲く季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

我が家では、毎年千葉県の農家さんから玄米を購入しており、先日精米して新米を頂きました。やはり、新米は一味違う。旨いですよねぇ。農家さんの手間に感謝しつつ頂きました。

今回は、先日のグランハート町田レンタルームトマトで行った研修会の報告です。

佐藤は、昨年もこのテーマで町田市介護人材開発センターさん主催の研修会に関わっている。

介護現場で働く職員は、利用者に対して行う援助も重要であるが、それより前に「職場での人間関係」の構築も、仕事を継続する上では重要なポイントとなのである。

また、組織からすれば、貴重な介護人材がいかに継続して働き続けるかは、事業所の存続問題にも直結することである。よりよい人間関係の構築が必要と捉えているところでもあるのだ。当日、会場には、様々な職種の方に参加して頂けた(研修前に下にあるバルでお茶をしましたwww)。


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●ケーキセットを頂く●



■研修で行ったこと

@自己理解・他者理解「自己覚知」の重要性。
A交流分析に挑戦。
B交流分岐の結果を、職場の人間関係に活かすコツ。

研修時間は2時間。この限られた時間を有効活用するために、今回は自己紹介はなしである。それでも「私は誰でしょう?」さんには登場して頂き、「ものごとの見方、とらえ方、感じ方」は人それそれで有ることを説明。皆さんを《佐藤ワールド》に引き込み研修をスタートさせた(笑)。


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●石原さんの挨拶で研修がスタート●


●さあて、中身は誰?●.jpg

●さあて、中身は誰?●



1.自己理解・他者理解「自己覚知」の重要性
はじめに、3分間(通常は6分間)自己と向き合い、自分は何者で有るかを書き出して頂いた。その上で、自分の書いた自分に対して、好きなところには〇(マル)印。これはちょっと嫌だなというところには☓(バツ)印、どちらともいえないというところには△(さんかく)印を付けて頂いた。

【そして、〇印の数と、☓印の数について解説】
ものごとを肯定的に評価する傾向の方は〇印が多く、厳しい見方(否定的)をする方は✕印をつける傾向が見られることを説明。これは対人関係にも現れるので、なるべくプラス思考でかかわれるように「振る舞う」ことが大切であることを伝えた。

2.交流分析に挑戦
ここでは、株式会社ヒューマンスキル開発「エゴグラム・ストローク表」を用いて、自己と向き合って頂いた。佐藤が読み上げる質問に対して、参加者は、ペーパーに該当する数字を書き込んでいくのだ。これがテンポよく行われるので、じっくり考えることはできない。参加者はそのときのインスピレーション(inspiration:ひらめき。ここでは自己概念)によって数字を記入していくのである。だから、答えは信ぴょう性には欠けてしまう(笑)。

それでも、この日の、自分の気持ちが表現されていることに間違いはない。

3.交流分岐の結果を、職場の人間関係に活かすコツ
そもそも、我々は、幼いころから、ある一定の年代まで、自分たちの両親、または親に代わる誰かに育まれて成長してきている。実はこの育み(親からのかかわられ方)が、現在の「その人らしさ」を形成しているということは過言ではない。

皆さんは、「あのような親にはなりたくない」と思っていたのが、いつの間にか「あれ、俺の言い方、あのおやじにそっくりだな」とか、「あらやだ、私母親と同じこと言っている」などと思われることが、少なからずあると思われる。

そこなんです!

我々は、この、親から頂いた「ものごとの見方、とらえ方、感じ方、行動の仕方」(価値観及び行動規範)を知らず知らず大人になった今でも、大切にしており、本人も気づかないうちに、対人関係の中で反応行動に現れることがあるのだ。

ただ、いつも、馴染みのある反応行動だけで済むのであれば良いのだが、そうでない場合もある。そこで、我々は成長段階で、他者と合わせていくことの大切さを学び、自我を抑えることも必要であることを体験して、大人になっていく(自分で考え行動する)のだ。

株式会社ヒューマンスキル開発「エゴグラム」では、一人の人間の中には、

(1)批判的な親と(2)保護的な親が混在していると説いている。批判的な親は「躾」を行い、保護的な親は「守る」役割をする。

これらの役割をする親からかかわられた子どもは、(3)自由活発な子ども、(4)順応な子ども、(5)独立心の強い子どもが現れる。

佐藤は、同社の「解説書」を用いて、(1)(5)までの特徴を説明し、皆さんに自分の傾向性をみて、最後に(6)大人(ものごとを論理的に処理するなど)としての自分の数値をみて頂く。

このグラフは、大人を中心になだらかな曲線を描くことが理想であること。あまりでこぼこしていない方が良いということを伝えると、会場は笑いの渦と化す。

そうそう、お互い、多かれ少なかれ、でこぼこしているものなのだ。そのでこぼこが、人間関係に関係しているわけだ。

そこで、皆さんには、他者とかかわるときには、OKな側面でかかわるように意識することが大事ということを伝えた。

次、ストロークについて。

これは、自分の存在価値・他者との存在価値を、どの位重要視してかかわっているのか。いうなれば「他者とのかかわる傾向性」をグラフとして見ることができるというもの。

@他者との関わる傾向はどうか。A働いている環境での居心地は良いのか。B自分が、自分のことを肯定的に捉えているのか否か。更には、C他者に対してどの位「肯定的にかかわる傾向性があのか」あるいは、Dどの位「批判的にかかわる傾向性」があるのか。さらにはどちらの傾向が強いのか。

また、E他者から肯定的に認めれもらったときに素直に受け取る傾向性はどうか。F自分から素直に他者に働きかけを行う傾向性はどうか。などなど。

こちらでも、佐藤が介護現場で見られる事例を用いて解説をしていった。


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●耳元でささやく(笑)●


●こういう傾向があるかもねぇ●.jpg

●こういう傾向があるかもねぇ●



特に管理者側の人々にとっては、部下とかかわる傾向性について、自分でも良いところと、悪いところに気づかれているようで、「なるほどねぇ」とつぶやかれている方もちらほらいた。また、職員や、若人からは、「ううん。この通りですよ。今回、改めて理解できました」などの声も聞かれた。

さてさて、研修は結果がわかったところで終了ではない。研修が目指すところは、「未来への行動変容を支援する」所にある。

皆さんも、忙しいときほど、OKが出ない側面が出てしまうということに気づかれたようであった。これからは、上司、部下とかかわるときにも、お互いに気持ちをフラットにして、かかわるようにしたいところである。


●解説が続く●.jpg

●解説が続く●


●マスコットとツーショット●.jpg

●マスコットとツーショット●



さて、次回は、町田市と合同研修の「相談援助技術:初級編」を3回シリーズで行います。こちらでも、エゴグラム、ストロークを導入して、相談援助における傾向性をより深く気付けるように案内していきますよ。3回目には、コミュニケーション演習も取り入れますからお楽しみに!ではまた。ご自愛ください!



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●帰路では、大きな虹に遭遇!●



(某中国ではかつて「焚書坑儒(本は焼かれ、著者は穴に・・・)」された(今も?)。第二次世界大戦直前の某ドイツ、自著が焚書となった。そのとき、ジグムント・フロイト先生がのたまった。「なんたる進歩だろう!本を焼くだけで済ませてくれるとは。中世だったら自分が焼かれていたな!」って・・・フロイト先生、危険過ぎますよ!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 16:10| 島根 ☀| Comment(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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