2017年05月29日

奮闘記・第1033回 研修会のツボ/愛知県

●2017年● 愛知県名古屋市


名古屋市南区通所介護事業所交流会

「居宅サービス事業所が提供している“介護”とは何か」
〜ICF生活機能分類を意識したかかわりとは〜


隠岐の島の近海にミサイルが飛んでくる昨今、いかがおすごしでしょう。まことに心配だがいかんともしがたい。くだらない法律はサクサク通おそうとするくせに、肝心なことは無策。「断じて許すことはできない」のは無能政府も同じである。マスコミもおかしのカールの心配をしているどころではあるまいに。

さて、各種の怒りはともかく、今回は名古屋で行われた研修会のツボのお話。

この研修は、名古屋市南区の通所介護施設で活躍している人々の交流会及びスキルアップを図ることを目的に開催された。

佐藤は久しぶりに名古屋の方々と交流ができるということで、朝からウキウキ。何と、東京駅を7時台出発の新幹線に乗り込み、一路名古屋を目指した。今回は久々(?)に横には、神社解説担当の「ひゃ〜参謀」が鎮座していた。

もちろん、研修の開始時間は皆さんの仕事が終了する18:30からで、後からの新幹線でも十分間に合うのだが・・・。

まぁ、ではあるのだが、名古屋にただ着けばよいわけというわけではない。なんせ、名古屋にいらっしゃる神々様にできる限り。新刊完成のご報告と販売促進に尽力していただかないといけませんからねぇ。

ということで、研修までの間に、熱田神宮真清田神社津島神社を参拝した。ハハハ。神様との交信の様子は見聞録に譲るとして、今回はまずは研修の報告から。


●桶狭・・・いや研修前に熱田神宮で参拝●.jpg

●桶狭・・・いや研修前に熱田神宮で参拝●



今回、この研修の依頼を受けた株式会社フィーリング・代表取締役の樽石氏。氏とは、かれこれ10年くらい前に、東京で仕事をさせていただいた経緯がある。

そして、この度は、名古屋市南区通所介護事業所交流会の研修と相成った。会場は、名古屋市南区にある通所介護事業所のホールである。


●ジャスミンの香りが漂う名古屋市南区役所●.jpg

●ジャスミンの香りが漂う名古屋市南区役所●



佐藤が到着した時には、すでに、通所介護のホールには、テーブルが部屋の片隅に寄せられ、参加者が座れるように椅子が配置されていた。

会場が、通所介護事業所となると、現場から常日頃の介護の雰囲気がびんびんと伝わってくる。また、契約書や重要事項説明書なども掲示されているため、おおよそのサービス内容もわかるというわけである。

そこから、こちらの事業所で、個別機能訓練が充実していることがわかった。壁には、利用者さんが作成した作品が展示されており、こういう雰囲気の中で行う研修って現場に即しておりなんだか落ちつきますねぇwww。

さてさて、会場には、仕事をおえた人々が続々とかけつけて、いつしか椅子は満席状態。結果、40〜50くらいの方が参加していただいたようである。


●通所介護事業所のホールで開催●.jpg

●通所介護事業所のホールで開催●


●熱心に耳を傾ける参加者●.jpg

●熱心に耳を傾ける参加者●



■研修会で行ったこと
(1)介護とは何か
(2)生活機能分類について:事例を通して考える。
(3)今後チャレンジしたいこと


佐藤は、自己紹介の後、皆さんに研究所の出張マスコットたちをご案内。はじめに、赤い胴に“金運”がトレードマーク研究所のマスコット、宇宙人ダルマの《スカンツ弟》(兄貴がいる)。次に、「すみ〇っこぐらし」代表(?)《富士山》(大山ではない)。

そして、このたびめでたく里帰りを果たした、名古屋市マスコットキャラクターの《はち丸君》を紹介した。おや、はち丸君の反応が薄いが大丈夫か名古屋!

とにかく、皆さんは、初めて見るそれらに興味津津www。いや〜ある意味強引な「すりこみ」(笑)を行った後、いよいよ本題に入る。

出た〜!「これ何だ?」さんである。佐藤得意のちょっとした、たとえ話であるな(笑)。


●参加者と語り合う佐藤●.jpg

●参加者と語り合う佐藤●



ある日、サトウおばあさんは、「これ、何だ」さんを抱えて、アナタに「これは恐いものなんだよ〜」とのたまう(「ひゃ〜参謀」《未熟な介護技術講師、しかも本を出す奴》をあげていたが無視)。

そしたらアナタはどのように応じてくれるだろう? どうするだろうか? 

「ねえねえ、これ怖いんだよ」

すると、心優しき職員さんが、「どうして怖いの?」「どこが怖いのかしら?」などなど、と手堅く応じてくれた。そうそう、佐藤は、この反応を待っていた(笑)。ありがとうねぇ〜!

そして、「これ何だ」さんの種明かし。「これ何だ」さんは、星の王子様に出てくるあのヘビさんであった(「ひゃ〜参謀」はなんだ《手あたりしだい手を付けるGHの種うま》かと思ったと言ってたがこれも無視)。


●研修を見守る樽石氏●.jpg

●研修を見守る樽石氏●


●今後チャレンジすることを考える●.jpg

●今後チャレンジすることを考える●


●「これ何だ」さんは、いつも同じとは限らない(笑)●.jpg

●「これ何だ」さんは、いつも同じとは限らない(笑)●



さすれば、ここからが本題。皆さんがしている介護ってなんであろうか? 魔法の呪文、声かけ声かけ声かけ声かけ声かけ声かけ声かけと、七回唱えましょう(嘘)。

余談ですが、他にも、その人らしくその人らしくその人らしくその人らしくその人らしくその人らしくその人らしくその人らしく、という呪文もありますwww。「介護の目的を曖昧にできる」素晴らしい呪文ですぜ(嘘)。まぁこういうお題目を多用する講師を信用するのは危険というもの(ホント)。

まずは、自分で考える。その後、隣近所で語り合って頂いた。佐藤は例のごとく《かえるくん》のストップウォッチを持ち、タイムを測っていた。常日頃を介護を提供している猛者でも、いざ考えると難しい。

皆さんが話している内容に耳を傾けてみると利用者さんがしていることを維持できるようにかかわること。その人らしく生活ができるように支援すること。他者と交流することで楽しみを持っていただくこと。

などなどなどなど。

そうそう、実は、それらは、皆さんが“介護”をした結果によるもの。じゃぁ介護って何だろう?

さてさて、ここからは、実質、介護の質を低下させるべく構成されている、社会保障審議会の資料や事例を通して、国際生活機能分類(ICF)について簡単に説明を行った。

なんせ、生活機能分類の種類は3000以上もあるのだ.そんなの説明できっこなかろう。あくまでも、佐藤は概念としての「心身機能・活動・参加・環境」を意識することを説いているに過ぎない。

【通所介護における、各生活機能に対する援助とは】
「心身機能」に対する援助
健康チェックと言われるもので、血圧、体温、体重測定などの数値の変動観察。その他に、食事量や、排せつ量、はたまた皮膚の状態の観察。服薬に関する援助など。

「活動」に対する援助
日常生活動作能力の維持や、向上に向けた取り組み。移動動作時の安全確保。入浴・排泄・食事など一連の行為における自立度の向上ん向けた支援。

「参加」に対する援助
他者との交流。利用者同士のコミュニケーションがうまくできるように言葉の橋渡し。エプロンたたみや、タオルたたみ、片づけなど、利用者にあわせた役割の提供。

「環境」に対する援助
送迎車に寄る送迎の実施。家族介護者に対する相談助言。地域の方々との交流。家族者教室へ案内。などなど、様々。

これらの内容を説明した後、実際に通所介護で行われている援助を、通所時から、退所時までの1日のスケジュールを用いて、《ひとり寸劇》を交えながら解説を行った。

すると、参加者からは、要所要所において、大きくうなづかれたり、すう〜と息をのみこまれたりと、様々な反応を見せつつ、話に参加していただいた。いや〜、この現場でいただく反応が何よりもありがたい。

ここで佐藤が説いたのは、《通所介護の介護》とは、

送迎時に、職員が、利用者の荷物を持って歩くことではなく、利用者が自分の荷物を持って所定の場所まで無事に着けることを見守ることであること。

食事の時には、テーブルについている利用者にお膳を運ぶことではなく、利用者が、自分のお膳を持って、自分の席に着けるようにそばに付き添い見守ること。

入浴時には、利用者自身が着替えを持って移動し、途中で、お手洗いによって、用を済ませることができるように援助すること。

また、タオルたたみや、エプロンたたみや、片づけなど、利用者ができることを依頼(お手伝い)して、協力をしてくれた時には「ありがとう」と感謝を伝え労をねぎらうこと。

【結果:通所介護においての介護とは】
@利用者が体の痛みを訴えたら、どこが痛いのかを伺い、痛みに共感し、無理をしないように伝えること。
A利用者のそばに付き添い、転ばないように注意を喚起すること。
B自分ができることを、している時には、うまくできたことを共に喜び称賛すること(自信が持てる・やる気につながる)。
C利用者の能力を把握した上で、できることを依頼し、協力動作には感謝を伝えること(感謝を伝えることが意欲の向上につながる)。
D家族介護者に対しては、できないことばかりを伝えるのではなく「できたこと」「頑張っていること」を伝えることである。

さてさて、皆さんが佐藤の話を傾聴して下さったため、あっという間に時間が経過した。最後20分かけて、本日の研修を受けて、気づいたことや、これからチャレンジしてみたいことについて再度グループで語り合った。

まずは、自分で考える。次に、お隣同士で語り合ってみる。佐藤は、この間、会場を巡り皆さんの感想を伺って歩いた。

すると、

@今までは、利用者の安全を優先するばかりに、ついつい手を出していたように思う。
A荷物を持つことが自分の仕事だと思っていました。
B利用者さんが、しようとすることを制止し、自分がしていたように思います。
Cただし、転ばれると困る。
D今まで、いくつもICFの研修に参加してわからなかったけど、今回は自分たちのしていることをもとに説明してもらったので良くわかった。これなら、個別の通所介護計画が書けそうです。
EICFって、難しいと思っていたけど、今日の話を聞いて、なんだ、自分たちがしていることだとわかり、安心しました。今後は意識することが必要だと思った。

などなど。いやはや、皆さん素晴らしい。もちろん、佐藤が話したことを、すぐに実行することは難しい。またいきなりでは、利用者さんも戸惑うであろう。

まずは、自分たちの支援をどのようにしたいのか。そのためには、何を変革すれば良いのか、考えてから、できる所から初めて欲しいと思う。

また、どこかで会えるといいなぁ〜。けっこうこれが逢うんですよwww。梅雨を迎える時期です。どうぞ、ご自愛くださいませ。



●樽石氏より今後の取り組みについて案内がある●.jpg

●樽石氏より今後の取り組みについて案内がある●


(ケント・ギルバート氏いわく、「〇国には嘘が恥ずかしいという概念がないのか」、その他大勢、「ないでしょうねぇ…」って決まってるじゃないですか!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 15:06| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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