2016年10月19日

奮闘記・第1016回 研修会のツボ/静岡県

●2016年● 静岡県静岡市

静岡県社会福祉協議会

介護記録の書き方講座(居宅編)



平将門公、鎧神社・・・・・? さてさてComing Soon!

とりあえず、今回は静岡県でのラーメン、いや研修のお話。


◆研修の目的
デイサービスや訪問介護で多職種の関係者と情報を共有し、地域包括ケアを実践するには、何をどう書けばいいか、要点をどうまとめて書けばいいのか、そんな悩みを解消し「伝わる記録」を書くためのポイントを学ぶ。

今年、静岡県社会福祉協議会さんで開催する介護記録の書き方講座は、2回目となる。前回は、施設編で有ったが、今回は居宅編である。

居宅編だから、参加者は訪問介護の関係者が多く来ると思いきや、参加者は、訪問介護はもちろんのこと。その他に通所介護の相談員や、短期入所の職員や、介護支援専門員、障害者グループホーム関係の方など様々な職種が集っていた。

前もって、担当の赤堀氏より、参加者の「属性」を伺っていたので、佐藤は、参加者の中でも、人数が多い通所介護の方々を対象にした資料を準備しておいた。

そして、研修当日。

小雨交じりの中、研究所をとぼとぼと飛び出し、新幹線こだまに乗る。そして、静岡駅に降りた。そう、ひかりが止まるのが少ないのだ。

佐藤は、東京駅でサンドイッチとお茶を購入し、新幹線に乗り込んだ。この時点では、暖かい珈琲は車内販売のお姉さんから買おうと決めていた。ところが、なんと、乗車直後、車内販売が行われないことを知り、がっかり、まるで島根県じゃ(笑)。

そこで、静岡駅にある、コーヒーショップで一休み後、タクシーで会場に入った。

本日も「ひゃ〜参謀」が故障者リスト入りで離脱中なので、写真もしばらくはお休みである。参加者が研修に熱心に参加している姿の写真は今回はなし。まぁしかたがない。

◆研修で行ったこと
@自己紹介・グループメンバー。
A講義:介護記録について。
B事例の理解:介護計画と個別サービス計画を理解する。
C演習:他者とのかかわりを記録に残そう。
D演習:事例から考える介護記録の書き方。
E講義:介護記録の回答例より記録の書き方の実際。
F演習:参加者同士、同じ職種が集まって情報共有。


1)自己紹介・グループメンバー
ここでは、いつものごとく、参加者に1分間スピーチをして頂いた。本日のお題は、自分の名前紹介と、自社サービスの売りである。

この自己紹介の1分間は、グループメンバー(聞き手)が協力的(聞く態度)でなければ、発表者がすんごくその時間を長く感じてしまうのだが・・・。

今回は自社サービスの売りを伝えて頂くという課題が良かったのか。まぁ、どの方も1分では話し終えることができなかった(笑)。そこで、後半はタイマーを1分15秒にセットしたのであるが、それでも物足りなかったかな、と思われた。

佐藤は、メンバー同士がお互いの存在を認め合ったことを確認後、講義に入った。

2)講義:介護記録について
ここでは、組織に「介護記録の書き方マニュアル」があるかどうかを伺った。もしないのであれば、この際皆さんが作って見たらいかがかと伝えた。ただ、いざ作るとなると大変なので、よければ、佐藤が示した資料をマニュアルとしても良いのではないかと提案した。

佐藤は、多くの参加者が「介護記録の書き方マニュアル」の存在がわからないということに、驚いた。本来は、会社組織がマニュアルを整備し、記録の帳票を用いて、その書き方について指導するべきものなのだが、指導もしないで「記録がなっていない」と批評するのはおかしな話である。

もっとも、このような状況になるのはすでに承知しているところ。そこで佐藤は、資料をもとに「なぜ、介護記録は必要なのか」「記録には何を書くか。「記録の書き方のルール」「具体的な書き方例(悪い記載例・改善された記載例)」を説明した。

皆さんは、資料を見ながらマーカーを付けたり、佐藤が伝える言葉をメモにしたりと大忙し。限られた時間の中で必要事項を伝えた後は、10分間の休憩である。

しかし、多くの参加者は休みに入っても、佐藤の講義を受けた感想やらをメンバー同士で語り合い、席を立とうとしない(笑)。そこで、佐藤はグループをまわり、個別の質問に答えていった。

すると、佐藤が示す「悪い記録例」「改善された記録例」を見ながら、自所の記録は悪い記録例で有ることはわかったが、(自所の)記録を書くスペースが少なく、このような内容が書けない、などと困惑していた。

まぁ、会社が決めた形式(ないしは様式)だから、私がとやかく言うことはできない。だがそれは「外部」の人間に解決を委ねる問題でもないのだ。

それこそ、管理者等に「何を」「どのように書くのか」という指導を仰ぐことが至極当然であろう。でなければ、なんのための、何を管理する管理者なんだかわからない。だから「管理者と相談してみてください」とアドバイスした。

3)事例の理解:介護計画と個別サービス計画を理解する
次に、記録を書くためには、利用者に作成されている、介護計画を理解する必要がある。

そこで、指定基準を用いて、居宅サービス事業所には、利用者の「生活機能の維持向上を目指すこと」が求められていることを伝えた。

そして、この生活機能とは、ICF(International lassification of Functioning,Coming SoonDisability and Health)において使用されている「言語」であり、社会保障審議会において、利用者の「心身機能の維持向上」「活動の維持向上」「社会参加の促進」「環境(家族の介護負担の軽減)」が求められていることを伝え、心身機能・活動・参加・環境の言語が示す範囲について、資料をもとに解説した。

そして、居宅サービスは、@介護支援専門員が作成する「居宅サービス計画」に沿って作成された、A各事業所の「個別サービス計画」に沿って、利用者に提供されること。

より良い記録を残すためには、まずは、職員が@とAを十分理解した上で、必要な援助(サービス提供)をする必要があるということを説明した。

とは言え、皆さん、それらの帳票をじっくり見たことがない様子。そこで、佐藤がICFの視点を用いて作成した「玉前さん事例」を用い、居宅サービス計画と個別サービス計画が作成されていく状況を案内した。

ちなみに、事例には、今、介護支援専門員の間で話題になっている「課題整理総括表」も入っており、参加者の中にいた、現役の介護支援専門員には、多いに参考になったようでした。どうやら、静岡県介護支援専門員協会さんは張り切っているようですよ。

皆さんは、「記録の書き方」を学びに来ていた訳だが、利用者のサービス提供までに、このような手順があるということを知って、「援助は奥が深い!」「利用者を良く知る必要性を改めて感じた」などなど、感想を伝えてくれた。

4)演習:他者とのかかわりを記録に残そう
午後からは、より良い記録を書くためには、まず利用者さんと関わることが重要。ここからは参加者同士2人1組になって、「幼いころの楽しかった思い出など」について語り合い、その後、相手から得た情報を記録として書いて頂いた。

13分という時間であったが、皆さんは手ぶりや身ぶりを交えて、賑やかに話されていた。そして、語り合ったことを書くにも、すらすらと文章化ができていた。この記録に要する時間は5分であった。

佐藤は5分後に、「では、今書いた記録を話した相手に渡して読んで頂きましょう」と伝えると、会場からは「えっ、相手に読ませるの〜!」と疑問符と笑いが出た。

「そりゃそうでしょう。記録は他者が読むためのものですからねぇぇぇぇ(笑)」お互いの記録を見せ合い、うなづいたり、笑われたりしてました。そうそう、より良い記録を残すためには、まずは自分が相手に興味を持って係わらないと、書くことなんて何も見つけられやしないのだ。

5)演習:事例から考える介護記録の書き方
さて、佐藤は、先ほどの玉前さんが通所施設で過ごされている様子を、物語にしたものをワークシートにしておいた。もちろん、場面設定はICFの視点を用いて「心身機能に関する場面」「活動に関する場面」「参加に関する場面」「環境に関する場面」である。

4つの場面、すべてに取り組むのは大変なこと。そこで、各グループで、自分たちが取り組む課題を選択し、まずは自分で考える。次にグループで考えてまとめるということをして頂いた。

各グループで取り組む課題が決まった後は、1人ひとりが真剣に物語を読み込み、自分で考える記録をまとめていった。

佐藤は、その姿を見て、皆さんは、もうすでに物語のどの部分が重要なポイントで有るかを見つけ、そのことを記録に残すための文章を作成できていた。そうそう、そこまでできるのであれば、まずは大丈夫。

最後に、各グループでまとめて頂いた、介護記録を発表していただきました。どのグループも、「声かけ」や「見守り」などという専門用語を使用しないで、介護職員が行った援助を詳細に残すことができました。

6)講義:介護記録の回答例より記録の書き方の実際
7)演習:参加者同士、同じ職種が集まって情報共有
次に、佐藤から、介護記録の書き方例を配布し、一連の内容について解説した。会場からは、なるほどとの声と同時にため息も(笑)。

その後は、皆さんが職種別に集まり、自分たちが持参した記録物をもとに情報交換して頂きました。実は、このような同じ職種の方々との情報交換がとっても大事なこと。

グループ内では、記入するスペースが少ないと嘆いた方も、他の方の帳票を見ながら、「やはり、そのくらいのスペースは必要だね」と感じ始めたり、すでに、帳票が健康に関する情報を残すスペースと、職員が関わったことを残すスペースがあるのを見せて頂きながら、このような区切りがあると書きやすいなぁどと、感想を伝え合っていた。

さてさて、これにて本日の研修は終了。


参加者の中には、相変わらず、研修に参加して「研修記録」を提出する時に、本日の資料もそっくりそのまま事業所に提出するという方もいました。誰のための研修なのでしょうかねぇ・・・。

本来資料は、研修参加者が研修後に再びチェック・確認ができるように作成されています。それを組織に出してしまったら、手元に復習する材料が残りません。参加していない方々に教えるのはかまいませんが、どうかコピーなどをしておき、「復習できる材料」も残して、さらなる「自分の強化」にも努めて頂きたいと思います。

寒い季節に向かいます。どうぞ、ご自愛くださいませ!


●出世大名家康君と昼食を頂く●.jpg

●出世大名家康君と昼食を頂く●


●ピンクノノウゼンカズラ君●.jpg

●ピンクノノウゼンカズラ君●


(まぁ、法的な問題はともかく、国籍を選ぶ年齢を過ぎてからウン十年も自分が二重国籍であることに気がつかないような、おっとり?したというか、自らにも無関心な政治家に白紙領収書が横行する政治家の巣靴窟になっている国の政党党首が務まるようにはチート思えないのだが!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 12:15| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 研修会のツボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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