2011年10月25日

奮闘記・第766回 読んでみた!/富山県

●本の分野● ノベライズ

富山市総曲輪フェリオ・紀伊国屋書店にて購入

読んでみた、行って見た!

映画ノベライズ 『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』 (大石直紀・著)



ただ今は、千葉でコミュニケーション・介護記録研修の真っ最中。確かに会場は熱気であふれているのだが、それだけではなく、ほんとうに暑い。もう10月ですぞ! しかも、どこのホテルもエアコンの冷房が入らない。死ぬぞ!!


さて、それとは別のお話(笑)。


今回のブログは久しぶりに読んでみた!というか、新コーナー「読んでみた、行ってみた」という感じ。


この頃、老眼が進み(泣)、なかなか読書に集中できない日々が続いていたのだが、なんと、この本は速やかに読み終えることができたのだ(笑)。


昨年の夏、島根県出身・錦織良成監督の映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の映画を島根県出雲市ゆめタウン出雲の映画館で観た。


その後、舞台となった一畑電鉄に乗ったり、ロケ地を歩いてみたり、ノベライズ(小学館文庫)を読んだ。男の生き方についても考えてみたのだ(笑)。


その映画の第二段が、今度は富山県の「富山地方鉄道」を舞台に映画化されるというのだ。佐藤は、今回その映画の舞台となるところを見聞した。



●常願寺川にかかる鉄橋●.jpg

●常願寺川にかかる鉄橋●



同時に、富山市の総曲輪(そうがわ)フェリオ紀伊国屋書店で『RAILWAYS〜愛を伝えられない大人たちへ〜』のノベライズ(大石直紀・作)を購入し、読んでみた。


本の内容は、細かくは触れない。


大雑把なストーリーは、長年連れ添った夫婦が、旦那の定年退職を期に、お互いが、それぞれの第二の人生について考えていく、というか、お互いの人生設計を初めて相手に示さなければならない時が来てしまったのだ。この時の夫婦の葛藤を見事に描かれている。


夫は、仕事一筋の人間(59歳)。たぶん、最後の仕事命世代(団塊の世代のすぐ下あたりかね)であろう。一方の妻(55歳)は、子育てを終え、仕事に復帰したいという願いを抱いていたものの、夫は、妻の願いを退け、ひたすら良妻賢母であることを強い続けてきた。


妻は、内心じくじたる思いを感じながらも、仕事への復帰を諦め、ひたすら良妻賢母を演じていた。その妻が、夫が定年退職を潮に、妻は、職場への復帰を決意する。夫にも相談するが、もちろん、夫はその願いを聞き入れようとはしない。そこで妻は強硬手段をとることになるのだが……。


その結果、夫は、慌てふためいて、今までの夫婦の人生を回想しながら、人生の方向を模索し直すことになる。


まぁ、ここまでは、よくある熟年離婚の危機、という感じ。ところが物語は、この夫婦と、子どもとの家族模様を描きつつ、前回同様、がん患者(末期)の生き方も絡んで、なかなか奥が深い。


前作は、エリート・ビジネスマンから、島根県の一畑電鉄の運転手に転職する「49歳の電車の運転手」役を中井貴一さんが好演した。ほんとうに中井貴一という俳優は上手い人なのだな、と再認識した。


今度はなんと望月三起也原作の同名人気コミックを映画化した映画『ワイルド7』(来春公開予定)のボス・草波 勝役だそうだ。ははは、ぴったり!


さて、「RAILWAYS」の第二弾に戻る。


主人公役が三浦友和さん。前作は息子さん(三浦貴大君)が、確か俳優デビュー作であったと思う。今度は父がどのような感動を与えてくれるか楽しみである。こりゃ息子へ俳優の力量の見せどころじゃ(笑)。


佐藤は、お馴染みの、熊が出やすい、越中国一の宮岩峅雄山神社(前立社壇)を参拝。



●岩峅雄山神社(前立社壇)を参拝●.jpg

●岩峅雄山神社(前立社壇)を参拝●



その後、ノベライズに出てくる岩峅寺(いわくらじ)駅に行ってみた。ここは立山線と不二越・上滝(ふじこし・かみだき)線との接続駅で、急行停車駅であり、不二越・上滝線のすべての列車はこの駅を起終点駅としているのだ。


この駅は2007年に公開された『劔岳 点の記』(新田次郎・作)でもロケに使用されたらしい。駅舎内に映画「剣岳」のスナップ写真が展示されていた。



●岩峅寺駅に行ってみた●.jpg

●岩峅寺駅に行ってみた●


●富山地方鉄道を激写!●.jpg

●富山地方鉄道を激写!●


●岩峅寺駅を出ていく電車●.jpg

●岩峅寺駅を出ていく電車●



ううん。これは来てみなければわからない。また、レトロな駅舎の、前には、ナナカマドの大木があり、赤く色づいた、見事な実をたわわにつけていた。


佐藤が見上げてみていると、ゆるゆる歩いてきたお年寄りが立ち止まった。


「見事なナナカマドだろう?」


木を見上げながら言った。


「そうですねぇ〜」


というと、うなずきながら動き出し、道路を渡って、反対側にあるJA農協のお店に入っていった。


うん?……JAですかい! 安田さん、お元気かな(笑)。



●駅前にはナナカマドの実が赤く色づいていた●.jpg

●駅前にはナナカマドの実が赤く色づいていた●



それはともかく、そのかかわりは一瞬の出来事であったが、佐藤になんとも懐かしい情景を思い出させてくれたのだ。


佐藤は、翌日、夕方少し時間があったので、呉羽山公園(呉羽丘陵)に向かった。ここは映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の中で、主人公役の三浦友和さんが立ち寄る場所で、しかもかなり重要なポイントをしめる場所なのだ。そうでなくとも立山連邦や富山市内、能登半島まで見渡せる屈指のビュースポットである。


映画を見たあかつきには、誰でもきっと来てみたくなる場所だろう。展望台には、立山(信仰)を開山したと伝わる伝説の少年・佐伯有頼(さえきありより)の像が立つ。


佐伯有頼像は、肩に白鷹を乗せ、立山を指さしている。佐藤も、負けじと、肩に前回立山駅で手に入れた雷鳥の幼鳥(まつたけ君と命名、ははは)を肩に乗せ、立山を仰いだ。



●遠く立山連邦が一望できるはずの呉羽山公園●.jpg

●遠く立山連邦が一望できるはずの呉羽山公園●


●佐伯有頼像と共演●.jpg

●佐伯有頼像と共演●



しかし、……見えん。


残念だが今回も立山連峰を見ることはできなかった。まことに残念!


「立山はどこにも逃げやしないよ! またくればいいじゃん」


しおしおになりかけた佐藤に、立山を開山した伝説の少年・佐伯有頼像が、そう言って、ほほ笑んでくれたような気がした。その像は立派な青年の顔になっていた。そうだね、また会おう!



●ノベライズと富山で手に入れた映画のチラシ●.jpg

●ノベライズと富山で手に入れた映画のチラシ●



【本のデータ】

□ 『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
□ 大石直紀・著
□ 小学館文庫
□ 2011年10月11日発行
□ 500円(税込)


(衆院議員のパソコン、ウイルスに感染したという。衆院事務局では「サイバー攻撃、事実関係は確認できず」とのこと。自分のことも守れない奴が国民を守れるのか! To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:46| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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