2010年12月29日

奮闘記・第661回 読んでみた!/東京都

●本の分野● 絵本


Amazon.co.jpで購入

『さいごの恐竜ティラン I'll stay with you 』



ははは。やっと買いましたよ。はい、自分の本です! Amazon.で買ったからさすがに早い……が、佐川さんとの連携が難しかった。たぶん、年末のせいもあるだろうな。でも送料がかかるから、ネットで買うのはケースバイケース。使い分けだろう。確かに迅速に手に入るから魅力は魅力だ。


さて、再び読んでみた、である。


先に書いたように、この物語は、草食恐竜のお母さんが肉食恐竜の子どもを育てる物語です。もちろん、お父さんも、子供達も出てくるのだ。詳しい内容は皆さんにも読んでもらいたいし、他にも詳しく出ているので書かない。


この本は、以前にも書いたように、草食恐竜一家(?)が消滅していく過程から始まるので、小さい子に読むのも、読ませるのも少々つらいかもしれない。字も多く、子供向けというよりは大人向けの内容なのかも知れない。


結局、家族を失ったお母さん草食恐竜は、縁あってティラノサウルスの卵を拾い、育てる。そして隕石で、その恐竜たちも一部進化したものたちを除いて、全滅する。


これはその間際の話。


ティランは草食恐竜の子として、他のティラノサウルスに食べられつつある母の身体を遠くで震えて見ていた。


そして怒りがわき、とうとう切れた。もちろん、今までに、他の恐竜に牙をむいたことはなかった。そのたくましいからだを疎ましくさえ思っている優しい恐竜であったのだ。


母を守るため、産みの親にもらった体を、育ての親が大きくしてくれた立派な肉体を使って戦った。


壮絶であった。


戦い続け、ボロボロになった彼の前には、とうとう動くものがなくなった。


そこで、ティランは小さくなってしまったおかあさんの体を抱きかかえるようにして、一緒に雪の中で深い眠りについた。


これでやっと眠れる、と。


雪が静かに恐竜たちの時代に幕を下ろした。


もちろん、ティランが恐竜たちを滅ぼしたわけではない。恐竜たちの時代の終りであった……。



ううううん。もう、うる、うる、くること間違いない。


ちなみに、この絵本、女性より男性が号泣するらしい。男性の方が、母親に対する愛情が強いのかもしれない。


一般的に女性は子供を。男性は親を大事にする。しかし、いったん事件が起きると、女性は子供を、男性は親を手にかけるころが多いようだ。ここらへんが不思議である。



さて、先日、5歳の孫(女の子)と母親(私の娘)に、この本を朗読してあげました(無理やり?)。は、ところが孫は5匹の赤ちゃんがいなくなったところで落ち着かなくなり、最後におかあさん恐竜が死んじゃうところで、私の膝から「いやあ〜」と逃げ出してしまった。


そばにいた、孫の母親(つまり娘)は最後まで話を聞いていた。そして、ひとこと言った。


「いい、話じゃないの……」


と目をうるませていた。


孫はともかく、そこには立派に母親となっていた娘の姿があった。


娘よ。孫の感性の成長をあなたに託したよ。とにもかくにも逃げ出すのは、いかんね。いかんよ。




●『さいごの恐竜ティラン』を手に入れて読んでみた!●.jpg

●『さいごの恐竜ティラン』を手に入れて読んでみた!●



●かんなちゃんもうるうる(してないじゃん)●.jpg

●かんなちゃんもうるうる(してないじゃん)●




【本のデータ】

『さいごの恐竜ティラン I'll stay with you』

著者:村山由佳/絵:広瀬 弦

集英社 1470円(税込)



(今度は菊田まりこの『いつでも会える』を読ましてみるかな。あれは立ち読みしてレジに持って行くまでに泣いちまうぜ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 17:27| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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