2010年09月16日

奮闘記・第632回 見聞録/福島県

●2010年● 福島県麻耶郡



極上の旅 晴れ諸橋近代美術館で「ダリ」を愉しむ雪

〜キングあかべぇと癒しの旅へ〜




磐梯山を左手に、山道を登っていくと、やがて裏磐梯にはいる。そのあたりに、スペインの画家・サルバドール=ダリの作品をメインに収集した美術館がある。何度も行ってはいるのだが、冬季はお休みなので観れるうちに観たい。


ここは、館内も魅力的なのだが、その美術館自体の外観が、まるでキャンパスの中に浮かび上がる絵みたいなお城なのだ。


まぁ、ある意味、本物のロックなんとか城(笑)よりも本物らしい。あれは城の使い方を間違えているとしか言いようがない。あれなら八ツ場ダムでも見に行った方がいい気がする。



●湖面に映る美術館が美しい●.jpg

●湖面に映る美術館が美しい●



●ナナカマドの葉は色づき始めていたが……暑い!●.jpg

●ナナカマドの葉は色づき始めていたが……暑い!●




さて、佐藤は前回来た時に、その美しい景色に魅了された。そこで、今回もその景色を見たくてやってきたのだ。まずは美術館の前庭に回り込み、前面から池をのぞく。


すると湖面が鏡となり、見事に美術館を映し出していた。いやいやなんとも美しい。それにしても、今年は変だ。池のそばにあったナナカマドは、すでに秋に備えて赤く色づき始めているというのに、このような高地にもかかわらず、気候が暑いのだ。


だから、佐藤は、せっかくの景色も堪能することもできず、涼を求めてキングあかべぇと館内に入った。すると、エントランスでは、あの独特の表情をしたサルバトール=ダリが出迎えてくれた。


……善し悪しは別にして、あまり癒してくれるタイプではなさそうだ(笑)。むしろ、近くにいれば緊張感が走るだろう。画風もほぼ、画家と同じキャラクターと言えると思う。


でも、気持ちはなぜか「ダリの世界」へ引っ張られていくのだ。ここらが超一流の画家の「何か」なのだろう。はたして、何を観て、感じることができるのだろうか。佐藤は、無料の音声ガイダンスを借りて中に入った。


1階の空間には、常設展示として、ダリの絵画や、彫刻作品50点が展示されている。あの時計がへたれて、垂れパンダのようになっているヤツの彫刻もある。その空間をさまよいながら、展覧会室に入った。ここからは、だらしなく、諸橋近代美術館のホームページによりかかる。




2010年7月3日(土)〜11月30日(火) ※会期中無休

「ダリと偉人たち ―古典と科学―」


と題して、新収蔵作品の公開しているのだ。


サルバドール=ダリの新収蔵作品

《オリンピアのゼウス像》

《炸裂する頭部》を含む4作品を初公開。



ダリの作品にみられる古典主義と科学に焦点を当て、ダリが何故それらに傾倒したかを絵画・彫刻作品約20点を展示して解き明かしていくのだ。まぁ、古典主義といえるのかどうかイマイチわからない。


もちろん、1つひとつには解説書が付き、bェ記されてところでは音声ガイドを併用することができる。佐藤も、珍しく積極的に音声ガイドを活用した。



■主な注目作品

・サルバドール=ダリ  《オリンピアのゼウス像》 1954年

・サルバドール=ダリ  《炸裂する頭部》     1952‐1954年

・サルバドール=ダリ  《大胆な試み》      1964年

・サルバドール=ダリ  《蛸》           1963年




〔テーマ展示] 

印象派で巡る絵画紀行 ―パリ郊外からモンパルナスへ―
新収蔵カミーュ=ピサロの《ポントワーズ丘陵、牛飼いの少女》を初公開。


フランスの広大な自然とパリの文化を描いた作家達の足跡を辿り、セザンヌ、ピカソ、ユトリロ、シャガールなど所蔵の絵画作品約30点と関連資料を展示・紹介している。


それにしても、ダリが描く作品の曲線はなんとも美しい。もちろんその作風は、いつもの超現実主義(シュルレア・リスム)な世界なのだが。球体にしても、頭部や、腕や足などの部位は、それは、それはみごとな曲線を描いている。


また、ダリの作品にはあちこちにしかけが施してあって、観るものに想像力を要求するのだ。だから、時々意図的な耳からの情報は、佐藤の頭の中を右から左で流れているだけで(ふつうの話でもそうなんだ!)、ちいとも頭に停留しない(笑)。


佐藤は、館内を見て歩き、ダリの世界にどっぷりと魅了された。今の佐藤の心境にどんぴしゃ、うはうはで大満足。「ハヤシもあるでよ」って感じか?(笑) しばし、コーヒータイムをとなった。




●ミュージアムカフェでくつろぐ●.jpg

●ミュージアムカフェでくつろぐ●




ここ、ミュージアム・カフェでは、「サマー・スウィーツフェア」を開催中。佐藤は、イタリア産ブラッドオレンジのゼリーシチリア風というヤツと、コーヒーを所望。こちらのコーヒーは、トラジャコーヒーだ。もちろん注文を受けてから入れてくれる。


運ばれてきた香り高いコーヒーと、甘酸っぱいオレンジゼリーが、体をいやしてくれる。もちろん、キングあかべぇ君も一緒だ。ふう、お前さんの仲間は西会津で見つかるのかねぇ……。




●神様は気まぐれ、なかなか姿をみせないなぁ〜●.jpg

●神様は気まぐれ、なかなか姿をみせないなぁ〜●




●諸橋近代美術館データ

所在地:〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峰1093番23

TEL:0241-37-1088 


開館期間:2010年4月17日(土)〜11月30日(火)  ※開館期間中は無休。



これからは、紅葉の季節。さらに湖面に映る景色は美しさを増すことであろう。それにしても、この炎天下、無心に草取りをされている人をみた。佐藤なら無心というより、失神しているであろう。神を失う……。某神社か?(笑)


この美しさを維持するためには、こうした毎日の努力が必要なのだ。ただ、ただ頭が下がるだけだ。諸橋近代美術館の皆さま、ご自愛ください。




●稲刈り間近の田んぼと、やっと見えた磐梯山●.jpg

●稲刈り間近の田んぼと、やっと見えた磐梯山●


(今日は広島の山中を越え、出雲で研修会でしたが、関東は大雨だそうな、心配です!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 23:41| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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