2009年10月27日

奮闘記・第527回 見聞録/島根県

●2009年● 島根県江津市



石見街道をゆく

〜石州瓦の町で目にしたものは……〜




佐藤は再び島根県江津市都野津に立ち寄った。ここは、今年の初めにも来ている(奮闘記・第412回)がその時この界隈を歩きまわり、非常にユニークな鬼瓦(というかなんなのかねぇ)を発見した。


今回は、その瓦を写真に収めようとやってきたのである。まずは大年神社へ参拝した。またまた、来ることができましたと御礼を述べ、旅の安全を祈願。


佐藤が石段を降りようとすると、狛犬の足下で“茶色いひも”のようなものが動いた。


うん? いや、よく見た。


それは……。うん、そうヘビさんでありました。ゾウさんは飲み込んでいませんが(笑)。まぁ、ヘビは神のお使いともいわれているからねぇ〜。何とも縁起が良い!!


一緒に“記念写真”を撮りたいなぁと思い近づくと、ヘビさんは照れくさそうに狛犬さんの足下に隠れてしまったのでした。こうなると、促してもだめ。追い払うのは簡単だが、呼び込むのは難しい。これはお客さんも同じ(笑)。



●大年神社の狛犬さんと対決(?)●.jpg

●大年神社の狛犬さんと対決(?)●




さて、佐藤がぜひともと記念として残したかったのがこの瓦である。


最初に来た時はびっくりしたもんだ。


「ほほう。大山(だいせん;鳥取県の山)か……? 変わった瓦だな」



●大山(だいせん)?●.jpg

●大山(だいせん)?●




「うん? トビかな? 浜田で良く飛んでいるやつだが……、なんでここに?」


●トビ?●.jpg

●トビ?●




そして、三番目の瓦を見たとき……。


「これはなすび? ももしやこれは……。


(いち)・富士 (に)・鷹 (さん)・なずび”かい!」



●なすびだぁぁぁ〜●.jpg

●なすびだぁぁぁ〜●




と大爆笑。そう初夢の象徴でした。何とも粋な瓦たちであった。


大年神社界隈を散策していると、札所めぐりの案内図があった。ながめてみると、この地域には、石州瓦の窯元が集合していたことが判明した。


そうかいそうかい。なら、こんなユニークな鬼瓦が存在していてもおかしくないわけだ。こうなると、さらに興味がわいてくるというもの。だから、調べてみた。


すると、江津本町は、古くから江の川の舟運と、日本海の海運の要所として栄え、寛文年間(1655〜1672年)に、上方航路が開かれると、北前船の寄港地や天領米の積出港として、たいそうな賑わいをなしていたという。


川岸には40、50隻の帆船が林立し、浜田で入港を待ち合わせる船がある程の混雑ぶりであったそうだ。


そうですか、そうですか。浜田で入港待ちということは、あの日本海の海原を、帆船が連なっているという風景は、相当に美しかったことでしょうねぇ。


石州瓦は、このような歴史の中で、江戸時代の中期頃から造られるようになったという。


石見地域に豊富に産出する、良質な陶土と、来待石(宍道町)からとれる、釉薬(うわぐすり)をつかうことで、石州瓦独特の赤瓦がつくられるようになったのだ。


なんと、あの赤い色はなんと来待石のからつくられたそうだ。この釉薬を使って高度に焼かれる瓦は独特の光沢があり、凍結に強いという特徴をもつので、北前船によって北陸から北海道にも出荷されるようになった。


現在は、生産工程のすべてが機械化・自動化され、新技術により耐震、耐風、防水に優れた防災瓦なども造られているというのだから、新旧の科学技術の融合である。素晴らしい。


江津や浜田という観光地ではない、島根の町並みがまた素晴らしい。作家・内田康夫先生もここら辺の風景が好きだといっておられましたが同感ですね。


島根の歴史は、もちろん、人麻呂公、雪舟さん、不昧公、ラフカディオ・ハーン先生などの方々や、出雲大社松江城フォーゲルパークなどの文化財や施設が素晴らしいかも知れない。


でも、多伎ビーチや石見海浜公園から観る海。隠岐の島の風景。江津や津和野の町並み三瓶山なども見所である。山も大山(だいせん)だけではないのだ。


今回は、縁起のいい、鬼瓦の発見から様々な過去の出来事を振り返る事ができました(笑)。いろいろあるねぇ。




喫茶店追伸

佐藤が、車で、出雲空港から浜田市へ向う途中、フランス人のカップル・君とさんをピックアップしました(笑)。


彼らと片言の英語、日本語(男性は日本語が少しできた!女性は英語)で話しながら、浜田の石見海浜公園の近くで下ろしました。


彼らはこのまま、また福岡へ向かう車を探し、旅を続けるという。たいしたもんだ。二人に彼らの神のご加護がありますように! 佐藤の“旅”もまだまだこれからですわい。負けずに頑張らんと。ではでは!



●フランス人のB君とMさん、お幸せに!●.jpg

●フランス人のB君とMさん、お幸せに!●


(島根は、窓からカメムシがとんでくるぅぅぅ〜、もう秋だねぇ……。To Be Continued!)





posted by さとうはあまい at 22:40| 島根 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あちこち行かれて羨ましい!!

私も時間があれば、いろいろな処に行って
美味しいものを食べて、いろんな人に出会いたいです。
Posted by ボス at 2009年10月31日 17:03
ボスさん。コメントをありがとう。
ボスさんのブログを拝見しました。ボスさんがつくる奧さん孝行のための男の料理!!

とっても美味しそう。

さっそく、我が旦那さまにも、教えてあげました(笑)

また、ボスさんが書かれている施設長ブログが、介護に対する情熱を見ることができて楽しいです。これからも、張り切ってください。

Posted by さとうはあまい at 2009年11月01日 12:41
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