2009年06月30日

奮闘記・第480回 首都圏/神奈川県

●2009年● 神奈川県小田原市



神奈川県立生命の星・地球博物館

おお、わが地球のダイナミックな誕生!

〜結局、箱根へ行っても、富士宮へ行っても、

 雨の日には富士山は見えないのだ〜




へへんだ。あんなでっかいものを雲で隠せるのだから、自然の力もバカにならんわい。てな、ことに感心しつつ、じゃ雨でも楽しめるとこへ行けばいいじゃん!



ということで、早朝からホテルを飛び出して、向かった先は「神奈川県立生命の星・地球博物館」である。



皆さん、ここ、知っていますか? だいたい、小田原というところは損をしているのかもしれない。近くに箱根という素晴らしい観光地や、横浜などがあるので、見所はあっても、あまり真剣に観光でまわる人が少ないかもしれない。



まぁ小田原は、観光地じゃないよ、普通に生活都市だよ、と言われてしまえば、実もフタもないのだが。でも、結構、見所があるし、食べ物もうまい。あの小田原城だけが見所ではないのだ。


しかし、この博物館、小田原といっても、難点は位置的にはほとんど箱根に近い。



小田原駅から、箱根登山鉄道線か、小田急線で、うだうだ行っても10分くらいで入生田(いりうだ)駅に着く。



そこから徒歩3分くらいで着く。なぁに駅から見えている。だから、箱根の観光ガイドで、「足をのばして」というようなコーナーに書かれ、小田原の観光案内では外れていたりして、あまり載らないようだ。



さて、佐藤は、ここの開館間際に車を駐車場に入れた。すると、もう、そこには小学生を乗せたバスが到着していたのだ。おいおいまたか……。



小学生が格段嫌いというわけではないが、きちんとした引率者がいない、小学生の集団の騒ぎは音の暴力に近い。そう、公害といってもいいぐらいだ。



課外実習といいつつ、彼らは遊びにきているのとなんら変わらない。引率者たちが、彼らに興味をもつような話が、でもできなければ、たたの「お遊びタイム」でしかなくなる。



とても「課外実習」になんかならない。だいたい、馬●なガ●に、学術的なものを見せたって、そうそうわかりゃしないのだ。



こういうものは、小さいころから親がいろいろ話して聞かせて、いくらかの知識や興味を育てておかなければ、面白くないだろう。



もう、日常的にクワガタや、カブトムシもいて、魚を網でとれた時代ではない。それはわれわれ大人の責任なのだ。そんな時代に子供だけ、「勉強して、頭が良くなれ」といってもだめなのだ。大人がまず勉強し、幸せにならなければ説得力がない。



今の大人は、生育地域で育った場所でしか、生きていけない特性を持っているホタルを、どこかで無理矢理捕まえてきて、自分たちの都合の良い場所に離して、ホタル観賞をするぐらいだ。「そして、ホタルには癒されるねぇ〜」っていう程度だからな。



あれって、ホタルが「威嚇」している光なんだとさ。ホタルが放つ光も、安らかな場所で放つ光とは違うらしい。でも、人間はそんなのおかまいなし。自分たちさえ、癒されればいいといういう大人が、子どもを育てるんだから、怖いよねぇ。これって、いろんな事件が起きる背景なのだろうな。




●いきなり巨大魚がお出迎え●.jpg

●いきなり巨大魚がお出迎え●



●金太郎(?)VS 熊さん●.jpg

●金太郎(?)VS 熊さん●




とりあえず、ブツブツいいながら、中に入ってみた。存外、子供たちは静かであった。



ほほう、神奈川の小学生はしっけがされているなと思っていると、大人のほうがいかん。



「いいかい、みんな! 他の人の迷惑にならないように静かに見るんだよ!!!」と注意している先生の声が響き渡っていたのだ。なんだかねぇ……。



もっと頭にきたのは、売店で、博物館の売店で店員同士が、自分の家族の年金や、その制度のしくみについて、大きい声でどなるように、ああでもない、こうでもない、とお客を無視して話していたことだ。バッカじゃなかろうか。



あんたたち、そんな話ばかり仕事中にしているとさ、年金もらうまでここに勤めらんないよ! ふう、子どもの手本にもなれない「バカな大人」は無視して、館内を見よう。


生命の星・地球博物館はまさしくその名のとおり、地球の生い立ちや生命の生い立ちがダイナミックに展示されているのだ。






■地球展示室

ここでは、地球誕生のなぞを、隕石やクレーターを手がかりにして探っていく。ここで、博物館のホームページを少し引用、参考にしながら、「水の惑星」の誕生の様子を紹介する。



およそ、46億年前、原始太陽の周りには高温の気体が渦をつくりながらまわっていた。この高温の気体が、冷えて小さい粒になり、その粒がまとまり固まり(微惑星)をつくっていく。



この微惑星は原始太陽の周囲をまわりながら、ぶつかり合いを繰り返し、大きな原始惑星へと成長していく。



実は、原始の地球も、とめどない、微惑星の衝突によってでき、それが次第に成長していったのだそうだ。月もそれらの衝突で地球から、分派した星だともいう。太陽もいまより70%の明るさだったという。




●でっかい地球儀です●.jpg

●でっかい地球儀です●




その後、原始地球は、大気をためておけるほど大きく成長。微惑星に含まれていた気体は衝突したときに飛び出して、原始の大気となって厚い雲をつくる。



このように、微惑星の衝突の時にできる熱は、厚い大気によって蓄えられていった。そこで、原始地球の表面はマグマの海に覆われ、そこに微惑星が衝突するというすさまじい状態だったと想像されている。



やがて、微惑星の衝突がおさまると、マグマの海に覆われていた原始地球は冷えていくのだ。地表が冷えると、雲ができ、雨が降り出した。



雨は何日も降り続いたろうし、地表はさらに冷やされていった。そうなると、地表では雨水は洪水となって流れ低いところへたまり、海を形成したという。



そして、厚かった雲はやがて薄くなり、太陽が顔を出す(こんにちは!)。このときに原始地球は「水の惑星」として生まれ変わったのだ!




●月球儀、クレーターがリアル●.jpg

●月球儀、クレーターがリアル●




おお!ようやく、わが地球の誕生じゃ。こうしてできた水の惑星であるが、実は地球の内部には熱エネルギーが溜っていたのだ。このエネルギーが地球の様々な活動の源になっていくのだ。火山活動や、地震なども、地球が生きている証拠なのだ。



中でも佐藤が興味を持ったのは、「プレートテクトニクス」というやつだ。このプレートとは、地球の表面からマントルの上部まで厚さ数10qの岩石の層をさしている。そう、よく地震でズレるやつだ(笑)。



地球の表面は、10数枚のプレートに分かれていて、1年間に数pほどの早さでそれぞれが決まった方向に動いているという。



海底の大山脈ではマントルからマグマがわき上がってきて、新しい海洋プレートが作られる。やがて、海洋プレートは大陸プレートの下に潜り込んでマントルに戻る。地震や火山活動の多くは、このプレートの境目付近でおきているわけだ。



書くと、このように長くなるが、博物館ではこの仕組みを大きなモニターをもちいて視覚的にわかりやすく、サクサクと教えてくれる。いやはや、このモニターを眺めているだけでもあきないのだ(笑)。




●映像で地球を知るのじゃ●.jpg

●映像で地球を知るのじゃ●





■生命の展示室

こちらでは生命の化石を見ることができる。マグマの海に覆われていた地球は、やがて冷えて海をつくった。この海の中で生命は誕生した。この生命が地球の環境を変えていったのだ。



地球に誕生した生命は、大気や海水の変化と共に進化していき、さらにオゾン層ができて、陸上にも生きものが進出できるようになると、まずは植物が上陸して大森林をつくっていき、ついで、動物も上陸し、恐竜のような巨大な生物も現れてくる。




●サメ君も佐藤も、地球の一員●.jpg

●サメ君も佐藤も、地球の一員●




こちらのコーナーでは、恐竜や古代動物の骨格模型、及び化石を見ることができる。また、地球が生んだ多様な生物種として、魚類や、恐竜。恐竜からほ乳類へ。鳥類の世界。ゾウの進化。やがて、森の開拓者として「霊長類」を展示。



●おお、恐竜さんかっこいい!●.jpg

●おお、恐竜さんかっこいい!●




●出た!ナウマンゾウ。長野が懐かしい!!●.jpg

●出た!ナウマンゾウ。長野が懐かしい!!●




さらに、被子植物や、昆虫の世界まで地球環境に広がるあらゆる生命が展示されているのだ、こりゃたまらない。佐藤は、1日眺めていても飽きないだろう。



しかし、佐藤は、午後から仕事が控えていたので、そそくさと見てまわった。2階に上ると、神奈川の博物館だけに、神奈川展示室が設けてあり、神奈川の大地の生い立ちから、相模湾に生きる生命や、人と自然のかかわりが紹介されていた。最後のコーナーへ向かった。





■自然との共生を考える

人類の現在と未来として、人類の誕生と人間の歴史などが紹介されていた。大スペクタルな地球の誕生から、生命の誕生をみてきて、地球は、自然は偉大であるなぁとつくづく思った。



●巨大カブトムシが案内●.jpg

●巨大カブトムシが案内●




皆さんご存知のように、地球上に人類が誕生したのは、この地球の歴史からすれは、ほんの短い期間しか経っていないのだ。



生物をふくめた自然環境は、大気、水、地表などとのあいだに物質が循環することによって、つり合いが保たれているのじゃ。地球に生命が誕生してから現在まで、生物がまったく生存できなくなるような、環境の大きな変化はなかった。




●佐藤は、この種の生き物が苦手じゃ●.jpg

●佐藤は、この種の生き物が苦手じゃ●




しかし、ここに来て、地球上に存在しているわれわれは「地球の温暖化」や「オゾン層の破壊」「砂漠化」などの環境変化などをもたらし、この素晴らしい地球を破壊しまくっているのだ。おおっ。地球を守らねば!



といいつつ、気がつけば、1時間以上見てしまった。まずは自分の持ち時間がピンチじゃ。そろそろ移動じゃ。ではでは!



(いまのところ、自然科学系の博物館は、群馬県立自然史博物館・上野の国立科学博物館、そして、この神奈川県立生命の星・地球博物館がベスト3じゃ!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:36| 島根 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 見聞録(首都圏版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2009-07-11 10:55