2009年06月16日

奮闘記・第471回 サ責/神奈川県

●2009年● 神奈川県箱根町


関東甲信地区JA中央会主催

平成21年度関東甲信地区

高齢者福祉活動サービス提供責任者研修会





この研修は、関東甲信地区JA中央会さん主催で、介護保険事業において介護職員が良質な介護サービスを提供し、組合員・利用者・地域から信頼される事業者となるため、サービス提供責任者の資質向上を図ることを目的に開催されました。



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●研修がスタート!●




会場は、箱根湯本温泉にある「パークス吉野」。1泊2日の日程で研修が行われました。参加者の方は、神奈川県の方々だけではなく、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県で活躍しているサービス提供責任者の方々が集まりました。



佐藤は、昨年度も、神奈川のJAさんとかかわり、記録の研修をしたのですが、会場にはその時にかかわった方々もいらっしゃいましたね。



その方々が、あの研修後、ヘルパーさんへの指示書の書き方を意識するようになったとか。「ふふふ、あんときに先生が活用した“小道具”は忘れていませんよ(笑)。」など、研修後の働きぶりを報告してくれました。



このような報告は本当にうれしいものですね。皆さん張り切っていらっしゃる。素晴らしい。




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●開会のあいさつから●






■研修で行ったこと


・サービス提供責任者の責務の理解について

・介護報酬改定と加算に対応する帳票類について

・個別の研修計画に必要な帳票類について

・研修計画の作成について




1日目は、サービス提供責任者の責務と役割についての講義・演習を行いました。



まずは、現状把握から。サービス提供責任者として、現在行っている仕事内容をワークシートに書き出して頂き、その後グループで話し合っていました。



このときに同じJAグループでも、それぞれの事業所の違いや、帳票のちがいあったようで、そのことについても、お互いに有意義な情報を交換する事が出来たようですね。




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●サービス提供責任者の役割とは●



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●ケアマネジメントとの関わりを解説●




次に、基本資料と、『よくわかり、すぐ使える訪問介護計画書のつくりかた』(日本医療企画行)を活用して、「介護の展開法」と、その時々に必要な帳票類を説明してゆきました。



なかには、すでに、佐藤のこの書籍を購入されて活用している方もいて、「先生の本が役に立っています」と報告してくれました。有り難う、でも役に立ってくれないと困るんだ。そのように考えているんだから(笑)。



そして、今回の介護報酬の改定にともない、佐藤の本でも、初回加算に必要な帳票類を追加し、訪問介護計画書の様式を少し手直ししたことを伝えました。さらに、初回加算に有効な帳票として、なんと「オリエンテーションシート」を紹介したのですよぉ〜、素早いでしょ(笑)。



研修では、サービス提供責任者の行っていることを記録として残すこと、その重要性を強調しました。併せてサービス提供責任者ノート(経過記録)の記載方法について伝授いたしました。




●手順は、人それぞれ●.jpg

●手順は、人それぞれ●



●ふたの開け方も人それぞれ●.jpg

●ふたの開け方も人それぞれ●




1日目の最後、訪問介護計画作成演習に突入。まずは、介護計画を企画する思考として、サービス手順をみんなで考えてみました。



しかし、いきなり、サービス手順を書けと言われても難しいでしょう。だから、誰もがわかる手順について考えていただきました。



お題はおなじみ「コーヒーの入れ方」、参加者が書いた例です。




1、いつもの“ペアカップ”ではないものを使う。

2、自分用で、少し大きめのマグアップを用意する。

3、お湯をマグカップにそそぐ。

4、本と新聞を用意しておく。

5、カップをお湯ですすいでから、インスタントコーヒーの粉を
  入れる。

6、お湯を入れる。

7、椅子に座って、飲む。

8、本や新聞を読みながら、また途中でコーヒーを飲む。

9、半分くらい飲んだら、牛乳を足して、また飲む。


(※文は若干手入れ有り。)



おお!素晴らしい。しっかりと自分らしさを出していますね(笑)。そこで、佐藤はこの方にいくつかの質問をしてみました。「ペアカップとは、誰とのペアなのですか?」と。



すると、

「主人とのペアです!」と照れながら答えてくれました。



さらに、

「なぜ、今回は大きなマグカップにしたのですか?」と伺うと、



「1人で飲むからです。なぜなら、主人と一緒に飲むと、(主人は)すぐに飲んでしまうので、ゆっくり飲めないんですもの(笑)」とのことでした。



ほらほら、何気なく書いた手順でも、人それぞれには何かしらの背景があり、理由があったのですね。皆さんは、この問答を聞きながら、ほほえまれていました。



実は、このように、手順ひとつを聞く中にも、この方の情報を、聞き出す方法がいろいろあります。皆さんは、このやりとりの中から相談援助技術のヒントをつかんだようですね。



しかし、手順として、これでは不十分。どのように不十分なのか、今度は会場からトイレに行く手順を書き出して頂き、その手順でトイレへ行くようにうながしたところ、一瞬にして会場は笑いの渦(笑)。



なぜなら、椅子を引いて立ち上がると言う手順が抜けているんです。動くにも動けないわよね!



皆さんは、この瞬間に手順書の重要性に気づかれたようでした。実は、この気づきは介護の専門家だからわかること。本当は凄いことなのです。



1日目はここで終了! 夜はJA神奈川中央会さんの懇親会が開催されました。このところ懇親会参加が続いている佐藤です。


さて、次の日は朝からいい天気! 絶好の研修日和(笑)。





■研修で行ったこと


1、事例から考える訪問介護計画書作成演習

2、研修計画作成演習




まずは、昨日の振り返り。介護計画を作成する時は、本人や家族と一緒に作成していくこと。その時にはその方々の価値観(常識)を引き出すことが大切であること。手順を考えながら語り合うことなどをアドバイスしてゆきました。



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●研究所の仲間も応援!●




次に、佐藤の定番動画『勝浦さん事例』を活用。グループに場面を配分し、手順書を作成してもらいました。



皆さんは、ヘルパーが、何をしているのかはわかるのですが、それを文章にすることが難しく、手順を書くのに四苦八苦。そこで、佐藤は、各グループをまわり、言葉のヒントをふりかけてまわりました。



すると、「そうか、励ましているんだ」「うながしているんだ」「本人が出来るように見守っているんだ」と素晴らしい文言が飛び出してきました。



そうそう、その調子です。



そしてホワイトボードに、グループ別に書き出して頂きました。すると、ホワイトボードは文字で埋まっていきましたね。素晴らしい!




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●グループ発表・書記は大変!!●




最後は、研修計画を立案に挑戦。そのための手法はKJ法を活用しました。ヘルパーさんの出来ていること、出来ていないことなどを出し合い、現状を把握する。そして、現状を維持、あるいは現状を改善するために必要な研修項目を考えて頂きました。



皆さんは、研修内容を立案するときに、ヘルパーさんに何を伝えたいかを考えることが重要であること。また、ヘルパーさんが参加したい研修名を考えることも大切であることに気づかれたようですね!



さてさて、これで2日間の研修は終了しました。皆様、梅雨に入りました。お体に気遣い、ご活躍ください。ではでは!




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●閉会、みなさんお疲れ様でした●



(麻生内閣支持率19%ですよ、MHさん、いいんですかそれで? 出雲では……。To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 14:13| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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