2009年06月01日

奮闘記・第464回 ケアマネ/島根県

●2009年5月● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員更新研修・再研修

(前期・1日目)



 今年度の介護支援専門員更新・再研修がスタートしました。この研修会の目的は、介護支援専門員証には有効期限が付されています。

 だから、更新時に研修の受講を課す事によって、定期的な研修受講の機会を確保して、介護支援専門員としての必要な知識と技術の向上を図り、専門職としての能力の保持・向上を図ること、です。

 また、介護支援専門員として実務についてない方、又は実務から離れている方が実務に就く際に、介護支援専門員としての必要な知識、技能の再修得をはかります。



●研修が始まるぞー●.jpg

●研修が始まるぞー●



 松江合同庁舎には、島根県全域(西は津和野市から北は隠岐の島町まで)から受講者が集まってきていました。

 参加者の多くは平成14年前後に介護支援専門員の資格を取得した方々です。そして、多くの方が、現在は介護支援専門員の仕事ではなく、看護師や介護福祉士や理学療法士や、施設長として活躍されている方々なのです。

 介護支援専門員の資格は、まぁ更新制になってます。だから、このように規定された研修を受講する必要があるのです。

 しかし、介護支援専門員の場合、実際にはその資格を使わない仕事に就きながら、このような研修の時間をつくることはさぞかし大変なことと思います。そのうち、医師や教師もそうなるでしょうがどうやって研修するのだろう?




■研修でおこなったこと
 1、講義
   「介護保険制度の理念と介護支援専門員」

 2、講義
   「介護サービス」(ケアマネジメント)の基本



 今日の研修はすべて講義です。しかし、このころ、日本国内で、初の新型インフルエンザの感染者が出たために、患者が出てない島根(ほんとは病院にいかないだけかもしれないが……)も少し騒ぎにはなった。

 公的機関での集まりには、マスクの着用が奨励されたりする。薬局でマスクがない、手ぴかジェルなどの消毒薬も売り切れ状態。

 とはいえ、街中でマスクをしている人はほとんど見かけない。たぶん、旅行者だろうなぁ、という人間がしているくらいでした。皆さん、元気に、マスクなしで咳をしているかたがほとんど(笑)。皆さん、ご自愛下さい。



●事務局の方と再会●.jpg

●事務局の方と再会●


●研究所の仲間もマスクで防御●.jpg

●研究所の仲間もマスクで防御●



 さて、佐藤は、『三訂介護支援専門員実務研修テキスト』を用いて読みながら解説をした。受講して方々は、それはそれは熱心に耳を傾けて、皆さんテキストに丁寧にマーカーを付けていらした。

 佐藤が強調したこと。介護支援専門員は、利用者と社会資源を結びつけるコーデイネーターであること。そして、利用者が活用するすべての社会資源を結びつけているものが、居宅サービス計画であること。

 したがって、サービス提供事業所は、居宅サービス計画に沿って個別援助計画を作成する必要があることでした。

 すると、会場から、「サービス開始時に、介護支援専門員の方から居宅サービス計画がこないのですが……」という声があった。

 ええっ! いまだに、それでは困るではないか! 実務研修を担当している佐藤とすれば捨て置くことはできません。聞けば、サービスがスタートしてから、ようやく計画が届くというのだ。いいのか?それで。

 もちろん、すべての介護支援専門員ではないらしいが……(当たり前です)。

 これらの質問を受けて、佐藤は改めてケアマネジメントの仕組みを説明した。言わずもがなですが、介護支援専門員は利用者と契約し、居宅サービス計画を作成することで、「居宅サービス計画費」としての介護報酬が入るのです。

 第1回サービス担当者会議前の居宅サービス計画は「原案」として提示されます。その後、サービス提供事業所が、そのサービスの専門家としての視点で、サービス内容について詳細なアセスメントを行い、それぞれが個別援助計画(案)を作成するのです。

 そして、サービス担当者会議上で、居宅サービス計画(案)と個別援助計画(案)が各担当者から説明され、利用者の同意を得ることでサービスが開始されるのです。

 すると、今度は、個別援助計画についての質問がありました(笑)。現在サービスを提供されている方にしてみれば、こちらの方も気になるところでしょう。

 だから、介護支援専門員のスキルアップテキストを用いて簡単に説明しました。こうして、両者の計画を説明し同意を得るのがサービス担当者会議なのだ。そう、サービス提供者も援助がスタートする前に計画が必要なんですよね。

 だけど、当然、利用者は速やかなサービス提供を望んでいます。サービス担当者会議が開催されるまでの間は、せいぜい1週間前後が妥当でしょうね。

 実は、このような過程を速やかに通過させるためには、介護支援専門員と利用者(家族等)との信頼関係が重要になります。でも、この信頼関係作りが非常に面倒で難しいのです。

 利用者との信頼関係作りについては、明日からの演習で体験していきましょう。ではまた!



●講義スタート!●.jpg

●講義スタート!●


●毎度のことながら会場からみえる緑がまぶしい!●.jpg

●毎度のことながら会場からみえる緑がまぶしい!●



(受講生のマスクは仕方がないが、講師がするのは「しろ」と強制されない限りできませんわいない!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 17:09| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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