2009年05月19日

奮闘記・第456回 サ責/東京都

●2009年5月● 東京都品川区


介護労働安定センター東京支部

サービス提供責任者スキルアップ研修

(1日目)



 佐藤は、介護労働安定センター東京支部さんで開催された、いくつかの講習会にかかわってきた。その中で昨年度から、サービス提供責任者向けの担当してきた

 今年も、その、サービス提供責任者スキルアップ研修がスタート! この講習会は、1コースを3日間のカリキュラム構成で行っていくのだ。

 今日はその初日。参加者は35名、佐藤が会場へ入ると、そこにはサービス提供責任者の方々の「やる気」が満ちていて緊張感が漂っていた。これでは、こちらが緊張してしまう(笑)。



●会場に緊張が標う●.jpg

●会場に緊張が標う●



■研修で行ったこと
 
 1、サービス提供責任者の役割と責務の理解する。
 2、介護報酬改定後、取り組む必要があることを考える。
 3、訪問介護計画作成演習。



『サービス提供責任者の役割と責務の理解』
 まずは、ワークブックを活用して、個別に現在している自分の役割を記入した。その後、席の前後の人々で、自己紹介を兼ねてのグループワーク。

 皆さんははじめ緊張していたが、佐藤が、司会・書記を決めて、話し合うことを促すと、すぐに活発に議論を開始した(笑)。

 佐藤は、その姿を見て、皆さんの研修に対する意欲の高さを感じたのである。ほんとうは話し合った内容を、すべてのグループに発表できれば良いのだが、時間には限りがあるので1グループのみとなった。書記の方に黒板に書いてもらった。

 その後、佐藤は、介護保険制度の仕組み介護支援専門員の役割(していること)サービス提供責任者の役割(していること)を、図表や、指定基準などを用いて解説した。すると、会場からは、おやおや、今度はため息が?

 現場はどうやら、このような仕組みが十分に機能していない様子と見た。

 なぜならば、介護保険制度の要である介護支援専門員が、いまだかつて「居宅サービス計画」を作成しないうちに、もうサービス担当者会議が開催されていることが多いというからだ。

 介護支援専門員の実務研修に、数多く携わっている佐藤にすれば、頭の痛い現実をたたきつけられた気がした。

 介護支援専門員の皆様、サービス依頼の相談は「居宅サービス計画」(原案)を作成してからにしよう!(ほんと)



●研究所の仲間も応援している●.jpg

●研究所の仲間も応援している●



 また、指定基準の説明を聞いていたら、今までは、介護支援専門員の役割だと思っていた、訪問介護のサービス内容等の説明が、実は事前訪問時に、サービス提供責任者が説明し、同意をえること。

 さらに、サービスを提供するために必要な詳細なアセスメントは、介護支援専門員が行うアセスメントとは、差異があるから、自分がアセスメントをする必要があったということを理解されたので、即、ため息がもれたようでした。

 そうね、ため息が出るほど大変なこと。このように、初回のサービスが開始するまでには、相当な労力がかかる。だから、今回の介護報酬改定では、その労力を評価されて、初めてサービス提供責任者の役割に対して、「初回加算」という形で報酬がついたんです、一応。

 加算の額は200単位(約2000円)と、こりゃ労力の割にはむちゃくちゃ少ない。しかし、これだけ渋い制度の変遷で、加算がついたということは、サービス提供責任者が、すでに、サービス提供責任者の役割と責務を果たしている実績が認められた成果だと思う。これは素晴らしいこと!



『介護報酬改定から、取り組む必要があること』
 こちらは、パワーポイントを活用して解説を進めた。今回の介護報酬改定は「従業者の処遇改善」に、その目的があることを強調した。

 サービスに対しての報酬のアップは、身体介護1生活援助と、サービス提供責任者の労力にかかる「初回加算」と「緊急時訪問介護加算」だけである。

 後は、特定事業所加算。事業所が、「体制要件」「人材要件」「重度要介護者等対応要件」など、それらの要件を満たしている事業所に対して、特定事業所加算として20%、10%が加算されるということを詳細に説明した。

 さらに、このような加算の仕組みは、訪問介護事業所にランク付けがされることを意味し、これらを取得した事業所としない事業所では、収入に大きな差が生じてしまう。

 その結果。おのずと従業者の処遇も改善されていくであろうことを解説。

 ここでも、ため息。もう、ため息だらけじゃ(笑)。しかし、佐藤にも、皆さんのため息の原因はだいたいわかっている。

 つまり、特定事業所加算を取れば、利用者負担が増すということ。事業所にしては利用者負担を考えれば、特定事業所加算は、取得しにくいということなんだよね。

 だからといって、特定事業所加算を取らないから「体制要件」「人材要件」「重度要介護者等対応要件」の各要件を整備しなくて良いということではないと思う。

 特定事業所加算が求めている要件には対応できる取り組みをしていく必要はある。だから、要件を満たせるように張り切ろう!



『訪問介護計画作成演習』
 午後からは、グループ編成をして、訪問介護計画作成演習行った。まずは、皆さんに取り組んで頂く事例を説明。

 その後、ワークシートと、動画「勝浦さん事例」を活用し手順の書き方を学んで頂きました。この段階から、皆さんの表情はリラックスして笑顔があふれてきた。

 常日頃していることを語り合うわけですから当たり前といえば当たり前。佐藤は、ほっと一息。そして、勝浦さん事例のケア手順や、訪問介護計画書例を読み上げると、またまた、すんごいため息(苦笑)。

「このような手順書や、計画があれば、ヘルパーさんへの苦情は少なくなるかもねぇ」との声を聞くことができた。他人事のように聞こえなくもないが(笑)。



●活発にグループ演習ができた●.jpg

●活発にグループ演習ができた●



 後半は、いよいよ、グループ内で、事例演習。利用者に提供するサービスの手順を話し合い、最終的に模造紙に記入して頂いた。

 ここでは、真剣な議論がかわされ、20分程度の時間しかなかったのですが、すでに模造紙はそれぞれのケア手順であふれていた。皆さん。やれば、できるではありませんか(笑)。素晴らしい!

 最後に次回に向けての課題(宿題)の解説。ボリューム満載! 超スピードな講習会でしたが、皆さんの協力もあり、無事に終了したのでありました。

 きっと、一人になって考えれば、十分に理解できなかったこともあるかもしれない。その部分は、次回、深めてみよう。お疲れさまでした!


(ほほほ、明日は松江で研修じゃ!!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 20:26| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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