2009年05月14日

奮闘記・第455回 その他/東京都

●2009年5月● 東京都台東区

さんえい・(株)三栄ケアセンター

職場内研修

〜TAを学び自己理解を深める〜



 地下鉄、つくばエクスプレスと乗り継ぎ、浅草駅下車。そこは東京の下町、近くに浅草寺があるが今日はいかない(笑)。

 国際通り沿いの歩道には、お祭りの提灯がかかっている。そこには三社祭の案内があった。そうかい、そうかい。今年もそんな季節ですな。三社祭は5月15日から5月17日に行われる。お祭り好きの佐藤にはたまらない光景であった。

 佐藤が、今回かかわる訪問介護事業所は、このような環境のなかで事業を展開している。“さんえい”さんとは、2年ぶりのかかわり。以前はサービス提供責任者を育成するために、年間を通してかかわらせて頂いたのだ。

 事業所では、懐かしい人々の笑顔が、佐藤を出迎えてくれた。このようなかかわりかたは非常に嬉しいものである。

 早速、依然かかわっていた、サービス提供責任者から「初回加算」について話を聞いた。彼女は、緊張しながら対応してくれた。

「大丈夫、佐藤は噛みつきませんよ(笑)」(ふん、どうだか。

 このとき、サービス提供責任者記録(経過記録)が充実していることは確認できた。素晴らしい! がんばっているねぇぇ。

 今回の研修の目的は、TAを学び自己理解を深めることである。参加メンバーは介護支援専門員とサービス提供責任者だ。



■研修で行ったこと
 
 1、自己を知る。エゴグラムの作成。
 2、他者とのかかわり方の傾向性に気づく。ストローク表の作成。
 3、TAを知り、組織として効果的に活用する手法について解説。


 まずは、エゴグラムストローク図表の解説である。私たちは、成長してくる段階で、親や親に代わる誰かにはぐくまれてきた。

 そのときの親や、親に代わる人々のかかわり方は様々である。時には、誉めて抱きしめたり、時には叱咤激励をしたり、時には激しく叱責したり。

 このようなかかわりから、私たちは、様々な、物事の見方や、考え方。表現の仕方、対応の仕方を身につけているのだ。

 それを、TAでは、親のような見方やかかわりかた。こどものような見方やかかわりかた。成人(大人)としての見方やかかわりかたと表現している。



■エゴグラムとストロークの関係性

 ここからは、刀根 健・著、フォーメンズ出版『快適な人間関係を築くストローク・ライフのすすめ』を用いて、エゴグラムと、ストロークの関係性について解説していった。

・指導的な親のエゴは、「〜しなさい」「〜のようにやりなさい」などと、他者に指導や注意を促すことができる。しかし、指導(躾)するなどが、強固に現れると、「何をやっているんだ」「そんなこともできないのか」という言語となってしまい、指導される側にしてみると、突き放されたようなイメージを持ってしまう場合もある。

・保護的な親のエゴは、「大丈夫?」「よくやったね」「大好きだよ」などと、相手を認め、励ますなどの、居心地のよいかかわり方ができるが、保護してあげたい部分が強く出てくると、「〜はできている?」「〜はやってあげるね」「〜はこうすればいいんだよ」などと、相手の自立をさまたげたり、場合によっては、他者からは、おせっかいな人だと思われる場合もある。

・明るく無邪気なこどものエゴからは、自分の好きなひとや、興味を持つことに対しては積極的にかかわり、「面白いね」「楽しいね」「大丈夫だよ」など、まわりにやる気を出させるかかわりかたができる。しかし、自分の嫌いな人や、興味のないことになると、「あの人は嫌い」「私には関係ないこと」「おもしろくないから」などの発言をいって、他者を意気消沈させる場合もある。

・順応なこどものエゴからは、素直に、「あなたの言うとおり」「それでいいと思う」「私は賛成です」など、相手に合わせるというかかわり方ができるが、自分の能力をディスカウントする傾向があるので、時には、「私にはできない」「私なんかだめだ」などと自己を表現し、他者の期待を裏切るような態度をとることもある。

・反抗のこどものエゴからは負けず嫌いのこどもの部分として、「お前もなかなかやるな」「俺も負けないぞ」など。よい意味でお互いのやる気を促進させる言葉を発信するが、反抗的なこどもの部分からは、「何を〜?」「文句あるのか?」などと、他者を不快に落としいれ、対立を起こす可能性もある。

・成人のエゴは、親や、こどもが感情豊かなかかわり方をするのに対して、その場で、事実を認め、客観的に物事を考え指摘するかかわり方ができる。これは、「〜はうまくできた」「〜のやり方は良かった」など、冷静なフィールドバックができる。しかし、他者からは、感情を表にあらわさないので、冷たい人だと思われたりする。また、「こうするほうが得だ」「このほうが私がらくだ」などと打算的な考えをする場合もある。

 このような解説をおこなった後、介護は、対人援助をするのが仕事であることだから、自分が高いエゴを認識して、他者とかかわるか場合には、ストローク的なかかわり方をすること。さらに、ディスカウント的なかかわりは、意識して控える必要があることなどを伝えた。

 最後は、新井 満・著、考古堂、『良寛さんの愛護』を朗読。そして、対人援助をする人々は、「愛語」をもちいて、すでに、他者にストローク的なかかわりを実践していることを伝えて終了とあいなった。皆さまご自愛ください。

 どこかのお祭りであったら、「『ぴあ』を見た」と声をかけてください(嘘)。ではでは!



●自己理解を深めている最中●.jpg

●自己理解を深めている最中●


(それじゃ、「ジョン万次郎」だ。懐かしい!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:04| 島根 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
佐藤ちよみ先生こんにちは!ますますご活躍されているご様子で、とれもうれしいです。
先生に講師をご依頼している8月19日の「かなふくセミナー」もTAを活かした対人援助技術のセミナーなので、今回のセミナーと近い内容になるのかな・・と拝見していました。介護の現場のコミュニケーションでは、上手なストロークの交換が大切なんですね。納得です。
先生のセミナーも当振興会HPでも本格的に受付を開始しました。私のスタッフブログでもご紹介いたしましたので、またトラックバックさせていただきます。
それでは、先生のセミナー楽しみにしています。ありがとうございました!!
Posted by かながわ福祉サービス振興会 なかばやし at 2009年05月21日 21:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック