2009年05月11日

奮闘記・第453回 首都圏/東京都

●2009年● 東京都台東区


続・上野公園ぶらぶら記

上野の老舗・精養軒でランチをとり

そんで、あの、『ルーヴル美術館展』を観た!




 佐藤は、東京国立博物館を後にして、うにうにと上野精養軒へ向かった。精養軒に向う道は、上野の桜並木が連なり、みどりのアーケードができていた。

 この道すじには上野東照宮、花園稲荷神社、五条天神社と神々がいらっしゃるのだ。ちと寄らねばなりませんて。




【五条天神社】
 佐藤が、ご挨拶したのは、やはりここ(笑)。こちらの神社は、第12代景行天皇の御世(約1900年前)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東夷征伐(ひどい言い方)のため、上野忍ヶ岡を通った時に、薬祖神(祭神2柱)のご加護に感謝し、当地に祭ったのが創始といわれている。

 祭神2柱は兄弟の縁を結び、特に疫病や、耕病に苦しむ人々に製薬と治療の方法を授けたことから、医薬の祖神として信仰されている。

 その2柱の神様こそが、佐藤との相性が良いと(勝手に)思っている大己貫命(オオナムチノミコト)少彦名命(スクナヒコナノミコト)の神様である(笑)。

 ん? 何か問題でも?(許されんぞ。)

 さっそく、無病息災(天罰てき面?)を祈願。おみくじ結果は聞かずもがな、“大吉”でんがな(笑)。ばんざ〜い! 気分は最高。

 そのままの勢いで、上野精養軒のドアを開けたのであった。

(入る前に閉めてやりたい。)



●五条天神社は大吉だぁ!!●.jpg

●五条天神社は大吉だぁ!!●




【上野精養軒】
 ここ、精養軒(せいようけん)は、皆さまご存じのように、明治5年創業のフランス料理の老舗。

 不忍の池の高台に位置している。ここでは、結婚式や宴会、各種レセプションが行われる。ここは文豪の先生方も通った店。もちろん、鴎外『青年』、漱石『三四郎』などの小説も出てくるお店である。

 佐藤も、この上野精養軒 カフェ・ランドーレ (Caferant Le Landaulet )に入った。

 名物はハヤシライスらしいが、でもハヤシなら丸善が発祥の店という。なら、ここではランチセットの(得意の)牛フィレ肉ステーキが良さげなのでこちらに決定、赤ワインも所望した。ふふふ。

 噂では、ここから眼下に不忍の池を眺めることができるという。しかし、木々が元気良く葉を茂らせているためなのか、座った場所がわるかったのか、池を見ることはできなかったのは残念!

 運ばれたお皿には、ソテーされたパプリカや、ブロッコリー、などの上に牛フィレ肉が鎮座していた(笑)。お肉はやわらかくサッパリとしておいしかった。

 ランチセットであるから、このメインディッシュのほかにコーンスープにサラダにパンがつく。もちろん、ライスでもOKよん。

 佐藤は、ワインを片手にパクパクと豪快にいただいたのさ、ハハハハハハ。もちろん、赤ワインとお肉のからまり方がたまらない。やはり、肉には赤ワインじゃ! 

 まぁ……、魚でも白ワインは甘いから飲まんけど(じゃいうな)。う〜ん大満足!!とくつろいでいた。

 と、そこへ甘美なウエイトレスが、魅惑的なデザートとコーヒーを持ってきてくれた。おや?これがまた凄い。おもわず、なんですとぉ〜、これがデザートですか〜?(うるさい) しばし呆然となったくらいだ(パクパク)。

 デザートであるはずのストロベリーケーキが、まるでおやつのケーキセット並みの大きさなのだ(笑)。しかも、ベリーがのったプチ・アイスまでがついていたのじゃ。ヒャヒャヒャ。ふつうはこのアイスだけでもデザートといえる。

 佐藤は、ちと(ほんとにちと)考えた末、おなかの中に飲み込まれた先ほどの牛フィレ肉を横へずらし、改めてケーキがおさまるところを確保して、美味しくケーキを頂いた(お腹の脂肪をどかさんでよいのか?)。

 いやはやさすが老舗、大満足です。さて、元気回復! さて、『ルーヴル美術館展』へ行っちゃいますよ〜!



●上野精養軒にてランチじゃ、さらにデザートじゃ!●.jpg

●上野精養軒にてランチじゃ、さらにデザートじゃ!●




【国立西洋美術館】
 ここでは、2月29日〜6月14日まで、『ルーブル美術館 −17世紀ヨーロッパ絵画』が展示されている。連休中は1時間〜1時間半待ちはあたり前だったとか。来て諦めたという知り合いが何人もいた。皆さん、お疲れですから並んでまではねぇ〜。

 さて、今朝も、9:30開館なのに、9:00の時点で開館待ちの列ができていた。休み明けですよぉ〜ん。佐藤が美術館ついたときには、待ち人たちの列はなく、すんなりと入ることができた。

 そうはいっても、やはり館内は少々混み合ってはいた。エントランスから順路に沿って階段を降りていくと、まず、企画展の入口付近で人だかりがあった。

 そこには、かのフェルメールの名作「レースを編む女」の模写が飾られていて、その上に拡大鏡のようなものがあり、フェルメールの絵を拡大してみることができるようなギミックが施されていた。

 佐藤も興味がわいたが、その人の多さに挑戦することを断念(笑)。最近定番となった館内音声ガイドの受信機が貸し出されていた(500円ナリ)。

 先の、東京国立博物館では、『国宝・阿修羅展』では「黒木瞳」さんが。そして、ここ『ルーヴル美術館展』の音声ガイドは、そう中尾彬さんの声なのだ(笑)。



●音声ガイド、お疲れ様です!●.jpg

●音声ガイド、お疲れ様です!●



 こんなところでも、中尾さんの声で絵が観れるとは! 色々ご活躍ですねぇ。お疲れ様です! でも、さようなら〜(すみませんが、黒木さんに続いてパスですわい!ごめんなさいませ)。

 さて、今回の『ルーヴル美術館展』は、17世紀ヨーロッパ絵画を3つの大きなテーマで区切られている。

 
 1つ目は 「黄金の世紀」とその影の領域
 2つ目は  旅行と「科学革命」
 3つ目は 「聖人の世紀」古代の継承者


 そう、今回は国別に絵画を分類せずに、テーマごとに絵画を選別して展示しているというわけである。


●「黄金の世紀」とその影の領域
 フランスはルイ14世の絶対王政の時代である。そこには、貴族達の華やかな宮廷生活の場面がレースをふんだんに活用したドレスを身にまとうフランス・プルピュスの「マリー・ドメディシスの肖像」などが飾られていた。

 当時のフランスではレースが産業生産物の一役を担っていた。その当時の世相で、フェルメールの「レースを編む女」などが描かれているのかもしれない。

 その一方市民の中には貧困や飢餓といった影の領域もあり、ル・ナン兄妹の農民の家族や、ペドロ・ヌーニェス・デ・ビリャビセンシオの「ムール貝を食べる少年達」などが展示されている。

 華やかな宮廷生活が色とりどりに明るく表現される一方で、庶民の貧困や飢餓の状態が暗い色彩で描かれた作品が展示されているのだ。光と影。これがやがてフランス革命へと繋がっていくのだろう。

 さて、このコーナーの目玉として、レンブラントの「ふちなし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像」があった。


●旅行と「科学革命」
 17世紀のヨーロッパは、大航海時代のクライマックスを迎えていた。それらを意識してか、ルドルフ・ハンセンの「アムステルダム港」や、ピエル・フランチェス・モーラの「弓を持つ東方の戦士(バルバリア海賊)」、クロード・ロランの「クリュセイスを父親の元に返すオデュッセウス」など、海を題材にした作品を多く目にするのはそのためかも知れない。


●「聖人の世紀」古代の継承者
 こちらのコーナーでは、モナリザやキリスト、あるいは聖母マリアなど、裸体を描いた作品が多くなる。カルロ・ドルチの「受胎告知 天使」同じく「受胎告知 聖母」が可愛らしかったぁ(笑)。

 今回の作品は全部で71点。そのうち、およそ60点が日本初公開だというのだから素晴らしい。さらに、30点あまりは、初めてルーヴル美術館を出た名品だという(いらっしゃーい)。

 ふう、それにしても、人の波とともに作品を眺めることは結構大変である。優れものの逸品を見たことに違いはないが、人の頭もたくさん見た(笑)。それがどうもなぁ。

 これらの作品を、島根県立美術館でみたとすれば、もしかしたらもっと満足していたのかも〜。あれは作品が少ない分、色々工夫がされているのが大きいのだろ。今回は「力技」として楽しむべきなのだな。

 さて、国立西洋美術館本館(1959年完成)は、フランス人建築家、ル・コルビュジエ(1887〜1965年)さんによって設計された美術館なんだそうな。

 このル・コルビュジエさんの設計した建築及び都市計画が、まとめてフランスの主導で世界文化遺産の登録候補にあがっている。そのために、この本館も彼の建築作品の一つであるため、世界文化遺産の暫定リストに載ったそうである。まだまだ、そこから道のりは遠いようであるが。



●世界文化遺産の暫定リスト入りの建物●.jpg

●世界文化遺産の暫定リスト入りの建物●



 さらに、庭に展示されているロダンの「地獄の門」などの彫刻にも免震台を設置するなど、建築物や芸術作品を地震から保護することに積極的。うううん、なんて素晴らしい施設なのだ!


●免震台の上にたつ「地獄の門」●.jpg

●免震台の上にたつ「地獄の門」●



 さて、佐藤は上野公園の中を色々散策しながら帰路についた。まぁ、くたくた。あとは写真で見てください(笑)。野球場噴水古墳手形(顔?)などなど、見どころはいっぱいありまっせぇ。ではでは!



★★上野公園お休み明けギャラリー★★

●公園内に正岡子規記念球場が!●.jpg

●公園内に正岡子規記念球場が!●


●かえるの噴水と格闘●.jpg

●かえるの噴水と格闘●


●上野の山の主、擂鉢山古墳発見!●.jpg

●上野の山の主、擂鉢山古墳発見!●


●サザエさんも発見!●.jpg

●サザエさんも発見!●


(本日、あの「津軽海峡・冬景色」の作曲家・三木たかし先生の訃報を聞いた。忌野さんといい、残念なNEWSが続く。ご冥福を祈りしたい。To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 18:27| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | 見聞録(首都圏版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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