2009年04月16日

奮闘記・第439回 サ責/青森県

●2009年4月13日● 青森県十和田市


NPO法人生きがい十和田

生きがい十和田事業所内研修

09年介護報酬改定に伴うサービス提供責任者の役割

(2日目)



 昨日の続き、研修です。斗南藩記念観光村についてはまた後日、機会があれば(笑)。

 さて、今日はいよいよ訪問介護計画書の記載方法について学んでいきます。



■前日の復習(手順の考え方&記載方法の確認)
 
 ・「コーヒーを入れる手順」で、紙に表現された手順では、動けなか
  った。

 ・書き手(自分)には通常「していること」であり、頭では理解して
  いる事でも、他者に明確に情報を提供しなければ伝わらない。

 ・手順は「一連の行為」の流れを書き表してゆくことが大切である。




■研修で行ったこと
 
 ・物事の見方は、「人それぞれ」である。

 ・援助者が、その物事を共通認識できるためには、
  「していること」を文字化してゆく必要性を理解する。

 ・事例から考える訪問介護計画のつくり方・手順から、
  計画作成をしてゆくことを理解する。

 ・物事の答は、本人(利用者等)が持っている。援助者が
  一方的な決めつけをしないことを理解する。



●みんなで見て、答が同じなら問題はない●.jpg

●みんなで見て、答が同じなら問題はない●


●おやおやなんだろう?(笑)●.jpg

●おやおやなんだろう?(笑)●


●ケア手順を考えてみよう●.jpg

●ケア手順を考えてみよう●


●研修の合間もケアマネジメント談義!●.jpg

●研修の合間もケアマネジメント談義!●


 
 初めに皆さんに「ある物」を見て頂きました。そして、物事の見方は「人それぞれ」であることを実感して頂きました(笑)。

 佐藤は、皆さんの表情を見ながら、このビジュアル的な刺激は、皆さんの思考(「〜ねばならない」)をどんどん柔軟(新たな気づき)に導いていると感じました。

 次に「生きがい十和田」さんにおいて、実際に援助を提供している事例を用いて事例検討を行いました。

 所長による事例の概要説明、主任による介護計画、およびケア手順の説明が行われました。

 この事例についての質疑応答を受けた後、皆さんにはワークブックを活用しながら、再びビジュアル的資料を観て頂きました。それが、ロングラン動画「勝浦さん事例」です(笑)。



●互いの意見をまとめるのも難しい●.jpg

●互いの意見をまとめるのも難しい●


●発表は自分を高めるチャンス!●.jpg

●発表は自分を高めるチャンス!●



 動画を見た後、「ヘルパーのしていることの手順」を書き出して頂きました。その後、佐藤が、勝浦さん事例の模範例を読みながら解説しました。

 皆さんは、手順で、どのようなことを文章化する必要があるのか、しっかりと認識して頂けたようです。

 そこで、先ほどの事例に戻ります。実際に提供されている援助をもとに、「排泄介助」「入浴介助」「洗濯物を一緒に干す介助」の手順をグループで考え、それぞれ模造紙に書き出して頂きました。

 皆さんは、実際に援助をしている場面を思いえがきながら、利用者のできることと、できないことを明確にしました。

 そして、ヘルパーのしている援助を「これってどういうことをしているんだろう?」と考えながら文章化していくことができました。これぞ、介護の専門家集団。素晴らしいことですね!

 このように、訪問介護計画は、利用者(家族等)のできること、できないことを明確にする(アセスメント)。

 そして、ヘルパーが具体的にどのような援助をするのか、またその手順を利用者(家族等)が理解できる言葉で表現されたものなのです。

 さて、佐藤は最後に、もう一度、「ある物」を登場させました。そして、「さて、これはなんでしょうか?」と皆さんに尋ねました。

 皆さんの答えてくれたものと、その結果はいかに?(笑)



●再び登場! さて……?●.jpg

●再び登場! さて……?●



 利用者の表情や訴えは、“この質問”と同じなのです。介護職にすれば、いつも、いつも、こたえは同じなので、今度のこたえもわかっているような気がしてしまいます。

 しかし、私達自身、考えや感情は、毎日同じであることはめったにありませんよね。利用者の意向や感情も同じでしょう。その時々に違うかもしれません。

 だから、私達が「なんだ、今度は違うがじゃないか」とびっくりする前に、まず利用者本人に、こんども、そして、その次の機会も聞いてみてあげてください。「それはどのようなことなのですか?」と。

 きっと、利用者の目を生き生きとさせ、自分のことに興味を持ってくれたあなたに、また笑顔で尋ねてくれたあなたに、利用者さんもきっと笑顔(または涙をこぼすかもしれません)で皆さんに「実はね……」とその時々の思いや考えをあなたに向かってこたえてくれると思いますよ。

 はてさて。佐藤の研修はこれにて終了! 皆さんに、また逢える日を楽しみにしていますねぇ。



その後で……
 そんな佐藤は、車で八戸へ移動。八戸大学健康人間学部篠崎良勝氏(准教授になられましたそうです、さすが!)に逢いに行ったのです。

●聖地・八戸大学だぁ〜!(笑)●.jpg

●聖地・八戸大学だぁ〜!(笑)●



 実は、篠崎先生には、彼が東京で活躍している折に、なにかとお力を貸して頂きました。また、佐藤が執筆する機会を多く作ってくれた方でもあります。

 もちろん、佐藤よりもいくぶんお若い(笑)。でも佐藤にとって見れば、アドバイザーのような存在なのです。



●篠崎准教授と記念写真●.jpg

●篠崎准教授と記念写真●


●座右の銘……だそうですよ(笑)●.jpg

●座右の銘……だそうですよ(笑)●



 彼は、現在、後述の公開講座の開催の準備に追われていました。講座には、東京や長野などさまざま地域から著名な方を招いておこなわれるそうです。

 第1回 青森から「介護従事者のための公開講座」in 八戸大学
 
 日 時:平成21年6月27日(土) 10:30〜17:30

 場 所:八戸大学・八戸短期大学総合実習館ほか

 参加費:2,000円(お弁当代含む)

 問い合わせ先:shinozaki@hachinohe-u.ac.jp



 篠崎先生とのつのる話に夢中になっていたら、なんと帰りの新幹線の時間が迫ってしまった。

 佐藤は、その後、先生に教えられた近道を通り、八戸駅から出る帰りの新幹線に間に合いました。
 
 生きがい十和田の皆さま、篠崎先生、有り難うございました!

 ブログを見て頂く皆さま、ご自愛ください。

 佐藤はスモッグと花粉の混じる東京に帰ります(帰りました)! ではでは。



●帰りの新幹線でお寿司(写真の→印)(笑)●.jpg

●帰りの新幹線でお寿司(写真の→印)(笑)●


(大学というところは恐ろしい世界だ。講師から准教授になると部屋が小さくなるらしい!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:24| 島根 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
人によって、物の見方は違う…。
違う事を認識したうえで、誰を基準に考える必要があるのか…等考えるきっかけを頂きました。
佐藤先生のブログを拝見すると、研修会に参加させていただいているようなお得な気分になります♪
Posted by まえたく at 2009年04月17日 09:17
まえたくさん。
お久しぶりです。

佐藤のブログをみて、研修に参加したような気持ちになっていただけるなんて素晴らしい(笑)

今後も、様々な物事の見方、捉え方、考え方、表現の仕方があることを気にかけながら、利用者さんとのかかわりを楽しんでください。



Posted by さとうはあまい at 2009年04月17日 15:36
サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
YIljAogE
Posted by hikaku at 2009年05月03日 17:13
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