2009年04月15日

奮闘記・第438回 サ責/青森県

●2009年4月12日● 青森県十和田市


NPO法人生きがい十和田

生きがい十和田事業所内研修

09年介護報酬改定に伴うサービス提供責任者の役割

(1日目)



 きっかけは佐藤が依頼されたセミナーに「生きがい十和田」さんの理事長が参加されていた。

 セミナー終了後、即青森での研修のオファーを頂き、今回の訪問となりました。介護業界では珍しく(失礼)、研究熱心で行動力もある、熱い方でありました。

 そんなわけで、久しぶりの青森です。佐藤は今回、帰京まで、例のデミオ君を借り、ホテルから会場まで往復することにしました。
 
 その会場となる事業所は、なんと北里大学獣医学部キャンパスの正面にありました。ホテルから車で10分もかからない(笑)。

生きがい十和田」さんでは、理事長、「どんぐり村」代表取締役に丁重に出迎えて頂きました。再会に感謝し、早速研修の打ち合わせとなりました。

 今日の参加者は、「生きがい十和田」さんの、サービス提供責任者、「どんぐり村」の介護支援専門員、サービス提供責任者の方々、総勢15名の皆さんでした。



■研修で行ったこと
 
 1、サービス提供責任者の役割と責務を理解。

 2、介護報酬改定の概略と必要な帳票類を理解。

 3、事業所内研修計画を立案・具体化。



 まずは、ワークブックを活用して、サービス提供責任者の責務や役割について、皆さんの知っていることを箇条書きに書き出して頂く。

 皆さんが書き込んでいる間に、佐藤は会場を巡り、自分の緊張度をほぐしつつ、皆さんの理解度について、チェックさせて頂きました(笑)。


●緊張感が漂う会場の雰囲気●.jpg

●緊張感が漂う会場の雰囲気●


●徐々に笑顔がこぼれてくる●.jpg

●徐々に笑顔がこぼれてくる●


●記入内容を確認する●.jpg

●記入内容を確認する●



 えっ? 講師でも緊張するのかって? 緊張しまくり、だってほとんど初対面の方ですもの。

 緊張しないというのは、知らない人に対する興味も怖さも。もうないのでしょうね。それでは研修の講師なんて務まりませんよ(笑)。

 こうして、会場を巡って見ると、受講者の中に予習をしてきた方がいました。なんと、すでに内容が書き込まれていました。これは凄い。

 参加型の佐藤の研修などの場合は、予習のよし悪しを一概には言えません。

 ただ、これは通常から自己啓発をきちんとされているかたであるのは間違いない。リーダーとしての心がまえが、すでにできているのであれば、それが素晴らしい!



●ほっと一息、昼食を頂く●.jpg

●ほっと一息、昼食を頂く●



 その後、サービス提供責任者の役割と責務について、介護予防の指定基準や資料を用いて説明しました。

 利用者が、自ら活用するサービスを自己選択・自己決定できるために必要なケアマネジメントの考え方として、利用者が主体的にサービス利用できるための介護の展開法について解説しました。

 次に、介護報酬改定の概略必要な帳票類をパワー・ポイントと資料を用いて説明。今回の介護報酬改定に伴って新規に設定されました。

 まさにというか、やっとというか、サービス提供責任者の労力が評価された加算が制定されました。

「初回加算」と「緊急時対応訪問介護加算」です。その手続きと、具体的な動きをフローチャートに表して説明しました。

 さらに、佐藤が作成した帳票類を用いて、その時々にどのような帳票を活用すればよいのか、内容を伝えました。

 午前中はこうして、2時間みっちりと講義。終了したときには、会場からタメ息が出た(笑)。

 皆さん、よくぞ、この佐藤の弾丸トークについてきてくださいました(笑)。

 午後から、介護支援専門員とサービス提供責任者で、それぞれがグループ編成を行い年間の研修計画について作成して頂きました。



■研修計画の立案・具体化
 
 1、KJ法を活用して自分達(訪問介護員)のできていること、
   助かっていることなどを整理する。

 2、KJ法を活用して自分達(訪問介護員)のできていないこ
   と、困りごとを整理する。

 3、KJ法で同類としてまとめて「島」とし、その島に名前を
   つける。

 4、その名前を「維持・改善」するために必要な研修名を、
   12個考える。

 5、研修名をながめ、優先順序に考慮する。そして1年間の
   カレンダーに研修名を入れ込む。

 6、研修の担当者をそれぞれ決定する。

 7、研修の日程を確定する。



 皆さんは、たぶん川喜田二郎先生による、KJ(Kawakita Jiro)法は初めて経験するのでしょう。

 初めは困惑された方でも、各グループのリーダーに導かれながら、自分達の行っていることや、できていること、できていないことなど、を書き出せましたね。


●KJ法ってなんだ? KJ法にて情報を整理●.jpg

●KJ法ってなんだ? KJ法にて情報を整理●



 次に、模造紙の上に貼り付けられた、上記の内容が書かれたポストイットをながめ、共通点がある内容ごとに一まとめにして、「島」を作って頂きました。

 その後、その島のまとまりはどのような内容が書かれているのかわかるように、「島」に名前をつけて頂きました。

 皆さんの緊張もグループ・ワークを開始したあたりから、徐々にほぐれて積極的に作業に参加されていました。


●良く話し合い、良く聴く。お互いの意見を伝え合うのだ●.jpg

●良く話し合い、良く聴き、互いの意見を伝え合うのだ●



 佐藤は、皆さんが熱心に作業をされているのをみて、研修の進行時間の組み立てを変更し、皆さんが議論できる時間を確保に努めました。

 最後に、皆さんが研修を必要だと協議した「島」を維持・改善させるために必要な研修名を考えて頂いた。

 佐藤は、皆さんの中に入り参加者が研修に参加したくなるようなネーミングを考えることができるよう、メンバーを励ました。

 こうして約2時間半をかけ、素晴らしい研修計画ができました。ホッとしましたね。

 あとは、研修担当者が、研修内容を考えるのですが、研修計画の中に、どのような研修内容を展開そのヒントが隠されているので資料つくりも容易にできることでしょう。

 佐藤は、皆さんが熱心に議論し合っている姿をみて、皆さんは他者の前で自分の意見や考えを伝えることができる人々だから、講師も容易にできるだろうと想定しましたが・さて、いかがでしょうか(笑)。


●お互いの意見を尊重しょう!●.jpg

●お互いの意見を尊重しょう!●



 その後、明日の研修へのつなぎともなる「リラックスタイムに飲むコーヒー(飲み物)の手順」について考えて頂いた。

 佐藤は、まず1人の方が書かれた手順をホワイト・ボードに書き出す。そして、その方に手順通りにやって頂きました、しかし……。

 その方は動くことができませんでした。なにしろ、その方の手順には、立ち上がる行為が書かれていなかったのです(笑)。

 皆さんは、演習のほんの一瞬の出来事をみて、その中から多くのことに気づかれたようですね。それでこそ、介護の専門家と呼ばれることができるのです。まことに素晴らしい!

 さて、その気づきを明日の研修に活用しましょうねぇ。


●みんなの前で発表してみる●.jpg

●みんなの前で発表してみる●



 佐藤は、本日の研修終了後、三沢へ出て「斗南藩記念観光村」に行ってきましたが……。

(やはり東京の空気は汚いや、帰ってきたら鼻がパンク!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 13:51| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック