2009年03月18日

奮闘記・第427回 ケアマネ/島根県

●2009年3月16日● 島根県松江市・合同庁舎


島根県社会福祉協議会 福祉人材センター

介護支援専門員実務研修・更新研修(後期)

(1日目)



 実務研修の後期研修がスタート! 朝、ホテルから売布神社に参拝しました。おみくじは大吉、ふふふ。それから会場の松江合同庁舎入りしました。

●毎度おなじみ売布神社へ参拝●.jpg

●毎度おなじみ売布神社へ参拝●


 受講生の方々は、前期終了後に、実務研修の課題である居宅サービス計画演習を行い、その成果物を事務局へ提出して頂きました。

 事務局から、佐藤の手元に、皆さんの成果物が届いたのは10日のことでした(ほほほ)。佐藤は、皆さんが張り切って仕上げた課題を1つ1つ、読み、添削をいたしました。皆さんが時間をつくり、こしらえてくれたもの。しっかり受け止めないといけません。



■居宅サービス計画演習終了後、皆さんのコメントの集約
1、実習協力者の獲得について 
 皆さん、実習に協力して頂ける人を探すのに苦労されました。居宅介護支援事業所や、職場の利用者、知人や親戚の方々など、様々な人脈を経て実習協力者を探し出されたようです。

 人と人をつなぐ技術、ケアマネでは重要な技術です。厳しいかもしれませんが、自分自身のために発揮できないならば、他者のためには使うには難しいかもしれませんね。

2、初回面接について
 実習を協力してくださることを快諾して頂いた方でも、他人に家に入られて、自分の生活歴や身体状況をいろいろ聞かれることは気持ちいいことではないのです。利用者宅にお邪魔して、情報収集することの難しさを実感したようです。

 そんな中で、通所介護、短期入所生活介護、病院など、自分がかかわっている施設で、利用者を協力者として選択された方々は、その方の在宅での姿を見た時に、施設では見ることのできない利用者の表情を見ることができたそうです。

 まぁ当然のことではありますが、初回面接で、予算・費用等の金銭関連の情報を聞き出すことは難しかったそうです。

3、認定調査演習について
 2009年度から認定調査内容が変わります。そのことを受けて演習の時に説明をしました。が、利用者が調査内容の違いに戸惑いがあり、改めて説明する場面があったこと。

 協力者の方に、ひとつひとつ聞きながら特記事項を記入していったが、加えて協力者を疲れさせないために相当に気を遣ったようでした。

4、課題分析表(アセスメントツール)について
 皆さんが、様々なアセスメントツールをそれぞれ活用していましたね。前期から課題の提出までは短い期間でしたが、書籍などを読み込み、活用してきた経緯をそこには見ることができました。

5、社会資源について
 自分の地域にある事業所を、インターネットや、地域包括支援センターなどに出向き、情報収集した姿をうかがうことができました。中には、「○○に行ってみたのだが、丁寧に説明されなかった」という感想もありました。

6、居宅サービス計画作成について
 ニーズから、長期目標短期目標等を導き出すことが大変であったようです。その人の望む暮らしを、その人の伝えたい内容を、言語として抽出することが難しかった。

 利用者と家族の方の意向が一致しない場合は、どのように記入をすれば良いのか迷った。更新研修の方々からは、以前の研修より、今回のほうがわかりやすく、利用者さんと向き合うことができた。

 また、ニーズから、目標を立てて、サービスを抽出する方法がよくわかったこと等がありました。

7、全体を通して
 一番大変だったことで多かったのは、実習協力者を探し出すこと。次に、情報収集でした。

 ニーズに「介護者の介護負担の軽減」という言葉を活用せず、協力者も、家族も同意するような言葉を抽出することが難しかったこと。

 なるべく協力者や家族の言葉を大切にして課題や目標に活用するためには、協力者の声や、家族の声に耳を傾けることが大切であることを改めて認識できたそうです。

 多くの皆さんは、うまくいかなかった、難しかったと、否定的なコメントが多かったのですが、提出された、課題の中は、協力者の方々の情報であふれていました。

 また、居宅サービス計画も、協力者や家族の言葉をうまく活用して作成できていましたね。特に週間プランでは、その方の1日の活動が丁寧に記入されていたのはすごいですね。

 なにしろ、言葉とは裏腹に、皆さんがつけた自己評価は(1〜5点の点数評価)4以上がほとんど(笑)。

 どうやら、皆さん、謙遜なさっていたようですね、自虐的でなくて安心しました。



【事例検討演習】
 その後、事例検討に突入。前もって、提出された課題から、佐藤が選抜した2件の事例の方に協力して頂き、事例検討の方法を伝授いたしました。
 
 1、発表する
 2、質問を受けて即答せず、いったん質問を溜め込む
 3、溜まった質問に答えていく
 4、気づいた点(気づき)を伝える
 5、同調する


 1件目の事例は、認知症高齢者の方のプランを、センター方式を活用して作成したサービス計画でした。

 初めは、発表するほうも、質問するほうも、緊張していましたが、なんとか質問を溜め込むことが出来ました。その後、発表者に質問に答えて頂きました。

 その後、佐藤が、発表者の手にしていたセンター方式のアセスメント表について抜粋をして説明しました。

 そして、このように導き出されたニーズには「認知症のため○○ができない」という文章ではなく、本人が「○○のようにしたい、○○のようになりたい」というその人の思いや考え方を抽出する、ということを解説していきました。

 次の事例は、ターミナル期にある方の居宅サービス計画でした。こちらは、医療と福祉、家族らとの連携を、上手にまとめ上げることができた好事例でした。

 質問もかなりメンタルな部分にまで及んでいて、これも有効な事例検討となりました。

 午後からは、各グループで各自が作成してきた事例を発表。今回もファシリテーターのケアマネジメント・スペシャリストの本田さんスーパー・ケアマネの林さにお手伝いをして頂き、グループ演習が有効かつ活発にできるようにサポートをして頂きました。以下、しばし、研修風景ギャラリーをお楽しみください(笑)。



◆研修会風景ギャラリー◆


●林さんと本田さんもすでに真剣モード●.jpg

●林さんと本田さんもすでに真剣モード●


●ファシリテーターの使命を遂行中●.jpg

●ファシリテーターの使命を遂行中●


●笑顔で事例検討にかかわる本田プロ●.jpg

●笑顔で事例検討にかかわる本田プロ●


●休憩時間にC法規の展示販売があった●.jpg

●休憩時間にC法規の展示販売があった●


●グループメンバーとかかわる佐藤●.jpg

●グループメンバーとかかわる佐藤●


●身を乗り出す幹……、いや林プロ(笑)●.jpg

●身を乗り出す幹……、いや林プロ(笑)●


●現役プロの視点で講評!スペシャリスト・本田さん●.jpg

●現役プロの視点で講評!スペシャリスト・本田さん●



 佐藤が、グループ内をまわり、皆さんが生き生きと事例を発表されている姿と、メンバーが熱心に質問を重ねている姿を見ることができました。

 後期研修も多いに学び合いたいところです。学べることはなんでも学ぶ姿勢が大事ではないえしょうか? ではでは!


(ケアマネ三銃士で“プロフェッショナル 仕事の流儀”に出るのは誰が先か? To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:13| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ケアマネジャー(介護支援専門員) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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