2009年03月17日

奮闘記・第426回 サ責/東京都

●2009年2月● 東京都国立市


国立市健康福祉部高齢者支援課

国立市サービス提供責任者拡大研修

国立市訪問介護・訪問看護・ケアマネ合同

「医療的ニーズのある利用者への支援者間における連携について」




 国立市健康福祉部(高齢者支援課)さんでは、3回シリーズのサービス提供責任者研修を行い、すでに2回が終了。

 1回目はアセスメントと訪問介護計画。2回目はモニタリング(奮闘記398回)であった。

 実は研修が進行する中、途中から、3回目の研修は参加者に介護支援専門員や、訪問看護師を入れて、合同演習をしたいということになっていきました。

 事務局からの要望は、現在の介護保険制度下では、医療的な対応を必要とする在宅高齢者へ介護保険の各事業者が支援することが増えてきている。そのために、ケアチームでの連携体制をいかに整えるかが課題となっているということ。

 だから、今回の研修では、訪問介護事業所のサービス提供責任者、訪問看護事業所、居宅介護支援事業所の各支援者が、お互いにどのような情報を共有し、援助を展開していく過程の中で、様々な役割を担う上で、具体的にどのような連携を図ればよいかについて学びたいと考えたいという希望でした。



■研修で行ったこと
 
 1、訪問介護に求められる医療関連情報(平成20年 財団法人
   長寿社会開発センター)の説明及び解説

 2、事例検討の手法及び事例の提示

 3、質問を溜め込み、答えるという方式の実行

 4、課題検討

 5、グループ発表



 はじめに財団法人長寿開発センターが作成した、「訪問介護に求められる医療関連情報」というリーフレットを用いて、「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」(医政発第0726005号 平成17年7月26日)についてざっくりと解説(笑)。

 その後、医療状態にある訪問介護利用者のための確認フローチャートを解説し、サービスを提供するのに必要なチェックポイントについて話しました。

 参加者の方々は、理解しているようで理解できていなかった部分もあったりして、参加者の方々からは、正しい上を得ることができたと喜ばれていました。


●事例が発表された●.jpg

●事例が発表された●


●質問を研修会場内で募集●.jpg

●質問を研修会場内で募集●


●質問をすぐに答えずに溜め込む●.jpg

●質問をすぐに答えずに溜め込む●


 その後、いよいよ、事例検討がスタート!「病気の進行から終末期を迎えている方」の事例でした。

 今回の事例検討は、介護支援専門員としての支援の展開というのではなく、介護支援専門員も含め、サービス提供者が、どのような連携をはかっていくかという事が重要なポイントです。

 まずは、事例の概要を発表。続いて会場から質問を出して頂きました。そして、質問内容を、ホワイトボードに書き、すぐには答えずに溜め込んでいきました。

 ある程度、質問が溜まったところで、事例提供者から、質問内容に答えて頂きました。皆さんは、このような間を空けたやり取りの中から、利用者について、ある程度の共通認識を持つことができました。

 佐藤は、皆さんの、共通理解が得られたあとで、皆さんに事前に用意をしておいた課題を提示しました。



■課 題
 
 1、今後ケアチームをつくる際、誰(専門職を含む)をメンバー
   にすればよいか?(介護支援専門員)

 2、支援をしていく際に、医療情報の共有が必要です。その際に
   留意することは?

 3、支援者間で情報が混乱しないように、伝達の流れをどのよう
   にしたら良いのか?

 4、今後のリスク管理をどのようにしたら良いのか?



 グループ構成は、同職種同士としました。そこで、まずは自分で考え、その後グループで話し合って頂きました。

●質問をホワイトボードに書き出す●.jpg

●質問をホワイトボードに書き出す●


●質問に答えていくのだ●.jpg

●質問に答えていくのだ●


●答えが溜まってきた●.jpg

●答えが溜まってきた●


 グループ演習では、各グループ内で、司会書記タイムキーパーを決めて話し合って頂き、その後、全体で共有できるように、書記の方々に出てきて頂き、ホワイトボードに書き出して頂く。

 皆さんは、専門家として、まず個人で考え、各グループ内で検討、積極的に与えられた課題について議論していました。

 最後は、事例提供者からこの課題についてどのように展開がされているかが発表されたと同時に、事例を担当している訪問介護事業者の管理者も参加されていたので、当事者でもあるサービス提供事業者からの考えや意見を伝えて頂いた。


●グループメンバーを励ます●.jpg

●グループメンバーを励ます●


●検討結果を書き出す(その1)●.jpg

●検討結果を書き出す(その1)●


●検討結果を書き出す(その2)●.jpg

●検討結果を書き出す(その2)●


 佐藤は、今回の研修の後半では、ファシリテーターも演じていました。そこで、客観的に皆さんの話し合いなどに参加して頂き、感じたことは、皆さんは1人の利用者を個別にとらえ、その方の価値観や、道徳規範を尊重しています。

 「〜ねばならぬ」という狭義にとらわれず、「(なるよう)にしょう」と幅広い思考回路で課題と向き合っていたということでした。


●提供者からのコメント●.jpg

●提供者からのコメント●


●発表者からのコメント●.jpg

発表者からのコメント


 そして最後に、ホワイトボードに書かれていたことは、皆さんが、常日頃している思考回路や、連携方法が整理されて、記載されており、皆さんは、改めて、常日頃お互いがしていることを、視覚的に表現し、「再確認」できたのではないでしょうか。

 現在は、在宅療養をしている方が増えてきているとよくうかがいます。そのような中で今後も援助している人々が苦渋する場面が出てきます。

 そのような時には、各チームの中で、お互いのしていることを視覚的に表現してみると、どこの流れが滞っているかを見つけることができるかもしれませんね。

 そうこうして、濃い大研修も終わり、JR国立駅にある「海鮮呑屋日本橋国立店」で夕食を頂く。故郷の地酒・真澄もあるし、なかなかのお店です。ではでは!


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●本日はサラダとワインでまずは乾杯!●


(いま松江で研修。では歌のリクエストは中島みゆき「黄砂に吹かれて」をお願いします!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:02| 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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