2008年10月22日

奮闘記・第337回 サ責/島根県

●2008年10月9日・10日● 島根県浜田市・いわみ〜る&松江市・松江合同庁


社会福祉法人島根県社会福祉協議会

島根県福祉人材センター

平成20年度

サービス提供責任者研修会



 島根県社会福祉協議会は訪問介護事業所のサービス提供責任者から、「サービス提供責任者向けの研修を開催して欲しいという」熱い要望を受けて、今年度初めてサービス提供責任者研修を開催しました。

●開講に当たり部長さんから挨拶●.jpg

●開講に当たり部長さんから挨拶●


●浜田会場の研修風景●.jpg

●浜田会場の研修風景●


 企画当初は、松江会場において、2日間かけた研修を開催するつもりでいたが、サービス提供責任者を、2日間拘束し、1つの会場に集めることの困難さや、諸般の事情で1日での研修ということになった。

 さらに、研修内容を確定する時に、サービス提供者からの要望結果から、以下の内容をおこなった。


 1、サービス提供責任者の役割(講義・演習)
 
 2、訪問介護員の育成(講義・演習)



【サービス提供責任者の役割】
 まずは、資料に、現在自分がしていることを箇条書きに書き出していただき、次にグループで話しあった。

 この時に、自分のしていることを書けば良いのですが、なかなか書くことができない方もいるのだ。

 えっ?なぜに、自分のしていることがかけないの?もしかしたら、自分のしていることに自信がないのか?

 それとも、なぜ、その業務をしているのか、根拠がわからないからかなのか?

 しかし、グループワークがはじまり、他者とかかわるに連れて、自分のしていることと、他者としていることに差異が無いことがわかってくる。

 すると、自分のしていることが、間違っていなかったということに気がつき、その後は活発に意見交換ができてくる。


●グループワークの成果物を披露●.jpg

●グループワークの成果物を披露●


 佐藤も、グループの中で話をしているうちに、皆さんは、自分のしていることに自信がなかっただけであり、すでに、サービス提供責任者の役割をこなしているとは思いましたが。

 しかし、このような内容は、本来ならば、管理者が、サービス提供責任者の職に任命した時に、きちんと伝える必要があることだと思います。管理者の方は、もう少し優しく出来ないのかしら?

また、一方では、サービス提供責任者の職に就くと決まった時点で、自分から管理者に自分の役割について説明を受ける必要があったでしょう(笑)。



●訪問介護の展開(手順)事項

 1、利用の申込にかかる調整

  相談受付・ヘルパーの空き情報の確認・相談者へサービス受諾の
  可否を伝える・居宅サービス計画を読み込む。

 2、事前訪問

  サービスがスタートする前に、利用者にわが事業所を売り込み、
  選択していただく。

 3、アセスメント

  介護の専門家としてのアセスメントを行う。

 4、帳票の作成

  2・3と同時進行。基本台帳・生活歴や病歴・利用者・家族の意
  向や緊急連絡先や経済情況の確認。

 5、訪問介護計画書(案)作成

  利用者・家族のできることできないことを明確にし、ヘルパー
  がおこなう具体的な援助方法を記載。

 6、サービス担当者会議に出席

  訪問介護計画書(案)を提示。他のサービスとの過不足を話し
  合い、援助方法を確定。

 7、ケア手順書を作成

訪問介護計画書に沿って、具体的なケア手順を作成する。
 
 8、具体的な目標・援助方法を説明

ヘルパーに対して、その方の具体的な居宅サービス計画・訪
  問介護計画・ケア手順を説明する。

 9、同行訪問

  担当のヘルパーを利用者に紹介・ケア手順を利用者に確認し
  ながら、一緒に援助をする。

 10、サービスの調整

  介護支援専門員との連携・他職種との連携・ヘルパーとの
  連携・利用者家族との連携。

 11、ヘルパーの業務の把握

  ヘルパーの希望にあわせた業務の把握・訪問介護記録の内容
  確認・実績確認。

 12、モニタリング

  利用者の状態の変化の有無・サービスが計画通りに提供され
  ているか・利用者(家族)サービスに対する満足度・要望や
  意向の確認。

 13、介護支援専門員へ実績報告

  毎月、利用者の状態について報告。必要に応じて計画の変更
  願い。

 14、サービス担当者会議へ参加

  利用者の介護保険の更新時や、状態の変化等により、介護支援
  専門員から要請があった時に参加。

 15、3に戻る
訪問介護計画を見直し、再計画をおこなう。



●その他のサービス提供責任者の役割
 苦情処理・事故処理。さらには、訪問介護員の育成なども含まれて
きます。この仕事量をこなしているのですから、凄いことです。

 さらに、佐藤は、この業務を遂行するに当たり、サービス提供責任者の行動の記録、すなわち経過記録の重要性を協調。

 みなさんは、「情報の公表」のときに、「記録が必要」とよく言われるけれど、これがあれば見せることができると言ってました。

 しかし、作成するとなると、結構面倒くさいこと。どうぞ、1人で抱えこまないで、管理者や他者にも手伝ってもらいましょう。

 この後は、訪問介護計画の作成演習。動画「勝浦さん事例」を活用して、ヘルパーのしている援助について考えていただきました。

 佐藤は、皆さんの発表を受けて、移動の見守りは「転ばないで歩くことができるように見守っている」ことであり、声かけは「洗濯物を干しに行くように促し、励ましている」ことであると解説。皆さんは、そうか、励ましているのかと納得。

 そうそう、このようにヘルパーのしている行為は、他者がみて、何をしているのか見えにくいもの。だから、計画にはヘルパーの具体的な援助内容を記載する必要があるんだよね。


●松江会場の研修風景●.jpg

●松江会場の研修風景●



【訪問介護員の育成】
 サービス提供責任者は、訪問介護員を育成する役割があることを説明。研修計画をたてるために、現状を把握。

 まずは、ヘルパーさんの「できていること。できていないこと。」を整理。各グループ内でKJ法を活用してでた内容を整理。いくつかの研修項目を考えていただきました。

研修項目
        
@報告・記録研修    
Aヘルパーの心がまえ 
B介護技術      
C介護保険制度    
D調理実習      
E就業規則      
F苦情検討      
Gメンタルヘルス


 などなど、他にもたくさん出ました。今回の演習では研修に必要な帳票類についても説明をいたしました。

 以上で本日の研修内容は終了です。ふぅ!この内容をたった1日で行いましたので、佐藤もくたくた。皆さんはもっとくたくたになったことでしょう(笑)。


●みんなで考える、これが参加型の研修●.jpg

●みんなで考える、これが参加型の研修●


●いつもながら熱心な事務局が心強い●.jpg

●いつもながら熱心な事務局が心強い●


 さて、今回の学びを全て実行しようなんて思ってもそれは難しい。だから、自分の事業所の中で出来ているところはそのまま維持していけばいい。

 そして、できていないところがあれば、書き出してみて、優先順序をつけてみましょう。
その上でできるところからスタートすれば良いのではないかしら?

 どうぞ、これからも素晴らしい笑顔で活躍ください。ではでは!


●新刊の紹介(浜田夢タウンにて)●.jpg

●新刊の紹介(浜田夢タウンにて)●


●研究所の仲間も応援●.jpg

●研究所の仲間も応援●


(この項は終わり!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 20:35| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス提供責任者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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