2008年10月14日

奮闘記・第331回 その他/島根県

●2008年10月4日● 島根県浜田市・いわみーる


浜田地区広域行政組合

平成20年度ケアプラン研修会

佐藤ちよみ

「自立支援と利用者主体のケアプランとは」

〜ケアマネジャーとサービス提供事業者の連携方法について〜



 島根県浜田地区広域行政組合介護保険課では、圏域内で働く介護支援専門員を対象に、【ケアプラン研修事業】を立ち上げ、独自の研修を定期的に開催しているそうな。

 このケアプラン研修事業は、圏域で働いている居宅・施設の介護支援専門員10名を、ケアプラン研修委員として抜粋。その他の圏域内の介護支援専門員のケアプラン作成技術向上を図ることを目的おこなっている事業であるという。

 佐藤が、ケアプラン研修委員のメンバーからの要望で、講師として選抜していただいたそうな、それは有り難いことです。

 研修会場は、通いなれた「いわみ〜る」なのである。4階に上がると、フロアには懐かしいケアマネさん達の姿があった。うう、皆さんの期待は裏切れない!(笑)

 さて、この研修の目的は「居宅のケアマネジャーと、サービス提供事業者(職員)及び施設のケアマネジャーと介護職員が一堂に会して、ケアプランや個別援助計画作成の視点を学び共通認識を持つ」というものでした。

 ほほう。なんとも欲張りな内容です。しかも、与えられた時間は3時間しかない(笑)。さらに、参加人数はなんと139名ときた。ふふふ、素晴らしい!



●研修内容
 1、サービス提供事業所の連携手法について
 2、各職種がおこなうアセスメントの違いについて
 3、ケアプランと、個別援助計画の違いについて
 4、各担当者が残す記録の共通認識について




【サービス提供事業所の連携手法】
 ケアマネジメント・サイクルの理解。利用者の主体性を損なわない、そのかかわり方の理解。

 ケアマネさんは、利用者と社会資源を結びつけるコーディネーターであること。サービス提供事業者は、利用者に、社会資源として結び付けられたら、事前訪問時に自分達の事業内容を説明し、利用者にサービス活用についての同意を得る必要があること。

 この事前訪問は、利用者と、サービス事業者との関係性を構築する大切な場なので、なるべくケアマネは、同席をさけたほうが良いことなどをパワーポイントを活用して説明しました。




【各職種がおこなうアセスメントの違いについて】
 佐藤が作成してきた共通事例を活用して、皆さんにケアマネのアセスメントと、サービス提供事業者アセスメントの違いを、理解していただきました。

 まずは、皆さんに事例をみていただきながら、各自が、「どのような情報が必要なのか。その情報はなぜ必要なのか」を情報分析シートを活用して整理。

 次に、各自が考えた内容をグループ内で深めて頂きました。佐藤は、いつものように、グループ内に割り込み、話し会いに参加(ふううん、この時間が一番楽しい!)。

 実は、このようなグループ研修は、研修になれていないと他者と話し合うことが結構難しい。だから、研修に慣れているケアマネは放置(笑)。会場を見回して、「グループ演習といわれてもなぁ〜」と、困り果てた表情の介護職員のグループの席にするすると割り込みました。

 佐藤も施設介護を経験した身。皆さんのしていることも、考えていることもある程度は共感できるのです。だから、あれこれ、場面設定をして、アセスメントの視点を一緒に考えました。

 すると、自分達のしている援助行為が溢れんばかりに出てきた。そうそう、それでいいのです。介護職は素晴らしい援助をしているのだから自信を持ちましょうよ。



●グループ討議から出された結果
 ケアマネは、様々な情報を得ながら、どのようなサービスが必要かという視点でアセスメントをしているということ。

 一方、サービス提供者は、提供されたサービスの中で、利用者が具体的に「何が、どのようにできて、何がどのように出来ないのか」

 この部分を明らかにし、介護職が、具体的に、どのような援助をすればよいかという視点でアセスメントをしているということが理解されました。

 皆さんは、この結果をみて、自立支援に向けた援助を展開していく時に、いかにサービスを提供している専門家の視点がいかに大事かということがわかったようでした。



【ケアプランと、個別援助計画の違い】
 この部分は、すでに、アセスメントの手法が違うということが理解できたので資料を活用して解説のみ。特に施設職員に対して、利用者の援助を担当する介護職員が作成する個別援助計画の重要性を協調しました。

 また、サービス担当者会議場では、サービス提供者が作成した個別援助計画を持ち寄ることで、利用者が、具体的にどのような援助を提供されるのかがわかること。サービス提供者間で、統一されたサービスの提供ができるということを解説しました。



【各担当者が残す記録の共通認識について】
 ケアマネは、支援経過記録を残すことが義務づけられています。そして、介護職員は、介護記録を残すことが義務づけられています。

 しかし、ケアマネからの、サービスの申込に係る調整をおこなったり、個別援助計画を作成する人々、つまり、サービス提供責任者や、相談員などの記録の重要性については十分に理解されていない現実があります。

 なぜかというと、現場では、そのような内容は業務日誌や、連絡帳に記録されてしまうからです。介護支援専門員と、連携を図る人々の記録が個別の記録とならず、業務日誌になってしまうことはもったいない。

 なぜならば、それらは、サービス提供責任者や、相談員の行動の記録になるからです。

 ケアマネの支援経過記録と、サービス提供事業者(計画作成者)の行動の記録と、援助を提供する介護職員の介護記録が一体となったとき、今以上に有効な連携が成り立つと思いますけどね。皆さん、どう思いますか?

 さてさて、3時間という短い時間でボリュームたっぷりの内容で研修をおこなってきました。佐藤は皆さんの熱心さに圧倒されました。これだけの情熱を発信してくれたのでさぞかしお疲れのことでしょう。

 どうぞ、ご自愛を重ね、これからもご活躍くださいませ。ではでは!


(この項は終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 21:05| 島根 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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