2008年09月13日

奮闘記・第312回 その他/島根県

●2008年9月● 島根県松江市


島根県社会福祉協議会

相談員研修

〜積極的質問技法を披露する!〜



 島根県社会福祉協議会(福祉人材センター)は、福祉サービス従事者が抱える様々なニーズに直接かかわる際に必要となる、相談援助技術の基礎的な知識・技法を習得することを目的として、「相談援助技術研修会」を開催しています。

 今年の参加メンバーは、介護職種だけではなく、子育て支援の相談員や、保育園の保育士、障害者施設で働く介護職及び民生委員などです。

 このように、異業種の方々が集合する研修ですので、佐藤にも担当するにはリサーチが必要。


●グループワークにお邪魔する●.jpg

●グループワークにお邪魔する●


 ということで、今回の研修では、前もって参加者の方々に、相談業務をする時に、どのようなことで困っているのか事前アンケートをさせて頂きました。

 そして、皆さんから頂いたアンケートを参考に研修資料を調整し、アンケートには佐藤からのメッセージをつけさせて頂きました。


●研究所所員が本の宣伝(笑)●.jpg

●研究所所員が本の宣伝(笑)●




【1日目】

 会場へ向う前に、白潟天満宮へ行き、参加する方々とうまくかかわることができるように御祈願。おみくじは大吉

 主祭神の少名彦名命(スクナヒコナノミコト)の神様は、佐藤の願いをしっかりと受け止めてくれたみたい(笑)。


●お互いの能力が響き合う●.jpg

●お互いの能力が響き合う●


 佐藤は会場に9時過ぎには入ったのですが、10時開会だというのに、すでに会場には受講者がいらした。その姿から、皆さんの今日の研修にかける意気込みが伝わってきました。素晴らしい!



●2日間の研修でおこなったこと


(1) 相談員(自分)の役割について。
   自分で考えグループで共有。

(2) 自己理解・他者理解

(3) エゴグラム・ストローク表の作成及び解説

(4) 講義「面接技法」について

(5) 積極的質問法の理解と演習

(6) 現状把握「何に、悩み、どのように対応しているのか」

(7) 事例検討(グループディスカッション)



 佐藤は、アンケートの結果を見て、参加する方々は、すでに素晴らしい実践の持ち主であるということがわかっていました。そこで、今回の研修では、講義する時間は少なくして演習を多く取り入れたのです。

 各自が自分の仕事について整理したあと、自己紹介を兼ねてグループで仕事内容を共有して頂きました。

 例の如く、皆さんは初め、緊張されておられたのか声も小さかったのです。

 しかし、そこは話すことがお仕事の皆さん、時間経過と共に会話も弾み、会場内が次第に賑やかになりました(笑)。

 そうそう、その調子。知らない他者の前でも、素直に自己開示ができないと対人援助はできません。

 自己紹介終了後、皆さんに、援助職に必要な「自己理解」を深めて頂きました。

 自分がどのような人間であるのかを、資料に書き出したあと、二人一組になって、恒例の「夏休みの楽しかった思い出」を語り合いました。楽しかった思い出を語り合う場面ですので、会場は賑やかになれるのです(たいがい)。

 あれれ?そうでもない。なかには深刻に語り合う姿もあるのだが。

 いかん、いかん。どうやら、話しているうちに仕事関係の話題に陥っちゃったみたい(笑)。これでは、賑やかに語れないでしょうねぇ。

 一方、楽しかった思い出を語り合うことが出来た人々は、満面の笑みで、身振り手振りを用いながら、全身で楽しかった事柄を表現されていました。

 こうなると、佐藤が「そろそろ終了です!」といっても耳には届かないくなる(笑)。

 相談援助とは、実は利用者(対象者)と相談者が、夢中になって語り合えるということなのだと思う。

 お互いが夢中に語り合えるためには、援助者が「自己開示」という技術を活用したり、質問技法や傾聴技法を効果的に活用したりすることでしょう。

 しかし、日々の仕事におわれてしまうと、この技術を活用することを忘れてしまい、他者とかかわる時に、十分にこの技術を発揮できないかも。

 相談援助技術を効果的に活用できるようになるためには、他者を理解する前に、自己理解をすることが大切。

 自分がどのような道徳規範をもち、どのようなパーソナリティを備えているのか。それを理解して頂くために、エゴグラムやストローク図表を作成していただきました。


●グループメンバーに感謝!●.jpg

●グループメンバーに感謝!●


 佐藤が解説する中で、皆さんはご自分で作成したグラフを見ながら、自分のパーソナリティや、他者とのかかわり方の傾向性について認識出来たようですねぇ。

「あたっている!」「え〜! これってよくないのかなぁ」などなど、お互いの図表を見比べて感想を伝え合っていましたね。

 まぁ、自分で考え自分で作成しているので信憑性にはかけるのが玉にキズですがね(笑)。

 午後からは、積極的質問技法としての、「開かれた質問」「閉ざされた質問」、それぞれの活用方法を講義、その後演習でした。

 この演習の展開は、相談役と書記・利用者(対象者役)と書記、タイム・キーパー、オブザーバーと役割を決め、相談員役があらかじめ作成した開かれた質問を活用して、利用者役に質問をしていくというもの。

 そして、両者の話し合いを書記の方が詳細に記録をとり、時間が来たら面接を終了し。グループメンバーで、面接方法をふりかってみていただくというもの。

 実は、この演習は見た目よりも、結構高度なわざが必要。うまく響いてくれるかなと気がかりです。

 しかし、皆さんは常に相談業務をなさっているベテランぞろい。相談員役もさることながら、利用者(対象者)役がこれまたうまい!(笑) だから、演習方法が理解出来た後は、各グループとも活発に演習を展開することが出来ました。


●今回も事務局の力に感謝!●.jpg

●今回も事務局の力に感謝!●




【2日目】

 午前中は、昨日の続き。全てのメンバーが、相談員役を経験して頂きました。常日頃は、利用者(対象者)との面接を他者が見ているということはありませんから、かなり緊張されたのではないかしらね。

 午後からは、相談援助技術である「バイスティック7つの原則」について講義。その後は、最後の演習として「自分の困りごと」を明確にしていき、更に「困りごとに対する具体的な解決方法」について各自で考えて頂きました。

 そして、短い時間ではありましたが、グループの中で、困りごとの対応方法についての事例検討をして頂きました。

 この演習では、グループメンバーが同じ職業で構成されていたこともあり、参加者同士が、困りごとを共有でき、お互いの経験を語り合ううちに解決方法のヒントを得ることができたようでした。実際にいかがでしたか?

 佐藤は、皆さんがグループワークのしている時に各グループに入り込みアドバイス。この時に、各グループとも、メンバー同士の交流が深くなっていることを実感したしだいです。

 どこでも、このような研修は少ないとうかがいます。ですから、今回かかわりができた人々の存在を大切にして何かしらのネットワークができるといいなぁ〜。

 これにて、研修は終了です。また、どこかで逢いましょう!


……研修の後 
 まぁそれはさておき、2日目の研修終了後は、小泉八雲旧居へ直行!

 ふふふ、赤く色づく百日紅(さるすべり)を堪能してきました。百日紅が昨年よりも色鮮やかで花びらを沢山つけていたように見えました。


●小泉八雲旧居では百日紅が満開●.jpg

●小泉八雲旧居では百日紅が満開●


●今日も池には蛙の鳴き声が響く●.jpg

●今日も池には蛙の鳴き声が響く●


 もちろん白潟天満宮へもより、研修が無事に終了したことを報告。おみくじはもちろん大吉でした(笑)。


●研修後、白潟天満宮にお礼(2日目)●.jpg

●研修後、白潟天満宮にお礼(2日目)●


 夕食は白潟天満宮から、宍道湖にゆく途中にある「古都」にてステーキをいただいちゃいました。

 ちなみにこのフィレ肉が、お肉にナイフをさらさらと入れるだけで切れちゃうほど柔らかい〜。もちろん、赤ワインと一緒(笑)。至福のひと時でした。ごちそうさま!!


●まぁ結局、古都でステーキ(笑)●.jpg

●まぁ結局、古都でステーキ(笑)●


(この項終わり!To Be Continued!!)
posted by さとうはあまい at 12:07| 島根 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
楽しい研修でした(復命がなければ)
相談業務もがんばっていきたいと思います
また、覗きます
Posted by globe at 2008年09月16日 13:21
楽しい研修になってよかったです。

佐藤は、いつでも、ここにいますから、どうぞ、ながめてくださいね。

復命書はいりませんからね(笑)

Posted by さとうはあまい at 2008年09月16日 22:35
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