2008年09月06日

奮闘記・第306回 見聞録/埼玉県

●2008年8月● 埼玉県さいたま市大宮区


鉄道博物館へ行こう!!

〜交通博物館からの軌跡〜


 はるか昔、(佐藤の)子供たちがまだ保育園に通っていた頃、東京秋葉原にあった交通博物館へ連れて行ったことがあった(そうだ、大人になっても行った、ははは)。

 そのころでも、万世橋近辺にあった交通博物館へ近づくと、建物の壁から蒸気機関車や、新幹線などの先頭車両が顔を出し、入場する前からうきうきわくわくしたものだ。

 そうそう、鉄道は地方より、うらぶれた都会が似合うのさ!(偏見ですよ、はいはい。それがどうかしましたか?)

 だいたい親子連れでも男親が興奮している。そして、子供にむかしの説明しているうちに熱が入り、子供をほったらかしで自分が楽しむものなのだ(笑)。

 なにしろ、子供は古い電車なんかよりも、新しい電車のほうが大好きなのだから。

 さて、この万世橋にあった交通博物館も2006年5月に閉館した。その時に街の開発で廃駅となった「万世橋駅」なども公開していた。

 この交通博物館が「鉄道博物館」と名称も新たにリニューアルして、昨年の10月にさいたま市(旧・大宮市)にオープンした、と噂には聞いている。

 佐藤は、幸か不幸か、男親ではない(笑)。でも、仕事で東北新幹線に乗って、大宮駅を通過するたびに、(博物館が)ああ、あそこらへんかなぁ? 

 そうだ、鉄道博物館へ行かねばならないゾウ!(義務化)と考えていた。

 大阪には、交通科学博物館があるらしく、こちらも実物車両(リニアモーターカーもある!)や、昔の駅の再現もあるそうな。こちらもなんとかしたいところだ(笑)。

 また、広島市には例の「被爆電車」がある広島市交通科学博物館、東京にも、さらに江戸川区に地下鉄博物館もある。なにしろ、今回の鉄道博物館も、JR東日本の鉄道資料を展示しているに過ぎないのだぁぁ。

 興奮してもしかたがあるまい。まずは鉄道博物館からこなさねば。さて、大宮駅で乗り換え、JRニューシャトルとやらに乗る。乗客はやたらと多い。しかも家族連れ。

 まさか、皆さん。お目当ては鉄道博物館でありませんよね?などと思うが嫌な予感。

 すると次の鉄道博物館駅(大成駅を改称、いいのか?そんなことして)で大量に降車。ややや、お見事と思うくらいほとんどの乗客が「鉄道博物館駅」おりた(笑)。

 でも、帰りは、この駅より向こうから来た逆方向の電車が満員だった。どういう路線なのだろう?

 まぁとにかく、ここはそんなに人気があるんだぁ〜とおどろく。ここは、入場システムとして、Suicaシステムを利用。SuicaやPASUMO、ICOKCAを利用して入場券と館内体験展示予約をすることができる。

 また、このようなカードを持っていない人は、貸し出し入館カードを用意していた。ちなみに、Suica電子マネーは館内のレストランやミュージアムショップなど館内施設で使用できる。

 でもなんか使いづらい。子供や学生(高校生以下)は、働いていないので電子マネーは使えないだろうし、高齢者も使わない。

 中高年も多機能カード自体はあまり使わないので、20代の新しい物好き大学生か、サラリーマンしか恩恵がないシステムである。

 佐藤は、もちろん入館カードをレンタルし(帰りに返して記念カードをもらう)、そして中へ入った。まずは、お目当てのひとつの日本食堂に向かった。

 日本食堂は、かつての食堂車の代名詞「旅のレストラン」である。ここでは当時の食堂車で提供していたメニューを中心に提供して、レストランで食べることができる、すでにリサーチ済み。


●旅のレストラン・日本食堂へ侵入!●.jpg

●旅のレストラン・日本食堂へ侵入!●


 日本食堂の開店時間は11時で、佐藤が入ったのが11:25。セルフサービスのカウンターにはすでにたくさんの人が並んでいた。

 しかし、佐藤が予想していたレストランとはほど遠く、そこは公園にあるようなオープンカフェテラスであった。はっきりいってしょぼい。

 その1日中で入退館が自由らしいから外でも食べられるが、ここは大宮駅より向こう。あまり周辺がわからない。

 とにかく、レストランという仕切られた空間に入れると考えていただけにかなりがっかり。混んでいるからはたして座れるのか? 

 席を確保したいが、トレーが置いてあるところに、「ご料理を注文してから席にお着きください」と書かれている。

 ふ〜ん、料理をゲットしてからでないと席を確保してはいけないのね。佐藤もいちおう、講師として、他人様に人の道を説くお仕事。ルールは守らないと。へへん。

 そこへ、年配の団体客がどうどうと席取りを始めた。「おいおい、料理をゲットしてからだよ!」と言ってやりたいが、まぁ刺されてもかなわないからやめた(笑)。

 ホスピタリティーの感じない、この店ではたいしたものは期待できない。すでにこの時点で、「ここで食べる意欲」を消失。


●これがうわさの「ハチクマライス」●.jpg

●これがうわさの「ハチクマライス」●


 それでも、せっかく並んで待っていたのですから当時の裏メニューで乗務員がたべていたという「ハチクマライス」と、やらを食べてみたい。ようやくハチクマライスをゲットしてく席についた。

 ハチクマライスは、ご飯の上にキャベツの千切りがしいてあり、その上にハンバーグがのり、大根おろしがかかり、温泉卵が2個のっていた。

 味つけはソースのような醤油のような微妙な味付けの冷えたご飯。せめてホカホカご飯ならば、温泉卵の価値が増しただろうにさ。

 まぁもともと乗務員用のまかないめし。これには、第何弾・●×本線編とかあるらしい。基本は、つまるところ和風ハンバーグ丼ぶり(今回は第三弾、奥羽本線編らしい)。

 う〜ん、残念! 佐藤が予想していたものとはかなり違った。なんだかがっかり。

 なんでもそうだが、第一印象がものをいう。与え手は、そんなつもりはないのだろうが、受け手にしてみると、第一印象で、その後の評価が決まってしまうのだ、とつくづく感じた。


●まずは新橋駅からスタート!(基本ですよ)●.jpg

●まずは新橋駅からスタート!(基本ですよ)●


 さて、仕切りなおして、鉄道博物館の展示コーナーへ侵入。鉄道博物館内の展示物には、さして、文句はなかった。まぁあることにはあるのだが(笑)。

 1階奥にあるヒストリーゾーンには、ど真ん中に、C57を展示。線状に線路が配置され、その1本1本に機関車(先頭車両)が乗っていた。

 まず、目に付くのは蒸気機関車。鉄道開始時に新橋から横浜間を走った機関車があった。蒸気機関車をみていたら、遠い昔に、乗った蒸気機関車と客車を思い出した。佐藤の幼いころには、蒸気機関車が当たり前に走っていた。


●蒸気機関車「弁慶」●.jpg

●蒸気機関車「弁慶」●


●なつかしい特急列車が勢揃い!●.jpg

●なつかしい特急列車が勢揃い!●


 ちなみに、このコーナーには、年配者が多くいて、おじいさんが孫に「これを運転していたんだよ」と目を細めながら話しているのをほのぼのと見た。

 少し奥へいくと、特急列車が展示されていて、面長の顔のなつかしいツートンカラーの機関車を見ることができる。

 このあたりからは興奮がおさまらない。客車のなかには実際に入ることできた。いやはや、新幹線の中が狭い。シートもキツキツ。現在の新幹線のシートがいかに改良されているのかがよくわかった。


●特急列車の客室(仕事感覚が抜けない)●.jpg

●特急列車の客室(仕事感覚が抜けない)●


●丸型ヘッドの新幹線●.jpg

●丸型ヘッドの新幹線●


 さらに後方へ行くと、「おお、あれこそが、蒸気機関車にくっついていた客車ではないか!」と木製の車体を発見し中に入った。残念ながらシートに座ることは出来ませんでしたが、実際に見ることができただけで十分。

 ちなみに、こちらではミニ運転列車を運転したり、ミニシャトル列車などに乗ることができるが、すでに親子連れが長蛇の列をつくっていた。そこまでは興味がわかないのでそうそうに断念。

 いまんところは鉄道人気が、交通博物館からしっかりと受け継がれていることを確認した。


●客車にも乗れちゃうのだ!●.jpg

●客車にも乗れちゃうのだ!●


 結論として、鉄道博物館は面白い。とくに鉄道の変貌期(汽車から電車等)に立ち会えた世代にはたまらない。だが、規模は大きくなっても、セミ遊園地化してしまっているのは否めない。イベントにしないと子供はこないのだろう。

 今時は、耳鼻科や歯科で治療しているあいだに泣き叫ぶ子供に、医師や看護師が「●●マン・シール」とかをあげて機嫌を取る。(ばあちゃんとすればありがたいが・・・)

 治療を受けて鼻や歯の具合が良くなればそれが最大の報酬だろうに。大人が子供にそれを教えないからいくつになっても、ギャーギャー泣いて甘えるのだ。泣けば大人が何かをくれて機嫌をとってくれる感覚が抜けないのだ。

 そういう子供が大きくなって他人の幸せを妬んで、事件を起こすのに。それはともかく、この博物館も面白いので何度も来るかもしれないが、人が多すぎて博物館という気がしないのだ。

 以前の交通博物館も、とくに終盤は人が多かったが、秋葉原なら他との併用ができるがここではこれオンリーだから困る。

 子供は鉄道オタク(善し悪しではなく、趣味の問題)でなければ、古い車両に「思い出」はないので、そんなに思い入れはない。

 だから、大人が熱く語るほど、気持ちは話に乗っていかないのが、父親や祖父たちの話を聞く、子供らの顔を見てもわかる。子供は、ただ乗り物が好きなのだ。新しければ尚、好きであろう。

 かつての思い出を親子で楽しむという、博物館ではもはやない。子供や孫の機嫌を取るべく、長蛇の列を作って並ぶ親たちがどこか悲しい。ふだん子供たちと話し合いができていないツケがまわって来ているのかもしれない。
 
 これらの電車や汽車の思い入れがある人々がいなくなったとき、この博物館が心配だ。博物館である以上、世代を越えて愛されなければ残れないからだ。大きなお世話なのだろうか?


●木製の背もたれがなつかしい!●.jpg

●木製の背もたれがなつかしい!●


(秋葉原の交通博物館は帰らないの項、終わり!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 12:58| 島根 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106101837
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック