2008年08月27日

奮闘記・第295回 その他/埼玉県

●2008年7月29・30日● 埼玉県鴻巣市


関東福祉専門学校

介護職のステップアップ講習会

(1&2日)

「ケアプランは誰のもの」



 今回の講習には、特別養護老人ホームで活躍している介護職の方や、老人保健施設で活躍している介護職員の方々が参加。現在は、施設では、どこも働く職員自体が少なく、このような研修に参加したくても、なかなか現状では難しい、という声もありました。

 そのような中で、今回は「ケアプランは誰のもの」という題名で、施設介護の原点に戻り考えて見ました。

 介護保険制度の指定を受けている特別養護老人ホームや、老人保健施設では、介護支援専門員が「施設サービス計画」を作成することになっています。

 佐藤も、介護支援専門員を育成しているので、実務者研修の中で、施設サービス計画がどのようになされているのかは理解しております。

 しかし、現場で働いている介護職員が、自分たちが利用者の「個別援助計画を作成する」ということに関して、あまり理解というか、認識されていないのが現状のようです。

 そこで、今回は2日間で4時間という限られた時間で、参加された方々が、「ケアプランは誰のものであるのか」。

 また、ケアプランに沿った援助の展開をする為の視点や、「個別援助計画のプランニングの手法」などについて、具体的な事例を用いて講習を展開していきました。


●講義演習に参加してくれた方々●.jpg

●講義演習に参加してくれた方々●



●1日目
 各自自己紹介をしていただき、自分たちの施設での困りごとなどを共有しました。

 その中で、ユニット型の介護を取り入れてサービスを提供している人から、職員の人数は、人員の規定をクリアしているが、実際のサービスを提供しているときには、必要な人数の確保ができないために、一人の介護職にかかる負担は大きい、ということ。

 現状は要介護度の軽い方が多いので、自分のことができる方が多いからよいが、今後、状態の悪化と共に重度化していくと、今のような対応は難しいのではないかと思う。

 さらに、老人保健施設では、利用者の状態が重度化しているので、どうしても、医療が介入する部分が多くなってくる。その中で、介護職はどのように専門性を発揮すればよいのか試行錯誤の連続である、など。


●その情報がなぜ必要なのかを分析●.jpg

●その情報がなぜ必要なのかを分析●


 皆さんは、現在自分たちが、困惑している現状を切々と語ってくださいました。佐藤は、まず、事例をもちいて、参加者の方が、この事例の方を担当するときに、どのようなケアプランを考えているのか。

 そして、その手法を知るために、「情報分析シート」をわたしました。そこに必要な情報の項目、どのような情報が必要か。また、なぜその情報は必要なのか。それぞれを箇条書きに書いていただきました。


●動画を用いて援助を考えた●.jpg

●動画を用いて援助を考えた●


 しかし、佐藤の説明が不足しているのか、自信がないのか、なかなか、書くことができません。そこで、思考の方向を変えて、皆さんに「珈琲(お茶)を入れる手順」を考えていただきました。

 そして、1人の方の手順を黒板に書き出しました。その後、各自が介護職となってその方の手順に沿って、飲み物を提供するためには、どのような情報が必要かを明らかにしていきました。

 皆さんはこの時間を経て、佐藤が何を求めていたのかを理解することができたようです。さらに、この時点で皆さんの目は輝き「ケアプランは誰でのもの」であるのかをすでに理解されていたようでした(笑)。



●2日目
 この日は、皆さんに実際に活用しているケアプランを持ってきていただきました。皆さんが持ってきてくれたケアプランは、すでに、介護職が主体の記載方法ではなく、あくまでも、利用者サイドに沿った記載方法がなされていたように思いました。

 サービス計画とすれば、現状でも問題はないわけですが、介護職の具体的な援助方法を記載した、「個別援助計画」となると、いまいち物足りません。

 そこで、佐藤が作成してきた必要な情報分析シートや、目標の設定シート、援助内容導きシートなどを示しながら、事例の方の個別援助計画を読み合わせました。


●各自、自分の計画を持ち寄る●.jpg

●各自、自分の計画を持ち寄る●


 皆さんは、実際に介護を提供しているプロの介護職の方々ですから、佐藤が作成した計画を順番に解説していくと、施設サービス計画と個別援助計画内容の理解が出来たようでした。

「なるほど、こうなっていれば、何を、どうするのかがよくわかる」とか、「プランニングのときに、本人の力を明記する必要性があるということがよくわかった」「今まで、こんな風に考えることをしなかった」などと、感想をいただき、皆さんは計画立案をするときの視点や、記載方法について、何かしらの気づきがあったように見えました。


●船越先生から激励のあいさつ●.jpg

●船越先生から激励のあいさつ●


 まぁ、そうはいっても、今回の学びを生かして計画の見直しをしようと思っても、なかなか難しいことでしょう。一度に全ての方を見直そうなどと考えないで、サービス担当者会議で見直しが必要になった方から、変更なさればよろしいでしょう。

 できるところから初めてみてください。でなければ、何も変わりませんし、変えられません。変えるには意思が必要です。まずはいろいろなアプローチを試みてはいかがでしょう? さてさて、ご自愛ください。ではでは!


●ふう、エルミ鴻巣店のカボチャ食堂で夕食●.jpg

●ふう、エルミ鴻巣店のカボチャ食堂で夕食●


●駅ビルにキョ○君がいた!やはり偉大です(笑)●.jpg

●駅ビルにキョ○君がいた!やはり偉大です(笑)●


(エルミ鴻巣店のカボチャ食堂はいいですよの項、終わり!To Be Continued!!)

posted by さとうはあまい at 15:03| 島根 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック