2020年06月29日

奮闘記・第1102回 出東京録/千葉県

●2020年● 千葉県館山市&勝浦市


安房神社にて茅の輪をくぐり、夏越の祓いに行くぞ!

〜遠見岬神社の階段はひな壇になるらしい〜


ようやく、非常事態宣言が解除され、県境を越えての移動が可能となりましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

いやはや、これで県外(都外)に出かけられるぞ!と、社員と共に千葉県の安房神社へ夏越の祓いに詣でましたお話。

佐藤は、この4月に個人事業から法人格を取得し、一般社団法人TSK(旧・対人援助スキルアップ研究所、Taijinenjo Sukiruappu Kenkyujoの略)代表となりました。

社員は、旧・研究所から在籍している某氏・・いや広報部長)とド新人?の木森氏(営業部長)です。

今回も、愛車のデミオ(カナメイシ君)が我々を千葉へ誘います。ただし、今回の運転手は木森氏が担当します(ふふふ、これでヘ●メット2人組対応体制万全ですぜw)。まずは、東京湾にある海ほたるPAへ向かいます。

ここへ行くには、東京湾アクアラインを通って行く。ここは車で通れるトンネルとして、日本で第4位のアクアトンネル(川崎側の9,610m区間が東京湾アクアトンネル)があります。

得意の余談ですがw、以前、某氏と青森県と北海道をつなぐ青函トンネルを車で走破しようと考えました(無謀)。

しかし、ここは防災上の問題(主に火災)と、トンネルの長さが人間が走破できる限界を越えているため、車用を作ることすら考えていない究極のトンネルでございました。ハハハ。

人が運転して、まっすぐ走れるのは、どうやらその半分くらい?とも言われておるそうな。トンネル内だけを走り続けるとやがて平衡感覚を失い、壁にぶっかったりするらしい。ハハハ。なんせ青函トンネルは・・・全長53,850mもあるのだw(危険)。現時点で、交通機関用トンネルとしては世界第2位なのです。

ちなみに日本では、車が通れるトンネルは、第3位が飛騨トンネル(10,710m)、第2位が関越トンネル(11,055m)、そして第1位が山手トンネル(18,200m)というもの。

さて、話を戻しましょう。

今回のミッションは、TSKのパンフレットに掲載する写真を撮ること。なんせ、どこぞのロックダウン脅しの●ばさんのため、緊急事態宣言で、ステイホームとなってしまい、お世話になっている方々に新会社に移行したご挨拶にも行けませんでしたから。

そんなこころざしで動いたこの日の天気は、予報では晴れ・・・るはずであったのですが、「海ほたる」のデッキに立つと潮風が吹き荒み、小雨が降っておりました。ハイ。

佐藤は撮影スポットに立つのですが、風がスンゴくて、目の前を神奈川県の人が瞬時に千葉県に飛ばされたり(ウソ)、髪の毛が顔にかかり撮影どころではなかったのです。


●動くなと言われても・・・●.jpg

●動くなと言われても・・・●



本来であれば、太陽か輝き、青い海をバックに素敵な写真が撮れたはずなのになぁ。いや残念!

いやいや、もっと残念なのは、UFOキャッチャーで大きいサメ君が我々を呼んでいたのに、供給側の不備(まぁ取れやすくしてないってこと)により、弥彦山頂上のポンタ同様救出できなかったことに尽きます。次回こそ・・・。

思いを振り切り、車は今度は館山道を走っていきます。運転席には木森氏、助手席は某氏・・・)です。

某氏(広報部長)とは、かれこれ15年以上一緒に仕事をしております。まぁほんに神社好きw。佐藤は当初神社ことなどまったく知らなかった。なんせ高崎の観音様の前で拍手(神社の作法)を打ったくらいですから。

一緒に神社をまわった結果、そんな佐藤が最初の神社検定を受けると、見事合格!神社検定参級を取得いたしました(同時に受けた某氏も合格)。

いつものごとく、アクアラインを降りると、道の駅・富楽里とみやまに寄りました。ここの食事処・網納屋の海の幸は絶品!海鮮丼がお勧めなのですが、まだ11時前、さすがに今回は見送りました。またねぇぇぇ。

そして、我々は館山道を降りて国道127号に入り、無事に安房神社へ到着です。


●今回もチーバ君とぴーにゃっつ君と一緒●.jpg

●今回もチーバ君とぴーにゃっつ君と一緒●



【安房国一の宮・安房(あわ)神社】

神社の鳥居前の駐車場は満杯。修理中の大鳥居横の参道に沿って車止めがある場所へカナメイシ君を止めた。鳥居は2か所とも覆いが被さって居た。さてはコロナ禍で修理中か?(知らんがな)

この安房神社は、旧・対人援助スキルアップ研究所時代に、最初にブログで取り上げた神社で、それ以降も年1回は参拝している我々にとっての大切な神社なのです。

ここで交通安全のお守りを手に入れ、常にわが社の歴代の車を守って頂いておりますが、ここは日本三大金運神社でもあります。

「あとの2社は?」と広報部長に聞くと、「ハハハ。あとの2社はたいし・・・・」(強制終了)。相変わらず、危ない危ないw。

さて、駐車場から参道に入ると、階段上にやはりというか、さすが名神大社というか、有りましたよ、有りました。この時期恒例の「茅の輪」が組まれておりました(写真はないけどw)。

名神大社でこれがないと寂しいからね。北池のドンキ近くの中丸熊野神社という、小さいがステキなノリノリの神社があるんだけど、そこにもなんと茅の輪が設置された(ここの素晴らしさもそのうち紹介したい💛)。

この茅の輪を木森氏は、初めて見たという。そんなわけあるかいとは思うがまぁ新入りですから!わが社の玄関にも、以前に京都の八坂神社で手に入れた「蘇民将来守」がかけてあるんだけどねw。

「茅の輪くぐり」と「蘇民将来」について記しておきます。

この「物語」を単純に日本で比定(場所探し)すれば、おおむね『備後国の風土記』にあるように、現・広島県福山市の備後国一の宮の一社、素盞嗚(すさのお)神社内の疫隈国社(えのくまのくにつやしろ)界隈で良いかと思われます。

その話の流れとして、島根県大田市五十猛町湊と野梅の間にある山陰道の峠にある神別れ坂(イタケルノミコト、オオヤツヒメ、ツマツヒメの3人が別れた場所)と、その直前にスサノオノミコトが息子たちと別れております。

そこから、ここら(のちの備後、現・福山)に来たのではないかなと考えます。とは言え、そのころに大きい道(道ってけっこう新しいのですよ)がたくさんはないので、伝説とも言えますが、なんせ神様のお話ですから!

そう言いながら、このころのお話では「茅の輪」は身に付けているだけで、くぐるものではありません。そのずっとあとの平安時代の貴族の儀式でも、おおむね腰につけるものでしたが、中には変わり者?も当然いて、なんとかくぐれないこともない、輪っかを使ってMよろしく難儀してくぐった貴族もいらしたらしいがw。

室町から江戸時代くらいになると、民間や宮中でも地面に大きな茅の輪を作り、それをくぐるという形ができたとされています(『年中行事絵巻』常盤光長)。

もちろん、素盞嗚神社も、佐藤某氏で参拝したことが何度も有ります。蘇民神社と疱瘡神社という摂社にも参拝しております。


『備後国の風土記』では、昔、北の海に、勇ましい武塔(むたふ)の神がいて、南の海にいる女神を妻にしようと出かけました。途中日が暮れてしまい、宿を求めていた所、蘇民将来の二人の兄弟がいました。兄は、いと貧しく、弟は、裕福で屋倉を一百も持っていました。

その兄弟に、武塔の神が「宿処を借りたい」と願った所、弟は、富があるのに貸すのを惜しんで貸しませんでした。兄は貧しかったが、粟柄にて座るところをつくり、粟飯等を炊き、食事として出しました。

その後、年を経て、その神は八柱の子(これが八坂の八王子)を率いて再度兄の家に来ました。

「おれはあのとき世話になったお礼がしたい(これが恐い)。おまえの子孫はこの家にいるかい?」と尋ねました。

蘇民将来(スサノオに親切にした兄のほう💛)が答えて言うには、「私の子孫はその女の子だけです」とのこと。

「おおそうかい」。即座に答えると「(この)茅の輪をな、その子の腰の上あたりに着けさせておきなさい」と仰ったので、その言葉のままに娘に着けさせました。

当日の夜、当然ながらその蘇民の女の子1人を除いて、皆殺しにされ、弟の家は滅んだのである(定番)。

そのあと仰るには、「おれは速須佐雄の神だ(ここで名乗るのかい)。これ以後、また疫病が流行れば、「私は《蘇民将来の子孫です》と言って、茅の輪を腰に着ければ、そいつは助かるぞ」と仰られた。

ややや、TSKにある「蘇民将来守」は新型コロナウィルス感染症にも効いているのかも知れませんな。こうして、茅の輪をくぐることにより、半年の間に身に着いた穢れなどを払ってくれると言われていのですよ。

「水無月の夏越の祓する人は 千年のいのち 延ぶといふなり」安倍晋三、いや詠み人しらず

我々は、茅の輪くぐりのしきたりに則って、左、右、中央の順で茅の輪をくぐった。さてさて、これで後半は安泰になること間違いなし。ねぇ天太玉命様!(われいわく、ふとだまのおとうさん💛

我々は、修繕中の鳥居前の古いお札を納める場所に、感謝をこめてお返し、その後鳥居をくぐり境内に入りました。

そして・・・平常運転?で、手水舎へ行くと、なんと手水が流れていません。代わりに消毒用のアルコールのボトルがふんじばられておりましたw。感染防止のため、水を止めてアルコールを置いてあるのです。

ということで参道を歩きつつ、佐藤はこの神社に初めて来たという、木森氏に、千木(ちぎ)について説明しました。

千木とは神社の屋根の両端で交叉させた部材を指したあの部分の名称なのです。その千木の形には、先端が「外削ぎ」「内削ぎ」があります(さすがにんじゃ?検定合格者)。

一説によれば、祭神が男神を祭っているところは外削ぎ、女神を祭っているところは内削ぎになっているとか。でもまぁ長い間に混在しているところもありますね。ここなんかまさにそう(笑)。


●これが安房神社の本殿●.jpg

●これが安房神社の本殿●



安房神社のご祭神は、主祭神が天太玉命(あめのふとだまのみこと)です。日本の全ての産業創始の神様で、房総半島は、かつては、安房・上総・下総・常陸が1つの「房国」でありました。また、相殿神には、天比理刀当ス(あめのひりとめのみこと)で、天太玉命の妃神が祭られていらっしゃる(風の噂では婿養子ともw)。

うん?ということは、当然、本殿の 千木は外削ぎのはず。だがこちらの千木は内削ぎなのです。実はここの神社は神職さんがおおらか過ぎて間違えたらしい。

「・・・・そんなことを知っていると、神社参拝も楽しくなるわよ」と佐藤
「・・・へぇ、面白いですねぇ」(棒読み)とは木森氏w。

我々は、本殿(上の宮)の拝殿にて、儀式に則って参拝し、これからの事業繁栄を願いました(求めるものは自由、願うものは平和・・・)。その後、末社の琴平社にご挨拶したのち、下の宮(摂社)を参拝しました。


●若人に千木について説明する●.jpg

●若人に千木について説明する●


●仕事の電話にも即座に対応w●.jpg

●仕事の電話にも即座に対応w●



こちらのご祭神は 天富命(あめのとみのみこと、天太玉命の孫神)と天忍日命(あめのおしひのみこと、天太玉命の兄弟神)です。

その後、佐藤は、仕事関係の電話が入ったので、しばし境内で話しこみました(安房神社と宮崎の都農神社って、結構こういうことが起こる神社なんですよwww)。その後、撮影をして終わり。おみくじはノーコメントw。

そろそろ昼食時間。なぜか、営業部長が魚貝類が苦手(寿司を除く・・・って、わがまま?)。いろいろ右往左往した結果、安房神社へ行く途中、佐藤が目を付けていたピザが食べられるお店に移動しました。


【STELLA DI MARE(ステラ デイ マーレ)】

ここは、里見の湯さんの敷地内にあるイタリアンです。外観からは高級感が漂っていました。まぁ、今回はいってみれば社員旅行みたいなモンですから。美味しい物を食べましょうってことでw。

ドアを開けると、ソーシャルディスタンシング的、広い空間が広がっていました。お客さんも結構入っていましたし、でも混んでいるとは感じさせないくらいの広さがありました。我々は、奥の4人かけのテーブルに案内されました。

それぞれが食べたいものを注文。ランチには、スープと主食とサラダが付きます。飲み物は+200円で別オーダーです。

佐藤は、お肉がたっぷり乗ったピザを注文。木森氏はハンバーグ地野菜のサラダとナポリタン。某氏は、ミックスバーグ。ハンバーグ/海老フライ/クリームコロッケ。ちなみに、ソースは、きのこのデミグラスソースか、おろしポン酢を選択できます。

もちろん、ピザは3人でシェア。アイスコーヒーとミネソタローネのスープを頂きながら、しばし雑談すると、きましたよ。きました。佐藤のピザが(笑)。

ふたりに1/4枚を渡し、佐藤はちょっと量が多かったけど残りの1/2を食べました。

「油断すると、4/5くらい飛んで来るから気をつけて」(某氏)

「 」(木森氏)


●新入りの木森もよろしく●.jpg

●新入りの木森もよろしく●



ピザを堪能し終わり、雑談するも 2人の料理がなかなか来ません。あれ〜、時間だけが過ぎちゃうじゃないの!困ったなぁ〜と思っても、ここは仕方ないからじっくり待つことに。

ようやく、2人の料理が無事に運ばれてきた。お店のメニューによれば、ここのハンバーグは、里見伏姫牛を使用し、鮮魚は、南房総勝山より直接買いつけているとのこと。さて、次を目指します。

次は、勝浦にある遠見岬神社(安房神社から64キロ!)。ここは、佐藤も初めて行くところです。鴨川シーワールドを通り越し、ナビの導くままゆるゆると進むと、正面に鳥居とその奥に階段がある神社が有りました。


【遠見岬(とみさき)神社】

「冨が咲く」と言われ、縁起がいいですね。この神社のホームページによれば、「房総半島に技術と文化をもたらした天冨命(安房神社の天太玉命の孫で、下の宮のご祭神)をお祀りする古社」と有りました。

はるか昔、初代・神武天皇の御代、四国から房総へと渡られた天冨命は、関東全域の発展に寄与されたという。そして技術の伝承ののちに当地に住まわれたと伝えられる。ここはその屋敷跡とも言われ、今より海岸近くにあったが、津波でやられたので、この地に遷座したとも。

そして、勝浦は、江戸時代になると「勝浦三町江戸勝り」と例えられたほど繁栄し、現在では、レジャーや観光で賑わいを見せている。ちなみに天冨命は阿波忌部氏(祭りごと、占いの一族)の祖神でもあり、勝つための占いをする「勝占忌部」の名が地名の元とされています。

町全体がひな人形に彩られる『かつうらビッグひな祭り』など、全国から人々が集う地となっているので、その時にはこの神社の正面にある階段が見事なひな壇になるんですって。そのひな人形が、夜な夜な動いたり、参拝者に気合いを入れたり・・・はしないようですが、勝浦の朝市の前後に参拝する観光客でも賑わっているそうです。

やはりねぇ・・・。神様がお守りしている地域は繁栄しますわ。あやかりたいですねぇ。


●これがひな壇となる遠見岬神社の階段●.jpg

●これがひな壇となる遠見岬神社の階段●



●眼下に広がる太平洋と町並み●.jpg

●眼下に広がる太平洋と町並み●



さて、我々は鳥居をくぐって、正面にそびえる階段にチャレンジ。木森氏は一足遅れて、佐藤某氏が登る姿を動画で撮っていた。某氏は、見えていた階段を登り終えたところで、「ひえ〜まだ上に続いてやんの」と叫んでいます。

まぁ、そんなもんでしょうね。だって下から社殿が見えませんもの(笑)。

は、スカートにサンダル姿で、足元が不安でしたが、そこはほら、持って生まれた健脚(カンケツハコウ?)を駆使して元気に登って行きました。

遅れてついてきた若い木森氏も、階段上の本殿にたどり着く時には、息が上がっていました。何とか、3人とも無事に登ったところで、写真を撮り参拝です。


「初めて参拝させて頂きました。ムニャムニャ。ここのひな祭りは盛大だと伺いました。ムニャムニャ。佐藤は3月3日生まれです。ええ、ほんとです!ほんとです!ほんとですとも!今後も会社のため、世の中のために働きます。どうぞ、お力をお貸し願います」(佐藤・拝)

「 」(天冨命・受)


●遠見岬神社の神様、はじめまして●.jpg

●遠見岬神社の神様、はじめまして●



神様は佐藤の願いを引き受けてくれたでありましょう(笑)。我々は、登ってきた道を引き返し、社務所にておみくじを引きました。

ここのおみくじは金女(きんめ)みくじと勝男(かつお)みくじとなっていて、それぞれ魚の形をしたケースに入っています。結果は、まぁ末吉でした。お後がよろしいようで(笑)。

さてさて、これで今回の出東京録は終了。こんどはいつ出られるやらw。


帰りに、再度海ほたるPAに寄ってお土産を購入し、恒例のソフトクリームを頂き、無事に帰って来ました。

気づけば、来週はもう7月です。カレンダーも折り返しですが、新型コロナのせいで年間予定が大幅にくるいましたが、後半は、予定が崩れないことを願っております。

皆さんも引き続きご自愛頂き、暑い夏を乗り越えていきましょねぇぇ。ではまた!


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 21:35| 東京 ☀| Comment(0) | 出東京録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月20日

奮闘記・第1101回 読んでみた!/東京都

●2020● 本の分野:人類学

【お久しぶり】


山極寿一・著

『スマホを捨てたいこどもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』を読む



新コロナ感染症が収まるんだか、収まらないんだかよくわからないまま、季節は進み、もう、梅雨に入りました。同時に、気温のアップダウンが激しく、昨日と今日で最高気温が10℃も違ったりします。

この気温差は、ステイホームで筋力が低下している体に、重くのしかかり(座敷わらし?)意欲低下に浸っている佐藤であります。皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

さて、佐藤は非常事態宣言が有耶無耶・・・いや徐々に解除されていく、5月29日にラジコ(スマホで聴けるラジオ)をかけながら、研修資料を作成していました。

この日は、金曜日。ラジオはTBS「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」です。ゲストは、京都大学総長山極寿一氏です。

山極氏は、日本を代表する霊長類学者であり、ゴリラやチンパンジーの研究を重ねており、30年以上も、日本やアフリカで「フィールドワーク」(つまり、屋久島でニホンザルと過ごし、アフリカでゴリラとともに過ごす💛)を重ね、サルや、ゴリラやチンパンジーの生態の研究をもとに、教育など、様々な分野の未来を描いている方なんだとか。

番組の中で有馬さんが、コロナ禍の今、人間はどのような行動をとれば良いのか?とたずね、特に食べることに焦点を当てて伺っていました。

山極氏は、「サルやチンパンジーなどは、食べることが喧嘩の原因になってしまうから、他者と距離を取って食べるのが当たり前。しかし、人間は家族とともに食事をすることで、ある意味、他者と同調することを学び、社会性を身につけて来ました。また、社会に出てからも、食事(酒を飲み交わすなど)を通して、他者との信頼関係を深めて来ました。それが、このコロナ禍の今、「他者と社会的距離を保ちながらも、楽しく食べられるような方法を考え行かないといけない」と話されました(人間は他者と関わり同調し合うことが大事)。

そして、話題の先は、山極氏がお書きになった『スマホを捨てたい子どもたち』へと移っていく。有馬さんは、先行して拝読していたとのこと。スマホを通した対人関係について、山極氏に、様々な質問を投げかけていく。

すると、山極氏からは、

「今はインターネットで、自分の時間が妨げられている。それは相手が目に見えないから、双方で好きな時間に、言いたいことを言っている。そして、返信が無いと、怒ったりするので、自分が他のことをしたいと考えても、その関わりに返信をしないといけないという気持ちに陥っている。

スマホさえなければ、そのような感情に振り回されずに済む。また、文字は書き手と読み手の間に存在して、時に書き手の伝えたいことが、読み手に素直に伝わらず、誤解を招くなどということもある。

それが、対話となると、双方は相手の顔を見ながら、(相手の立場を考えながら)自分が伝えたいことを話す。また、受け手は、話の意味がわからなければ、聴き直したり、さもなければ、話し手が、顔の表情を読みながら、必要な情報を足したりもできる」
などなど。

ラジオに耳を傾けながら、「なるほど、そうだよなぁ。やっぱり《対話》って大事なんだよなぁ」と思いつつ、有馬さんと、山極氏の会話を聞きいってしまった。

佐藤も「コミュニケーションスキル」の講師のはしくれとして、山極氏の書籍を読んで、学びを深めたいと考えた。ちなみに山極氏が書いた『スマホを捨てたい子どもたち』は、《6月8日》発売。

まだまだ書店にはないよねぇ・・・と思いつつも。《5月31日》に「本屋!本屋!本屋!」とシュプレヒコールを繰り返す、ひゃ〜参謀を引き連れて、池袋のジュンク堂書店へ出向いたのでありました。

さてさて、山極先生の書籍はいずこに?

すると、ジュンク堂の配置を隅々まで熟知している?ひゃ〜参謀が「そのジャンルは7階でっせ」と、佐藤をさくさくと7階へ誘う。そして、エスカレーター降りてすぐの「サル」のコーナーに、ありましたよ!ありましたよ!ありましたよ!w

山極氏のコーナーが!そこにはゴリラに囲まれて幸せそうにほほ笑む山極氏の写真が飾られていた。

ただ、当たり前ですが、佐藤が望む書籍はまだない。そうか、やはりないかぁと思いながら、過ごすごと引き上げた。

そして、《6月6日》の土曜日、自分の経験から(佐藤も書籍を出していますのでw)発売日より前に店頭に並ぶこともある、という淡い期待のもと、再びジュンク堂へ行きましたが、望みの本はなし。

ただ、『京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ』が単行本から文庫本となっていたので、そちらをゲットし、一足先にこちらを読み進めた。

山極氏は、屋久島のサルや、高崎山のサルなどと共に生活をしながらサルの習性を研究したとのこと。その上で、アフリカにわたり、ゴリラの群れの中で共に生活したことなどが書かれていた。

サルとゴリラの決定的な違いは「食事」と、「コミュニケーション」の仕方である。

サルは餌を食べる時に、他のサルに取られないように、我先にと餌を取り、安全な場所へ運び食べる。家族だからと言って決して一緒に食べることはしない。

しかし、ゴリラは、群れで一緒に食事を食べる。赤ちゃんゴリラは、《大人》が食べている葉っぱを見よう見まねで食べるようになり、《大人》は赤ちゃんに分け与えたりもする。そして、食事を通して、様々なことを学んでいくのだとも。

実は人間も同じで家族で食事を食べると言うことは、赤ちゃんが最初に出会うコミュニテイ(家族)のなかで、やれ、「お兄ちゃんの方が多い」とか、「妹の方が美味しそう」だとか。ささいなことで口論をしながら、何をして良くて、何をしてはいけないかなどの社会性(相手の立場になって考えたり、感情の出し方など)を学ぶ場でもあるというのだ。

また、サル同士が目が合うと、低位の者は目をそらすしぐさをしたり、グルーミング(毛繕い)にまわったりする。そのような態度をしないと、《有意なもの》に襲われる危険もあるのだ。だから、山極氏も、サルと目が合うと、必ず目をそらすようにしていたという。

そのことを《肝に銘じている》山極氏ではありますが、ある日ゴリラの群れの中にいた時に、一頭の若いゴリラが、自分に近づいてきて、顔を覗き込んだのだとかw。

山極氏は「これは危ない!」と思い、目をそらし下を向いたのだが、そのゴリラは、さらに近づき、下方から自分の顔を覗き込んでくるのだとか。そこでさらに自分は視線をそらすために横を向くしぐさをしたらしい。すると、そのゴリラは声を出して、その場を去っていった。

そこで山極氏は考えた。「今起きたこと」を振り返ったという。うん?もしかしたら、あのゴリラは自分に興味を持って近づいてきてくれたのかも。それを自分が無視したから面白くなかったのではないかと捉えたとのこと。

その証拠に、その後はゴリラと目があった時には、目をそらさずにいても、相手から攻撃を受けるようなことは無く、しばしゴリラは山極先生の顔を見つめていたと言うのだ。

なおも継続してそばで生活をする中で、ゴリラも自分のテリトリーを持っている。ゴリラの方で近寄ってもらいたくない距離(フィジカルディスタンシングphysical distancing:身体的距離の確保)に何者かが入ろうとすると、ドラミング(胸をたたく行為)などを行う。つまり、それ以上はダメと注意喚起をする。

ゴリラは、一頭のオス(シルバーバック)と複数のメスと子どもたちと暮らしている。このオスは実に子煩悩で、子どもたちがそばに寄ってきて、寝転んだり、大きな背中によじ登り、滑り降りたりして遊んでも成すがまま。

ただ、周囲の状況には気をつけ、何か危険を察知すると、ゆるゆると移動を開始する。その関わりの中で子どもたちは、様々なことを学んでいくのだ。

山極氏は、シルバーバックのドラミングは、歌舞伎役者が行う「見得」(演目の見せ場での役者のポーズ)のようなものだろうと述べています。

ドラミングをする時のオスは、相手に対して、一歩も引かないという態度をとる。それは、相手に対して、頑として自己主張を行い、相手と対峙しようとする姿である。この群れの中でドラミングを行う姿は、まさに見得のようで、泰然自若としている。

泰然自若とは、自分だけでできるものではなくて、他者がそう感じてくれるからこそ、泰然自若たり得るのだ。それがすなわち品格というものではないかとも説く。

なるほどねぇ、もちろん、他にもたくさん学べることは有りますから、こちらもお勧めの本ですよ。


さてさて、ここから、ようやく、佐藤が興味を持っった本に移りますねぇw。

ええ?ここからが本題というか、先に『京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ』(朝日文庫)を読んでいた分、こちらの本も理解しやすかったのだと思います。

さて、発売日から遅れた《6月12日》。再度、ひゃ〜参謀とジュンク堂へ行きました。7階までエスカレーターにてノンストップで乗りました。

すると・・・・ありましたよ!ありましたよ!ありましたよ!山極氏とゴリラが表紙になった本が!!!(笑) 自宅に戻り、夕食の調理もそこそこに、読み始めました。

すると、なんと!この本は読者に伝えたいところは文字を大きくしたり、太文字にして目立させているではありませんか!!とはいえ、佐藤は、その文字だけではない所にも共感しながら読んでいったのですがwww。

山極氏は、この頃は、高校生や小・中学生とも関わりを持っているとのこと。それは将来大学に入ってくる若い世代のことをもっと知らないと、これからの大学像は描けないと思ったからとか。

そこで、子どもたちに「スマホを持っている人」とたずねるとほとんどが手をあげる。次に「スマホを捨てたいと思う人」と聞くと、意外にも多くの子どもたちが手をあげると言うのです。

そして、今の世代は、生まれた時から、インターネットがあり、スマホを身近に使って、ゲームや仲間との会話を楽しんでいるように見えるが、その若い世代も、実はスマホを持てあましているのではないかと感じたというのです。

まぁ書籍の内容は、先日有馬さんとの会話において大まかに説明された通り、今は対話するより、文字をやり取りしながら、意思疎通を図っているが、文字は情報を得ることはできるか、感情を得ることはできない。また、与え手と受け手の感情の違いから、思い違いなんてことも生じることが多いにある。

ただし、文字からは情報を得ることができるために、常にインターネットを見つめ、新たな情報を得ないと不安であったり、自分が社会からおいてけぼりをくらうと考えて、スマホが無いと不安になると言う。一方でそのようなインターネット社会では、他者の目がしがらみや視線の暴力となって個人にのしかかるとも。

そこで、山極氏はスマホにかじりついているなと思う人は、スマホラマダン(スマホを持たない日)をやってみるといいと思うと説く。さすれば、スマホの利点も欠点もわかるようになるのではないかとも。

人間の社会性は、食べ物を運び、仲間と一緒に安全な場所で食べる「共食」から始まった。これは、先述の書籍にもありましたが、人間は他者と物を食べながら話を深めていく。

それが1対1で話していて、話が行きづまると、飲み屋のおかみさんが間に入って助言をしたりする。すると1対1の会話が2対1の会話に変化するのだ。

そのような関わりの中で人は同調するすべを身につけ、他者の気持ちを大事にし、同時に自分を誇らしく思ったりするのである。スマホではこのような関わりはまずないだろう。

山極氏は、あと書きにて、この本の執筆を終えた頃、新型コロナウイルスが突如として襲来された。そして、3つの密(密集・密閉・密接、いわゆる3密)が重なる条件をなるべく避けるようにと言われるようになった。

そうなると自分たちが当たり前のようにしてきた、他者とのコミュニケーションのやりかたも変わりつつあるのだ。

山極氏は、対面コミュニケーションの大切さを説いてきたが、これからは違った形が求められるかもしれない。ただし、その手段がスマホに依存する形であってはいけないのだ。3密を意識しながらも、対話はできるはず・・・とも。

そうそう、すでに世の中は、新たな生活様式とやらを取り入れています。

デパートでは、受付嬢が、マスクにフェイスシールドを付けてお客様を迎えている。買い物をして、お金を支払う場所には、透明なビニールシートが垂れ下がっていますね。

また、テレビのキャスターや、ゲストは一定の距離を保ちつつ、これまた透明な仕切りを間をおいて報道をしている。

また、リモート出演と言いながらも、観てる方にはさもその場にいて会話をしているように演出までしているのだ。佐藤は、これらを観る限り、社会は、スマホ社会ではなく、アナログな対面社会を求めているのだなぁとちょっとホッとします。

まだまだコロナ禍の脅威は存在しています。感染しないために、まだまだ自粛生活が続くのでしょう。スマホを持てあましたら、この山極氏と一緒にゴリラの世界を歩いてみませんか? その先には、コロナとの共存も見えてくるかも知れませんね。


■本のデータ

『スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一著、ポプラ新書、860円+税、2020年刊。



『スマホを捨てたい子供たち』.jpg

『スマホを捨てたい子供たち』ほか



もうすぐ、もうすぐ会えますよ!.jpg

もうすぐ、もうすぐ会えますよ!



(To Be Continued!)

posted by さとうはあまい at 09:28| 東京 ☀| Comment(0) | 読んでみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月05日

奮闘記・第1100回: スティホーム百年の孤独

●2020年● スティホーム百年の孤独

「介護支援専門員業務実践マニュアル」(第05回)



政治的な駆け引きのせいで、5月はみんな苦しい眠れない思いをした。もう少し早くやって、もう少し早めに切り上げれば、みんなの気分も違ったかも知れない。そうして6月は無理やり緊急事態を解除した。そう経済的に苦しいからだよ!

Je m'baladais sur l'avenue
Le coeur ouvert à l'inconnu
J'avais envie de dire bonjour
À n'importe qui

(『Les Champs-Elysees』)


(大通りをブラついていた。
良く分からないことにも心を開いて
挨拶したい気持ちになったんだ
誰でもいいからさ)



みんなを新宿でこういう気分にさせたのは誰だよ? コロナだけのせいだって言うのか? 

国民の心情も、市民の心情もわからないようなトップの判断のせいだろう。こんなのを選んではいけないのだ。
特に和製英語を振りかざすようなバカはね!

そうして、ひゃ〜参謀は新宿方面に消えて行きましたw。


さてさて、良く見えないが今夜はストロベリー・ムーン。今回も続いて「介護支援専門員業務実践マニュアル」(第05回)をあげてしまいましょうw。


 (4)居宅サービス計画書原案を作成する段階

インテーク面接では、契約を締結し、 「居宅サービス計画作成依頼届出書」の作成も無事に終了。その後、居宅サービス計画書に必要な帳票を用いて作成方法までを説明しました。

介護支援専門員は、これらの行為の合間にも、ご家族からの質問に答えたり、ご本人の状態を観察したりと、様々な視点を持ってその場を「観ている」と思います。

その上で、いよいよアセスメント項目に沿って、利用者の状態を把握する段階になりました。

でも、この段階で、利用者が疲れてしまったり、予定時間を超過したりした場合には、これからかかる時間を伝えて、次回に回すことも可能であることを伝えてその上で、本人たちの意向に沿って行いましょう。


1.アセスメントを行う

介護支援専門員の研修などで、よく「アセスメント不足」が取り沙汰されますね。そもそもアセスメントとは、どのようなことでしょう。アセスメントは情報を収集することと捉えている方も多いかもしれません。

もちろん、情報を収集することは重要なことですが、その情報をもとに、次の手順を重ねていくことが重要なのです。なぜならば、アセスメントとは、『生活全般における解決すべき課題』を抽出するための手段だからです。


【介護支援専門員が陥りやすいワナ!】

利用者や家族の中には、すでに主訴(利用したいサービス)が決まっていて、「ヘルパーさんに来てもらいたい」「通所介護に行って欲しい」「ショートステイを利用したい」「福祉用具だけ借りたい」などなど、サービスを前面に打ち出してくる方々がいます。

そのような方に対して、介護支援専門員の中には、しっかりとアセスメントをしない(できない)うちに、「ヘルパーさんに何をして欲しいですか」とか、「行きたい事業所が有りますか」「ベッドはどこに置きましょうか」などなど、サービスを先行に考えてしまう方もあるようです。

まあ、これは仕方が無いことですが、利用者及び家族の主訴をいったん受け止めた後は、介護支援専門員が主導となって話しをすすめていくという気持ちで臨みましょう。


課題分析の項目は国が定めているので遵守する必要があります。
国が定めた、課題分析標準項目には、「基本情報に関する項目」と「課題分析」に関する項目があります。


【基本情報に関する項目】

 「受付、利用者の基本情報」
 「生活状況」
 「利用者の被保険者情報」
 「現在利用しているサービスの状況」
 「障害高齢者の日常生活の自立度」
 「認知症高齢者の生活自立度」
 「主訴」
 「認定情報」
 「課題分析理由」


【課題分析に関する項目】

10 「健康状態」
11 「日常生活動作」(ADL)
12 「手段的日常生活動作」(IADL)
13 「認知」
14 「コミュニケーション能力」 
15 「社会との関わり」
16 「排尿・排便」 
17 「褥瘡・皮膚の問題」
18 「口腔衛生」 
19 「食事摂取」 
20 「問題行動」 
21 「介護力」 
22 「居住環境」 
23 「特別な状況」


これらの課題分析に関する帳票は、皆さんの事業所のソフト(怪しいのもある)に納められていると思います。

そこで、自社のアセスメントシートを持参して、項目に沿って情報を収集しましょう。また、情報を収集する時には、次の4つの視点を意識すると目的を持って聴くことができると思います。


【課題を分析する手順】(アセスメントの手順)

@利用者の現状を把握する。
A現状においての困りごとを把握する。
Bその困りごとを今度どうしたいのか、どうするか、意向を把握する。
C介護支援専門員としての提案や意見を明らかにする(メモ書きしておく)。


☆☆佐藤からのアドバイス☆☆☆☆☆

基本情報の「家族構成」は、紙に▢印○印を用いた、ジェノグラムを書きながら、構成を描いていきましょう。

初めに、その方の生まれた場所や、すでに亡くなっているお父さんやお母さん及び兄妹などを聞き出します。その間に、生活歴なども出てくるので、どこで、生まれ、何をしてきたのか、どんな生活を過ごしてきたのかを意識して聞き出すことが重要です。

そして、時代を現在に近づけつつ、その方の子どもさんたちなどについて話をふっていきましょう。このときには思い出に話しが脱線して、けっこうな時間を費やしてしまうかも知れませんが、のちにちの大いに役立つのですよ。いや、立たないのなら、ちゃんと関わっているのか?と言わざるをえません。その方らしさを引き出すには重要なことなのですから。

皆さま、今日は東京も30℃で暑いです。熱中症と食中毒、そして新型コロナウイルス感染症にチト気をつけましょう。ではまた!



2年前の今日。とある神社の奥宮に行ったw.jpg

2年前の今日。とある神社の奥宮に行ったw


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 21:18| 東京 ☀| Comment(0) | 書いてみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奮闘記・第1099回:東京アラートってなんだよ?

●2020年● 東京アラートってなんだよ?


「介護支援専門員業務実践マニュアル」(第04回)



あの知事はマスクしているときが1番マシだな。レインボーブリッジを赤く点灯したら、またバ○が車で集まってきちゃうだろうにw。三密作ってどうすんだ。

それに、外国語も日本語もできんのか・・・。外国語ができる奴は「カタカナ語」なんて使わんからなぁ。なんでもカタカナで表現するなって。それで都・・・・・。

さて、ひゃ〜参謀は昼寝に行きました(笑)。今回も「介護支援専門員業務実践マニュアル」の続きです。


(3)利用者側のサービスの選択に資する援助を行う(居宅サービス計画書作成依頼届け出書)

さて、ようやく介護支援専門員の研修で耳にする「インテーク」の段階になります。

居宅介護支援専門員の研修では、担当する介護支援専門員と利用者が初めて面談する段階「初回面接」を指してインテークと呼んでいるのです。

ここまでの段階で、相談者は、@介護保険制度の仕組み。A介護保険制度を利用するためには、介護支援専門員に「居宅サービス計画書」を作ってもらう必要がある。

などなどをそれなりに理解していると思いますが、その上でここでは、利用者と居宅介護支援事業所とで契約書を交わす必要があるのです。

相談者は、@の段階で、介護保険制度を利用するということを決めました。Aの段階で、居宅サービス計画書作成が必要であれば、

「お宅で作って欲しい💛」と利用の申し込みをしました。そして、相談を受けた居宅介護支援事業所では、担当者を決め、居宅介護支援を行うことになって、相談者に「担当できますよ💛」と伝えました。

しかし、まだ、利用者本人には会って無いかもしれませんし、第一契約行為すらしていませんよね。そこで、インテークでは、契約書重要事項説明書などを用いて、当該事業所の居宅介護支援の方法や、利用料金などについて説明し、利用者や家族から同意を得る必要があるのです。


1.インテーク面接を行うためのマニュアル

@インテークを行うための日程調整を行う(アポとり)。
当日は利用者が生活している場所へ出向いて、本人と面談することが目的です。また、契約行為を行う必要があるため、利用者のみならずご家族(支援者)の同席を依頼しましょう。

そのために双方で都合の良い日を選定します。日程調整を行うときには、参加者にインテーク面接に係る時間を伝えます。時間は60〜90分など、かかる推定時間を伝えておきましょう。また、我々が移動に使用する自転車や、車などの置き場所も相談して決めておかないといけません。

A持参する帳票及び物品を準備する。
インテーク面接に使用する物品は、あらかじめ「新規利用者ファイル」などにまとめて、準備しておくと良いでしょう。

 ア、契約書関係 契約書・重要事項説明書・個人情報同意書などなど。
 イ、居宅サービス計画作成依頼届け出書(利用者が申請・代行申請可)。
 ウ、居宅サービス計画書を作成するために必要な帳票類。

B身支度を整える。
初めて、利用者宅を訪問します。第一印象が今後の支援を左右します。利用者等に受け入れて頂けるように身支度を整えましょう。

組織によっては、制服が支給されているところもあると思います。もし、私服で訪問する場合には、他者の家を訪問するという心構えを持ち、TPOをわきまえた服装で行きましょう。

C臭いに気遣う。
特に喫煙者の方は、自らの煙草の臭いには注意が必要です。面談時に「たばこの臭い」がしただけで契約を断る方もいるくらいです。

また、夏場に体臭を気遣い、デオドラントを使用している方でも、自分の好みの香りと他者が好む香りは異なることも多い。ですから選ぶ香りにも気遣いが必要でしょう。


2.サービスの選択に資する援助マニュアル

介護保険制度は、利用者が事業所を選択する制度です。そうは言っても、目の前に介護問題が発生してしまっている人々には、サービスの選択に資する援助を行うことは容易なことではありませんよね。

なぜならば、利用者や家族はすぐにでもサービスを利用したいのです。そこで、当日は利用者などの体調等を気遣いつつも、こちらがイニシアティブを取り、話を調整していきましょう。

介護支援専門員の役割は、予定した内容を行えるようにタイムコントロールを行うこと。

@自己紹介をする。組織のパンフレットなどを渡して自己紹介をします。ある程度、場を和ませたら、本日の予定を伝えます。
A契約書・重要事項説明書・個人情報同意書等の書類を提示しながら、同意を得た上で契約を締結します。
B居宅サービス計画作成依頼書について説明し、申請方法を案内します。申請は、本来利用者側が行うものですが、居宅介護支援事業所も申請代行を行えることを伝え、利用者等の依頼を受けて申請代行を行います。

C居宅サービス計画書関係の書類を提示して、居宅サービス計画書を作成することを伝えましょう。
D利用者の状態によって、90分程度(想定時間)で終了することを伝えます。


☆☆佐藤からのアドバイス☆☆☆☆☆
利用者の状況の緊急性をわきまえつつも、せねばならぬことは省いたりしない。

利用者及び家族は、介護保険制度を利用するまでには少なからず葛藤を抱えています。そこで、ようやく介護支援専門員(居宅介護支援事業所)を見つけて、すぐにでも欲しいサービスを利用できると考えているのです。

そこで、インテーク面接では、すぐにでもサービスにつなげて欲しいことから、困りごとを矢継ぎ早に伝えてくるかもしれません。しかし、契約行為は必要で、ここを省いてしまうと、後に「苦情」が発生する種になるかも知れません。

利用者等の感情(怒りの感情をも)を受容しつつ、運営規定や介護支援専門員の役割、利用料金についてしっかりと説明し、同意を得ましょう。その上で、利用者の状況から判断し、緊急性が高い方(自己ネグレストや虐待)に対しては、事業所はもちろん、主治医や地域包括支援センター等に協力要請し、「ひとりで抱え込まない」ようにしましょう。

そうですよね、大橋さん。今回はここまでといたしましょう。皆さま、夜の街は油断してはいけませんよ!



ひゃ〜参謀のブルーバルーン君も好調.jpg

ひゃ〜参謀のブルーバルーン君も好調


(To Be Continued!)
posted by さとうはあまい at 13:23| 東京 ☀| Comment(0) | 書いてみた! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする