島根県社会福祉協議会 福祉人材センター
介護支援専門員更新研修・再研修
【後期】
6月29日から、島根県社会福祉協議会 福祉人材センターさんの主催で、介護支援専門員更新研修・再研修の後期研修が行われ、そちらはすでに7月2日に終了した。
今回はこの研修を振り返ってみたい。この研修には、現在介護支援専門員の職についていない方々が、介護支援専門員の資格を「有効」にするために受講されているのだ。
前期の研修は、5月に終了。受講者はみな、居宅サービス計画作成演習を経て、後期研修に望んでいた。佐藤は後期の研修前に、受講者の方から提出された課題に目を通し、評価記入を済ませている。
今回の研修会場は、くにびきメッセである。こちらの会場は、ホテルから近いので徒歩にてむかう。ちなみに7月1日は雨であった。短い距離でも雨だと濡れるのはしかたがない(苦笑)。
受講者の方々は島根県全域から参加されているので、宿泊しながら参加されている方も多いと聞く。もちろん隠岐地域からの受講者もいるのだ。
●くにびきメッセに向かうのじゃ!●
■1日目
まずは、佐藤から、受講者1人ひとりに、評価記入済みの課題を返還する。課題に対する、皆さんからの感想はこれだ。
今回学んだ、居宅サービス計画の作成方法をこれから意識するように心がけたい。改めて社会資源を探してみたら、インフォーマルな資源が目についた。やはり、介護支援専門員の仕事は大変であると感じた。利用者の考えや家族の考えを引き出すのが大変だった。
等々でした。佐藤は、皆さんの課題を見て、居宅サービス計画の目標などが、利用者の理解を得やすい文章表現がなされていた。であっても、このほとんどの方が、いま介護支援専門員の現職ではないのが残念であった。
●課題を1人ひとり返す●
●全員で事例検討、書記は忙しいぞ〜●
課題をもとに、事例検討会がスタート! まずは、佐藤があらかじめ選抜しておいた事例を元に事例検討の手法を学ぶ。
事例提供者がいるグループの方に司会・書記を依頼。事例提供者が事例の概要を説明。会場から質問を出してもらった。
●グループ内の検討会に参加●
書記は、皆さんからの質問を、ホワイトボードに「ため込む」。ある程度たまったところで、提供者に答えてもらった。
この事例検討を通して、事例提供者は、居宅サービス計画作成演習で、自分ができていたことや、不足していたなぁという部分に気づくことができた。
また、他者の考えを聞くことによって、「ひとつの事柄でも、違った見方があること」に気づいて、「視点が広がった」と感想を伝えてくれた。
後半は、1人ひとりの事例について各グループ内で時間をかけて同様に検討を行い、事例検討を通して、様々な気づきを得られたと思う。
●答えは本人が持っている●
■2日目
午前は、「居宅サービス計画の展開技術として、モニタリングの方法」。受講者は、サービスを提供している人々が多い。だから、モニタリングの方法について解説していくと実際のモニタリングを想定することができるのだ。
皆さんは、自分たちの行うモニタリングと、介護支援専門員が行うモニタリングの差異に気づくことができたと思う。
午後は、「介護支援サービスの展開技術」。相談面接技術について講義演習ストローク表を作成して、自己理解・他者理解を深めた。
●たずね、答え、観察しょう●
後半は、「夢の調査員」と題して、「たずね、答え、観察」するコミュニケーション演習を行った。
皆さん、常日頃対人援助の職に就いている人々である。しかし、その現場を他者に観察されていることはめったにない事であると思う。
だから、他者に発言内容を記録されたり、観察されたりするというだけで、かなり緊張された様子であった。だが、回数をこなすに連れて、どのような事を聞き出せばよいのか、そのヒントを得たみたいである。
だから、グループ内で、ダイナミックなジェスチャーや、笑い声などが飛び出して賑やかな研修となった。
そうそう、対人援助者は他者の非言語的なコミュニケーションを意識することはもちろん、他者と面接している自分の非言語的なコミュニケーション、つまり、笑顔やジェスチャーなどを、効果的に活用する必要があるのだ。
皆さんが演習終了後に、「他者と話すって結構体力が必要だね〜」と話していたのが印象的であった。
■3日目
「地域包括支援センターの概要」と介護予防支援(ケアマネジメント)の講義演習。午前中はテキストの内容理解に専念して、地域包括支援センターの概要を解説した。
●地域包括支援センタ―について学ぶ●
皆さんの多くは、平成18年度の介護保険法改正前に、介護支援専門員の資格を取った方が多い。また、介護保険制度とは直接関係のないところで業務をされている方もたくさんいる。
だから、皆さんは熱心にテキストの文を眼で追い、講義終了後にため息が漏れていました(笑)。そうですか、そんなに変わっていましたか。
「先生、たまにはテキストを読むことも大事ということがわかりました」と言う声もきかれた。
そうそう。介護保険制度はどんどん変化するやっかいな制度である。何しろ、できたときから完成度が低い法律なのである。
今後も、世論や財源悪化でどんどん変わるだろう。だから、新聞やニュースでチェックして下さいませ。そして、自分たちで法律を「改正」する力を持とう(今のは「改悪」)。
午後からは、佐藤が選抜していた事例をもとに、介護予防の支援サービス計画作成演習がスタートした。
●介護予防のケアプランを披露●
介護予防支援サービス計画の様式について解説し、事例概要把握。
・事例の各領域のアセスメントを実行する。
・領域における課題を抽出する。
・総合的な課題を抽出する。
事例提供者に事例の概要について説明をしていただき、本人の基本情報を共有。次に、事例発表者に対して、佐藤が介護予防のアセスメントツールを活用して領域別にアセスメントを実行する。
このアセスメントは、まさに相談援助そのもの。事例発表者は、事例の事をよく知っている方だったので、結構詳細なアセスメントを行うことができた。
そして、どうやら、この方は不活発病から来る意欲の減退があるような方だという事が理解していくことができた。その後、総合的な課題を抽出するところまで個人ワークを行い、今日の演習は終了した。
■4日目
「介護予防支援・サービス計画作成」「意見交換」
・課題における目標と具体策を提案する。
・目標についての支援のポイントを考える。
・本人等のセルフケアや家族の支援インフォーマルな
サービスを考える。
・介護保険のサービスを理解する。
昨日の続き。まずはテキストを活用して、今後の作業の説明。まずは各自が作成しているプランを完成してもらった。
次にグループ内で話し合い、1つのプランにまとめ、発表してもらい、事例提供者に質問してもらった。
皆さんは、1人の事例から介護予防のプランニングをしたのだが、ひとつとして同じ内容はなかった。つまり、介護支援専門員の具体策の提案によって、プランはそれぞれ変わってくるのです。
事例発表者は、皆さんが作成してくれたプランを聞きながら、本人が聞いたら「やってみたくなる内容もあった」「事例の事を他者と一緒に考える事で、視野が広がった」と感想を述べていた。
最後は、KJ法を活用して、各グループで、今回の研修で学んだことや、気づいたことなどを、まとめた。そして、発表となった。
グループから出た内容で多かったことは「相談援助が一番大変だった」ということであった。
皆さんからはそんなことも出ていた、というより、グループ討議の時には、どのグループも活発な議論がされていたと思えたのだがいかがだろう?
これにて研修はおしまい。皆様それぞれの場所にて自愛されつつご活躍くださいまし。ではでは!
●KJ法を活用し情報をまとめた●
●気づきを発表し、団結力もついた●
(自民党が都議選で大敗、そんで解散だって?林さん、麻生総理にどういうアドバイスをしてるんですか?To Be Continued!!)


